レイヤ 2/3 コマンド

avb

AVB を有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードまたはインターフェイス コンフィギュレーション モードで avb コマンドを使用します。スイッチで AVB を無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

avb

no avb

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

デバイスで AVB を有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで avb コマンドを使用します。

dot1q トランクポートとして AVB デバイスの接続パスに沿ってインターフェイスを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで avb コマンドを使用します。

次に、グローバル コンフィギュレーション モードで AVB を有効にする例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# avb

次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードで AVB を有効にする例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface te1/1/1
Device(config-if)# switchport mode trunk
Device(config-if)# exit
Device(config)# vlan 2
Device(config)# avb vlan 10
Device(config-vlan)# avb

avb vlan

指定した VLAN をデフォルトの AVB VLAN として設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで avb vlan コマンドを使用します。

avb vlan vlan-id

構文の説明

vlan-id

vlan-id の範囲は 2 ~ 4094 です。

コマンド デフォルト

VLAN 2 がデフォルトの AVB VLAN です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、VLAN 2 以外をデフォルトの AVB VLAN として設定する必要がある場合に使用します。

次に、指定した VLAN をデフォルトの AVB VLAN として設定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface te1/1/1
Device(config-if)# switchport mode trunk
Device(config-if)# exit
Device(config)# vlan 2
Device(config)# avb vlan 10

channel-group

EtherChannel グループにイーサネットポートを割り当てる、EtherChannel モードをイネーブルにする、またはその両方を行うには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで channel-group コマンドを使用します。EtherChannel グループからイーサネットポートを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

channel-group channel-group-number mode {active | auto [non-silent] | desirable [non-silent] | on | passive}

no channel-group

構文の説明

channel-group-number

チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

mode

EtherChannel モードを指定します。

active

無条件に Link Aggregation Control Protocol(LACP)をイネーブルにします。

auto

Port Aggregation Protocol(PAgP)装置が検出された場合に限り、PAgP をイネーブルにします。

non-silent

(任意)PAgP 対応のパートナーに接続されたとき、インターフェイスを非サイレント動作に設定します。他の装置からのトラフィックが予想されている場合に PAgP モードで auto または desirable キーワードとともに使用されます。

desirable

無条件に PAgP をイネーブルにします。

on

on モードをイネーブルにします。

passive

LACP 装置が検出された場合に限り、LACP をイネーブルにします。

コマンド デフォルト

チャネルグループは割り当てることができません。

モードは設定されていません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

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このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

レイヤ 2 の EtherChannel では、チャネルグループに最初の物理ポートが追加されると、channel-group コマンドがポートチャネル インターフェイスを自動的に作成します。ポートチャネル インターフェイスを手動で作成するためにグローバル コンフィギュレーション モードで interface port-channel コマンドを使用する必要はありません。最初にポートチャネル インターフェイスを作成する場合は、channel-group-number port-channel-number と同じ番号にしても、新しい番号にしてもかまいません。新しい番号を使用した場合、channel-group コマンドは動的に新しいポートチャネルを作成します。

チャネル グループの一部である物理ポートに割り当てられた IP アドレスをディセーブルにする必要はありませんが、これをディセーブルにすることを強く推奨します。

interface port-channel コマンドの次に no switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、レイヤ 3 のポートチャネルを作成できます。インターフェイスをチャネル グループに適用する前に、ポート チャネルの論理インターフェイスを手動で設定してください。

EtherChannel を設定した後、ポートチャネル インターフェイスに加えられた設定の変更は、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理ポートに適用されます。物理ポートに適用された設定の変更は、設定を適用したポートだけに有効です。EtherChannel 内のすべてのポートのパラメータを変更するには、ポートチャネル インターフェイスに対してコンフィギュレーション コマンドを適用します。たとえば、spanning-tree コマンドを使用して、レイヤ 2 EtherChannel をトランクとして設定します。

active モードは、ポートをネゴシエーションステートにします。このステートでは、ポートは LACP パケットを送信することによって、他のポートとのネゴシエーションを開始します。チャネルは、active モードまたは passive モードの別のポートグループで形成されます。

auto モードは、ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは受信する PAgP パケットに応答しますが、PAgP パケットネゴシエーションを開始することはありません。チャネルは、desirable モードの別のポートグループでだけ形成されます。auto がイネーブルの場合、サイレント動作がデフォルトになります。

desirable モードは、ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは PAgP パケットを送信することによって、他のポートとのネゴシエーションを開始します。EtherChannel は、desirable モードまたは auto モードの別のポートグループで形成されます。desirable がイネーブルの場合、サイレント動作がデフォルトになります。

auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレントが指定されているものと見なされます。サイレントモードを設定するのは、PAgP 非対応で、かつほとんどパケットを送信しない装置にスイッチを接続する場合です。サイレントパートナーの例は、トラフィックを生成しないファイルサーバ、またはパケットアナライザなどです。この場合、物理ポート上で稼働している PAgP は、そのポートを動作可能にしません。ただし、PAgP は動作可能で、チャネルグループにポートを付与したり、伝送用ポートを使用したりできます。リンクの両端はサイレントに設定することはできません。

on モードでは、使用可能な EtherChannel が存在するのは、両方の接続ポートグループが on モードになっている場合だけです。


注意    

on モードの使用には注意が必要です。これは手動の設定であり、EtherChannel の両端のポートには、同一の設定が必要です。グループの設定を誤ると、パケット損失またはスパニングツリーループが発生することがあります。


passive モードは、ポートをネゴシエーションステートにします。この場合、ポートは受信した LACP パケットに応答しますが、LACP パケットネゴシエーションを開始することはありません。チャネルは、active モードの別のポートグループでだけ形成されます。

EtherChannel は、PAgP と LACP の両方のモードには設定しないでください。PAgP および LACP を実行している EtherChannel グループは、同一のスイッチ、またはスタックにある異なるスイッチ上で共存できます(クロススタック構成ではできません)。個々の EtherChannel グループは PAgP または LACP のいずれかを実行できますが、相互運用することはできません。

channel-protocol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してプロトコルを設定した場合、設定値は、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドによっては上書きされません。

アクティブまたはまだアクティブでない EtherChannel メンバとなっているポートを、IEEE 802.1X ポートとして設定しないでください。EtherChannel ポートで IEEE 802.1X 認証をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1X 認証はイネーブルになりません。

セキュアポートを EtherChannel の一部として、または EtherChannel ポートをセキュアポートとしては設定しないでください。

設定の注意事項の一覧については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring EtherChannels」の章を参照してください。


注意    

物理 EtherChannel ポート上で、レイヤ 3 のアドレスをイネーブルにしないでください。物理 EtherChannel ポート上でブリッジグループを割り当てることは、ループが発生する原因になるため、行わないでください。


次に、スタック内の 1 つのスイッチに EtherChannel を設定する例を示します。VLAN 10 のスタティックアクセス ポート 2 つを PAgP モード desirable であるチャネル 5 に割り当てます。

Device# configure terminal
Device(config)# interface range GigabitEthernet 2/0/1 - 2
Device(config-if-range)# switchport mode access
Device(config-if-range)# switchport access vlan 10
Device(config-if-range)# channel-group 5 mode desirable
Device(config-if-range)# end

次に、スタック内の 1 つのスイッチに EtherChannel を設定する例を示します。VLAN 10 のスタティックアクセス ポート 2 つを LACP モード active であるチャネル 5 に割り当てます。

Device# configure terminal
Device(config)# interface range GigabitEthernet 2/0/1 - 2
Device(config-if-range)# switchport mode access
Device(config-if-range)# switchport access vlan 10
Device(config-if-range)# channel-group 5 mode active
Device(config-if-range)# end

次の例では、スイッチスタックのクロススタック EtherChannel を設定する方法を示します。LACP パッシブモードを使用して、VLAN 10 内のスタティックアクセス ポートとしてスタックメンバ 2 のポートを 2 つ、スタックメンバ 3 のポートを 1 つチャネル 5 に割り当てます。

Device# configure terminal
Device(config)# interface range GigabitEthernet 2/0/4 - 5
Device(config-if-range)# switchport mode access
Device(config-if-range)# switchport access vlan 10
Device(config-if-range)# channel-group 5 mode passive
Device(config-if-range)# exit
Device(config)# interface GigabitEthernet 3/0/3
Device(config-if)# switchport mode access
Device(config-if)# switchport access vlan 10
Device(config-if)# channel-group 5 mode passive
Device(config-if)# exit

設定を確認するには、show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します。

channel-protocol

ポート上で使用されるプロトコルを制限してチャネリングを管理するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで channel-protocol コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

channel-protocol {lacp | pagp}

no channel-protocol

構文の説明

lacp

Link Aggregation Control Protocol(LACP)で EtherChannel を設定します。

pagp

Port Aggregation Protocol(PAgP)で EtherChannel を設定します。

コマンド デフォルト

EtherChannel に割り当てられているプロトコルはありません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

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このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

channel-protocol コマンドは、チャネルを LACP または PAgP に制限するためだけに使用します。channel-protocol コマンドを使用してプロトコルを設定する場合、設定はインターフェイス コンフィギュレーション モードの channel-group コマンドで上書きされることはありません。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの channel-group コマンドは、EtherChannel のパラメータ設定に使用してください。また、channel-group コマンドは、EtherChannel に対しモードを設定することもできます。

EtherChannel グループ上で、PAgP および LACP モードの両方をイネーブルにすることはできません。

PAgP と LACP には互換性がありません。両方ともチャネルの終端は同じプロトコルを使用する必要があります。

クロススタック構成の PAgP を設定できません。

次の例では、EtherChannel を管理するプロトコルとして LACP を指定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# channel-protocol lacp

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show etherchannel [channel-group-number] protocol コマンドを使用します。

clear lacp

Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルグループカウンタをクリアするには、特権 EXEC モードで clear lacp コマンドを使用します。

clear lacp [channel-group-number] counters

構文の説明

channel-group-number

(任意)チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

counters

トラフィックカウンタをクリアします。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

すべてのカウンタをクリアするには、clear lacp counters コマンドを使用します。また、指定のチャネルグループのカウンタのみをクリアするには、clear lacp channel-group-number counters コマンドを使用します。

次の例では、すべてのチャネルグループ情報をクリアする方法を示します。

Device> enable
Device# clear lacp counters

次の例では、グループ 4 の LACP トラフィックのカウンタをクリアする方法を示します。

Device> enable
Device# clear lacp 4 counters

情報が削除されたことを確認するには、特権 EXEC モードで show lacp counters または show lacp channel-group-number counters コマンドを入力します。

clear pagp

Port Aggregation Protocol(PAgP)チャネルグループ情報をクリアするには、特権 EXEC モードで clear pagp コマンドを使用します。

clear pagp [channel-group-number] counters

構文の説明

channel-group-number

(任意)チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

counters

トラフィックカウンタをクリアします。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

すべてのカウンタをクリアするには、clear pagp counters コマンドを使用します。また、指定のチャネルグループのカウンタのみをクリアするには、clear pagp channel-group-number counters コマンドを使用します。

次の例では、すべてのチャネルグループ情報をクリアする方法を示します。

Device> enable
Device# clear pagp counters

次の例では、グループ 10 の PAgP トラフィックのカウンタをクリアする方法を示します。

Device> enable
Device# clear pagp 10 counters

情報が削除されたことを確認するには、特権 EXEC モードで show pagp コマンドを入力します。

clear spanning-tree counters

スパニングツリーのカウンタをクリアするには、特権 EXEC モードで clear spanning-tree counters コマンドを使用します。

clear spanning-tree counters [ interface interface-id]

構文の説明

interface interface-id

(任意)指定のインターフェイスのスパニングツリーカウンタをすべてクリアします。有効なインターフェイスとしては、物理ポート、VLAN、ポートチャネルなどがあります。

指定できる VLAN 範囲は 1 ~ 4094 です。

指定できるポートチャネルは 1 ~ 128 です。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

interface-id が指定されていない場合は、すべてのインターフェイスのスパニングツリーカウンタがクリアされます。

次の例では、すべてのインターフェイスのスパニングツリーカウンタをクリアする方法を示します。

Device> enable
Device# clear spanning-tree counters

clear spanning-tree detected-protocols

デバイスでプロトコル移行プロセスを再開して、強制的にネイバーと再ネゴシエーションするには、特権 EXEC モードで clear spanning-tree detected-protocols コマンドを使用します。

clear spanning-tree detected-protocols [interface interface-id]

構文の説明

interface interface-id

(任意)指定されたインターフェイスでプロトコル移行プロセスを再開します。有効なインターフェイスとしては、物理ポート、VLAN、ポートチャネルなどがあります。

指定できる VLAN 範囲は 1 ~ 4094 です。

指定できるポートチャネルは 1 ~ 128 です。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

Rapid Per-VLAN Spanning-Tree Plus(Rapid PVST+)プロトコルまたは Multiple Spanning Tree Protocol(MSTP)が稼働するデバイスは、 組み込み済みのプロトコル移行方式をサポートしています。それによって、スイッチはレガシー IEEE 802.1D デバイスと相互に動作できるようになります。Rapid PVST+ または MSTP デバイスが、プロトコルのバージョンが 0 に設定されているレガシー IEEE 802.1D コンフィギュレーション ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)を受信した場合、そのデバイスはそのポートで IEEE 802.1D BPDU だけを送信します。マルチスパニングツリー(MST)デバイスが、レガシー BPDU、別のリージョンに対応する MST BPDU(バージョン 3)、または高速スパニングツリー(RST)BPDU(バージョン 2)を受信したときは、そのポートがリージョンの境界にあることを検知します。

デバイスは、IEEE 802.1D BPDU を受信しなくなった場合であっても、自動的には Rapid PVST+ モードまたは MSTP モードには戻りません。これは、レガシースイッチが指定スイッチでなければ、リンクから削除されたかどうかを学習できないためです。この状況では、clear spanning-tree detected-protocols コマンドを使用します。

次の例では、ポートでプロトコル移行プロセスを再開する方法を示します。

Device> enable
Device# clear spanning-tree detected-protocols interface gigabitethernet2/0/1

debug etherchannel

EtherChannel のデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug etherchannel コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにする場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

debug etherchannel [all | detail | error | event | idb ]

no debug etherchannel [all | detail | error | event | idb ]

構文の説明

all

(任意)EtherChannel デバッグ メッセージをすべて表示します。

detail

(任意)EtherChannel デバッグ メッセージの詳細を表示します。

error

(任意)EtherChannel エラー デバッグ メッセージを表示します。

event

(任意)EtherChannel イベント メッセージを表示します。

idb

(任意)PAgP インターフェイス記述子ブロック デバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

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このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug etherchannel コマンドは no debug etherchannel コマンドと同じです。


(注)  

linecard キーワードは、コマンドラインのヘルプに表示されますが、サポートされていません。


次の例では、すべての EtherChannel デバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug etherchannel all 

次の例では、EtherChannel イベント関連のデバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug etherchannel event

debug lacp

Link Aggregation Control Protocol(LACP)アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug lacp コマンドを使用します。LACP のデバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug lacp [all | event | fsm | misc | packet]

no debug lacp [all | event | fsm | misc | packet]

構文の説明

all

(任意)LACP デバッグ メッセージをすべて表示します。

event

(任意)LACP イベント デバッグ メッセージを表示します。

fsm

(任意) LACP有限状態マシン内の変更に関するメッセージを表示します。

misc

(任意)各種 LACP デバッグ メッセージを表示します。

packet

(任意)受信および送信 LACP 制御パケットを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug etherchannel コマンドは no debug etherchannel コマンドと同じです。

次の例では、すべての LACP デバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug LACP all 

次の例では、LACPイベントに関連するデバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug LACP event

debug pagp

Port Aggregation Protocol(PAgP)アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug pagp コマンドを使用します。PAgP のデバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug pagp [all | dual-active | event | fsm | misc | packet]

no debug pagp [all | dual-active | event | fsm | misc | packet]

構文の説明

all

(任意)PAgP デバッグ メッセージをすべて表示します。

dual-active

(任意)デュアル アクティブ検出メッセージを表示します。

event

(任意)PAgP イベント デバッグ メッセージを表示します。

fsm

(任意)PAgP 有限状態マシン内の変更に関するメッセージを表示します。

misc

(任意)各種 PAgP デバッグ メッセージを表示します。

packet

(任意)送受信 PAgP 制御パケットを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug pagp コマンドは no debug pagp コマンドと同じです。

次の例では、すべての PAgP デバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug pagp all 

次の例では、PAgP イベントに関連するデバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug pagp event

debug platform pm

プラットフォーム依存ポート マネージャ ソフトウェア モジュールのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug platform pm コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug platform pm {all | counters | errdisable | fec | if-numbers | l2-control | link-status | platform | pm-vectors [detail] | ses | vlans}

no debug platform pm {all | counters | errdisable | fec | if-numbers | l2-control | link-status | platform | pm-vectors [detail] | ses | vlans}

構文の説明

all

すべてのポート マネージャ デバッグ メッセージを表示します。

counters

リモート プロシージャ コール(RPC)デバッグ メッセージのカウンタを表示します。

errdisable

error-disabled 関連イベント デバッグ メッセージを表示します。

fec

転送等価クラス(FEC)プラットフォーム関連イベント デバッグ メッセージを表示します。

if-numbers

インターフェイス番号移動イベント デバッグ メッセージを表示します。

l2-control

レイヤ 2 制御インフラ デバッグ メッセージを表示します。

link-status

インターフェイス リンク検出イベント デバッグ メッセージを表示します。

platform

ポート マネージャ関数イベント デバッグ メッセージを表示します。

pm-vectors

ポート マネージャ ベクトル関連イベント デバッグ メッセージを表示します。

detail

(任意)ベクトル関数の詳細を表示します。

ses

サービス拡張シェルフ(SES)関連イベント デバッグ メッセージを表示します。

vlans

VLAN 作成および削除イベント デバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug platform pm コマンドは no debug platform pm コマンドと同じです。

次に、VLAN の作成および削除に関するデバッグ メッセージを表示する例を示します。

Device> enable
Device# debug platform pm vlans 

debug platform udld

プラットフォーム依存の単方向リンク検出(UDLD)ソフトウェアのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug platform udld コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug platform udld [error | event] [switch switch-number]

no debug platform udld [error | event] [switch switch-number]

構文の説明

error

(任意)エラー条件デバッグ メッセージを表示します。

event

(任意)UDLD 関連プラットフォーム イベント デバッグ メッセージを表示します。

switch switch-number

(任意)指定されたスタック メンバの UDLD デバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug platform udld コマンドは no debug platform udld コマンドと同じです。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタックメンバのデバッグをイネーブルにする場合は、特権 EXEC モードで session switch-number コマンドを使用してアクティブスイッチからセッションを開始してください。次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。

debug spanning-tree

スパニングツリー アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、EXEC モードで debug spanning-tree コマンドを使用します。デバッグを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug spanning-tree {all | backbonefast | bpdu | bpdu-opt | config | etherchannel | events | exceptions | general | ha | mstp | pvst+ | root | snmp | synchronization | switch | uplinkfast}

no debug spanning-tree {all | backbonefast | bpdu | bpdu-opt | config | etherchannel | events | exceptions | general | mstp | pvst+ | root | snmp | synchronization | switch | uplinkfast}

構文の説明

all

スパニングツリーのデバッグ メッセージをすべて表示します。

backbonefast

BackboneFast イベント デバッグ メッセージを表示します。

bpdu

スパニングツリー ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)デバッグ メッセージを表示します。

bpdu-opt

最適化された BPDU 処理デバッグ メッセージを表示します。

config

スパニングツリー設定変更デバッグ メッセージを表示します。

etherchannel

EtherChannel サポート デバッグ メッセージを表示します。

events

スパニングツリー トポロジ イベント デバッグ メッセージを表示します。

exceptions

スパニングツリー例外デバッグ メッセージを表示します。

general

一般的なスパニングツリー アクティビティ デバッグ メッセージを表示します。

ha

ハイ アベイラビリティ スパニングツリー デバッグ メッセージを表示します。

mstp

Multiple Spanning Tree Protocol(MSTP)イベントをデバッグします。

pvst+

Per VLAN Spanning-Tree Plus(PVST+)イベント デバッグ メッセージを表示します。

root

スパニングツリー ルート イベント デバッグ メッセージを表示します。

snmp

スパニングツリーの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)処理デバッグ メッセージを表示します。

switch

スイッチ シム コマンド デバッグ メッセージを表示します。このシムは、一般的なスパニングツリープロトコル(STP)コードと、各デバイスプラットフォーム固有コードとの間のインターフェイスとなるソフトウェアモジュールです。

synchronization

スパニングツリー同期イベント デバッグ メッセージを表示します。

uplinkfast

UplinkFast イベント デバッグ メッセージを表示します。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug spanning-tree コマンドは no debug spanning-tree コマンドと同じです。

あるスタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブスイッチでのみイネーブルになります。スタンバイスイッチでデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで session switch-number コマンドを使用してアクティブスイッチからセッションを開始します。スタンバイスイッチのコマンドラインプロンプトで debug コマンドを入力します。

アクティブスイッチで最初にセッションを開始せずにスタンバイスイッチでデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで remote command switch-number LINE コマンドを使用します。

次の例では、すべてのスパニングツリー デバッグ メッセージを表示する方法を示します。

Device> enable
Device# debug spanning-tree all 

interface port-channel

ポートチャネルにアクセスするか、またはポートチャネルを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで interface port-channel コマンドを使用します。ポートチャネルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

interface port-channel port-channel-number

no interface port-channel

構文の説明

port-channel-number

チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

コマンド デフォルト

ポートチャネル論理インターフェイスは定義されません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

レイヤ 2 EtherChannel では、物理ポートをチャネルグループに割り当てる前にポートチャネル インターフェイスを作成する必要はありません。代わりに、インターフェイス コンフィギュレーション モードで channel-group コマンドを使用できます。このコマンドでは、チャネルグループが最初の物理ポートを獲得すると、ポートチャネル論理インターフェイスが自動的に作成されます。最初にポートチャネル インターフェイスを作成する場合は、channel-group-number port-channel-number と同じ番号にしても、新しい番号にしてもかまいません。新しい番号を使用した場合、channel-group コマンドは動的に新しいポートチャネルを作成します。

interface port-channel コマンドの次にインターフェイス コンフィギュレーション モードで no switchport コマンドを使用して、レイヤ 3 のポートチャネルを作成できます。インターフェイスをチャネルグループに適用する前に、ポートチャネルの論理インターフェイスを手動で設定してください。

チャネル グループ内の 1 つのポートチャネルだけが許可されます。


注意    

ポートチャネル インターフェイスをルーテッドポートとして使用する場合、チャネルグループに割り当てられた物理ポート上のレイヤ 3 に、アドレスを割り当てないようにしてください。



注意    

レイヤ 3 のポートチャネル インターフェイスとして使用されているチャネルグループの物理ポート上で、ブリッジグループを割り当てることは、ループ発生の原因になるため行わないようにしてください。スパニングツリーもディセーブルにする必要があります。


interface port-channel コマンドを使用するときは、次のガイドラインに従ってください。

  • Cisco Discovery Protocol(CDP)を使用する場合には、これを物理ポートで設定してください。ポートチャネル インターフェイスでは設定できません。

  • EtherChannel のアクティブメンバであるポートを IEEE 802.1X ポートとしては設定しないでください。まだアクティブになっていない EtherChannel のポートで IEEE 802.1X をイネーブルにしても、ポートは EtherChannel に加入しません。

設定の注意事項の一覧については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring EtherChannels」の章を参照してください。

次の例では、ポートチャネル番号 5 でポートチャネル インターフェイスを作成する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface port-channel 5

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config コマンドを入力するか、特権 EXEC モードで show etherchannel channel-group-number detail コマンドを入力します。

lacp max-bundle

ポートチャネルで許可されるアクティブ LACP ポートの最大数を定義するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lacp max-bundle コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lacp max-bundle max_bundle_number

no lacp max-bundle

構文の説明

max_bundle_number

ポート チャネルのアクティブ LACP ポートの最大数。指定できる範囲は 1 ~ 8 です。デフォルト値は 8 です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

LACP チャネル グループは、同じタイプのイーサネット ポートを 16 個まで保有できます。最大 8 個をアクティブに、最大 8 個をホットスタンバイ モードにできます。LACP チャネルグループに 9 つ以上のポートがある場合、リンクの制御側終端にあるデバイスは、ポートプライオリティを使用して、チャネルにバンドルするポートおよびホットスタンバイモードに置くポートを判別します。他のデバイス(リンクの非制御側終端)上のポートプライオリティは無視されます。

lacp max-bundle コマンドには、port-channel min-links コマンドで指定される数より大きい数を指定する必要があります。

ホットスタンバイモード(ポートステートフラグの H で出力に表示)にあるポートを判断するには、特権 EXEC モードで show etherchannel summary コマンドを使用します。

次に、ポート チャネル 2 で最大 5 個のアクティブ LACP ポートを指定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface port-channel 2 
Device(config-if)# lacp max-bundle 5

lacp port-priority

Link Aggregation Control Protocol(LACP)のポートプライオリティを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lacp port-priority コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lacp port-priority priority

no lacp port-priority

構文の説明

priority

LACP のポート プライオリティ。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。

コマンド デフォルト

デフォルトは 32768 です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイス コンフィギュレーション モードの lacp port-priority コマンドは、LACP チャネルグループに 9 つ以上のポートがある場合、バンドルされるポートと、ホットスタンバイモードに置かれるポートを判別します。

LACP チャネル グループは、同じタイプのイーサネット ポートを 16 個まで保有できます。最大 8 つのポートを active モードに、最大 8 つのポートを standby モードにできます。

ポート プライオリティの比較では、数値が小さいほどプライオリティが高くなります。LACP チャネル グループに 9 つ以上のポートがある場合、LACP ポート プライオリティの数値が小さい(つまり、高いプライオリティ値の)8 つのポートがチャネル グループにバンドルされ、それより低いプライオリティのポートはホットスタンバイ モードに置かれます。LACP ポート プライオリティが同じポートが 2 つ以上ある場合(たとえば、そのいずれもデフォルト設定の 65535 に設定されている場合)、ポート番号の内部値によりプライオリティが決定されます。


(注)  

LACP リンクを制御するデバイス上にポートがある場合に限り、LACP ポートプライオリティは有効です。リンクを制御するデバイスの判別については、グローバル コンフィギュレーション モードの lacp system-priority コマンドを参照してください。


LACP ポートプライオリティおよび内部ポート番号値を表示するには、特権 EXEC モードで show lacp internal コマンドを使用します。

物理ポート上での LACP の設定については、このリリースに対応する構成ガイドを参照してください。

次の例では、ポートで LACP ポート プライオリティを設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# lacp port-priority 1000

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show lacp [channel-group-number] internal コマンドを使用します。

lacp rate

Link Aggregation Control Protocol(LACP)制御パケットが LACP がサポートされているインターフェイスに入力されるレートを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lacp rate コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lacp rate {normal | fast}

no lacp rate

構文の説明

normal

LACP 制御パケットが通常レート(リンクのバンドル後、30 秒間隔)で入力されるように指定します。

fast

LACP 制御パケットが高速レート(1 秒に 1 回)で入力されるように指定します。

コマンド デフォルト

制御パケットのデフォルトの入力レートは、リンクがバンドルされた後、30 秒間隔です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

LACP タイムアウトの期間を変更するには、このコマンドを使用します。シスコスイッチの LACP タイムアウト値はインターフェイスで LACP レートの 3 倍に設定されます。lacp rate コマンドを使用して、スイッチの LACP タイムアウト値として 90 秒または 3 秒のいずれかを選択できます。

このコマンドは、LACP がイネーブルになっているインターフェイスでのみサポートされます。

次に、インターフェイス GigabitEthernet 0/0 の高速(1 秒)入力レートを指定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminall
Device(config)# interface gigabitEthernet 0/0 
Device(config-if)# lacp rate fast

lacp system-priority

Link Aggregation Control Protocol(LACP)のシステムプライオリティを設定するには、デバイスのグローバル コンフィギュレーション モードで lacp system-priority コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

lacp system-priority priority

no lacp system-priority

構文の説明

priority

LACP のシステム プライオリティ。指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。

コマンド デフォルト

デフォルトは 32768 です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

lacp system-priority コマンドでは、ポートプライオリティを制御する LACP リンクのデバイスが判別されます。

LACP チャネル グループは、同じタイプのイーサネット ポートを 16 個まで保有できます。最大 8 つのポートを active モードに、最大 8 つのポートを standby モードにできます。LACP チャネルグループに 9 つ以上のポートがある場合、リンクの制御側終端にあるデバイスは、ポートプライオリティを使用して、チャネルにバンドルするポートおよびホットスタンバイモードに置くポートを判別します。他のデバイス(リンクの非制御側終端)上のポートプライオリティは無視されます。

プライオリティの比較においては、数値が小さいほどプライオリティが高くなります。したがって、LACP システム プライオリティの数値が小さい(プライオリティ値の高い)システムが制御システムとなります。どちらのデバイスも同じ LACP システムプライオリティである場合(たとえば、どちらもデフォルト設定の 32768 が設定されている場合)、LACP システム ID(デバイスの MAC アドレス)により制御するデバイスが判別されます。

lacp system-priority コマンドは、デバイス上のすべての LACP EtherChannel に適用されます。

ホットスタンバイモード(ポートステートフラグの H で出力に表示)にあるポートを判断するには、特権 EXEC モードで show etherchannel summary コマンドを使用します。

次の例では、LACP のシステム プライオリティを設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# lacp system-priority 20000

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show lacp sys-id コマンドを入力します。

no ptp enable

インターフェイスで PTP をディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで no ptp enable コマンドを使用します。

同じインターフェイスで PTP を再びイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ptp enable コマンドを使用します。

no ptp enable

ptp enable

コマンド デフォルト

デフォルトでは、すべてのポートで PTP がイネーブルになっています。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

デフォルトでは、すべてのポートで PTP がイネーブルになっています。

次の例では、インターフェイスで PTP をディセーブルにする方法を示します。

Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)#no ptp enable

pagp learn-method

EtherChannel ポートから受信した着信パケットの送信元アドレスを学習するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp learn-method コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

pagp learn-method {aggregation-port | physical-port}

no pagp learn-method

構文の説明

aggregation-port

論理ポート チャネルでのアドレス ラーニングを指定します。デバイスは、EtherChannel のいずれかのポートを使用して送信元にパケットを送信します。この設定は、デフォルトです。集約ポート ラーニングの場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。

physical-port

EtherChannel 内の物理ポートでのアドレス ラーニングを指定します。デバイスは、送信元アドレスを学習したものと同じ EtherChannel 内のポートを使用して送信元へパケットを送信します。チャネルのもう一方の終端では、特定の宛先 MAC または IP アドレスに対してチャネル内の同じポートが使用されます。

コマンド デフォルト

デフォルトは、aggregation-port(論理ポート チャネル)です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

学習方式は、リンクの両端で同一の設定にする必要があります。

コマンドライン インターフェイス(CLI)で physical-port キーワードが指定された場合でも、デバイスがサポートするのは集約ポートでのアドレスラーニングのみです。インターフェイス コンフィギュレーション モードの pagp learn-method および pagp port-priority コマンドはデバイスのハードウェアには影響を及ぼしませんが、物理ポートによるアドレスラーニングのみをサポートしているデバイスと PAgP の相互運用性を確保するために必要です。

デバイスのリンクパートナーが物理ラーナーである場合、インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp learn-method physical-port コマンドを使用して物理ポートラーナーとしてデバイスを設定することを推奨します。また、グローバル コンフィギュレーション モードで port-channel load-balance src-mac コマンドを使用して、送信元 MAC アドレスに基づいて負荷分散方式を設定することを推奨します。インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp learn-method コマンドを使用するのは、このような場合のみにしてください。

次の例では、EtherChannel 内の物理ポート上のアドレスを学習するように学習方式を設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface port-channel 2 
Device(config-if)# pagp learn-method physical-port

次の例では、EtherChannel 内のポート チャネル上のアドレスを学習するように学習方式を設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface port-channel 2 
Device(config-if)# pagp learn-method aggregation-port

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config コマンドを入力するか、特権 EXEC モードで show pagp channel-group-number internal コマンドを入力します。

pagp port-priority

EtherChannel を経由してすべての Port Aggregation Protocol(PAgP)トラフィックが送信されるポートを選択するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp port-priority コマンドを使用します。EtherChannel で使用されていないすべてのポートがホットスタンバイ モードにあり、現在選択されているポートやリンクに障害が発生した場合、これらのポートは稼働状態にできます。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

pagp port-priority priority

no pagp port-priority

構文の説明

priority

プライオリティ番号。有効な範囲は 0 ~ 255 です。

コマンド デフォルト

デフォルト値は 128 です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

同じ EtherChannel 内で動作可能でメンバーシップを持つ物理ポートの中で最も高いプライオリティを持つポートが、PAgP 送信用として選択されます。

コマンドライン インターフェイス(CLI)で physical-port キーワードが指定された場合でも、デバイスがサポートするのは集約ポートでのアドレスラーニングのみです。インターフェイス コンフィギュレーション モードの pagp learn-method および pagp port-priority コマンドはデバイスのハードウェアには影響を及ぼしませんが、Catalyst 1900 スイッチなど、物理ポートによるアドレスラーニングのみをサポートしているデバイスと PAgP の相互運用性を確保するために必要です。

デバイスのリンクパートナーが物理ラーナーである場合、インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp learn-method physical-port コマンドを使用して物理ポートラーナーとしてデバイスを設定することを推奨します。また、グローバル コンフィギュレーション モードで port-channel load-balance src-mac コマンドを使用して、送信元 MAC アドレスに基づいて負荷分散方式を設定することを推奨します。インターフェイス コンフィギュレーション モードで pagp learn-method コマンドを使用するのは、このような場合のみにしてください。

次の例では、ポート プライオリティを 200 に設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# pagp port-priority 200

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config コマンドを入力するか、特権 EXEC モードで show pagp channel-group-number internal コマンドを入力します。

policy-map

ポリシー マップ コンフィギュレーション モードを開始し、サービスポリシーを指定する 1 つまたは複数のインターフェイスに付加できるポリシーマップを作成または変更するには、グローバル コンフィギュレーション モードで policy-map コマンドを使用します。ポリシーマップを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

policy-map [ type { access-control | control subscriber | packet-service | performance-monitor } ] policy-map name

構文の説明

type

(任意)ポリシー マップ タイプを指定します。

access-control

(任意)アクセス制御固有のポリシーマップを有効にします。

control subscriber

(任意)サブスクライバ制御ポリシードメインを有効にします。

packet-service

(任意)パケット サービス ポリシー マップを有効にします。

performance-monitor

(任意)パフォーマンスモニタリング機能のポリシーマップを有効にします。

policy-map name

ポリシーマップを指定します。

コマンド デフォルト

ポリシー マップは設定されません。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

使用上のガイドライン

class-map コマンドおよび match コマンドで一致基準がクラスマップに定義されているクラスのポリシーを設定する前に、policy-map コマンドを使用して、作成(追加または変更)するポリシーマップの名前を指定します。


(注)  

クラス ポリシーをポリシー マップ内で設定できるのは、クラスに一致基準が定義されている場合だけです。



(注)  

最大で 64 のクラス マップを設定できるため、ポリシー マップに、64 を超えるクラス ポリシーを含めることはできません。


1 つのポリシーマップを同時に複数のインターフェイスに付加できます。ただし、ポリシーマップをインターフェイスに付加しようとしたときにインターフェイス上の使用可能な帯域幅が複数のポリシーで必要な合計帯域幅に満たない場合は拒否されます。このとき、ポリシーマップが他のインターフェイスにすでに付加されている場合は削除されます。

例:

次に、policy-map コマンドの出力例を示します。

Device# policy-map AVB-Output-Child-Policy

policy-map AVB-Output-Child-Policy
 class VOIP-PRIORITY-QUEUE
   bandwidth remaining percent 30
   queue-buffers ratio 10
 class MULTIMEDIA-CONFERENCING-STREAMING-QUEUE
   bandwidth remaining percent 15
   queue-limit dscp AF41 percent 80
   queue-limit dscp AF31 percent 80
   queue-limit dscp AF42 percent 90
   queue-limit dscp AF32 percent 90
   queue-buffers ratio 10
 class TRANSACTIONAL-DATA-QUEUE
   bandwidth remaining percent 15
   queue-limit dscp AF21 percent 80
   queue-limit dscp AF22 percent 90
   queue-buffers ratio 10
 class BULK-SCAVENGER-DATA-QUEUE
   bandwidth remaining percent 15
   queue-limit dscp AF11 percent 80
   queue-limit dscp AF12 percent 90
   queue-limit dscp CS1 percent 80
   queue-buffers ratio 15
 class class-default
   bandwidth remaining percent 25
   queue-buffers ratio 25

port-channel

自動作成された EtherChannel を手動チャネルに変換して、設定を EtherChannel に追加するには、特権 EXEC モードで port-channel コマンドを使用します。

port-channel { channel-group-number persistent | persistent }

構文の説明

channel-group-number

チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

persistent

自動作成された EtherChannel を手動チャネルに変更し、EtherChannel への設定の追加を許可します。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

EtherChannel の情報を表示するには、特権 EXEC モードで show etherchannel summary コマンドを使用します。

この例では、自動作成された EtherChannel を手動チャネルに変換する方法を示します。

Device> enable
Device# port-channel 1 persistent

port-channel auto

スイッチ上の Auto-LAG 機能をグローバルで有効にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで port-channel auto コマンドを使用します。スイッチ上の Auto-LAG 機能をグローバルで無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-channel auto

no port-channel auto

コマンド デフォルト

デフォルトでは、Auto-LAG 機能がグローバルで無効にされ、すべてのポート インターフェイスで有効になっています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

EtherChannel が自動作成されたかどうかを確認するには、特権 EXEC モードで show etherchannel auto コマンドを使用します。

次に、スイッチの Auto-LAG 機能を有効にする例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# port-channel auto

port-channel load-balance

EtherChannel のポート間での負荷分散方式を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで port-channel load-balance コマンドを使用します。ロードバランシング メカニズムをデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-channel load-balance {dst-ip | | dst-mac | | dst-mixed-ip-port | | dst-port | | extended | | src-dst-ip | | src-dst-mac | | src-dst-mixed-ip-port | | src-dst-port | | src-ip | | src-mac | | src-mixed-ip-port | | src-port | | vlan-dst-ip | | vlan-dst-mixed-ip-port | | vlan-src-dst-ip | | vlan-src-dst-mixed-ip-port | | vlan-src-ip | | vlan-src-mixed-ip-port}

no port-channel load-balance

構文の説明

dst-ip

宛先ホストの IP アドレスに基づいた負荷分散を指定します。

dst-mac

宛先ホストの MAC アドレスに基づいた負荷分散を指定します。同一の宛先に対するパケットは同一のポートに送信され、異なる宛先のパケットはチャネルの異なるポートに送信されます。

dst-mixed-ip-port

宛先 IPv4 または IPv6 アドレスと TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

dst-port

宛先 TCP/UDP(レイヤ 4)と IPv4 と IPv6 の両方のポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

extended

EtherChannel のポート間の拡張ロード バランス方式を設定します。

src-dst-ip

送信元および宛先ホストの IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

src-dst-mac

送信元および宛先ホストの MAC アドレスに基づいた負荷分散を指定します。

src-dst-mixed-ip-port

送信元および宛先のホスト IP アドレスと TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

src-dst-port

送信元および宛先の TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

src-ip

送信元ホストの IP アドレスに基づいた負荷分散を指定します。

src-mac

送信元の MAC アドレスに基づいた負荷分散を指定します。異なるホストからのパケットは、チャネルで異なるポートを使用し、同一のホストからのパケットは同一のポートを使用します。

src-mixed-ip-port

送信元ホスト IP アドレスと TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

src-port

TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

vlan-dst-ip

VLAN ID および宛先 IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

vlan-dst-mixed-ip-port

VLAN ID、宛先 IP アドレス、および TCP/UDP ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

vlan-src-dst-ip

VLAN ID および送信元と宛先の IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

vlan-src-dst-mixed-ip-port

VLAN ID、送信元と宛先の IP アドレス、および TCP/UDP ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

vlan-src-ip

VLAN ID および送信元 IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

vlan-src-mixed-ip-port

VLAN ID、送信元 IP アドレス、および TCP/UDP ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

コマンド デフォルト

デフォルトは src-dst-mixed-ip-port

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config コマンドを入力するか、特権 EXEC モードで show etherchannel load-balance コマンドを入力します。

次に、負荷分散方式を dst-mac に設定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# port-channel load-balance dst-mac

port-channel load-balance extended

EtherChannel のポート間での負荷分散方式の組み合わせを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで port-channel load-balance extended コマンドを使用します。拡張ロードバランシング メカニズムをデフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-channel load-balance extended [dst-ip | dst-mac | dst-port | ipv6-label | l3-proto | src-ip | src-mac | src-port]

no port-channel load-balance extended

構文の説明

dst-ip

(任意)宛先ホストの IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

dst-mac

(任意)宛先ホストの MAC アドレスに基づいて負荷分散を指定します。同一の宛先に対するパケットは同一のポートに送信され、異なる宛先のパケットはチャネルの異なるポートに送信されます。

dst-port

(任意)IPv4 と IPv6 両方の宛先 TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

ipv6-label

(任意)送信元 MAC アドレスと IPv6 フロー ラベルに基づいて負荷分散を指定します。

l3-proto

(任意)送信元 MAC アドレスとレイヤ 3 プロトコルに基づいて負荷分散を指定します。

src-ip

(任意)送信元ホストの IP アドレスに基づいて負荷分散を指定します。

src-mac

(任意)送信元の MAC アドレスに基づいて負荷分散を指定します。異なるホストからのパケットは、チャネルで異なるポートを使用し、同一のホストからのパケットは同一のポートを使用します。

src-port

(任意)TCP/UDP(レイヤ 4)ポート番号に基づいて負荷分散を指定します。

コマンド デフォルト

デフォルトは src-mac です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config コマンドを入力するか、特権 EXEC モードで show etherchannel load-balance コマンドを入力します。

次に、拡張負荷分散方式を設定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# port-channel load-balance extended dst-ip dst-mac src-ip

port-channel min-links

ポートチャネルがアクティブになるように、リンクアップ状態で、EtherChannel にバンドルする必要がある LACP ポートの最小数を定義するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで port-channel min-links コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-channel min-links min_links_number

no port-channel min-links

構文の説明

min_links_number

ポート チャネル内のアクティブな LACP ポートの最小数。指定できる範囲は 2 ~ 8 です。デフォルトは 1 です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

LACP チャネル グループは、同じタイプのイーサネット ポートを 16 個まで保有できます。最大 8 個をアクティブに、最大 8 個をホットスタンバイ モードにできます。LACP チャネルグループに 9 つ以上のポートがある場合、リンクの制御側終端にあるデバイスは、ポートプライオリティを使用して、チャネルにバンドルするポートおよびホットスタンバイモードに置くポートを判別します。他のデバイス(リンクの非制御側終端)上のポートプライオリティは無視されます。

port-channel min-links コマンドには、lacp max-bundle コマンドで指定される数より小さい数を指定する必要があります。

ホットスタンバイモード(ポートステートフラグの H で出力に表示)にあるポートを判断するには、特権 EXEC モードで show etherchannel summary コマンドを使用します。

次に、ポート チャネル 2 がアクティブになる前に、少なくとも 3 個のアクティブな LACP ポートを指定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface port-channel 2 
Device(config-if)# port-channel min-links 3

ptp priority1 value

PTP クロックのアドバタイズ時に使用するプライオリティ 1 の値を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ptp priority1 value コマンドを使用します。

ptp priority1 value

構文の説明

value

このクロックに使用するプライオリティ 1 の番号を指定します。

指定できる範囲は 0 ~ 255 です。デフォルト値は 128 です。

(注)   

priority1 の値が 255 に設定されると、クロックはグランドマスタになることはできません。

コマンド デフォルト

デフォルトは 128 です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、priority1 の値を指定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# ptp priority1 120

ptp priority2 value

PTP クロックのアドバタイズ時に使用するプライオリティ 2 の番号を指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで ptp priority2 value コマンドを使用します。

ptp priority2 value

構文の説明

value

このクロックに使用するプライオリティ 2 の番号を指定します。

指定できる範囲は 0 ~ 255 です。デフォルト値は 128 です。

コマンド デフォルト

デフォルトは 128 です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、priority2 の値を指定する例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# ptp priority 2 120

ptp profile dot1as

Generalized Precision Time Protocol(gPTP)をグローバルにイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで ptp profile dot1as コマンドを使用します。gPTP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ptp profile dot1as

no ptp profile dot1as

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、gPTP をイネーブルにする例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# ptp profile dot1as

mvrp vlan creation

Multiple VLAN Registration Protocol(MVRP)を使用してデバイスでダイナミック VLAN 作成をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで mvrpvlancreation コマンドを使用します。MVRP のダイナミック VLAN 作成をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

mvrp vlan creation

no mvrp vlan creation

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

MVRP はディセーブルです。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

MVRP ダイナミック VLAN 作成は、仮想トランキング プロトコル(VTP)がトランスペアレント モードにある場合だけ使用できます。

次に、コマンド シーケンス イネーブル化の MVRP ダイナミック VLAN 作成を表す例を示します。デバイスは、VTP モードが正しくなく、かつダイナミック VLAN 作成の要求を拒否することを認識していることに留意してください。VTP モードがいったん変更されると、MVRP ダイナミック VLAN 作成が許可されます。


Device(config)# mvrp vlan creation
%Command Rejected: VTP is in non-transparent (server) mode.
Device(config)# vtp mode transparent
Setting device to VTP TRANSPARENT mode.
Device(config)# mvrp vlan creation
%VLAN now may be dynamically created via MVRP/

mvrp registration

インターフェイスに関連付けられた Multiple Registration Protocol(MRP)Attribute Declaration(MAD)インスタンスでレジストラを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで mvrpregistration コマンドを使用します。レジストラをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

mvrp registration {normal | fixed | forbidden}

no mvrp registration

構文の説明

normal

レジストラは一般に Multiple VLAN Registration Protocol(MVRP)メッセージに応答します。normal がデフォルトの状態です。

fixed

レジストラは、受信 MVRP メッセージをすべて無視し、IN 状態のままになります。

forbidden

レジストラは、受信 MVRP メッセージをすべて無視し、EMPTY(MT)状態のままになります。

コマンド デフォルト

レジストラは normal 状態に設定されています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

MVRP がインターフェイス上に設定されている場合にだけ、mvrp registration コマンドは動作可能です。

no mvrp registration コマンドは、レジストラの状態をデフォルト(normal)に設定します。

このコマンドを使用して、インターフェイスに関連付けされた MAD インスタンスのレジストラを 3 つの状態のうちの 1 つに設定できます。このコマンドが効果的なのは、MVRP がそのインターフェイスで動作可能な場合だけです。

1 つのトランク ポートに最大で 4096 個の VLAN を設定できる場合、そのインターフェイスに関連付けられている MAD インスタンスにも 最大で 4096 個の拡張サービスモジュール(ASM)とルートスイッチモジュール(RSM)のペアが存在します。

次に、MAD インスタンス上に fixed、forbidden、normal のレジストラを設定する例を示します。


Device(config)# mvrp global
%MVRP is now globally enabled. MVRP is operational on IEEE 802.1q trunk ports only.
Device(config)# interface fastethernet2/1
Device(config-if)# mvrp registration fixed
Device(config-if)# interface fastethernet2/2
Device(config-if)# mvrp registration forbidden
Device(config-if)# interface fastethernet2/3
Device(config-if)# no mvrp registration

mvrp timer

一定のインターフェイス上の Multiple VLAN Registration Protocol(MVRP)で使用される期間タイマーを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mvrp timer コマンドを使用します。タイマー値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

mvrp timer {join | leave | leave-all | periodic} [centiseconds]

no mvrp timer

構文の説明

join

Applicant State Machine(ASM)に適用される 2 つの送信機会にある間隔を指定します。

leave

レジストラが leave-all(LV)の状態から EMPTY (MT)の状態に移るまでの期間を指定します。

leave-all

LeaveAll タイマーの期限が切れる時刻を指定します。

periodic

100 センチ秒の定期的な固定値にタイマーの値を設定します。

centiseconds

タイマー値(センチ秒)。

  • Join タイマー値の範囲は、20 ~ 10000000 です。

  • Leave タイマー値の範囲は、60 ~ 10000000 です。

  • LeaveAll タイマー値の範囲は、10000 ~ 10000000 です。

  • Periodic タイマー値は、100 センチ秒に固定されています。

コマンド デフォルト

Join タイマー値:20 センチ秒

Leave タイマー値:60 センチ秒

LeaveAll タイマー値:10000 センチ秒

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

no mvrp timer コマンドは、タイマー値をデフォルト値にリセットします。

次に、インターフェイスのタイマーレベルを設定する例を示します。


Device(config)# mvrp global
%MVRP is now globally enabled. MVRP is operational on IEE 802.1q trunk ports.
Device(config)# interface GigabitEthernet 6/1
Device(config-if)# mvrp timer join 30
Device(config-if)# mvrp timer leave 70
Device(config-if)# mvrp timer leaveAll 15000

show avb domain

AVB ドメインの情報を表示するには、show avb domain コマンドを使用します。

show avb domain

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード(#)

例:

次に、show avb domain コマンドの出力例を示します。

Device# show avb domain 

AVB Class-A
    Priority Code Point     : 3
    VLAN                    : 2
    Core ports              : 1
    Boundary ports          : 67

AVB Class-B
    Priority Code Point     : 2
    VLAN                    : 2
    Core ports              : 1
    Boundary ports          : 67

--------------------------------------------------------------------------------
Interface    State       Delay    PCP  VID  Information
--------------------------------------------------------------------------------
Te1/0/1        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/2        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/3        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/4        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/5          up      N/A                    Port is not asCapable
Te1/0/6        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/7        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/8        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/9        down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/10       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/11       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/12       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/13       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/14       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/15       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/16       down      N/A                        Oper state not up
 Te1/0/17      down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/18       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/19         up      N/A                    Port is not asCapable
Te1/0/20       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/21       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/22       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/23         up      N/A                    Port is not asCapable
Te1/0/24       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/25       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/26       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/27       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/28       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/29         up      N/A                    Port is not asCapable
Te1/0/30       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/31       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/32       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/33       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/34       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/35         up      N/A                    Port is not asCapable
Te1/0/36       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/37       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/38       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/39         up    507ns                                         
   Class-  A        core             3    2                               
   Class-  B        core             2    2                               
Te1/0/40       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/41       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/42       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/43       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/44       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/45       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/46       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/47       down      N/A                        Oper state not up
Te1/0/48       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/1        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/2        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/3        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/4        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/5        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/6        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/7        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/8        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/9        down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/10       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/11       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/12       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/13       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/14       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/15       down      N/A                        Oper state not up
Te1/1/16       down      N/A                        Oper state not up
Fo1/1/1        down      N/A                        Oper state not up
Fo1/1/2        down      N/A                        Oper state not up
Fo1/1/3        down      N/A                        Oper state not up
Fo1/1/4        down      N/A                        Oper state not up
.
.
.

show avb streams

AVB ストリームの情報を表示するには、show avb streams コマンドを使用します。

show avb streams

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード(#)

例:

次に、show avb streams コマンドの出力例を示します。

Device# show avb streams

Stream ID:         0011.0100.0001:1    Incoming Interface:    Te1/1/1
    Destination  : 91E0.F000.FE00
    Class        : A
    Rank         : 1
    Bandwidth    : 6400 Kbit/s

    Outgoing Interfaces:
    ----------------------------------------------------------------------------
    Interface         State      Time of Last Update         Information
    ----------------------------------------------------------------------------
    Te1/1/1           Ready      Tue Apr 26 01:25:40.634                              

Stream ID:         0011.0100.0002:2    Incoming Interface:    Te1/1/1
    Destination  : 91E0.F000.FE01
    Class        : A
    Rank         : 1
    Bandwidth    : 6400 Kbit/s

    Outgoing Interfaces:
    ----------------------------------------------------------------------------
    Interface         State      Time of Last Update         Information
    ----------------------------------------------------------------------------
    Te1/1/1           Ready      Tue Apr 26 01:25:40.634  
.
.
.

show etherchannel

チャネルの EtherChannel 情報を表示するには、ユーザ EXEC モードで show etherchannel コマンドを使用します。

show etherchannel [channel-group-number | {detail | port | port-channel | protocol | summary }] | [detail | load-balance | port | port-channel | protocol | summary]

構文の説明

channel-group-number

(任意)チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

detail

(任意)詳細な EtherChannel 情報を表示します。

load-balance

(任意)ポート チャネル内のポート間の負荷分散方式、またはフレーム配布方式を表示します。

port

(任意)EtherChannel ポートの情報を表示します。

port-channel

(任意)ポート チャネル情報を表示します。

protocol

(任意)EtherChannel で使用されるプロトコルを表示します。

summary

(任意)各チャネル グループのサマリーを 1 行で表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

チャネル グループ番号を指定しない場合は、すべてのチャネル グループが表示されます。

出力では、パッシブ ポート リスト フィールドはレイヤ 3 のポート チャネルだけで表示されます。このフィールドは、まだ起動していない物理ポートがチャネル グループ内で設定されていること(および間接的にチャネル グループ内で唯一のポート チャネルであること)を意味します。

次に、show etherchannel channel-group-number detail コマンドの出力例を示します。

Device> show etherchannel 1 detail
Group state = L2
Ports: 2   Maxports = 16
Port-channels: 1 Max Port-channels = 16
Protocol:      LACP
                   Ports in the group:
                   -------------------
Port: Gi1/0/1
------------
Port state    = Up Mstr In-Bndl
Channel group = 1        Mode  = Active        Gcchange = -
Port-channel  =          Po1GC = -             Pseudo port-channel = Po1
Port index    =          0Load = 0x00          Protocol = LACP

Flags: S - Device is sending Slow LACPDUs   F - Device is sending fast LACPDU
       A - Device is in active mode.        P - Device is in passive mode.

Local information:
                         LACP port   Admin   Oper   Port   Port
Port     Flags   State   Priority    Key     Key    Number State
Gi1/0/1   SA      bndl     32768      0x1     0x1    0x101  0x3D
Gi1/0/2    A      bndl     32768      0x0     0x1    0x0    0x3D

Age of the port in the current state: 01d:20h:06m:04s

                   Port-channels in the group:
                   ----------------------

Port-channel: Po1   (Primary Aggregator)

Age of the Port-channel = 01d:20h:20m:26s
Logical slot/port = 10/1          Number of ports = 2
HotStandBy port   = null
Port state        = Port-channel Ag-Inuse
Protocol          = LACP

Ports in the Port-channel:

Index  Load   Port      EC state        No of bits
------+------+------+------------------+-----------
 0      00    Gi1/0/1    Active           0
 0      00    Gi1/0/2    Active           0

Time since last port bundled:   01d:20h:24m:44s   Gi1/0/2

次に、show etherchannel channel-group-number summary コマンドの出力例を示します。

Device> show etherchannel 1 summary
Flags: D - down P - in port-channel
       I - stand-alone s - suspended
       H - Hot-standby (LACP only)
       R - Layer3 S - Layer2
       u - unsuitable for bundling
       U - in use f - failed to allocate aggregator
       d - default port

Number of channel-groups in use: 1
Number of aggregators: 1

Group  Port-channel  Protocol    Ports
------+-------------+-----------+----------------------------------------
 1     Po1(SU)       LACP        Gi1/0/1(P) Gi1/0/2(P)

次に、show etherchannel channel-group-number port-channel コマンドの出力例を示します。

Device> show etherchannel 1 port-channel
Port-channels in the group:
----------------------
Port-channel: Po1 (Primary Aggregator)
------------
Age of the Port-channel = 01d:20h:24m:50s
Logical slot/port = 10/1 Number of ports = 2
Logical slot/port = 10/1 Number of ports = 2
Port state = Port-channel Ag-Inuse
Protocol = LACP

Ports in the Port-channel:

Index  Load   Port   EC state           No of bits
------+------+------+------------------+-----------
 0      00    Gi1/0/1 Active             0
 0      00    Gi1/0/2 Active             0

Time since last port bundled: 01d:20h:24m:44s Gi1/0/2

次に、show etherchannel protocol コマンドの出力例を示します。

Device# show etherchannel protocol
Channel-group listing:
-----------------------
Group: 1
----------
Protocol: LACP
Group: 2
----------
Protocol: PAgP

show lacp

Link Aggregation Control Protocol(LACP)チャネルグループ情報を表示するには、ユーザ EXEC モードで show lacp コマンドを使用します。

show lacp [channel-group-number] {counters | internal | neighbor | sys-id}

構文の説明

channel-group-number

(任意)チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

counters

トラフィック情報を表示します。

internal

内部情報を表示します。

neighbor

ネイバーの情報を表示します。

sys-id

LACP によって使用されるシステム識別子を表示します。システム識別子は、LACP システムプライオリティとデバイス MAC アドレスで構成されています。

コマンド モード

ユーザ EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show lacp コマンドを入力すると、アクティブなチャネルグループの情報が表示されます。特定のチャネル情報を表示するには、チャネルグループ番号を指定して show lacp コマンドを入力します。

チャネル グループを指定しない場合は、すべてのチャネル グループが表示されます。

channel-group-number を入力すると、sys-id 以外のすべてのキーワードでチャネルグループを指定できます。

次の例では、show lacp counters ユーザ EXEC コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。

Device> show lacp counters
              LACPDUs        Marker     Marker Response   LACPDUs
Port        Sent  Recv     Sent  Recv     Sent  Recv     Pkts  Err
---------------------------------------------------------------------
Channel group:1
Gi2/0/1      19    10        0    0         0    0        0
Gi2/0/2      14    6         0    0         0    0        0
表 1. show lacp counters のフィールドの説明

フィールド

説明

LACPDUs Sent および Recv

ポートによって送受信された LACP パケット数

Marker Sent および Recv

ポートによって送受信された LACP Marker パケット数

Marker Response Sent および Recv

ポートによって送受信された LACP Marker 応答パケット数

LACPDUs Pkts および Err

ポートの LACP によって受信された、未知で不正なパケット数

次に、show lacp internal コマンドの出力例を示します。

Device> show lacp 1 internal
Flags:  S - Device is requesting Slow LACPDUs
        F - Device is requesting Fast LACPDUs
        A - Device is in Active mode       P - Device is in Passive mode

Channel group 1
                           LACP port    Admin    Oper    Port     Port
Port      Flags   State    Priority     Key      Key     Number   State
Gi2/0/1    SA      bndl     32768         0x3     0x3       0x4    0x3D
Gi2/0/2    SA      bndl     32768         0x3     0x3       0x5    0x3D

次の表に、出力されるフィールドの説明を示します。

表 2. show lacp internal のフィールドの説明

フィールド

説明

ステータス

特定のポートの状態。次に使用可能な値を示します。

  • :ポートの状態は不明です。

  • bndl:ポートがアグリゲータに接続され、他のポートとバンドルされています。

  • susp:ポートが中断されている状態で、アグリゲータには接続されていません。

  • hot-sby:ポートがホットスタンバイの状態です。

  • indiv:ポートは他のポートとバンドルできません。

  • indep:ポートは独立状態です。バンドルされていませんが、データ トラフィックを処理することができます。この場合、LACP は相手側ポートで実行されていません。

  • down:ポートがダウンしています。

LACP Port Priority

ポートのプライオリティ設定。ハードウェアの制限により互換性のあるすべてのポートを集約できない場合、LACP はポート プライオリティを使用してポートをスタンバイ モードにします。

Admin Key

ポートに割り当てられた管理用のキー。LACP は自動的に管理用のキー値を生成します(16 進数)。管理キーにより、他のポートとともに集約されるポートの機能が定義されます。ポートが他のポートと集約できるかどうかは、ポートの物理特性(たとえば、データ レートやデュプレックス機能)と設定に指定された制限によって決定されます。

Oper Key

ポートで使用される実行時の操作キー。LACP は自動的に値を生成します(16 進数)。

Port Number

ポート番号。

Port State

ポートの状態変数。1 つのオクテット内で個々のビットとしてエンコードされ、次のような意味になります。

  • bit0:LACP のアクティビティ

  • bit1:LACP のタイムアウト

  • bit2:集約

  • bit3:同期

  • bit4:収集

  • bit5:配信

  • bit6:デフォルト

  • bit7:期限切れ

(注)   

上のリストでは、bit7 が MSB で bit0 は LSB です。

次に、show lacp neighbor コマンドの出力例を示します。

Device> show lacp neighbor
Flags: S - Device is sending Slow LACPDUs  F - Device is sending Fast LACPDUs
       A - Device is in Active mode        P - Device is in Passive mode

Channel group 3 neighbors

Partner’s information:

          Partner                Partner               Partner
Port      System ID              Port Number   Age     Flags
Gi2/0/1   32768,0007.eb49.5e80   0xC             19s    SP

          LACP Partner           Partner       Partner
          Port Priority          Oper Key      Port State
          32768                  0x3           0x3C

Partner’s information:

          Partner                Partner               Partner
Port      System ID              Port Number   Age     Flags
Gi2/0/2   32768,0007.eb49.5e80   0xD             15s    SP

          LACP Partner           Partner       Partner
          Port Priority          Oper Key      Port State
          32768                  0x3           0x3C

次に、show lacp sys-id コマンドの出力例を示します。

Device> show lacp sys-id
32765,0002.4b29.3a00

システム ID は、システム プライオリティおよびシステム MAC アドレスで構成されています。最初の 2 バイトはシステム プライオリティ、最後の 6 バイトはグローバルに管理されているシステム関連の個々の MAC アドレスです。

show msrp port bandwidth

Multiple Stream Reservation Protocol(MSRP)ポート帯域幅情報を表示するには、show msrp port bandwidth コマンドを使用します。

show msrp port bandwidth

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード(#)

例:

次に、show msrp port bandwidth コマンドの出力例を示します。

Device# show msrp port bandwidth

--------------------------------------------------------------------------------
Ethernet      Capacity       Assigned       Available       Reserved   
Interface     (Kbit/s)        A | B          A | B           A | B
--------------------------------------------------------------------------------
Te1/0/1     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/2     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/3     1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/4     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/5     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/6     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/8     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/9     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/10    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/11    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/12    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/13    1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/14    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/15    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/16    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/17    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/18    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/19    1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/20    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/21    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/22    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/23    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/0/24    10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Gi1/1/1     1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Gi1/1/2     1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Gi1/1/3     1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Gi1/1/4     1000000          75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/1     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/2     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/3     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/4     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/5     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/6     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/7     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Te1/1/8     10000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Fo1/1/1     40000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0  
Fo1/1/2     40000000         75 | 0         75 | 75          0 | 0

show msrp streams

Multiple Stream Reservation Protocol(MSRP)ストリームに関する情報を表示するには、show msrp streams コマンドを使用します。

show msrp streams [ detailed | brief ]

構文の説明

detailed

MSRP ストリームの詳細情報を表示します。

brief

MSRP ストリームの概要情報を表示します。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード(#)

例:

次に、show msrp streams コマンドの出力例を示します。

Device# show msrp streams

--------------------------------------------------------------------------------
Stream ID Talker Listener
Advertise Fail Ready ReadyFail AskFail
R | D R | D R | D R | D R | D
--------------------------------------------------------------------------------
yy:yy:yy:yy:yy:yy:0001 1 | 2 0 | 0 1 | 0 0 | 1 1 | 0
zz:zz:zz:zz:zz:zz:0002 1 | 0 0 | 1 1 | 0 0 | 0 0 | 1

次に、show msrp streams detailed コマンドの出力例を示します。

Device# show msrp streams detailed

Stream ID:         0011.0100.0001:1
    Stream Age: 01:57:46 (since Mon Apr 25 23:41:11.413)
    Create Time: Mon Apr 25 23:41:11.413
    Destination Address: 91E0.F000.FE00
    VLAN Identifier: 1
    Data Frame Priority: 3 (Class A)
    MaxFrameSize: 100
    MaxIntervalFrames: 1 frames/125us
    Stream Bandwidth: 6400 Kbit/s
    Rank: 1
    Received Accumulated Latency: 20
    Stream Attributes Table:
    ----------------------------------------------------------------------------
    Interface          Attr State    Direction    Type 
    ----------------------------------------------------------------------------
      Gi1/0/1          Register       Talker      Advertise 
      Attribute Age: 01:57:46 (since Mon Apr 25 23:41:11.413)
      MRP Applicant: Very Anxious Observer, send None
      MRP Registrar: In
      Accumulated Latency: 20
    ----
      Te1/1/1         Declare         Talker      Advertise 
      Attribute Age: 00:19:52 (since Tue Apr 26 01:19:05.525)
      MRP Applicant: Quiet Active, send None
      MRP Registrar: In
      Accumulated Latency: 20
    ----
      Te1/1/1         Register        Listener    Ready 
      Attribute Age: 00:13:17 (since Tue Apr 26 01:25:40.635)
      MRP Applicant: Very Anxious Observer, send None
      MRP Registrar: In
    ----
      Gi1/0/1         Declare         Listener    Ready 
      Attribute Age: 00:13:17 (since Tue Apr 26 01:25:40.649)
      MRP Applicant: Quiet Active, send None
      MRP Registrar: In

次に、show msrp streams brief コマンドの出力例を示します。

Device# show msrp streams brief

Legend: R = Registered, D = Declared.
--------------------------------------------------------------------------------
Stream ID              Destination         Bandwidth   Talkers   Listeners  Fail
                       Address              (Kbit/s)    R | D      R | D
--------------------------------------------------------------------------------
0011.0100.0001:1       91E0.F000.FE00     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0002:2       91E0.F000.FE01     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0003:3       91E0.F000.FE02     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0004:4       91E0.F000.FE03     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0005:5       91E0.F000.FE04     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0006:6       91E0.F000.FE05     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0007:7       91E0.F000.FE06     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0008:8       91E0.F000.FE07     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.0009:9       91E0.F000.FE08     6400          1 | 1      1 | 1    No 
0011.0100.000A:10      91E0.F000.FE09     6400          1 | 1      1 | 1    No 

show pagp

ポート集約プロトコル(PAgP)のチャネルグループ情報を表示するには、EXEC モードで show pagp コマンドを使用します。

show pagp [channel-group-number] {counters | dual-active | internal | neighbor}

構文の説明

channel-group-number

(任意)チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

counters

トラフィック情報を表示します。

dual-active

デュアルアクティブ ステータスが表示されます。

internal

内部情報を表示します。

neighbor

ネイバーの情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show pagp コマンドを入力すると、アクティブなチャネルグループの情報が表示されます。非アクティブポートチャネルの情報を表示するには、チャネルグループ番号を指定して show pagp コマンドを入力します。

次に、show pagp 1 counters コマンドの出力例を示します。

Device> show pagp 1 counters
             Information        Flush
Port         Sent   Recv     Sent   Recv
----------------------------------------
Channel group: 1
  Gi1/0/1    45     42       0      0 
  Gi1/0/2    45     41       0      0 

次に、show pagp dual-active コマンドの出力例を示します。

Device> show pagp dual-active
PAgP dual-active detection enabled: Yes
PAgP dual-active version: 1.1
		
Channel group 1
          Dual-Active     Partner              Partner   Partner
Port      Detect Capable  Name                 Port      Version
Gi1/0/1   No              -p2                 Gi3/0/3    N/A
Gi1/0/2   No              -p2                 Gi3/0/4    N/A
		
<output truncated>

次に、show pagp 1 internal コマンドの出力例を示します。

Device> show pagp 1 internal
Flags:  S - Device is sending Slow hello.  C - Device is in Consistent state.
        A - Device is in Auto mode.
Timers: H - Hello timer is running.        Q - Quit timer is running.
        S - Switching timer is running.    I - Interface timer is running.
		
Channel group 1
                                  Hello    Partner  PAgP     Learning  Group
Port        Flags State   Timers  Interval Count   Priority   Method  Ifindex
Gi1/0/1     SC    U6/S7   H       30s      1        128        Any      16
Gi1/0/2     SC    U6/S7   H       30s      1        128        Any      16

次に、show pagp 1 neighbor コマンドの出力例を示します。

Device> show pagp 1 neighbor
		
Flags:  S - Device is sending Slow hello.  C - Device is in Consistent state.
        A - Device is in Auto mode.        P - Device learns on physical port.
		
Channel group 1 neighbors
            Partner              Partner          Partner           Partner Group
Port        Name                 Device ID        Port         Age  Flags   Cap.
Gi1/0/1     -p2            0002.4b29.4600   Gi01//1        9s SC      10001 
Gi1/0/2     -p2            0002.4b29.4600   Gi1/0/2       24s SC      10001

show platform etherchannel

プラットフォーム依存 EtherChannel 情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform etherchannel コマンドを使用します。

show platform etherchannel channel-group-number {group-mask | load-balance mac src-mac dst-mac [ip src-ip dst-ip [port src-port dst-port]]} [switch switch-number]

構文の説明

channel-group-number

チャネルグループ番号。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

group-mask

EtherChannel グループ マスクを表示します。

load-balance

EtherChannel ロード バランシングのハッシュ アルゴリズムをテストします。

mac src-mac dst-mac

送信元と宛先の MAC アドレスを指定します。

ip src-ip dst-ip

(任意)送信元と宛先の IP アドレスを指定します。

port src-port dst-port

(任意)送信元と宛先のレイヤ ポート番号を指定します。

switch switch-number

(任意)スタック メンバを指定します。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。

テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。

show platform hardware fed active vlan ingress

特定の VLAN に対してネイティブ VLAN タギングが有効になっているか無効になっているかを表示するには、以下を使用します。 show platform hardware fed active vlan ingress

show platform hardware fed active vlan vlan ID ingress

構文の説明

構文

説明

vlan vlan ID

VLAN ID を指定します。

ingress

入力方向のスパニングツリープロトコル(STP)状態情報を指定します。

コマンド モード

特権 EXEC モード(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show platform hardware fed active vlan ingress コマンドの出力例を示します。

Device# show platform hardware fed active vlan 1 ingress 
VLAN STP State in hardware                              


vlan id is:: 1

Interfaces in forwarding state: : Hu1/0/45(Tagged)

flood list: : Hu1/0/45

show platform pm

プラットフォーム依存のポートマネージャ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform pm コマンドを使用します。

show platform pm {etherchannel channel-group-number group-mask | interface-numbers | port-data interface-id | port-state}

構文の説明

etherchannel channel-group-number group-mask

指定されたチャネル グループの EtherChannel グループ マスク テーブルを表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

interface-numbers

インターフェイス番号情報を表示します。

port-data interface-id

指定されたインターフェイスのポート データ情報を表示します。

port-state

ポートの状態情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。

テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。

show platform software fed switch ptp

ポートの PTP ステータスに関する情報を表示するには、show platform software fed switch ptp コマンドを使用します。

show platform software fed switch { switch-number | active | standby} ptp { domain domain-value | if-id value | test }

構文の説明

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。 switch-number 引数の有効な値は 0 ~ 9 です。

active

スイッチのアクティブ インスタンスに関する情報を表示します。

standby

スイッチのスタンバイ インスタンスに関する情報を表示します。

domain domain-value

指定したドメインに関する情報を表示します。

if-id value

指定したインターフェイスに関する情報を表示します。

test

PTP テストを実行します。

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード(#)

例:

次に、show platform software fed switch active ptp if-id 0x20 コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software fed switch active ptp if-id 0x20

Displaying port data for if_id 20
=======================================

Port Mac Address 04:6C:9D:4E:3A:9A
Port Clock Identity 04:6C:9D:FF:FE:4E:3A:80
Port number 28
PTP Version 2
domain_value 0
dot1as capable: FALSE
sync_recpt_timeout_time_interval 375000000 nanoseconds
sync_interval 125000000 nanoseconds
neighbor_rate_ratio 0.000000
neighbor_prop_delay 0 nanoseconds
compute_neighbor_rate_ratio: TRUE
compute_neighbor_prop_delay: TRUE
port_enabled: TRUE
ptt_port_enabled: TRUE
current_log_pdelay_req_interval 0
pdelay_req_interval 0 nanoseconds
allowed_lost_responses 3
neighbor_prop_delay_threshold 2000 nanoseconds
is_measuring_delay : FALSE
Port state: : MASTER
sync_seq_num 22023
delay_req_seq_num 23857
num sync messages transmitted  0
num sync messages received  0
num followup messages transmitted  0
num followup messages received  0
num pdelay requests transmitted  285695
num pdelay requests received  0
num pdelay responses transmitted  0
num pdelay responses received 0
num pdelay followup responses transmitted  0
num pdelay followup responses received  0

show ptp brief

インターフェイスの PTP の簡単なステータスを表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show ptp brief コマンドを使用します。

show ptp brief

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show ptp brief コマンドの出力例を示します。

Device# show ptp brief

Interface                       Domain    PTP State
FortyGigabitEthernet1/1/1       0         FAULTY          
FortyGigabitEthernet1/1/2       0         SLAVE           
GigabitEthernet1/1/1            0         FAULTY          
GigabitEthernet1/1/2            0         FAULTY          
GigabitEthernet1/1/3            0         FAULTY          
GigabitEthernet1/1/4            0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/1         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/2         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/3         0         MASTER          
TenGigabitEthernet1/0/4         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/5         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/6         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/7         0         MASTER          
TenGigabitEthernet1/0/8         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/9         0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/10        0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/11        0         MASTER          
TenGigabitEthernet1/0/12        0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/13        0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/14        0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/15        0         FAULTY          
TenGigabitEthernet1/0/16        0         FAULTY          
.
.
.

show ptp clock

PTP クロック情報を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show ptp clock コマンドを使用します。

show ptp clock

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show ptp clock コマンドの出力例を示します。

Device# show ptp clock

PTP CLOCK INFO
  PTP Device Type: Boundary clock
  PTP Device Profile: IEEE 802/1AS Profile
  Clock Identity: 0x4:6C:9D:FF:FE:4F:95:0
  Clock Domain: 0
  Number of PTP ports: 38
  PTP Packet priority: 4
  Priority1: 128
  Priority2: 128
  Clock Quality:
        Class: 248
        Accuracy: Unknown
        Offset (log variance): 16640
  Offset From Master(ns): 0
  Mean Path Delay(ns): 0
  Steps Removed: 3
  Local clock time: 00:12:13 UTC Jan 1 1970

-----------------------------------------------------------

show ptp parent

PTP 親クロック情報を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show ptp parent コマンドを使用します。

show ptp parent

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show ptp parent コマンドの出力例を示します。

Device# show ptp parent

  Steps Removed: 3
  Local clock time: 00:12:13 UTC Jan 1 1970

---------------------------------------------------------------------------

This command can be used to view the parent clock information.


Device#show ptp parent 
 
PTP PARENT PROPERTIES
  Parent Clock:
  Parent Clock Identity: 0xB0:7D:47:FF:FE:9E:B6:80
  Parent Port Number: 3
  Observed Parent Offset (log variance): 16640
  Observed Parent Clock Phase Change Rate: N/A

  Grandmaster Clock:
  Grandmaster Clock Identity: 0x4:6C:9D:FF:FE:67:3A:80
  Grandmaster Clock Quality:
        Class: 248
        Accuracy: Unknown
        Offset (log variance): 16640
        Priority1: 0
        Priority2: 128

---------------------------------------------------------------------------

show ptp port

PTP ポート情報を表示するには、グローバル コンフィギュレーション モードで show ptp port コマンドを使用します。

show ptp port

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show ptp port コマンドの出力例を示します。

Device# show ptp port

PTP PORT DATASET: FortyGigabitEthernet1/1/1
  Port identity: clock identity: 0x4:6C:9D:FF:FE:4E:3A:80
  Port identity: port number: 1
  PTP version: 2
  Port state: FAULTY
  Delay request interval(log mean): 5
  Announce receipt time out: 3
  Peer mean path delay(ns): 0
  Announce interval(log mean): 1
  Sync interval(log mean): 0
  Delay Mechanism: End to End
  Peer delay request interval(log mean): 0
  Sync fault limit: 500000000

 PTP PORT DATASET: FortyGigabitEthernet1/1/2
  Port identity: clock identity: 0x4:6C:9D:FF:FE:4E:3A:80
  Port identity: port number: 2
  PTP version: 2
  Port state: FAULTY
  Delay request interval(log mean): 5
  Announce receipt time out: 3
  Peer mean path delay(ns): 0
  Announce interval(log mean): 1
 --More— 

----------------------------------------------------------------------------------

show udld

すべてのポートまたは指定されたポートの単方向リンク検出(UDLD)の管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、ユーザ EXEC モードで show udld コマンドを使用します。

show udld [ ANI | AccessTunnel | Auto-Template | BDI | CEM-PG | GMPLS | GigabitEthernet | HundredGigE | InternalInterface | LISP | Loopback | Null | PROTECTION_GROUP | Port-channel | SDH_ACR | SERIAL-ACR | Serial-PG | TLS-VIF | Tunnel | Tunnel-tp | TwentyFiveGigE | VirtualPortGroup | Vlan | nve] interface_number

show udld neighbors

show udld fast-hello interface_number

構文の説明

ANI

(任意)自律型ネットワーク仮想インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

AccessTunnel

(任意)アクセス トンネル インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

Auto-Template

(任意)自動テンプレート インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。範囲は 1 ~ 999 です。

BDI

(任意)ブリッジドメイン インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

CEM-PG

(任意)保護グループを使用した回線エミュレーション インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

GMPLS

(任意)MPLS インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

GigabitEthernet

(任意)GigabitEthernet インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

HundredGigE

(任意)100 ギガビット イーサネット インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

InternalInterface

(任意)内部インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。範囲は 0 ~ 9 です。

LISP

(任意)Locator/ID Separation Protocol 仮想インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

Loopback

(任意)ループバック インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Null

(任意)null インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

PROTECTION_GROUP

(任意)保護グループコントローラの UDLD 動作ステータスを表示します。

Port-channel

(任意)イーサネット チャネル インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 128 です。

SDH_ACR

(任意)仮想 SDH-ACR コントローラの UDLD 動作ステータスを表示します。

SERIAL-ACR

(任意)ACR を使用したシリアルインターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

Serial-PG

(任意)保護グループを使用したシリアルインターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

TLS-VIF

(任意)TLS 仮想インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

Tunnel

(任意)トンネル インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Tunnel-tp

(任意)MPLS トランスポート プロファイル インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

TwentyFiveGigE

(任意)25 ギガビット イーサネット インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

VirtualPortGroup

(任意)仮想ポートグループの UDLD 動作ステータスを表示します。

Vlan

(任意)VLAN インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。指定できる範囲は 1 ~ 4095 です。

interface_number

(任意)インターフェイスの ID およびポート番号です。有効なインターフェイスとしては、物理ポート、VLAN、ポート チャネルなどがあります。

nve

(任意)ネットワーク仮想化エンドポイント インターフェイスの UDLD 動作ステータスを表示します。

neighbors

(任意)ネイバー情報だけを表示します。

fast-hello

(任意)fast-hello が設定されているポートとその fast-hello 動作ステータスを表示します。

fast-hello interface_number

(任意)特定のインターフェイスの fast-hello 情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイス ID を入力しない場合は、すべてのインターフェイスの管理上および運用上の UDLD ステータスが表示されます。

次に例を示します。

次の例では、show udld interface-id コマンドの出力を示します。ここでは、UDLD はリンクの両端でイネーブルに設定されていて、リンクが双方向であることを UDLD が検出します。

Device> show udld TwentyFiveGigE1/0/1
Interface TwentyFiveGigE1/0/1
---
Port enable administrative configuration setting: Enabled
Port enable operational state: Enabled
Current bidirectional state: Bidirectional
Current operational state: Advertisement - Single neighbor detected
Message interval: 7000 ms
Time out interval: 5000 ms

Port fast-hello configuration setting: Enabled
Port fast-hello interval: 200 ms
Port fast-hello operational state: Enabled
Neighbor fast-hello configuration setting: Enabled
Neighbor fast-hello interval: 200 ms

Entry 1
    ---
    Expiration time: 1400 ms
    Cache Device index: 1
    Current neighbor state: Bidirectional
    Device ID: 0A74286120  
    Port ID: Hu1/0/2  
    Neighbor echo 1 device: 0A74286A80
    Neighbor echo 1 port: Hu1/0/10
	
    TLV Message interval: 15
    TLV fast-hello interval: 500 ms
    TLV Time out interval: 5
    TLV CDP Device name: SkyFox-59  

次の例では、show udld fast-hello interface-id コマンドの出力を示します。ここでは、UDLD はリンクの両端でイネーブルに設定されていて、リンクが双方向であることを UDLD が検出します。ポートの fast-hello 情報が UDLD 動作ステータスとともに表示されます。

Device> show udld fast-hello hundredGigE 1/0/10
Interface hundredGigE 1/0/10
---Port enable administrative configuration setting: Enabled
Port enable operational state: Enabled
Current bidirectional state: Bidirectional
Current operational state: Advertisement - Single neighbor detected
Message interval: 500 ms
Time out interval: 5000 ms

Port fast-hello configuration setting: Enabled
Port fast-hello interval: 500 ms
Port fast-hello operational state: Enabled
Neighbor fast-hello configuration setting: Enabled
Neighbor fast-hello interval: 500 ms

Entry 1
    ---
    Expiration time: 1400 ms
    Cache Device index: 1
    Current neighbor state: Bidirectional
    Device ID: 0A74286120  
    Port ID: Hu1/0/2  
    Neighbor echo 1 device: 0A74286A80
    Neighbor echo 1 port: Hu1/0/10
	
    TLV Message interval: 15
    TLV fast-hello interval: 500 ms
    TLV Time out interval: 5
    TLV CDP Device name: SkyFox-59  

次に、show udld fast-hello グローバルコマンドの出力例を示します。

Device> show udld fast-hello
Total ports on which fast hello can be configured: 32
Total ports with fast hello configured: 3
Total ports with fast hello operational: 3
Total ports with fast hello non-operational: 0

Port-ID    Hello Neighbor-Hello Neighbor-Device Neighbor-Port Status
-------    ----- -------------- --------------- ------------- ------
Hu1/0/10   500   500            0A74286120      Hu1/0/2       Operational
Hu1/0/12   500   500            0A74286120      Hu1/0/18      Operational
Hu1/0/14   500   500            0A74286120      Hu1/0/4       Operational

次に、show udld neighbors コマンドの出力例を示します。

Device> enable
Device# show udld neighbors
Port     Device Name          Device ID  Port-ID  OperState
-------- -------------------- ---------- -------- --------------
Gi2/0/1  Switch-A             1          Gi2/0/1  Bidirectional
Gi3/0/1  Switch-A             2          Gi3/0/1  Bidirectional 

show vlan dot1q tag native

ネイティブ VLAN 上のタギングのステータスを表示するには、show vlan dot1q tag native コマンドを使用します。

show vlan dot1q tag native

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC モード(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

次に、show vlan dot1q tag native コマンドの出力例を示します。

Device# show vlan dot1q tag native
*Feb  1 06:47:30.719: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
dot1q native vlan tagging is enabled globally                            

Per Port Native Vlan Tagging State
----------------------------------

Port       Operational        Native VLAN
              Mode            Tagging State
-------------------------------------------

Hu1/0/45   trunk                 enabled

switchport

レイヤ 3 モードになっているインターフェイスをレイヤ 2 設定用のレイヤ 2 モードに配置するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport コマンドを使用します。インターフェイスをレイヤ 3 モードに配置するには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport

no switchport

コマンド デフォルト

デフォルトでは、すべてのインターフェイスがレイヤ 2 モードです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイスをルーテッド インターフェイスの状態に設定して、レイヤ 2 の設定をすべて削除するには、no switchport コマンド(パラメータの指定なし)を使用します。このコマンドは、ルーテッド ポートに IP アドレスを割り当てる前に使用する必要があります。

no switchport コマンドを入力するとポートがシャットダウンされて、その後再び有効になります。その際に、ポートの接続先のデバイスでメッセージが生成されることがあります。

レイヤ 2 モードからレイヤ 3 モード(またはその逆)にインターフェイスを変更すると、影響を受けたインターフェイスに関連する以前の設定情報が失われる可能性があり、インターフェイスがデフォルト設定に戻ります。


(注)  

インターフェイスがレイヤ 3 インターフェイスとして設定されている場合、最初に switchport コマンドを入力して、そのインターフェイスをレイヤ 2 ポートとして設定する必要があります。その後、switchport access vlan コマンドおよび switchport mode コマンドを入力します。


switchport コマンドは、シスコ ルーテッド ポートをサポートしないプラットフォームでは使用できません。このようなプラットフォーム上のすべての物理ポートは、レイヤ 2 のスイッチド インターフェイスとして想定されます。

インターフェイスのポート ステータスを確認するには、show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、インターフェイスをレイヤ 2 ポートとして運用することを中止し、シスコのルーテッド ポートにする方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# no switchport

次の例では、ポートのインターフェイスをシスコのルーテッド ポートとして運用することを中止し、レイヤ 2 のスイッチド インターフェイスに変更する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport

switchport access vlan

ポートをスタティック アクセス ポートとして設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport access vlan コマンドを使用します。デバイスのアクセスモードをデフォルトの VLAN モードにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport access vlan {vlan-id}

no switchport access vlan

構文の説明

vlan-id

アクセス モード VLAN のVLAN ID。範囲は 1 ~ 4094。

コマンド デフォルト

デフォルトのアクセス VLAN およびトランク インターフェイス ネイティブ VLAN は、プラットフォームまたはインターフェイス ハードウェアに対応したデフォルト VLAN です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

switchport access vlan コマンドを有効にするには、事前にポートをアクセス モードにする必要があります。

スイッチポートのモードが access vlan vlan-id に設定されている場合、ポートは指定された VLAN のメンバとして動作します。アクセス ポートを割り当てることができるのは、1 つの VLAN だけです。

no switchport access コマンドを使用すると、アクセス モード VLAN がデバイスに適したデフォルト VLAN にリセットされます。

次の例では、アクセス モードで動作するスイッチド ポート インターフェイスが、デフォルト VLAN ではなく VLAN 2 で動作するように変更します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport access vlan 2

switchport mode

ポートの VLAN メンバーシップモードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport mode コマンドを使用します。モードをデバイスに適したデフォルト設定にリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport mode {access | dynamic | {auto | desirable} | trunk}

noswitchport mode {access | dynamic | {auto | desirable} | trunk}

構文の説明

access

ポートをアクセス モードに設定します( switchport access vlan インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの設定に応じて、スタティック アクセスまたはダイナミック アクセスのいずれか)。ポートは無条件にアクセスするように設定され、非カプセル化(タグなし)フレームを送受信する単一の非トランク VLAN インターフェイスとして動作します。アクセス ポートを割り当てることができるのは、1 つの VLAN だけです。

dynamic auto

ポート トランキング モードのダイナミック パラメータを auto に設定して、インターフェイスがリンクをトランク リンクに変換するように指定します。これがデフォルトのスイッチポート モードになります。

dynamic desirable

ポート トランキング モードのダイナミック パラメータを desirable に設定して、インターフェイスがリンクをトランク リンクにアクティブに変換するように指定します。

trunk

ポートを無条件にトランクに設定します。ポートはトランキング VLAN レイヤ 2 インターフェイスです。ポートは、送信元の VLAN を識別するカプセル化(タグ付き)フレームを送受信します。トランクは、2 つのスイッチ間、またはスイッチとルータ間のポイントツーポイント リンクです。

コマンド デフォルト

デフォルト モードは dynamic auto です。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

access または trunk キーワードによる設定が有効となるのは、switchport mode コマンドを使用して適切なモードでポートを設定した場合のみです。スタティック アクセスおよびトランクの設定は保存されますが、同時にアクティブにできるのはいずれかの設定だけです。

access モードを開始すると、インターフェイスは永続的な非トランキング モードになり、隣接インターフェイスがリンクから非トランク リンクへの変換に合意しない場合でも、この変換を行うようにネゴシエートします。

trunk モードを開始すると、インターフェイスは永続的なトランキング モードになり、接続先のインターフェイスがリンクからトランク リンクへの変換に合意しない場合でも、この変換を行うようにネゴシエートします。

dynamic auto モードを開始すると、隣接インターフェイスが trunk または desirable モードに設定された場合に、インターフェイスはリンクをトランク リンクに変換します。

dynamic desirable モードを開始すると、隣接インターフェイスが trunk desirable 、または auto モードに設定された場合に、インターフェイスはトランク インターフェイスになります。

トランキングを自動ネゴシエーションするには、インターフェイスが同じ VLAN トランキング プロトコル(VTP)ドメインに存在する必要があります。トランク ネゴシエーションは、ポイントツーポイント プロトコルである Dynamic Trunking Protocol(DTP)によって管理されます。ただし、一部のインターネットワーキング デバイスによって DTP フレームが不正に転送されて、矛盾した設定となる場合があります。この問題を避けるには、DTP をサポートしないデバイスに接続されたインターフェイスが DTP フレームを転送しないように設定し、DTP をオフにします。

  • これらのリンク上でトランキングを行わない場合は、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport mode access コマンドを使用して、トランキングをディセーブルにします。
  • DTP をサポートしていないデバイスへのトランキングをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport mode trunk および switchport nonegotiate コマンドを使用して、インターフェイスがトランクになっても DTP フレームを生成しないように設定します。

アクセス ポートとトランク ポートは、互いに排他的な関係にあります。

IEEE 802.1X 機能は、次の方法でスイッチポート モードに作用します。

  • トランク ポートで IEEE 802.1X をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1X はイネーブルになりません。IEEE 802.1X 対応ポートのモードをトランクに変更しようとしても、ポート モードは変更されません。
  • ポート設定で IEEE 802.1X を dynamic auto または dynamic desirable にイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1X はイネーブルになりません。IEEE802.1X 対応ポートのモードを dynamic auto または dynamic desirable に変更しようとしても、ポートモードは変更されません。
  • ダイナミック アクセス(VLAN Query Protocol(VQP))ポートで IEEE 802.1X をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1X はイネーブルになりません。IEEE 802.1X 対応ポートを変更してダイナミック VLAN を割り当てようとしても、エラー メッセージが表示され、VLAN 設定は変更されません。

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show interfaces interface-id switchport コマンドを入力して、Administrative Mode 行と Operational Mode 行の情報を調べます。

次の例では、ポートをアクセス モードに設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport mode access

次の例では、ポートを dynamic desirable モードに設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport mode dynamic desirable

次の例では、ポートをトランク モードに設定する方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport mode trunk

switchport nonegotiate

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)ネゴシエーションパケットがレイヤ 2 インターフェイス上で送信されないように指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport nonegotiate コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport nonegotiate

no switchport nonegotiate

コマンド デフォルト

デフォルトでは、トランキング ステータスを学習するために、DTP ネゴシエーションを使用します。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

no switchport nonegotiate コマンドは nonegotiate ステータスを解除します。

このコマンドが有効なのは、インターフェイス スイッチポート モードがアクセスまたはトランク(switchport mode access または switchport mode trunk インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで設定)の場合だけです。dynamic(auto または desirable)モードでこのコマンドを実行しようとすると、エラーが返されます。

DTP をサポートしないインターネットワーキング デバイスでは、DTP フレームが正しく転送されず、設定に矛盾が生じることがあります。この問題を回避するには、switchport nonegotiate コマンドを使用して DTP をオフにし、DTP をサポートしていないデバイスに接続されたインターフェイスが DTP フレームを転送しないように設定します。

switchport nonegotiate コマンドを入力した場合、このインターフェイスでは DTP ネゴシエーションパケットが送信されません。デバイスがトランキングを実行するかどうかは、mode パラメータ(access または trunk. )によって決まります。

  • これらのリンク上でトランキングを行わない場合は、switchport mode access インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、トランキングをディセーブルにします。

  • DTP をサポートしていないデバイス上のトランキングをイネーブルにするには、switchport mode trunk および switchport nonegotiate インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスがトランクになっても DTP フレームを生成しないように設定します。

次の例では、ポートに対してトランキング モードのネゴシエートを制限し、(モードの設定に応じて)トランク ポートまたはアクセス ポートとして動作させる方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet2/0/1
Device(config-if)# switchport nonegotiate

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show interfaces interface-id switchport コマンドを入力します。

switchport trunk

インターフェイスがトランキングモードの場合、トランクの特性を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport trunk コマンドを使用します。トランキング特性をデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport trunk {allowed vlan vlan-list | native vlan { tag | vlan-id} | pruning vlan vlan-list }

no switchport trunk {allowed vlan | native vlan [ tag] | pruning vlan}

構文の説明

allowed vlan vlan-list

トランキング モードの場合に、このインターフェイス上でタグ付き形式のトラフィックを送受信できる許可 VLAN のリストを設定します。vlan-list の選択については、「使用上のガイドライン」を参照してください。

native vlan vlan-id

インターフェイスが IEEE 802.1Q トランキング モードの場合に、タグなしトラフィックを送受信するようにネイティブ VLAN を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

native vlan tag

特定のトランクポートでネイティブ VLAN タギングをイネーブルにします。

pruning vlan vlan-list

トランキング モードの場合に、VTP プルーニングに適格な VLAN のリストを設定します。vlan-list の選択については、「使用上のガイドライン」を参照してください。

コマンド デフォルト

VLAN 1 は、ポートのデフォルトのネイティブ VLAN ID です。

すべての VLAN リストのデフォルトには、すべての VLAN が含まれます。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

vlan-list の形式は、all | none | [add | remove | except] vlan-atom [,vlan-atom...] です。:

  • all 1 ~ 4094 のすべての VLAN を指定します。これはデフォルトです。このキーワードは、リストのすべての VLAN を同時に設定することを許可しないコマンド上では使用できません。

  • none 空のリストを指定します。特定の VLAN を設定するか、または少なくとも 1 つの VLAN を設定する必要があるコマンドでは、このキーワードを使用できません。

  • add リストを置き換えるのではなく、現在設定されている VLAN に VLAN の定義済みリストを追加します。有効な ID は 1 ~ 1005 です。場合によっては、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1005 より上)を使用できます。


    (注)  

    許可 VLAN リストに拡張範囲 VLAN を追加できますが、プルーニング適格 VLAN リストには追加できません。


    カンマを使い、連続しない VLAN ID を区切ります。ID の範囲を指定するには、ハイフンを使用します。

  • remove リストを置き換えるのではなく、現在設定されている VLAN から VLAN の定義済みリストを削除します。有効な ID は 1 ~ 1005 です。場合によっては、拡張範囲 VLAN ID を使用できます。


    (注)  

    許可 VLAN リストから拡張範囲 VLAN を削除できますが、プルーニング適格リストからは削除できません。


  • except 定義済み VLAN リスト以外の、計算する必要がある VLAN を示します(指定されている VLAN 以外の VLAN が追加されます)。有効な ID の範囲は 1 ~ 1005 です。カンマを使い、連続しない VLAN ID を区切ります。ID の範囲を指定するには、ハイフンを使用します。

  • vlan-atom は、1 ~ 4094 内の単一の VLAN 番号、または 2 つの VLAN 番号で指定された連続した範囲の VLAN で、小さい方の値を先頭にハイフンで区切ります。

ネイティブ VLAN:

  • IEEE 802.1Q トランク ポートで受信されたすべてのタグなしトラフィックは、ポートに設定されたネイティブ VLAN によって転送されます。

  • パケットの VLAN ID が送信側ポートのネイティブ VLAN ID と同じであれば、そのパケットはタグなしで送信されます。ネイティブ VLAN ID と異なる場合は、スイッチはそのパケットをタグ付きで送信します。

  • switchport trunk native vlan tag コマンドを実行するには、vlan dot1q tag native グローバルコマンドをイネーブルにする必要があり ます。

  • native vlan コマンドの no 形式は、ネイティブモード VLAN を、デバイスに適したデフォルト VLAN にリセットします。

許可 VLAN:

  • スパニングツリー ループまたはストームのリスクを減らすには、許可リストから VLAN 1 を削除して個々の VLAN トランク ポートの VLAN 1 をディセーブルにできます。トランク ポートから VLAN 1 を削除した場合、インターフェイスは管理トラフィック(Cisco Discovery Protocol(CDP)、ポート集約プロトコル(PAgP)、Link Aggregation Control Protocol(LACP)、ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)、および VLAN 1 の VLAN トランキング プロトコル(VTP))を送受信し続けます。

  • allowed vlan コマンドの no 形式は、リストをデフォルトリスト(すべての VLAN を許可)にリセットします。

トランク プルーニング:

  • プルーニング適格リストは、トランク ポートだけに適用されます。

  • トランク ポートごとに独自の適格リストがあります。

  • VLAN をプルーニングしない場合は、プルーニング適格リストから VLAN を削除します。プルーニング不適格の VLAN は、フラッディング トラフィックを受信します。

  • VLAN 1、VLAN 1002 ~ 1005、および拡張範囲 VLAN(VLAN 1006 ~ 4094)は、プルーニングできません。

次の例では、トランクポートでネイティブ VLAN タギングをイネーブルにする方法を示します。

Device> enable
Device(config)# interface HundredGigE 1/0/45
Device(config-if)# switchport trunk native vlan tag

次の例では、すべてのタグなしトラフィックを送信するポートのデフォルトとして、VLAN 3 を設定する方法を示します。

Device> enable
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# switchport trunk native vlan 3

次の例では、許可リストに VLAN 1、2、5、および 6 を追加する方法を示します。

Device> enable
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# switchport trunk allowed vlan add 1,2,5,6

次の例では、プルーニング適格リストから VLAN 3 および 10 ~ 15 を削除する方法を示します。

Device> enable
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# switchport trunk pruning vlan remove 3,10-15

設定を確認するには、 show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力します。

switchport voice vlan

ポートに音声 VLAN を設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport voice vlan コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport voice vlan { vlan-id | dot1p | none | untagged | name vlan_name}

no switchport voice vlan

構文の説明

vlan-id

音声トラフィックに使用する VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。デフォルトでは、Cisco IP Phone は IEEE 802.1Q プライオリティ 5 を使用して音声トラフィックを転送します。

dot1p

IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話機を設定します。デフォルトでは、Cisco IP Phone は IEEE 802.1p プライオリティ 5 を使用して音声トラフィックを転送します。

none

音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。IP Phone のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged

タグなしの音声トラフィックを送信するように IP Phone を設定します。これが IP Phone のデフォルト設定になります。

name vlan_name

(任意)音声トラフィックに使用する VLAN 名を指定します。最大 128 文字を入力できます。

コマンド デフォルト

デフォルトでは、IP Phone を自動設定しません(none)。

デフォルトでは、IP Phone はフレームにタグを付けません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

レイヤ 2 アクセス ポート上で音声 VLAN を設定する必要があります。

デバイスの Cisco IP 電話に接続しているスイッチポート上の Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルにし、Cisco IP 電話に設定情報を送信する必要があります。デフォルトでは、CDP はインターフェイス上でグローバルにイネーブルです。

VLAN ID を入力すると、IP Phone は IEEE 802.1Q フレームの音声トラフィックを指定された VLAN ID タグ付きで転送します。デバイスは IEEE 802.1Q 音声トラフィックを音声 VLAN に入れます。

dot1p none 、または untagged を選択した場合、デバイスは指定の音声トラフィックをアクセス VLAN に入れます。

すべての設定で、音声トラフィックはレイヤ 2 の IP precedence 値を運びます。音声トラフィックのデフォルトは 5 です。

音声 VLAN が設定されたインターフェイス上でポート セキュリティをイネーブルにする場合は、ポートの最大セキュア アドレス許容数を 2 に設定します。ポートを Cisco IP Phone に接続する場合は、IP Phone に MAC アドレスが 1 つ必要です。Cisco IP Phone のアドレスは音声 VLAN 上で学習されますが、アクセス VLAN 上では学習されません。1 台の PC を Cisco IP Phone に接続する場合、MAC アドレスの追加は必要ありません。2 台以上の PC を Cisco IP Phone に接続する場合、各 PC に 1 つ、さらに Cisco IP Phone に 1 つ割り当てるよう十分なセキュア アドレスを設定する必要があります。

アクセス VLAN で任意のポート セキュリティ タイプがイネーブルにされた場合、音声 VLAN でダイナミック ポート セキュリティは自動的にイネーブルになります。

音声 VLAN には、スタティック セキュア MAC アドレスを設定できません。

音声 VLAN を設定すると、PortFast 機能が自動的にイネーブルになります。音声 VLAN をディセーブルにしても、PortFast 機能は自動的にディセーブルになりません。

次の例では、最初に VLAN ID と VLAN 名を対応させて、その情報を VLAN データベースに格納し、その後、アクセスモードにあるインターフェイス上の VLAN を設定します(名前を使用)。設定を確認するには、特権 EXEC コマンドで show interfaces interface-id switchport を入力して、Voice VLAN: 行の情報を調べます。

パート 1 - VLAN データベースに入力する

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# vlan 55
Device(config-vlan)# name test
Device(config-vlan)# end

パート 2 - VLAN データベースを確認する

Device> enable
Device# show vlan id 55
VLAN Name Status Ports
---- -------------------------------- --------- -------------------------------
55 test active 
VLAN Type  SAID   MTU  Parent RingNo BridgeNo Stp BrdgMode Trans1 Trans2
---- ----- ------ ---- -----  ------ -------- --- -------- ------ ------
55   enet  100055 1500 -      -      -        -   -        0      0
Remote SPAN VLAN
----------------
Disabled
Primary Secondary Type Ports 
------- --------- ----------------- ------------------------------------------

パート 3 - VLAN 名を使用して VLAN をインターフェイスに割り当てる

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet3/1/1
Device(config-if)# switchport mode access
Device(config-if)# switchport voice vlan name test
Device(config-if)# end
Device#

パート 4 - 設定を確認する

Device> enable
Device# show running-config
interface gigabitethernet3/1/1
Building configuration...
Current configuration : 113 bytes
!
interface GigabitEthernet3/1/1
switchport voice vlan 55
switchport mode access
Switch#

パート 5 - インターフェイス スイッチポートでも確認できる

Device> enable
Device# show interface GigabitEthernet3/1/1 switchport
Name: Gi3/1/1
Switchport: Enabled
Administrative Mode: static access
Operational Mode: static access
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Operational Trunking Encapsulation: native
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Voice VLAN: 55 (test)
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk associations: none
Administrative private-vlan trunk mappings: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: ALL
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
Capture Mode Disabled
Capture VLANs Allowed: ALL
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
Appliance trust: none

udld

単方向リンク検出(UDLD)で、アグレッシブモードまたは通常モードをイネーブルにし、設定可能なメッセージタイマーの時間を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで udld コマンドを使用します。すべての光ファイバポート上でアグレッシブモード UDLD または通常モード UDLDをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

udld { aggressive | enable | fast-hello error-reporting | message time message-timer-interval | recovery interval recovery-timer-interval}

no udld { aggressive | enable | message}

構文の説明

aggressive

すべての光ファイバ インターフェイスにおいて、アグレッシブ モードで UDLD をイネーブルにします。

enable

すべての光ファイバ インターフェイスにおいて、通常モードで UDLD をイネーブルにします。

fast-hello error-reporting

影響を受ける Fast UDLD ポートを errdisable にするのではなく、コンソールでリンク障害を報告します。

message time message-timer-interval

アドバタイズメント フェーズにあり、双方向と判別されたポートにおける UDLD プローブ メッセージ間の時間間隔を設定します。指定できる範囲は 1 ~ 90 秒です。デフォルトは 15 秒です。

recovery interval recovery-timer-interval errdisable 回復タイマーの値を設定します。

コマンド デフォルト

すべてのインターフェイスで UDLD はディセーブルです。

メッセージ タイマーは 15 秒に設定されます。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

UDLD は、2 つの動作モードをサポートしています。通常(デフォルト)とアグレッシブです。ノーマル モードでは、UDLD は、光ファイバ接続において誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。アグレッシブ モードでは、UDLD はまた、光ファイバおよびツイストペア リンクの単一方向トラフィックによる単一方向リンク、および光ファイバ リンクにおいて誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。通常モードおよびアグレッシブモードについては、Software Configuration Guide (Catalyst 9500 Switches)を参照してください。

プローブ パケット間のメッセージ時間を変更する場合、検出速度と CPU 負荷との折り合いをつけることになります。時間を減少させると、検出応答を高速にすることができますが、CPU の負荷も高くなります。

このコマンドが作用するのは、光ファイバ インターフェイスだけです。他のインターフェイスタイプで UDLD をイネーブルにする場合は、udld インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次のコマンドを使用して、UDLD によってシャットダウンされたインターフェイスをリセットできます。

  • udld reset 特権 EXEC コマンド:UDLD によってシャットダウンされたすべてのインターフェイスをリセットします。

  • shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンド。

  • no udld enable グローバル コンフィギュレーション コマンドの後に udld {aggressive | enable} グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力:グローバルに UDLD を再度イネーブルにします。

  • no udld port インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの後に udld port または udld port aggressive インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力:指定したインターフェイスで UDLD を再度イネーブルにします。

  • errdisable recovery cause udld および errdisable recovery interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンド:自動的に UDLD error-disabled ステートから回復します。

次の例では、すべての光ファイバ インターフェイスで UDLD をイネーブルにする方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# udld enable

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show udld コマンドを入力します。

udld fast-hello

単方向リンク検出(UDLD)が設定されている個々のインターフェイスで Fast UDLD をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで udld fast-hello コマンドを使用します。

udld fast-hello message-timer-interval

構文の説明

message-timer-interval

安定した状態でのメッセージの送信間隔(ミリ秒)を設定します。範囲は 200 ~ 1000 ミリ秒です。

コマンド デフォルト

Fast UDLD は、デフォルトではディセーブルに設定されています。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

UDLD 対応ポートが別のデバイスの UDLD 非対応ポートに接続されている場合、このポートは単方向リンクを検出できません。

UDLD は、2 つの動作モードをサポートしています。通常(デフォルト)とアグレッシブです。ノーマル モードでは、UDLD は、光ファイバ接続において誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。アグレッシブ モードでは、UDLD はまた、光ファイバおよびツイストペア リンクの単一方向トラフィックによる単一方向リンク、および光ファイバ リンクにおいて誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。

Fast UDLD を使用すると、数百ミリ秒から 1 秒のスパンの単方向リンクの検出が可能になります。Fast UDLD は、UDLD プロセスを中断せずにその上位層で動作します。ポートを Fast UDLD モードで設定するには、先に UDLD モードで設定しておく必要があります。

ポートで Fast UDLD モードをイネーブルにするには、udld fast-hello meesage-timer-interval インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次の例では、ポート上で Fast UDLD をイネーブルにする方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet6/0/1
Device(config-if)# udld fast-hello 200

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config または show udld fast-hello interface コマンドを入力します。

udld port

個々のインターフェイスで単方向リンク検出(UDLD)をイネーブルにするか、または光ファイバインターフェイスがグローバル コンフィギュレーション モードの udld コマンドによってイネーブルになるのを防ぐには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで udld port コマンドを使用します。

udld port [ aggressive | disable]

no udld port [aggressive]

構文の説明

aggressive

(任意)指定されたインターフェイスにおいて、アグレッシブ モードで UDLD をイネーブルにします。

disable

(任意)指定されたインターフェイスにおいて、グローバルな UDLD 設定に関係なく UDLD をディセーブルにします。

コマンド デフォルト

光ファイバインターフェイスでは、UDLD はディセーブルになっていますが、光ファイバインターフェイスは、グローバル コンフィギュレーション モードの udld enable または udld aggressive コマンドのステートに応じて UDLD をイネーブルにします。

非光ファイバ インターフェイスでは、UDLD はディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

UDLD 対応ポートが別のデバイスの UDLD 非対応ポートに接続されている場合、このポートは単方向リンクを検出できません。

UDLD は、2 つの動作モードをサポートしています。通常(デフォルト)とアグレッシブです。ノーマル モードでは、UDLD は、光ファイバ接続において誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。アグレッシブ モードでは、UDLD はまた、光ファイバおよびツイストペア リンクの単一方向トラフィックによる単一方向リンク、および光ファイバ リンクにおいて誤って接続されたインターフェイスによる単一方向リンクを検出します。

UDLD を通常モードでイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで udld port コマンドを使用します。UDLD をアグレッシブモードでイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで udld port aggressive コマンドを使用します。

UDLD の制御をグローバル コンフィギュレーション モードの udld enable コマンドに戻したり、UDLD を非光ファイバポートでディセーブルにしたりする場合は、光ファイバポートで udld port disable コマンドを使用します。

グローバル コンフィギュレーション モードの udld enable または udld aggressive コマンドの設定を上書きする場合は、光ファイバポートで udld port aggressive コマンドを使用します。この設定を削除して UDLD イネーブル化の制御をグローバル コンフィギュレーション モードの udld コマンドに戻したり、UDLD を非光ファイバポートでディセーブルにしたりする場合は、光ファイバポートで udld port disable コマンドを使用します。

次のコマンドを使用して、UDLD によってシャットダウンされたインターフェイスをリセットできます。

  • 特権 EXEC モードの udld reset コマンド:UDLD によってシャットダウンされたすべてのインターフェイスをリセットします。

  • インターフェイス コンフィギュレーション モードの shutdown および no shutdown コマンド。

  • グローバル コンフィギュレーション モードの no udld enable コマンドの後にグローバル コンフィギュレーション モードで udld {aggressive | enable} コマンドを入力:グローバルに UDLD を再度イネーブルにします。

  • インターフェイス コンフィギュレーション モードの udld port disable コマンドの後にインターフェイス コンフィギュレーション モードで udld port または udld port aggressive コマンドを入力:指定したインターフェイスで UDLD を再度イネーブルにします。

  • グローバル コンフィギュレーション モードの errdisable recovery cause udld および errdisable recovery interval interval コマンド:自動的に UDLD error-disabled ステートから回復します。

次の例では、ポート上で UDLD をイネーブルにする方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet6/0/1
Device(config-if)# udld port

次の例では、udld グローバル コンフィギュレーション コマンドの設定に関係なく、光ファイバインターフェイス上で UDLD をディセーブルにする方法を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet6/0/1
Device(config-if)# udld port disable

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show running-config または show udld interface コマンドを入力します。

udld reset

単方向リンク検出(UDLD)によりディセーブルにされたインターフェイスをすべてリセットし、インターフェイスのトラフィックを再開させるには、特権 EXEC モードで udld reset コマンドを使用します(イネーブルの場合には、スパニングツリー、ポート集約プロトコル(PAgP)、ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)などの他の機能を介することで有効になります)。

udld reset

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイスの設定で、UDLD がまだイネーブルである場合、これらのポートは再び UDLD の稼働を開始し、問題が修正されていない場合には同じ理由でディセーブルになります。

次の例では、UDLD によってディセーブルにされたすべてのインターフェイスをリセットする方法を示します。

Device> enable
Device# udld reset
1 ports shutdown by UDLD were reset.

vtp mode

VLAN トランキングプロトコル(VTP)デバイスモードを設定するには、vtp mode コマンドを使用します。デフォルトサーバモードに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

vtp mode { client | off | transparent}

no vtp mode

構文の説明

client

デバイスをクライアントとして指定します。

off

デバイス モードをオフとして指定します。

server

デバイスをサーバとして指定します。

transparent

デバイス モードをトランスペアレントとして指定します。

コマンド デフォルト

サーバ

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション モード

使用上のガイドライン

VLAN トランキング プロトコル(VTP)は、VTP ドメイン内の複数のデバイスに VLAN コンフィギュレーション情報を配信するために使用されるシスコ独自のレイヤ 2 メッセージング プロトコルです。VTP を使用しない場合は、ネットワーク内の各デバイスに VLAN を設定する必要があります。VTP を使用する場合は、VTP サーバで VLAN を設定した後、VTP ドメイン内の他の VTP デバイスにコンフィギュレーションを配布します。

VTP トランスペアレント モードでは、VLAN(追加、削除、変更)およびプライベート VLAN を設定できます。VTP トランスペアレント スイッチは、VTP に参加しません。VTP トランスペアレント スイッチは自身の VLAN 設定をアドバタイズせず、受信したアドバタイズに基づいて自身の VLAN 設定を同期させることもありません。VTP コンフィギュレーション リビジョン番号は常にゼロ(0)に設定されます。トランスペアレントスイッチは VTP バージョン 2 の自身のトランクポートから受信した VTP アドバタイズメントを転送します。

VTP デバイス モードは次のいずれかです。

  • サーバ:VLAN の作成、変更、削除ができます。また、VTP ドメイン全体に対して、VTP バージョンなどの他のコンフィギュレーション パラメータを指定できます。VTP サーバは、同一 VTP ドメイン内の他のスイッチに、自分の VLAN 設定をアドバタイズメントし、また、トランク リンクを介して受信したアドバタイズメントに基づいて、自分の VLAN 設定を他のスイッチと同期させます。VTP サーバがデフォルトのモードです。


    (注)  

    VLAN 1 ~ 1005 を設定できます。VLAN 1002 ~ 1005 は VTP バージョン 2 のトークンリング用に予約されています。


  • クライアント:VTP クライアントは、VTP サーバと同様に動作しますが、VTP クライアント上で VLAN の作成、変更、または削除を行うことはできません。

  • トランスペアレント:VLAN(追加、削除、または変更)とプライベート VLAN を設定できます。VTP トランスペアレント スイッチは、VTP に参加しません。VTP トランスペアレント スイッチは自身の VLAN 設定をアドバタイズせず、受信したアドバタイズに基づいて自身の VLAN 設定を同期させることもありません。このため、VTP コンフィギュレーション リビジョン番号は常にゼロ(0)に設定されます。トランスペアレントスイッチは VTP バージョン 2 の自身のトランクポートから受信した VTP アドバタイズメントを転送します。

  • オフ:上記の 3 種類のモードで、スイッチが管理ドメインステートを開始するとただちに、VTP アドバタイズメントを送受信します。VTP オフ モードでは、VTP トランスペアレント モードとスイッチの動作は同じですが、VTP アドバタイズの転送は行われません。この VTP デバイスを使用して VLAN をモニタできます。


    (注)  

    no vtp mode コマンドを使用して VTP デバイスを削除すると、デバイスは VTP サーバとして設定されます。VTP デバイスを削除するには vtp mode off コマンドを使用します。


次に、トランスペアレント モードで VTP デバイスを設定し、VLAN 2、3、4 を追加する例を示します。

Device> enable
Device(config)#vtp mode transparent
Device(config)# vlan 2-4

次に、VTP デバイスとして設定したデバイスを削除する例を示します。

Device> enable
Device(config)# vtp mode off

次に、VTP サーバとして VTP デバイスを設定して VLAN 2 と 3 を追加する例を示します。

Device> enable
Device# vtp mode server
Device(config)# vlan 2,3

次に、クライアントとして VTP デバイスを設定する例を示します。

Device> enable
Device# vtp mode client