この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
Cisco IE 5000 強化型アグリゲータは、厳しい環境に対応した堅牢でセキュアなスイッチング インフラストラクチャを提供します。このスイッチは、プロセス製造、高度道路交通システム(ITS)、鉄道輸送、その他の同様の展開を含む、工業用イーサネット アプリケーションに適しています。
工業環境では、プログラマブル ロジック コントローラ(PLC)、ヒューマン マシン インターフェース(HMI)、ドライブ、センサー、入出力(IO)デバイスなど、イーサネットに対応した工業用通信機器にスイッチを接続できます。
詳しい仕様については、 IE 5000 のデータ シート を参照してください。
■電源側
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2.IP Services への有償アップグレードが可能です。IP Services ライセンスの製品番号は次のとおりです。L-IE5000-RTU=(IE5000 スイッチの電子ソフトウェア ライセンス) |
LED の詳細については、LEDを参照してください。
詳細な機能については、表示モード ボタンを参照してください。
GPS/GNSS 入力で、最適なパフォーマンスを得るには、低ノイズ増幅器(LNA)が組み込まれた GPS/GNSS 受信アンテナが必要です。LNA は、受信した衛星信号を次の目的で増幅します。
必要な増幅は、22dB 利得 + ケーブル損失 + コネクタ損失です。
受信者入力のコネクタでの LNA 利得の推奨範囲(LNA ゲイン - すべてのケーブルとコネクタの損失)は 22dB ~ 30dB で、最小は 20dB、最大は 35dB です。
■IE 5000 の GPS/GNSS 入力は、同じ RF コネクタを介してアンテナに 3.3 または 5VDC(ソフトウェア設定可能)を提供します。アンテナには 10 ~ 100 mA が必要です。電流が 10mA 未満のアンテナでは、アンテナが正常に動作している場合でも、誤って「アンテナオープン」障害が報告される可能性があります。
危険な環境に展開する場合、アンテナは単一の IE 5000 からの RF 入力によって提供される電力のみを使用する必要があります。アンテナおよび関連機器に追加の電力を供給することはできません。
注意: 電源付きスプリッタや増幅リピーターなどを使用して追加の電力を供給すると、爆発性雰囲気を発火させることのあるアークを生成するのに十分なエネルギーが提供される可能性があります。
GPS/GNSS 入力には ESD 保護が組み込まれています。ただし、屋外アンテナが接続されている場合は、最終製品が取り付けられる国の避雷に関する規則と基準に適合するために、追加のサージ保護が必要になる場合があります。
避雷は、アンテナケーブルが建物に入る場所に取り付ける必要があります。一次避雷は、危険と考えられるすべての電気エネルギーを PE(保護接地)に伝導することが保証されている必要があります。サージアレスタは DC パスをサポートし、低 RF 減衰の GPS/GNSS 周波数範囲に適している必要があります。
注意: アンテナ端末は、ANSI/NFPA 70、National Electrical Code(NEC)、特に 820.93 項「同軸ケーブルの外部導電性シールドの接地」に従って、建物入口で接地する必要があります。
GPS 信号はアンテナと衛星の間に障害物がない場合に必要です。アンテナはできるだけ見通しが良い場所に設置する必要があります。固定された設置では、最初の時間修正のために 4 つの衛星が表示される必要がありますが、後続の更新はより少ない衛星で可能になる場合があります。
スイッチは、RJ-45 コンソール ポートと USB コンソール ポートのどちらかを通して、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバーに接続することができます。
■RJ-45 コンソール ポート。RJ-45 接続では、RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。
■USB ミニタイプ B コンソール ポート(5 ピン コネクタ)。USB 接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。
USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB コンソール ポートを使用するには、USB コンソール ポートに接続する装置(Microsoft Windows で動作している装置)に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。詳細については、Cisco Microsoft Windows XP、2000、Vista 7、8、および 10 の USB デバイス ドライバのインストールを参照してください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールした状態で、コンソール ポートに USB ケーブルを接続したり切断したりしても、Windows HyperTerminal の動作には影響ありません。Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
注: 5 ピン ミニタイプ B コネクタは 4 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
無活動タイムアウトを設定している場合は、USB コンソール ポートがアクティブになっていても、指定された時間内にポートで入力動作が発生しなければ、RJ-45 コンソール ポートが再度アクティブになります。USB コンソール ポートがタイムアウトで非アクティブになっている場合は、USB ケーブルを外して、再接続することによって動作を復元することができます。CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、スイッチのソフトウェア ガイドを参照してください。
電源入力端子には、AC/DC 電源接続用のネジ端子が付いています。スイッチは、1 台または 2 台の電源で動作します。電源のどちらかが故障した場合は、もう一つの電源がスイッチに電力を供給し続けます。詳細については、電源の取り付けを参照してください。
アラーム入力はドライ接点アラーム ポートです。ドア、温度計、火災警報などの装置からの最大 4 つのアラーム入力をアラーム ポートに接続することができます。CLI を使用して、アラーム重大度をマイナーまたはメジャーに設定することができます。アラームによって、システム メッセージが発行され、LED が点灯します。LED の説明については、アラーム LED を参照してください。
アラーム出力は、メジャー アラームに設定することができます。出力アラームの多くは、ベルや警告灯などの外部アラームを制御します。外部アラーム装置をリレーに接続するには、2 つのリレー接点を線でつないで電気回路を構成します。アラームのピン割り当ての詳細については、アラーム ポートを参照してください。
スイッチ モデルによっては、アップリンク ポートで GE 光ファイバと 10G 光ファイバ、または GE 光ファイバのみがサポートされる場合があります。1000BaseT SFP を使用している場合、ポートは 1000 Mbps でのみ動作します。
SFP/SFP+ モジュールおよびケーブルの詳細については、 トランシーバ モジュール を参照してください。詳細については、スイッチ モデルを参照してください。
スイッチのイーサネット SFP モジュールは、他の装置との接続を可能にします。これらの現場交換可能なトランシーバ モジュールは、ダウンリンク インターフェイスを提供します。IE 5000 はダウンリンクで、FE と GE の両方の光ファイバをサポートします。SFP モジュールは光ファイバ接続用のローカル コネクタ(LC)、または銅線接続用の RJ-45 コネクタを備えています。
サポートされている SFP モデルの最新リストについては、 IE 5000 のデータ シート を参照してください。
SFP モジュールについては、使用する SFP モジュールのマニュアルと SFP モジュールの取り付けおよび取り外しを参照してください。SFP/SFP+ モジュールおよびケーブルの詳細については、 トランシーバ モジュール を参照してください。
スイッチ上の 10/100/1000 ポートは、半二重、全二重、10 Mbps、または 100 Mbps の任意の組み合わせで動作するように設定できます。ポートの速度とデュプレックスを自動ネゴシエーションに設定することができます。デフォルト設定は自動ネゴシエーションです。
自動ネゴシエーションに設定した場合は、スイッチで接続先の装置の速度とデュプレックス設定が検出され、独自の機能がアドバタイズされます。接続先の装置でも自動ネゴシエーションがサポートされている場合は、スイッチで最適な接続(両方の装置がサポートする最大回線速度と接続先の装置がサポートしている場合の全二重伝送)がネゴシエートされ、それに応じた設定が行われます。いずれの場合も、接続先装置との距離が 100 m(328 フィート)以内である必要があります。
Cisco IE-5000 スイッチ上の 10/100/1000 PoE ポートは、IEEE 802.3af/802.3at に準拠した装置に対して PoE サポートを提供します。また、Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントのシスコ先行標準 PoE もサポートします。スイッチ上の PoE ポートは、最大 30 W の PoE+ 電力を供給します。12 個のポートはすべて PoE ポートで、それぞれに優先順位を割り当てることができます。
電源の設定と PoE 電力バジェットの情報については、表 15を参照してください。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
10/100/1000 PoE ポートは、RJ-45 コネクタとイーサネット ピン割り当てを使用します。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは CA5、CAT5e、CAT6 のシールドなしツイストペア(UTP) ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには CAT3 または CAT4 UTP ケーブルを使用できます。
PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
ポートの接続および仕様の詳細については、装置とイーサネット ポートの接続を参照してください。
このスイッチは、フラッシュ メモリ カードをサポートしています。フラッシュ メモリ カードを使えば、再設定を行わずに障害が発生したスイッチを新しいスイッチと交換できます。フラッシュ メモリ カード用スロットは、スイッチの前面にあります。フラッシュ カードはホットスワップ可能で、安全な場所で前面パネルからアクセスできます。フラッシュ カードはカバーによって保護および保持されます。カバーはヒンジ付きで、非脱落型ネジによって固定されます。これにより、カードの脱落を防止し、衝撃や振動から保護します。
フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外しの方法の詳細については、電源側を参照してください。
各イーサネット ポートにはポート LED があります。これらのポート LED は個々のポートに関する情報を表示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。表 2に、モード LED、その対応するポート モード、および意味を示します。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。モード LED は、モードが選択されると緑に点灯し、タイムアウト(5 秒)するか、または別のモードが選択されると消灯します。ポート モードを変更すると、ポート LED の色の意味も変わります。表 3に、各種ポート モードでのポート LED の色の意味を示します。
表示モードのボタンは、ポート LED (図 4の項目 1 ~ 3)によって表示するモードを選択できます。ボタンの左側の文字が緑の LED は、選択されている表示モードを示します。スイッチを押すたびに、モードのインジケータは、SPEED、DUPLX、REDUN、SYNCE、PoE に順次移動します。
スイッチの電源モジュール LED には、PSU1、PSU2(スイッチ表面)、および PSU OK(電源モジュール表面)というラベルが付けられています。これらは、電源モジュールの 1 と 2 に電力が供給されているかどうかを表します。
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USB LED はコンソール ポートが使用中であることを示します。
ケーブルをコンソール ポートに接続している場合、そのポートが自動的にコンソール通信に使用されます。2 本のコンソール ケーブルを接続している場合は、USB コンソール ポートが優先されます。
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電源側には、取り外し可能な電源用の LED パネルと 2 つの電源スロットがあります。
注: 250 W 電源は、150 W バージョンよりも 30 mm(1.2 インチ)長くなります。スイッチの背面に、追加の長さに対応する十分なスペースがあることを確認してください。
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これら LED の詳細については、スイッチ パネルの LEDを参照してください。
スイッチには、電源モジュール用の 2 つのスロットがあります。
■PWR-RGD-AC-DC-H:高電圧 AC または DC
■PWR-RGD-AC-DC-250:高電圧 AC または DC
注: 詳しい仕様については、 IE 5000 のデータ シート を参照してください。
注意: -H および -250 バージョンの電源のみ、危険な環境での安全性が認定されています。
スイッチでは、次の電源モジュールの組み合わせがサポートされます。
■1 台の高電圧 AC または DC と 1 台の低電圧 DC
電源モジュールの設置方法については、電源の取り付けを参照してください。
電源 LED については、電源モジュールの LEDを参照してください。
CLI からスイッチを設定してモニターすることができます。管理ステーションをスイッチのコンソール ポートに接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用します。詳細については、Cisco.com でスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
スイッチは、Simple Network Management Protocol(SNMP)に対応した管理ステーションから管理できます。スイッチは、管理情報ベース(MIB)拡張機能の包括的なセットと 4 つの Remote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com 上のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
スイッチのメモリ内にある Device Manager を使用すると、個々のスタンドアロン スイッチを管理できます。この Web インターフェイスによって、設定とモニタリングをすばやく実行できます。Device Manager には、Web ブラウザを介してネットワーク上のどこからでもアクセスできます。詳細については、Device Manager のオンライン ヘルプを参照してください。
Cisco Prime Infrastructure は、ワイヤレスと有線ネットワークの管理を簡素化します。ブランチ オフィスからデータセンターに至るまで、Day-0 および Day-1 プロビジョニングと、それ以降の確実な対応を行うことができます。これを One Management(一元管理)と呼びます。この単一のビューと制御ポイントによって、ネットワークとコンピューティングの両方にまたがる One Management(一元管理)のメリットが実現されます。
ネットワーク構成の概念については、Cisco.com のスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドには、イーサネット接続を介して相互接続された専用のネットワーク セグメントを作成するためのネットワーク設定例も記載されています。