Cisco UCS C シリーズサーバと Cisco UCS Manager 4.2 の統合ガイド

概要

このマニュアルでは、Cisco UCS Manager と統合する Cisco UCS ラックマウントサーバのインストールに関する情報とその手順について説明します。

Cisco UCS C シリーズラックマウントサーバは、組み込みのスタンドアロンソフトウェアである Cisco Integrated Management Controller（CIMC）によって管理します。Cisco UCS Manager と C シリーズラックマウントサーバを統合すると、Cisco IMC ではサーバを管理しないようになります。代わりに、Cisco UCS Manager ソフトウェアで管理されています。Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI を使用してサーバを管理します。

重要	サーバが新規でない場合は、Cisco UCS Manager とサーバを統合する前に、Cisco IMC を工場出荷時の設定にリセットしてください。ご使用のリリースの『Cisco UCS C-Series Integrated Management Controller GUI Configuration Guide』の「Server Utilities」の章を参照して、サーバを工場出荷時のデフォルト設定にリセットしてください。

Cisco UCS C シリーズラックマウントサーバと Cisco UCS Manager は次のいずれかの設定で統合できます

クラスタ設定：二つのファブリックインターコネクト (FIs) または、二つの FI と一緒の二つのファブリックエクステンダ（FEXes）をC シリーズラックマウントサーバを接続するために使用します。
非クラスタ設定：二つのファブリックインターコネクト (FIs) または、二つの FI と一緒の二つのファブリックエクステンダ（FEXes）をC シリーズラックマウントサーバを接続するために使用します。

（注）

Cisco UCS C シリーズラックマウントサーバと Cisco UCS Manager の統合の場合、Cisco VIC アダプタは、サードパーティ製スイッチではなく、Cisco UCS ファブリックインターコネクトにのみ接続できます。

Cisco UCS Manager と統合する Cisco UCS S シリーズラックマウントサーバについては、特定のリリースの『Cisco UCS S3260 Server Integration with Cisco UCS Manager』ガイドを参照してください。

C シリーズラックマウントサーバと Cisco UCS Manager との統合

Cisco UCS Manager では、Cisco UCS C シリーズラックマウントサーバ管理のため 3 つの接続モードがあります。接続モードは次のとおりです。

[直接接続モード（Direct Connect Mode）]：このモードでは、C シリーズラックマウントサーバーからの Cisco UCS VIC は、ファブリックインターコネクトに直接接続します。管理トラフィックとデータトラフィックの両方が、VIC から FI に、またはその逆に通過します。
SingleConnect（サイドバンド）：このモードでは、C シリーズラックマウントサーバーからの Cisco UCS VIC が FEX に接続し、次にファブリックインターコネクトに接続します。管理トラフィックとデータトラフィックの両方が VIC から FEX および FI に渡されます。
デュアルワイヤ管理（共有 LOM）：このモードでは、C シリーズラックマウントサーバーからのマザーボード（LOM）ポートの共有ローカルエリアネットワーク（LAN）が、管理トラフィック用に FEX に接続します。Cisco UCS VIC は、データトラフィック用の FI に接続します。

（注）

Cisco UCS C125 M5 サーバsすべての LOM ポートは含まれません。

Cisco UCS Manager とデュアルワイヤを統合するための一般的な前提条件は、C シリーズラックマウントサーバ CIMC リリース 1.4(6) 以降に組み込まれています。SingleConnect または直接接続モードを使用するには、次の要件を満たす必要があります。

Cisco UCS VIC 1225 仮想インターフェイスカード
Cisco UCS VIC 1227（MLOM）
Cisco UCS VIC 1225T 仮想インターフェイスカード
Cisco UCS VIC 1227T（MLOM）
Cisco UCS VIC 1387（MLOM）
Cisco UCS VIC 1385
Cisco UCS VIC 1455（および M5 と M6 サーバーでサポート）
Cisco UCS VIC 1457（MLOM）（C220 M5 および C240 M5 サーバーでのみサポート）
Cisco UCS VIC 1495（および M5 と M6 サーバーでサポート）
Cisco UCS VIC 1497（MLOM）（C220 M5 および C240 M5 サーバーでのみサポート）
Cisco UCS VIC 1467（MLOM）（C220 M6、C240 M6、C225 M6、および C245 M6 サーバーでのみサポート）servers)
Cisco UCS VIC 1477（MLOM）（C220 M6、C240 M6、C225 M6、および C245 M6 サーバーでのみサポート）servers)

（注）

最新のサポートマトリックスについては、Cisco UCS マネージャリリース 4.2 のリリースノートを参照してください。

Cisco UCS VIC 1467 または 1477 シリーズアダプタは、Cisco UCS 6200 シリーズファブリックインターコネクトでは使用できません。
Cisco UCS C460 M4 サーバー、Cisco UCS C125 M5 サーバs、Cisco UCS C480 M5 サーバsとCisco UCS C480 M5 ML サーバーs は MLOM アダプタをサポートしていません。

次の表は、C シリーズラックマウントサーバおよびサポートされる管理オプションの一覧です。

（注）

デュアルワイヤ管理は Cisco VIC アダプタでのみサポートされており、サードパーティ製アダプタではサポートされていません。

表 1. サポートされる管理オプション
サーバ	シングル接続	直接接続モード	デュアルワイヤ管理
Cisco UCS C220 M4 サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C240 M4 サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C460 M4 サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C220 M5 サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C240 M5 サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C240 SD M5 サーバ	はい	はい	はい
C480 M5 および C480 M5 ML サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C125 M5 サーバ	はい	はい	いいえ
Cisco UCS C220 M6サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C240 M6サーバ	はい	はい	はい
Cisco UCS C225 M6サーバ	はい	はい	いいえ
Cisco UCS C245 M6サーバ	はい	はい	いいえ

使用しているサーバモデルと CIMC のバージョンに基づき、3 つの統合オプションのいずれかを使用して、ラックサーバと Cisco UCS Managerを接続できます。

Cisco UCS Manager ファブリックインターコネクト（FI）内で動作します。Cisco UCS Manager の以前のリリースを使用している場合は、ファブリックエクステンダを使用して C シリーズサーバとファブリックインターコネクトを接続し、Cisco UCS Manager での管理を有効にする必要があります。サーバアダプタとファブリックインターコネクトは、ファブリックエクステンダを使用しないで直接接続できます。

この管理サービスで使用できるインターフェイスのいずれかを使用して、ファブリックインターコネクトに接続されたシャーシすべてのネットワークおよびサーバリソースにアクセスしたり、これらを設定、管理、およびモニタしたりすることができます。Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト、Cisco UCS 6300 シリーズのファブリックインターコネクト、または Cisco UCS 6200 シリーズファブリックインターコネクトに関する質問については、次のリンク先にあるマニュアルを参照してください。

この構成における Cisco Nexus 2232PP、Cisco Nexus 2232TM-E、または Cisco Nexus 2348UPQ ファブリックエクステンダ（FEX）の詳細については、次のリンク先にあるマニュアルを参照してください。

Cisco Nexus 2000 シリーズファブリックエクステンダマニュアル

ハードウェアメンテナンス

サーバおよび特定のアダプタカードを交換する場合は、サーバを停止してから再稼働する必要があります。詳細については、該当する『Cisco UCS Manager Configuration Guide』の「decommissioning a Rack-Mount server」および「recommissioning a Rack-Mount Server」の項を参照してください。

FEX の接続モードと検出

2 通りの方法で FI に FEX を接続できます。Cisco UCS Manager FI が FEX/シャーシディスカバリモードに基づいて FEX を検出します。FEX の接続モードは、次のとおりです。

Hard-Pinning mode：FEX が検出されると、FEX のサーバ側ポートが接続されたアップリンクポートにピニングされます。Cisco UCS Managerは、確認済みのアップリンクポートの数に基づいて、サーバー側ポートをアップリンクポートにピニングします。ピニング後、新しいアップリンクを追加するか、または既存のアップリンクを削除する場合、変更を適用するために手動で FEX を確認する必要があります。
Port-Channel モード：Port-Channel モードでは、ピニングはありません。単一のポートチャネルはすべてのサーバ側ポートへのアップリンクとして機能します。すべてのアップリンクポートは、この単一のポートチャネルのメンバです。アップリンクポートの 1 つがダウンした場合、トラフィックは、使用可能な別のアップリンクポートに自動的に配信されます。

FEX と FI 間を port-channel モードでケーブル接続する場合、アップリンクが FI ポートに接続されている位置によって、使用可能な仮想インターフェイス（VIF）の名前空間が次のように異なります。

FEX からのポートチャネルアップリンクが、単一チップで管理される 1 つのポートセット（8 ポート構成）内でのみ接続されている場合、Cisco UCS Manager はサーバ上で展開されたサービスプロファイルで使用される VIF の数を最大化します。
アップリンク接続が個別のチップで管理される複数のポートに分散している場合、VIF の数は少なくなります。たとえば、ポートチャネルの 7 つのメンバーをポート 1 ～ 7 に接続し、8 番目のメンバーをポート 9 に接続した場合、このポートチャネルはメンバーが 1 つであるかのように VIF をサポートします。

（注）

Cisco UCS Manager、リリース 4.2 以降、Cisco Nexus N9K-C93180YC-FX3 ファブリックエクステンダは、25G 接続で Cisco UCS VIC 15428、VIC 1455、1457 VIC1457 と　VIC 1467 アダプタをサポートします。サポートされているアダプターは、混合構成で使用できます。
N9K-C93180YC-FX3 FEX からファブリックインターコネクトへのサポートされる接続の最大数は 16 です。

FEX ディスカバリポリシーとポートチャネルの割り当ての詳細については、適切な『Cisco UCS Manager Configuration Guide』を参照してください。

FEX アップリンクの数に基づき設定可能な vNIC/vHBA の最大数

次の表は、FEX アップリンクの数に基づいて、VIC アダプタに設定可能な vNIC/vHBA の最大数を示しています。

表 2. Cisco UCS 6454 ファブリックインターコネクトおよび Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト
FEX と FI の間の確認済みリンク	VICアダプタ 1225、1225T、1227、1227T、1385、1387、1455、1457、および 1467 に設定可能な vNIC/vHBA の最大数
1	116
2	116
4	116
8	116
16	116

表 3. Cisco UCS 6300 Fabric Interconnect
FEX と FI の間の確認済みリンク	VICアダプタ 1225、1225T、1227、1227T、1385、1387、1455、1457、1467、および 1477、1495、および 1497 に設定可能な vNIC/vHBA の最大数
1	116
2	116
4	116
8	116

表 4. Cisco UCS 6200 Fabric Interconnect
FEX と FI の間の確認済みリンク	VICアダプタ 1225、1225T、1227、1227T、1385、1387、1455、1457、1495, および 14971387 に設定可能な vNIC/vHBA の最大数
1	12
2	27
4	57
8	116

サポートされる C シリーズサーバとアダプタカード

アダプタカード

次の表は、Cisco UCS Manager と統合された C シリーズラックマウントサーバに対して、このリリースでサポートされているアダプタカードの一覧です。

表 5. ラックサーバの統合のためのアダプタカード
アダプタモデル	デュアルワイヤ接続	SingleWire 接続	直接接続
Cisco UCS VIC 1495 (UCSC-PCIE-C100-04)	いいえ	いいえ	はい
Cisco UCS VIC 1497 (UCSC-MLOM-C100-04)	いいえ	いいえ	はい
Cisco UCS VIC 1467 (UCSC-M-V25-04)	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1477 (UCSC-M-V100-04)	いいえ	いいえ	はい
Cisco UCS VIC 1455 (UCSC-PCIE-C25Q-04)	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1457 (UCSC-MLOM-C25Q-04)	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1387 （UCSC-MLOM-C40Q-03）	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1385 （UCSC-PCIE-C40Q-03）	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1227T （UCSC-MLOM-C10T-02）	はい	はい	いいえ
Cisco UCS VIC 1227 UCSC-MLOM-CSC-02	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1225 （UCSC-PCIE-CSC-02）	はい	はい	はい
Cisco UCS VIC 1225T （UCSC-PCIE-C10T-02）	はい	はい	いいえ
QLogic QL45412H 40GbE¹ (UCSC PCIE QD40GF)	はい	いいえ	いいえ

¹ FI 6332/6332-16UP を備えた Azure-stack ソリューションでのみサポートされ、Qlogic ポートは FI に直接接続する必要があり、さらに LOM ポートは管理のために FEX に接続する必要があります。

（注）

デュアルワイヤ管理は、以下ではサポートされていません。

FEX モードの Nexus 93180YC-FX3。
Cisco UCS C125 M5 サーバー
Cisco UCS C225 M6サーバー
Cisco UCS C245 M6 サーバー

（注）

異なる世代の VIC アダプタは、1 つのサーバでサポートされていません。たとえば、サーバーに 2 つの VIC カードがある場合、これらの VIC アダプタは両方とも 1400 シリーズまたは 1300 シリーズまたは 1200 シリーズである必要があります。Cisco UCS 15000 シリーズ VIC アダプタは、M6 ラックサーバーの 1400 シリーズ VIC アダプタと混在させることができます。たとえば、VIC 15428 MLOM は、M6 ラックサーバーで 1455/1495 VIC アダプタとともに使用できます。

（注）

ラックサーバおよびアダプタの互換性については、それぞれのラックサーバの仕様シートを参照してください。接続オプションおよび詳細については、『Configuration Guides』を参照してください。

Cisco UCS Manager アップグレードの考慮事項

3.2（2b）リリースを始め、Cisco UCS ManagerUCS マネージャは表 1 に記載されていないアダプタの Vnic または Vhba のプロビジョニングを許可していません。

ネットワークトポロジとサポート対象ケーブル

次の図は、C シリーズサーバと Cisco UCS Manager との統合でサポートされる全ネットワークトポロジを表しています。

図 1. 6200 および 6300 シリーズファブリックインターコネクトと、1300 シリーズ VIC カードを使用するネットワークトポロジ

サーバ、Cisco VIC および FEX/IOM の互換性の詳細については、Cisco UCS Manager リリース 4.2 のリリースノートの Cisco UCS ファブリックインターコネクトサーバの互換性マトリックス - リリース 4.2（3）セクションを参照してください。

（注）

Cisco UCS Manager では、Cisco UCS 6332 および 6332-16UP ファブリックインターコネクトがサポートされています。Cisco UCS 6324 ファブリックインターコネクトはサポートされていません。Cisco UCS 6200 ファブリックインターコネクトの場合、VIC 1455 または 1457 を使用していていも、Cisco UCS C220 M6 および C240 M6サーバーは Cisco UCS Manager でサポートされません。

太い青線は 40 ギガビットイーサネット接続、細い線は 10 ギガビットイーサネット接続を表しています。40 ギガビットイーサネット接続は Cisco VIC 1385、1387、1477、、1495 と 1497 アダプタでサポートされています。10 ギガビットイーサネット接続は Cisco VIC 1225、1227、1385、1387、1455、1457、および 1467 アダプタでのみサポートされています。25 ギガビットイーサネット接続は Cisco VIC 1455、1457、および 1467 でのみサポートされています。

10 ギガビットイーサネットの場合、次のケーブルが使用されます。

4 X 10 ブレークアウト Small Form-Factor Pluggable（SFP）ケーブル
4 X 10 アクティブ光ケーブル（OAC）
Qualified Security Assessor（QSA）モジュールを使用する 10G Small Form-Factor Pluggable（SFP）ケーブル

25 ギガビットイーサネットの場合、次のケーブルが使用されます。

25 G SFP 28

（注）

10G 接続で Cisco VIC 1385 および 1387 を使用している場合は、40G から 10G QSFP へのコンバータが必要になります。4 X 10 ブレークアウト Small Form-Factor Pluggable（SFP）ケーブルおよび 4 X 10 アクティブ光ケーブル（OAC）を使用することはできません。FI または FEX に接続する場合、VICからのブレークアウトはサポートされません。F Iから VIC 1225/1227およびVIC 1455/1457 へのブレークアウトケーブルがサポートされています。

6400、6300 および 6200 シリーズの FI は、次の表に示されているように、Cisco VIC アダプタおよび FEX に接続できます。

Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト

Cisco VIC 1385、1387、1455、1457 または、1467

Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクトと一緒

Cisco Nexus 2232PP FEX

Cisco VIC 1385、1387、1455、1457 または、1467 （10 G リンク）

Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクトと一緒

Cisco Nexus C93180YC-FX3（4 x 25G ブレークアウトケーブル）

Cisco VIC 1455、1457 または、1467（Cisco UCS Manager リリース 4.2 のみから 25G リンク）

Cisco UCS 6300 シリーズ FI（63xx）

Cisco VIC 1385、1387、1455、1457、1467、1477、1495 または、1497

Cisco UCS 6300 シリーズ FI（63xx）と一緒

Cisco Nexus 2232PP（4 X 10 G ブレークアウトケーブル）または 2348UQ（40 G リンク）

Cisco VIC 1385、1387、1455、1457 または、1467 （10 G リンク）

Cisco UCS 6200 シリーズ FI（62xx）と一緒

Cisco Nexus 2232PP

Cisco VIC 1385、1387、1455、または 1457

Cisco UCS 6200 シリーズ FI（62xx）

Cisco Nexus 2232PP

Cisco VIC 1385、1387、1455、または 1457 （10 G リンク）

（注）

Cisco UCS VIC 1385 および 1387 アダプタに 10 G ケーブルを接続する場合は、40 Gから 10 G へのコンバータを使用する必要があります。

（注）

Cisco C シリーズサーバーは、Cisco UCS 6324 ファブリックインターコネクトと Cisco UCS VIC 1400 の組み合わせを使用して Cisco UCS マネージャと統合することはできません。

表 6. サポートされる 10 G アダプタと光ケーブル
FI/10 G ラック VIC/コネクタ	VIC 1225				VIC 1227
	10 G	QSA	40 G	ブレイクアウトケーブル	10 G	QSA	40 G	ブレイクアウトケーブル
FI 62xx	はい	該当なし	該当なし	該当なし	はい	該当なし	該当なし	該当なし
FI 6324	はい	該当なし	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）	はい	該当なし	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）
FI 6332	該当なし	はい	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）	該当なし	はい	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）
FI 6332-16UP	はい	はい	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）	はい	はい	該当なし	はい（4x10 ファブリックポートのみ）
Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト	はい	該当なし	該当なし	該当なし	はい	該当なし	該当なし	該当なし

表 7. サポートされる 40 G アダプタと光ケーブル
FI/40 G ラック VIC/コネクタ	VIC 1385			VIC 1387
	QSA	40 G	ブレイクアウトケーブル	QSA	40 G	ブレイクアウトケーブル
FI 62xx	はい	該当なし	該当なし	はい	該当なし	該当なし
FI 6324	はい	該当なし	該当なし	はい	該当なし	該当なし
FI 6332	はい	はい	該当なし	はい	はい	該当なし
FI 6332-16UP	はい	はい	該当なし	はい	はい	該当なし
Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト	はい	該当なし	該当なし	はい	該当なし	該当なし

表 8. サポートされる 10G/25G アダプタと光ケーブル
FI/10 G ラック VIC/コネクタ	VIC 1455、1457、および 1467
	10 G	QSA	25 G	ブレイクアウトケーブル
FI 62xx	はい（1467 ではサポートされていません）	該当なし	該当なし	該当なし
FI 6324	該当なし	該当なし	該当なし	該当なし
FI 6332	該当なし	該当なし	該当なし	はい
FI 6332-16UP	はい	該当なし	該当なし	はい
Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト	はい	該当なし	はい	はい（Cisco UCS Manager、リリース 4.1(3) から）

表 9. サポートされる 40 G アダプタと光ケーブル
FI/40 G ラック VIC/コネクタ	VIC 1477、VIC 1495、および VIC 1497
	QSA	40G	ブレイクアウトケーブル
FI 62xx	該当なし	該当なし	該当なし
FI 6324	該当なし	該当なし	該当なし
FI 6332	該当なし	はい	該当なし
FI 6332-16UP	該当なし	はい	該当なし
Cisco UCS 6400 シリーズファブリックインターコネクト	該当なし	該当なし	該当なし

サポートされる RAID/ストレージコントローラコンフィギュレーション

エクスパンダのないサーバのみ、Cisco UCS Manager 統合モードで複数の RAID コントローラを搭載できます。以下のサーバは、Cisco UCS Manager 統合モードで複数の RAID コントローラを搭載できます。

Cisco UCS C220 M4（UCSC-C220-M4）
Cisco UCS C240 M4（UCSC-C240-M4）
Cisco UCS C460 M4（UCSC-C460-M4）
Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5L）
Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5S）
Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5SX）
Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5SN）
Cisco UCS C240 SD M5 （UCSC-C240-M5SD）
Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5L）
Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5SX）
Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5SN）
Cisco UCS C480 M5（UCSC-C480-M5）
Cisco UCS C480 M5 ML サーバー (USC C480 M5ML)
Cisco UCS C220 M6サーバ(USC-C220-M6S)
Cisco UCS C220 M6サーバ(USC-C220-M6N)
Cisco UCS C240 M6サーバ(USC-C240-M6S)
Cisco UCS C240 M6サーバ(USC-C240-M6SX)
Cisco UCS C240 M6サーバ(USC-C240-M6L)
Cisco UCS C240 M6サーバ(USC-C240-M6N)
Cisco UCS C240 M6サーバ(USC-C240-M6SN)
Cisco UCS C225 M6サーバ(USC-C225-M6S)
Cisco UCS C245 M6サーバ(USC-C245-M6SX)

（注）

Cisco UCS C125 M5 サーバ複数の PICe RAID コントローラをサポートしていません。2 つの PCIe スロットのみ存在します。1 つは VIC カード用で、もう 1 つは RAID コントローラ用です。

このリストにないサーバに複数の RAID コントローラが搭載されている場合、検出が失敗します。

以下の RAID/ストレージコントローラが、Cisco UCS Manager と C シリーズラックマウントサーバの統合においてサポートされます。

（注）

すべて装着済みの LSI コントローラは、RAID 0、1、5、50、6、10、60 をサポートします。LSI コントローラからメモリカードを取り外す場合、UCS Manager は RAID 6 と 10 を作成できません。

表 10. サポートされる RAID/ストレージコントローラ

サーバ

サポートされるストレージコントローラ

Cisco UCS C240 M4（UCSC-C240-M4）

組み込み SATA のみのストレージコントローラ
Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラ
Cisco 12G モジュラ SAS パススルーコントローラ
Cisco 9300-8E 12G SAS HBA コントローラ
Cisco UCSC-PSAS12GHBA ストレージコントローラ

Cisco UCS C220 M4（UCSC-C220-M4）

組み込み SATA のみのストレージコントローラ
Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラ
Cisco 12 G モジュラ HBA パススルーコントローラ
Cisco 9300-8E 12G SAS HBA コントローラ
Cisco UCSC-PSAS12GHBA ストレージコントローラ

Cisco UCS C460 M4（UCSC-C460-M4）

Cisco 12G SAS モジュラ RAID コントローラ
Cisco 12G SAS C460M4 RAID コントローラ
Cisco 9300-8E 12G SAS HBA コントローラ
LSI MegaRAID SAS 9361-8i RAID コントローラ

Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5SX）

Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M5）
Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M5）

Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5L）

Cisco UCS 12G SAS モジュラ 8 ポート RAID コントローラ (UCSC-MRAID12G)

Cisco UCS C220 M5（UCSC-C220-M5SN）

Cisco UCS 12G SAS モジュラ 8 ポート RAID コントローラ (UCSC MRAID12G) または Cisco 12G モジュラ SAS HBA (最大 16 ドライブ) (UCSC SAS M5)

最大 10 台の SFF NVMe PCIe SSD が搭載可能。

（注）

スロット 1 および 2 のドライバはライザー 2 から接続され、スロット 3 ～ 10 のドライブは内部の HBA スロットに装着された PCIe スイッチカードから接続。

UCSC-C220-M5SN は内蔵 RAID をサポートしません。

Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5S）

Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M5）
Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M5）

Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5L）

Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M5）
Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M5）

Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5SX）

Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、4 GB キャッシュ搭載（最大 26 ドライブ）（UCSC-RAID-M5HD）
Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 26 ドライブ）（UCSC-SAS-M5HD）

Cisco UCS C240 M5（UCSC-C240-M5SN）

最大 8 台の前面 SFF NVMe PCIe SSD のみ装着できます（SAS/SATA ドライブを交換）。

（注）

この NVMe ドライブは前面ドライブベイ 1 ～ 8 にのみ装着し、ライザ 2 のスロット 4 （PCIe スイッチ）から接続する必要があります。

16 台の SFF 前面 SAS/SATA ハードドライブ（HDD）または SAS/SATA ソリッドステートドライブ（SSD）が搭載可能。

（注）

ドライブはスロット 9 ～ 24 に装着します。

オプションで最大 2 台の SFF、背面 SFF NVMe PCIe SSD（NVMe 専用）を装着できます。背面 NVMe ドライブはライザ 2 から接続します。

UCSC-C220-M5SN は内蔵 RAID をサポートしません。

Cisco UCS C240 SD M5 （UCSC-C240-M5SD）

Cisco 12G モジュラ SAS HBA (最大 16 ドライブ) (UCSC-SAS-M5)

Cisco UCS C480 M5（UCSC-C480-M5）

2GB キャッシュを持つ Cisco 12G 9460-8i RAID コントローラ（UCSC-SAS9460-8I）
UCSC-RAID-M5HD は、SuperCap キャッシュバックアップ（UCSC-SCAP-M5）による 4 GB のキャッシュを備えた、内部に取り付けられる Cisco 12G モジュラ RAID コントローラです。
Cisco 12 G 9460 8i RAID コントローラの Cisco UCS C480 M5（UCSC C480 8AUX）補助ドライブモジュール

Cisco UCS C125 M5 サーバ (UCSC C125)

2GB キャッシュを持つ Cisco 12G 9460-8i RAID コントローラ（UCSC-SAS9460-8I）
AHCI モードのオンボード SATA ストレージコントローラ（FCH）がサポートされています
SWRAID はサポートされていません

Cisco UCS C480 M5 ML サーバー (USC C480 M5ML)

Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ (UCSC-RAID-M5HD)

4 GB キャッシュを搭載し、最大 26 台のドライブを制御します。

Cisco UCS C220 M6サーバ

(UCS-C220-M6S)

Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M6T）
Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M6T）

12 台の SFF 前面 SAS/SATA ハードドライブ（HDD）または SAS/SATA ソリッドステートドライブ（SSD）が搭載可能。

（注）

ドライブはスロット 1 ～ 10 に装着します。

Cisco UCS C220 M6サーバ

(UCS-C220-M6N)

最大 10 台の SFF NVMe PCIe SSD が搭載可能。

Cisco UCS C240 M6サーバ

(UCS-C240-M6S)

Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M6T）
Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M6T）

12 台の SFF 前面 SAS/SATA ハードドライブ（HDD）または SAS/SATA ソリッドステートドライブ（SSD）が搭載可能。

（注）

ドライブはスロット 1 ～ 12 に装着します。

Cisco UCS C240 M6サーバ(UCS-C240-M6L)

Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 16 ドライブ）（UCSC-SAS-M6HD）
Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M6HD）

Cisco UCS C240 M6サーバ(UCS-C240-M6SX)

デュアル Cisco 12G モジュラ SAS HBA（最大 32 ドライブ）（UCSC-SAS-M6T）
Cisco 12G モジュラ RAID コントローラ、2 GB キャッシュ搭載（最大 16 ドライブ）（UCSC-RAID-M6SD）

Cisco UCS C240 M6サーバ(UCS-C240-M6N)

最大 12 台の SFF NVMe PCIe SSD が搭載可能。

Cisco UCS C240 M6サーバ(UCS-C240-M6SN)

最大 24 台の SFF NVMe PCIe SSD が搭載可能。

Cisco UCS C225 M6サーバ(USC-C225-M6S)

C225-SFF の 4GB FBWC（UCSC-RAID-M6T）または Cisco M6 12G SAS HBA コントローラ（UCSC-SAS-M6T）を備えた Cisco M6 12G SAS RAID コントローラ（前面 SAS/SATA ドライブ 10 台）

Cisco UCS C225 M6サーバ(USC-C225-M6N)

直接接続された NVMe ドライブ (前面に 10 個の NVMe ドライブ)

Cisco UCS C245 M6サーバ(USC-C245-M6SX)

デュアル Cisco M6 12G SAS HBA コントローラ (UCSC-RAID-M6T) (最大 16 台の SAS/SATA HDD)
Cisco M6 12G SAS RAID コントローラと 4GB FBWC（28 ドライブ）（UCSC-RAID-M6SD）（最大 28 台の SAS/SATA HDD）
M.2 ブート RAID コントローラ (UCS-M2-HWRAID) (ハードウェア RAID 0/1、最大 2 台の M.2 2280 ドライブ)
リアライザーに直接接続された NVMe (最大 4 台の NVMe SSD)

サポートされる FlexFlash コンフィギュレーション

一部の Cisco UCS C シリーズラックマウントサーバは、サーバソフトウェアツールおよびユーティリティのストレージとして、内部 Cisco FlexFlash Secure Digital（SD）メモリカードをサポートします。FlexFlash はデフォルトでディセーブルになっています。サービスプロファイルで使用されるローカルディスクポリシーで FlexFlash をイネーブルにできます。

（注）

ユーティリティモードで Cisco FlexFlash SD メモリカードが設定されている Cisco UCS C シリーズスタンドアロンサーバは、Cisco UCS Manager 統合モードではサポートされません。

CIMC のアップグレード後、Cisco FlexFlash をインストールできない場合は、FlexFlash SD カードを設定する前に、スクラブポリシーを適用します。

コントローラがサポートしている場合、フォーマット SD カードのオプションを使用することで、FlexFlash SD カードをスクラブすることができます。

Cisco Nexus スイッチの 93180YC-FX3 FEX への変換

このセクションでは、スイッチの使用法をスイッチモードから FEX モードに変換する方法について説明します。

手順

ステップ 1

次のコマンドを使用して、Cisco NX-OS モードから起動しないようにスイッチを設定します。

no boot nxos

ステップ 2

次のコマンドを実行して、FEX イメージを起動する前にスタートアップコンフィギュレーションをコピーします。

copy running-config startup-config

ステップ 3

次のコマンドを実行して、FEX をブート変数として設定します。

boot fex

（注）

copy running-config startup-config コマンドの実行後に、boot fex コマンドを実行しないでください。

ステップ 4

スイッチをリロードします。

FEX 変換コマンドへのサンプルスイッチを次に示します。

switch(config)# no boot nxos 
switch(config)# copy running-config startup-config
switch(config)# boot fex 
switch(config)# reload

Cisco UCS Manager での 93180YC-FX3 FEX の検出

（注）

Cisco UCS Manager リリース 4.2 では、Cisco Nexus 93180YC-FX3 スイッチのみが FEX モードでサポートされ、FEX モードの Cisco Nexus 93180YC-FX3S スイッチはサポートされません。

手順

ステップ 1

Cisco UCS Manager にログインします。

ステップ 2

93180YC-FX3 FEX のサーバーポートを設定します。

[Navigation] ペインで [Equipment] をクリックします。
[機器（Equipment）] > [ファブリックインターコネクト（Fabric Interconnects）] > [ファブリックインターコネクト A/B（Fabric Interconnect A/B）] > [固定モジュール（Fixed Module）] > [イーサネットポート（Ethernet Ports）] の順に展開します。
[Ethernet Ports] ノードの下のポートをクリックします。
[Work] ペインで、[General] タブをクリックします。
[Actions] 領域で、[Reconfigure] をクリックします。
ドロップダウンリストから [Configure as Server Port] を選択します。

ステップ 3

[アクション（Actions）] 領域で、[インターフェイスを表示（Show Interface）] をクリックし、[CL74] を [FEC] フィールドで選択して、93180YC-FX3 FEX の検出を開始します。

（注）

Cisco UCS ラックサーバを 93180YC-FX3 FEX に接続する場合、明示的な FEC 設定は必要ありません。

表 11. 93180YC-FX3 でサポートされるケーブルとトランシーバのマトリックス
タイプ	サポート対象のケーブル
25GbE	SFP-25G-SR-S SFP-10/25G-LR-S SFP-10/25G-CSR-S SFP-H25G-SFP-H10GB-CU1M SFP-H25G-CU2M SFP-H25G-SFP-H10GB-CU3M SFP-H25G-CU4M SFP-H25G-CU5M SFP-25G-AOC1M SFP-25G-AOC2M SFP-25G-AOC3M SFP-25G-AOC4M SFP-25G-AOC5M SFP-25G-AOC7M SFP-25G-AOC10M
100 GbE	QSFP-4SFP25G-CU1M QSFP-4SFP25G-CU2M QSFP-4SFP25G-CU3M QSFP-4SFP25G-CU5M QSFP-100G-SR4-S QSFP-100G-PSM4-S

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翻訳について

Book Title

Cisco UCS C シリーズサーバと Cisco UCS Manager 4.2 の統合ガイド

Chapter Title

Cisco UCS C シリーズと Cisco UCS Manager との統合

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