auto qos classify
QoS ドメイン内で信頼できないデバイスの Quality of Service(QoS)の分類を自動的に設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで auto qos classify コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
auto qos classify [police]
no auto qos classify [police]
構文の説明
police |
(任意)信頼できないデバイスの QoS ポリシングを設定します。 |
コマンド デフォルト
auto-QoS 分類は、すべてのポートでディセーブルです。
コマンド モード
インターフェイス コンフィギュレーション
コマンド履歴
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS XE Everest 16.5.1a |
このコマンドが導入されました。 |
使用上のガイドライン
QoS ドメイン内の信頼インターフェイスに QoS を設定する場合は、このコマンドを使用します。QoS ドメインには、、ネットワーク内部、QoS の着信トラフィックを分類することのできるエッジ デバイスなどが含まれます。
auto-QoS がイネーブルの場合は、入力パケットのラベルを使用して、トラフィックの分類、パケット ラベルの割り当て、および入力/出力キューの設定を行います。
出力キュー |
キュー番号 |
CoS からキューへのマッピング |
キュー ウェイト(帯域幅) |
ギガビット対応ポートのキュー(バッファ)サイズ |
10/100 イーサネット ポートのキュー(バッファ)サイズ |
---|---|---|---|---|---|
プライオリティ(シェイプド) |
1 |
4、5 |
最大 100% |
25% |
15% |
SRR 共有 |
2 |
2、3、6、7 |
10% |
25% |
25% |
SRR 共有 |
3 |
0 |
60% |
25% |
40% |
SRR 共有 |
4 |
1 |
20% |
25% |
20% |
auto-QoS は、が信頼インターフェイスと接続するように設定します。着信パケットの QoS ラベルは信頼されます。非ルーテッド ポートの場合は、着信パケットの CoS 値が信頼されます。ルーテッド ポートでは、着信パケットの DSCP 値が信頼されます。
auto-QoS のデフォルトを利用するには、auto-QoS をイネーブルにしてから、その他の QoS コマンドを設定する必要があります。auto-QoS をイネーブルにした後 で、auto-QoS を調整できます。
(注) |
は、コマンドライン インターフェイス(CLI)からコマンドが入力された場合と同じように、auto-QoS によって生成されたコマンドを適用します。既存のユーザ設定では、生成されたコマンドの適用に失敗することがあります。また、生成されたコマンドで既存の設定が上書きされることもあります。これらのアクションは、警告を表示せずに実行されます。生成されたコマンドがすべて正常に適用された場合、上書きされなかったユーザ入力の設定は実行コンフィギュレーション内に残ります。上書きされたユーザ入力の設定は、現在の設定をメモリに保存せずに、をリロードすると復元できます。生成されたコマンドの適用に失敗した場合は、前の実行コンフィギュレーションが復元されます。 |
auto-QoS をイネーブルにした後、名前に AutoQoS を含むポリシー マップや集約ポリサーを変更しないでください。ポリシー マップや集約ポリサーを変更する必要がある場合、そのコピーを作成し、コピーしたポリシー マップやポリサーを変更します。生成されたポリシー マップの代わりに新しいポリシー マップを使用するには、生成したポリシー マップをインターフェイスから削除して、新しいポリシー マップを適用します。
auto-QoS がイネーブルのときに自動的に生成される QoS の設定を表示するには、auto-QoS をイネーブルにする前にデバッグをイネーブルにします。debug auto qos 特権 EXEC コマンドを使用すると、auto-QoS のデバッギングがイネーブルになります。
auto qos classify コマンドおよび auto qos classify police コマンドを実行する場合、次のポリシーマップおよびクラス マップが作成され、適用されます。
-
AutoQos-4.0-Classify-Police-Input-Policy
-
AutoQos-4.0-Output-Policy
-
AutoQos-4.0-Multimedia-Conf-Class(match-any)
-
AutoQos-4.0-Bulk-Data-Class(match-any)
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AutoQos-4.0-Transaction-Class(match-any)
-
AutoQos-4.0-Scavanger-Class(match-any)
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AutoQos-4.0-Signaling-Class(match-any)
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AutoQos-4.0-Default-Class(match-any)
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class-default(match-any)
-
AutoQos-4.0-Output-Priority-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Control-Mgmt-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Multimedia-Conf-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Trans-Data-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Bulk-Data-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Scavenger-Queue(match-any)
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AutoQos-4.0-Output-Multimedia-Strm-Queue(match-any)
ポートの auto-QoS を無効にするには、no auto qos classify インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。このポートに対して、auto-QoS によって生成されたインターフェイス コンフィギュレーション コマンドだけが削除されます。auto-QoS を有効にした最後のポートで、no auto qos classify コマンドを入力すると、auto-QoS によって生成されたグローバル コンフィギュレーション コマンドが残っている場合でも、auto-QoS は無効と見なされます(グローバル コンフィギュレーションによって影響を受ける他のポートでのトラフィックの中断を避けるため)。
例
次の例では、信頼できないデバイスの auto-QoS 分類をイネーブルにし、トラフィックをポリシングする方法を示します。
設定を確認するには、show auto qos interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します。