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目次
予定表情報を交換するためには、Microsoft Exchange サーバ(Microsoft Outlook)をプレゼンス ゲートウェイとして設定する必要があります。 IM and Presence サーバは、Exchange ゲートウェイによってアベイラビリティ情報(予定表/会議ステータス)をユーザ単位でアベイラビリティ ステータスに反映できます。
この手順の設定オプションは、ネットワーク環境と次のうちどの統合を行うかによって異なります。
1 つの WebDav サーバまたは複数の EWS サーバを設定できます。 展開環境に WebDAV サーバと EWS サーバを混在させることはできません。 各種の Exchange 統合の概要については、IM and Presence と Microsoft Exchange との統合 を参照されることをお勧めします。
EWS または WebDAV サーバを追加、更新、または削除した場合、設定の変更を有効にするためには、Cisco Presence Engine を再起動する必要があります。 複数の EWS サーバを連続して追加した場合は、すべての変更を同時に反映するよう Cisco Presence Engine を一度だけ再起動することができます。 IM and Presence は、サービスを再起動するタイミングを通知し(自動通知)、IM and Presence のサービスアビリティに Cisco Presence Engine を再起動するよう指示します( を選択します)。
Cisco Unified Presence リリース 8.6 以前では、Exchange ゲートウェイを追加、変更、または削除すると、クラスタ内の全ユーザの予定表がオフになります。 Cisco Unified Presence リリース 8.6 以降では、ユーザ予定表の一括無効化は、WebDAV ゲートウェイまたは最後の EWS ゲートウェイを削除した場合にのみ行われます。
(注) |
Cisco Unified Presence リリース 8.6 以前のバージョンでは、サーバをアップグレードまたはダウングレードする場合には現在のサーバを削除し、ターゲット サーバを手動で追加する必要があります。 これにより、クラスタ内のすべてのユーザの予定表のプレゼンスが無効になります。 Cisco Unified Presence リリース 8.6 以降では、この問題に対処済みです。 エンド ユーザに何の影響も及ぼすことなく、サーバをアップグレードまたはダウングレードし、IM and Presence のゲートウェイ タイプを変更できるようになりました。 ただし、アップグレードまたはダウングレードを行った後は、Presence Engine(PE)を再起動する必要があります。これによってユーザに影響が及ぶことがあります。 |
DNS の設定に対する、以下の影響を考慮に入れておいてください。
プレゼンス ゲートウェイを設定する前に、IM and Presence に有効な証明書チェーンをアップロードする必要があります。
プレゼンス ゲートウェイを設定する前に、IM and Presence に有効な証明書チェーンをアップロードする必要があります。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM IM and Presence 管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] にサイン インします。 | ||
ステップ 2 | を選択します。 | ||
ステップ 3 | [新規追加(Add New)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | [Exchange - EWS サーバ(Exchange -- EWS Server)] を選択します。 | ||
ステップ 5 | 1 種類以上のゲートウェイを設定した場合にプレゼンス ゲートウェイのインスタンスを区別できるよう、[説明(Description)] フィールドに意味のある説明を入力します。 | ||
ステップ 6 |
[プレゼンス ゲートウェイ(Presence Gateway)] フィールドにプレゼンス ゲートウェイのサーバの場所を入力し、それが Exchange サーバの IIS 証明書のサブジェクトの共通名(CN)と一致することを確認します。 Microsoft Exchange サーバに接続するには、次のいずれかの値を使用する必要があります。
プレゼンス ゲートウェイをワイルドカード証明書で使用するよう設定するには、指定したサーバの場所の値は、ワイルドカード証明書で保護されたサブドメインの一部である必要があります。 たとえば、ワイルドカード証明書がサブドメイン *.cup.cisco.com, を保護する場合は、[プレゼンス ゲートウェイ(Presence Gateway)] フィールドに <server name>.cup.cisco.com というサーバの場所の値を入力します。
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ステップ 7 | IM and Presence が Microsoft Exchange サーバに接続するときに使用する偽装アカウントの名前を入力します。この形式は、ユーザ プリンシパル名(user@domain など)か、ダウンレベルのログオン名(domain\user など)のどちらかです。 | ||
ステップ 8 |
IM and Presence が Microsoft Exchange サーバに接続するために必要となる Microsoft Exchange アカウント パスワードを入力し、確認します。 確認のためもう一度パスワードを入力します。 この値は、Microsoft Exchange サーバで設定したアカウントのアカウント パスワードと一致している必要があります。
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ステップ 9 | Microsoft Exchange サーバとの接続に使用するポートを入力します。 IM and Presence と Microsoft Exchange との統合は、セキュアな HTTP 接続を介して行う必要があります。 ポート 443(デフォルト ポート)を使用し、それ以外のポートに変更しないことを推奨します。 | ||
ステップ 10 | [保存(Save)] を選択します。 | ||
ステップ 11 | IM and Presence と Exchange サーバ間の接続が成功したことを確認します。 [プレゼンス ゲートウェイの設定(Presence Gateway Configuration)] ウィンドウの [トラブルシュータ(Troubleshooter)] に接続ステータスが表示されます。 解決のための処置を行う必要がある場合は、Exchange サーバの接続ステータスのトラブルシューティングに関するトピックを参照してください。 | ||
ステップ 12 | Exchange SSL 証明書チェーンのステータスを確認します([確認が成功しました(Verified)]。 証明書の件名 CN に不一致がある場合は、プレゼンス ゲートウェイの設定ウィンドウの [トラブルシュータ(Troubleshooter)] に表示されます。 解決のための処置を行う必要がある場合は、SSL 接続のトラブルシューティングに関するトピックを参照してください。 | ||
ステップ 13 | [オプション] 予定表の統合をローカライズする場合は、Exchange サーバの URL に「Calendar」の訳語が含まれていることを確認してください。 解決のための処置を行う必要がある場合は、Microsoft Exchange との統合に関する既知の問題についてのトピックを参照してください。 |
デフォルトでは、各ユーザのアベイラビリティ ステータスは Cisco Jabber によって自動的に判断されます。 ユーザがアプリケーションにサインインするか、電話中になると、それが検出されます。 システム管理者は、Microsoft Outlook 予定表と一体化してユーザが会議中であることを示すこともできます。 オプションを設定して、電話機のステータスと会議のステータスを表示するかどうかを選択できます。
電話機と会議のステータスを表示するオプションを設定するには、次の手順を実行します。
(注) |
予定表の統合は個別にのみ有効にできますが、最後の予定表プレゼンス ゲートウェイを設定から削除すると、すべてのユーザに対して無効にすることができます。 |
プレゼンス ゲートウェイが IM and Presence で設定されていることを確認します。 詳細については、Microsoft Exchange との統合向けのプレゼンス ゲートウェイの設定を参照してください。
ステップ 1 | [Cisco Unified CM IM and Presence のユーザ オプション(Cisco Unified CM IM and Presence User Options)] ページにサイン インします。 |
ステップ 2 | を選択します。 |
ステップ 3 | [予定表の設定(Calendar Settings)] で [自分のプレゼンス ステータスに予定表情報を含める(Include Calendar Information in my Presence Status)] を [オン(On)] に設定します。 |
ステップ 4 | [保存(Save)] を選択します。 |
この手順は、Microsoft Exchange サーバ 2007 または 2010 を EWS 経由で統合する場合にのみ必要となります。 予定表を WebDAV 経由で統合する場合、この手順を実行する必要はありません。
[EWS ステータスの頻度(EWS Status Frequency)] パラメータは、Exchange サーバが IM and Presence 上のサブスクリプションを更新する間隔(分数)を指定します。 このパラメータのデフォルト値は 60 分です。 IM and Presence 上のプレゼンス エンジンがサブスクリプションを失ったことを 60 分(デフォルト)よりも短い間隔で検出する必要がある場合は、この間隔をデフォルト値より小さい値に変更してください。 この間隔を短くすると、エラーの検出能力は向上しますが、それに伴って Exchange サーバおよび IM and Presence サーバへの負荷も増加します。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] メニューから IM and Presence サーバを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] メニューから [Cisco UP プレゼンス エンジン(アクティブ)(Cisco UP Presence Engine (Active))] を選択します。 |
ステップ 4 | [EWS ステータスの頻度(EWS Status Frequency)] フィールドのパラメータ値を編集します。 このパラメータのデフォルト値は 60 分です。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] を選択します。 |
予定表の統合はユーザ単位で行われるため、[EWS ステータスの頻度(EWS Status Frequency)] パラメータの変更はその都度に更新されます。 ただし、すべてのユーザについてパラメータの変更を有効にするために、Cisco Presence Engine を再起動することを推奨します。 を選択します。
この手順は、Microsoft Exchange サーバ 2003 または 2007 を WebDAV 経由で統合する場合にのみ必要となります。 予定表を EWS 経由で統合する場合、この手順を実行する必要はありません。
ユーザ ロケールは国特有のものです。ユーザ ロケール ファイルは、指定のロケールのユーザ アプリケーションおよびユーザ Web ページ向けに翻訳されたテキストを提供します。 Microsoft Exchange の導入を拡張し、多言語をサポートできるようにするには、予定表の統合に必要なユーザ ロケールをサポートするよう Cisco Unified Communications Manager と IM and Presence を設定する必要があります。 サポートされる言語の数には上限はありません。
この手順を実行する前に、次の補足情報を考慮に入れてください。
この手順を Cisco Unified Communications Manager で実行する方法については、次の URL にある『Cisco Unified Communications Operating System Administration Guide』を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/voice_ip_comm/cucm/cucos/8_0_1/cucos/iptpch7.html#wp1054072
ステップ 1 | IM and Presence ロケール インストーラを入手するには、Cisco.com のこのページにアクセスします。 | ||||||
ステップ 2 | 作業環境に適した IM and Presence ロケール インストーラ バージョンを選択します。 | ||||||
ステップ 3 | ファイルをダウンロードしたら、ハード ドライブに保存し、ファイルの保存場所をメモします。 | ||||||
ステップ 4 | SFTP をサポートするサーバにこのファイルをコピーします。 | ||||||
ステップ 5 | 管理者アカウントとパスワードを使用し、[Cisco Unified IM and Presence OS の管理(Cisco Unified IM and Presence Operating System Administration)] にサイン インします。 | ||||||
ステップ 6 | を選択します。 | ||||||
ステップ 7 | ソフトウェアの入手先として [リモート ファイル システム(Remote File System)] を選択します。 | ||||||
ステップ 8 | [ディレクトリ(Directory)] フィールドにファイルの保存場所(/tmp など)を入力します。 | ||||||
ステップ 9 | ロケール インストーラ ファイルが保存されているサーバ(ステップ 4 で指定したサーバ)の名前を入力します。 これにより、ロケール インストーラ ファイルが IM and Presence サーバにコピーされ、インストールできるようになります。 | ||||||
ステップ 10 | [ユーザ名(User Name)] フィールドと [ユーザ パスワード(User Password)] フィールドに自分のユーザ名とパスワードを入力します。 | ||||||
ステップ 11 | [転送プロトコル(Transfer Protocol)] で [SFTP] を選択します。 | ||||||
ステップ 12 | [次へ(Next)] を選択します。 | ||||||
ステップ 13 | 検索結果のリストから IM and Presence ロケール インストーラを選択します。 | ||||||
ステップ 14 | [次へ(Next)] を選択してインストーラ ファイルをロードし、検証します。 | ||||||
ステップ 15 | ロケールのインストールが完了したら、クラスタ内の各サーバを再起動します。 | ||||||
ステップ 16 |
インストールされるロケールのデフォルト設定は、「英語(米国)(English United States)」です。 IM and Presence の再起動中に、必要に応じて、ダウンロードしたインストーラのロケールに合わせてブラウザの言語を変更してください。
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ステップ 17 |
ユーザがサポートされている製品のロケールを選択できることを確認します。 クラスタ内のすべてのサーバに同じコンポーネントをインストールしてください。 |
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このトピックは、プレゼンス エンジンにおいて Exchange サーバからの通知をネットワーク設定に固有の別のポートで受信する場合にのみ当てはまります。 この手順は、WebDAV と EWS の両方の Exchange 設定を対象とします。
WebDAV 統合では、HTTPU 通知の受信にデフォルトで UDP ポート 50020 が使用されます。 EWS 統合では、HTTP 通知の受信にデフォルトで TCP ポートが使用されます。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] メニューから IM and Presence サーバを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] メニューから [Cisco Presence Engine(アクティブ)(Cisco Presence Engine (Active)] を選択します。 |
ステップ 4 | [プレゼンス エンジン構成(Presence Engine Configuration)] セクションの [Microsoft Exchange 通知ポート(Microsoft Exchange Notification Port)] フィールドのパラメータ値を編集します。 WebDAV 設定の場合、このパラメータのデフォルト値は 50020 です。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] を選択します。 |
一度にすべてのユーザのパラメータ変更を有効にするために、Cisco Presence Engine を再起動することを推奨します。 を選択します。
デフォルトでは、プレゼンス エンジンは会議/取り込み中通知を発生から 50 秒で送信できます。 ユーザ数が少ない場合は、この手順に示す方法に従って、この遅延を短くすることを推奨します。 ただし、この手順は任意です。ネットワーク設定に特有の理由から接続時間を変更する必要がある場合にのみ実行してください。
この手順では、フィールド値(秒数)を「割り当てられたユーザの最大数/100」に設定します。 たとえば、ユーザの最大数が 1000 である場合、オフセット範囲は 10 秒となります。
ステップ 1 | を選択します。 |
ステップ 2 | [サーバ(Server)] メニューから IM and Presence サーバを選択します。 |
ステップ 3 | [サービス(Service)] メニューから [Cisco Presence Engine(アクティブ)(Cisco Presence Engine (Active))] を選択します。 |
ステップ 4 | [予定表スプレッド(Calendar Spread)] フィールドのパラメータ値を編集します。 このパラメータのデフォルト値は 50 です。 |
ステップ 5 | [保存(Save)] を選択します。 |
[予定表スプレッド(Calendar Spread)] パラメータの変更は、ユーザ単位で予定表の統合が発生するたびに付加的に更新されます。 ただし、すべてのユーザについてパラメータの変更を有効にするために、Cisco Presence Engine を再起動することを推奨します。 を選択します。
[Cisco Unified CM IM and Presence の管理(Cisco Unified CM IM and Presence Administration)] の [サービスパラメータ(Service Parameters)] ウィンドウで設定できる Microsoft Exchange の予定表パラメータには、他にも 3 つあります。
注意 |
これらのパラメータのデフォルト設定を変更しないことをお勧めします。パラメータを変更すると、Microsoft Exchange との統合に悪影響が及ぶ可能性があります。 サポートについては、Cisco Technical Assistance Center(TAC)にお問い合わせください。 |