高可用性アクティブおよびスタンバイ
Cisco Embedded Wireless Controller on Catalyst Access Points(EWC)は、Cisco Catalyst 9100 シリーズ AP でサポートされています。アクティブ AP 選択プロセスにより、どの Cisco Catalyst 9100 シリーズ AP が EWC コントローラ機能を実行するように選択されるかが決定されます。アクティブ AP が選択された後に EWC 対応の他の従属 Cisco Catalyst 9100 シリーズ AP がアクティブ AP に参加するとスタンバイ AP が選択され、冗長構成が形成されます。
この高可用性(HA)アーキテクチャは、Cisco Catalyst 9800 HA アーキテクチャをベースにしながら、さらに次の特徴があります。
EWC では HA ペアリングの仕組みが異なります。最初の起動では、EWC アクティブ AP はすべての AP がコントローラに参加するまで待機します。次に、アクティブ AP は(自動選択または構成によって)指定されたスタンバイ AP を選択し、そのロールと HA パラメータ(ローカル/ピア IP、キープアライブ間隔、優先順位)を CAPWAP 制御メッセージを介して選択した AP に送信します。
(注) |
停電後、EWC HA ペアではスタンバイ AP は起動しません。スタンバイ AP は起動を試みますが失敗します。その後、別の EWC 対応 AP がスタンバイとして選択されますが、起動に失敗します。この状況を回避するには、HA ペアとして選択される AP の IP バージョンが同じであることを確認してください。 |
選択したスタンバイ AP が起動し、手動操作なしで HA パラメータが動的に設定されます。
アクティブアクセスポイントとスタンバイアクセスポイント間の冗長性のモニタリング
アクティブ AP とスタンバイ AP 間の冗長性を表示するには、次の手順に従います。
手順
ステップ 1 |
Cisco Embedded Wireless Controller on Catalyst Access Points の GUI を開きます。 |
ステップ 2 |
[Monitoring] > [General] > [System] の順に選択します。 |
ステップ 3 |
[Redundancy] タブをクリックします。 [General] タブで、アクティブ AP とスタンバイ AP の現在の状態、ピアの状態、冗長性モード、シャーシの詳細を表示できます。 |