ガイドライン
外部データベースへの最大接続許可数を制限することで、セキュリティを強化できます。ここで説明するガイドラインを使用して、展開に適したデータベースの接続数を計算します。この項の設定はオプションです。ガイドラインの前提条件は次のとおりです。
PostgreSQL:max_connections = (N ×15) + 追加の接続数
Oracle:QUEUESIZE = (N ×15) + 追加の接続数
Microsoft SQL Server:最大同時接続数 = (N x15) + 追加の接続数
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N は IM and Presence Service クラスタ内のノード数です。
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15 は IM and Presence Service 上のデータベースへのデフォルトの接続数、つまり、マネージド ファイル転送機能用の 5 接続、メッセージ アーカイバ機能用の 5 接続、および永続的グループ チャット機能用の 5 接続です。
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追加接続とは、データベース サーバへの個別の管理またはデータベース管理者(DBA)の接続のことです。
PostgreSQL データベースの接続数を制限するには、install_dir/data
ディレクトリにある postgresql.conf ファイルで max_connections
の値を設定します。max_connections
パラメータの値を上記ガイドラインと同じ値またはわずかに大きな値に設定することをお勧めします。
たとえば、IM and Presence Service クラスタに 6 個のノードがあり、3 個の DBA 接続がさらに必要な場合、上記のガイドラインを使用して、max_connections の値を 93 に設定します。
Oracle データベースの接続数を制限するには、install_dir/data
ディレクトリにある listener.ora ファイルで QUEUESIZE パラメータを設定します。QUEUESIZE パラメータの値を上記ガイドラインと同じに設定することをお勧めします。
たとえば、IM and Presence Service クラスタに 4 つのノードがあり、1 つの DBA 接続がさらに必要な場合は、上記ガイドラインを使用して、QUEUESIZE の値を 61 に設定します。
Microsoft SQL Server
MS SQL Server データベースの同時接続数を制限するには、次の手順を実行します。キューのサイズは上記のガイドラインと同じに設定することをお勧めします。
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[SQL Server構成マネージャー] から、設定するノードを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
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[Connections] を選択します。
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[Connections] ペインで、[Max number of concurrent connections] ダイアログボックスに 0 ~ 32767 の範囲の値を入力します。
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Microsoft SQL Server を再起動します。