EIGRP MPLS VPN PE-CE Site of Origin
EIGRP MPLS VPN PE-CE Site of Origin 機能によって、マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)トラフィックを、Enhanced Interior Gateway Routing Protocol(EIGRP)ネットワークに対してサイト単位でフィルタリングする機能が追加されます。Site of Origin(SoO)フィルタリングは、インターフェイス レベルで設定され、これを使用して MPLS VPN トラフィックを管理し、複雑で複合的なネットワーク トポロジにおいて過渡的なルーティング ループが発生しないようにします。この機能は、プロバイダー エッジ(PE)とカスタマー エッジ(CE)間の EIGRP に対する MPLS VPN Support 機能をサポートするために設計されています。EIGRP MPLS VPN をサポートしている PE ルータ上にインストールされている場合、この機能によってバックドア リンクに対するサポートが提供されます。
EIGRP MPLS VPN PE-CE Site of Origin の前提条件
このドキュメントでは、ネットワーク コア(またはサービス プロバイダー バックボーン)にボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)が設定されていることを前提にしています。この機能を設定する前に、次のタスクも完了している必要があります。
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この機能は、PE と CE 間の EIGRP に対する MPLS VPN Support 機能をサポートするために導入されており、この機能は、EIGRP MPLS VPN の作成後に設定する必要があります。
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EIGRP MPLS VPN 対応に設定されているすべての PE ルータは、SoO の拡張コミュニティをサポートする Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1 以降のリリースを実行している必要があります。
EIGRP MPLS VPN PE-CE Site of Origin の制約事項
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VPN サイトがパーティション化されていて、バックドア ルータ インターフェイスで SoO 拡張コミュニティ属性が設定されている場合は、このバックドア リンクを、同じサイトの他のパーティションを起点とするプレフィックスへの代替パスとして使用することはできません。
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VPN サイトごとに、一意の SoO 値を設定する必要があります。同じ VPN サイトをサポートしているすべてのプロバイダー エッジ、およびカスタマー エッジ インターフェイスには(SoO が CE ルータ上に設定されている場合)、同じ値を設定する必要があります。
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ip unnumbered コマンドは MPLS 設定ではサポートされていません。