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目次
この章の内容は、次のとおりです。
このマニュアルでは、Cisco UCS Manager リリース 2.0.2(2) と統合する Cisco UCS ラックマウント サーバ リリース 1.4.3c、1.4.4a、および 1.4.5d のインストールに関する情報とその手順について説明します。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバ は、組み込みのスタンドアロン ソフトウェアである Cisco Integrated Management Controller(CIMC)によって管理します。 C シリーズ ラックマウント サーバ と Cisco UCS Manager を統合すると、CIMC ではサーバを管理しないようになります。 その代わりとして Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用してサーバを管理します。 サーバは Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI を使用して管理します。
Cisco UCS C シリーズ ラックマウント サーバと Cisco UCS Manager は次のいずれかの設定で統合できます
Cisco UCS Manager との統合の前提条件は、C シリーズ ラックマウント サーバ リリース 1.4.3c、1.4.4a および 1.4.5d に組み込まれています。 Cisco UCS Manager 2.0.2 ドメインにそれらをすぐに接続できます。 Cisco UCS Manager 2.0.2 または 2.0.3 との統合をサポートしないリリースのサーバの場合、統合に必要なリリース レベルにサーバをアップグレードする必要があります。 必要なサーバ CIMC バージョンの詳細については、Cisco UCS Manager 2.0(2) および 2.0(3) との統合で必要な項目を参照してください。 統合のために CIMC リリースをアップグレードする方法の詳細については、アップグレードと接続の手順を参照してください。
この構成における装置の詳細については、次の URL を参照してください。
この構成における Cisco Nexus 2232PP ファブリック エクステンダ(FEX)の詳細については、次のリンク先にあるマニュアルを参照してください。
(注) |
ハードウェア構成には、管理トラフィックとデータ トラフィックの両方のための冗長ネットワーク ファブリックとパスが含まれます。 |
サーバ |
CIMC バージョン |
UCS Manager 最低バージョン |
---|---|---|
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
1.4.5d |
2.0(3) |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
1.4.5d |
2.0(3) |
Cisco UCS C200 M2 サーバ |
1.4.3c |
2.0(2) |
Cisco UCS C210 M2 サーバ |
1.4.3c |
2.0(2) |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
1.4.4a |
2.0(2) |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
1.4.4a |
2.0(2) |
Cisco UCS C250 M2 サーバ |
1.4.3c |
2.0(2) |
Cisco UCS C260 M2 サーバ |
1.4.3c |
2.0(2) |
Cisco UCS C460 M2 サーバ |
1.4.3c |
2.0(2) |
(注) |
Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カード(N2XX-ACPCI01)を装着して、UCS 統合のためにこのカードを使用する場合、最低カード ファームウェアのレベル要件は 2.0(2g) です。 Cisco UCS P81E 仮想インターフェイス カード(N2XX-ACPCI01)については、『Install and Upgrade Guides』の特記事項の項を参照してください。 |
(注) |
|
アップリンクで SFP タイプを混在使用しないでください。 アップリンクで SFP のタイプを混在させると、「Discovery Failed」のエラーが表示されます。
2 通りの方法で FI に FEX を接続できます。 Cisco UCS Manager FI が接続モードに基づいて FEX を検出します。 FEX の接続モードは、次のとおりです。
(注) |
これらの接続モードは、6200 シリーズ FI だけに適用されます。 |
Cisco UCS 6200 シリーズ FI には、8 個の隣接ポートから成るポート セットが 6 組あります。 ポートの各セットは単一チップで管理されます。 FEX ディスカバリ ポリシーとポート チャネルの割り当てについては、『Cisco UCS Manager Configuration Guide, Release 2.0』以降を参照してください。
サーバと Cisco UCS ドメインを接続する前に、カードのファームウェアが統合に適した推奨レベルであることを確認します。 この統合で使用する Cisco UCS P81E Virtual Interface Card のカード ファームウェアのレベルは、2.0(2g) 以上である必要があります。 このカード ファームウェアのレベルを所有していない場合は、統合する前にスタンドアロン モードでサーバのファームウェアを更新します。 ファームウェアのバージョンがこれより前のカードを Cisco UCS Manager 2.0(2x) に接続すると、ディスカバリ プロセスの途中で、ディスカバリおよび関連付け/関連付け解除に関する障害が発生します。 これらの問題が発生した場合は、アップグレード手順を参照して、カードのファームウェア レベルをアップグレードしてください。
各 C シリーズ ラックマウント サーバの接続の図については、クラスタ セットアップの物理的な接続の図を参照してください。
Cisco UCS Manager と統合するには、サーバの CIMC が工場出荷時の設定に設定されていることを確認してください。
ステップ 1 | ラックにサーバを設置します。 使用しているサーバの『Install and Upgrade Guide』を参照してください。 インストール ガイドは、次の URL から入手できます。Install and Upgrade Guides |
ステップ 2 | 管理トラフィックのパスを接続するには、次の手順を実行します。 |
ステップ 3 | データ トラフィックのパスを接続するには、次の手順を実行します。 |
ステップ 4 |
FEX から FI へのパスを接続します。 これらのパスでは、データ トラフィックと管理トラフィックの両方が伝送されます。
|
ステップ 5 | 電源コードをサーバの各電源装置に接続し、次に接地された AC 電源コンセントにコードを接続します。 |
ステップ 6 | サーバをリブートします。 |
ステップ 7 | Cisco UCS Manager ソフトウェアでサーバの設定を表示し、設定を行うには、『Cisco UCS Manager Configuration Guide, Release 2.0』の説明を参照してください。 |
次の図では、各 C シリーズ ラックマウント サーバと Cisco UCS ドメイン、Cisco UCS Manager リリース 2.0(2) または 2.0(3) の物理的な接続について説明します。
次の図は、C22 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C22 M3 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C24 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C24 M3 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C200 M2 サーバと Cisco UCS Manager とを統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C200 M2 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 6 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C210 M2 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C210 M2 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C220 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C220 M3 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C240 M3 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C240 M3 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C250 M2 サーバと Cisco UCS Manager とを統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C250 M2 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット D の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C260 M2 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C260 M2 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
次の図は、C460 M2 サーバと Cisco UCS Manager を統合する場合の配線を表しています。 青色で示されたパスでは、管理トラフィックが伝送されます。 ゴールドで示されたパスでは、データ トラフィックが伝送されます。
1 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック A) |
6 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック B) |
2 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック A) |
7 |
Cisco UCS C460 M2 サーバ |
3 |
Cisco Nexus 2232PP FEX(ファブリック A) |
8 |
1 Gb イーサネット LOM ポート |
4 |
Cisco UCS 6100 シリーズまたは 6200 FI(ファブリック B) |
9 |
PCIe スロット 1 の 10 Gb アダプタ カード |
5 |
FEX ポートの GLC-T トランシーバ(ファブリック B) |
- |
- |
Cisco UCS Manager を使用して Cisco UCS ドメインに統合されているすべてのラックマウント サーバを管理およびモニタすることができます。 統合後は、ラックマウント サーバの管理タスクはすべて Cisco UCS Manager GUI または Cisco UCS Manager CLI のサービス プロファイルからのみ実行します。 Cisco UCS Manager によるサーバの管理を開始すると、C シリーズ ラックマウント サーバの CIMC は使用できなくなります。
Cisco UCS Manager は、検出した各ラックマウント サーバの情報、エラー、および障害を提供します。
Cisco UCS Manager からの C シリーズ ラックマウント サーバの管理の詳細については、各リリースの『Cisco UCS Manager GUI Configuration Guide』の「Managing Rack-Mount Servers」の章を参照してください。
Cisco UCS Manager ソフトウェアを使用して Cisco UCS C シリーズ サーバを管理すると、そのサーバに UCS Manager サービス プロファイルが関連付けられます。 C シリーズ サーバをスタンドアロン モードに戻す(すなわち CIMC ソフトウェアで管理できるようにする)場合は、UCS Manager で次の処理を行う必要があります。