この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
ここでは、スイッチをコマンドライン インターフェイス(CLI)ベースでセットアップする手順について説明します。
スイッチを電源に接続する前に、警告を参照して安全に関する注意事項を確認してください。
インストール手順については、スイッチの設置を参照してください。
Cisco IOS コマンドおよびパラメータは CLI によって入力できます。CLI にアクセスするには、次のいずれかのオプションを使用します。
USB ミニタイプ B コンソール ポートからカバーを取り外す手順は、次のとおりです。
1. プラス ドライバを使用して、USB ミニタイプ B コンソール ポートのカバーの非脱落型ネジを緩めます。図 21を参照してください。ネジを取り外し、カバーを外します。
図 21 USB ミニタイプ B コンソール ポートのカバー
|
1. RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを PC の 9 ピン シリアル ポートに接続します。ケーブルのもう一方の端をスイッチのコンソール ポートに接続します。
2. PC または端末上で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。このプログラム(その多くは、HyperTerminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)は、使用可能な PC または端末とスイッチの間の通信を確立します。
|
3. PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、次に示すコンソール ポートの特性に合わせて設定します。
4. 電源への接続の説明に従い、スイッチに電源を接続します。
5. PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。セットアップ プログラムの完了の手順を実行します。
1. スイッチの USB-mini コンソール ポートを Windows ベースの PC に最初に接続するときは、USB ドライバをインストールします。詳細については、Cisco Microsoft Windows XP、2000、Vista 7、8、および 10 の USB デバイス ドライバのインストールを参照してください。
2. USB ケーブルを PC の USB ポートに接続します。ケーブルのもう一端をスイッチのミニ B(5 ピン コネクタ)USB-mini コンソール ポートに接続します。
3. USB-mini コンソール ポートに割り当てられた COM ポートを識別するには、次の手順に従います。
c. [Start] > [Control Panel] > [Systems] を選択します。
d. [Hardware] タブをクリックして、[Device Manager] を選択します。[Ports] セクションを展開します。割り当てられた COM ポートが、[Cisco USB System Management Console] というエントリの行末の括弧内に表示されます。
4. PC または端末上で端末エミュレーション ソフトウェアを起動します。プログラム(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)によって、スイッチと PC または端末との通信が可能になります。
6. PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、次に示すコンソール ポートの特性に合わせて設定します。
7. 電源への接続の説明に従い、スイッチに電源を接続します。
8. PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter を押してセットアップ プロンプトを表示します。セットアップ プログラムの完了の手順を実行します。
Microsoft Windows ベースの PC をスイッチの USB コンソール ポートに最初に接続するときに、USB デバイス ドライバをインストールする必要があります。次の手順に従って、Windows XP、Windows 2000、Windows Vista、Windows 7、Windows 8、および Windows 10.に USB ドライバをインストールします。
1. Cisco.com Web サイト https://software.cisco.com/download/release.html?mdfid=282979369&softwareid=282855122&release=3.1 から Cisco_usbconsole_driver_3_1.zip ファイルを取得します。
–説明:Cisco_usbconsole_driver_3_1.zip
–ファイル名:Cisco_usbconsole_driver_3_1.zip
–MD5 チェックサム:eff2e955edcdc70209e6f9c8f6bd59cd
2. ファイルを解凍し、対応する exe ファイルをインストールします。
3. Windows で [Device Manager] の検索を実行して開き、[Device Manager] ウィンドウに移動します。
4. Windows PC とシスコのスイッチを USB ケーブルでつなぎます。
5. [Device Manager] ページで [Ports (COM & LPT)] を展開します。[USB Serial Port] を選択します。右クリックして [Update Driver Software] を選択します。
6. [Update Driver Software] ウィンドウで [Browse my computer for driver software] を選択します。その後、[Let me pick from a list of device drivers on my computer] を選択し、[Next] をクリックします。
7. [Show compatible hardware] を有効にして、モデルとして [Cisco Serial] を選択します。[Next] をクリックします。
更新が完了したら、Windows から [Windows has successfully updated your driver software] というメッセージが表示されます。
注:ドライバをアンインストールする前に、スイッチとコンソール端末を切り離します。
1. 32 ビット Windows の場合は setup.exe を、64 ビット Windows の場合は setup(x64).exe を実行します。
3. Cisco Virtual Com の InstallShield Wizard が表示されたら、[Next] をクリックします。
4. [Program Maintenance] ウィンドウが表示されます。[Remove] オプション ボタンを選択します。
6. [Remove the Program] ウィンドウが表示されたら、[Remove] をクリックします。
User Account Control 警告が表示された場合は、[Allow - I trust this program] をクリックして先に進みます。
7. [InstallShield Wizard Completed] ウィンドウが表示されます。[Finish] をクリックします。
スイッチを設定するには、セットアップ プログラムを完了する必要があります。セットアップ プログラムは、スイッチの電源がオンになると自動的に実行されます。スイッチがローカル ルータやインターネットと通信するのに必要な IP アドレスやその他の設定情報を割り当てる必要があります。これらの情報は、スイッチの設定や管理に Device Manager または Cisco Network Assistant を使用する場合にも必要です。
セットアップ プログラムを完了させて、スイッチの初期設定を作成する手順は次のとおりです。
2. スイッチのホスト名を入力し、Return を押します。
指定できるホスト名の文字数は、コマンド スイッチでは 28 文字、メンバ スイッチでは 31 文字に制限されています。どのスイッチでも、ホスト名の最終文字として -n (n は数字)を使用しないでください。
3. イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。先頭の文字を数字にしてもかまいません。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化されますが、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。
4. イネーブル パスワードを入力し、Return を押します。
5. 仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return を押します。
このパスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で指定できます。大文字と小文字が区別されます。スペースも使えますが、先頭のスペースは無視されます。
6. (任意)プロンプトに従って、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を設定します。後から、CLI、Device Manager、または Cisco Network Assistant アプリケーションを使用して SNMP を設定することもできます。SNMP を後で設定する場合は、 no を入力します。
7. 管理ネットワークに接続するインターフェイスのインターフェイス名(物理的なインターフェイスまたは VLAN(仮想 LAN)の名前)を入力して、Return を押します。このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。
8. スイッチの IP アドレスとサブネットマスクを入力し、Return キーを押してインターフェイスを設定します。ここに示す IP アドレスとサブネット マスクは一例です。
9. Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。N を入力すると、メンバ スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。
N を入力した場合は、Cisco Network Assistant GUI に候補スイッチとして表示されます。後から、CLI、Device Manager、または Cisco Network Assistant アプリケーションを使用して、スイッチをコマンド スイッチとして設定することもできます。あとで設定する場合は、 no を入力します。
以上でスイッチの初期設定が完了しました。スイッチに初期設定スクリプトが表示されます。
セットアップ プログラムが完了すると、スイッチは作成されたデフォルト設定を実行できます。次のいずれかのツールを使用すれば、この設定の変更や他の管理タスクを実行できます。
■Cisco Network Assistant(1 つまたは複数のスイッチの場合)
CLI を使用するには、端末エミュレーション プログラムを使用してコンソール ポートから、または Telnet を使用してネットワークから、 Switch > プロンプトにコマンドを入力します。設定情報については、スイッチの『Cisco IE 4000 Switch Software Configuration Guide』を参照してください。
Cisco Network Assistant を使用する場合は、Cisco.com で『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』を参照してください。