この機能を使用すると、以前使用していた順次サインイン プロセスとは異なり、Cisco Jabber のすべてのサービスに同時にサインインできます。 各サービスはそれぞれのサーバに独立して接続し、キャッシュされたデータに基づいてユーザを認証します。 これにより、サインイン プロセスが迅速かつダイナミックになります。 ただし、この機能は、Jabber への 2 回目のサインインからのみ有効です。

すべてのクライアントに対してSTARTUP_AUTHENTICATION_REQUIREDパラメータを使用して、高速サインインを設定できます。 ただし、モバイルクライアントの場合は、STARTUP_AUTHENTICATION_REQUIREDとcachepasswordmobileの両方のパラメータを設定する必要があります。 このパラメータの設定の詳細については、最新のCisco Jabber パラメータ リファレンス ガイドを参照してください。

設定の再取得：高速サインインでは、サインインまたはサインアウトのたびにサーバ側の設定を取得しません。 これは、以前の Jabber リリースで初回にサインインする場合にのみ発生します。

その後のログインでは、ユーザがサインイン後 7 ~ 9 時間以内 (サインイン後)、または設定を取得するために手動リフレッシュを実行した後で、1 ~ 5 分以内に、サーバから新しい設定を取得するよう要求が送信されます。

7 ～ 8 時間ごとにサーバから設定をフェッチするように、ConfigRefetchInterval パラメータを設定できます。 このパラメータの詳細については、最新のCisco Jabber パラメータ リファレンス ガイドを参照してください。

動的な設定変更に対するアクション

Jabber 11.9 では、コンポーネントとサービスが設定変更に対して動的に対応しています。 次のような場合は、通知プロンプトが表示されます。

Jabber のリセット：基本サービスを変更した場合は、Jabber のリセットに関する通知プロンプトを受信します。 たとえば、IM&P とテレフォニーのアカウントが電話のみのアカウントに変更された場合は、Jabber のリセットが要求されます。