連絡先リスト エクスポート ツール(ExportContacts.exe)を使用すると、移行するユーザのリストを含む入力ファイルを指定できます。 その後、このツールが、入力ファイルで指定されたユーザの連絡先リストを取得します。 または、コマンドライン パラメータを指定することで、ローカル Lync/OCS/LCS データベース内のすべてのユーザの連絡先リストをエクスポートできます。
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連絡先リスト エクスポート ツールですべてのユーザをエクスポートする場合、それらを IM and Presence サービスに移行するか否かに関係なく、結果として生成される UserList<Timestamp>.txt ファイルにはすべての Microsoft サーバで有効なユーザの連絡先リストが含まれます。 後でアカウント無効化ツールおよびアカウント削除ツールへの入力として UserList<Timestamp>.txt ファイルを使用する場合、ドメイン内のすべてのユーザ アカウントがアカウント無効化ツールおよびアカウント削除ツールの影響を受けることに注意してください。
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入力ファイルを使用する場合、次の入力ファイル形式がサポートされます。
入力ファイル形式 1:Microsoft サーバ SIP URI
次の点に注意してください。
入力ファイル形式 2:Active Directory 内の組織別のユーザ
この入力ファイル形式では、移行するユーザが含まれる Active Directory 内の組織単位(OU)を指定できます。 入力ファイルには、次の形式である必要があります。
DN:OU=OrgUnit1,OU=OrgUnit2,DC=DomainComp1,DC=DomainComp2
ここで、OrgUnit1 は、OrgUnit2 OU 内の OU で、DomainComp1 と DomainComp2 はドメイン コンポートです。 ドメインには通常、たとえば cisco.com ドメインに対する cisco および com のように、AD 内の 2 つのドメイン コンポーネントが含まれます。
また、単一の入力ファイルに複数の識別名(DN)を指定して、別の OU のユーザの連絡先リストをエクスポートできます。 複数の DN が指定されている入力ファイルの形式は次のとおりです。
DN:OU=firstOU,DC=DomainComp1,DC=DomainComp2
DN:OU=secondOU,DC=DomainComp1,DC=DomainComp2
DN:OU=thirdOU,DC=DomainComp1,DC=DomainComp2
入力ファイル形式 3:IM and Presence サービス ユーザ ID
次の点に注意してください。
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IM and Presence サービス BAT サブクラスタ エクスポート ツールを使用すると、この形式のファイルを取得できます。
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この形式は、カンマ区切り値(CSV)形式であり、入力ファイルの各行が連絡先リストの所有者に関するIM and Presence サービス サブクラスタ割り当てデータを表します。
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連絡先リストの所有者は、所有者の IM and Presence サービス ユーザ ID で表されます。たとえば、bobjones などです。 ユーザ ID(Cisco Unified Communications Manager に設定されている)は Microsoft サーバ ドメインの SIP URI のユーザ部分に一致させる必要があります。ユーザ ID が一致しない場合、他のいずれかの入力ファイル形式を代わりに使用してください。
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次のファイルは、サンプルの入力ファイルです。ユーザ ID は太字になっています。
UserID,Subcluster Name,Node Name
ann,CUPSubcluster1,CUPServer1
bob,CUPSubcluster1,CUPServer1
joe,CUPSubcluster1,CUPServer1
chuck,CUPSubcluster1,CUPServer1
連絡先リスト エクスポート ツールは、Subcluster Name と Node Name の情報を無視し、ユーザ ID の値を使用します。
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このファイル形式を使用する場合は、ツールを実行する際に IM and Presence サービス サーバのドメインを指定する必要があります。 ツールは、sip:userID@domain のようにドメインを使用して SIP URI をフォーマットします。
次の手順は、ユーザの移行用に Microsoft サーバから連絡先リストを一括でエクスポートする方法について説明します。