コマンド スケジューラについて
Cisco NX-OS コマンド スケジューラは、将来の指定した時刻に 1 つ以上のジョブ(CLI コマンドのセット)をスケジュールするための機構を提供します。ジョブは、将来の指定した時刻に一度だけ実行することも、定期的に実行することもできます。
この機能を使用すると、ゾーンセットの変更、QoS ポリシーの変更、データのバックアップ、設定の保存などのジョブをスケジューリングできます。
スケジューラの用語
この章では次の用語を使用します。
- ジョブ:スケジュールの定義どおりに実行される NX-OS の CLI コマンド一式(EXEC および config モード)。
- スケジュール:スケジュールは割り当てたジョブを実行する時刻を決定します。スケジュールには複数のジョブを割り当てることができます。スケジュールは、一時モードまたは定期モードで実行されます。
- 定期モード:ユーザが指定した間隔でジョブを実行します。これは、管理者によって削除されるまで継続されます。サポートされている間隔は、次のとおりです。
- 毎日:ジョブを 1 日に 1 回実行します。
- 毎週:ジョブを 1 週間に 1 回実行します。
- 毎月:ジョブを 1 か月に 1 回実行します。
- 差分:ジョブをユーザ指定の開始時刻から一定間隔(日、時、分)ごとに実行します。
- 一時モード:ジョブをユーザ指定時刻に 1 回実行します。