Cisco UCS Manager 診断の概要
Cisco UCS Manager 診断ツールでは、サーバのハードウェア コンポーネントの状態を検証できます。診断ツールには各種テストが用意されており、サーバのさまざまなハードウェア サブシステム(メモリや CPU など)に対して、負荷を与えたりすることができます。ハードウェア コンポーネントを修復するか、交換した後のサーバの状態の健全性チェックを実行するためのツールを使用できます。このツールは、実稼働環境に新しいサーバを導入する前に、包括的なバーンイン テストを実行するときにも使用できます。
新しいシステムの場合、org スコープでデフォルトの診断ポリシーが作成されます。このデフォルトのポリシーは default という名前であり、削除できません。ユーザがこのポリシーを削除しようとするとエラー メッセージが表示されます。デフォルトの診断ポリシーは、すべてのサーバで同じテスト セットを実行する際に推奨される方法です。デフォルト ポリシーを含むすべての診断ポリシーはカスタマイズ可能です。
デフォルト ポリシーには 1 つのメモリ テストのみが含まれています。メモリ テストのデフォルトのパラメータは変更できます。また、デフォルト診断ポリシー内のメモリ テストは削除できます。メモリ テストがない場合、診断ポリシーは実行されません。