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感染症対策で加速。ICT で医師の働き方はこう変わる

最新事例紹介
感染症対策のリモート問診に Cisco Webex を活用
社会医療法人 石川記念会 HITO 病院

今、院内コミュニケーションを「劇的に変える」
医療機関が増えているわけ

院内での呼び出しを PHS から iPhone にしたり、ウェブ上でのカンファレンスを実施したり― PHS の廃止や働き方改革の進展に伴い、そんな医療機関が増え始めています。働き方改革や、新型コロナウイル感染症の影響によりさらに急速に広まりつつある「 ICT を活用した働き方」。医療機関における最新の傾向を、シスコで医療機関からの相談に応じている若村友行に聞きました。

ICT を活用して業務効率を高めたり、院内のコミュニケーションを変えようとしたりする医療機関が徐々に増えていると伺いました。
この背景には何があるのでしょうか。

大きな契機となっているのは、やはり「医師の働き方改革」です。

2024 年度から「働き方改革関連法」が医療機関にも適用される予定ですが、それまでに医療機関は、医師の時間外労働を削減するなどの対応をしなければ罰則対象となってしまいます。医師の労働環境の改善をテクノロジーの力を用いて加速させようと、厚生労働省としても 2020 年度の診療報酬改定において「業務の効率化に資する ICT の利活用の推進」を掲げており、ICT を用いたカンファレンスや共同指導が日常的に活用できるよう診療報酬加算を行いました。これまで、院内の ICT 活用は「医療機関の持ちだし」で投資的に行われる側面があったのですが、この状況が大きく変わったとも言えます。

このような制度面での変化に加えて、2020 年 7 月末で PHS の公衆サービスが終了することもあり、院内の情報共有端末を iPhone へと見直そうとされている医療機関が増えている印象があります。ただ、PHS を iPhone に変えたからと言って、それだけで院内の情報連携が様変わりするわけではありません。

当社は国内では唯一 Apple 社と提携しており、iPhone を医療機関向けにカスタマイズできるようなソフトウェアシステムを各種揃えているのですが、この機会に「遠隔診療に取り組みたい」「カンファレンスをウェブ会議に切り替えたい」など、さまざまな声をいただいています。

 

制度的にも、社会的にも ICT の利活用が進む状況が整ったのが「今」ということですね。

そうですね。加えてさらに大きなインパクトとなっているのが、5G(第 5 世代移動通信システム)や Wi-Fi6(第 6 世代無線 LAN)に代表されるような昨今の「技術革新」です。

5G や Wi-Fi6 により、高速大容量のデータが遅延なく、多数の人々が同時に接続できるような状況が整うことが期待されており、医療現場において「こんなものがあったらいいのに」と思われていたようなことを実現させられるほどに技術が追い付いてきた、とも言えるでしょう。

新型コロナウイルスをめぐる対応もあり、最近では「遠隔診療を始めようか検討している」という医療機関からのご相談が特に多くなってきています。使用感を確かめたいという場合も、必要な機器の無料貸し出しは可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせをいただければと考えております。

 

医療機関における ICT による改善例

iPhone での ナースコール連携

  • 着信に時間がかかる
  • 呼び出し理由がわからない
  • 部屋番号のみで患者名が表示されない

  • すべての対象端末が同時に着信しタイムラグがない
  • カラー別の呼び出し種別で用件が事前にわかる
  • 患者名が漢字表記でわかりやすい

遠隔診療の実施

  • 移動距離・時間の問題で、1 日に診察できる患者の数が限定的
  • 昨今の情勢下、対面での診察を控えたい

  • 診られる患者の数が増加
  • 遠隔やへき地など受診が困難な患者への診療が可能に
  • 感染リスクを抑えた診療の実現
  • 医療機関連携(D to D)による医療の質の向上

カンファレンスや院内会議のウェブ化

  • 会議室の予約が埋まり会議が開きにくい
  • 紙ベースの資料が必要で経費や準備の手間がかかる
  • 多忙な医療従事者間のスケジュール調整が困難

  • 場所の制約なく会議が開けるように
  • 参加できるスタッフが増加
  • 会議内容の録画もでき、密な情報連携が可能に

「院内の ICT 化」推進時の注意点は?

院内の ICT 化を進める場合、いろいろなサービスがあるように思いますが、どのような軸で選べばよいのでしょうか。

どのような利用用途であるにせよ、通信の安定性・個人情報の安全性などは最低限注意いただく必要があるかと思います。

そのほか、導入に当たって大きな一つの軸になるのは、「据え置き型の専用端末を院内に設置するか」「院内にすでにある PC などの機器を活用するか」ですね。

当社の場合、その両方のニーズに対応可能ではありますが、院内の PC を活用する際に意外に問題になりがちなのが、運用保守の問題です。
不具合が生じた際に「それが PC の問題なのか、ソフトウェアの問題なのかが分からない」といったケースは一定数起こるため、院内に IT 部門を設置して対応される医療機関も多いのですが、そうすると、「システムを維持すること」が業務のメインになってしまい、ICT を活用した「攻めの企画」が先に進まないといったケースも起こりがちです。

シスコの据置型端末
Cisco Webex Desk Pro

据置型ビデオ会議専用端末も以前は 100 万以上しましたが、最近では機種も増え、安いものでは買い切り購入価格で 50 万を下回る製品も出てきています。タッチ式 4K 対応ディスプレイで、AI など新機能も OS アップグレードだけで実装されるので、技術革新の効果を実感していただきやすい面はあります。

このほか当社ビデオ会議専用端末の場合、(1)ボタン一つで会議に参加。(2)ノート PC をペアリングし、ワンタッチで簡単に遠隔の先生へ画面共有(画面共有のため改ざんリスクなし)。(3)ホワイトボード機能による相互書き込み。(4)ビデオ会議専用端末やノート PC(Mac、Windows)、スマホ、タブレットなど多様な端末利用可能と、PC に慣れていない方でも簡単にご利用いただけるのもポイントと言えるでしょう。

最初は院内の PC を活用しようと思っていた医療機関でも、ビデオ専用 OS  は「セキュリティ攻撃リスクが低い」、「接続時に音が出ない、聞こえないなど PC で良くあるトラブルがない」ため、最終的には、専用端末に魅力を感じてくださる病院様が多いです。導入前にぜひ、お試しいただければと思います。

院内の業務フローや、ICT を通じて「何をしたいのか」によっても最適な選択肢は変わってきますので、まずはお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

シスコでは医療従事者の方々に活用いただける、お得なキャンペーンを実施中です。

医療機関での導入事例 ~社会医療法人 石川記念会 HITO 病院

実際にシスコのシステムを活用して、業務改善を行っている社会医療法人 石川記念会 HITO 病院(愛媛県四国中央市)の先生方にお話を伺いました。

紙ベースのカンファレンスをオンラインに一本化

紙ベースで行っていたカンファレンスを シスコ ビデオ会議端末とメディカルスタッフが持つ iPhone を利用し、Cisco Webex によるオンライン カンファレンスを始めました。会議室に集まる時間が減ったことにより、医師や看護師は、外来や病棟診療業務に集中することができるようになりました。また、Webex で行うオンライン カンファレンスでは、病棟業務の合間に参加できるため、これまでよりも多くの人と情報共有でき、密度も以前より高まったように思います。

急性期機能と回復期機能を併せ持つ当院においては、専門職同士、診療科目の緊密な連携を行うことが、患者さんのスムーズな在宅復帰にも直結するため、こうした改革は、我々スタッフだけではなく、患者さんにもメリットのあるものと言えるものだと感じるようになりました。

 

社会医療法人 石川記念会 HITO 病院
回復期リハビリテーション病棟医長
整形外科医師 岩瀬 美保 先生


社会医療法人 石川記念会 HITO 病院
脳神経外科
部長 篠原 直樹 先生

遠隔手術支援で外科系医師の地域偏在解消を目指す

今後 5G が本格実装される時に向けて、当院では、「手術の様子の動画配信」を行うための準備を進めています。5G の大きな特徴は、たくさんの人が同時に、かつタイムリーに動画情報を共有することができること。手術中の様子を関連施設の医師などにも見てもらうことで教育的な指導を行うこともできると思いますし、難易度の高い手術であれば、他院にいる専門医と意見交換をしながら術野に立つことも可能でしょう。

実現はこれからですが、医師不足が深刻な愛媛県においても、こうした取り組みを行うことが地域医療を持続的に盛り上げるために必要な施策であると考えています。

感染症対策に Cisco Webex を活用

 

HITO 病院の ICT 推進課では、感染症対策に Cisco Webex を活用しています。

来院された発熱のある患者様を専用エントランスへご案内し、Cisco Webex がインストールしてあるタブレット端末や、
専用端末の Cisco Webex DX80 を活用しての遠隔問診を行うなど、先進的な取組みを既に実現しています。

患者様は遠隔でも途惑うことなく専用端末ならではの安心感(簡単操作)で、すぐに馴染んでご利用いただいています。

すべての来院者様にお声がけして、発熱のある患者様には専用エントランスへご案内します。

医事務スタッフは、別室からパソコン、スマートフォン、タブレット、Cisco Webex 専用端末などさまざまなデバイスを駆使して、診断を行っています。

シスコでは、医療従事者の方々に安全なネットワークを
迅速に構築いただける 90 日間無償プログラムを提供しています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

感染症対策、遠隔診療をはじめ医療従事者の安全と利便性を支援するシスコの医療ソリューション

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