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Cisco IE 4010 スイッチは、厳しい環境に対応した堅牢でセキュアなスイッチング インフラストラクチャを提供します。このスイッチは、プロセス製造、変電所、高度道路交通システム(ITS)、鉄道輸送、その他の同様の展開を含む、工業用イーサネット アプリケーションに適しています。
工業環境では、プログラマブル ロジック コントローラ(PLC)、ヒューマン マシン インターフェース(HMI)、ドライブ、センサー、入出力(IO)デバイスなど、イーサネットに対応した工業用通信機器にスイッチを接続できます。
変電所では、インテリジェント電子機器(IED)、分散型コントローラ、変電所ルータ、Cisco IP 電話、シスコ ワイヤレス アクセス ポイント、その他のネットワークデバイス(たとえば冗長変電所スイッチ)などのデバイスにスイッチを接続することができます。
詳しい仕様については、 IE 4010 のデータ シート を参照してください。
■電源側
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図 1 Cisco IE-4010-16S12P ケーブル側斜視図
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LED の詳細については、LEDを参照してください。
スイッチ上の 10/100/1000 ポートは、半二重、全二重、10 Mbps、または 100 Mbps の任意の組み合わせで動作するように設定できます。ポートの速度とデュプレックスを自動ネゴシエーションに設定することができます。デフォルト設定は自動ネゴシエーションです。
自動ネゴシエーションに設定した場合は、スイッチで接続先の装置の速度とデュプレックス設定が検出され、独自の機能がアドバタイズされます。接続先の装置でも自動ネゴシエーションがサポートされている場合は、スイッチで最適な接続(両方の装置がサポートする最大回線速度と接続先の装置がサポートしている場合の全二重伝送)がネゴシエートされ、それに応じた設定が行われます。いずれの場合も、接続先装置との距離が 100 m(328 フィート)以内である必要があります。
警告: 絶縁されていない金属接点、導体、または端子を Power over Ethernet(PoE)回路の相互接続に使用すると、電圧によって感電事故が発生することがあります。危険性を認識しているユーザまたは保守担当者だけに立ち入りが制限された場所を除いて、このような相互接続方式を使用しないでください。立ち入りが制限された場所とは、特殊な器具、錠と鍵、またはその他の保安手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1072
Cisco IE-4010 スイッチ上の 10/100/1000 PoE ポートは、IEEE 802.3af/802.3at に準拠した装置に対して PoE サポートを提供します。また、Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントのシスコ先行標準 PoE もサポートします。スイッチ上の PoE ポートは、最大 30 W の PoE+ 電力を供給します。12 個のポートはすべて PoE ポートで、それぞれに優先順位を割り当てることができます。
両方の電源モジュールを取り付けた場合、システムは 12 個すべてのポートを PoE ポートとしてサポートするのに十分な電力を確保できます。利用可能な PoE の最大電力は 185 W です。
取り付けられている電源モジュールが 1 つの場合、利用可能な PoE の最大電力は 80 W です。1 つの電源モジュールが故障した場合は、低プライオリティ PoE ポートに対する電力供給が停止されますが、高プライオリティ PoE ポートに対する電力供給は停止されません。
IP フォンまたはアクセス ポイントを接続するときに、自動的に電力を供給するかどうかをポート単位で制御することができます。
10/100/1000 PoE ポートは、RJ-45 コネクタとイーサネット ピン割り当てを使用します。最大ケーブル長は 328 フィート(100 m)です。100BASE-TX と 1000BASE-T のトラフィックでは CA5、CAT5e、CAT6 のシールドなしツイストペア(UTP) ケーブルが必要です。10BASE-T トラフィックには CAT3 または CAT4 UTP ケーブルを使用できます。
PoE ポートの設定とモニタリングについては、Cisco.com でスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
ポートの接続および仕様の詳細については、装置とイーサネット ポートの接続を参照してください。
アラーム入力はドライ接点アラーム ポートです。ドア、温度計、火災警報などの装置からの最大 4 つのアラーム入力をアラーム ポートに接続することができます。CLI を使用して、アラーム重大度をマイナーまたはメジャーに設定することができます。アラームによって、システム メッセージが発行され、LED が点灯します。LED の説明については、アラーム LEDを参照してください。
アラーム出力は、メジャー アラームに設定することができます。出力アラームの多くは、ベルや警告灯などの外部アラームを制御します。外部アラーム装置をリレーに接続するには、2 つのリレー接点を線でつないで電気回路を構成します。アラームのピン割り当ての詳細については、アラーム ポートを参照してください。
注: 5 ピン ミニタイプ B コネクタは 4 ピン ミニタイプ B コネクタと似ていますが、これらに互換性はありません。5 ピン ミニタイプ B 以外は使用しないでください。
無活動タイムアウトを設定している場合は、USB コンソール ポートがアクティブになっていても、指定された時間内にポートで入力動作が発生しなければ、RJ-45 コンソール ポートが再度アクティブになります。USB コンソール ポートがタイムアウトで非アクティブになっている場合は、USB ケーブルを外して、再接続することによって動作を復元することができます。CLI を使用して USB コンソール インターフェイスを設定する方法については、スイッチのソフトウェア ガイドを参照してください。
このスイッチは、フラッシュ メモリ カードをサポートしています。フラッシュ メモリ カードを使えば、再設定を行わずに障害が発生したスイッチを新しいスイッチと交換できます。フラッシュ メモリ カード用スロットは、スイッチの前面にあります。フラッシュ カードはホットスワップ可能で、安全な場所で前面パネルからアクセスできます。フラッシュ カードはカバーによって保護および保持されます。カバーはヒンジ付きで、非脱落型ネジによって固定されます。これにより、カードの脱落を防止し、衝撃や振動から保護します。
フラッシュ メモリ カードの取り付けおよび取り外しの方法の詳細については、電源側を参照してください。
詳細な機能については、表示モード ボタンを参照してください。
電源入力端子には、AC/DC 電源接続用のネジ端子が付いています。スイッチは、1 台または 2 台の電源で動作します。電源のどちらかが故障した場合は、もう一つの電源がスイッチに電力を供給し続けます。詳細については、電源の取り付けを参照してください。
スイッチのイーサネット SFP モジュールは、他の装置との接続を可能にします。これらの現場交換可能なトランシーバモジュールは、インターフェイスを提供します。IE 4010 は FE と GE の両方の光ファイバをサポートします。SFP モジュールは光ファイバ接続用のローカル コネクタ(LC)、または銅線接続用の RJ-45 コネクタを備えています。
サポートされている SFP モデルの最新リストについては、 IE 4010 のデータ シート を参照してください。
SFP モジュールについては、使用する SFP モジュールのマニュアルと SFP モジュールの取り付けおよび取り外しを参照してください。SFP/SFP+ モジュールおよびケーブルの詳細については、 トランシーバ モジュール を参照してください。
スイッチは、RJ-45 コンソール ポートと USB コンソール ポートのどちらかを通して、Microsoft Windows を実行している PC またはターミナル サーバに接続することができます。
■RJ-45 コンソール ポート。RJ-45 接続では、RJ-45/DB-9 メス ケーブルを使用します。
■USB ミニタイプ B コンソール ポート(5 ピン コネクタ)。USB 接続では、USB タイプ A/5 ピン ミニタイプ B ケーブルを使用します。
USB コンソール インターフェイス速度は、RJ-45 コンソール インターフェイス速度と同じです。
USB コンソール ポートを使用するには、USB コンソール ポートに接続する装置(Microsoft Windows で動作している装置)に Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。詳細については、Cisco Microsoft Windows XP、2000、Vista 7、8、および 10 の USB デバイス ドライバのインストールを参照してください。
Cisco Windows USB デバイス ドライバをインストールした状態で、コンソール ポートに USB ケーブルを接続したり切断したりしても、Windows HyperTerminal の動作には影響ありません。Mac OS X と Linux には、特別なドライバは必要ありません。
各イーサネット ポートにはポート LED があります。これらのポート LED は個々のポートに関する情報を表示します。ポート LED に表示される情報のタイプは、ポート モードによって異なります。表 2に、モード LED、その対応するポート モード、および意味を示します。
モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまで MODE ボタンを押します。モード LED は、モードが選択されるとグリーンに点灯し、タイムアウト(5 秒)するか、または別のモードが選択されると消灯します。ポート モードを変更すると、ポート LED のカラーの意味も変わります。表 3に、各種ポート モードでのポート LED のカラーの意味を示します。
表示モードのボタンは、ポート LED(図 4の項目 1 ~ 3)によって表示するモードを選択できます。ボタンの左側の文字が緑の LED は、選択されている表示モードを示します。スイッチを押すたびに、モードのインジケータは、SPEED、DUPLX、REDUN、SYNCE、PoE に順次移動します。
スイッチの電源モジュール LED には、PSU1、PSU2(スイッチ表面)、および PSU OK(電源モジュール表面)というラベルが付けられています。これらは、電源モジュールの 1 と 2 に電力が供給されているかどうかを表します。
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USB LED はコンソール ポートが使用中であることを示します。
ケーブルをコンソール ポートに接続している場合、そのポートが自動的にコンソール通信に使用されます。2 本のコンソール ケーブルを接続している場合は、USB コンソール ポートが優先されます。
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電源側には、取り外し可能な電源用の LED パネルと 2 つの電源スロットがあります。
これら LED の詳細については、スイッチ パネルの LEDを参照してください。
スイッチには、電源モジュール用の 2 つのスロットがあります。
■PWR-RGD-AC-DC-H:高電圧 AC または DC
注: 詳しい仕様については、 IE 4010 のデータシート を参照してください。
注意: -H -バージョンの電源のみ、危険な環境での安全性が認定されています。
スイッチでは、次の電源モジュールの組み合わせがサポートされます。
■1 台の高電圧 AC または DC と 1 台の低電圧 DC
電源モジュールの設置方法については、電源の取り付けを参照してください。
電源 LED については、電源モジュールの LEDを参照してください。
CLI からスイッチを設定してモニタすることができます。管理ステーションをスイッチのコンソール ポートに接続するか、リモート管理ステーションから Telnet を使用します。詳細については、Cisco.com でスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。
スイッチは、Simple Network Management Protocol(SNMP)に対応した管理ステーションから管理できます。スイッチは、管理情報ベース(MIB)拡張機能の包括的なセットと 4 つの Remote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.com 上のスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよび SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。
スイッチのメモリ内にある Device Manager を使用すると、個々のスタンドアロン スイッチを管理できます。この Web インターフェイスによって、設定やモニタリングをすばやく実行できます。Device Manager には、Web ブラウザを介してネットワーク上のどこからでもアクセスできます。詳細については、Device Manager のオンライン ヘルプを参照してください。
Cisco Prime Infrastructure は、ワイヤレスと有線ネットワークの管理を簡素化します。ブランチ オフィスからデータセンターに至るまで、Day-0 および Day-1 プロビジョニングと、それ以降の確実な対応を行うことができます。これを One Management(一元管理)と呼びます。この単一のビューと制御ポイントによって、ネットワークとコンピューティングの両方にまたがる One Management(一元管理)のメリットが実現されます。
ネットワーク構成の概念については、Cisco.com のスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドには、イーサネット接続を介して相互接続された専用のネットワーク セグメントを作成するためのネットワーク設定例も記載されています。