この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
目次
![]() (注) |
このモジュールでは、 Exchange Web サービス(EWS)経由での IM and Presence サービスと Microsoft Exchange Server 2007 および 2010 の統合について説明します。 WebDAV 経由で Exchange サーバ 2003 または 2007 と統合する場合は、Microsoft Exchange Server 2003/2007 と IM and Presence との統合 を参照してください。 各種の Exchange 統合の概要については、IM and Presence と Microsoft Exchange との統合 を参照されることをお勧めします。 |
Exchange 2007 サーバの設定手順は、Windows Server 2003 と Windows Server 2008 のどちらを使用するかによって異なります。
次の表に、Windows Server 2003 および Windows Server 2008 の Microsoft Exchange 2007 サーバ上のメールボックスへのアクセスを設定するときに従う必要のあるチェックリストを示します。 詳細については、Microsoft Server 2007 のマニュアル(http://technet.microsoft.com/en-us/library/bb124558(EXCHG.80).aspx)を参照してください。
IM and Presence は、Exchange サーバへの接続時にアカウントへのサイン インを可能にするためにのみ、そのアカウントに Receive As 権限を必要とします。 このアカウントは、通常、メールを受信しないため、領域の割り当てについて考慮する必要はありません。
Exchange 2007 アカウントに権限を割り当てた後で、その権限がメールボックスのレベルまで伝播し、選択されたユーザがメールボックスにアクセスしたり別のユーザのアカウントを偽装したりできることを確認する必要があります。 Exchange 2007 では、権限がメールボックスに伝播されるまでに時間を要します。
Exchange アカウントに適切な権限を委任してください。 「Microsoft Exchange 2007 設定チェックリスト(EWS)」を参照してください。
ステップ 1 | Exchange 2007 サーバの EMC で、コンソール ツリーの [Active Directory サイトとサービス(Active Directory Sites and Services)] を右クリックします。 |
ステップ 2 | [表示(View)] をポイントし、[サービス ノードの表示(Show Services Node)] を選択します。 |
ステップ 3 | サービス ノード(Services/MS Exchange/First Organization/Admin Group/Exchange Admin Group/Servers など)を展開します。 |
ステップ 4 | 選択したサービス ノードに CAS が含まれていることを確認します。 |
ステップ 5 | 各 CAS サーバの「プロパティ(Properties)」を表示し、[セキュリティ(Security)] タブで以下を確認します。 |
ステップ 6 |
サービス アカウント(Ex2007 など)にストレージ グループおよびメールボックス ストアに対する Allow impersonationpermission が付与され、個人情報の交換や別のユーザ アカウントでの送受信が可能であることを確認します。
|
次に、Microsoft Exchange 2010 サーバ上のメールボックスへのアクセスを設定するときに従う必要のある手順を示します。 詳細の手順については、Microsoft Server 2010 のマニュアルを参照してください。
Microsoft Exchange 2010 サーバと IM and Presence を EWS 経由で統合する前に、Exchange サーバ上で次のスロットル ポリシー パラメータ値を設定してください。 これらの値は、EWS の予定表と IM and Presence との統合を正常に機能させるために必要な値です。
シスコがテストを行った結果、デフォルトのスロットル ポリシー値があれば、50% の予定表対応ユーザに十分に対応できることがわかっています。 ただし、CAS への EWS リクエストの負荷が高い場合は、パラメータを 100 に増やすことを推奨します。 |
|
Microsoft Exchange 2010 の特定のユーザまたはユーザのグループに対し、Exchange の偽装権限を設定するには、次の手順を実行します。
Exchange 2010 アカウントに権限を割り当てた後で、その権限がメールボックスのレベルまで伝播し、選択されたユーザがメールボックスにアクセスしたり別のユーザのアカウントを偽装したりできることを確認する必要があります。 Exchange 2010 では、権限がメールボックスに伝播されるまでに時間を要します。
ステップ 1 | コマンド ライン入力を行うために Exchange 管理シェル(EMS)を開きます。 |
ステップ 2 |
サービス アカウントに必要な偽装権限が付与されていることを確認します。
|
ステップ 3 |
サービス アカウントに適用される管理の範囲が正しいことを確認します。
|
ステップ 4 |
ThrottlingPolicy パラメータが、表 1 に定義されているものと一致することを確認します。
|
Microsoft Office Outlook Web アクセスが正しく動作するためには、Exchange 仮想ディレクトリ(/exchange および /exchweb)の基本認証を有効にする必要があります。 /exchange ディレクトリは、OWA と WebDAV のメールボックス アクセス リクエストを処理します。 /exchweb ディレクトリには、OWA および WebDAV が使用するリソース ファイルが含まれています。 また、Exchange 仮想ディレクトリで Windows 統合認証を有効にすることもできます(オプション)。 さらに、フォーム ベース認証もオプションで有効にできます。
ステップ 1 | Exchange 管理コンソールを開き、サーバを選択します。 | ||
ステップ 2 | [サーバ構成(Server Configuration)] を選択します。 | ||
ステップ 3 | [クライアント アクセス(Client Access)] を選択します。 | ||
ステップ 4 | Outlook Web App 仮想ディレクトリをホストしているサーバを選択します。 | ||
ステップ 5 | [Outlook Web App] タブを選択します。 | ||
ステップ 6 | 作業ペインで、認証を設定する仮想ディレクトリを選択して右クリックします。 | ||
ステップ 7 | [プロパティ(Properties)] を選択し、[認証(Authentication)] タブを選択します。 | ||
ステップ 8 | [認証(Authentication)] で次のチェックボックスが選択されていることを確認し、[OK] を選択します。 | ||
ステップ 9 | [Exchange コントロール パネル(Exchange Control Panel)] ディレクトリを選択します。 | ||
ステップ 10 | 作業ペインで、認証を設定する仮想ディレクトリを選択して右クリックします。 | ||
ステップ 11 | [認証(Authentication)] で次のチェックボックスが選択されていることを確認し、[OK] を選択します。 | ||
ステップ 12 |
変更内容を有効にするには、CLI に次のコマンドを入力して IIS を再起動します。 iisreset /noforce |
||
ステップ 13 | コントロール パネルで IIS Admin Service および World Wide Publishing Service が起動済みの状態になっていることを確認します。 | ||
ステップ 14 |
[オプション] フォーム ベース認証を有効にするには、次の手順を実行します。
|