この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、IM and Presence サービス ノードをサポートするために、スキーマで作成される外部データベースのテーブルについて説明します。
(注) | IM and Presence サービスは、デフォルトで外部データベースに 27 個のテーブルを生成しますが、ここでは、このモジュールで説明されるテーブルのみを使用します。 |
(注) | 外部データベースのデータを変更する必要がある場合は、変更後に Cisco XCP Text Conference Manager サービスを再起動してください。 |
AFT_LOG テーブルには、Cisco Unified Communications Manager IM and Presence サービスのマネージド ファイル転送機能の使用中に発生したファイル転送に関する情報が格納されます。
Indexes: "aft_log_pkey" PRIMARY KEY, btree (aft_index)
ここでは、特定の情報を抽出するために AFT_LOG テーブルで実行可能なサンプル SQL クエリを紹介します。
次の SQL クエリは、マネージド ファイル転送機能を使用してアップロードされたすべてのファイルと画面キャプチャのレコードを返します。
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE method = 'Post';
(注) | ダウンロードされたファイルと画面キャプチャのレコードには to_jid フィールドにデータが含まれていません。 |
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE to_jid = '<userid>@<domain>';
次の SQL クエリは、ユーザ <userid> がマネージド ファイル転送機能を使用してアップロードしたすべてのファイルと画面キャプチャのレコードを返します。
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE jid LIKE '<userid>@<domain>%' AND method = 'Post';
次の SQL クエリは、ユーザ <userid> がマネージド ファイル転送機能を使用してダウンロードしたすべてのファイルと画面キャプチャのレコードを返します。
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE jid LIKE '<userid>@<domain>%' AND method = 'Get';
次の SQL クエリは、マネージド ファイル転送機能を使用した IM 会話でアップロードまたはダウンロードされたすべてのファイルと画面キャプチャのレコードを返します。
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE chat_type = 'im';
次の SQL クエリは、特定の時間の経過後にユーザ <userid> がマネージド ファイル転送機能を使用してアップロードしたすべてのファイルと画面キャプチャのレコードを返します。
SELECT file_path
FROM aft_log
WHERE jid LIKE '<userid>@<domain>%' AND method = 'Post' AND timestampvalue > '2014-12-18 11:58:39';
これらのクエリのいずれかからの出力は次のようになります。
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name1
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name2
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name3
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name4
...
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name99
/opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name100
この出力と rm コマンドを使用して、外部ファイル サーバから不要なファイルを削除することができます。たとえば、外部ファイル サーバ上で次のコマンドを実行できます。
rm /opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name1
rm /opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name2
rm /opt/mftFileStore/node_1/files/im/20140811/15/file_name3
その他
TC_ROOMS テーブルには、グループ チャット ルームの情報が含まれます。
列名 |
Postgres のデータ型 |
Oracle のデータ型 |
Microsoft SQL のデータ型 |
Null 以外 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
ROOM_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームの ID です。 |
CREATOR_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームを作成したユーザの ID です。 |
SUBJECT |
VARCHAR (255) |
VARCHAR2 (255) |
nvarchar(255) |
○ |
ルームの現在の件名です。 |
TYPE |
VARCHAR (32) |
VARCHAR2 (32) |
nvarchar(32) |
○ |
制約 check_type です。この値は、"ad-hoc" または "persistent" のいずれかである必要があります。 |
CONFIG |
TEXT |
CLOB |
nvarchar(4000) |
○ |
ルームが最後に設定された時刻からのパケット全体です。この情報は、ルームがもう一度作成される場合に(例:起動時)、ルームを再設定できるようにします。 |
SPACKET |
TEXT |
CLOB |
nvarchar(4000) |
○ |
件名がルームに最後に設定された時刻からのパケット全体です。この情報は、ルームがもう一度作成される場合に、ルームの件名を表示できるようにします。 |
START_MSG_ID |
BIGINT |
NUMBER (19) |
bigint |
○ |
TC_MSGARCHIVE テーブルの MSG_ID カラムに入力する際に使用される連続番号です。 この値は変更しないでください。 |
NEXT_MSG_ID |
BIGINT |
NUMBER (19) |
bigint |
○ |
TC_MSGARCHIVE テーブルの MSG_ID カラムに入力する際に使用される連続番号です。 この値は変更しないでください。 |
TC_USERS テーブルには、役割や所属、代替名などの、グループ チャット ルームのユーザに関連付けられているデータが含まれます。
列名 |
Postgres のデータ型 |
Oracle のデータ型 |
Microsoft SQL のデータ型 |
Null 以外 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
ROOM_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームの ID です。 |
REAL_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームでのユーザの ID です。この値は、代替名ではなく、ユーザの実際の ID です。 |
ROLE |
VARCHAR (32) |
VARCHAR2 (32) |
nvarchar(32) |
○ |
ルームでのユーザの役割です。この値は、次のいずれかに限定されます。"none"、"hidden"、"visitor"、"participant"、または "moderator"。 |
AFFILIATION |
VARCHAR (32) |
VARCHAR2 (32) |
nvarchar(32) |
○ |
ルームでのユーザの所属です。この値は、次のいずれかに限定されます。"none"、"outcast"、"member"、"admin"、または "owner"。 |
NICK_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームの ID とユーザの代替名です。形式は room@tc-server/nick です。 |
REASON |
VARCHAR (255) |
VARCHAR2 (255) |
nvarchar(255) |
○ |
ユーザの所属が最後に変更されたときに入力した理由です。 |
INITIATOR_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
設定変更が行われたルームの ID です。 |
TC_MESSAGES テーブルには、グループ チャット ルームで送信されるメッセージが含まれます。
列名 |
Postgres のデータ型 |
Oracle のデータ型 |
Microsoft SQL のデータ型 |
Null 以外 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
MSG_ID |
BIGINT |
NUMBER (19) |
bigint |
○ |
メッセージの ID です。MSG_ID はチャット ルームごとの各メッセージの一意な識別子です。これは、グローバルに一意ではありません。 |
ROOM_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
メッセージの送信先となったルームの ID です。 |
STAMP |
TIMESTAMP |
TIMESTAMP |
datetime |
○ |
メッセージが送信された日時です。 |
MSG |
TEXT |
CLOB |
nvarchar(4000) |
○ |
メッセージ全体です。 |
TC_TIMELOG テーブルには、ユーザが特定のグループ チャット ルームに入退室した時刻が含まれます。グループ チャットの会話をもう一度作成したり、会話を表示したユーザを確定するために、このテーブルはその他の TC テーブルと併用される場合があります。
列名 |
Postgres のデータ型 |
Oracle のデータ型 |
Microsoft SQL のデータ型 |
Null 以外 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
REAL_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームに入っているユーザ、またはルームから離れているユーザの ID です。 |
NICK_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームの ID とユーザの代替名です。形式は room@tc-server/nick です。 |
DIRECTION |
VARCHAR (1) |
VARCHAR2 (1) |
nvarchar(1) |
○ |
ユーザがルームに入った(E)か、ルームから離れた(L)かを示します。値は、"E" および "L" に限定されます。 |
STAMP |
TIMESTAMP |
TIMESTAMP |
datetime |
○ |
ユーザがルームに入った日時、またはルームから離れた日時です。IMP サーバからの UTC 形式です。 |
TC_MSGARCHIVE テーブルには、グループ チャット ルームのメッセージと関連情報が保管されます。
(注) | IM and Presence サービスでグループ チャットをオンにすると、すべてのメッセージがこのテーブルにアーカイブされます。Cisco Unified CM IM and Presence Administration のユーザ インターフェイスで、[すべてのルーム メッセージをアーカイブする(Archive all room messages)] オプションを選択します。 を選択します。グループ チャット機能については、『Configuration and Administration of IM and Presence Service on Cisco Unified Communications Manager』を参照してください。 |
列名 |
Postgres のデータ型 |
Oracle のデータ型 |
Microsoft SQL のデータ型 |
Null 以外 |
説明 |
---|---|---|---|---|---|
MSG_ID |
BIGINT |
NUMBER (19) |
bigint |
○ |
メッセージの一意の識別子です。 |
TO_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
メッセージを受信したルームの ID です。 |
FROM_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
メッセージを送信したユーザの ID です。 |
NICK_JID |
VARCHAR (3071) |
VARCHAR2 (3071) |
nvarchar(3071) |
○ |
ルームの ID と送信者の別名です。 例: room@conference.exmpl.com/nick |
SENT_DATE |
TIMESTAMP |
TIMESTAMP |
datetime |
○ |
メッセージが送信された日付です。IMP サーバからの UTC 形式です。 |
MSG_TYPE |
VARCHAR (1) |
VARCHAR2 (1) |
nvarchar(1) |
○ |
メッセージのタイプ属性の最初の文字です。可能な値は、"c"(チャット)、"n"(標準)、"g"(グループ チャット)、"h"(見出し)、および "e"(エラー)です。 |
BODY_LEN |
INT |
NUMBER (9) |
int |
○ |
メッセージ本文の文字の長さです。 |
MESSAGE_LEN |
INT |
NUMBER (9) |
int |
○ |
件名と本文を含むメッセージの文字の長さです。 |
BODY_STRING |
VARCHAR (4000) |
VARCHAR2 (4000) |
nvarchar(4000) |
○ |
メッセージ本文です。 |
MESSAGE_ STRING |
VARCHAR (4000) |
VARCHAR2 (4000) |
nvarchar(4000) |
○ |
未加工パケット全体です。 |
BODY_TEXT |
TEXT |
CLOB |
nvarchar(4000) |
○ |
メッセージ本文が 4000 文字を超えている場合は、BODY_STRING フィールドの代わりにこのフィールドに保管されます。 |
MESSAGE_TEXT |
TEXT |
CLOB |
nvarchar(4000) |
○ |
未加工パケット全体が 4000 文字を超えている場合は、MESSAGE_STRING 列の代わりにこの列に保管されます。 |
SUBJECT |
VARCHAR (255) |
VARCHAR2 (255) |
nvarchar(255) |
○ |
ルームの現在の件名です。 |
JM テーブルには、メッセージ アーカイバ コンポーネントの会話と関連情報が保存されます。メッセージ アーカイバ コンポーネントは、IM and Presence サービス上でネイティブなコンプライアンス機能を提供します。
この項では、特定の情報を抽出するための、JM テーブルで実行できるサンプル SQL クエリを紹介します。次のクエリは、テーブルからすべての列を選択しますが、SQL クエリにどの情報を含めるかについて、さらに選択することができます。
次の SQL クエリは、特定のユーザによって送信されたすべてのインスタント メッセージを返します。
SELECT to_jid, sent_date, subject, thread_id, msg_type, direction, body_len, message_len,
body_string, message_string, body_text, message_text, history_flag
FROM jm
WHERE from_jid like 'bob@cisco.com%';
以下の SQL クエリは特定のユーザが受信するすべてのインスタント メッセージを返します。
SELECT from_jid, sent_date, subject, thread_id, msg_type, direction, body_len,
message_len, body_string, message_string, body_text, message_text, history_flag
FROM jm
WHERE to_jid like 'bob@cisco.com%';
次の SQL クエリは、特定のワードを含むすべてのインスタント メッセージを返します。
SELECT to_jid, from_jid, sent_date, subject, thread_id, msg_type, direction, body_len,
message_len, body_string, message_string, body_text, message_text, history_flag
FROM jm
WHERE LOWER(body_string) like LOWER('%hello%');
次の SQL クエリは、特定の日付以降のすべてのインスタント メッセージの会話とチャット ルームを返します。
SELECT to_jid, from_jid, sent_date, subject, thread_id, msg_type, direction, body_len,
message_len, body_string, message_string, body_text, message_text, history_flag
FROM jm
WHERE CAST(sent_date AS Character(32)) like '2011-01-31%';