この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
Mobility Express ネットワーク導入の前提条件は、次のとおりです。
Cisco Mobility Express ネットワークのセットアップまたは毎日の運用時に、同じネットワークにシスコの他のワイヤレス コントローラ(アプライアンスも仮想も)が存在してはなりません。
Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントで起動時に IP アドレスを取得できるように、スイッチ上または外部に DHCP サーバを設定します。 この DHCP サーバでは、他の AP とワイヤレス クライアントに IP アドレスも割り当てます。
Mobility Express の管理インターフェイスからアクセス可能な TFTP サーバを設定します。 この TFTP サーバに AIR-<AP Type>-K9-<version>.tar および AIR-<AP Type>-K9-ME-<version>.zip ファイル(解凍済み)を保存します。
セットアップする最初の AP を決めます。 セットアップする最初のAP では、Cisco Mobility Express のコントローラ機能がサポートされている必要があります。 Mobility Express が実行されている複数の Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントをスイッチに接続することもできます。
対象のネットワークでユニバーサル規制ドメインのアクセス ポイントを使用する場合は、AP でクライアントへのサービス提供を開始する前に、正しい規制ドメインにアクセス ポイントをプライミングする必要があります。 詳細については、次の URL の『Cisco Aironet Universal AP Priming and Cisco Air Provision User Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/ux-ap/guide/uxap-mobapp-g.html事前定義された CiscoAirProvision SSID に接続するための G 帯域の Wi-Fi 対応ラップトップ。 このラップトップには、互換性のあるブラウザがインストールされている必要があります。 Cisco Mobility Express のワイヤレス LAN コントローラの Web インターフェイスおよび初期設定ウィザードと互換性のあるブラウザのリストについては、「」を参照してください。
Mobility Express 対応アクセス ポイントを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
Mobility Express 対応アクセス ポイントを接続して電源を入れます。
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ステップ 2 |
アクセス ポイントの LED を確認します(LED の説明については、表 1を参照してください)。
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(注) |
Cisco Mobility Express では、初期設定ウィザードが GUI からサポートされています。 初期設定ウィザードの CLI を使用しないでください。 |
セットアップ ウィザードを使用して Mobility Express を設定するには、次の手順を実行します。
Mobility Express にログインするには、次の手順を実行します。
ステップ 1 |
Mobility Express の管理インターフェイスの IP アドレスを Web ブラウザに入力します。 [シスコ ワイヤレス LAN コントローラ(Cisco Wireless LAN Controller)] ウィンドウが表示されます。
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ステップ 2 |
[ログイン(Login)] をクリックします。
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ステップ 3 |
管理者のユーザ名とパスワードを入力します。
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目次
Mobility Express 導入の前提条件
Mobility Express ネットワーク導入の前提条件は、次のとおりです。
Cisco Mobility Express ネットワークのセットアップまたは毎日の運用時に、同じネットワークにシスコの他のワイヤレス コントローラ(アプライアンスも仮想も)が存在してはなりません。
Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントで起動時に IP アドレスを取得できるように、スイッチ上または外部に DHCP サーバを設定します。 この DHCP サーバでは、他の AP とワイヤレス クライアントに IP アドレスも割り当てます。
Mobility Express の管理インターフェイスからアクセス可能な TFTP サーバを設定します。 この TFTP サーバに AIR-<AP Type>-K9-<version>.tar および AIR-<AP Type>-K9-ME-<version>.zip ファイル(解凍済み)を保存します。
セットアップする最初の AP を決めます。 セットアップする最初のAP では、Cisco Mobility Express のコントローラ機能がサポートされている必要があります。 Mobility Express が実行されている複数の Cisco 1800 シリーズ アクセス ポイントをスイッチに接続することもできます。
対象のネットワークでユニバーサル規制ドメインのアクセス ポイントを使用する場合は、AP でクライアントへのサービス提供を開始する前に、正しい規制ドメインにアクセス ポイントをプライミングする必要があります。 詳細については、次の URL の『Cisco Aironet Universal AP Priming and Cisco Air Provision User Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/wireless/access_point/ux-ap/guide/uxap-mobapp-g.html事前定義された CiscoAirProvision SSID に接続するための G 帯域の Wi-Fi 対応ラップトップ。 このラップトップには、互換性のあるブラウザがインストールされている必要があります。 Cisco Mobility Express のワイヤレス LAN コントローラの Web インターフェイスおよび初期設定ウィザードと互換性のあるブラウザのリストについては、「」を参照してください。
Mobility Express 対応アクセス ポイントの接続
手順
ステップ 1 Mobility Express 対応アクセス ポイントを接続して電源を入れます。
ステップ 2 アクセス ポイントの LED を確認します(LED の説明については、表 1を参照してください)。
- アクセス ポイントの電源を入れたとき:アクセス ポイントで電源投入シーケンスが開始されます。これはアクセス ポイントの LED で確認できます。 電源投入シーケンスに成功すると、検出および参加プロセスが開始されます。 このプロセスの間、LED が緑、赤、オフの順番で点滅します。
- アクセス ポイントが Mobility Express のコントローラに参加したとき:クライアントが関連付けられていない場合は LED が緑でチャープ音が鳴り、1 つ以上のクライアントが関連付けられている場合は LED は緑になります。
- LED が点灯していない場合:アクセス ポイントに電力が供給されていません。
- LED が 10 分以上の間継続的に点滅している場合:これは、アクセス ポイントに Mobility Express 対応イメージが存在しないためである可能性があります。
初期設定ウィザードの使用方法
手順
(注)
Cisco Mobility Express では、初期設定ウィザードが GUI からサポートされています。 初期設定ウィザードの CLI を使用しないでください。
セットアップ ウィザードを使用して Mobility Express を設定するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 LED が緑でチャープ音が鳴るときは、Wi-Fi を通じて、WiFi 対応ラップトップを CiscoAirProvision SSID に接続します。 デフォルト パスワードは password です。 ラップトップでは、サブネット 192.168.1.0/24 から IP アドレスが取得されます。
(注) CiscoAirProvision SSID は、2.4 GHz でブロードキャストされます。
ステップ 2 ブラウザを開き、初期設定ウィザードにリダイレクトされる http://192.168.1.1 に移動します。 初期設定ウィザードの管理者アカウントのページが表示されます。
開始ページのバナーに Mobility Express のワイヤレス LAN コントローラを設定する AP モデルの名前が表示されます。 たとえば、「Cisco Aironet 1850 Series Mobility Express」です。
(注) 前に記入済みのチェックリストを用意して、次の手順に進みます。
ステップ 3 次の各パラメータを指定して、コントローラに管理者アカウントを作成した後、[開始(Start)] をクリックします。 パスワードを指定するときは、次のように指定してください。ステップ 4 各値を指定して、コントローラをセットアップします。 [コントローラをセットアップ(Set Up Your Controller)] 画面で、チェックリストを使用して次の項目を指定します。
フィールド名
説明
システム名(System Name)
Mobility Express のシステム名を入力します。 例:MobilityExpress-WLC
国(Country)
ドロップダウンリストから国を選択します。
日付と時刻(Date & time)
現在の日付と時刻を選択します。
(注) ウィザードでは、JavaScript を使用してコンピュータからのクロック情報(日付と時刻)のインポートを試みます。 このクロックの設定を確認してから、指定を続けることを強く推奨します。 アクセス ポイントは、クロック設定によって WLC に参加します。
タイム ゾーン(Time Zone)
現在のタイム ゾーンを選択します。
NTP サーバ(NTP Server)
NTP サーバの詳細を入力します。
管理 IP アドレス(Management IP Address)
管理 IP アドレスを入力します。
サブネット マスク(Subnet Mask)
サブネット マスク アドレスを入力します。
デフォルトゲートウェイ(Default Gateway)
デフォルト ゲートウェイを入力します。
ステップ 5 [次へ(Next)] をクリックします。 ステップ 6 次の各フィールドを指定して、ワイヤレス ネットワークを作成します。
フィールド名
説明
ネットワーク名(Network Name)
ネットワーク名を入力します。
セキュリティ(Security)
ドロップダウンリストからセキュリティ タイプを選択します。 (事前共有キー(PSK)認証を使用する [WPA2 パーソナル(WPA2 Personal)]、または認証に RADIUS サーバが必要になる [WPA2エンタープライズ(WPA2 Enterprise)](802.1x とも呼ばれます)のいずれかを選択します)。
パスフレーズ(Pass Phrase)
[WPA2 パーソナル(WPA2 Personal)] セキュリティを選択した場合は、事前共有キー(PSK)を指定します。
パス フレーズの確認(Confirm Pass Phrase)
パス フレーズをもう一度入力して確定します。
認証サーバの IP アドレス(Authentication Server IP Address)
認証サーバの IP アドレスを入力します
共有秘密鍵(Shared Secret)
[WPA2エンタープライズ(WPA2 Enterprise)] を選択した場合は、RADIUS サーバ用の共有秘密を指定します。
VLAN
[管理VLAN(Management VLAN)] を選択するか、または新しい VLAN を作成します
VLAN ID
新しい VLAN を作成した場合、その VLAN ID を指定します。 (1 ~ 4096 の VLAN ID)。
ステップ 7 [ゲスト ネットワーク(Guest Network)] スライダを有効にして、次のパラメータを指定します。
フィールド名
説明
ネットワーク名(Network Name)
ゲスト ネットワークの SSID を指定します。
セキュリティ(Security)
ドロップ ダウン リストから [Web での同意(Web Consent)] または [WPA2 パーソナル(WPA2 Personal)] を選択します。
パスフレーズ(Pass Phrase)
[WPA2 パーソナル(WPA2 Personal)] セキュリティを選択した場合は、事前共有キー(PSK)を指定します。
VLAN
[従業員 VLAN(Employee VLAN)] を選択するか、または [新規 VLAN(New VLAN)] を選択して新しい VLAN を作成します(1 ~ 4096 の VLAN ID で)。
VLAN ID
新しい VLAN の VLAN ID を指定します(1 ~ 4096 の VLAN ID で)。
ステップ 8 [詳細設定(Advanced Settings)] タブで、[RF パラメータ最適化(RF Parameter Optimization)] スライダを有効にし、対象のネットワークで予想される [クライアント密度(Client Density)] と [トラフィックタイプ(Traffic Type)] を指定して最適化します。 次の表は、RF の各パラメータから [低(Low)]、[通常(Typical)]、または [高(High)] の導入タイプを選択した場合のそれぞれのデフォルト値を示しています ステップ 9 [トラフィックタイプ(Traffic Type)] を選択し、[次へ(Next)] をクリックして操作を続けます。 確認画面に設定の要約が表示されます。
ステップ 10 すべての設定が正しい場合は、[適用(Apply)] をクリックします
「システムを再起動します...設定を適用しますか?(System will reboot...Do you want to apply these configuration?)」というプロンプトのメッセージが表示されます。
ステップ 11 [OK] をクリックして再起動します。
(注) アクセス ポイントが再起動されると、その AP によって Mobility Express のコントローラ機能が開始されます。
ステップ 12 1800 シリーズ AP が複数存在する場合は、各 AP が再起動されて Mobility Express コントローラに参加します。
Mobility Express へのログイン
手順
ステップ 1 Mobility Express の管理インターフェイスの IP アドレスを Web ブラウザに入力します。 [シスコ ワイヤレス LAN コントローラ(Cisco Wireless LAN Controller)] ウィンドウが表示されます。 ステップ 2 [ログイン(Login)] をクリックします。
ステップ 3 管理者のユーザ名とパスワードを入力します。 [ネットワーク サマリー(Network Summary)] ページが表示されます。
(注) Mobility Express のコントローラでは、HTTP に自己署名証明書が使用されます。 このため、この証明書がブラウザに提示される際に、すべてのブラウザで警告メッセージが表示され、例外ありで続行するかどうかを確認されます。 このリスクを受け入れて、Mobility Express のワイヤレス LAN コントローラのログイン ページへのアクセスに進みます。