ストレージ プロファイル

ストレージ プロファイル

ストレージ プロファイルを作成して使用することで、ストレージ ディスクの数、これらのディスクのロールと用途、およびその他のストレージ パラメータを柔軟に定義できます。ストレージ プロファイルには、1 つ以上のサービス プロファイルのストレージ要件がカプセル化されます。ストレージ プロファイルで設定された LUN は、ブート LUN またはデータ LUN として使用でき、また特定のサーバ専用にすることができます。さらに、ローカル LUN をブート デバイスとして指定することも可能です。ただし、LUN のサイズ変更はサポートされていません。ストレージ プロファイルを導入すると、次の利点があります。

  • 複数の仮想ドライブを設定し、仮想ドライブによって使用される物理ドライブを選択できます。仮想ドライブのストレージ容量も設定できます。

  • ディスク グループに含まれるディスクの数、タイプ、ロールを設定できます。

  • ストレージ プロファイルをサービス プロファイルに関連付けることができます。

ストレージ プロファイルは、組織レベルでも、サービス プロファイル レベルでも作成できます。サービス プロファイルには、専用ストレージ プロファイルおよび組織レベルのストレージ プロファイルを関連付けることができます。

Cisco 24G トライモード RAID および HBA コントローラ

4.3(5a) 以降、 Cisco UCS Manager は Cisco トライモード RAIDおよび HBA コントローラをサポートしています。これらのコントローラは、専用スロットに直接接続でき、 RAID (RAID-0、 RAID-1、 RAID-5、 RAID-6、 RAID-10、 RAID-50、および RAID-60)および JBOD モード構成をサポートします。

表 1. コントローラ サポートの詳細

コントローラ(PID)

製品名

サポート対象のサーバ

サポートされている最大ドライブ数

サポートされるコントローラ タイプ

UCSC-RAID-MP1L32

Cisco 24G トライモード M1 RAID 4GB フラッシュ バック式書き込みキャッシュ(FBWC)32D

UCSC-C240-M7SX

UCSC-C245-M8SX

32

RAID(RAID-0、1、5、6、10、50、60)および JBOD

UCSC-RAID-M1L16

Cisco 24G トライモード M1 RAID 4GB フラッシュ バック式書き込みキャッシュ(FBWC)16D

UCSC-C220-M7S

UCSC-C225-M8S

16

RAID(RAID-0、1、5、6、10、50、60)および JBOD

UCSC-HBA-M1L16

Cisco 24G トライモード M1 HBA 16D

UCSC-C240-M7SX

UCSC-C245-M8SX

32

JBOD

UCSC-C220-M7S

UCSC-C225-M8S

16

Cisco 24G トライモード M1 RAID および HBA コントローラの利点:

  • エンタープライズ キー管理(EKMS)を使用してリモート キーを管理し、データの物理的なセキュリティを強化します。

  • アウトオブバンド管理により、新しいベンダーとアダプタを迅速に統合できます。

  • 最大ドライブ容量の 5% は、時間の経過に伴うドライブ サイズのわずかなバリアンスを許容するために予約済みです。

Cisco 24G トライモード M1 RAID コントローラの予想される動作、推奨事項、および既知の制限事項:

  • RAID-5 セットアップでは、3 台の HDD を搭載したドライブをホットプラグすると、リモート対応ドライブのパフォーマンスが低下します。JBOD SSD を同じスロットに挿入すると、ドライブに障害が発生し機能不全とマークされます。

  • RAID-1 セットアップでは、仮想ドライブの作成時に最大 2 つの物理ディスクがサポートされます。3 つ以上の物理ディスクで RAID-1 を構成すると、構成に失敗します。

  • ローカル ディスク構成ポリシーを使用して仮想ドライブを作成する場合、自己暗号化ドライブ(SED)と非 SED を混在させることはできません。この制限は、UCSC-RAID-M1L16 および UCSC-RAID-M1L32 コントローラに特に関連したものです。

  • リモートのセキュア ドライブでのセキュア消去操作は、キー管理相互運用性プロトコル(Key Management Interoperability Protocol、KMIP)サーバーに接続していないサーバー上ではブロックされます。

  • 3 個の HDD を搭載したボリュームから同じサーバの別のスロットにドライブを物理的に取り外すと、元のスロットとのしっかりとした結合により、外部構成ドライブとしてインベントリに移動します。

  • 物理ディスクは常に JBOD モードであるため、Unconfigured Good(未構成良好)状態とは無関係です。

  • [利用可能なまで拡張(Expand To Available)] オプションを使用して仮想ドライブを作成すると、ディスク上に未使用の空き領域が生じます。

  • これらの RAID コントローラ上のドライブ グループ内の仮想ドライブの数は最大 8 に制限することをお勧めします。

  • キャッシングを有効にして RAID ボリュームを作成する場合は、スーパーキャパシタが完全に充電されていることを確認してください。そうしないと、仮想ドライブの作成が失敗し、サービス プロファイルの関連付けが失敗します。ただし、サービス プロファイルを再度関連付ければ、仮想ドライブが作成され、関連付けは成功します。

  • 各仮想ドライブ(VD)を削除する際には一度に 1 つずつ削除し、次のドライブを削除する前にそれぞれの操作が完了していることを確認する必要があります。変換の進行中には、VD の削除を含む他の操作を実行できません。VD 変換が完了するまでは、サービス プロファイルを関連付けても構成は失敗します。サービス プロファイルを関連付ける前に変換を完了するために、サーバーの電源をオンにしておく必要があります。VD を削除するには、スクラブ ポリシー を使用することをお勧めします。

  • サーバー間で RAID グループを移動する場合、RAID 構成はスロット位置に依存するので、ドライブ スロットは同じ位置のものを使用する必要があります。

  • サーバー間のドライブの移行時には、両方のサーバーのコントローラが同じタイプ(UCSC-RAID-M1L16/UCSC-RAID-M1L32)であることを確認してください。移行前にサーバー 1 の電源を切り、ドライブのセット全体をサーバー 2 の同じスロットに配置します。ドライブに対応するためにサーバー 2 のスロットはすべて空いていることを確認します。サーバー 1 からサーバー 2 にドライブのセット全体を移動することが推奨されています。

  • ドライブ グループ アレイごとに 1 つの専用ホット スペア(DHS)のみが許可されます。既存のディスク グループ ポリシーへの DHS 数を 2 以上に増やそうとすると、エラーになります。

  • プログラマブル システム オン チップ(PSoC)はコントローラ ファームウェア パッケージに統合されているため、PSoC ファームウェアを個別に更新する必要はありません。

  • ボリュームが構成されていない場合、ドライブはデフォルトで JBOD モードになるため、ドライブ グループ作成の際の [JBOD を使用(Use JBOD)] オプションは冗長です。

  • コントローラは、読み取りと書き込みの両方のキャッシュ ポリシーをサポートし、両方でキャッシュを有効にするか、両方でキャッシュを無効にする 2 つの構成をサポートします。

  • 次のポリシーまたは構成はサポートされていません:

    • I/O ポリシー、ドライブ キャッシュ ポリシー、およびアクセス ポリシー

    • 自動構成モード

    • 活性挿抜(OIR)

    • グローバルホットスペア

    • 外部設定のインポート

    • 外部設定のクリア

  • 外部の構成ドライブをサーバー上に配置する場合、コントローラの構成オプションのインポートまたはクリアを無効にする必要があります。現在、これらのオプションは有効ですが、操作がサポートされていないことを示す警告またはエラーが表示されます。


(注)  


詳細については、自己暗号化ドライブのセキュリティ ポリシーガイドラインセクションを参照してください。


Cisco ブート最適化 M.2 RAID コントローラ

4.0(4a) 以降、Cisco UCS Manager は Marvell ® 88SE92xx PCIe から SATA 6Gb/s コントローラを搭載した Cisco ブート最適化 M.2 コントローラ(UCS-M2-HWRAID)をサポートしています。これは、次のサーバでサポートされています。

  • Cisco UCS C220 M7 サーバ

  • Cisco UCS C240 M7 サーバ

  • Cisco UCS C225 M6サーバ

  • Cisco UCS C245 M6サーバ

  • Cisco UCS C220 M6サーバ

  • Cisco UCS C240 M6サーバ

  • Cisco UCS C220 M5 サーバ

  • Cisco UCS C240 M5 サーバ

  • Cisco UCS C480 M5 サーバ

  • Cisco UCS B200 M5 サーバ

  • Cisco UCS B480 M5 サーバ

次の 2 つのドライブは、Cisco ブート最適化 M. 2 RAID コントローラによって管理されます。

  • 240GB M.2 6G SATA SSD

  • 960GB M.2 6G SATA SSD

Cisco ブート最適化 M. 2 RAID コントローラは、RAID1/JBOD (デフォルト-JBOD) モードと UEFI ブート モードのみをサポートします。

Cisco ブート最適化 M.2 Raid コントローラの制限

  • 既存の LUN の移行はサポートされていません。

  • ローカル ディスク設定ポリシーはサポートされていません。

  • 1 つの LUN を作成するとディスク容量をすべて使用するため、作成できる LUN の数は 1 つに制限されます。

  • Lun は、ストレージ プロファイルの下の [Local LUN (ローカル LUN)] タブ (ローカル LUN の設定 を参照) を使用して作成され、コントローラ定義を使用しません。

  • 異なる容量の 2 台のドライブを混在させることはできません。

  • ブレードまたはラック サーバー上の孤立した仮想ドライブの名前を変更することはできません。

Cisco ブート最適化 M.2 NVMe RAID コントローラ

4.3(4a) 以降、Cisco UCS Manager は、Marvell ® 88SE92xx PCIe から SATA 6Gb/s コントローラを搭載した Cisco ブート最適化 M.2 NVMe RAID コントローラ(UCS-M2-NVRAID)をサポートしています。これは、次のサーバでサポートされています。

  • Cisco UCS C220 M7 サーバ

  • Cisco UCS C240 M7 サーバ

次の 2 つのドライブは、Cisco ブート最適化 M. 2 RAID コントローラによって管理されます。

  • 960GB M.2 6G SATA SSD

  • 400GB M.2 6G SATA SSD

Cisco ブート最適化 M. 2 RAID コントローラは、RAID0、RAID1、または JBOD(デフォルト - JBOD)モードと UEFI ブート モードのみをサポートします。

Cisco ブート最適化 M.2 NVMe RAID コントローラの制限事項

  • 既存の LUN の移行はサポートされていません。

  • ローカル ディスク設定ポリシーはサポートされていません。

  • 1 つの LUN を作成するとディスク容量をすべて使用するため、作成できる LUN の数は 1 つに制限されます。

  • Lun は、ストレージ プロファイルの下の [Local LUN (ローカル LUN)] タブ (ローカル LUN の設定 を参照) を使用して作成され、コントローラ定義を使用しません。

  • 異なる容量の 2 台のドライブを混在させることはできません。

  • ブレードまたはラック サーバー上の孤立した仮想ドライブの名前を変更することはできません。

ディスク グループおよびディスク グループ設定ポリシー

シャーシ内のサーバは、そのシャーシ内で集中管理されたストレージを使用することができます。ストレージに使用するディスクを選択して設定できます。これらの物理ディスクの論理集合は「ディスク グループ」と呼ばれます。ディスク グループを使用すれば、ローカル ディスクを整理できます。ストレージ コントローラは、ディスク グループの作成と設定を制御します。

ディスク グループ設定ポリシーは、ディスク グループの作成方法と設定方法を定義したものです。このポリシーで、ディスク グループに使用する RAID レベルを指定します。また、ディスク グループのディスクの手動選択または自動選択とディスクのロールも指定します。1 つのディスク グループ ポリシーを使用して、複数のディスク グループを管理できます。ただし、1 つのディスク グループを複数のディスク グループ ポリシーで管理することはできません。

ホット スペアとは、ディスク グループに含まれるディスクで障害が発生した場合にディスク グループで使用できる、未使用の予備ディスクのことです。ホット スペアを使用できるのは、フォールトトラレント RAID レベルをサポートするディスク グループのみです。さらに、ディスクをグローバル ホット スペアとして割り当てることができ、ディスク グループで使用できます。

仮想ドライブ

1 つのディスク グループは、複数の仮想ドライブにパーティション分割できます。その場合、オペレーティング システムには各仮想ドライブが個別の物理デバイスとして表されます。

ディスク グループのすべての仮想ドライブは、同じ 1 つのディスク グループ ポリシーを使用して管理する必要があります。

設定状態

[設定状態(Configuration States)] には、仮想ドライブの設定状態が示されます。仮想ドライブの設定状態は次のいずれかになります。

  • [適用中(Applying)]:仮想ドライブを作成中です。

  • [適用済み(Applied)]:仮想ドライブの作成が完了したか、仮想ディスク ポリシーの変更が設定されて正常に適用されました。

  • [適用失敗(Failed to apply)]:基礎となるストレージ サブシステムで発生したエラーにより、仮想ドライブの作成、削除、または名前変更が失敗しました。

  • [Orphaned]:この仮想ドライブを含むサービス プロファイルが削除されたか、サービス プロファイルとストレージ プロファイルとの関連付けが解除されています


    (注)  


    孤立した LUN は、OS の起動に使用できません。これらの LUN にイメージをインストールすることはできますが、これらのドライブからの起動は失敗します。特定の孤立した LUN を使用するには、ストレージ プロファイルを再度関連付ける必要があります。これにより、「装備済み」プレゼンス状態に戻ります。

    OS がインストールされた孤立した LUN があり、サービス プロファイルに関連付けられたブート ポリシーにローカル LUN がある場合、使用可能な孤立した LUN で OS の起動が行われます。複数の OS がインストールされている場合、OS に関連付けられている特定の孤立 LUN はありません。


  • [Not in use]:この仮想ドライブが含まれていたサービス プロファイルが何にも関連付けられていない状態になっています。

展開状態

[展開状態(Deployment States)] には、仮想ドライブで実行中のアクションが示されます。仮想ドライブの展開状態は次のいずれかになります。

  • [アクションなし(No action)]:仮想ドライブに対して保留中の作業項目はありません。

  • [作成中(Creating)]:仮想ドライブを作成中です。

  • [削除中(Deleting)]:仮想ドライブを削除中です。

  • [変更中(Modifying)]:仮想ドライブを変更中です。

  • [適用失敗(Apply-Failed)]:仮想ドライブの作成または変更が失敗しました。

動作状態

[動作状態(Operability States)] には、仮想ドライブの動作状態が示されます。仮想ドライブの動作状態は次のいずれかになります。

  • [最適(Optimal)]:仮想ドライブの動作状態は正常です。設定されているすべてのドライブがオンラインです。

  • [縮退(Degraded)]:仮想ドライブの動作状態は最適ではありません。設定されたドライブのいずれかに障害が発生したか、オフラインの状態です。

  • [Cache-degraded]:仮想ドライブは write back モードの書き込みポリシーを使用して作成されましたが、BBU に障害が発生したか、BBU がありません。


    (注)  


    always write back モードを選択した場合は、この状態になりません。


  • [Partially degraded]:RAID 6 仮想ドライブの動作状態が最適ではありません。設定されたドライブのいずれかに障害が発生したか、オフラインの状態です。RAID 6 は、最大 2 件のドライブ障害を許容できます。

  • [オフライン(Offline)]:仮想ドライブが、RAID コントローラで使用できません。これは実質的に障害状態です。

  • [不明(Unknown)]:仮想ドライブの状態は不明です。

プレゼンス状態

[プレゼンス状態(Presence States)] には、仮想ドライブ コンポーネントのプレゼンスが示されます。仮想ドライブのプレゼンス状態は次のいずれになります。

  • [実装済み(Equipped)]:仮想ドライブを利用できます。

  • [不一致(Mismatched)]:仮想ドライブの展開状態が、その仮想ドライブに設定されている状態と異なります。

  • [欠落(Missing)]:仮想ドライブがありません。

ディスク グループ ポリシーの設定

ディスク グループ ポリシーに、自動または手動でディスクを設定できます。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

Step 2

[ストレージ(Storage)] > [ストレージ プロビジョニング(Storage Provisioning)] > [ストレージ ポリシー(Storage Policies)] の順に展開します

Step 3

ディスク グループ ポリシーを作成する組織のノードを展開します。

Step 4

組織の [Disk Group Policies] を右クリックし、[Create Disk Group Policy] を選択します。

Step 5

[Create Disk Group Policy] ダイアログボックスで、次の情報を指定します。

名前 説明
[名前(Name)] フィールド

ポリシーの名前

この名前には、1 ~ 16 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および . (ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

[Description] フィールド

ポリシーの説明。ポリシーが使用される場所と条件についての情報を含めることを推奨します。

256 文字以下で入力します。任意の文字またはスペースを使用できます。ただし、`(アクセント記号)、\(円記号)、^(カラット)、"(二重引用符)、=(等号)、>(大なり)、<(小なり)、または'(一重引用符)は使用できません。

[RAID Level] ドロップダウン リスト

次のいずれかになります。

  • [RAID 0 Striped]

  • [RAID 1 Mirrored]

    Note

     

    Cisco ブート最適化 M. 2 RAID コントローラ (UCS-M2-HWRAID) は、RAID1 のみをサポートします。

  • [RAID 5 Striped Parity]

  • [RAID 6 Striped Dual Parity]

  • RAID 10 Mirrored and Striped

Note

 

RAID 1 ポリシーでディスク グループを作成し、このグループに 4 つのディスクを設定すると、ストレージ コントローラにより、内部で RAID 1E 構成が作成されます。

Step 6

次のシナリオでは、JBOD または UG ドライブを使用して LUN を作成します。

  1. ドライブの状態が UG で、ディスク グループ ポリシー内にあり、[JBOD を使用(Use JBOD)] が次のように設定されている場合:

    • [はい(Yes)]:JBOD ドライブと UG ドライブの両方を、ドライブ スロットの順序に基づいて使用できます。

    • [いいえ(No)]:UG ドライブのみを使用できます。

  2. ドライブの状態が JBOD で、ディスク グループ ポリシー内にあり、[JBOD の使用(Use JBOD)] が次のように設定されている場合:

    • [はい(Yes)]:JBOD ドライブと UG ドライブの両方を、ドライブ スロットの順序に基づいて使用できます。

    • [いいえ(No)]:UG ドライブのみを使用できます。

  3. ドライブの状態が JBOD または UG で、ディスク グループ ポリシー内にあり、[JBOD の使用(Use JBOD)] が次のように設定されている場合:

    • [はい(Yes)]:JBOD ドライブと UG ドライブの両方を使用できます。

    • [いいえ(No)]:UG ドライブのみを使用できます。

Note

 

UCS Manager ディスクの選択は、ドライブの状態に関係なく、連続したスロット番号に基づいて行われます。

Step 7

ディスク グループ ポリシーに自動的にディスクを設定するには、[Disk Group Configuration (Automatic)] を選択し、次の情報を指定します。

Note

 

Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラ (HWRAID) を設定している場合は、Step 8 に進みます。

名前 説明
[Number of drives] フィールド

ディスク グループのドライブの数を指定します。

ドライブ数の範囲は 0 ~ 24 です。デフォルトのドライブ数は、[Unspecified] です。ドライブ数を [Unspecified] として選択すると、ディスクの選択プロセスに応じたディスク数が選択されます。

[Drive Type] フィールド

ディスク グループのドライブのタイプ。次のオプションを選択できます。

  • HDD

  • SSD

  • [Unspecified]

デフォルトのドライブ タイプは [Unspecified] です。ドライブ タイプとして [Unspecified] を選択すると、使用可能な最初のドライブが選択されます。最初のドライブが選択されると、以降のドライブはそのドライブと互換性のあるタイプになります。たとえば、最初のドライブが SSD の場合、以降のすべてのドライブが SSD になります。

[Number of Hot Spares] フィールド

ディスク グループの専用ホット スペアの数。

専用ホット スペア数の範囲は 0 ~ 24 です。デフォルトの専用ホット スペア数は [Unspecified] です。専用ホット スペア数を [Unspecified] として選択すると、ディスクの選択プロセスに応じたホット スペア数が選択されます。

[Min Drive Size] フィールド

ディスク グループの最小ドライブ サイズ。この基準を満たすディスクのみが選択可能になります。

最小ドライブ サイズの範囲は 0 ~ 10240 GB です。デフォルトの最小ドライブ サイズは [Unspecified] です。最小ドライブ サイズを [Unspecified] として選択すると、すべてのサイズのディスクが選択可能になります。

Step 8

ディスク グループ ポリシーに手動でディスクを設定するには、[Disk Group Configuration (Manual)] を選択してから、次の手順に従います。

  1. テーブル右側のアイコン バーにある [+] をクリックします。

  2. [Create Local Disk Configuration Reference] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

名前 説明
[Slot] フィールド

ローカル ディスク参照を設定するスロット。

Note

 

M.2 ドライブには通常スロット ID = 253、254があります。

さらに、[Equipment (機器)] > [Server (サーバー)][servernumber (サーバー番号)] > [Inventory (インベントリ)] > [Storage (ストレージ)] > [Disks (ディスク)] に移動して、スロット ID を確認します。

[Role] フィールド

Note

 

Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラ (UCS-M2-HWRAID) を設定している場合は、[Normal (標準)] を選択します (デフォルト)。他の値を選択すると、設定エラーになります。

ディスク グループでのローカル ディスクのロール。次のオプションを選択できます。

  • 標準

  • [Dedicated Hot Spare]

  • グローバル ホット スペア

[Span ID] フィールド

Note

 

Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラ (UCS-M2-HWRAID) を設定している場合は、このフィールドは適用されません。[SPAN ID (範囲 ID)] フィールドは [unspecified (未指定)] のままにします。いずれかの値を選択すると、設定エラーになります。

ディスクが属しているスパン グループの ID を指定します。単一のスパン グループに属している複数のディスクは、大容量の単一ディスクとして扱うことができます。値の範囲は 0 ~ 8 です。RAID-10、RAID-50、および RAID-60 の場合、最小 2 スパンが必要で、最大 8 スパンがサポートされます。スパニング情報が必要ない場合は、スパン識別子を Unspecified として設定することもできます。

Step 9

[Virtual Drive Configuration] 領域に、次の情報を指定します。

Note

 

Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラ (HWRAID) を設定している場合は、 次のようになります。

  • 作成できる仮想ドライブは 1 つのみです。

  • ストリップ サイズ (KB) には、 64 KB または32KB を選択します。他の値を選択すると、設定エラーになります。

  • アクセスポリシー読み取りポリシー書き込みキャッシュポリシーIO ポリシー、およびドライブキャッシュの場合は、[Platform Default (プラットフォーム デフォルト)] を選択します。他の値を選択すると、設定エラーになります。

  • Raid コントローラ(UCSC- RAID-HP)の [アクセス ポリシー(Access Policy)] は、[読み取り/書き込み(Read Write)] オプションのみをサポートします。

名前 説明
[Strip Size (KB)] フィールド

仮想ドライブのストライプ サイズ。許容される値は [Platform Default] のみです。

[Access Policy] フィールド

仮想ドライブのアクセス ポリシー。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Write]

  • [Read Only]

  • ブロック

[Read Policy] フィールド

仮想ドライブの読み取りポリシー。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Ahead]

  • [Normal]

[Write Cache Policy] フィールド

仮想ドライブのキャッシュ書き込みポリシー。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Write Through]

  • [Write Back Good Bbu]

  • [Always Write Back]

[IO Policy] フィールド

仮想ドライブの I/O ポリシー。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • 直接

  • Cached

[Drive Cache] フィールド

ドライブ キャッシュの状態。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [No Change]

  • 有効化

  • 無効化

ディスク グループ内のすべての仮想ドライブは、同じ 1 つのディスク グループ ポリシーを使用して管理する必要があります。

Step 10

[OK] をクリックします。

Note

 

仮想ドライブ(VD)のデフォルト値を受け入れて、ディスク グループ ポリシーをサービス プロファイルに関連付けると、サービス プロファイルに関連付けられた後に VD の設定を変更できます。デフォルト以外の値を使用するように WebBIOS から VD のデフォルト値を変更すると、変更された値を確認するためのプロパティ エラーは生成されません。


RAID レベル

ディスク グループの RAID レベルは、可用性、データの冗長性、および I/O パフォーマンスの確保を目的とした、ディスク グループでのデータの編成方法を表します。

RAID により、次の機能が提供されます。
  • ストライピング:複数の物理デバイスでデータをセグメント化します。これにより、デバイスの同時アクセスが可能になり、スループットが向上するため、パフォーマンスが向上します。

  • ミラーリング:同じデータを複数のデバイスに書き込むことで、データの冗長性を確保します。

  • パリティ:デバイスで障害が発生した場合にエラーを修正できるよう、追加のデバイスに冗長データを保管します。パリティによって完全な冗長性が実現されることはありませんが、シナリオによってはエラー リカバリが可能になります。

  • スパニング:複数のドライブを 1 つの大容量ドライブとして使用できます。たとえば、4 台の 20 GB ドライブを結合して、1 台の 80 GB ドライブのように扱うことができます。

サポートされている RAID レベルは次のとおりです。
  • RAID 0 ストライピング:データはアレイのすべてのディスクにストライピングされ、高速スループットを提供します。データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。

  • RAID 1 Mirrored:データが 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合に完全なデータ冗長性を提供します。最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。

  • RAID 5 Striped Parity:データはアレイのすべてのディスクにストライプ化されます。各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。

    RAID 5 は、RAID-5 グループに属する複数のディスクにパリティ データ ブロックを配分します。RAID 5 には、3 台以上のディスクが必要です。

  • RAID 6 デュアル パリティ付きストライピング:データをアレイのすべてのディスクにストライピングし、2 つのパリティ データ セットを使用することで、最大 2 台の物理ディスクを障害から保護します。データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。

    2 つ目のパリティ ブロックが追加される点を除けば、RAID 6 は RAID 5 と同じ機能です。RAID 6 には 4 台以上のディスクが必要です。

  • RAID 10 ミラーリングおよびストライピング:RAID 10 はミラーリングされたディスクのペアを使用して完全なデータ冗長性を提供し、ブロック レベルのストライピングによって高いスループット レートを実現します。RAID 10 は、パリティおよびブロック レベルのストライピングを使用しないミラーリングを行います。RAID 10 には 4 台以上のディスクが必要です。

  • RAID 50 Striped Parity and Striped:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと複数のディスク故障耐性を提供します。

  • RAID 60 Striped Dual Parity and Striped:データが複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにストライプ化され、高いスループットと優れたディスク故障耐性を提供します。

自動ディスク選択

ディスク グループ構成を指定して、そのディスク グループに含まれるローカル ディスクを指定しないと、Cisco UCS Manager はディスク グループ構成ポリシーで指定された基準に従って、使用するディスクを決定します。この場合、Cisco UCS Manager は複数の方法でディスクを選択できます。

一連のディスクのすべての修飾子が一致すると、それらのディスクはスロット番号に従って順番に選択されます。通常のディスクおよび専用ホット スペアは、スロット番号が小さい順に選択されます。

ディスク選択プロセスは次のとおりです。

  1. 新しい仮想ドライブの作成が必要なすべてのローカル LUN について処理が繰り返されます。繰り返し処理は、次の基準に、記載する順で従います。

    1. ディスクの種類

    2. 降順の最小ディスク サイズ

    3. 降順のスペース要件

    4. アルファベット順のディスク グループ修飾子名

    5. アルファベット順のローカル LUN 名

  2. 最小ディスク数および最小ディスク サイズに応じて、通常のディスクを選択します。検索基準を満たすディスクのうち、スロット番号が最も小さい順にディスクが選択されます。

    (注)  


    ドライブ タイプとして [Any] を指定すると、使用可能な最初のドライブが選択されます。最初のドライブが選択されると、以降のドライブはそのドライブと互換性のあるタイプになります。たとえば、最初のドライブが SATA である場合、後続のすべてのドライブも SATA となります。Cisco UCS Manager リリース 2.5 でサポートされているのは SATA と SAS のみです。

    Cisco UCS Manager リリース 2.5 では RAID のマイグレーションをサポートしていません。


  3. 専用ホット スペアの選択方法も、通常のディスクを選択する場合と同じです。[Unconfigured Good] 状態のディスクのみが選択されます。

  4. プロビジョニング済み LUN に、展開済み仮想ドライブと同じディスク グループ ポリシーが設定されている場合は、同じディスク グループへの新しい仮想ドライブの展開を試みます。そうでない場合は、展開する新しいディスクの検索を試みます。

サポートされている LUN の変更

LUN が関連付けられたサーバにすでに展開されているとしても、LUN 設定に対する一部の変更はサポートされます。

次のタイプの変更を行うことができます。

  • 新しい仮想ドライブの作成。

  • 孤立した状態にある既存の仮想ドライブの削除。

  • 既存の仮想ドライブに対する、再構成を伴わない変更。次の変更は、データ損失やパフォーマンスの低下を伴わずに既存の仮想ドライブに対して行うことができます。
    • ポリシー変更。たとえば、キャッシュ書き込みポリシーを変更するなどです。

    • ブート パラメータの変更。

LUN を削除すると、警告が表示されます。データ損失を回避するための措置を取ってください。

サポートされていない LUN の変更

既存の LUN に対する変更の中には、元の仮想ドライブを破棄して新しい仮想ドライブ作成しなければ適用できない変更があります。その場合はすべてのデータが失われるため、そのような変更はサポートされていません。

再構成を伴う既存の仮想ドライブに対する変更はサポートされていません。サポートされていない、再構成を伴う変更は次のとおりです。

  • 再構成を通して可能となる、サポートされている任意の RAID レベルの変更。たとえば、RAID0 から RAID1 への変更。

  • 再構成を通した仮想ドライブのサイズ増加。

  • 再構成を通したディスクの追加および削除。

  • [Expand To Available] オプションは、既に導入されている LUN ではサポートされません。

破壊的変更もサポートされていません。サポートされていない破壊的変更は次のとおりです。

  • 再構成をサポートしない RAID レベルの変更。たとえば、RAID5 から RAID1 への変更。

  • 仮想ドライブのサイズ縮小。

  • 同じドライブ グループに他の仮想ドライブが存在する状況における、再構成をサポートする RAID レベルの変更。

  • ディスク グループに仮想ドライブを収容するだけのスペースが残っていない場合のディスクの削除。

  • 仮想ドライブで使用しているディスク セットの明示的変更。

ディスク挿入の処理

次の一連のイベントが発生する場合があります。

  1. LUN が、次のいずれかの方法で作成されます。
    1. ユーザがローカル ディスク参照を使用して、明示的にスロットを指定します。

    2. ユーザが指定した基準に従って、システムがスロットを選択します。

  2. LUN が正常に展開されます。つまり、そのスロットを使用する仮想ドライブが作成されます。

  3. ディスクをスロットから取り外します(おそらくディスクで障害が発生したため)。

  4. 同じスロットに新しい有効なディスクを挿入します。

次のシナリオが可能です。

非冗長仮想ドライブ

非冗長仮想ドライブ(RAID0)は、物理ドライブが除去されると [Inoperable] 状態になります。新しい有効なドライブが挿入されると、新しい物理ドライブは [Unconfigured Good] 状態になります。

非冗長仮想ドライブの場合、仮想ドライブの回復手段はありません。仮想ドライブを削除してから再作成する必要があります。

ホット スペア ドライブが割り当てられていない冗長仮想ドライブ

冗長仮想ドライブ(RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50、RAID 60)にホット スペア ドライブが割り当てられていないと、古い物理ドライブを取り除いたスロットに有効な物理ドライブを挿入するまでは、仮想ドライブの不一致、仮想ドライブのメンバ欠如、ローカル ディスクの欠如といった障害状態になります。

物理ドライブのサイズが古いドライブのサイズ以上である場合、ストレージ コントローラは自動的にその新しいドライブを仮想ドライブ用に使用します。新しいドライブは [Rebuilding] 状態になります。再ビルドが完了すると、仮想ドライブは [Online] 状態に戻ります。

ホット スペア ドライブが割り当てられた冗長仮想ドライブ

冗長仮想ドライブ(RAID 1、RAID 5、RAID 6、RAID 10、RAID 50、RAID 60)にホット スペア ドライブが割り当てられている場合、ドライブで障害が発生したり、ドライブを取り除いたりすると、仮想ドライブが [Degraded] 状態になった時点で、専用ホット スペア ドライブ(使用可能な場合)が [Rebuilding] 状態になります。再ビルドが完了すると、そのドライブが [Online] 状態になります。

仮想ドライブが運用可能であっても、仮想ドライブは Cisco UCSM が期待する物理設定と一致しないため、ディスク欠如および仮想ドライブ不一致の障害が発生します。

ディスクが欠如しているスロットに新しいディスクを挿入すると、前のホット スペア ディスクから、新しく挿入されたディスクへの自動コピー バックが開始されます。コピー バックの後、ホット スペア ディスクが復元されます。復元された時点で、すべてのエラーがクリアされます。

自動コピー バックが開始されず、新しく挿入したディスクの状態が [Unconfigured Good]、[JBOD] または [Foreign Configuration] のままになっている場合は、新しいディスクをスロットから取り除き、前のホット スペア ディスクをスロットに再挿入して、外部設定をインポートしてください。これにより再ビルド プロセスが開始され、ドライブの状態が [Online] になります。その時点で、新しいディスクをホット スペア スロットに挿入し、ホット スペアとしてマークして、Cisco UCSM で使用可能な情報と完全に一致させます。

ホット スペア ドライブの交換

ホット スペア ドライブを交換すると、新しいホット スペア ドライブは [Unconfigured Good]、[Unconfigured Bad]、[JBOD]、または [Foreign Configuration] 状態になります。

ホット スペア ドライブの状態が Cisco UCSM で設定されている状態と異なることから、仮想ドライブの不一致または仮想ドライブ メンバの不一致による障害が発生します。

このエラーは、手動でクリアする必要があります。それには、次の操作を実行します。

  1. 新しく挿入されたドライブの状態を [Unconfigured Good] に戻します。

  2. 新しく挿入されたドライブを、Cisco UCSM が期待するホット スペア ドライブとなるように設定します。

未使用スロットへの物理ドライブの挿入

未使用のスロットに新しい物理ドライブを挿入した場合、そのドライブが [Unconfigured Good] 状態であっても、正常な物理ドライブが欠如している仮想ドライブがあると、ストレージ コントローラも Cisco UCSM もその新しいドライブを利用しません。

その場合、ドライブは [Unconfigured Good] 状態になるだけです。新しいドライブを利用するには、新しく挿入されたドライブを参照するように LUN を変更するか、そのドライブを参照する LUN を作成する必要があります。

仮想ドライブの命名

Cisco UCS Manager を使用して仮想ドライブを作成すると、Cisco UCS Manager がその仮想ドライブに固有 ID を割り当てます。以降の操作では、この ID を使用して確実に仮想ドライブを識別できます。Cisco UCS Manager では、サービス プロファイルを関連付ける時点で仮想ドライブに柔軟に名前を付けられるようにもなっています。サービス プロファイルまたはサーバによって参照されていない仮想ドライブは、いずれも孤立した仮想ドライブとしてマークされます。

固有 ID に加え、名前がドライブに割り当てられます。名前は、次の 2 つの方法で割り当てられます。

  • 仮想ドライブを設定する際に、ストレージ プロファイルで参照できる名前を、ユーザが明示的に割り当てることができます。

  • ユーザが仮想ドライブの名前をプロビジョニングしなかった場合、Cisco UCS Manager が仮想ドライブの一意の名前を生成します。

サービス プロファイルまたはサーバーによって参照されていない、ブレードまたはラック サーバーの孤立した仮想ドライブの名前は、変更することができます。


(注)  


孤立した仮想ドライブの名前変更は、Cisco ブート最適化 M.2 Raid コントローラ (UCS-M2-HWRAID) ではサポートされていません。


LUN の参照解除

LUN を使用するサービス プロファイルがなくなると、LUN の参照は解除されます。LUN の参照解除は、次のシナリオの一環として行われる場合があります。

  • LUN がストレージ プロファイルから参照されなくなった。

  • ストレージ プロファイルがサービス プロファイルから参照されなくなった。

  • サーバの関連付けがサービス プロファイルから解除された。

  • サーバが稼働停止された。

LUN が参照されなくなっても、サーバがまだ関連付けられている場合は、再関連付けが行われます。

LUN が含まれていたサービス プロファイルの関連付けが解除されると、LUN の状態は [Not in use] に変更されます。

LUN が含まれていたサービス プロファイルが削除されると、LUN の状態は [Orphaned] に変更されます。

コントローラの制限と制約事項

  • 次の表は、サーバーでサポートされる最大仮想ドライブ数を示しています。

    サーバー/ストレージ コントローラ

    最大仮想ドライブ数

    UCSC-C245-M8、UCSC-C225-M8

    32

    UCSC-C220-M7、UCSC-C240-M7

    32

    UCSB-MRAID12G-M6

    16

    UCSC-C220-M6、UCSC-C240-M6、UCSC-C225-M6、UCSC-C245-M6

    32

    UCSC-C240-M5、UCSC-C480-M5

    32

    UCS-S3260-M5

    64

    UCSB-MRAID12G

    16

    UCS-M2-HWRAID

    2

    他のすべてのサーバーの場合。

    18


    (注)  


    • ストレージ コントローラは、check max 機能をサポートします。

    • サーバーに、同じストレージ プロファイルによって管理されている複数のストレージ コントローラがある場合、最大仮想ドライブはサーバーでサポートされる最大値に制限されます。

    • UCS-MSTOR-M2 および UCS-MSTOR-SD コントローラは、M6 サーバーではサポートされていません。


  • 次の表は、Cisco UCS C225 M8 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 2. Cisco UCS C225 M8 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数:

    サーバー/ストレージ コントローラ

    ドライブ

    Cisco UCS C225 M8 サーバ

    • UCSC-C225-M8S

      • 最大 10 台の SAS/SATA または NVMe ディスク ドライブ

      • SAS4 または NVMe ハードウェア RAID をサポートする Cisco 24 Gbps トライモード RAID コントローラ

      • Cisco 24 Gbps トライモード M1 RAID 4GB フラッシュ バック式書き込みキャッシュ(FBWC)16ドライブ(UCSC-RAID-M1L16)

      • Cisco 24 Gbps トライモード ホスト バス アダプタ(HBA)コントローラ(UCSC-HBA-M1L16)

      • 最大 4 つの直接接続 NVMe SSD

    • UCSC-C225-M8N

      • 最大 10 つの直接接続 NVMe SSD

      • PCIe Gen4 x4 に接続された 10 台の NVMe ドライブすべて

  • 次の表は、Cisco UCS C245 M8 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 3. Cisco UCS C245 M8 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数:

    サーバー/ストレージ コントローラ

    ドライブ

    Cisco UCS C245 M8 サーバ

    UCSC-C245-M8SX

    • SAS4 または NVMe ハードウェア RAID をサポートする Cisco 24 Gbps トライモード RAID コントローラ

    • Cisco 24 Gbps トライモード RAID コントローラ、4GB フラッシュ バック式書き込みキャッシュ(FBWC)32 ドライブ(UCSC-RAID-MP1L32)

    • Cisco 24G トライモード M1(16 ポート) HBA コントローラ(UCSC-HBA-M1L16)

    • 24 個の前面 SFF SAS/SATA HDD または SAS/SATA SSD または NVMe SSD

    • オプションで、最大 4 つのスロットを直接接続 NVMe にすることができます。これらのドライブは、前面ベイ 1、2、3、4 にのみ配置する必要があります。残りのベイ(5 ~ 24)は、SAS/SATA/NVMe SSD または HDD を装着できます。

    • オプションで、最大 4 台の直接接続 SFF 背面 SAS/SATA/NVMe ドライブ

    • マザーボード上のミニストレージ モジュールコネクタは、2 つの SATA M.2 SSD を保持するブート最適化 RAID コントローラキャリアをサポートします。キャパシティの異なる SATA M.2 SSD の同時使用はサポートされません。

    • ファームウェアおよびその他のユーザー データのステージング用の 8GB FlexMMC ユーティリティ ストレージ。8GB FlexMMC ストレージは、マザーボードに組み込まれています

  • 次の表は、Cisco UCS C245 M8 サーバ のストレージ ドライブでサポートされているコントローラとドライバの構成を示しています。

    ストレージ コントローラ

    フロント ケージ サポート

    シングル CPU

    SFF HDD/SAS SSDの数

    NVMe ドライブの台数

    NVMe ドライブの接続

    C245 M8 SFF

    UCS C245 M8

    24 台の前面ドライブが SAS/SATA/NVMe

    (前面に最大 4 台の直接接続 NVMe ドライブ)であり、オプションで 4 台の直接接続 NVMe 背面ドライブです0

    PCIe Gen5 (2x16)

    • ドライブ ベイ 102、x4、SAS/SATA/NVMe

    • ドライブ ベイ 101、x4、SAS/SATA/NVMe

  • 次の表は、Cisco UCS C240 M7 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 4. Cisco UCS C240 M7 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数:

    サーバー(Server)

    ドライブ/コントローラ

    Cisco UCS C240 M7 サーバ

    ドライブ

    すべての RAID コントローラは、UCSC-C240-M7SX でのみサポートされます。UCSC-C240-M7SN の場合、ドライブは CPU から直接制御されます。

    • UCSC-C240-M7SX

      • 最大 24 個の前面 SFF SAS/SATA HDD または SAS/SATA SSD または NVMe SSD

      • オプションで、最大 4 つのスロットを直接接続 NVMe にすることができます。

    • UCSC-C240-M7SN

      • 最大 24 台の前面 NVMe ドライブ(のみ)。

      • オプションで、最大 4 台の背面 NVMe ドライブ(のみ)

      • 2 台の CPU は NVMe SSD を選択する時に必要です。

    • [Controllers]

      • UCSC-RAID-MP1L32:24G トライモード MP1 RAID コントローラ

      • UCSC-RAID-HP:Cisco トライモード 24G SAS RAID コントローラ

      • UCSC-RAID-SD-D:Cisco 12G SAS RAID コントローラ

      • UCSC-HBA-M1L16:24G トライモード M1 HBA(16 ドライブ、SAS/SATA/U.3 NVMe 対応)

      • UCSC-SAS-T-D:Cisco M6 12G SAS HBA(16 ドライブ)

  • 次の表は、Cisco UCS C220 M7 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 5. Cisco UCS C220 M7 サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数:

    サーバー(Server)

    ドライブ/コントローラ

    Cisco UCS C220 M7 サーバ

    ドライブ

    すべての RAID コントローラは、UCSC-C240-M7SX でのみサポートされます。UCSC-C240-M7SN の場合、ドライブは CPU から直接制御されます。

    • UCSC-C220-M7S:最大 10 台の SFF SAS/SATA ハード ドライブ(HDD)または SAS/SATA/NVMe ソリッド ステート ドライブ(SSD)を搭載できます。

    • UCSC-C220-M7N 最大 10 台の 2.5 インチ直接接続 NVMe SSD。

    • [Controllers]

      • UCSC-RAID-M1L16:24G トライモード M1 RAID コントローラ

      • UCSC-RAID-HP:Cisco トライモード 24G SAS RAID コントローラ

      • UCSC-RAID-TD-D:Cisco M6 12G SAS RAID コントローラ

      • UCSC-HBA-M1L16:24G トライモード M1 HBA(16 ドライブ、SAS/SATA/U.3 NVMe 対応)

      • UCSC-SAS-T-D:Cisco M6 12G SAS HBA(16 ドライブ)

  • 次の表は、Cisco UCS C225 M6サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 6. Cisco UCS C225 M6サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数:

    サーバー/ストレージ コントローラ

    ドライブ

    Cisco UCS C225 M6サーバ

    • C225-SFF の UCS C225 M6SX および UCS C245 M6SX(10 前面 SAS/SATA ドライブ)

    • UCS-M2-HWRAID 上の 2 台の M.2 2280 ドライブ

    • 直接接続された NVMe ドライブ (前面に 10 台の NVMe ドライブ)

  • 次の表は、Cisco UCS C245 M6サーバ でサポートされるストレージ コントローラの最大数を示しています。

    表 7. サポートされるストレージ コントローラの最大数:Cisco UCS C245 M6サーバ

    サーバー/ストレージ コントローラ

    ドライブ

    Cisco UCS C245 M6サーバ

    • デュアル UCS C245 M6 SX

      16 SAS/SATA HDD

    • UCS C245 M6SX プラス

      28 SAS/SATA HDD

    • UCS-M2-HWRAID 上の 2 台の M.2 2280 ドライブ

    • リア ライザーに直接接続された NVMe (最大 4 台の NVMe SSD)

  • 次の表は、Cisco UCS C225 M6サーバ のストレージ ドライブでサポートされているコントローラとドライバの構成を示しています。

    ストレージ コントローラ

    フロント ケージ サポート

    シングル CPU

    SFF HDD/SAS SSDの数

    NVMe ドライブの台数

    NVMe ドライブの接続

    C225-SFF(10 フロント)

    C225-SFF の UCS C225 M6SX または UCS C245 M6SX

    最大 10

    最大 4

    PCIe Gen4 x2

    10 SAS

    C225-NVMe (10 フロント)

    CPU へ直接接続

    未サポート

    最大 10

    PCIe Gen4 x2

    10

    NVMe
  • 次の表に、Cisco UCS C245 M6サーバ でサポートされる最大ストレージ ドライブを示します。

    サーバー/ストレージ コントローラ

    最大仮想ドライブ数

    UCS Cisco UCS C245 M6 x 28 HDD/SDD バックプレーン

    最大 24 台の 2.5 インチ 12 Gbps フロント ロード HDD または SSD と 4 台の背面ホットスワップ可能な 2.5 インチ NVMe ドライブ、最大 8 台(4 フロント + 4 リア)

    デュアル UCS C245 M6 SX

    12 SAS3 ドライブ (コントローラあたり 12)

    Cisco UCS C245 M6 x 24 HDD/SDD バックプレーン

    UCS C245 M6SX プラス

    24 SAS3 ドライブ

    RAID 1 をサポートする UCS-M2-HWRAID M.2 モジュール

    1

    UCS-M2-HWRAID M.2 モジュールのみが、4 台の前面 NVMe ドライブと 4 台の背面 NVMe ドライブでサポートされます。

    1

  • Cisco UCS Manager リリース 2.2(4) では、ブロック サイズが 4K のドライブはブレード サーバではサポートされませんが、ラックマウント サーバではサポートされます。ブロック サイズが 4K のドライブをブレード サーバに挿入した場合、検出に失敗し、「Unable to get Scsi Device Information from the system」というエラー メッセージが表示されます。

  • Cisco UCS Manager リリース 3.1(2) 以降のリリースでは、、M5、および M6 サーバーでアウト オブ バンド インベントリ(OOB)をサポートしていない RAID コントローラの場合、動作状態として NA、ドライブ状態として Unknown が表示されます。

データ損失の原因となるため、SAS3 コントローラと SAS4 コントローラの間でドライブを移動することはお勧めしません。

ストレージ プロファイル

ストレージ プロファイルの作成

ストレージ プロファイル ポリシーは、[Navigation] ペインの [Storage] タブで作成できます。さらに、[Servers] タブで、サービス プロファイルに固有のデフォルト ストレージ プロファイルを設定することもできます。


Caution


以前のリリースの UCS Manager からのデフォルトのローカル ディスク設定がサービス プロファイルやサービス プロファイル テンプレートにある Cisco UCS ブレード サーバまたはラック サーバで、3.1 以降のリリースにアップグレードする場合は、ローカル ディスク設定のデフォルトのポリシーを、ローカル ディスク ポリシーの RAID レベルのオプションではなく、[Any Configuration] に変更すると、同じサービス プロファイルやサービス プロファイル テンプレート内のローカル LUN を使用してストレージ プロファイルを正常に作成できます。レガシー LUN は、その後、ストレージ インベントリの一部になります。


Procedure


Step 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

Step 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

Step 3

ストレージ プロファイルを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

Step 4

組織を右クリックし、[Create Storage Profile] を選択します。

Step 5

[Create Storage Profile] ダイアログボックスで、ストレージ プロファイルの名前を指定します。[Description] に、このストレージ プロファイルの説明を任意で入力できます。

Step 6

(Optional) [LUNs]領域で、 [Local LUNs] を作成し、このストレージ プロファイルに追加します。

詳細については、「ローカル LUN の設定」を参照してください。

Step 7

(Optional) [LUN Set] 領域で、[LUN Set] を作成し、このストレージ プロファイルにそれらを追加します。

詳細については、「LUN 設定の作成」を参照してください。

Step 8

[LUNs] 領域で、[Controller Definitions]を作成し、このストレージ プロファイルに追加します。

詳細については、「ストレージ プロファイル PCH コントローラ定義の作成」を参照してください。

Step 9

[LUN]領域で、 [ハイブリッド スロット構成(Hybrid Slot Configuration)] を作成し、このストレージ プロファイルに追加します。

詳細については、「ハイブリッド スロット構成ポリシーの作成」を参照してください。

Step 10

[LUNs] 領域で、[Security Policy]を作成し、このストレージ プロファイルに追加します。

詳細については、ローカル セキュリティ ポリシーの作成およびリモート セキュリティ ポリシーの作成を参照してください。

Step 11

[OK] をクリックします。


特定のストレージ プロファイルの作成

手順


ステップ 1

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 2

特定のストレージ プロファイルを作成するサービス プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 3

特定のストレージ プロファイルを作成するサービス プロファイルを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Storage] > [LUN Configuration] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で、[Modify Storage Profile] をクリックします。

ステップ 6

[Modify Storage Profile] ダイアログボックスで、[Specific Storage Profile] タブをクリックします。

ステップ 7

[Create Specific Storage Profile] をクリックします。

ステップ 8

(任意) [Specific Storage Profile] 領域で、[Description] フィールドに入力して、ストレージ プロファイルの説明を設定します。

各サービス プロファイルには、特定のストレージ プロファイルを 1 つだけ含めることができます。そのため、このストレージ プロファイルの名前はデフォルトで提供されます。

ステップ 9

[Storage Items] 領域で、ローカル LUN を作成し、このストレージ プロファイルに追加します。

ステップ 10

[OK] をクリックします。

ステップ 11

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


ストレージ プロファイルの削除

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

ステップ 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

ステップ 3

削除するストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

削除するストレージ プロファイルを右クリックし、[Delete] を選択します。

ステップ 5

表示される確認ダイアログで、[Yes] をクリックします。


ローカル LUN

ローカル LUN の設定

[Navigation] ペインの [Storage] タブで、ストレージ プロファイル ポリシーに含めるローカル LUN を作成できます。さらに、[Servers] タブで、サービス プロファイルに固有のデフォルト ストレージ プロファイルに含めるローカル LUN を作成することもできます。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

Step 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

Step 3

ローカル LUN を作成する対象のストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、[Create Local LUN] をクリックします。

Step 6

[Create Local LUN] ダイアログボックスで、次のフィールドに値を入力します。

名前 説明

[Create Local LUN] オプション

(ローカル LUN の作成時に表示されます)ローカル LUN を作成するときにデフォルトで選択されます。

[Prepare Claim Local LUN] オプション

(ローカル LUN の作成時に表示されます)孤立した LUN を要求する場合に選択します。

[Name] フィールド

ローカル LUN の名前。

この名前には、1 ~ 10 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

Note

 

ローカル LUN 要求の準備(Prepare Claim Local LUN) で指定された名前が要求される名前と異なる場合、この LUN 名と LUN プロパティに表示される仮想ドライブ名は異なります。

[Size (GB)] フィールド

この LUN のサイズ(GB 単位)。

Note

 

孤立した LUN を要求する場合は、LUN サイズを指定する必要はありません。

Note

 

Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラを使用したセットアップでは、このフィールドはグレー表示されません。ただし、このフィールドに入力する必要はありません。システムは、指定されたサイズに関係なく、フル ディスク容量を使用して LUN を作成します。

[Fractional Size (MB)]フィールド

この LUN の分数サイズ(MB)。

[Auto Deploy] オプション ボタン

ローカル LUN を自動的に展開するかどうかを指定します。次のいずれかになります。

  • [Auto Deploy]

    :ローカル LUN を自動展開します。
  • [No Auto Deploy]

    :ローカル LUN を自動展開しません。

[Expand To Available] チェックボックス

(ラック サーバとブレード サーバのみで使用可能)この LUN を使用可能なディスク グループ全体を使用するように展開できることを指定します。

各ドライブ グループごとに、このオプションを使用できる LUN は 1 つだけです。

[Expand To Available] オプションは、既に導入されている LUN ではサポートされません。

[Select Disk Group Configuration] ドロップダウン リスト

このローカル LUN に適用されるディスク グループ設定をドロップダウン リストから選択します。

[Create Disk Group Policy] リンク

新しいディスク グループを作成する [Create Disk Group Policy] ダイアログボックスを表示します。

Step 7

(Optional) このローカル LUN に新しいディスク グループ ポリシーを作成する場合は、[Create Disk Group Policy] をクリックします。

Step 8

[OK] をクリックします。


サービス プロファイルに継承されたすべてのローカル LUN の詳細の表示

ストレージ プロファイルは、組織レベルで定義することも、サービス プロファイルの専用ストレージ プロファイルとして定義することもできます。したがって、組織のストレージ プロファイルと専用ストレージ プロファイルの両方がある場合、サービス プロファイルはその両方から有効なローカル LUN を継承します。サービス プロファイルは、最大 2 つのローカル LUN を継承できます。次のコマンドを使用することで、サービス プロファイルに継承されたすべてのローカル LUN の詳細を表示できます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

表示対象のサービス プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

継承されたローカル LUN を表示するサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 6

[Storage Configuration] サブタブをクリックし、[Local LUNs] タブをクリックします。

指定したサービス プロファイルに継承されたすべてのローカル LUN に関する次の詳細情報が表示されます。

  • [Name]:ストレージ プロファイルでの LUN の名前。

  • [RAID Level]:使用されているディスク グループの RAID レベルの要約。

  • サイズ (MB):、mb ですが、ストレージ プロファイルで指定された LUN のサイズ。

  • [Config State]:LUN 設定の状態。状態は次のいずれかになります。

    • [Applying]:管理状態は [Online] です。LUN はサーバに関連付けられていて、仮想ドライブが作成されているところです。

    • [Applyed]:管理状態は [Online] です。LUN はサーバに関連付けられていて、仮想ドライブが作成されました。

    • [Apply Failed]:管理状態は [Online] です。LUN はサーバに関連付けられていますが、仮想ドライブの作成が失敗しました。

    • [Not Applied]:LUN がサーバに関連付けられていないか、サーバに関連付けられていても、管理状態が [Undeployed] になっています。

  • [Deploy Name]:展開後の仮想ドライブの名前。

  • LUN ID—LUN ID。

  • [Drive State]:仮想ドライブの状態。以下の状態があります。

    • 不明

    • Optimal

    • Degraded

    • Inoperable

    • Partially Degraded

    • Self Test Failed

      (注)  

       

      Self Test Failed ドライブの状態では、仮想ドライブの健全性とパフォーマンスを監視できます。このドライブの状態:

      • 既存の仮想ドライブの操作または新しい仮想ドライブの作成は、ストレージ コントローラがいずれかの正当な障害のために仮想ドライブを失敗させない限り、正常に機能します。

      • 仮想ドライブの障害の程度は表示されません。ただし、ドライブ状態の変更を除き、ブート順序ポリシーへの参加、安全な消去、LED などのほとんどの操作は引き続きサポートされています。

      • ドライブはすぐに使用できなくなり、情報が失われる可能性があります。


ローカル LUN の削除

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

ステップ 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

ステップ 3

ローカル LUN を削除するストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

目的のストレージ プロファイルの [Local LUNs] を展開し、削除するローカル LUN を選択します。

ステップ 5

削除する LUN を右クリックして、[Delete] を選択します。

確認用のダイアログボックスが表示されます。

ステップ 6

[はい(Yes)] をクリックします。


LUN の設定

LUN 設定

リリースで始まる4.0(2a)Cisco UCS Manager LUN の設定オプションを使用した個々 の raid 0 Lun にディスク スロットの範囲を設定する機能を提供します。

LUN 設定の作成中には次のガイドラインを考慮する必要があります。

  • ディスクの唯一の SSD および HDD タイプを使用できます。

  • 最大 60 ディスクを 1 つの範囲内で使用できます。

  • 2 つの異なる LUN の設定の構成での範囲内でのディスクの同じセットを追加することはできません。

  • ディスク スロットの範囲の LUN 設定のディスクが設定されているかどうかは、同じストレージ ポリシーでローカル LUN 設定で設定された同じディスクを設定することはできません。同様に、ローカル LUN 設定では、ディスクが設定されている場合は、同じディスクで、ディスク スロットの範囲の LUN セットを使用できません。

  • LUN の設定が設定されている、サーバは、OOB ストレージの操作をサポートする必要があります。

  • 同じサービス プロファイルのストレージ ポリシーとローカル ディスク ポリシーを設定することはできません。

  • ローカル LUN および LUN の設定に同じ名前を持つことはできません。

  • S シリーズ サーバ PCH コントローラでスロット 201 および 202 はサポートされません LUN の設定。

LUN セットの制限事項

Cisco UCS ManagerLUN の設定を次の制限があります。

  • LUN の設定に孤立状態のローカル Lun を要求することはできません。

  • 作成されると、LUN の設定を変更することはできません。削除し、必要なパラメータを新しい LUN 設定を作成する必要があります。

  • LUN の設定からは、OS ブートはサポートされていません。

LUN 設定の作成

[Navigation] ペインの [Storage] タブからストレージ プロファイル ポリシーに LUN 設定を作成できます。さらに、[Servers] タブで、サービス プロファイルに固有のデフォルト ストレージ プロファイルに含めるLUN 設定を作成することもできます。

Before you begin

LUN の設定の作成に使用するしようとしているディスクのセットがUnConfigured GoodまたはJBODドライブの状態であることを確認します。


Note


ディスク ドライブの状態をJBOD状態の場合は、スロットの範囲内で同じディスクを使用するかどうかデータ損失を発生可能性があります。


Procedure


Step 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

Step 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

Step 3

LUN 設定を作成する対象のストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、[Create LUN Set] をクリックします。

Step 6

[Create LUN Set] ダイアログボックスで、以下のフィールドに入力します。

名前

説明

[名前(Name)] フィールド

LUN 設定の名前。

この名前には、1 ~ 10 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

RAID レベルオプション

現在Cisco UCS ManagerRAID 0 ストライピングオプションのみをサポートしています。

ディスク スロット範囲()] フィールド

ディスクのスロット範囲。

[Strip Size (KB)] ドロップダウンリスト

ストライプ仮想ドライブの場合は、各物理ディスクにあるストライプ データ セグメントの部分。

  • [Platform Default]

  • 8 KB

  • 16 KB

  • 32KB

  • 64 KB

  • 128 KB

  • 256 KB

  • 512 KB

  • 1024 KB

[Access Policy] オプション

許可されたアクセスのタイプ。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Write]

  • 読み取り専用

  • ブロック

読み取りポリシーオプション

先行読み出しキャッシュ モード。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Ahead]

  • [Normal]

[Write Cache Policy] オプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Write Through]

  • [Write Back Good Bbu]

  • [Always Write Back]

IO ポリシーオプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • 直接

  • Cached

ドライブ キャッシュオプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [No Change]

  • 有効

  • 無効

[Security] チェックボックス

仮想ドライブを保護するには、このチェック ボックスをオンにします。

Step 7

[OK] をクリックします。


LUN セットの詳細の表示

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

表示対象のサービス プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

継承されたローカル LUN を表示するサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 6

ストレージ プロファイル] サブタブをクリックし、 LUN の設定] タブをクリックします。

指定したサービス プロファイルに継承されたすべての LUN 設定に関する次の詳細情報が表示されます。

表 8. LUN 設定
名前 説明

[Name] カラム

LUN 設定の名前。

RAID レベルオプション

現在Cisco UCS ManagerRAID 0 ストライピングオプションのみをサポートしています。

ディスク スロット範囲()] フィールド

ディスクのスロット範囲。

名前

説明

[名前(Name)] フィールド

LUN 設定の名前。

この名前には、1 ~ 10 文字の英数字を使用できます。-(ハイフン)、_(アンダースコア)、:(コロン)、および(ピリオド)は使用できますが、それ以外の特殊文字とスペースは使用できません。また、オブジェクトが保存された後で、この名前を変更することはできません。

RAID レベルオプション

現在Cisco UCS ManagerRAID 0 ストライピングオプションのみをサポートしています。

ディスク スロット範囲()] フィールド

ディスクのスロット範囲。

[Strip Size (KB)] ドロップダウンリスト

ストライプ仮想ドライブの場合は、各物理ディスクにあるストライプ データ セグメントの部分。

  • [Platform Default]

  • 8 KB

  • 16 KB

  • 32KB

  • 64 KB

  • 128 KB

  • 256 KB

  • 512 KB

  • 1024 KB

[Access Policy] オプション

許可されたアクセスのタイプ。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Write]

  • 読み取り専用

  • ブロック

読み取りポリシーオプション

先行読み出しキャッシュ モード。次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Read Ahead]

  • [Normal]

[Write Cache Policy] オプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [Write Through]

  • [Write Back Good Bbu]

  • [Always Write Back]

IO ポリシーオプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • 直接

  • Cached

ドライブ キャッシュオプション

次のいずれかになります。

  • Platform Default

  • [No Change]

  • 有効

  • 無効

[Security] チェックボックス

仮想ドライブを保護するには、このチェック ボックスをオンにします。


LUN セットの削除

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

ステップ 2

[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

ステップ 3

LUN 設定を削除するストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

目的のストレージ プロファイルの [LUN Set] を展開し、削除する LUN 設定を選択します。

ステップ 5

削除する LUN 設定を右クリックして、[Delete] を選択します。

確認用のダイアログボックスが表示されます。

ステップ 6

[はい(Yes)] をクリックします。


ストレージ コントローラの自動構成モード

ストレージ コントローラの自動構成モードは、Cisco UCS C シリーズ ラック サーバー(M6)、B シリーズ ブレード サーバー(M6)、および X シリーズ コンピューティング ノード(M6)でサポートされています。

C シリーズ M6 サーバーは、直接接続ストレージ用の PCIe SAS316 ポート ストレージ コントローラをサポートします。コントローラは、新しく挿入されたディスクの状態を自動的に Unconfigured-Good の状態に移行する自動構成モードをサポートしています。

このため、ストレージ プロファイルを作成してサーバーに関連付けることで、自動構成を使用するかどうかを選択できます。デフォルトでは、自動構成機能は無効になっており、サーバーの再起動時にドライブの状態が保持されます。

自動構成を使用する場合は、次のいずれかからドライブの状態を選択する必要があります。

  • Unconfigured-Good

  • JBOD

  • RAID0(RAID0 ライトバック)

これは、コントローラ ファームウェアが systemPD の動作を EPD-PT に変更するためです。EPD-PT は、内部的にはドライブ DDF メタデータのない RAID0 ボリュームです。コントローラには、RAID0 ボリュームとして識別するためのメタデータが格納されます。EPD-PT ドライブは JBOD ドライブと見なされるため、ドライブのステータスは JBOD およびオンラインとして報告されます。

コントローラは次のモデルをサポートします。

  • UCSC-RAID-M6T

  • UCSC-RAID-M6HD

  • UCSC-RAID-M6SD

  • UCSX-X10C-RAIDF

  • UCSC-RAID-HP

以下の表は、さまざまなシナリオでの自動構成の動作を示しています。

自動構成モード

再起動/OCR

ホットプラグ

ユーザアクション

Unconfigured-Good (オフ)

  • すべての Unconfigured-Good ドライブは、Unconfigured-Good のままです。

  • 以前に構成されたすべての JBOD は JBOD のままです。

  • 挿入されたドライブは Unconfigured-Good のままです。

  • 別のサーバーからの JBOD は、このコントローラで Unconfigured-Good のままです。

自動構成を無効にしても、既存の構成には影響しません

すべての JBOD デバイスは、コントローラの起動後も JBOD のままです。

Unconfigured-Good は、コントローラーの起動後も unconfiguredgood のままです。

JBOD

  • すべての Unconfigured-Good は JBOD に変換されます。

新しく挿入された未構成のデバイスは、JBOD に変換されます。

コントローラー上のすべての Unconfigured-Good のドライブ(ユーザーが作成したものではない)は、JBOD に変換されます。

ユーザーが作成した Unconfigured-Good ドライブは、次回の再起動まで Unconfigured-Good のままです。再起動中に、Unconfigured-Good は JBOD に変換されます。

RAID0(RAID0 ライトバック)

  • すべての Unconfigured-Good は、RAID0 書き戻しに変換されます。

新しく挿入された未構成のデバイスは、RAID0 書き戻しに変換されます。

コントローラー上のすべての Unconfigured-Good のドライブ(ユーザーが作成したものではない)は、RAID0 書き戻しに変換されます。

ユーザーが作成した Unconfigured-Good は、コントローラの再起動後も Unconfigured-Good のままです。

すべての RAID0 書き戻しデバイスは、コントローラの再起動後も RAID0 書き戻しとして残ります。

EPD-PT(JBOD)をデフォルト構成として選択すると、ホストの再起動後、Unconfigured-Good の状態は保持されません。ドライブの状態は、自動構成機能を無効にすることで保持できます。自動構成オプションが使用されている場合、デフォルトの自動構成は常にドライブを Unconfigured-Good としてマークします。

自動構成を選択すると、ドライブは目的のドライブ状態に構成されます。JBOD および構成されていないドライブは、次のコントローラ ブートまたは OCR でそれに応じてドライブの状態が設定されます。

次の表は、さまざまな自動構成シナリオのサンプル ユース ケースを示しています。

ユースケースのシナリオ

自動構成オプション

サーバーを JBOD のみに使用する (例: ハイパーコンバージド、Hadoop データノードなど)

JBOD

サーバーを RAID ボリュームに使用する (例: SAP HANA データベース)

未構成良好

JBOD と RAID ボリュームが混在するサーバーの使用

未構成良好

ドライブの RAID0 書き戻しごとにサーバーを使用する(例:Hadoop データ ノード)

RAID0 ライトバック

自動構成ストレージ プロファイルの作成

ストレージの自動構成(自動構成)モード オプションは、Aero コントローラを備えたCisco UCS M6/M7/M8 サーバでのみ使用できます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] をクリックします。

ステップ 2

[プロファイル(Profiles)] に移動します。[root] ノードを展開します。

ステップ 3

[ストレージ(Storage)] を右クリックします。

ステップ 4

[ストレージ プロファイルの作成(Create Storage Profile)] メニューで、プロファイルに名前を付けます。メニューには、[未指定(Unspecified)] としてマークされた自動構成モードが表示されます。

ステップ 5

再起動時に特定の状態を保持する自動構成モード オプションを有効にするには、[未指定(Unspecified)] の選択を解除し、目的の状態([未構成良好(Unconfigured Good)]、[JBOD]、または [RAID 0])を選択します。システムの再起動時に、選択した状態択が BMC にプッシュされます。

自動構成が [未指定(Unspecified)] のままになっている場合、再起動前に構成されていた状態が保持されます。

(注)  

 

Aero コントローラが存在しない場合、サービス プロファイルの関連付けは失敗します。

ステップ 6

[OK] をクリックします。


SPDM 認証

セキュリティ プロトコルおよびデータ モデル(SPDM)は、ストレージ コントローラでの認証のために BMC によって使用されます。これには、ストレージ コントローラ ファームウェアがセキュア ブートされていることと、Slot0 に Broadcom 証明書チェーンがインストールされていることが必要です。ファームウェアの更新中、Broadcom ファームウェアは、OCR またはホストが再起動するまで、ストレージ ファームウェアの古い測定値を保持します。デバイス認証が失敗した場合、ファームウェアはインベントリ関連のコマンドのみを許可します。設定操作は実行できません。

PCH コントローラ定義

PCH SSD コントローラ定義

Cisco UCS Manager プラットフォーム コントローラ ハブ(PCH)ソリッド ステート ドライブ(SSD)コントローラ定義によって提供されるストレージ プロファイル内のローカル ストレージ設定で、単一 RAID または JBOD ディスク アレイ内にあるすべてのディスクを設定できます。

PCH コントローラ定義を設定することで、次の機能がサポートされます。

  • オンボード PCH コントローラに接続された 2 台の内蔵 SSD 間で単一の LUN RAID を構成する機能。

  • コントローラを AHCI(JBOD)および SWRAID(RAID)の 2 つのモードで構成する方法

  • 組み込みのローカル LUN および組み込みのローカル ディスク ブート ポリシーで PCH ストレージ デバイスを構成する機能。これにより、サーバ内にその他のブート可能なローカル ストレージ デバイスが存在していても、ブート順序を正確に制御できます。ローカル LUN またはローカル JBOD オプションを使用して PCH ディスクから起動しないでください。

  • 内蔵 SSD ドライブでのスクラブ ポリシーのサポート。これは SWRAID モードにのみ適用されます。これは PCH コントローラ モードの AHCI と NORAID には適用されません。『UCS Manager Server Management Guide』をご覧ください。

  • 内蔵 SSD ドライブでのファームウェア アップグレードのサポート。ディスク ファームウェアのアップグレードは PCH コントローラが SWRAID モードの場合にのみサポートされます。AHCI モードではサポートされていません。

ストレージ プロファイル ポリシーで PCH コントローラの SSD を設定できます。サービス プロファイルの関連付けが解除された後でも、LUN 設定を保存する保護設定を有効または無効にすることができます。コントローラ モードを選択します。PCH コントローラ コンフィギュレーションでは、RAID0 と RAID1 の 2 つの RAID オプションのみをサポートしています。コントローラに接続されたすべてのディスクが JBOD ディスクとして構成された AHCI モードでは、[No RAID] 設定オプションを使用してください。設定の導入は、ストレージ プロファイルをサービス プロファイルへ関連付けるプロセスの一環として実行されます。

Cisco UCS Manager を使用すると、ブレードおよびラック サーバの M5 の内部 SSD ドライブのディスクをスクラブできます。Cisco UCS Manager 4.3(4a) 以降では、UCS Managerインターフェイスから sSATA 制御の 2 台の内部 SATA M.2 ドライブをスクラブするために、AHCI コントローラ モードと SWRAID コントローラ ベースの構成がサポートされています。

Cisco UCS Manager は、すべての M5 サーバーの M.2 カード上で、次の PCH の管理対象 SSD をサポートします。

  • 240GB M.2 6G SATA SSD

  • 960GB M.2 6G SATA SSD


(注)  


M5 サーバでは、コントローラ定義でのソフトウェア RAID 設定とブート ポリシーでのレガシー ブート モード設定を一緒に行うことはできません。コントローラ定義では、UEFI ブート モードのみがソフトウェア RAID 設定でサポートされています。この条件は、ドライブがブート ドライブとして使用されていない場合にも適用されます。


Cisco UCS Manager のブート ポリシーで PCH コントローラ定義を設定するために、PCH LUN および PCH Disk という 2 つの新しいデバイスを選択できます。EmbeddedLocalLun は SWRAID モードのブート デバイスを表し、EmbeddedLocalDisk は AHCI モードのブート デバイスを表します。

システムは、サポートされている SSD のスクラビング処理を行うために同じスクラブ ポリシーを使用します。スクラブが Yes の場合、設定された LUN は関連付けの解除または再検出の一環として破棄されます。スクラブが No の場合、設定された LUN は関連付けの解除および再検出の間に保存されます。

Cisco UCS Manager は、PCH コントローラが SWRAID モードの場合にのみ、内蔵 SSD のファームウェア アップグレードをサポートします。AHCI モードではサポートされていません。

ストレージ プロファイル PCH コントローラ定義の作成

PCH コントローラ定義によって提供されるストレージ プロファイル内のストレージ設定で、PCH コントローラに接続された内蔵 SSD を設定できます。コントローラ定義の名前を作成し、ストレージ プロファイルとサービス プロファイルの関連付けが解除された場合でもストレージ プロファイルで設定を保持するかどうかを指定し、RAID レベルを選択してコントローラ モードを指定します。

手順


ステップ 1

[Navigation] ペインで、[Storage] > [Storage Profiles] の順に展開します。

ステップ 2

コントローラの定義を作成するストレージ プロファイルを選択します。

ステップ 3

[Controller Definitions] タブをクリックし、パネル下の [Add] をクリックするか、または [storage profile] を右クリックし [Create Controller Definition] を選択します。

ステップ 4

[Create Controller Definition] ダイアログ ボックスで、次の情報を設定します。

名前 説明

[名前(Name)] フィールド

ストレージ コントローラの名前。

(注)  

 

PCH コントローラ定義を保存すると、[General Tab Properties] 領域から名前を変更することはできません。

最大 16 文字まで入力できます。任意の英数字を使用できます。特殊文字と空白はサポートされていません。

[Protect Configuration] チェックボックス

オンにすると、ストレージ プロファイルとサービス プロファイルの関連付けが解除されても、ストレージ プロファイルの設定が保持されます。

(注)  

 

このオプションが有効な状態でストレージ プロファイルとサービス プロファイルの関連付けを解除した後、そのストレージ プロファイルに新しいサービス プロファイルを関連付け、そのサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに前とは異なるプロパティが含まれていると、サーバから設定不一致のエラーが返され、関連付けは失敗します。

[RAID Level] ドロップダウン リスト

次のいずれかのディスク ポリシー モードを選択できます。

  • [ローカル ストレージを無効にする(Disable Local Storag)]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート) このディスク ポリシー モードは、SATA AHCI コントローラを無効にします。このモードは、SATA AHCI コントローラの下にディスクが存在しない場合にのみ設定できます。このコントローラを再度有効にして、コントローラをデフォルト値 (AHCI) に戻すには、[RAID なし(No RAID)] または [ローカル ストレージなし(No Local Storage)] モードを選択できます。

  • [No Local Storage]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。

  • [RAID 0 Striped]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)データはアレイ内のすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。

  • [RAID 1 Mirrored]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)データは 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合でも完全なデータ冗長性を提供します。最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。

  • [Any Configuration]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)変更なしにローカル ディスク 設定を転送するサーバ設定の場合。

  • [No RAID]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)JBOD ディスクと同様にすべてのディスクが相互依存関係なく個別に使用できます。[No RAID] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、ディスクの内容は削除されません。そのため、[No RAID] モードの適用後にサーバ上で違いがわからないことがあります。これにより、ポリシーの RAID 設定と、サーバの [Inventory] > [Storage] タブに表示される実際のディスク設定が一致しない場合があります。

    以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除するには、[No RAID] コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。

  • [RAID 5 Striped Parity]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)アレイ内のすべてのディスクにデータがストライプ化されます。各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。

  • [0RAID 6 Striped Dual Parity:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)アレイ内のすべてのディスクにデータがストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。

  • [RAID 10 Mirrored and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)RAID 10 がミラー化されたディスク ペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。

  • [RAID 50 Striped Parity and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにデータがストライプ化され、高いスループットと複数のディスク障害耐性を提供します。

  • [RAID 60 Striped Dual Parity and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)複数のストライプ化されたデュアル パリティ ディスク セットにデータがストライプ化され、高いスループットと優れたディスク障害耐性を提供します。

    (注)  

     

    一部の Cisco UCS サーバでは、特定の RAID 設定オプションにライセンスが必要です。Cisco UCS Manager で、このローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルをサーバに関連付けると、選択された RAID オプションに適切なライセンスが備わっているかが Cisco UCS Manager によって確認されます。問題がある場合は、サービス プロファイルを関連付ける際に Cisco UCS Manager に設定エラーが表示されます。

    特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。

ステップ 5

[OK] をクリックします。

新しい PCH コントローラ定義が、ナビゲーション ウィンドウに表示されます。

次のタスク

特定のオペレーティング システムのソフトウェア RAID ドライバのインストール手順については、次を参照してください。


(注)  


Cisco UCS B200 M5 サーバ および Cisco UCS B480 M5 サーバ のソフトウェア RAID ドライバのインストールについては、上記のいずれかの M5 サーバと同じ手順に従います。


サービス プロファイル PCH コントローラ定義の変更

始める前に

RAID レベルを [RAID 0 Striped] または [RAID 1 Mirrored] から [NO RAID] へ変更する場合は、その手順を開始する前に、次の手順を実行します。
  1. 関連付けられているサービス プロファイルにスクラブ ポリシーがあることを確認します。『Cisco UCS Manager Server Management Guide』の「Creating a Service Profile with the Expert Wizard」を参照してください。

  2. サービス プロファイルからサーバの関連付けを解除します。『Cisco UCS Manager Server Management Guide』の「Disassociating a Service Profile from a Server or Server Pool」を参照してください。

手順


ステップ 1

[Navigation] ペインの [Storage] タブをクリックします。

ステップ 2

[Storage Profiles] を展開して、特定のストレージ プロファイル名を選択します。

ステップ 3

[Controller Definitions] を展開して、特定のコントローラ定義をクリックします。

ステップ 4

[General] タブで、次の情報を変更します。

名前 説明

[名前(Name)] フィールド

ストレージ コントローラの名前。

(注)  

 

PCH コントローラ定義を保存すると、[General Tab Properties] 領域から名前を変更することはできません。

最大 16 文字まで入力できます。任意の英数字を使用できます。特殊文字と空白はサポートされていません。

[Protect Configuration] チェックボックス

オンにすると、ストレージ プロファイルとサービス プロファイルの関連付けが解除されても、ストレージ プロファイルの設定が保持されます。

(注)  

 

このオプションが有効な状態でストレージ プロファイルとサービス プロファイルの関連付けを解除した後、そのストレージ プロファイルに新しいサービス プロファイルを関連付け、そのサービス プロファイル内のローカル ディスク設定ポリシーに前とは異なるプロパティが含まれていると、サーバから設定不一致のエラーが返され、関連付けは失敗します。

[RAID Level] ドロップダウン リスト

次のいずれかのディスク ポリシー モードを選択できます。

  • [ローカル ストレージを無効にする(Disable Local Storag)]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート) このディスク ポリシー モードは、SATA AHCI コントローラを無効にします。このモードは、SATA AHCI コントローラの下にディスクが存在しない場合にのみ設定できます。このコントローラを再度有効にして、コントローラをデフォルト値 (AHCI) に戻すには、[RAID なし(No RAID)] または [ローカル ストレージなし(No Local Storage)] モードを選択できます。

  • [No Local Storage]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)ディスクレス サーバまたは SAN 専用の設定で使用します。このオプションを選択する場合、このポリシーを使用する任意のサービス プロファイルを、ローカル ディスクを持つサーバに関連付けることができません。

  • [RAID 0 Striped]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)データはアレイ内のすべてのディスクにストライプ化され、高速スループットを提供します。データの冗長性はなく、いずれかのディスクで障害が発生すると、すべてのデータが失われます。

  • [RAID 1 Mirrored]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)データは 2 つのディスクに書き込まれ、1 つのディスクで障害が発生した場合でも完全なデータ冗長性を提供します。最大アレイ サイズは、2 つのドライブの小さい方の空き容量に等しくなります。

  • [Any Configuration]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)変更なしにローカル ディスク 設定を転送するサーバ設定の場合。

  • [No RAID]:(PCH SSD コントローラ定義でサポート)JBOD ディスクと同様にすべてのディスクが相互依存関係なく個別に使用できます。[No RAID] を選択し、このポリシーをすでに RAID ストレージが設定されているオペレーティング システムを使用するサーバに適用した場合、ディスクの内容は削除されません。そのため、[No RAID] モードの適用後にサーバ上で違いがわからないことがあります。これにより、ポリシーの RAID 設定と、サーバの [Inventory] > [Storage] タブに表示される実際のディスク設定が一致しない場合があります。

    以前のすべての RAID 設定情報をディスクから削除するには、[No RAID] コンフィギュレーション モードの適用後にすべてのディスク情報を削除するスクラブ ポリシーを適用します。

  • [RAID 5 Striped Parity]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)アレイ内のすべてのディスクにデータがストライプ化されます。各ディスクの容量の一部に、ディスクの障害発生時にデータの再構築に使用できるパリティ情報が格納されます。RAID 5 は、高い読み取り要求レートで、アプリケーションに適切なデータ スループットを提供します。

  • [0RAID 6 Striped Dual Parity:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)アレイ内のすべてのディスクにデータがストライプ化され、2 つのパリティ ディスクを使用して最大 2 つの物理ディスクの障害に対する保護を提供します。データ ブロックの各行に、2 セットのパリティ データが格納されます。

  • [RAID 10 Mirrored and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)RAID 10 がミラー化されたディスク ペアを使用して、完全なデータ冗長性と高いスループット レートを提供します。

  • [RAID 50 Striped Parity and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)複数のストライプ化されたパリティ ディスク セットにデータがストライプ化され、高いスループットと複数のディスク障害耐性を提供します。

  • [RAID 60 Striped Dual Parity and Striped]:(PCH SSD コントローラ定義ではサポート対象外)複数のストライプ化されたデュアル パリティ ディスク セットにデータがストライプ化され、高いスループットと優れたディスク障害耐性を提供します。

    (注)  

     

    一部の Cisco UCS サーバでは、特定の RAID 設定オプションにライセンスが必要です。Cisco UCS Manager で、このローカル ディスク ポリシーを含むサービス プロファイルをサーバに関連付けると、選択された RAID オプションに適切なライセンスが備わっているかが Cisco UCS Manager によって確認されます。問題がある場合は、サービス プロファイルを関連付ける際に Cisco UCS Manager に設定エラーが表示されます。

    特定の Cisco UCS サーバの RAID ライセンス情報については、そのサーバの『Hardware Installation Guide』を参照してください。

ステップ 5

[OK] をクリックします。

変更した PCH コントローラ定義が正常に保存されたかどうかが表示されます。


次のタスク

サービス プロファイルからサーバの関連付けを解除して、RAID レベルを [RAID 0 Striped] または [RAID 1 Mirrored] から [NO RAID] に変更した場合は、次の手順を実行します。
  1. サービス プロファイルをサーバに関連付けます。『Cisco UCS Manager Server Management Guide』の「Associating a Service Profile with a Server or Server Pool」を参照してください。

ストレージ プロファイル PCH コントローラ定義の削除

手順


ステップ 1

[Navigation] ペインの [Storage] タブをクリックします。

ステップ 2

[Storage Profiles] を展開します。

ステップ 3

[PCH Controller Definitions] を展開します。

ステップ 4

[Navigation (ナビゲーション]) ペインで、削除する特定のコントローラ定義をクリックします。

ステップ 5

[General] タブの [Actions] 領域で、[Delete] をクリックします。

ステップ 6

定義を削除するかどうかを確認します。

定義が正常に削除されたかどうかが表示されます。削除されない場合は次を参照してください: PCH コントローラ定義の設定のトラブルシューティング

ステップ 7

正常に削除されたら、[OK] をクリックします。


PCH コントローラ定義の設定のトラブルシューティング

PCH コントローラ定義の作成

次のような状況では、PCH コントローラ定義の設定に失敗します。

  • サポートされていないサーバ モデルのコントローラ定義を設定しようとする

  • レガシーのローカル ディスク設定ポリシーを使用して、ストレージ プロファイル内の PCH ストレージを設定しようとする

  • ストレージ プロファイル コントローラ定義とストレージ プロファイル ローカル LUN 設定インターフェイスを使用して、同じコントローラを設定しようとする

  • [Protect Configuration] チェックボックスがオンになっており、SWRAID モードで展開された設定とは異なる RAID タイプを設定した場合

  • [Protect Configuration] チェックボックスがオンになっており、RAID タイプが現在のコントローラ モードと一致しない場合


警告


すでに関連付けられたサーバの PCH ストレージ設定を変更すると(コントローラ モードの変更、RAID レベルの変更、コントローラ修飾子の変更など)、PNUOS ブートがトリガーされて、ホスト OS のダウンタイムが発生します。


ブート ポリシー

次のいずれかの場合に設定エラーが発生します。

  • ブート ポリシーで PCH Disk を選択しましたが、プライマリまたはセカンダリ ターゲット パスのスロット番号が、格納されている内蔵 SSD スロット番号のいずれにも一致しませんでした。

  • ブート ポリシーで PCH LUN と PCH Disk の両方を同時に選択しました。

ファームウェア

互換性のないソフトウェアの組み合わせに対しては、関連付けを行うときに設定エラーは発生しません。ただし、サポート対象のソフトウェアの組み合わせを使用していない場合、関連付けの実行中に PCH SSD コントローラのストレージ設定が失敗したり、展開されなかったりすることがあります。また、互換性のないソフトウェアの組み合わせに対する関連付けの最後に PCH SSD コントローラからブートすると、内蔵 SSD で障害が発生することがあります。

M.2 モジュールの移行

SWRAID での M.2 モジュールの移行

次の手順を実行して、SWRAID モードの M.2 モジュールを宛先サーバに移行します。

始める前に

コントローラ定義では、UEFI ブート モードのみがソフトウェア RAID 設定でサポートされています。この条件は、ドライブがブート ドライブとして使用されていない場合にも適用されます。ソース サーバと宛先サーバのブート モードが UEFI に設定されており、コントローラ定義がSWRAIDと同じ(R0/R1)に設定されていることを確認します。

手順


ステップ 1

サーバを正常にシャット ダウンします。

ステップ 2

M.2 モジュールを物理的に取り外します。

ソース サーバの SWRAID M.2 コントローラ設定でのソース サーバのブート モードは UEFI であることが必要です。組み込み型ディスクで UEFI ブート パラメータを使用し、宛先サーバのブート ポリシーを設定します。

ステップ 3

宛先サーバの M.2 モジュールにディスクを挿入します。

ステップ 4

サーバの電源をオンにします。

ステップ 5

サーバを再認識します。


AHCI モードでの M.2 モジュールの移行

次の手順を実行して、NORAID モードの M.2 モジュールを宛先サーバに移行します。

始める前に

  • ソース サーバがレガシー ブート モード状態の場合、宛先サーバもレガシー ブート モードであり、コントローラ定義が [NORAID] で設定されていることを確認します。

  • ソース サーバが UEFI ブート モード状態の場合、宛先サーバも UEFI ブート モードであり、コントローラ定義が [NORAID] で設定されていることを確認します。

手順


ステップ 1

サーバを正常にシャット ダウンします。

ステップ 2

M.2 モジュールを物理的に取り外します。

ステップ 3

次のいずれかを実行します。

  • M.2 コントローラのディスクがソース サーバで UEFI のブート モードであった場合は、宛先サーバのブート ポリシーを UEFI ブート パラメータを使用して設定します。

  • M.2 コントローラのディスクが、ソース サーバでレガシーのブート モードの場合、宛先サーバのブート ポリシーをレガシー モードに設定します。

ステップ 4

宛先サーバに M.2 モジュールを挿入します。

ステップ 5

サーバの電源をオンにします。

ステップ 6

サーバを再認識します。

(注)  

 

ディスクが不良である場合、サーバはディスク ステータスに [Not Detected] と表示します。「 不良 M.2 ディスクの交換」を実行して、不良ディスクを交換します。


SWRAID ディスクの移行

次の手順を実行して、SWRAID モードの M.2 ディスクを宛先サーバに移行します。

始める前に

コントローラ定義では、UEFI ブート モードのみがソフトウェア RAID 設定でサポートされています。この条件は、ドライブがブート ドライブとして使用されていない場合にも適用されます。ソース サーバと宛先サーバのブート モードが UEFI に設定されており、コントローラ定義がSWRAIDと同じ(R0/R1)に設定されていることを確認します。

手順


ステップ 1

サーバを正常にシャット ダウンします。

ステップ 2

物理的に M.2 モジュールを取り外し、ディスクを取り出します。

ソース サーバでディスクを SWRAID として使用している場合、ブート モードは UEFI にする必要があり、組み込み型ディスクで UEFI ブート パラメータを使用し、宛先サーバのブート ポリシーを設定します。

ステップ 3

宛先サーバの M.2 モジュールにディスクを挿入します。

ステップ 4

サーバの電源をオンにします。

ステップ 5

サーバを再認識します。

(注)  

 

ディスクの [Drive State] に [Online] と表示されている必要があります。ディスクが不良である場合、サーバはディスクを検出できないか、または [Drive State] [Online] ではなく、[BAD](または [FAILED])と表示されます。「 不良 M.2 ディスクの交換」を実行して、不良ディスクを交換します。


AHCI モードでの JBOD ディスクの移行

次の手順を実行して、NORAID モードの JBOD ディスクを宛先サーバに移行します。

始める前に

  • ソース サーバがレガシー ブート モード状態の場合、宛先サーバもレガシー ブート モードであり、コントローラ定義が [NORAID] で設定されていることを確認します。

  • ソース サーバが UEFI ブート モード状態の場合、宛先サーバも UEFI ブート モードであり、コントローラ定義が [NORAID] で設定されていることを確認します。

手順


ステップ 1

サーバのグレースフル シャット ダウンを実行します。

ステップ 2

物理的にモジュールを取り外し、M.2 ハード ディスクを取り出します。

ステップ 3

次のいずれかを実行します。

  • M.2 コントローラのディスクがソース サーバで UEFI のブート モードであった場合は、宛先サーバのブート ポリシーを UEFI ブート パラメータを使用して設定します。

  • M.2 コントローラのディスクが、ソース サーバでレガシーのブート モードの場合、宛先サーバのブート ポリシーをレガシー モードに設定します。

ステップ 4

宛先サーバの M.2 モジュールに M.2 ディスクを挿入します。

ステップ 5

サーバの電源をオンにします。

ステップ 6

サーバを再認識します。


ハイブリッド スロット構成

ハイブリッド スロット構成ポリシーの作成

ハイブリッド スロットは、RAID コントローラが RAID または直接接続モードで U.3 ドライブを処理できるかどうかを示します。名前、ハイブリッド スロット識別子、ドライブ タイプ、現在のモード、および優先モードを表示できます。適用可能な値は [RAID] と [Direct] です。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] > [ストレージ プロファイル(Storage Profiles)] の順に展開します。

ステップ 2

ハイブリッド構成ポリシーを作成する対象のストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 3

[ハイブリッド スロット構成(Hybrid Slot Configuration)] タブの [アクション(Actions)] ウィンドウで、[ハイブリッド構成ポリシーの作成(Create Hybrid Configuration Policy)] をクリックします。

名前 説明

[直接接続スロット(Direct Attached Slot)] フィールド

直接接続されたスロット。スロット 1 ~ 4 およびスロット 101 ~ 104 が適用されます。

[直接接続スロット(Direct Attached Slots)] は、NVMe コントローラの下に分類されます。

[RAID 接続スロット(Raid Attached Slots)] フィールド

Raid 接続スロット。


ハイブリッド スロット構成ポリシーの表示または変更

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] > [ストレージ プロファイル(Storage Profiles)] の順に展開します。

ステップ 2

表示または変更するストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 3

[ストレージ プロファイル(Storage Profiles)] サブタブをクリックし、[ハイブリッド スロット構成(Hybrid Slot Configuration)] タブをクリックします。

指定したサービス プロファイルに継承されたすべてのハイブリッド構成ポリシーに関する次の詳細情報が表示または変更されます。

名前 説明

[直接接続スロット(Direct Attached Slot)] フィールド

直接接続されたスロット。スロット 1 ~ 4 およびスロット 101 ~ 104 が適用されます。

[直接接続スロット(Direct Attached Slots)] は、NVMe コントローラの下に分類されます。

[RAID 接続スロット(Raid Attached Slots)] フィールド

Raid 接続スロット。

ステップ 4

[Save Changes] をクリックして、設定変更を保存します。


ハイブリッド スロット構成ポリシーの削除

手順


ステップ 1

[ナビゲーション(Navigation)] ペインで、[ストレージ(Storage)] > [ストレージ プロファイル(Storage Profiles)] の順に展開します。

ステップ 2

削除するストレージ プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 3

継承されたハイブリッド構成ポリシーを削除するストレージ プロファイルを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Storage] タブをクリックします。

ステップ 5

[ストレージ プロファイル(Storage Profiles)] サブタブをクリックし、[ハイブリッド スロット構成(Hybrid Slot Configuration)] タブをクリックします。

ステップ 6

[アクション(Actions)] 領域で、[ハイブリッド構成ポリシーの削除(Delete Hybrid Configuration Policy)] をクリックします。

ステップ 7

確認ダイアログボックスが表示されたら、[Yes] をクリックします。


不良 M.2 ディスクの交換

次の手順を実行して、不良 M.2 ディスクを交換します。

始める前に

SWRAID コント ローラの定義が設定されており、交換ディスクによって空ドライブがフォーマットされたことを確認します。

手順


ステップ 1

正常にサーバの電源を切ります。

ステップ 2

不良 M.2 ドライブを物理的に取り外します。シリアル番号ディスク スロットを使用して不良ディスクを識別します。

ステップ 3

交換 M.2 ドライブを挿入します。

ステップ 4

サーバの電源をオンにします。

ステップ 5

ディスクが再構築されるまで待機してから、サーバを再確認します。

(注)  

 

SWRAID の再構築には、ディスク サイズ、ディスク速度、OS コンテンツ、およびその他のパラメータに応じて 35 ~ 75 分かかる場合があります。

AHCI は NORAID 設定であるため、再構築は適用されません。

(注)  

 

障害のある M.2 ドライブを交換すると、もう一方のスロットにあるドライブの動作状態とドライブ状態は「低下」に、そして「再構築」に変わります。ドライブを通常の状態に戻すには、ブレードを停止して再稼働します。


ストレージ プロファイルと既存のサービス プロファイルとの関連付け

ストレージ プロファイルを既存または新規のサービス プロファイルに関連付けることができます。[Expert] ウィザードを使用したサービス プロファイルの作成を参照してください。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

ストレージ プロファイルに関連付けるサービス プロファイルが含まれる組織のノードを展開します。

ステップ 4

ストレージ プロファイルに関連付けるサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 6

[LUN Configuration] サブタブをクリックします。

ステップ 7

[Actions] 領域で、[Modify Storage Profile] をクリックします。[Modify Storage Profile] ダイアログボックスが表示されます。

ステップ 8

[Storage Profile Policy] タブをクリックします。

ステップ 9

このサービス プロファイルに既存のストレージ プロファイルを関連付けるには、[Storage Profile] ドロップダウンリストから関連付けるストレージ プロファイルを選択し、[OK] をクリックします。[Storage Items] 領域に、ストレージ プロファイルの詳細が表示されます。

ステップ 10

新しいストレージを作成して、そのストレージをこのサービス プロファイルに関連付けるには、[ストレージ プロファイルを作成(Create Storage Profile)] をクリックし、必須フィールドに入力してから [OK] をクリックします。新しいストレージ プロファイルの作成方法については、ストレージ プロファイルの作成 で詳しく説明しています。

ステップ 11

(任意) ストレージ プロファイルとサービス プロファイルとの関連付けを解除するには、[Storage Profile] ドロップダウンリストから [No Storage Profile] を選択し、[OK] をクリックします。


ストレージ プロファイルの設定

ブレード サーバの RAID コントローラの外部設定のインポート

始める前に

Cisco ブート最適化 M.2 RAID コントローラでセットアップする場合、Cisco UCS Manager は異なる外部設定を持つ 2 個のドライブを接続すr場合、インポートの設定を認識しません。HII メニューを使用して 1 個のドライブで最初に設定を消去する必要があります。HII メニューを使用して設定を消去する方法については、『Configuration Guides』を参照してください。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

外部設定をインポートする RAID コントローラが搭載されたサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[Controller] サブタブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域で、[Import Foreign Configuration] をクリックします。


ラック サーバの RAID コントローラの外部設定のインポート

始める前に

Cisco ブート最適化 M.2 RAID コントローラでセットアップする場合、Cisco UCS Manager は異なる外部設定を持つ 2 個のドライブを接続すr場合、インポートの設定を認識しません。HII メニューを使用して 1 個のドライブで最初に設定を消去する必要があります。HII メニューを使用して設定を消去する方法については、『Configuration Guides』を参照してください。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

外部設定をインポートする RAID コントローラが搭載されたサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[Controller] サブタブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域で、[Import Foreign Configuration] をクリックします。


ブレード サーバのローカル ディスク操作の設定

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ローカル ディスク操作を設定するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[Disks] サブタブをクリックします。

ステップ 6

目的のディスクを右クリックし、次のいずれかの操作を選択します。

  • [Clear Foreign Configuration State]:新しい設定へのローカル ディスクの導入時に、そのローカル ディスクに存在する外部設定をクリアします。
  • [Set Unconfigured Good]:ローカル ディスクを設定可能として指定します。
  • [Set Prepare For Removal]:ローカル ディスクをシャーシから除去する対象として指定します。
  • [Set Undo Prepare For Removal]:ローカル ディスクがシャーシから除去する対象でなくなったことを指定します。
  • [Mark as Dedicated Hot Spare]:ローカル ディスクを専用ホット スペアとして指定します。使用可能なドライブの中から仮想ドライブを選択できます。
  • [Remove Hot Spare]:ローカル ディスクがホット スペアでなくなったことを指定します。
  • [Set JBOD to Unconfigured Good]:新しいローカル ディスクを [Unconfigured Good] としてマークして、設定可能にすることを指定します。

ラック サーバのローカル ディスク操作の設定

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ローカル ディスク操作を設定するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[Disks] サブタブをクリックします。

ステップ 6

目的のディスクを右クリックし、次のいずれかの操作を選択します。

  • [Clear Foreign Configuration State]:新しい設定へのローカル ディスクの導入時に、そのローカル ディスクに存在する外部設定をクリアします。
  • [Set Unconfigured Good]:ローカル ディスクを設定可能として指定します。
  • [Set Prepare For Removal]:ローカル ディスクを除去する対象として指定します。
  • [Set Undo Prepare For Removal]:ローカル ディスクが除去する対象でなくなったことを指定します。
  • [Mark as Dedicated Hot Spare]:ローカル ディスクを専用ホット スペアとして指定します。使用可能なドライブの中から仮想ドライブを選択できます。
  • [Remove Hot Spare]:ローカル ディスクがホット スペアでなくなったことを指定します。
  • [Set JBOD to Unconfigured Good]:新しいローカル ディスクを [Unconfigured Good] としてマークして、設定可能にすることを指定します。

ローカル ディスクの設定操作

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] の順に展開します

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[Disks] サブタブをクリックします。

ステップ 5

目的のディスクを右クリックし、次のいずれかの操作を選択します。

  • [Clear Foreign Configuration State]:新しい設定へのローカル ディスクの導入時に、そのローカル ディスクに存在する外部設定をクリアします。
  • [Set Unconfigured Good]:ローカル ディスクを設定可能として指定します。
  • [Set Prepare For Removal]:ローカル ディスクをシャーシから除去する対象として指定します。
  • [Set Undo Prepare For Removal]:ローカル ディスクがシャーシから除去する対象でなくなったことを指定します。
  • [Mark as Dedicated Hot Spare]:ローカル ディスクを専用ホット スペアとして指定します。使用可能なドライブの中から仮想ドライブを選択できます。
  • [Remove Hot Spare]:ローカル ディスクがホット スペアでなくなったことを指定します。
  • [Set JBOD to Unconfigured Good]:新しいローカル ディスクを [Unconfigured Good] としてマークして、設定可能にすることを指定します。

孤立した仮想ドライブの削除

手順

ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] の順に展開します

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[LUNs] サブタブをクリックします。

ステップ 5

目的の仮想ドライブを右クリックし、[Delete Orphaned LUN] を選択します。

確認用のダイアログボックスが表示されます。

ステップ 6

[はい(Yes)] をクリックします。


ラック サーバの孤立した仮想ドライブの削除

手順

ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

孤立した仮想ドライブを削除するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[LUNs] サブタブをクリックします。

ステップ 6

目的の仮想ドライブを右クリックし、[Delete Orphaned LUN] を選択します。

確認用のダイアログボックスが表示されます。

ステップ 7

[はい(Yes)] をクリックします。


ブレード サーバの孤立した仮想ドライブの名前変更

手順

ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

孤立した仮想ドライブの名前を変更するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[LUNs] サブタブをクリックします。

ステップ 6

目的の仮想ドライブを右クリックし、[Rename Referenced LUN] を選択します。

ステップ 7

表示される [Rename Referenced LUN] ダイアログボックスで、新しい LUN 名を入力します。

ステップ 8

[OK] をクリックします。


ラック サーバの孤立した仮想ドライブの名前変更

手順

ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器] > [ラックマウント] > [サーバ]を展開します。

(注)  

 

Cisco UCS C125 M5 サーバ では、[機器(Equipment)] > [ラックマウント(Rack Mounts)] > [エンクロージャ(Enclosures)] > [ラック エンクロージャ rack_enclosure_number(Rack Enclosure rack_enclosure_number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

孤立した仮想ドライブの名前を変更するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] タブをクリックし、[Storage] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[LUNs] サブタブをクリックします。

ステップ 6

目的の仮想ドライブを右クリックし、[Rename Referenced LUN] を選択します。

ステップ 7

表示される [Rename Referenced LUN] ダイアログボックスで、新しい LUN 名を入力します。

ステップ 8

[OK] をクリックします。


ローカル ストレージのブート ポリシー

ストレージ コントローラのプライマリ ブート デバイスを、ローカル LUN または JBOD ディスクとして指定できます。各ストレージ コントローラには、1 つのプライマリ ブート デバイスを設定できます。ただし、ストレージ プロファイルでは、プライマリ ブート LUN として 1 つのデバイスのみを設定できます。

4.0(4a) 以降、Cisco UCS Manager は Marvell 88SE92xx PCIe から SATA 6Gb/s コントローラ (UCS-M2-HWRAID) を搭載した Cisco ブート最適化 M.2 コントローラをサポートしています。コントローラは UEFI ブート モードのみをサポートします。

ブート ポリシーのローカル ストレージ オプションは、Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラの SATA ドライブからのブートをサポートします。

また、ブート ポリシーの組み込みローカル ストレージ オプションは、Cisco ブート最適化 M. 2 Raid コントローラの SATA ドライブからのブートをサポートします。プライマリおよびセカンダ リタイプは、特に 2 台の SATA ドライブから起動します。

組み込みのローカル LUN のブート ポリシーの設定


(注)  


  • 1 つのブート可能 LUN をプライマリまたはセカンダリ ブート デバイスとして指定します。ブート可能 LUN をプライマリとセカンダリの両方の起動デバイスとして指定すると、起動ポリシーによってサービス プロファイル設定エラーが発生します。


手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [ポリシー]を展開します。

ステップ 3

ポリシーを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

設定するブート ポリシーを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

下矢印をクリックして、[Local Devices] 領域を展開します。

ステップ 7

[Add Embedded Local LUN] をクリックして、ローカル LUN のブート順序を設定します。

ステップ 8

ローカル LUN をプライマリ ブート デバイスとして設定するには、[Primary] を選択します。

ステップ 9

[LUN Name] フィールドに、プライマリ ブート デバイスとして設定する LUN の名前を入力します。

ステップ 10

[OK] をクリックします。


組み込みのローカル ディスクのブート ポリシーの設定

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [ポリシー]を展開します。

ステップ 3

ポリシーを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

設定するブート ポリシーを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

下矢印をクリックして、[Local Devices] 領域を展開します。

ステップ 7

[Add Embedded Local Disk] をクリックして、ローカル JBOD デバイスをプライマリ ブート デバイスとして設定します。

JBOD は、次のサーバーでサポートされます:

  • Cisco UCS C245 M8 サーバ

  • Cisco UCS C225 M8 サーバ

  • Cisco UCS X215c M8 コンピューティング ノード

  • Cisco UCS X410c M7 コンピューティングノード

  • Cisco UCS X210c M7 コンピューティング ノード

  • Cisco UCS C220 M7 サーバ

  • Cisco UCS C240 M7 サーバ

  • すべての Cisco UCS C シリーズおよび B シリーズ M6 サーバー

  • Cisco UCS X210c M6 コンピューティング ノード

  • Cisco UCS S3260 M5 サーバ

  • すべての Cisco UCS C シリーズおよび B シリーズ M5 サーバー

ステップ 8

[Disk Slot Number] フィールドに、プライマリ ブート デバイスとして設定する JBOD ディスクのスロット番号を入力します。

ステップ 9

[OK] をクリックします。


サービス プロファイル内のローカル LUN 操作

LUN 名の事前プロビジョニング

LUN 名を事前にプロビジョニングできるのは、LUN の管理状態が [Undeployed] となっている場合のみです。事前プロビジョニングする LUN 名がすでに存在し、その LUN が孤立している場合、その LUN はサービス プロファイルによって要求されます。名前を事前にプロビジョニングする LUN が存在しない場合、指定した名前の LUN が新規に作成されます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル] > [Service_Profile_Name]を展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[LUN Configuration] タブをクリックします。

ステップ 5

[Local LUNs] サブタブで、LUN 名を事前プロビジョニングする LUN を右クリックし、[Pre-Provision LUN Name] を選択します。

ステップ 6

[Set Pre-Provision LUN Name] ダイアログボックスで、LUN の名前を入力します。

ステップ 7

[OK] をクリックします。


孤立した LUN の要求

孤立した LUN を要求できるのは、LUN の管理状態が [Undeployed] となっている場合のみです。 LUN の管理状態を明示的に [Undeployed] に変更すると、孤立した LUN を要求できます。

LUN 名が空の場合は、要求する前に LUN 名を設定します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル] > [Service_Profile_Name]を展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[LUN Configuration] タブをクリックします。

ステップ 5

[Local LUNs] サブタブで、要求する LUN を右クリックし、[Claim Orphan LUN] を選択します。

ステップ 6

[Claim Orphan LUN] ダイアログボックスで、所有権を要求する対象とする孤立した LUN を選択します。

ステップ 7

LUN を右クリックし、[Set Admin State] を選択します。

ステップ 8

表示される [Set Admin State] ダイアログボックスで [Undeployed] を選択して、LUN を展開解除し、所有者を要求します。

ステップ 9

[OK] をクリックします。


LUN の展開および展開解除

LUN を展開または展開解除できます。ローカル LUN の管理状態が [Undeployed] の場合、LUN の参照は削除されていて、LUN は展開されていません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル] > [Service_Profile_Name]を展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[LUN Configuration] タブをクリックします。

ステップ 5

[Local LUNs] サブタブで、展開または展開解除する LUN を右クリックし、[Set Admin State] を選択します。

ステップ 6

表示される [Set Admin State] ダイアログボックスで、LUN を展開する場合は [Online] を選択し、LUN を展開解除する場合は [Undeployed] を選択します。

ステップ 7

[OK] をクリックします。


サービス プロファイルで参照されている LUN の名前変更

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル] > [Service_Profile_Name]を展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] ペインで、[ストレージ(Storage)] タブをクリックします。

ステップ 4

[LUN Configuration] タブをクリックします。

ステップ 5

[Local LUNs] サブタブで、参照されている LUN の名前を変更する LUN を右クリックし、[Rename Referenced LUN] を選択します。

ステップ 6

[Rename Referenced LUN] ダイアログボックスで、参照されている LUN の新しい名前を入力します。

ステップ 7

[OK] をクリックします。