その他の AP 固有の設定
この章では、特定のアクセス ポイントに固有のその他の設定について説明します。
Cisco Aironet 700W シリーズ
700W AP での LAN ポートの使用
Cisco Aironet 700W シリーズのアクセス ポイントには、1 つの 10/100/1000BASE-T PoE アップリンク/WAN ポートと、ワイヤレス デバイスを接続するための 4 つの 10/100/1000BASE-T RJ-45 ローカル イーサネット ポートがあります。4 つのポートは、802.3at イーサネット スイッチ、シスコ パワー インジェクタ AIR-PWRJ4=、またはシスコ電源によって AP に電力が供給されると PoE 出力ポートをとして機能します。
デフォルトでは、4 つのローカル イーサネット ポートはすべて無効です。必要に応じて有効にすることができます。
また、インターフェイス コンフィギュレーション コマンド vlan vlan ID を使用して、ローカル イーサネット ポートを VLAN ID に設定することもできます。
702W 上の LAN ポートの有効化
ステップ 1 グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
ステップ 2 LAN ポートを有効にします。
ap(config)#lan-Port port-id 1
ap(config-lan-port)#no shutdown
LAN ポートへの VLAN の割り当て
次の例に記載するコマンドを使用します。
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
ap(config)#lan-Port port-id 1
ap(config-lan-port)#vlan 25
LAN ポート設定の確認
次の例に記載するコマンドを使用します。
Port Status Vlan valid Vlan Id
---- --------- ---------- -------
LAN POE out state = ENABLED
ワークグループ ブリッジとしての 700W AP
他のシスコ アクセス ポイントと同じように、702W AP シリーズをワークグループ ブリッジ(WGB)として設定できます。
WGB により、イーサネット対応デバイスの無線インフラストラクチャ接続を実現できます。無線ネットワークに接続するための無線クライアント アダプタを備えていないデバイスは、イーサネット ポート経由で WGB に接続できます。
WGB は、無線 LAN(WLAN)に対して最大 20 台のイーサネット対応デバイスをサポートします。WGB は無線インターフェイスを介してルート AP にアソシエートします。このようにして、有線クライアントが無線ネットワークへのアクセスを取得します。WGB は次のものにアソシエートできます。
- AP
- ルート ブリッジ(AP モード)
- コントローラ(軽量 AP を使用)
Cisco 702W アクセス ポイントが WGB として機能する場合、WGB の背後にある有線イーサネット クライアントを 702W AP 上の LAN または WAN ポートに接続できます。
Cisco Aironet 1570 シリーズ
GPS とケーブル モデムの設定コマンド
Global Positioning System(GPS)モジュールおよび AP 1570 のケーブル モデムをサポートするために、以下のコマンドが導入されました。
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show cmodemstatus |
ケーブル モデムに関する次の情報を表示します。
- ソフトウェア バージョン
- AP MAC address
- ケーブル モデムの MAC アドレス
- イーサネット速度
- イーサネットのステータス
- Data Over Cable Service Interface Specification(DOCSIS)登録ステータス
- アップストリーム チャネル ステータス
- ダウンストリーム チャネル ステータス
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show gps location |
GPS モジュールからの次の情報を表示します。
- GPS ロケーションの座標
- 収集時刻
- 位置フラグ
- Latitude
- Longitude
- 高度
- 東への速度
- 北への速度
- 上への速度
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