ブレード サーバ ハードウェア管理

ブレード サーバー管理

Cisco UCS Manager によって、Cisco UCS ドメイン内のすべてのブレード サーバーを管理およびモニターできます。電源状態の変更など一部のブレード サーバー管理タスクは、サーバーおよびサービス プロファイルから実行できます。

残りの管理タスクは、サーバー上でのみ実行できます。

電源装置は、シャーシのブレードが 2 台以下の場合、省電力モードになります。3 台目のブレードがシャーシに追加され、完全に検出されると、電源装置は通常のモードに戻ります。

シャーシ内のブレード サーバー スロットが空の場合、そのスロットに関する情報、エラー、および障害が Cisco UCS Manager から提供されます。サーバー ミスマッチ エラーを解決し、そのスロット内のブレード サーバーを Cisco UCS Manager で再検出するために、スロットを再認識させることもできます。

ブレード サーバーの削除および解放に関するガイドライン

Cisco UCS Manager を使ってブレード サーバーを削除するか解放するかを決定する場合は、次のガイドラインを考慮してください。

ブレード サーバーの解放

物理的に存在し接続されているブレード サーバーを一時的に解放するには、構成から一時的に削除します。サーバー情報の一部は、ブレード サーバーが再稼働する場合に備えて、将来使用するために Cisco UCS Manager によって保持されます。

ブレード サーバーの削除

削除は、ブレード サーバーをシャーシから接続解除して、Cisco UCS Manager から物理的に削除する(取り外す)場合に実行します。ブレード サーバーが物理的に存在し、シャーシに接続しているときは、Cisco UCS Manager から削除できません。ブレード サーバーの物理的な削除が完了すると、そのブレード サーバーの設定を Cisco UCS Manager で削除できます。

削除時、そのブレード サーバーへのアクティブ リンクは無効化され、すべてのエントリがデータベースから削除されます。サーバーは検出時に割り当てられたすべてのサーバー プールから自動的に削除されます。


(注)  


自動的に削除されるのは、ディスカバリ中に自動的にサーバー プールへ追加されたサーバーのみです。サーバー プールに手動で追加したサーバーは手動で削除する必要があります。


削除したブレード サーバーを再び設定に追加するには、再び接続して検出する必要があります。Cisco UCS Manager に再導入したサーバーは新規サーバーとみなされ、詳細なディスカバリ プロセスが実施されます。このため、Cisco UCS Manager によって以前とは異なる新しい ID がサーバーに割り当てられることがあります。

予期しないサーバー電力変更を回避するための推奨事項

サーバーがサービス プロファイルに関連付けられていない場合は、サーバーの物理的な [Power] または [Reset] ボタンなど、サーバーの電源状態を変更するために使用可能な手段をすべて使用できます。

サーバーがサービス プロファイルに関連付けられているか、サービス プロファイルに割り当てられている場合は、サーバーの電源状態の変更は次の方法でのみ行う必要があります。

  • Cisco UCS Manager GUI で、サーバーに関連付けられたサーバーまたはサービス プロファイルの [General] タブに移動し、[Actions] 領域で [Boot Server] または [Shutdown Server] を選択します。

  • Cisco UCS Manager CLI で、サーバー、またはサーバーに関連付けられたサービス プロファイルに対して power up または power down コマンドを使用します。


重要


電源がオフになっている関連サーバーには、次のオプションのいずれも使用しないでください。

  • GUI の [Reset]

  • cycle cycle-immediate または CLI のreset hard-reset-immediate

  • サーバーの物理的な [Power] または [Reset] ボタン


現在電源がオフになっているサーバーに対して、リセットまたはサイクルを実施するか、サーバーの物理的な [Power] ボタンを使用すると、サーバーの実際の電力状態がサービス プロファイルで必要とされる電源状態の設定と同期しなくなる可能性があります。サーバーと Cisco UCS Manager 間の通信が中断したり、サービス プロファイルの設定が変更されると、Cisco UCS Manager によって、必要とされる電源の状態がサービス プロファイルからサーバーに適用される場合があり、この結果予期しない電力変化が発生する可能性があります。

電源の同期に関する問題は、次に示すように予期しないサーバーの再起動につながる可能性があります。

サービス プロファイルで必要とされる電源状態

現在のサーバーの電源状態

通信が中断された後のサーバーの電源状態

アップ

電源オフ

[電源オン(Powered On)]

ダウン

電源オン

電源オン

(注)  

 

実行中のサーバーは、サービス プロファイルに必要とされる電源状態に関係なくシャットダウンされません。

ブレード サーバーのブート

[Actions] 領域で [Boot Server] リンクがグレー表示されている場合は、まず、サーバをシャットダウンする必要があります。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

ブートするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Boot Server] をクリックします。

Step 6

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバがブートされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [OK] ステータスが表示されます。

サービス プロファイルからのラックマウント サーバのブート

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

サービス プロファイルを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

関連付けられたサーバをブートする必要があるサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域の [Boot Server] をクリックします。

ステップ 7

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。

ステップ 8

[Boot Server] ダイアログボックスで [OK] をクリックします。

サーバがブートした後は、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [ok] ステータスまたは [up] ステータスが表示されます。


ブレード サーバのブート順序の決定


ヒント


サーバに関連付けられているサービス プロファイルの [General] タブからもブート順序タブを表示できます。


手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ブート順序を決定するサーバをクリックします。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Boot Order Details] 領域が展開されていない場合は、見出しの右側の [Expand] アイコンをクリックします。

ステップ 6

サーバに割り当てられているブート順序を表示するには、[Configured Boot Order] タブをクリックします。

ステップ 7

物理サーバ構成内のさまざまなデバイスから何がブートされるかを表示するには、[Actual Boot Order] タブをクリックします。

(注)  

 

[Actual Boot Order] では、[Internal EFI Shell] は常にブート順リストの最下部に表示されます。


ブレード サーバーのシャットダウン

この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムとともにサーバをシャットダウンした場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。

[Actions] 領域の [Shutdown Server] リンクがグレー表示されている場合、そのサーバは動作していません。


Note


サービス プロファイルに関連付けられたブレード サーバをシャットダウンすると、VIF ダウン アラート F0283 および F0479 が自動的に制限されます。


Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

シャットダウンするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、[Shutdown Server] をクリックします。

Step 6

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバが正常にシャットダウンされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに電源オフ状態が表示されます。

サービス プロファイルからのサーバのシャットダウン

この手順を使用して、インストールされているオペレーティング システムとともにサーバをシャットダウンした場合、Cisco UCS Manager により、この OS のグレースフル シャットダウン シーケンスがトリガーされます。

[Actions] 領域の [Shutdown Server] リンクがグレー表示されている場合、そのサーバは動作していません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[サーバ]をクリックします。

ステップ 2

[サーバ] > [サービスプロファイル]を展開します。

ステップ 3

サービス プロファイルを作成する組織のノードを展開します。

システムにマルチテナント機能が備えられていない場合は、[root] ノードを展開します。

ステップ 4

関連付けられたサーバをシャットダウンする必要があるサービス プロファイルを選択します。

ステップ 5

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 6

[Actions] 領域で、[Shutdown Server] をクリックします。

ステップ 7

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


サーバが正常にシャットダウンされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに [down] ステータスまたは [power-off] ステータスが表示されます。

ブレード サーバのリセット

サーバをリセットすると、Cisco UCS Manager により、リセット ライン上にパルスが送信されます。オペレーティング システムのグレースフル シャットダウンを選択することができます。オペレーティング システムでグレースフル シャットダウンがサポートされていない場合、サーバ電源の再投入が行われます。サーバをリセットする前に Cisco UCS Manager にすべての管理操作を完了させるオプションの場合、それらの操作がサーバのリセット前に完了する保証はありません。


Note


電源切断状態からサーバをブートする場合は、[リセット(Reset)] を使用しないでください。

この手順を使用して電源投入を続けると、サーバの望ましい電源状態が実際の電源状態と同期しなくなり、サーバが後で予期せずシャットダウンすることがあります。選択したサーバを電源切断状態から安全にリブートするには、[キャンセル(Cancel)] をクリックし、[ブート サーバ(Boot Server)] アクションを選択します。


Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

リセットするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で [Reset] をクリックします。

Step 6

[Reset Server] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [Power Cycle] オプションをクリックします。

  2. (Optional) このサーバの保留中の管理操作を Cisco UCS Manager によってすべて完了させる場合は、チェックボックスをオンにします。

  3. [OK] をクリックします。


リセットが完了するまでに数分かかる場合があります。サーバがリセットされると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに OK ステータスが表示されます。

ブレード サーバの出荷時のデフォルト設定へのリセット

ブレード サーバを出荷時の設定にリセットできるようになりました。デフォルトでは、出荷時へのリセット操作は、ストレージ ドライブおよび flexflash ドライブに影響しません。これはデータの損失を防止するためです。ただし、これらのデバイスを既知の状態にリセットすることもできます。


重要


ストレージ デバイスをリセットすると、データが失われる可能性があります。


サーバーを出荷時のデフォルト設定にリセットするには、次の手順を実行します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

出荷時のデフォルト設定にリセットするサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [Reset to Factory Default] をクリックします。

  2. [OK] をクリックします。

ステップ 7

表示される [Maintenance Server] ダイアログ ボックスから適切なオプションを選択します。

  • すべてのストレージを削除するには、[Scrub Storage] チェックボックスを選択します。

  • すべてのストレージを削除してからすべてのディスクを初期状態に戻すには、[Create Initial Volumes] チェックボックスを選択します。

    [Scrub Storage] チェックボックスを選択した場合のみ、このチェックボックスを選択できます。JBOD をサポートするサーバの場合、ディスクは JBOD 状態になります。JBOD をサポートしないサーバの場合、各ディスクはディスク内のすべての領域を占有する単一 R0 ボリュームで初期化されます。

    重要

     

    ストレージ プロファイルを使用するには、[Create Initial Volumes] ボックスを選択しないでください。ストレージ プロファイルを使用しているときに初期ボリュームを作成すると、設定エラーが発生する可能性があります。

  • すべての flexflash ストレージを削除するには、[Scrub FlexFlash] チェックボックスを選択します。

Cisco UCS Manager サーバを出荷時のデフォルト設定にリセットします。


ブレード サーバの再確認

サーバ、およびそのサーバのエンドポイントすべてを再検出するには、次の手順を実行します。たとえば、サーバがディスカバリ状態など、予期していなかった状態から抜け出せなくなっている場合に、この手順を使用します。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

再確認するサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

Step 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Re-acknowledge] をクリックし、次に [OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager はサーバを切断し、その後、サーバとシステム内の 1 つまたは複数のファブリック インターコネクトとの接続を確立します。確認が終了するまでに数分かかる場合があります。サーバが確認されると、[General] タブの [Overall Status] フィールドに OK ステータスが表示されます。


シャーシからのサーバーの削除

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

シャーシから削除するサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

Step 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Decommission] をクリックし、[OK] をクリックします。

サーバが Cisco UCS構成から削除されます。

Step 7

シャーシの物理的な配置場所で、スロットからサーバー ハードウェアを取り外します。

サーバー ハードウェアの取り外し方法については、お使いのシャーシの『Cisco UCS Hardware Installation Guide』を参照してください。


What to do next

ブレード サーバを物理的に再設置する場合は、Cisco UCS Managerにそのサーバを再検出させるために、スロットの確認応答を再び行う必要があります。

詳細については、「シャーシ内のサーバ スロットの再確認」を参照してください。

ブレード サーバからのインバンド設定の削除

この手順では、ブレード サーバからインバンド管理 IP アドレスの設定を削除します。このアクションがグレー表示されている場合、インバンド設定は完了していません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[Equipment] > [Chassis] > [Chassis Number] > [Servers] > [Server Name] の順に展開します。

ステップ 3

[作業(Work)] 領域の [インベントリ(Inventory)] タブをクリックします。

ステップ 4

[CIMC] サブタブをクリックします。

ステップ 5

[アクション(Actions)] 領域で、[インバンド構成の削除(Delete Inband Configuration)] をクリックします。

ステップ 6

[削除(Delete)] 確認ダイアログボックスで [はい(Yes)] をクリックします。

サーバのインバンド構成が削除されます。

(注)  

 

Cisco UCS Manager でインバンド サービス プロファイルがデフォルト VLAN とプール名を使って構成されている場合、ここでインバンド構成を削除した約 1 分後、サーバ CIMC が自動的にインバンド プロファイルからインバンド構成を取得します。


ブレード サーバーの解放

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

稼働を停止するサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

Step 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [デコミッション(Decommission)] をクリックします。

  2. [OK] をクリックします。

サーバが Cisco UCS構成から削除されます。


存在しないブレード サーバ エントリの削除

サーバを解放してサーバ ハードウェアを物理的に取り外したら、次の手順を実行します。この手順では、[Decommissioned (デコミッション)] タブからブレード サーバの既存の古いエントリを削除します。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[Work] ペインで [Decommissioned] タブをクリックします。

ステップ 3

リストから削除する各ブレード サーバの行で、[Recommission] カラムのチェックボックスをオンにしてから、[Save Changes] をクリックします。

ステップ 4

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。


ブレード サーバの再稼動

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] ノードを展開します。

ステップ 3

[Chassis] ノードをクリックします。

ステップ 4

[Work] ペインで [Decommissioned] タブをクリックします。

ステップ 5

再稼動する各ブレード サーバの行で、[Recommission] カラムのチェックボックスをオンにしてから、[Save Changes] をクリックします。

ステップ 6

確認ダイアログボックスが表示されたら、[はい]をクリックします。

ステップ 7

(任意) サーバの再稼動と検出の進行状況を、そのサーバの [FSM] タブでモニタします。


シャーシ内のサーバ スロットの再確認

物理ハードウェアをシャーシから取り外さずにブレード サーバをデコミッションした場合、Cisco UCS Managerにサーバを再検出させて再稼働させるために、次の手順を実行します。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

スロットを再確認するサーバを選択します。

Step 4

Cisco UCS Managerに [Resolve Slot Issue] ダイアログボックスが表示された場合は、次のいずれかの手順を実行します。

オプション 説明

[Situation] 領域の [here] リンク

このリンクをクリックし、次に確認ダイアログボックスの [はい(Yes)] をクリックします。Cisco UCS Manager はスロットを再確認し、スロット内のサーバーを検出します。

OK

[General] タブに移動するには、このボタンをクリックします。[Actions] 領域の [Reacknowledge Slot] リンクを使用すると、Cisco UCS Managerでスロットを再確認し、スロット内のサーバを検出できます。


存在しないブレード サーバの設定データベースからの削除

サーバを解放せずにサーバ ハードウェアを物理的に外した場合は、次の手順を実行します。サーバが物理的に存在する場合はこの手順を実行できません。

サーバを物理的に削除するには、シャーシからのサーバーの削除 を参照してください。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

設定データベースから削除するサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、[Server Maintenance] をクリックします。

Step 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、[Remove] をクリックし、[OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager は、設定データベースからそのサーバに関するすべてのデータを削除します。サーバ スロットは、新しいサーバ ハードウェアの挿入に使用できます。


ブレード サーバのロケータ LED の切り替え

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

ロケータ LED のオン/オフを切り替えるサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で、次のいずれかをクリックします。

  • [Turn on Locator LED]:選択したサーバの LED を点灯します。
  • [Turn on Locator LED]:選択したサーバの LED を消灯します。
  • [Turn on Master Locator LED]Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバで、マスター ノードの LED を点灯します。
  • [Turn off Master Locator LED]Cisco UCS M4 ブレード サーバで、マスター ノードの LED を消灯します。
  • [Turn on Slave Locator LED]Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバで、スレーブ ノードの LED を点灯します。
  • [Turn off Locator LED]Cisco UCS B460 M4 ブレード サーバで、スレーブ ノードの LED を消灯します。

ブレード サーバのローカル ディスク ロケータ LED のオン/オフ切り替え

始める前に

  • ディスクが配置されるサーバの電源が投入されていることを確認します。サーバがオフの場合、ローカル ディスクのロケータ LED のオン/オフを切り替えることはできません。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ローカル ディスクのロケータ LED のオン/オフを切り替えるサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Inventory] > [Storage] > [Disks] タブの順にクリックします。

ストレージ コントローラ インベントリが表示されます。

ステップ 5

ディスクをクリックします。

ディスクの詳細が表示されます。

ステップ 6

[Details] 領域で、[Toggle Locator LED] をクリックします。

[Locator LED] の状態が [On] の場合は、[Off] に切り替わります。[Locator LED] の状態が [Off] の場合は、[On] に切り替わります。

ステップ 7

[Save Changes] をクリックします。


ブレード サーバーの CMOS のリセット

サーバのトラブルシューティングに CMOS のリセットが必要になることがあります。CMOS のリセットは、通常のサーバメンテナンスには含まれません。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

CMOS をリセットするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

Step 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Reset CMOS] をクリックし、[OK] をクリックします。


ブレード サーバーの CIMC のリセット

ファームウェアで、サーバのトラブルシューティングに CIMC のリセットが必要になることがあります。CIMC のリセットは、通常のサーバメンテナンスには含まれません。CIMC をリセットすると、CIMC はブレード サーバの管理コントローラを再起動します。

CIMC をリセットすると、CIMC がリブートするまで、Cisco UCSの電力モニタリング機能が短時間使用不能になります。通常、リセットは 20秒しかかかりませんが、その間にピーク電力キャップを超える可能性はあります。低い電力制限が設定された環境で、設定された電力制限を超えないようにするには、CIMC のリブートまたはアクティブ化を交互に実施することを検討してください。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

CIMC をリセットするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

Step 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Reset CIMC (Server Controller)] をクリックし、[OK] をクリックします。


ブレード サーバーの TPM のクリア

TPM がサポートされている Cisco UCS M4 以降のブレード サーバーおよびラックマウント サーバーでのみ、TPM をクリアできます。


Caution


TPM のクリアは危険性のある操作です。OS が起動を停止することがあります。また、データを損失する可能性もあります。


Before you begin

TPM が有効である必要があります。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

TPM をクリアするサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域の [Recover Server] をクリックします。

Step 6

[Recover Server] ダイアログボックスで、[Clear TPM] をクリックし、[OK] をクリックします。


ブレード サーバの POST 結果の表示

サーバとそのアダプタに対する Power On Self-Test プロセスで収集された任意のエラーを表示できます。

Procedure


Step 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

Step 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

Step 3

POST の結果を表示するサーバを選択します。

Step 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

Step 5

[Actions] 領域で [View POST Results] をクリックします。

[POST Results] ダイアログボックスに、サーバとそのアダプタに対する POST の結果が一覧表示されます。

Step 6

(Optional) アダプタのプロパティを表示するには、[Affected Object] カラムをクリックします。

Step 7

[OK] をクリックして [POST Results] ダイアログボックスを閉じます。


ブレード サーバーからの NMI の発行

システムの無応答状態が続き、Cisco UCS Managerによって IMC から BIOS またはオペレーティング システムに NMI(マスク不能割り込み)を発行する必要がある場合には、次の手順を実行します。このアクションにより、サーバにインストールされているオペレーティング システム応じて、コア ダンプまたはスタック トレースが作成されます。

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

NMI を発行するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域の [Server Maintenance] をクリックします。

ステップ 6

[Maintenance] ダイアログボックスで、次の手順を実行します。

  1. [Diagnostic Interrupt] をクリックします。

  2. [OK] をクリックします。

Cisco UCS Manager BIOS またはオペレーティング システムに NMI を送信します。


ブレード サーバのヘルス イベントの表示

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ヘルス イベントを表示するサーバを選択します。

ステップ 4

[Work] ペインで、[Health] タブをクリックします。

このサーバでトリガーされたヘルス イベントが表示されます。このタブのフィールドは次のとおりです。

名前

説明

[Health Summary] 領域

[Health Qualifier] フィールド

コンポーネントに対してトリガーされるすべてのヘルス イベントのカンマ区切りの名前。

[Health Severity] フィールド

コンポーネントに対してトリガーされるすべてのステータス イベントの最高シビラティ(重大度)。次のいずれかになります。

  • critical

  • major

  • minor

  • warning

  • info

  • cleared

(注)  

 

シビラティ(重大度)レベルが最高のものから順に記載されています。

[Health Details] 領域

[Severity] カラム

ヘルス イベントのシビラティ(重大度)。次のいずれかになります。

  • critical

  • major

  • minor

  • warning

  • info

  • cleared

(注)  

 

シビラティ(重大度)レベルが最高のものから順に記載されています。

[Name] カラム

ヘルス イベントの名前。

[Description] カラム

ヘルス イベントの詳細。

[Value] カラム

ヘルス イベントの現在の値。

[Details] 領域

[Details] 領域には、[Health Details] 領域で選択するヘルス イベントの [Name] 、[Description] 、[Severity] および [Value] の詳細が表示されます。


ヘルス LED アラーム

ブレード ヘルス LED は各 Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバーの前面にあります。Cisco UCS Manager を使用すると、ブレード ヘルス LED の色が緑からオレンジ、または点滅しているオレンジに変わるセンサーの障害を確認できます。

ヘルス LED アラームには次の情報が表示されます。

名前 説明

[Severity] カラム

アラームのシビラティ(重大度)。次のいずれかになります。

  • [クリティカル(Critical)]:ブレード ヘルス LED がオレンジで点滅します。これは赤色のドットで示されます。

  • [Minor]:ブレード ヘルス LED がオレンジに点灯します。これはオレンジ色のドットで示されます。

[Description] カラム

アラームの簡単な説明。

[Sensor ID] カラム

アラームをトリガーしたセンサーの ID。

[Sensor Name] カラム

アラームをトリガーしたセンサーの名前。

ヘルス LED アラームの表示

手順


ステップ 1

[ナビゲーション]ペインで、[機器]をクリックします。

ステップ 2

[機器(Equipment)] > [シャーシ(Chassis)] > [シャーシ番号(Chassis Number)] > [サーバ(Servers)] の順に展開します。

ステップ 3

ヘルス LED アラームを表示する対象のサーバをクリックします。

ステップ 4

[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。

ステップ 5

[Actions] 領域で、[View Health LED Alarms] をクリックします。

[View Health LED Alarms] ダイアログボックスに、選択したサーバのヘルス LED アラームが一覧表示されます。

ステップ 6

[OK] をクリックして、[View Health LED Alarms] ダイアログボックスを閉じます。


Smart SSD

Cisco UCS Manager リリース 3.1(3) から、SSD ヘルスのモニターリングがサポートされています。この機能は Smart SSD と呼ばれます。消耗ステータス(日数)、残り耐用期間のパーセンテージなどのプロパティに関する統計情報が表示されます。プロパティごとに最小値、最大値、平均値が記録され、表示されます。この機能では、プロパティのしきい値制限も表示されます。


(注)  


Smart SSD 機能は、一部の SSD でのみサポートされています。HDD ではサポートされていません。


サポートされる SSD の SATA レンジは次のとおりです。

  • Intel

  • Samsung

  • Micron

サポートされる SSD の SAS レンジは次のとおりです。

  • 東芝

  • Sandisk

  • Samsung

  • Micron


(注)  


  • SAS SSD では [Power Cycle Count] は使用できません。

  • スマート SSD 機能は、 M4 サーバー以降のみにサポートされいています。


SSD ヘルスのモニタリング

手順


ステップ 1

[Equipment (機器)] > [Rack-Mounts (ラックマウント)] > [Servers (サーバ)] > [Server Number (サーバ番号)] > [Inventory (インベントリ)] > [Storage (ストレージ)] に移動します。

ステップ 2

SSD ヘルスを表示するコントローラ コンポーネントをクリックします。

ステップ 3

[Work] ペインで [Statistics] タブをクリックします。

ステップ 4

ヘルス プロパティを表示する SSD をクリックします。

次の値を確認します。
  • [PercentageLifeLeft]:耐用期間を表示します。これにより、必要に応じてアクションを実行できます。

  • [PowerCycleCount]:サーバのリブートで SSD の電源が再投入された回数を示します。

  • [PowerOnHours]:SSD の電源がオンになっている期間を示します。要件に基づいて SSD を交換するか、またはオフにできます。

    (注)  

     

    他のプロパティが変化した場合は、更新後の [PowerOnHours] が表示されます。

  • [WearStatusInDays]:特定の時点でのワークロード特性に基づいて、SSD の消耗状況に関するガイダンスが示されます。

    (注)  

     

    これらの値は 1 時間ごとに更新されます。

    これらの値に対してしきい値制限を指定できます。これにより、値がそのしきい値制限に達するかまたは超過するとエラーとなります。Smart SSD 機能は温度を追跡します。温度がしきい値制限 (90°C) を超え、これが原因でディスクが劣化状態になり、劣化の理由が通知されると、エラーを示します。