インターフェイスおよびハードウェア コマンド

bluetooth pin

新しい Bluetooth PIN を設定するには、 モードまたはグローバル コンフィギュレーション モードで bluetooth pin コマンドを使用します。

bluetooth pin pin

構文の説明

pin

Bluetooth インターフェイスのペアリング PIN。

PIN は 4 桁の番号です。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.12.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

bluetooth pin コマンドは、 モードまたはグローバル コンフィギュレーション モードで設定できます。シスコでは、Bluetooth PIN の設定にはグローバル コンフィギュレーション モードを使用することを推奨しています。

次に、bluetooth pin コマンドを使用して新しい Bluetooth PIN を設定する例を示し ます。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# bluetooth pin 1111
Device(config)#

clear coap database

CoAP データベースをクリアするには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで clear coap database コマンドを使用します。

clear coap database

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次に、CoAP データベースをクリアする例を示します。


Device(config)# clear coap database

clear macro auto configuration

マクロによって適用された設定をインターフェイスから削除するには、clear macro auto configuration コマンドを使用します。


(注)  


clear macro auto configuration コマンドを実行する前に、スイッチで Auto SmartPort を無効にする必要があります。


clear macro auto configuration {all | interface [interface-id] }

構文の説明

all

すべてのインターフェイスからマクロによって適用された設定を削除します。

interface [interface-id]

インターフェイスからマクロによって適用された設定を削除します。

コマンド デフォルト

このコマンドにはデフォルト設定はありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、スイッチのすべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスからマクロによって適用された設定を削除するために使用します。

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show macro auto interface コマンドを入力します。

次に、スイッチインターフェイスから設定を削除する例を示します。


Device(config)# clear macro auto configuration all

coap endpoint(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

複数の IPv4/IPv6 スタティックエンドポイントをサポートするように COAP プロキシを設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで coap endpoint コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

coap endpoint {ipv4 | ipv6} [ip-address]

no coap endpoint {ipv4 | ipv6} [ip-address]

構文の説明

ipv4 ip-address

IPv4 スタティックエンドポイントを指定します。

ipv6 ip-address

IPv6 スタティックエンドポイントを指定します。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次に、IPv4 スタティックエンドポイントを設定する例を示します。


Device(config)# endpoint ipv4 192.168.255.1
Device(config-coap-proxy)# transport tcp

debug coap

COAP 設定のデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug coap コマンドを使用します。

debug coap {all | database | errors | events | packet | trace | warnings}

構文の説明

all

すべての COAP デバッグメッセージを表示します。

database

COAP データベース デバッグ メッセージを表示します。

errors

COAP エラーデバッグメッセージを表示します。

events

COAP イベントデバッグメッセージを表示します。

packet

COAP パケットデバッグメッセージを表示します。

trace

COAP トレースデバッグメッセージを表示します。

warnings

COAP 警告デバッグメッセージを表示します。

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次に、COAP データベースのデバッグをイネーブルにする例を示します。


Device# debug coap database

device classifier

デバイス分類子をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで device classifier コマンドを使用します。デバイス分類子をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

device classifier

no device classifier

コマンド デフォルト

このコマンドは、デフォルトでは無効になっています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

デバイス分類子をディセーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで no device classifier コマンドを使用します。Auto SmartPort(ASP)などの機能が使用中のデバイス分類子はディセーブルにできません。

次に、スイッチの ASP デバイス分類子をイネーブルにする例を示します。


Device(config)# device classifier
Device(config)# end

debug ilpower

電源コントローラおよび Power over Ethernet(PoE)システムのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug ilpower コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug ilpower {cdp | event | ha | port | powerman | registries | scp | sense}

no debug ilpower {cdp | event | ha | port | powerman | registries | scp | sense}

Syntax Description

cdp

PoE Cisco Discovery Protocol(CDP)デバッグ メッセージを表示します。

event

PoE イベント デバッグ メッセージを表示します。

ha

PoE ハイ アベイラビリティ メッセージを表示します。

port

PoE ポート マネージャ デバッグ メッセージを表示します。

powerman

PoE 電力管理デバッグ メッセージを表示します。

registries

PoE レジストリ デバッグ メッセージを表示します。

scp

PoE SCP デバッグ メッセージを表示します。

sense

PoE sense デバッグ メッセージを表示します。

Command Default

デバッグはディセーブルです。

Command Modes

特権 EXEC

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

このコマンドは、PoE 対応スイッチだけでサポートされています。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタックメンバのデバッグを有効にする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブスイッチからのセッションを開始できます。次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。最初にセッションを開始せずにメンバスイッチのデバッグをイネーブルにするには、アクティブスイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。

debug interface

インターフェイス関連アクティビティのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug interface コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug interface {interface-id | counters {exceptions | protocol memory} | null interface-number | port-channel port-channel-number | states| vlan vlan-id}

no debug interface {interface-id | counters {exceptions | protocol memory} | null interface-number | port-channel port-channel-number | states| vlan vlan-id}

Syntax Description

interface-id

物理インターフェイスの ID です。タイプ スイッチ番号/モジュール番号/ポート(例:gigabitethernet 1/0/2)によって識別される指定された物理ポートのデバッグ メッセージを表示します。

null interface-number

ヌル インターフェイスのデバッグ メッセージを表示します。インターフェイス番号は常に 0 です。

port-channel port-channel-number

指定された EtherChannel ポートチャネル インターフェイスのデバッグ メッセージを表示します。port-channel-number は 1 ~ 48 です。

vlan  vlan-id

指定した VLAN のデバッグ メッセージを表示します。指定できる VLAN 範囲は 1 ~ 4094 です。

counters

カウンタ デバッグ情報を表示します。

exceptions

インターフェイス パケットおよびデータ レート統計情報の計算中に回復可能な例外条件が発生したときにデバッグ メッセージを表示します。

protocol memory

プロトコル カウンタのメモリ操作のデバッグ メッセージを表示します。

states

インターフェイスの状態が移行するときに中間のデバッグ メッセージを表示します。

Command Default

デバッグはディセーブルです。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

キーワードを指定しない場合は、すべてのデバッグ メッセージが表示されます。

undebug interface コマンドは no debug interface コマンドと同じです。

あるスイッチ スタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブ スイッチでのみイネーブルになります。スタックメンバのデバッグを有効にする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブスイッチからのセッションを開始できます。次に、スタック メンバのコマンドライン プロンプトで debug コマンドを入力します。最初にセッションを開始せずにメンバスイッチのデバッグをイネーブルにするには、アクティブスイッチ上で remote command stack-member-number LINE EXEC コマンドを使用します。

debug lldp packets

Link Layer Discovery Protocol(LLDP)パケットのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug lldp packets コマンドを使用します。デバッグをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug lldp packets

no debug lldp packets

Syntax Description

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

Command Default

デバッグはディセーブルです。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

undebug lldp packets コマンドは no debug lldp packets コマンドと同じです。

あるスイッチスタック上でデバッグをイネーブルにした場合は、アクティブスイッチでのみイネーブルになります。スタックメンバのデバッグを有効にする場合は、session switch-number EXEC コマンドを使用して、アクティブスイッチからのセッションを開始できます。

debug platform poe

Power over Ethernet(PoE)ポートのデバッグをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで debug platform poe コマンドを使用します。デバッグを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

debug platform poe [error | info] [switch switch-number]

no debug platform poe [error | info] [switch switch-number]

構文の説明

error

(任意)PoE 関連エラーのデバッグ メッセージを表示します。

info

(任意)PoE 関連情報のデバッグ メッセージを表示します。

switch switch-number

(任意)スタック メンバを指定します。このキーワードは、スタック対応スイッチでのみサポートされています。

コマンド デフォルト

デバッグはディセーブルです。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

undebug platform poe コマンドは no debug platform poe コマンドと同じです。

debug platform software fed switch active punt packet-capture start

アクティブスイッチの CPU 使用率が高いときのパケットのデバッグを有効にするには、特権 EXEC モードで debug platform software fed switch active punt packet-capture start コマンドを使用します。アクティブスイッチの CPU 使用率が高いときのパケットのデバッグを無効にするには、特権 EXEC モードで debug platform software fed switch active punt packet-capture stop コマンドを使用します。

debug platform software fed switch active punt packet-capture start

debug platform software fed switch active punt packet-capture stop

構文の説明

switch active

アクティブスイッチに関する情報を表示します。

punt

パント情報を指定します。

packet-capture

キャプチャされたパケットに関する情報を指定します。

start

アクティブスイッチのデバッグを有効にします。

stop

アクティブスイッチのデバッグを無効にします。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE ジブラルタル 16.10.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

debug platform software fed switch active punt packet-capture start コマンドを設定すると、CPU 使用率が高いときにパケットのデバッグが開始されます。バッファサイズが 4K を超えるとパケットキャプチャが停止します。

次に、debug platform software fed switch active punt packet-capture start コマンドの出力例を示します。


Device# debug platform software fed switch active packet-capture start 
Punt packet capturing started.

次に、debug platform software fed switch active punt packet-capture stop コマンドの出力例を示します。


Device# debug platform software fed switch active packet-capture stop 
Punt packet capturing stopped. Captured 101 packet(s)

duplex

ポートのデュプレックスモードで動作するように指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで duplex コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

duplex {auto | full | half}

no duplex {auto | full | half}

Syntax Description

auto

自動によるデュプレックス設定をイネーブルにします。接続されたデバイス モードにより、ポートが自動的に全二重モードか半二重モードで動作すべきかを判断します。

full

全二重モードをイネーブルにします。

half

半二重モードをイネーブルにします(10 または 100 Mb/s で動作するインターフェイスに限る)。1000 Mb/s、10,000 Mb/s、2.5Gb/s、5Gb/s で動作するインターフェイスに対しては半二重モードを設定できません。

Command Default

ギガビットイーサネット ポートのデフォルトは auto です。

二重オプションは、1000BASE-x または 10GBASE-x-x は -BX、-CWDM、-LX、-SX、または -ZX)SFP モジュールではサポートされていません。

Command Modes

インターフェイス コンフィギュレーション

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

ギガビット イーサネット ポートでは、接続装置がデュプレックスパラメータの自動ネゴシエーションを行わない場合にポートを auto に設定すると、full を指定するのと同じ効果があります。


Note


デュプレックスモードが auto で接続されている装置が半二重で動作している場合、半二重モードはギガビット イーサネット インターフェイスでサポートされます。ただし、これらのインターフェイスを半二重モードで動作するように設定することはできません。


特定のポートを全二重または半二重のいずれかに設定できます。このコマンドの適用可能性は、スイッチが接続されているデバイスによって異なります。

両方のラインの終端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーションを使用することを強く推奨します。片方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう片方がサポートしていない場合、両方のインターフェイス上でデュプレックスと速度を設定し、サポートされている側で auto の設定を使用してください。

速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にあるデバイスと速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。

デュプレックス設定を行うことができるのは、速度が auto に設定されている場合です。


Caution


インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。


設定を確認するには、show interfaces 特権 EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、インターフェイスを全二重動作に設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Devic(config-if)# duplex full

errdisable detect cause

特定の原因またはすべての原因に対して errdisable 検出をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable detect cause コマンドを使用します。errdisable 検出機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable detect cause {all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | psp shutdown vlan | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch}

no errdisable detect cause {all | arp-inspection | bpduguard shutdown vlan | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | pagp-flap | pppoe-ia-rate-limit | psp shutdown vlan | security-violation shutdown vlan | sfp-config-mismatch}

構文の説明

all

すべての errdisable の原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

arp-inspection

ダイナミックアドレス解決プロトコル(ARP)インスペクションのエラー検出をイネーブルにします。

bpduguard shutdown vlan

BPDU ガードで VLAN ごとに errdisable をイネーブルにします。

dhcp-rate-limit

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)スヌーピング用のエラー検出をイネーブルにします。

dtp-flap

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップのエラー検出をイネーブルにします。

gbic-invalid

無効なギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュール用のエラー検出をイネーブルにします。

(注)  

 

このエラーは、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを意味します。

inline-power

Power over Ethernet(PoE)の errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

(注)  

 

このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。

link-flap

リンクステートのフラップに対して、エラー検出をイネーブルにします。

loopback

検出されたループバックに対して、エラー検出をイネーブルにします。

pagp-flap

ポート集約プロトコル(PAgP)フラップの errdisable 原因のエラー検出をイネーブルにします。

pppoe-ia-rate-limit

PPPoE 中継エージェントのレート制限 errdisable 原因に対して、エラー検出をイネーブルにします。

psp shutdown vlan

プロトコル ストーム プロテクション(PSP)のエラー検出をイネーブルにします。

security-violation shutdown vlan

音声認識 IEEE 802.1X セキュリティをイネーブルにします。

sfp-config-mismatch

SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。

コマンド デフォルト

検出はすべての原因に対してイネーブルです。VLAN ごとの errdisable を除くすべての原因について、ポート全体をシャットダウンするように設定されます。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

原因(link-flap、dhcp-rate-limit など)は、errdisable ステートが発生した理由です。原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステートとなり、リンクダウンステートに類似した動作ステートとなります。

ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード、音声認識 802.1X セキュリティ、およびポートセキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN のみをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。

errdisable recovery グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して、原因の回復メカニズムを設定する場合は、すべての原因がタイムアウトになった時点で、インターフェイスは errdisable ステートから抜け出して、処理を再試行できるようになります。回復メカニズムを設定しない場合は、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、インターフェイスを手動で errdisable ステートから回復させる必要があります。

プロトコル ストーム プロテクションでは、最大 2 個の仮想ポートについて過剰なパケットがドロップされます。psp キーワードを使用した仮想ポートの errdisable は、EtherChannel および Flexlink インターフェイスではサポートされません。

設定を確認するには、show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力します。

次の例では、リンクフラップ errdisable 原因に対して errdisable 検出をイネーブルにする方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause link-flap

次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで BPDU ガードをグローバルに設定する方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause bpduguard shutdown vlan

次のコマンドでは、VLAN ごとの errdisable ステートで音声認識 802.1X セキュリティをグローバルに設定する方法を示します。

Device(config)# errdisable detect cause security-violation shutdown vlan

設定を確認するには、show errdisable detect 特権 EXEC コマンドを入力します。

errdisable recovery cause

特定の原因から回復するように errdisable メカニズムをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery cause コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable recovery cause {all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld}

no errdisable recovery cause {all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld}

Syntax Description

all

すべての errdisable の原因から回復するタイマーをイネーブルにします。

arp-inspection

アドレス解決プロトコル(ARP)検査による errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。

bpduguard

ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

channel-misconfig

EtherChannel 設定の矛盾による errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dhcp-rate-limit

DHCP スヌーピング errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dtp-flap

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

gbic-invalid

ギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュールを無効な errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

Note

 

このエラーは無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)の errdisable ステートを意味します。

inline-power

Power over Ethernet(PoE)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。

link-flap

リンクフラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

loopback

ループバック errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

mac-limit

MAC 制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pagp-flap

ポート集約プロトコル(PAgP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

port-mode-failure

ポート モードの変更失敗の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pppoe-ia-rate-limit

PPPoE IA レート制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

psecure-violation

ポートセキュリティ違反ディセーブルステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

psp

プロトコル ストーム プロテクション(PSP)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

security-violation

IEEE 802.1X 違反ディセーブルステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

sfp-config-mismatch

SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。

storm-control

ストーム制御エラーから回復するタイマーをイネーブルにします。

udld

単方向リンク検出(UDLD)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

Command Default

すべての原因に対して回復はディセーブルです。

Command Modes

グローバル コンフィギュレーション(config)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

原因(all、BDPU ガードなど)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステート(リンクダウンステートに類似した動作ステート)となります。

ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。BPDU ガード機能およびポートセキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN だけをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。

原因の回復をイネーブルにしない場合、インターフェイスは、shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが入力されるまで errdisable ステートのままです。原因の回復をイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisable ステートから回復し、すべての原因がタイムアウトになったときに処理を再開できるようになります。

原因の回復をイネーブルにしない場合、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、手動でインターフェイスを errdisable ステートから回復させる必要があります。

設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、BPDU ガード errdisable 原因に対して回復タイマーをイネーブルにする方法を示します。


Device# Device#configure terminal
Device(config)# errdisable recovery cause bpduguard

errdisable recovery cause

特定の原因から回復するように errdisable メカニズムをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで errdisable recovery cause コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

errdisable recovery cause {all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld}

no errdisable recovery cause {all | arp-inspection | bpduguard | channel-misconfig | dhcp-rate-limit | dtp-flap | gbic-invalid | inline-power | link-flap | loopback | mac-limit | pagp-flap | port-mode-failure | pppoe-ia-rate-limit | psecure-violation | psp | security-violation | sfp-config-mismatch | storm-control | udld}

Syntax Description

all

すべての errdisable の原因から回復するタイマーをイネーブルにします。

arp-inspection

アドレス解決プロトコル(ARP)検査による errdisable ステートから回復するためのタイマーをイネーブルにします。

bpduguard

ブリッジ プロトコル データ ユニット(BPDU)ガード errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

channel-misconfig

EtherChannel 設定の矛盾による errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dhcp-rate-limit

DHCP スヌーピング errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

dtp-flap

ダイナミック トランキング プロトコル(DTP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

gbic-invalid

ギガビット インターフェイス コンバータ(GBIC)モジュールを無効な errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

Note

 

このエラーは無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)の errdisable ステートを意味します。

inline-power

Power over Ethernet(PoE)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

このキーワードは、PoE ポートを備えたスイッチでのみサポートされています。

link-flap

リンクフラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

loopback

ループバック errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

mac-limit

MAC 制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pagp-flap

ポート集約プロトコル(PAgP)フラップ errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

port-mode-failure

ポート モードの変更失敗の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

pppoe-ia-rate-limit

PPPoE IA レート制限 errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

psecure-violation

ポートセキュリティ違反ディセーブルステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

psp

プロトコル ストーム プロテクション(PSP)の errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

security-violation

IEEE 802.1X 違反ディセーブルステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

sfp-config-mismatch

SFP 設定の不一致によるエラー検出をイネーブルにします。

storm-control

ストーム制御エラーから回復するタイマーをイネーブルにします。

udld

単方向リンク検出(UDLD)errdisable ステートから回復するタイマーをイネーブルにします。

Command Default

すべての原因に対して回復はディセーブルです。

Command Modes

グローバル コンフィギュレーション(config)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

原因(all、BDPU ガードなど)は、errdisable ステートが発生した理由として定義されます。原因がインターフェイスで検出された場合、インターフェイスは errdisable ステート(リンクダウンステートに類似した動作ステート)となります。

ポートが errdisable になっているときは事実上シャットダウンし、トラフィックはポートで送受信されません。BPDU ガード機能およびポートセキュリティ機能の場合は、違反の発生時にポート全体をシャットダウンする代わりに、ポートで問題となっている VLAN だけをシャットダウンするようにスイッチを設定できます。

原因の回復をイネーブルにしない場合、インターフェイスは、shutdown および no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが入力されるまで errdisable ステートのままです。原因の回復をイネーブルにした場合、インターフェイスは errdisable ステートから回復し、すべての原因がタイムアウトになったときに処理を再開できるようになります。

原因の回復をイネーブルにしない場合、まず shutdown コマンドを入力し、次に no shutdown コマンドを入力して、手動でインターフェイスを errdisable ステートから回復させる必要があります。

設定を確認するには、show errdisable recovery 特権 EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、BPDU ガード errdisable 原因に対して回復タイマーをイネーブルにする方法を示します。


Device# Device#configure terminal
Device(config)# errdisable recovery cause bpduguard

hw-module beacon

デバイス上でビーコン LED を制御するには、特権 EXEC モードまたはグローバル コンフィギュレーションで hw-module beacon コマンドを使用します。

Cisco IOS XE Amsterdam 17.3.x 以前のリリース

hw-module beacon { off | on } switch switch-number

Cisco IOS XE Bengaluru 17.4.1 以降のリリース

hw-module beacon slot { switch-number | active | standby } { off | on }

構文の説明

off

ビーコンをオフにします。

on

ビーコンをオンにします。

switch switch-number

制御するスイッチを指定します。

  • switch-number :スイッチ番号。指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

slot {switch-number | active | standby}

制御するスイッチを指定します。

  • switch-number :スイッチ番号。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • active :アクティブスイッチを指定します。

  • standby :スタンバイスイッチを指定します。

コマンド デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定がありません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)(Cisco IOS XE Amsterdam 17.3.x 以前のリリース)

特権 EXEC(#)(Cisco IOS XE Bengaluru 17.4.1 以降のリリース)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Bengaluru 17.4.1

このコマンドが変更されました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用して、スイッチ LED を有効または無効にします。青色はスイッチ LED がオンであることを示し、黒色はオフであることを示します。

次の例は、アクティブスイッチの LED ビーコンをオンにする方法を示しています。

Device> enable
Device# hw-module beacon slot active on

interface

インターフェイスを設定するには、interface コマンドを使用します。

interface {AccessTunnel interface-number | Auto-Template interface-number | GigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number | Internal Interface Internal Interface number | LISP interface-number Loopback interface-number Null interface-number Port-channel interface-number TenGigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number TwentyFiveGigE switch-number/slot-number/port-number Tunnel interface-number Vlan interface-number }

構文の説明

AccessTunnel interface-number

アクセス トンネル インターフェイスを設定できます。

Auto-Template interface-number

自動テンプレート インターフェイスを設定できます。範囲は 1 ~ 999 です。

GigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number

ギガビットイーサネット IEEE 802.3z インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number :スロット番号。値の範囲は 0 ~ 1 です。

  • port-number :ポート番号。有効な範囲は 1 ~ 48 です。

LISP interface-number

LISP インターフェイスを設定できます。

Loopback interface-number

ループバック インターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Null interface-number

ヌルインターフェイスを設定できます。デフォルト値は 0 です。

Port-channel interface-number

ポートチャネル インターフェイスを設定できます。有効な範囲は 1 ~ 128 です。

TenGigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number

10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number

    :スロット番号。値の範囲は 0 ~ 1 です。
  • port-number :ポート番号。範囲は 1 ~ 4、17 ~ 24、および 37 ~ 48 です。

TwentyFiveGigE switch-number/slot-number/port-number

25 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number :スロット番号。値は 1 です。

  • port-number :ポート番号。有効な範囲は 1 ~ 2 です。

Tunnel interface-number

トンネルインターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Vlan interface-number

スイッチ VLAN を設定できます。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

TwentyFiveGigE キーワードがこのコマンドに追加されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは「no」形式を使用できません。

アップリンクポートの範囲は 0 ~ 4 です。

24 ポートスイッチのマルチギガビット イーサネット ポートの範囲は 17 ~ 24 です。

48 ポートスイッチのマルチギガビット イーサネット ポートの範囲は 41 ~ 48 です。

次に、トンネルインターフェイスを設定する例を示します。

Device(config)# interface Tunnel 15
Device(config-if)#

次に、25 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定する例を示します。

Device(config)# interface TwentyFiveGigE 1/1/1
Device(config-if)#

次に、40 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定する例を示します。

interface range

インターフェイス範囲を設定するには、interface range コマンドを使用します。

interface range { GigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number | Loopback interface-number Null interface-number Port-channel interface-number TenGigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number TwentyFiveGigE switch-number/slot-number/port-number Tunnel interface-number Vlan interface-number }

構文の説明

GigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number

ギガビットイーサネット IEEE 802.3z インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number :スロット番号。値の範囲は 0 ~ 1 です。

  • port-number :ポート番号。指定できる範囲は 0 ~ 48 です。

Loopback interface-number

ループバック インターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Port-channel interface-number

ポートチャネル インターフェイスを設定できます。有効な範囲は 1 ~ 48 です。

TenGigabitEthernet switch-number/slot-number/port-number

10 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number

    :スロット番号。値の範囲は 0 ~ 1 です。
  • port-number :ポート番号。範囲は 1 ~ 4、17 ~ 24、および 37 ~ 48 です。

TwentyFiveGigE switch-number/slot-number/port-number

25 ギガビット イーサネット インターフェイスを設定できます。

  • switch-number :スイッチ ID。有効な範囲は 1 ~ 8 です。

  • slot-number :スロット番号。値は 1 です。

  • port-number :ポート番号。有効な範囲は 1 ~ 2 です。

Tunnel interface-number

トンネルインターフェイスを設定できます。指定できる範囲は 0 ~ 2147483647 です。

Vlan interface-number

スイッチ VLAN を設定できます。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.11.1

TwentyFiveGigE キーワードがこのコマンドに追加されました。

使用上のガイドライン

アップリンクポートの範囲は 0 ~ 4 です。

24 ポートスイッチのマルチギガビット イーサネット ポートの範囲は 17 ~ 24 です。

48 ポートスイッチのマルチギガビット イーサネット ポートの範囲は 41 ~ 48 です。

次に、インターフェイス範囲を設定する例を示します。

Device(config)# interface range vlan 1-100

ip mtu

スイッチまたはスイッチスタックのすべてのルーテッドポートのルーテッドパケットの IP 最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ip mtu コマンドを使用します。デフォルトの IP MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ip mtu bytes

no ip mtu bytes

構文の説明

bytes

MTU サイズ(バイト単位)。指定できる範囲は 68 からシステム MTU 値(バイト単位)までです。

コマンド デフォルト

すべてのスイッチインターフェイスで送受信されるフレームのデフォルト IP MTU サイズは、1500 バイトです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

IP 値の上限は、スイッチまたはスイッチスタックの設定に基づき、現在適用されているシステム MTU 値を参照します。MTU サイズの設定に関する詳細については、system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

デフォルトの IP MTU 設定に戻すには、インターフェイスで default ip mtu コマンドまたは no ip mtu コマンドを適用します。

設定を確認するには、show ip interface interface-id または show interfaces interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します。

次に、VLAN 200 の最大 IP パケットサイズを 1000 バイト に設定する例を示します。

Device(config)# interface vlan 200
Device(config-if)# ip mtu 1000

次に、VLAN 200 の最大 IP パケットサイズをデフォルト設定の 1500 バイト に設定する例を示します。

Device(config)# interface vlan 200
Device(config-if)# default ip mtu

次に、show ip interface interface-id コマンドの出力の一部を示します。インターフェイスの現在の IP MTU 設定が表示されます。

Device# show ip interface gigabitethernet4/0/1
GigabitEthernet4/0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 18.0.0.1/24
  Broadcast address is 255.255.255.255
  Address determined by setup command
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set

<output truncated>

ipv6 mtu

スイッチまたはスイッチスタックのすべてのルーテッドポートのルーテッドパケットの IPv6 最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで ipv6 mtu コマンドを使用します。デフォルトの IPv6 MTU サイズに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ipv6 mtu bytes

no ipv6 mtu bytes

構文の説明

bytes

MTU サイズ(バイト単位)。指定できる範囲は 1280 からシステム MTU 値(バイト単位)までです。

コマンド デフォルト

すべてのスイッチ インターフェイスで送受信されるフレームのデフォルト IPv6 MTU サイズは、1500 バイトです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

IPv6 MTU 値の上限は、スイッチまたはスイッチ スタックの設定に基づき、現在適用されているシステム MTU 値を参照します。MTU サイズの設定に関する詳細については、system mtu グローバル コンフィギュレーション コマンドを参照してください。

デフォルトの IPv6 MTU 設定に戻すには、インターフェイスで default ipv6 mtu コマンドまたは no ipv6 mtu コマンドを適用します。

設定を確認するには、show ipv6 interface interface-id または show interface interface-id 特権 EXEC コマンドを入力します。

次に、インターフェイスの最大 IPv6 パケット サイズを 2000 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet4/0/1
Device(config-if)# ipv6 mtu 2000

次に、インターフェイスの最大 IPv6 パケット サイズをデフォルト設定の 1500 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet4/0/1
Device(config-if)# default ipv6 mtu

次に、show ipv6 interface interface-id コマンドの出力の一部を示します。インターフェイスの現在の IPv6 MTU 設定が表示されます。

Device# show ipv6 interface gigabitethernet4/0/1
GigabitEthernet4/0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 18.0.0.1/24
  Broadcast address is 255.255.255.255
  Address determined by setup command
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set

<output truncated>

list(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

ライトとリソースを学習できる IP アドレス範囲を制限するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで list コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

list コマンドを使用して、ipv4 または ipv6 に関係なく、最大 5 つの IP リストを設定できます。

list {ipv4 | ipv6} [list-name]

no list {ipv4 | ipv6} [list-name]

構文の説明

ipv4 list-name

IPv4 リスト名を指定します。

ipv6 list-name

IPv6 リスト名を指定します。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、リスト名を使用して IPv4 アドレス範囲を制限する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device config-coap-proxy)# list ipv4 trial_list

lldp(インターフェイス コンフィギュレーション)

インターフェイスの Link Layer Discovery Protocol(LLDP)をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで lldp コマンドを使用します。インターフェイスで LLDP をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

lldp {med-tlv-select tlv | receive | tlv-select power-management | transmit}

no lldp {med-tlv-select tlv | receive | tlv-select power-management | transmit}

構文の説明

med-tlv-select

LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)の Time Length Value(TLV)要素を送信するように選択します。

tlv

TLV 要素を特定するストリング。有効な値は次のとおりです。

  • inventory-management :LLDP MED インベントリ管理 TLV。

  • location :LLDP MED ロケーション TLV。

  • network-policy :LLDP MED ネットワーク ポリシー TLV。

  • power-management :LLDP MED 電源管理 TLV。

receive

LLDP 伝送を受信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

tlv-select

送信する LLDP TLV を選択します。

power-management

LLDP 電源管理 TLV を送信します。

transmit

インターフェイスで LLDP 伝送をイネーブルにします。

コマンド デフォルト

LLDP はディセーブルです。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドは、802.1 メディア タイプでサポートされています。

インターフェイスがトンネル ポートに設定されていると、LLDP は自動的にディセーブルになります。

インターフェイスの LLDP 伝送をディセーブルにする例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# no lldp transmit

インターフェイスの LLDP 伝送をイネーブルにする例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# lldp transmit

logging event power-inline-status

Power over Ethernet (PoE) イベントのロギングをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで logging event power-inline-status コマンドを使用します。PoE ステータス イベントのロギングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

logging event power-inline-status

no logging event power-inline-status

Syntax Description

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

Command Default

PoE イベントのロギングはイネーブルです。

Command Modes

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

このコマンドの no 形式を使用しても、PoE エラーイベントはディセーブルになりません。

Examples

次の例では、ポート上で PoE イベントのロギングをイネーブルにする方法を示します。

Device(config-if)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# logging event power-inline-status 
Device(config-if)#

macro

インターフェイスにマクロを適用するか、またはインターフェイス上のマクロを適用してデバッグするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro コマンドを使用します。

macro {apply | trace} macro-name [parameter {value}] [parameter {value}] [parameter {value}]

構文の説明

apply

インターフェイスにマクロを適用します。

trace

インターフェイスにマクロを適用し、それをデバッグします。

macro-name

マクロ名を指定します。

parameter value

(任意)インターフェイスに固有の一意のパラメータ値を指定します。最高 3 つのキーワードと値の組み合わせを入力できます。パラメータ キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。

キーワードで一致が見られると、すべて対応する値に置き換えられます。

コマンド デフォルト

このコマンドにはデフォルト設定はありません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

macro apply macro-name コマンドを使用して、インターフェイス上で実行されているマクロを適用および表示できます。

macro trace macro-name コマンドを使用して、マクロを適用し、そのマクロをデバッグして構文エラーまたは設定エラーを判別できます。

マクロを適用したとき、構文エラーまたは設定エラーのためにコマンドが失敗した場合、マクロは引き続き残りのコマンドをインターフェイスに適用します。

一意の値の割り当てを必要とするマクロを作成する場合、parameter value キーワードを使用して、そのインターフェイスに固有の値を指定します。

キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。キーワードで一致が見られると、すべて対応する値に置き換えられます。キーワードが完全に一致すると、それが長い文字列の一部であったとしても一致と見なされて、対応する値に置き換えられます。

一部のマクロには、パラメータ値が必要なキーワードが含まれます。macro apply macro-name ? コマンドを使用すると、マクロで必要な値を一覧表示できます。キーワード値を入力せずにマクロを適用した場合、コマンドは無効となり、マクロは適用されません。

スイッチソフトウェアには、シスコの SmartPort のマクロがデフォルトで組み込まれています。これらのマクロやコマンドは、ユーザ EXEC モードで show parser macro コマンドを使用して表示できます。

インターフェイスにシスコ デフォルト Smartport マクロを適用する場合は、次の注意事項に従ってください。

  • スイッチ上のすべてのマクロを表示するには、ユーザ EXEC モードで show parser macro コマンドを使用します。特定のマクロの内容を表示するには、ユーザ EXEC モードで show parser macro macro-name コマンドを使用します。

  • $ で始まるキーワードには、一意のパラメータ値が必要です。parameter value キーワードを使用して、必要な値をシスコデフォルトマクロに追加します。

シスコ デフォルト マクロは $ という文字を使用しているので、必須キーワードを識別できます。$ という文字を使用して、マクロを作成するときにキーワードを定義できます。

マクロをインターフェイスに適用する場合、マクロ名が自動的にインターフェイスに追加されます。ユーザ EXEC モードで show running-config interface interface-id コマンドを使用すると、適用されたコマンドおよびマクロ名を表示できます。

インターフェイスの範囲に適用されたマクロは、単一インターフェイスに適用されたマクロと同じ動作をします。インターフェイスの範囲を使用する場合、マクロはその範囲内の各インターフェイスに順番に適用されます。1 つのインターフェイスでマクロ コマンドの実行に失敗しても、マクロは残りのインターフェイス上に適用されます。

インターフェイス コンフィギュレーション モードで default interface interface-id コマンドを入力すれば、インターフェイスで適用されたマクロの設定を削除できます。

インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro name コマンドを使用した後、インターフェイスに適用できます。次の例では、duplex という名前のユーザ作成マクロをインターフェイスに適用する方法を示します。


Device(config-if)# macro apply duplex

マクロをデバッグするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro trace コマンドを使用して、マクロがインターフェイスに適用されたときのマクロの構文または設定エラーを判別できます。


Device(config-if)# macro trace duplex
Applying command...‘duplex auto’
%Error Unknown error.
Applying command...‘speed nonegotiate’

次の例では、シスコ デフォルト cisco-desktop マクロを表示する方法、およびインターフェイス上でマクロを適用し、アクセス VLAN ID を 25 に設定する方法を示します。


Device# show parser macro cisco-desktop
--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-desktop
Macro type : default
# Basic interface - Enable data VLAN only
# Recommended value for access vlan (AVID) should not be 1
switchport access vlan $AVID
switchport mode access
# Enable port security limiting port to a single
# MAC address -- that of desktop
switchport port-security
switchport port-security maximum 1
# Ensure port-security age is greater than one minute
# and use inactivity timer
switchport port-security violation restrict
switchport port-security aging time 2
switchport port-security aging type inactivity
# Configure port as an edge network port
spanning-tree portfast
spanning-tree bpduguard enable
--------------------------------------------------------------
Device# 
Device# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/4
Device(config-if)# macro apply cisco-desktop $AVID 25

macro auto

CLI を使用してグローバルマクロを設定および適用するには、特権 EXEC モードで macro auto コマンドを使用します。

デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto {apply | config} macro-name

構文の説明

apply

マクロを適用します。

config

マクロのパラメータを入力します。

macro-name

マクロ名を指定します。

コマンド デフォルト

スイッチにはマクロは適用されません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチからマクロを削除するには、マクロコマンドの no 形式を入力します。

macro auto config macro-name コマンドを入力すると、すべてのマクロパラメータの値を入力するよう要求されます。

macro-name を入力するときは文字列を正確に使用します。エントリは大文字と小文字が区別されます。

ユーザ定義の値は、show macro auto または show running-config コマンドの出力でのみ表示されます。

次に、グローバルマクロを表示する例を示します。


Device# macro auto apply ?
CISCO_SWITCH_AAA_ACCOUNTING         Configure aaa accounting parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHENTICATION     Configure aaa authentication parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHORIZATION      Configure aaa authorization parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_IP_CONFIG         Configure the ip parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_PCI_CONFIG        Configure PCI compliant parameters
CISCO_SWITCH_DOMAIN_NAME_CONFIG     Configure domain name
CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG    Configure the etherchannel parameters
CISCO_SWITCH_HOSTNAME_CONFIG        Configure hostname
CISCO_SWITCH_HTTP_SERVER_CONFIG     Configure http server
CISCO_SWITCH_LOGGING_SERVER_CONFIG  Configure logging server
CISCO_SWITCH_MGMT_VLAN_CONFIG       Configure management vlan parameters
CISCO_SWITCH_NAME_SERVER_CONFIG     Configure name server parameters
CISCO_SWITCH_NTP_SERVER_CONFIG      Configure NTP server
CISCO_SWITCH_RADIUS_SERVER_CONFIG   Configure radius server
CISCO_SWITCH_SETUP_SNMP_TRAPS       Configure SNMP trap parameters
CISCO_SWITCH_SETUP_USR_CONFIG       Configure the user parameters
CISCO_SWITCH_SNMP_SOURCE_CONFIG     Configure snmp source interface
CISCO_SWITCH_TACACS_SERVER_CONFIG   Configure tacacs server
CISCO_SWITCH_USER_PASS_CONFIG       Configure username and password
Device# macro auto config ?
CISCO_SWITCH_AAA_ACCOUNTING         Configure aaa accounting parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHENTICATION     Configure aaa authentication parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHORIZATION      Configure aaa authorization parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_IP_CONFIG         Configure the ip parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_PCI_CONFIG        Configure PCI compliant parameters
CISCO_SWITCH_DOMAIN_NAME_CONFIG     Configure domain name
CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG    Configure the etherchannel parameters
CISCO_SWITCH_HOSTNAME_CONFIG        Configure hostname
CISCO_SWITCH_HTTP_SERVER_CONFIG     Configure http server
CISCO_SWITCH_LOGGING_SERVER_CONFIG  Configure logging server
CISCO_SWITCH_MGMT_VLAN_CONFIG       Configure management vlan parameters
CISCO_SWITCH_NAME_SERVER_CONFIG     Configure name server parameters
CISCO_SWITCH_NTP_SERVER_CONFIG      Configure NTP server
CISCO_SWITCH_RADIUS_SERVER_CONFIG   Configure radius server
CISCO_SWITCH_SETUP_SNMP_TRAPS       Configure SNMP trap parameters
CISCO_SWITCH_SETUP_USR_CONFIG       Configure the user parameters
CISCO_SWITCH_SNMP_SOURCE_CONFIG     Configure snmp source interface
CISCO_SWITCH_TACACS_SERVER_CONFIG   Configure tacacs server
CISCO_SWITCH_USER_PASS_CONFIG       Configure username and password

次に、特定のマクロのパラメータを表示する例を示します。


Device# macro auto config CISCO_SWITCH_AUTO_IP_CONFIG ?
CISCO_SWITCH_DOMAIN_NAME_CONFIG     domain name parameters
CISCO_SWITCH_LOGGING_SERVER_CONFIG  logging host parameters
CISCO_SWITCH_NAME_SERVER_CONFIG     name server parameters
CISCO_SWITCH_NTP_SERVER_CONFIG      ntp server parameters
LINE                                Provide parameters of form [Parameters
                                    name=value]
<cr>

Device# macro auto config CISCO_SWITCH_AUTO_PCI_CONFIG ?
CISCO_SWITCH_AAA_ACCOUNTING         aaa accounting parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHENTICATION     aaa authentication parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHORIZATION      aaa authorization parameters
CISCO_SWITCH_HTTP_SERVER_CONFIG     http server parameters
CISCO_SWITCH_RADIUS_SERVER_CONFIG   radius server parameters
CISCO_SWITCH_TACACS_SERVER_CONFIG   tacacs server parameters
LINE                                Provide parameters of form [Parameters   
                                    name=value]
<cr>

Device# macro auto config CISCO_SWITCH_SETUP_SNMP_TRAPS ?
CISCO_SWITCH_SNMP_SOURCE_CONFIG     snmp source parameters
LINE                                Provide parameters of form [Parameters   
                                    name=value]
<cr>

Device# macro auto config CISCO_SWITCH_SETUP_USR_CONFIG ?CISCO_AUTO_TIMEZONE_CONFIG timezone parameters
CISCO_SWITCH_HOSTNAME_CONFIG        hostname parameter
LINE                                Provide parameters of form [Parameters
                                    name=value]
<cr>

次に、マクロパラメータを設定し、CLI を使用してマクロを適用する例を示します。


Device# macro auto config CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG
Enter the port channel id[1-48] for 3K & 2350,[1-6] for 2K: 2
Enter the port channel type, Layer:[2-3(L3 not supported on 2K)]: 2
Enter etherchannel mode for the interface[auto/desirable/on/active/passive]: active
Enter the channel protocol[lacp/none]: lacp
Enter the number of interfaces to join the etherchannel[8-PAGP/MODE:ON,16-LACP]: 7
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/1
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/2
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/3
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/4
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/5
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/6
Enter interface name[GigabitEthernet3/0/3]: gigabitethernet1/0/7
Do you want to apply the parameters? [yes/no]: yes
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Device# macro auto apply CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Device#

macro auto apply(Cisco IOS シェルのスクリプト機能)

Cisco IOS シェルのスクリプト機能を使用してグローバルマクロを設定および適用するには、特権 EXEC モードで macro auto apply コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto apply macro-name

構文の説明

apply

マクロを適用します。

macro-name

マクロ名を指定します。

コマンド デフォルト

スイッチにはマクロは適用されません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチからマクロを削除するには、マクロコマンドの no 形式を入力します。

macro-name を入力するときは文字列を正確に使用します。エントリは大文字と小文字が区別されます。

ユーザ定義の値は、show macro auto または show running-config コマンドの出力でのみ表示されます。

Cisco IOS シェルのスクリプト機能を使用してパラメータを設定することもできます。例については、

「Configuring Auto Smartports and Static Smartports Macros」の章の「Configuring and Applying Global Macros」セクションを参照してください。

次に、グローバルマクロを表示する例を示します。


Device# macro auto apply ?

CISCO_SWITCH_AAA_ACCOUNTING         Configure aaa accounting parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHENTICATION     Configure aaa authentication parameters
CISCO_SWITCH_AAA_AUTHORIZATION      Configure aaa authorization parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_IP_CONFIG         Configure the ip parameters
CISCO_SWITCH_AUTO_PCI_CONFIG        Configure PCI compliant parameters
CISCO_SWITCH_DOMAIN_NAME_CONFIG     Configure domain name
CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG    Configure the etherchannel parameters
CISCO_SWITCH_HOSTNAME_CONFIG        Configure hostname
CISCO_SWITCH_HTTP_SERVER_CONFIG     Configure http server
CISCO_SWITCH_LOGGING_SERVER_CONFIG  Configure logging server
CISCO_SWITCH_MGMT_VLAN_CONFIG       Configure management vlan parameters
CISCO_SWITCH_NAME_SERVER_CONFIG     Configure name server parameters
CISCO_SWITCH_NTP_SERVER_CONFIG      Configure NTP server
CISCO_SWITCH_RADIUS_SERVER_CONFIG   Configure radius server
CISCO_SWITCH_SETUP_SNMP_TRAPS       Configure SNMP trap parameters
CISCO_SWITCH_SETUP_USR_CONFIG       Configure the user parameters
CISCO_SWITCH_SNMP_SOURCE_CONFIG     Configure snmp source interface
CISCO_SWITCH_TACACS_SERVER_CONFIG   Configure tacacs server
CISCO_SWITCH_USER_PASS_CONFIG       Configure username and password

macro auto config(Cisco IOS シェルのスクリプト機能)

グローバルマクロを設定および適用するには、特権 EXEC モードで macro auto config コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto config macro-name [parameter=value [parameter=value]...]

構文の説明

config

マクロのパラメータを入力します。

macro-name

マクロ名を指定します。

parameter=value [parameter=value] ...

parameter=value :グローバルマクロのパラメータ値の値を置き換えます。それぞれの名前と値のペアをスペースで区切る形式で新しい値を入力します(例:<name1>=<value1> [<name2>=<value2>...])。

コマンド デフォルト

スイッチにはマクロは適用されません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチからマクロを削除するには、マクロコマンドの no 形式を入力します。

macro auto config macro-name コマンドを入力すると、すべてのマクロパラメータの値を入力するよう要求されます。

macro-name および parameters を入力する場合は、正確なテキスト文字列を使用します。エントリは大文字と小文字が区別されます。

ユーザ定義の値は、show macro auto または show running-config コマンドの出力でのみ表示されます。

Cisco IOS シェルのスクリプト機能を使用してパラメータを設定することもできます。例については、「Configuring Auto Smartports and Static Smartports Macros」の章の「Configuring and Applying Global Macros」セクションを参照してください。

macro auto control

検出方法、デバイスタイプ、またはトリガー(イベント トリガー コントロールとも呼ばれる)に基づいてスイッチに Auto Smartport マクロを適用するタイミングを指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro auto control コマンドを使用します。トリガーとマクロのマッピングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。これで、スイッチはイベント トリガーに基づいてマクロを適用しなくなります。

macro auto control {detection [cdp] [lldp] [mac-address] | device [ip-camera] [media-player] [phone] [lightweight-ap] [access-point] [router] [switch] | trigger [last-resort]}

no macro auto control {detection [cdp] [lldp] [mac-address] | device [ip-camera] [media-player] [phone] [lightweight-ap] [access-point] [router] [switch] | trigger [last-resort]}

構文の説明

detection [cdp] [lldp] [mac-address]

detection:次の中の 1 つ以上を、イベント トリガーとして設定します。

  • (任意)cdp :CDP メッセージ

  • (任意)lldp :LLDP メッセージ

  • (任意)mac-address :ユーザ定義の MAC アドレスグループ

device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch]

device:次の 1 つ以上のデバイスを、イベント トリガーとして設定します。

  • (任意)access-point :Autonomous アクセスポイント

  • (任意)ip-camera :Cisco IP ビデオ監視カメラ

  • (任意)lightweight-ap :中央管理型アクセスポイント

  • (任意)media-player :デジタルメディアプレーヤー

  • (任意)phone :Cisco IP 電話

  • (任意)router :Cisco ルータ

  • (任意)switch :Cisco スイッチ

trigger [last-resort]

trigger:特定のイベント トリガーを設定します。

  • (任意)last-resort :ラストリゾートトリガー

コマンド デフォルト

スイッチは、イベント トリガーとしてデバイス タイプを使用します。スイッチがデバイス タイプを決定できない場合は、MAC アドレス グループ、MAB メッセージ、802.1X 認証メッセージ、および LLDP メッセージをランダムな順序で使用します。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

イベント トリガーを設定しなかった場合、スイッチはイベント トリガーとしてデバイス タイプを使用します。スイッチがデバイス タイプを決定できない場合は、MAC アドレス グループ、MAB メッセージ、802.1X 認証メッセージ、および LLDP メッセージをランダムな順序で使用します。

マクロがインターフェイスに適用されていることを確認するには、ユーザ EXEC モードで show macro auto interface コマンドを使用します。

次に、イベントトリガーとして LLDP メッセージおよび MAC アドレスグループを設定する例を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet 5/0/2
Device(config-if)# macro auto control detection lldp mac-address
Device(config-if)# exit
Device(config)# end

次に、イベントトリガーとしてアクセスポイント、ビデオ監視カメラ、デジタルメディアプレーヤーを設定する例を示します。


(注)  


スイッチは、アクセス ポイント、ビデオ サーベイランス カメラ、またはデジタル メディア プレーヤーを検出した場合のみ組み込みマクロを適用します。



Device(config)# interface gigabitethernet 5/0/1
Device(config-if)# macro auto control device access-point ip-camera media-player
Device(config-if)# exit
Device(config)# end

macro auto execute

組み込みマクロのデフォルト値を置き換えて、イベントトリガーから組み込みマクロ、またはユーザ定義マクロへのマッピングを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto execute コマンドを使用します。

macro auto execute event trigger {builtin built-in macro | remote url} {parameter | = | value} {function | contents}

no macro auto execute event trigger {builtin built-in macro | remote url} {parameter | = | value} {function | contents}

構文の説明

event trigger

イベント トリガーから組み込みマクロへのマッピングを定義します。

event trigger に次の値を指定します。

  • CISCO_CUSTOM_EVENT

  • CISCO_DMP_EVENT

  • CISCO_IPVSC_EVENT

  • CISCO_LAST_RESORT_EVENT

  • CISCO_PHONE_EVENT

  • CISCO_ROUTER_EVENT

  • CISCO_SWITCH_EVENT

  • CISCO_WIRELESS_AP_EVENT

  • CISCO_WIRELESS_LIGHTWEIGHT_AP_EVENT

  • WORD:MAC アドレスグループなどのユーザ定義イベントトリガーを適用します。

builtin built-in macro name

(任意)builtin built-in macro name に次の値を指定します。

  • CISCO_AP_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 NATIVE_VLAN=1 を指定します。

  • CISCO_DMP_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 ACCESS_VLAN=1 を指定します。

  • CISCO_IPVSC_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 ACCESS_VLAN=1 を指定します。

  • CISCO_LWAP_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 ACCESS_VLAN=1 を指定します。

  • CISCO_PHONE_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 ACCESS_VLAN=1 および VOICE_VLAN=2 を指定します。

  • CISCO_ROUTER_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 NATIVE_VLAN=1 を指定します。

  • CISCO_SWITCH_AUTO_SMARTPORT

    パラメータ値 NATIVE_VLAN=1 を指定します。

parameter=value

(任意)parameter=value bultin-macro name に示されたパラメータ値のデフォルト値(例:ACCESS_VLAN=1)を置き換えます。それぞれの名前と値のペアをスペースで区切る形式で新しい値を入力します(例:[<name1>=<value1> <name2>=<value2>...])。

{function contents}

(任意){function contents} : トリガーに関連付けるユーザ定義のマクロを指定します。マクロの内容は、波カッコで囲んで入力します。左波カッコで Cisco IOS シェル コマンドを開始し、右波カッコでコマンドのグループ化を終了します。

remote url

(任意)リモート サーバの場所を次のように指定します。

  • スタンドアロンスイッチ上またはスタックのアクティブスイッチ上のローカル フラッシュ ファイル システムの構文:flash :

    スタック メンバ上のローカル フラッシュ ファイル システムの構文:

    flash member number :

    FTP の構文:

    ftp:[[//username[:password]@location]/directory]/filename

    HTTP サーバの構文:

    http://[[username:password]@]{hostname | host-ip}[/directory]/filename

    セキュア HTTP サーバの構文:

    https://[[username:password]@]{hostname | host-ip}[/directory]/filename

    NVRAM の構文:

    nvram://[[username:password]@][/directory]/filename

    リモート コピー プロトコル(RCP)の構文:

    rcp:[[//username@location]/directory]/filename

    Secure Copy Protocol(SCP)の構文:

    scp:[[//username@location]/directory]/filename

    TFTP の構文:

    tftp:[[//location]/directory]/filename

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

組み込みマクロのデフォルト値をスイッチに固有の値で置き換えるには、macro auto execute コマンドを使用します。

イベント トリガーから組み込みマクロへのマッピングは、スイッチで自動的に実行されます。組み込みマクロはシステム定義のマクロであり、ソフトウェア イメージに含まれています。Cisco IOS シェルのスクリプト機能を使用してユーザ定義のマクロを作成することもできます。

グローバル コンフィギュレーション モードで shell trigger コマンドを使用すると、新しいイベントトリガーを作成できます。ユーザ定義のトリガーおよびマクロの内容を表示するには、特権 EXEC で show shell triggers コマンドを使用します。

Cisco Discovery Protocol(CDP)も Link Layer Discovery Protocol(LLDP)もサポートしていないデバイスのイベントトリガーを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto mac-address-group コマンドを使用します。

リモート マクロ機能を使用して、指定ネットワーク スイッチにより使用される中央の場所にマクロを保存できます。これにより、複数のスイッチで使用するためにマクロ ファイルを保持し、更新することが可能になります。リモートサーバの場所およびマクロのパス情報を設定するには、remote url を使用します。保存するマクロ ファイルのファイル名拡張子に特別な要件はありません。

Auto Smartports マクロおよびアンチマクロ(アンチマクロは、リンク ダウンが発生した場合に適用済のマクロによって削除される部分です)には、次の注意事項と制限事項があります。

  • 組み込みマクロは削除または変更できます。ただし、ユーザ定義のマクロを同じ名前で作成すると、組み込みマクロを無効にすることができます。元の組み込みマクロを復元するには、ユーザ定義のマクロを削除します。

  • macro auto device コマンドと macro auto execute コマンドの両方をイネーブルにした場合は、最後に実行したコマンドで指定したパラメータがスイッチに適用されます。スイッチ上でアクティブにできるコマンドは片方だけです。

  • マクロを適用した場合のシステム競合を回避するには、802.1X 認証以外のポート認証をすべて削除します。

  • スイッチ上で Auto SmartPort をイネーブルにする場合は、ポートセキュリティは設定しないでください。

  • 元の設定とマクロが競合した場合は、マクロが元のいくつかのコンフィギュレーション コマンドに適用されないか、またはアンチマクロでこれらのコマンドが削除されません(アンチマクロは適用済みのマクロの一部で、リンクダウン イベントのときにマクロを削除します)。

  • たとえば、802.1X 認証がイネーブルになっている場合は、switchport-mode access 設定を削除できません。この場合は、switchport-mode 設定を削除する前に 802.1X 認証を削除する必要があります。

  • Auto SmartPort マクロを適用する場合は、ポートを EtherChannel のメンバにはできません。

  • 組み込みマクロのデフォルトのデータ VLAN は VLAN 1 です。デフォルトの音声 VLAN は VLAN 2 です。スイッチが異なるアクセス、ネイティブ、または音声 VLAN を使用する場合は、macro auto device または macro auto execute コマンドを使用して値を設定します。

  • 802.1X 認証または MAC 認証バイパス(MAB)では、他社製のデバイスを検出するために、RADIUS サーバがシスコの属性と値のペア auto-smart-port=event trigger をサポートするように設定します。

  • スイッチが Auto SmartPort マクロをサポートするのは、デバイスに直接接続されている場合だけです。ハブなどの複数のデバイス接続はサポートされていません。

  • ポート上で認証がイネーブルになっている場合は、スイッチは、認証が失敗した場合の MAC アドレス トリガーを無視します。

  • マクロ内と対応するアンチマクロ内では、CLI コマンドの順序が異なる場合があります。

.

次の例では、Cisco スイッチと Cisco IP Phone をスイッチへ接続するために、2 つの組み込みマクロを使用する方法を示します。次の例では、トランク インターフェイス用にデフォルトの音声 VLAN、アクセス VLAN、およびネイティブ VLAN を変更します。


Device(config)# !!! the next command modifies the access and voice vlans
Device(config)# !!! for the built in Cisco IP phone auto smartport macro
Device(config)# macro auto execute CISCO_PHONE_EVENT builtin CISCO_PHONE_AUTO_SMARTPORT ACCESS_VLAN=10 VOICE_VLAN=20
Device(config)# !!! the next command modifies the Native vlan used for inter switch trunks
Device(config)# macro auto execute CISCO_SWITCH_EVENT builtin CISCO_SWITCH_AUTO_SMARTPORT NATIVE_VLAN=10
Device(config)# !!! the next command enables auto smart ports globally
Device(config)# macro auto global processing 
Device(config)# exit
Device# !!! here is the running configuration of the interface connected
Device# !!! to another Cisco Switch after the Macro is applied
Device# show running-config interface gigabitethernet1/0/1
Building configuration...
 
Current configuration : 284 bytes
!
interface GigabitEthernet1/0/1
 switchport trunk encapsulation dot1q
 switchport trunk native vlan 10
 switchport mode trunk
 srr-queue bandwidth share 10 10 60 20
 queue-set 2
 priority-queue out 
 mls qos trust cos
 auto qos voip trust 
 macro description CISCO_SWITCH_EVENT
end

次の例では、メディアプレーヤーと呼ばれるユーザ定義イベントトリガーをユーザ定義マクロにマッピングする方法を示します。

  1. 802.1X または MAB に対応したスイッチ ポートにメディア プレーヤーを接続します。

  2. RADIUS サーバ上で、属性と値のペアを auto-smart-port=DMP_EVENT に設定します。

  3. スイッチ上で、イベント トリガー DMP_EVENT を作成し、ユーザ定義マクロ コマンドを入力します。

  4. スイッチは、RADIUS サーバからの attribute-value pair=DMP_EVENT 応答を受け入れ、このイベント トリガーに関連付けられたマクロを適用します。


Device(config)# shell trigger DMP_EVENT mediaplayer 
Device(config)# macro auto execute DMP_EVENT {
if [[ $LINKUP == YES ]]; then 
conf t 
 interface $INTERFACE 
   macro description $TRIGGER 
   switchport access vlan 1 
   switchport mode access 
   switchport port-security 
   switchport port-security maximum 1 
   switchport port-security violation restrict 
   switchport port-security aging time 2 
   switchport port-security aging type inactivity 
   spanning-tree portfast 
   spanning-tree bpduguard enable 
   exit 
fi 
if [[ $LINKUP == NO ]]; then 
conf t 
interface $INTERFACE 
     no macro description $TRIGGER 
     no switchport access vlan 1 
     if [[ $AUTH_ENABLED == NO ]]; then 
        no switchport mode access 
     fi 
     no switchport port-security 
     no switchport port-security maximum 1 
     no switchport port-security violation restrict 
     no switchport port-security aging time 2 
     no switchport port-security aging type inactivity 
     no spanning-tree portfast 
     no spanning-tree bpduguard enable 
     exit 
fi
表 1. サポートされている Cisco IOS シェルのキーワード

コマンド

説明

{

コマンドのグループ化を開始します。

}

コマンドのグループ化を終了します。

[[

条件構成体として使用します。

]]

条件構成体として使用します。

else

条件構成体として使用します。

==

条件構成体として使用します。

fi

条件構成体として使用します。

if

条件構成体として使用します。

then

条件構成体として使用します。

-z

条件構成体として使用します。

$

$ 文字で始まる変数は、パラメータ値で置換されます。

#

# 文字を使用して、コメント テキストを入力します。

表 2. サポートされていない Cisco IOS シェルの予約済キーワード

コマンド

説明

|

パイプライン

case

条件構成体

esac

条件構成体

for

ループ構成体

機能

シェル関数

in

条件構成体

select

条件構成体

time

パイプライン

until

ループ構成体

while

ループ構成体

macro auto global control

デバイスタイプまたはトリガー(イベント トリガー コントロールとも呼ばれる)に基づいてスイッチに Auto Smartport マクロを適用するタイミングを指定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto global control コマンドを使用します。トリガーとマクロのマッピングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto global control {detection [cdp] [lldp] [mac-address] | device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch] | trigger [last-resort]}

no macro auto global control {detection [cdp] [lldp] [mac-address] | device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch] | trigger [last-resort]}

構文の説明

detection [cdp] [lldp] [mac-address]

detection:次の中の 1 つ以上を、イベント トリガーとして設定します。

  • (任意)cdp :CDP メッセージ

  • (任意)lldp :LLDP メッセージ

  • (任意)mac-address :ユーザ定義の MAC アドレスグループ

device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch]

device:次の 1 つ以上のデバイスを、イベント トリガーとして設定します。

  • (任意)access-point :Autonomous アクセスポイント

  • (任意)ip-camera :Cisco IP ビデオ監視カメラ

  • (任意)lightweight-ap :中央管理型アクセスポイント

  • (任意)media-player :デジタルメディアプレーヤー

  • (任意)phone :Cisco IP 電話

  • (任意)router :Cisco ルータ

  • (任意)switch :Cisco スイッチ

trigger [last-resort]

trigger:特定のイベント トリガーを設定します。

  • (任意)last-resort :ラストリゾートトリガー

コマンド デフォルト

スイッチは、イベント トリガーとしてデバイス タイプを使用します。スイッチがデバイス タイプを決定できない場合は、MAC アドレス グループ、MAB メッセージ、802.1X 認証メッセージ、および LLDP メッセージをランダムな順序で使用します。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

イベント トリガーを設定しなかった場合、スイッチはイベント トリガーとしてデバイス タイプを使用します。スイッチがデバイス タイプを決定できない場合は、MAC アドレス グループ、MAB メッセージ、802.1X 認証メッセージ、および LLDP メッセージをランダムな順序で使用します。

マクロがスイッチに適用されていることを確認するには、ユーザ EXEC モードで show macro auto global コマンドを使用します。

次に、イベントトリガーとして CDP メッセージ、LLDP メッセージ、および MAC アドレスグループを設定する例を示します。


Device(config)# macro auto global control detection cdp lldp mac-address
Device(config)# end

次に、Autonomous アクセスポイント、中央管理型アクセスポイント、および IP 電話を設定する例を示します。


Device(config)# macro auto global control device access-point lightweight-ap phone
Device(config)# end

macro auto global processing

スイッチ上で Auto SmartPort マクロをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto global processing コマンドを使用します。マクロをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto global processing

no macro auto global processing

コマンド デフォルト

Auto Smartports がディセーブルになっています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチ上でマクロをグローバルにイネーブルにするには、macro auto global processing コマンドを使用します。特定のポート上でマクロをディセーブルにするには、インターフェイスモードで no macro auto processing コマンドを使用します。

802.1X または MAB 認証を使用している場合は、シスコの属性と値のペア auto-smart-port =event trigger をサポートするように RADIUS サーバを設定する必要があります。認証が失敗した場合は、マクロは適用されません。802.1X または MAB 認証がインターフェイスで失敗すると、スイッチはフォールバック CDP イベント トリガーを使用しません。

CDP で識別されるデバイスが複数の機能をアドバタイズする場合、スイッチは、最初にスイッチ、次にルータという順序で機能を選択します。

マクロがインターフェイスに適用されていることを確認するには、特権 EXEC モードで show macro auto interface コマンドを使用します。

次の例では、スイッチで Auto SmartPort をイネーブルにする方法、および特定のインターフェイスでこの機能をディセーブルにする方法を示します。


Device(config)# macro auto global processing
Device(config)# interface gigabitethernet 0/1
Device(config-if)# no macro auto processing
Device(config-if)# exit
Device(config)#

macro auto mac-address-group

Cisco Discovery Protocol(CDP)または Link Layer Discover Protocol(LLDP)をサポートしていないデバイスのイベントトリガーを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto mac-address-group コマンドを使用します。グループを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto mac-address-group name {mac-address list list | oui {list list | range start-value size number}}

no macro auto mac-address-group name {mac-address list list | oui {list list | range start-value size number}}

構文の説明

name

グループ名を指定します。

ui

(任意)Operationally Unique Identifier(OUI)の list または range を指定します。

  • list :OUI リストを、スペースで区切った 16 進形式で入力します。

  • range:OUI の開始値を 16 進数で入力します(start-value)。

  • size :連続したアドレスリストを作成するための range の長さ(number)を 1 ~ 5 で入力します。

mac-address list list

(任意)スペースで区切った MAC アドレスのリストを設定します。

コマンド デフォルト

グループは定義されていません。

コマンド モード

グループ コンフィギュレーション(config-addr-grp-mac)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

CDP または LLDP をサポートしていないデバイスのイベントトリガーを作成するには、macro auto mac-address-group コマンドを使用します。macro auto execute コマンドを使用して、組み込みマクロまたはユーザ定義マクロをマッピングするには、MAC アドレスグループをトリガーとして使用します。リンク アップ時に、スイッチがデバイス タイプを検出し、指定されたマクロを適用します。

このスイッチは、最大 10 の MAC アドレス グループをサポートします。各グループは、最大 32 個の OUI と 32 個の MAC 設定済みアドレスを持つことができます。

次の例では、address_trigger という MAC アドレスグループ イベント トリガーを作成する方法、およびエントリを確認する方法を示します。


Device(config)# macro auto mac-address-group mac address_trigger
Device(config-addr-grp-mac)# mac-address list 2222.3333.3334 22.33.44 a.b.c
Device(config-addr-grp-mac)# oui list 455555 233244
Device(config-addr-grp-mac)# oui range 333333 size 2
Device(config-addr-grp-mac)# exit
Device(config)# end
Device# show running configuration
!
!macro auto mac-address-group address_trigger
 oui list 333334
 oui list 333333
 oui list 233244
 oui list 455555
 mac-address list 000A.000B.000C
 mac-address list 0022.0033.0044
 mac-address list 2222.3333.3334
!

<output truncated>

macro auto processing

インターフェイスで Auto SmartPort マクロをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro auto processing コマンドを使用します。マクロをディセーブルにする場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto processing

no macro auto processing

コマンド デフォルト

Auto SmartPort はディセーブルになっています。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

特定のインターフェイスでマクロをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro auto processing コマンドを使用します。特定のインターフェイスでマクロをディセーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで no macro auto processing コマンドを使用します。

Auto SmartPort マクロを適用する場合は、ポートを EtherChannel のメンバにはできません。EtherChannel を使用する際、no macro auto processing コマンドを使用して、EtherChannel インターフェイスの Auto SmartPort をディセーブルにします。EtherChannel インターフェイスが設定をメンバ インターフェイスに適用します。

マクロがインターフェイスに適用されていることを確認するには、特権 EXEC モードで show macro auto interface コマンドを使用します。

次の例では、スイッチで Auto SmartPort をイネーブルにする方法、および特定のインターフェイスでこの機能をディセーブルにする方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet 0/1
Device(config-if)# no macro auto processing
Device(config-if)# exit
Device(config)# macro auto global processing

macro auto sticky

リンクダウンイベントの後でもマクロがアクティブになる(マクロの永続性と呼ばれる)ように設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto sticky コマンドを使用します。マクロの永続性をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto sticky

no macro auto sticky

コマンド デフォルト

マクロの永続性はディセーブルになっています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

リンクダウンイベント後もマクロがアクティブになるよう、macro auto sticky コマンドを使用します。

次の例では、インターフェイス上でマクロの永続性をイネーブルにする方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet 5/0/2
Device(config-if)# macro auto port sticky
Device(config-if)# exit
Device(config)# end

macro auto trigger

マクロ トリガー コンフィギュレーション モードを開始し、組み込みトリガーのないデバイスのトリガーを定義し、そのトリガーとデバイスまたはプロファイルを関連付けるには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto trigger コマンドを使用します。ユーザ定義トリガーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro auto trigger trigger_name {device | exit | no | profile}

no macro auto trigger trigger_name {device | exit | no | profile}

構文の説明

trigger_name

デバイス タイプまたはプロファイル名に関連付けるトリガーを指定します。

device

名前付きトリガーにマッピングするデバイス名を指定します。

exit

デバイス グループ コンフィギュレーション モードを終了します。

no

設定されているデバイスをすべて削除します。

profile

名前付きトリガーにマッピングするプロファイル名を指定します。

コマンド デフォルト

ユーザ定義トリガーは設定されていません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

デバイスが Device Classifier によって分類されているにもかかわらず、組み込みトリガーが定義されていない場合は、グローバル コンフィギュレーション モードで macro auto trigger コマンドを使用し、デバイス名またはプロファイル名に基づいてトリガーを定義します。このコマンドを入力すると、スイッチはマクロ トリガー コンフィギュレーション モードになり、device exit no profile の各キーワードが表示されます。このモードで、トリガーにマッピングするデバイス名またはプロファイル名を指定できます。デバイス名とプロファイル名の両方にトリガーをマッピングする必要はありません。両方の名前にトリガーをマッピングすると、マクロ アプリケーションで、トリガーとプロファイル名のマッピングが優先されます。

ユーザ定義マクロを設定するときは、このコマンドを使用してトリガーを設定してください。カスタム マクロの設定ではトリガー名は必須です。

デバイスのプロファイルを作成したら、デバイスグループ データベースに、この文字列をそのまま追加する必要があります。

次に、組み込みトリガーのないメディア プレーヤーとともに使用するために、mediaplayer-DMP というプロファイルに対するユーザ定義トリガーを設定する方法を示します。


Device(config)# macro auto trigger DMP
Device(config-macro-trigger)# profile mediaplayer-DMP
Device(config-macro-trigger)# exit

macro description

インターフェイスにどのマクロが適用されるかについて説明を入力するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで macro description コマンドを使用します。説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。このコマンドは Auto Smartport の稼働に必須です。

macro description text

no macro description text

構文の説明

description text

指定したインターフェイスに適用されたマクロについての説明を入力します。

コマンド デフォルト

このコマンドにはデフォルト設定はありません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイスにコメントテキストまたはマクロ名を関連付けるには、description キーワードを使用します。単一インターフェイスに複数のマクロを適用する場合、説明テキストは最後に適用したマクロのものになります。

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show parser macro description コマンドを入力します。

次の例では、インターフェイスに説明を追加する方法を示します。


(config-if)# macro description duplex settings

macro global

スイッチにマクロを適用するか、またはスイッチ上でマクロを適用およびデバッグするには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro global コマンドを使用します。

macro global {apply | trace} macro-name [parameter {value}] [parameter {value}] [parameter {value}]

parameter

構文の説明

apply

スイッチにマクロを適用します。

trace

スイッチにマクロを適用してマクロをデバッグします。

macro-name

マクロ名を指定します。

parameter value

(任意)そのスイッチに限定された一意のパラメータ値を指定します。最高 3 つのキーワードと値の組み合わせを入力できます。パラメータ キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。キーワードで一致が見られると、すべて対応する値に置き換えられます。

コマンド デフォルト

このコマンドにはデフォルト設定はありません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン


(注)  


マクロ内の各コマンドの no バージョンを入力したときにだけ、スイッチで適用されたグローバル マクロ設定を削除できます。


インターフェイスにマクロを適用するには、macro global apply macro-name コマンドを使用します。

マクロを適用し、マクロをデバッグして構文エラーまたは設定エラーを判別するには、macro global trace macro-name コマンドを使用します。

マクロを適用したとき、構文エラーまたは設定エラーのためにコマンドが失敗した場合、マクロは引き続き残りのコマンドをスイッチに適用します。

一意の値の割り当てを必要とするマクロを作成する場合、parameter value キーワードを使用して、そのスイッチに固有の値を指定します。

キーワードの照合では、大文字と小文字が区別されます。キーワードで一致が見られると、すべて対応する値に置き換えられます。キーワードが完全に一致すると、それが長い文字列の一部であったとしても一致と見なされて、対応する値に置き換えられます。

一部のマクロには、パラメータ値が必要なキーワードが含まれます。macro global apply macro-name ? コマンドを使用すると、マクロで必要な値を一覧表示できます。キーワード値を入力せずにマクロを適用した場合、コマンドは無効となり、マクロは適用されません。

スイッチ ソフトウェアには、シスコ デフォルト Smartports マクロが埋め込まれています。これらのマクロやコマンドは、ユーザ EXEC モードで show parser macro コマンドを使用して表示できます。

スイッチにシスコ デフォルト Smartports マクロを適用するときは、次の注意事項に従ってください。

  • スイッチ上のすべてのマクロを表示するには、show parser macro コマンドを使用します。特定のマクロの内容を表示するには、show parser macro name macro-name コマンドを使用します。

  • $ で始まるキーワードには、一意のパラメータ値が必要です。parameter value キーワードを使用して、必要な値をシスコデフォルトマクロに追加します。

    シスコ デフォルト マクロは $ という文字を使用しているので、必須キーワードを識別するのに役立ちます。マクロを作成する場合、$ という文字を使用したキーワードの定義には制限がありません。

マクロをスイッチに適用する場合、マクロ名が自動的にスイッチに追加されます。show running-config コマンドを使用すると、適用されたコマンドおよびマクロ名を表示できます。

macro auto execute コマンドを使用して新しいマクロを作成した後で、そのマクロをスイッチに適用できます。次の例では、snmp マクロを表示する方法、およびそのマクロを適用してホスト名をテストサーバに設定し、IP precedence 値を 7 に設定する方法を示します。


Device# show parser macro name snmp
Macro name : snmp
Macro type : customizable

#enable port security, linkup, and linkdown traps
snmp-server enable traps port-security
snmp-server enable traps linkup
snmp-server enable traps linkdown
#set snmp-server host
snmp-server host ADDRESS
#set SNMP trap notifications precedence
snmp-server ip precedence VALUE

--------------------------------------------------
Device(config)# macro global apply snmp ADDRESS test-server VALUE 7

マクロをデバッグするには、macro global trace コマンドを使用して、マクロをスイッチに適用したときのマクロの構文または設定エラーを判別できます。この例では、ADDRESS パラメータ値が入力されていません。snmp-server host コマンドが失敗しており、マクロの残りの部分がスイッチに適用されています。


Device(config)# macro global trace snmp VALUE 7
Applying command...‘snmp-server enable traps port-security’
Applying command...‘snmp-server enable traps linkup’
Applying command...‘snmp-server enable traps linkdown’
Applying command...‘snmp-server host’
%Error Unknown error.
Applying command...‘snmp-server ip precedence 7’

macro global description

スイッチに適用されるマクロについての説明を入力するには、グローバル コンフィギュレーション モードで macro global description コマンドを使用します。説明を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

macro global description text

no macro global description text

構文の説明

description text

スイッチに適用されたマクロについての説明を入力します。

コマンド デフォルト

このコマンドにはデフォルト設定はありません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチにコメントテキストまたはマクロ名を関連付けるには、description キーワードを使用します。複数のマクロがスイッチに適用されている場合、説明テキストは最後に適用されたマクロの説明になります。

設定を確認するには、特権 EXEC モードで show parser macro description コマンドを入力します。

次の例では、スイッチに説明を追加する方法を示します。


Device(config)# macro global description udld aggressive mode enabled

max-endpoints(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

デバイスで学習できるエンドポイントの最大数を指定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで max-endpoints コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

max-endpoints number

no max-endpoints

構文の説明

number

範囲は 1 ~ 500 です。

コマンド デフォルト

デフォルトのエンドポイント数は 10 です。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、デバイスで学習できるエンドポイントの最大数を 12 に指定する例を示します。

Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# max-endpoints 12

mdix auto

インターフェイスで Automatic Medium-Dependent Interface Crossover(Auto MDIX)機能をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで mdix auto コマンドを使用します。Auto MDIX をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

mdix auto

no mdix auto

Syntax Description

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

Command Default

Auto MDIX は、イネーブルです。

Command Modes

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

Auto MDIX がイネーブルな場合、インターフェイスは自動的に必要なケーブル接続タイプ(ストレートまたはクロス)を検出し、接続を適切に設定します。

インターフェイスの Auto MDIX をイネーブルにする場合は、機能が正常に動作するように、インターフェイス速度とデュプレックスも auto に設定する必要があります。

Auto MDIX が(速度とデュプレックスの自動ネゴシエーションとともに)接続するインターフェイスの一方または両方でイネーブルの場合は、ケーブル タイプ(ストレートまたはクロス)が不正でもリンクがアップします。

Auto-MDIX は、すべての 10/100 および 10/100/1000 Mbps インターフェイス上および 10/100/1000BASE-T/TX Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール インターフェイス上でサポートされます。1000BASE-SX または 1000BASE-LX SFP モジュール インターフェイスではサポートされません。

インターフェイスの Auto-MDIX の動作ステートを確認するには、show controllers ethernet-controller interface-id phy 特権 EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、ポートの Auto MDIX を有効にする方法を示します。

Device# configure terminal
Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto
Device(config-if)# duplex auto
Device(config-if)# mdix auto
Device(config-if)# end
		

monitoring

すべての光トランシーバのモニタリングを有効にし、トランシーバのモニタリング期間を指定するには、トランシーバ タイプ コンフィギュレーション モードで monitoring コマンドを使用します。モニタリングを無効にするには、このコマンドの no 形式を使用します。

monitoring [ interval seconds ]

no monitoring [interval]

構文の説明

interval seconds

(任意)光トランシーバをモニタリングする時間間隔を指定します。

範囲は 300 ~ 3600 秒で、デフォルト間隔時間は 600 秒です。

コマンド デフォルト

間隔時間は 600 秒です。

コマンド モード

トランシーバ タイプ コンフィギュレーション(config-xcvr-type)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

monitoring コマンドを設定するには、デジタル オプティカル モニタリング(DOM)機能およびトランシーバモジュールの互換性情報が必要です。互換性マトリックスを参照して、ギガビット イーサネット トランシーバ モジュールをサポートするシスコのプラットフォームと最小必須ソフトウェアバージョンのリストを取得します。

ギガビット イーサネット トランシーバは、IEEE 802.3-2008 標準で定義されているように、ギガビット/秒のレートでイーサネットフレームを送受信します。シスコのギガビット イーサネット トランシーバ モジュールは、シスコのすべてのスイッチングおよびルーティング プラットフォームでイーサネット アプリケーションをサポートします。これらの着脱可能なトランシーバは、データセンター、キャンパス、メトロポリタンエリアのアクセスおよびリングネットワーク、およびストレージ エリア ネットワークでの導入に便利でコスト効率の高いソリューションを提供します。

interval キーワードを使用すると、デフォルトのポーリング間隔を変更できます。たとえば、間隔を 1500 秒に設定すると、ポーリングは 1500 秒ごとに行われます。ポーリング期間中、光トランシーバの entSensorStatus は [Unavailable] に設定され、ポーリングが終了すると entSensorStatus に実際のステータスが表示されます。

次に、光トランシーバのモニタリングを有効にし、モニタリングの間隔時間を 1500 秒に設定する例を示します。

Device# configure terminal
Device(config)# transceiver type all
Device(config-xcvr-type)# monitoring interval 1500

次に、すべてのトランシーバ タイプのモニタリングをディセーブルにする例を示します。

Device(config-xcvr-type)# no monitoring

network-policy

インターフェイスにネットワークポリシー プロファイルを適用するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで network-policy コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

network-policy profile-number

no network-policy

構文の説明

profile-number

インターフェイスに適用するネットワークポリシー プロファイル番号

コマンド デフォルト

ネットワークポリシー プロファイルは適用されません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

インターフェイスにプロファイルを適用するには、network-policy profile number インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

最初にネットワークポリシー プロファイルを設定する場合、インターフェイスに switchport voice vlan コマンドを適用できません。ただし、switchport voice vlan vlan-id がすでにインターフェイス上に設定されている場合、ネットワークポリシー プロファイルをインターフェイス上に適用できます。その後、インターフェイスは、適用された音声または音声シグナリング VLAN ネットワークポリシー プロファイルを使用します。

次の例では、インターフェイスにネットワークポリシー プロファイル 60 を適用する方法を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# network-policy 60

network-policy profile(グローバル コンフィギュレーション)

ネットワークポリシー プロファイルを作成し、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードを開始するには、グローバル コンフィギュレーション モードで network-policy profile コマンドを使用します。ポリシーを削除して、グローバル コンフィギュレーション モードに戻るには、このコマンドの no 形式を使用します。

network-policy profile profile-number

no network-policy profile profile-number

構文の説明

profile-number

ネットワークポリシー プロファイル番号。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

コマンド デフォルト

ネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声および音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

次の例では、ネットワークポリシー プロファイル 60 を作成する方法を示します。


Device(config)# network-policy profile 60
Device(config-network-policy)#

platform usb disable

デバイスの USB ポートをすべて無効化するには、グローバル コンフィギュレーション モードで platform usb disable コマンドを使用します。デバイスのすべての USB ポートを再度有効にするには、no platform usb disable コマンドを使用します。

platform usb disable no platform usb disable

コマンド デフォルト

デフォルトでは、すべての USB ポートが無効になっています。

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Bengaluru 17.5.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

platform usb disable コマンドは、スタックデバイスとスタンドアロンデバイスの両方ですべての USB ポートを無効にしますが、USB ポートに接続された Bluetooth ドングルは無効にしません。

次に、デバイスの USB ポートを無効にする例を示します。

Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# platform usb disable
This config cli may cause data corruption if there is some ongoing operation on usb device. Do you want to proceed [confirm]? 
y
Device(config)# end

port-dtls(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

Datagram Transport Layer Security(DTLS)のポートを設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで port-dtls コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-dtls number

no port-dtls

構文の説明

number

範囲は 1 ~ 65000 です。

コマンド デフォルト

デフォルトのポートは 5683 です。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、DTLS のポートを設定する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# port-dtls 5899

port-unsecure(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

ポートを設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで port-unsecure コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

port-unsecure number

no port-dtls

構文の説明

number

範囲は 1 ~ 65000 です。

コマンド デフォルト

デフォルトのポートは 5683 です。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、ポートを設定する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# port-unsecure 5899

power-priority

電源スタックのスイッチと高プライオリティおよび低プライオリティ PoE ポートに対して、Cisco StackPower の電源プライオリティ値を設定するには、スイッチスタック電源コンフィギュレーション モードで power-priority コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

power-priority {high value | low value | switch value}

no power-priority {high | low | switch}

Syntax Description

high value

ポートの電力プライオリティを高プライオリティ ポートとして設定します。値は 1 ~ 27 です。1 が最高のプライオリティです。high の値は、低プライオリティポートに設定する値よりも小さく、スイッチに設定する値よりも大きくする必要があります。

low value

ポートの電力プライオリティを低プライオリティ ポートとして設定します。範囲は 1 ~ 27 です。low の値は、高プライオリティポートおよびスイッチに設定された値よりも大きくする必要があります。

switch value

スイッチの電力プライオリティを設定します。範囲は 1 ~ 27 です。switch の値は、低プライオリティポートおよび高プライオリティポートに設定された値よりも小さくする必要があります。

Command Default

値が設定されていない場合、電源スタックでは、デフォルト プライオリティがランダムに決定されます。

デフォルトの範囲は、スイッチで 1 ~ 9、高プライオリティ ポートで 10 ~ 18、低プライオリティ ポートで 19 ~ 27 です。

非 PoE スイッチでは、(ポート プライオリティの)高い値と低い値は、影響がありません。

Command Modes

スイッチスタック電源コンフィギュレーション(config-stack)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

スイッチスタック電源コンフィギュレーション モードにアクセスするには、stack-power switch switch-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

Cisco StackPower の電源プライオリティ値によって、電源が失われ、負荷制限が発生した場合のスイッチとポートのシャットダウンの順序が決定されます。プライオリティ値は 1 ~ 27 です。最も高い数が最初にシャットダウンされます。

各スイッチ、その高プライオリティ ポート、および低プライオリティ ポートでは、異なるプライオリティ値を設定して、電源が失われている間に一度にシャットダウンされる装置数を制限することを推奨します。同じ電源スタックの異なるスイッチに同じプライオリティ値を設定しようとすると、設定は許可されますが、警告メッセージが表示されます。


Note


このコマンドは、IP Base または IP Services フィーチャ セットが実行されているスイッチ スタックでのみ使用できます。


Examples

次に、電源スタックの switch 1 の電源プライオリティを 7 に、高プライオリティ ポートを 11 に、低プライオリティ ポートを 20 に設定する例を示します。

Device(config)# stack-power switch 1
Device(config-switch-stackpower)# stack-id power_stack_a
Device(config-switch-stackpower)# power-priority high 11
Device(config-switch-stackpower)# power-priority low 20 
Device(config-switch-stackpower)# power-priority switch 7
Device(config-switch-stackpower)# exit

power inline

Power over Ethernet(PoE)ポートで電源管理モードを設定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

power inline {auto [max max-wattage] | never | port priority {high | low} | static [max max-wattage]}

no power inline {auto | never | port priority {high | low} | static [max max-wattage]}

Syntax Description

auto

受電装置の検出をイネーブルにします。十分な電力がある場合は、装置の検出後に PoE ポートに電力を自動的に割り当てます。割り当ては、検出された順序で行われます。

max max-wattage

(任意)ポートに供給される電力を制限します。指定できる範囲は 4000 ~ 30000 mW です。値を指定しない場合は、最大電力が供給されます。

never

装置の検出とポートへの電力供給をディセーブルにします。

port

ポートの電源プライオリティを設定します。デフォルトの優先度は [Low] です。

priority { high| low}

ポートの電源プライオリティを設定します。電源に障害が発生した場合には、低プライオリティとして設定されているポートが最初にオフになり、高プライオリティとして設定されたポートは最後にオフになります。デフォルトの優先度は [Low] です。

static

受電装置の検出をイネーブルにします。スイッチが受電デバイスを検出する前に、ポートへの電力を事前に割り当てます(確保します)。このアクションによって、インターフェイスに接続されたデバイスで十分な電力を受け取ることができます。

Command Default

デフォルトは auto (イネーブル)です。

最大ワット数は、30,000 mW です。

デフォルトのポート プライオリティは低です。

Command Default

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

このコマンドは、PoE 対応ポートだけでサポートされています。PoE がサポートされていないポートでこのコマンドを入力すると、次のエラー メッセージが表示されます。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# power inline auto
                  ^
% Invalid input detected at '^' marker.

スイッチ スタックでは、このコマンドは PoE をサポートしているスタックの全ポートでサポートされます。

max max-wattage オプションを使用して、受電デバイスの電力が制限を超えないようにします。この設定によって、受電デバイスが最大ワット数より多い電力を要求する Cisco Discovery Protocol(CDP)メッセージを送信すると、スイッチはポートへ電力を供給しません。受電装置の IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。電力は、グローバル電力バジェットに送られます。


Note


power inline max max-wattage コマンドが 30 W 未満に設定されている場合、スイッチは Class 0 または Class 3 装置に電力を供給しません。


スイッチが受電デバイスへの電力供給を拒否する場合(受電デバイスが CDP メッセージを通じて制限を超えた電力を要求する場合、または IEEE クラスの最大値が最大ワット数を超えている場合)、PoE ポートは power-deny ステートになります。スイッチはシステムメッセージを生成し、show power inline 特権 EXEC コマンド出力の Oper カラムに power-deny が表示されます。

ポートに高いプライオリティを与えるには、 power inline static maxmax-wattage コマンドを使用します。スイッチは、auto モードに設定されたポートに電力を割り当てる前に、static モードに設定されたポートに PoE を割り当てます。スイッチは、装置検出より優先的に設定されている場合に、スタティック ポートの電力を確保します。接続された装置がない場合は、ポートがシャットダウン状態か否かに関係なく、スタティック ポートの電力が確保されます。スイッチは、設定された最大ワット数をポートに割り当てます。その値は、IEEE クラスまたは受電デバイスからの CDP メッセージによって調節されることはありません。電力が事前割り当てされているので、最大ワット数以下の電力を使用する受電デバイスは、スタティック ポートに接続されていれば電力が保証されます。ただし、受電デバイスの IEEE クラスが最大ワット数を超えると、スイッチは装置に電力を供給しません。CDP メッセージを通じて受電デバイスが最大ワット数を超えた量を要求していることをスイッチが認識すると、受電デバイスがシャットダウンします。

ポートが static モードの場合にスイッチが電力を事前割り当てできない場合(たとえば、電力バジェット全体がすでに別の自動ポートまたはスタティック ポートに割り当てられているなど)、次のメッセージが表示されます。Command rejected: power inline static: pwr not available。ポートの設定は、そのまま変更されません。

power inline auto または power inline static インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してポートを設定すると、ポートは設定された速度とデュプレックス設定を使用して自動ネゴシエーションします。これは、受電デバイスであるかどうかに関係なく、接続された装置の電力要件を判別するのに必要です。電力要件が判別された後、スイッチはインターフェイスをリセットすることなく、設定された速度とデュプレックス設定を使用してインターフェイスをハードコードします。

power inline never コマンドを使用してポートを設定すると、ポートは設定された速度とデュプレックス設定に戻ります。

ポートにシスコ製の受電デバイスが接続されている場合は、power inline never コマンドでポートを設定しないでください。不正なリンクアップが生じ、ポートが errdisable ステートになる可能性があります。

power inline port priority {high | low} コマンドを使用して、PoE ポートの電源プライオリティを設定します。電力が不足した場合には、低いポート プライオリティでポートに接続されている受電デバイスが、まず、シャットダウンされます。

設定を確認するには、show power inline EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、スイッチ上で受電デバイスの検出をイネーブルにし、PoE ポートに自動的に電力を供給する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline auto

次の例では、Class 1 または Class 2 の受電デバイスを受け入れるように、スイッチ上で PoE ポートを設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline auto max 7000

次の例では、受電装置の検出をディセーブルにし、スイッチ上で PoE ポートへの電力供給を停止する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline never

次の例では、電源に障害が発生した場合に最後のポートの 1 つがシャットダウンされるよう、ポートのプライオリティを高に設定する方法を示します。


Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline port priority high

power inline police

受電デバイスでリアルタイム電力消費のポリシングをイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで power inline police コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

power inline police [action {errdisable | log}]

no power inline police

Syntax Description

action errdisable

(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、ポートへの電力をオフにするよう、デバイスを設定します。これがデフォルトのアクションになります。

action log

(任意)リアルタイムの電力消費がポートの最大電力割り当てを超過した場合、接続されているデバイスへの電力を供給しながら、デバイスが syslog メッセージを生成するように設定します。

Command Default

受電デバイスのリアルタイムの電力消費のポリシングは、ディセーブルです。

Command Modes

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

このコマンドは、Power of Ethernet(PoE)対応ポートのみでサポートされています。PoE をサポートしていないデバイスまたはポートでこのコマンドを入力すると、エラーメッセージが表示されます。

スイッチ スタックでは、このコマンドは、PoE およびリアルタイム電力消費モニタリングをサポートしているスタックの全スイッチまたはポートでサポートされます。

リアルタイムの電力消費のポリシングがイネーブルである場合、受電デバイスが割り当てられた最大電力より多くの量を消費すると、デバイスが対処します。

PoE がイネーブルである場合、デバイスは受電デバイスのリアルタイムの電力消費を検知します。この機能は、パワー モニタリングまたはパワー センシングといわれます。また、デバイスはパワーポリシング機能を使用して消費電力をポリシングします。

パワーポリシングがイネーブルである場合、デバイスは次の順のいずれかの方式で PoE ポートのカットオフ電力として、これらの値の 1 つを使用します。

  1. power inline auto max max-wattage インターフェイス コンフィギュレーション コマンドまたは power inline static max max-wattage インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力したときにポート上で許可される電力を制限するユーザ定義の電力レベル。

  2. デバイスでは、CDP パワーネゴシエーションまたは IEEE 分類および LLPD 電力ネゴシエーションを使用して、装置の消費使用量が自動的に設定されます。

カットオフ電力量の値を手動で設定しない場合、デバイスは、CDP 電力ネゴシエーションまたはデバイスの IEEE 分類と LLDP 電力ネゴシエーションを使用して自動的に値を決定します。CDP または LLDP がイネーブルでない場合は、デフォルト値の 30 W が適用されます。ただし、CDP または LLDP がない場合は、15400 ~ 30000 mW の値が CDP 要求または LLDP 要求だけに基づいて割り当てられるため、デバイスで 15.4 W を超える電力の消費がデバイスから許可されません。受電デバイスが CDP または LLDP のネゴシエーションなしに 15.4 W を超える電力を消費する場合、装置は最大電流 Imax の制限に違反し、最大値を超える電流が供給されるという Icut 障害が発生する可能性があります。再び電源を入れるまで、ポートは障害状態のままになります。ポートで継続的に 15.4 W を超える電力が給電される場合、このサイクルが繰り返されます。

PoE+ ポートに接続されている受電デバイスが再起動し、電力 TLV で CDP パケットまたは LLDP パケットが送信される場合、デバイスは最初のパケットの電力ネゴシエーションプロトコルをロックし、その他のプロトコルからの電力要求に応答しません。たとえば、デバイスが CDP にロックされている場合、LLDP 要求を送信するデバイスに電力を供給しません。デバイスが CDP にロックされた後で CDP がディセーブルになった場合、デバイスは LLDP 電源要求に応答せず、アクセサリの電源がオンにならなくなります。この場合、受電デバイスを再起動する必要があります。

パワーポリシングがイネーブルである場合、デバイスはリアルタイムの電力消費を PoE ポートに割り当てられた最大電力と比較して、消費電力をポリシングします。装置が最大電力割り当て(またはカットオフ電力)を超える電力をポートで使用している場合、スイッチでは、ポートへの電力供給がオフにされるか、または装置に電力を供給しながら syslog メッセージが生成されて LED(ポート LED はオレンジ色に点滅)が更新されます。

  • ポートへの電力供給をオフにして、ポートを error-disabled ステートとするようデバイスを設定するには、power inline police インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

  • 装置に電力を供給しながら、syslog メッセージを生成するようデバイスを設定するには、power inline police action log コマンドを使用します。

action log キーワードを入力しない場合のデフォルトのアクションは、ポートのシャット ダウン、ポートへの電力供給のオフ、およびポートを PoE error-disabled ステートに移行になります。PoE ポートを error-disabled ステートから自動的に回復するよう設定するには、errdisable detect cause inline-power グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE 原因に対する error-disabled 検出をイネーブルにして、errdisable recovery cause inline-power interval interval グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、PoE error-disabled 原因の回復タイマーをイネーブルにします。


Caution


ポリシングがディセーブルである場合、受電デバイスがポートに割り当てられた最大電力より多くの量を消費しても対処されないため、デバイスに悪影響を与える場合があります。


設定を確認するには、show power inline police 特権 EXEC コマンドを入力します。

Examples

次の例では、電力消費のポリシングをイネーブルにして、デバイスの PoE ポートで syslog メッセージを生成するようデバイスを設定する方法を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/2
Device(config-if)# power inline police action log

power supply

スイッチの内部電源を設定および管理するには、特権 EXEC モードで power supply コマンドを使用します。

power supply stack-member-number slot {A | B} {off | on}

構文の説明

stack-member-number

内部電源を設定するスタック メンバ番号。指定できる範囲は、スタック内のスイッチの数に応じて 1 ~ 9 です。

このパラメータは、スタック対応スイッチだけで使用できます。

slot

設定するスイッチの電源を選択します。

A

スロット A の電源を選択します。

B

スロット B の電源を選択します。

(注)  

 

電源スロット B は、スイッチの外側エッジに最も近いスロットです。

off

スイッチの電源をオフに設定します。

on

スイッチの電源をオンに設定します。

コマンド デフォルト

スイッチの電源がオンになります。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース

変更内容

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使用上のガイドライン

power supply コマンドは、スイッチまたはすべてのスイッチが同じプラットフォームであるスイッチスタックに適用されます。

同じプラットフォームスイッチを含むスイッチスタックでは、slot {A | B} off または on キーワードの入力前にスタックメンバを指定する必要があります。

デフォルト設定に戻すには、power supply stack-member-number on コマンドを使用します。

設定を確認するには、show env power 特権 EXEC コマンドを入力します。

次に、スロット A の電源装置をオフに設定する例を示します。

Device> power supply 2 slot A off
Disabling Power supply A may result in a power loss to PoE devices and/or switches ...
Continue? (yes/[no]): yes
Device
Jun 10 04:52:54.389: %PLATFORM_ENV-6-FRU_PS_OIR: FRU Power Supply 1 powered off
Jun 10 04:52:56.717: %PLATFORM_ENV-1-FAN_NOT_PRESENT: Fan is not present

次に、スロット A の電源装置をオンに設定する例を示します。

Device> power supply 1 slot B on
Jun 10 04:54:39.600: %PLATFORM_ENV-6-FRU_PS_OIR: FRU Power Supply 1 powered on

次に、show env power コマンドの出力例を示します。

Device> show env power
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  PWR-1RUC2-640WAC    DCB1705B05B OK               Good     Good     250/390
1B  Not Present

power supply autoLC shutdown

ラインカードの自動シャットダウン制御をイネーブルにするには、グローバルコンフィギュレーションモードでコマンドを使用します。power supply autoLC shutdown このコマンドはデフォルトでイネーブルになっており、ディセーブルにはできません。ディセーブルにしようとすると、[AutoLC shutdown cannot be disabled] というメッセージが表示されます。

power supply autoLC shutdown

no power supply autoLC shutdown

Syntax Description

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

Command Default

ラインカードの自動シャットダウン制御はイネーブルになっています。

Command Modes

グローバル コンフィギュレーション(config)

Command History

リリース

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Examples

次に、ラインカードで自動シャットダウンをイネーブルにする例を示します。


Device> enable
Device# configure terminal
Device(config)# power supply autoLC shutdown

resource directory(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

スイッチが COAP クライアントとして動作できるユニキャスト アップストリーム リソースのディレクトリサーバを設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで resource directory コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

resource directory コマンドを使用して、ipv4 または ipv6 のそれぞれについて、最大 5 つの IP リストを設定できます。

resource directory {ipv4 | ipv6} [ip-address]

no resource directory

構文の説明

ipv4 ip-address

IPv4 アドレスを指定します。

ipv6 ip-address

IPv6 アドレスを指定します。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、スイッチが COAP クライアントとして動作できるユニキャスト アップストリーム リソースのディレクトリサーバを設定する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# resource-directory ipv4 192.168.1.1

security(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

CoAP セキュリティ機能を設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで security コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

security {none [ipv4 { ip-address | ip-mask/prefix} | ipv6 { ip-address | ip-mask/prefix} | list {ipv4-list-name | ipv6-list-name}] | dtls { [id-trustpoint {identity-trustpoint label}] [verification-trustpoint { verification-trustpoint}] | [ipv4 { ip-address | ip-mask/prefix} | ipv6 { ip-address | ip-mask/prefix} | list {ipv4-list-name | ipv6-list-name}]}}

no security

構文の説明

none

そのポートにセキュリティがないことを示します。

(注)  

 

最大で 5 つの IPv4 アドレスと 5 つの IPv6 アドレスを関連付けることができます。

dtls

DTLS セキュリティは、オプションである RSA トラストポイントと検証トラストポイントを要します。1.1.0.0 255.255.0.0 検証トラストポイントがないと、通常の公開キー交換が行われます。

(注)  

 

最大で 5 つの IPv4 アドレスと 5 つの IPv6 アドレスを関連付けることができます。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、ポートをセキュリティなしに設定する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# security none ipv4 1.1.0.0 255.255.0.0

shell trigger

イベントトリガーを作成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで shell trigger コマンドを使用します。トリガーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

shell trigger identifier description

no shell trigger identifier description

構文の説明

identifier

イベント トリガー ID を指定します。この ID を指定する場合は、文字間にスペースやハイフンを入れないでください。

description

イベント トリガーの説明文を指定します。

コマンド デフォルト

システム定義のイベント トリガー

  • CISCO_DMP_EVENT

  • CISCO_IPVSC_AUTO_EVENT

  • CISCO_PHONE_EVENT

  • CISCO_SWITCH_EVENT

  • CISCO_ROUTER_EVENT

  • CISCO_WIRELESS_AP_EVENT

  • CISCO_WIRELESS_LIGHTWEIGHT_AP_EVENT

コマンド モード

グローバル コンフィギュレーション(config)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

macro auto device および macro auto execute グローバル コンフィギュレーション コマンドで使用するためのユーザ定義イベントトリガーを作成するには、このコマンドを使用します。

IEEE 802.1X 認証を使用している場合にダイナミックデバイス検出に対応できるようにするには、シスコの属性と値のペア auto-smart-port =event trigger をサポートするように RADIUS 認証サーバを設定します。

次の例では、RADIUS_MAB_EVENT というユーザ定義のイベント トリガーを作成する方法を示します。


Device(config)# shell trigger RADIUS_MAB_EVENT MAC_AuthBypass Event 
Device(config)# end 

show beacon all

デバイス上のビーコン LED のステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show beacon all コマンドを使用します。

show beacon { rp { active | standby} | slot slot-number } | all}

構文の説明

rp { active | standby}

ビーコン LED のステータスを表示するアクティブまたはスタンバイのスイッチを指定します。

slot slot-num

ビーコン LED のステータスを表示するスロットを指定します。

all

すべてのビーコン LED のステータスを表示します。

コマンド履歴

リリース

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コマンド デフォルト

このコマンドには、デフォルト設定がありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

使用上のガイドライン

すべてのビーコン LED のステータスを確認するには、show beacon all コマンドを使用します。

Device#show beacon all
Switch#   Beacon Status
-----------------------
*1        OFF

Device#show beacon rp active
Switch#   Beacon Status
-----------------------
*1        OFF

Device#show beacon slot 1
Switch#   Beacon Status
-----------------------
*1        OFF

show coap dtls endpoints

CoAP DTLS エンドポイントを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap dtls endpoints コマンドを使用します。

show coap dtls endpoints

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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次に、CoAP DTLS エンドポイントを表示する例を示します。


Device# show coap dtls endpoints
#     Index StateString StateValue  Port IP
---------------------------------------------------------------

show coap endpoints

CoAP エンドポイントを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap endpoints コマンドを使用します。

show coap endpoints

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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次に、CoAP エンドポイントを表示する例を示します。


Device# show coap endpoints
List of all endpoints : 

Code : D - Discovered , N - New
#    Status  Age(s)    LastWKC(s)    IP
---------------------------------------------------------------

Endpoints - Total : 0	Discovered : 0	New : 0 

show coap globals

CoAP のグローバル情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap globals コマンドを使用します。

show coap globals

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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次に、show coap globals コマンドの出力例を示します。

次に、CoAP の設定を表示する例を示します。


Device# show coap dtls globals
Coap System Timer Values : 
	Discovery  : 120 sec
	Cache Exp  : 5 sec
	Keep Alive : 120 sec
	Client DB  : 5 sec
	Query Queue: 500 ms
	Ack delay  : 500 ms
	Timeout    : 5 sec
	Ageout     : 300 sec

Max Endpoints      : 10

Max DTLS Endpoints : 20
Resource Disc Mode : POST

show coap resources

CoAP リソースを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap resources コマンドを使用します。

show coap resources

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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次に、CoAP リソースを表示する例を示します。


Device# show coap resources
Link format data = 

</>
</cisco/flood>
</cisco/context>
</cisco/showtech>
</cisco/discover>
</cisco/sleep>
</cisco/lldp>

show coap stats

CoAP の統計情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap stats コマンドを使用します。

show coap stats

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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次に、CoAP の統計情報を表示する例を示します。


Device# show coap stats
Coap Stats :
Endpoints    : 0
Requests     : 20
Ext Queries  : 0
New Endpoints: 0

show coap version

CoAP のバージョンを表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで show coap version コマンドを使用します。

show coap version

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
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次に、CoAP のバージョンを表示する例を示します。


Device# show coap version
CoAP version 1.0.5
RFC 7252

show device classifier attached

スイッチに接続されているデバイスとそのプロパティを表示するには、ユーザ EXEC モードで show device classifier attached コマンドを使用します。

show device classifier attached [detail | interfaceinterface_id | mac-address mac_address]

構文の説明

detail

詳細なデバイス分類子情報を表示します。

interface interface_id

特定のインターフェイスに接続されたデバイスに関する情報を表示します。

mac mac_address

指定したエンド ポイントのデバイス情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

このコマンドを使用して、スイッチに接続されているデバイスを表示します。デバイスの設定可能なパラメータを表示するには、特権 EXEC モードで show device classifier attached コマンドを使用します。

次に、オプションのキーワードを指定せずに show device classifier attached コマンドを使用して、スイッチに接続されたデバイスを表示する例を示します。


Device# show device classifier attached
MAC_Address       Port_Id     Profile Name
==============    =======     ============================
000a.b8c6.1e07    Gi1/0/2    Cisco-Device
001f.9e90.1250    Gi1/0/4    Cisco-AP-Aironet-1130
======================================================

次に、特権 EXEC モードでオプションの mac-address キーワードを指定して show device classifier attached コマンドを使用して、指定した MAC アドレスの接続デバイスに関するサマリー情報を表示する例を示します。


Device# show device classifier attached mac-address 001f.9e90.1250
MAC_Address       Port_Id     Profile Name
==============    =======     ============================
001f.9e90.1250    Gi1/0/4    Cisco-AP-Aironet-1130
==========================================================

次に、特権 EXEC モードでオプションの mac-address キーワードと detail キーワードを指定して show device classifier attached コマンドを使用して、指定した MAC アドレスの接続デバイスに関する詳細情報を表示する例を示します。


Device# show device classifier attached mac-address 001f.9e90.1250 detail
MAC_Address       Port_Id     Certainty Parent    ProfileType      Profile Name                Device_Name
==============    =======     ========= ======    ===========  ============================    ===========
001f.9e90.1250    Gi1/0/4      40       2         Built-in       Cisco-AP-Aironet-1130        cisco AIR-LAP1131AG-E-K9
=================================================================================================

次に、特権 EXEC モードでオプションの interface キーワードを指定して show device classifier attached コマンドを使用して、指定したインターフェイスに接続されたデバイスに関するサマリー情報を表示する例を示します。


Device# show device classifier attached interface gi 1/0/2
MAC_Address       Port_Id          Profile Name
==============    =======     ============================
000a.b8c6.1e07    Gi1/0/2    Cisco-Device
=====================================================

次に、特権 EXEC モードでオプションの interface キーワードと detail キーワードを指定して show device classifier attached コマンドを使用して、指定したインターフェイスに接続されたデバイスに関する詳細情報を表示する例を示します。


Device# show device classifier attached interface gi 1/0/2 detail
MAC_Address       Port_Id     Certainty Parent    ProfileType  Profile Name                    Device_Name
==============    =======     ========= ======    ===========  ============================    ===========
000a.b8c6.1e07    Gi1/0/2      10       0        Default       Cisco-Device        cisco WS-C2960-48TT-L
=================================================================================================

show device classifier clients

スイッチのデバイス分類子機能を使用しているクライアントを表示するには、ユーザ EXEC モードで show device classifier clients コマンドを使用します。

show device classifier clients

コマンド デフォルト

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

デバイス分類子(DC)は、この機能を使用するクライアント アプリケーション(Auto SmartPort など)をイネーブルにすると、デフォルトでイネーブルになります。スイッチの DC 機能を使用しているクライアントを表示するには、show device classifier clients コマンドを使用します。

いずれかのクライアントが DC を使用中の間は、no device classifier コマンドを使用して DC をディセーブルにすることはできません。クライアントが使用中の DC をディセーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示されます。

次に、show device classifier clients コマンドを使用して、スイッチの DC を使用中のクライアントを表示する例を示します。


Device# show device classifier clients
Client Name
====================
Auto Smart Ports

This example shows the error message that appears when you attempt to disable DC while a client is using it:
Switch(config)# no device classifier
These subsystems should be disabled before disabling Device classifier
Auto Smart Ports

% Error - device classifier is not disabled

show device classifier profile type

デバイス分類子によって認識されているデバイスタイプをすべて表示するには、ユーザ EXEC モードで show device classifier profile type コマンドを使用します。

show device classifier profile type [table [built-in | default] | string filter_string]

構文の説明

table

デバイス分類子を表形式で表示します。

built-in

組み込みデバイス テーブルのデバイス分類子情報を表示します。

default

デフォルトのデバイス テーブルのデバイス分類子情報を表示します。

filter string

フィルタに一致するデバイスの情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

このコマンドは、デバイス分類子エンジンで認識されているすべてのデバイス タイプを表示します。表示されるデバイス タイプの数は、スイッチに保存されているプロファイルの数です。プロファイル数が非常に多いことがあるため、filter キーワードを使用してコマンド出力を制限します。

次に、特権 EXEC モードでオプションのキーワードを何も指定せずに show device classifier profile type コマンドを使用して、デバイス分類子によって認識されているデバイスを表示する例を示します。


Device# show device classifier profile type table
  Valid         Type       Profile Name                         min Conf   ID 
===========  =========  ==================                      ========  ====
  Valid        Default      Apple-Device                              10        0    
  Valid        Default      Aruba-Device                              10        1    
  Valid        Default      Avaya-Device                              10        2    
  Valid        Default      Avaya-IP-Phone                            20        3    
  Valid        Default      BlackBerry                                20        4    
  Valid        Default      Cisco-Device                              10        5    
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone                            20        6    
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7902                       70        7    
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7905                       70        8    
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7906                       70        9    
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7910                       70        10   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7911                       70        11   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7912                       70        12   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7940                       70        13   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7941                       70        14   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7942                       70        15   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7945                       70        16   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7945G                      70        17   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7960                       70        18   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7961                       70        19   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7962                       70        20   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7965                       70        21   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7970                       70        22   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7971                       70        23   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7975                       70        24   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-7985                       70        25   
  Valid        Default      Cisco-IP-Phone-9971                       70        26   
  Valid        Default      Cisco-WLC-2100-Series                     40        27   
  Valid        Default      DLink-Device                              10        28   
  Valid        Default      Enterasys-Device                          10        29   
  Valid        Default      HP-Device                                 10        30   
  Valid        Default      HP-JetDirect-Printer                      30        31   
  Valid        Default      Lexmark-Device                            10        32   
  Valid        Default      Lexmark-Printer-E260dn                    30        33   
  Valid        Default      Microsoft-Device                          10        34   
  Valid        Default      Netgear-Device                            10        35   
  Valid        Default      NintendoWII                               10        36   
  Valid        Default      Nortel-Device                             10        37   
  Valid        Default      Nortel-IP-Phone-2000-Series               20        38   
  Valid        Default      SonyPS3                                   10        39   
  Valid        Default      XBOX360                                   20        40   
  Valid        Default      Xerox-Device                              10        41   
  Valid        Default      Xerox-Printer-Phaser3250                  30        42   
  Valid        Default      Aruba-AP                                  20        43   
  Valid        Default      Cisco-Access-Point                        10        44   
  Valid        Default      Cisco-IP-Conference-Station-7935          70        45   
  Valid        Default      Cisco-IP-Conference-Station-7936          70        46   
  Valid        Default      Cisco-IP-Conference-Station-7937          70        47   
  Valid        Default      DLink-DAP-1522                            20        48   
  Valid        Default      Cisco-AP-Aironet-1130                     30        49   
  Valid        Default      Cisco-AP-Aironet-1240                     30        50   
  Valid        Default      Cisco-AP-Aironet-1250                     30        51   
  Valid        Default      Cisco-AIR-LAP                             25        52   
  Valid        Default      Cisco-AIR-LAP-1130                        30        53   
  Valid        Default      Cisco-AIR-LAP-1240                        50        54   
  Valid        Default      Cisco-AIR-LAP-1250                        50        55   
  Valid        Default      Cisco-AIR-AP                              25        56   
  Valid        Default      Cisco-AIR-AP-1130                         30        57   
  Valid        Default      Cisco-AIR-AP-1240                         50        58   
  Valid        Default      Cisco-AIR-AP-1250                         50        59   
  Invalid      Default      Sun-Workstation                           10        60   
  Valid        Default      Linksys-Device                            20        61   
  Valid        Default      LinksysWAP54G-Device                      30        62   
  Valid        Default      HTC-Device                                10        63   
  Valid        Default      MotorolaMobile-Device                     10        64   
  Valid        Default      VMWare-Device                             10        65   
  Valid        Default      ISE-Appliance                             10        66   
  Valid        Built-in     Cisco-Device                              10        0    
  Valid        Built-in     Cisco-Router                              10        1    
  Valid        Built-in     Router                                    10        2    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera                           10        3    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-2xxx                      30        4    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-2421                      50        5    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-2500                      50        6    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-2520                      50        7    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-2530                      50        8    
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Camera-4xxx                      50        9    
  Valid        Built-in     Cisco-Transparent-Bridge                  8         10   
  Valid        Built-in     Transparent-Bridge                        8         11   
  Valid        Built-in     Cisco-Source-Bridge                       10        12   
  Valid        Built-in     Cisco-Switch                              10        13   
  Valid        Built-in     Cisco-IP-Phone                            20        14   
  Valid        Built-in     IP-Phone                                  20        15   
  Valid        Built-in     Cisco-DMP                                 10        16   
  Valid        Built-in     Cisco-DMP-4305G                           70        17   
  Valid        Built-in     Cisco-DMP-4310G                           70        18   
  Valid        Built-in     Cisco-DMP-4400G                           70        19   
  Valid        Built-in     Cisco-WLC-2100-Series                     40        20   
  Valid        Built-in     Cisco-Access-Point                        10        21   
  Valid        Built-in     Cisco-AIR-LAP                             30        22   
  Valid        Built-in     Cisco-AIR-AP                              30        23   
  Valid        Built-in     Linksys-Device                            20        24 

show environment

ファン、温度、および電源の情報を表示するには、EXEC モードで show environment コマンドを使用します。

show environment { all | fan | power | stack | temperature }

Syntax Description

all

ファンおよび温度の環境ステータスおよび内部電源装置のステータスを表示します。

fan

スイッチのファンの状態を表示します。

power

アクティブスイッチの内部電源の状態を表示します。

stack

スタックの各スイッチまたは指定されたスイッチのすべての環境ステータスを表示します。

このキーワードは、スタック構成対応スイッチでだけ使用できます。

temperature

スイッチの温度ステータスを表示します。

Command Default

なし

Command Modes

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

Command History

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このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

アクセスされているスイッチ(スタンドアロンスイッチまたはアクティブスイッチ)の情報を表示するには、show environment EXEC コマンドを使用します。スタックまたは指定されたスタックメンバーのすべての情報を表示するには、 stack キーワードを指定してこのコマンドを使用します。

show environment temperature status コマンドを入力すると、コマンド出力にスイッチの温度状態としきい値レベルが表示されます。

show environment temperature コマンドを使用して、スイッチの温度状態を表示することもできます。コマンド出力では、GREEN および YELLOW ステートを OK と表示し、RED ステートを FAULTY と表示します。

Examples

この例は、show environment all コマンドのサンプル出力を示しています:

Device> show environment all

Switch 1 FAN 1 is OK
Switch 1 FAN 2 is OK
Switch 1 FAN 3 is OK
FAN PS-1 is NOT PRESENT
FAN PS-2 is OK
Switch 1: SYSTEM TEMPERATURE is OK
Inlet Temperature Value: 25 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 46 Degree Celsius
Red Threshold    : 56 Degree Celsius

Hotspot Temperature Value: 35 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 105 Degree Celsius
Red Threshold    : 125 Degree Celsius
SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  Unknown             Unknown      No Input Power  Bad      Bad      235 
1B  PWR-C1-350WAC       DCB2137H04P  OK              Good     Good     350 

この例は、show environment power コマンドのサンプル出力を示しています:

Device> show environment power

SW  PID                 Serial#     Status           Sys Pwr  PoE Pwr  Watts
--  ------------------  ----------  ---------------  -------  -------  -----
1A  Unknown             Unknown      No Input Power  Bad      Bad      235 
1B  PWR-C1-350WAC       DCB2137H04P  OK              Good     Good     350 

この例は、show environment stack コマンドのサンプル出力を示しています:

Device# show environment stack

System Temperature Value: 41 Degree Celsius
System Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 66 Degree Celsius
Red Threshold    : 76 Degree Celsius

この例は、show environment temperature コマンドのサンプル出力を示しています:

Device> show environment temperature

Switch 1: SYSTEM TEMPERATURE is OK
Inlet Temperature Value: 25 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 46 Degree Celsius
Red Threshold    : 56 Degree Celsius

Hotspot Temperature Value: 35 Degree Celsius
Temperature State: GREEN
Yellow Threshold : 105 Degree Celsius
Red Threshold    : 125 Degree Celsius
Table 3. show environment temperature status コマンド出力のステート

状態

説明

スイッチの温度が正常な動作範囲にあります。

イエロー

温度が警告範囲にあります。スイッチの外の周辺温度を確認する必要があります。

レッド

温度がクリティカル範囲にあります。温度がこの範囲にある場合、スイッチが正常に実行されない可能性があります。

show errdisable detect

errdisable 検出ステータスを表示するには、EXEC モードで show errdisable detect コマンドを使用します。

show errdisable detect

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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使用上のガイドライン

gbic-invalid エラーの理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを意味します。

コマンド出力内の errdisable の理由がアルファベット順に表示されます。Mode 列は、errdisable が機能ごとにどのように設定されているかを示します。

errdisable 検出は次のモードで設定できます。

  • ポート モード:違反が発生した場合、物理ポート全体が errdisable になります。

  • VLAN モード:違反が発生した場合、VLAN が errdisable になります。

  • ポート/VLAN モード:一部のポートでは物理ポート全体が errdisable になり、その他のポートでは VLAN ごとに errdisable になります。

次に、show errdisable detect コマンドの出力例を示します。


Device> show errdisable detect
ErrDisable Reason    Detection    Mode
-----------------    ---------    ----
arp-inspection       Enabled      port
bpduguard            Enabled      vlan
channel-misconfig    Enabled      port
community-limit      Enabled      port
dhcp-rate-limit      Enabled      port
dtp-flap             Enabled      port
gbic-invalid         Enabled      port
inline-power         Enabled      port
invalid-policy       Enabled      port
l2ptguard            Enabled      port
link-flap            Enabled      port
loopback             Enabled      port
lsgroup              Enabled      port
pagp-flap            Enabled      port
psecure-violation    Enabled      port/vlan
security-violatio    Enabled      port
sfp-config-mismat    Enabled      port
storm-control        Enabled      port
udld                 Enabled      port
vmps                 Enabled      port

show errdisable recovery

errdisable 回復タイマー情報を表示するには、EXEC モードで show errdisable recovery コマンドを使用します。

show errdisable recovery

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

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変更内容

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このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

gbic-invalid error-disable の理由は、無効な Small Form-Factor Pluggable(SFP)インターフェイスを意味します。


(注)  


unicast-flood フィールドは、出力に表示はされますが無効です。


show ip interface

IP に設定されているインターフェイスのユーザビリティステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show ip interface コマンドを使用します。

show ip interface [type number] [brief]

Syntax Description

type

(任意)インターフェイスタイプ。

number

(任意)インターフェイス番号。

brief

(任意)各インターフェイスのユーザビリティ ステータスの概要を表示します。

Note

 

show ip interface brief コマンドの出力には、対応するネットワークモジュールが接続されているかどうかに関係なく、使用可能なすべてのインターフェイスの情報が表示されます。それらのインターフェイスのうち、ネットワークモジュールが接続されているインターフェイスは設定が可能です。接続されているネットワークモジュールを確認するには、show interface status コマンドを実行します。

Command Default

IP に設定されているすべてのインターフェイスの完全なユーザビリティステータスが表示されます。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

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変更内容

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このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

インターフェイスが使用可能な場合(つまりパケットの送受信が可能な場合)、Cisco IOS ソフトウェアは、直接接続されているルートをルーティングテーブルに自動的に入力します。インターフェイスが使用可能でない場合は、直接接続されているルーティングエントリがルーティングテーブルから削除されます。エントリを削除することにより、ソフトウェアはダイナミック ルーティング プロトコルを使用してネットワークへのバックアップルートを決定できます(存在する場合)。

インターフェイスが双方向通信を提供できる場合、回線プロトコルは「up」とマークされます。インターフェイスのハードウェアが使用できる場合、インターフェイスは up とマークされます。

オプションでインターフェイスタイプを指定すると、その特定のインターフェイスに関する情報が表示されます。省略可能な引数を指定しない場合は、すべてのインターフェイスに関する情報が表示されます。

PPP またはシリアル ライン インターネット プロトコル(SLIP)によって非同期インターフェイスがカプセル化されると、IP 高速スイッチングがイネーブルになります。show ip interface コマンドを PPP または SLIP でカプセル化された非同期インターフェイスで実行すると、IP ファストスイッチングがイネーブルであることを示すメッセージが表示されます。

show ip interface brief コマンドを使用すると、デバイスインターフェイスのサマリーを表示できます。このコマンドでは、IP アドレス、インターフェイスのステータス、およびその他の情報が表示されます。

show ip interface brief コマンドでは、ユニキャスト RPF に関連する情報は表示されません。

Examples

次に、ギガビット イーサネット インターフェイス 1/0/1 のインターフェイス情報の例を示します。


Device# show ip interface gigabitethernet 1/0/1

GigabitEthernet1/0/1 is up, line protocol is up
  Internet address is 10.1.1.1/16
  Broadcast address is 255.255.255.255
  Address determined by setup command
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set
  Directed broadcast forwarding is disabled
  Outgoing access list is not set
  Inbound access list is not set
  Proxy ARP is enabled
  Local Proxy ARP is disabled
  Security level is default
  Split horizon is enabled
  ICMP redirects are always sent
  ICMP unreachables are always sent
  ICMP mask replies are never sent
  IP fast switching is enabled
  IP fast switching on the same interface is disabled
  IP Flow switching is disabled
  IP CEF switching is enabled
  IP Feature Fast switching turbo vector
  IP VPN Flow CEF switching turbo vector
  IP multicast fast switching is enabled
  IP multicast distributed fast switching is disabled
  IP route-cache flags are Fast, CEF
  Router Discovery is disabled
  IP output packet accounting is disabled
  IP access violation accounting is disabled
  TCP/IP header compression is disabled
  RTP/IP header compression is disabled
  Policy routing is enabled, using route map PBR
  Network address translation is disabled
  BGP Policy Mapping is disabled
  IP Multi-Processor Forwarding is enabled
     IP Input features, "PBR",
         are not supported by MPF and are IGNORED
     IP Output features, "NetFlow",
         are not supported by MPF and are IGNORED

次に、特定の VLAN のユーザビリティステータスを表示する例を示します。


Device# show ip interface vlan 1

Vlan1 is up, line protocol is up
  Internet address is 10.0.0.4/24
  Broadcast address is 255.255.255.255
Address determined by non-volatile memory
  MTU is 1500 bytes
  Helper address is not set
  Directed broadcast forwarding is disabled
  Outgoing access list is not set
  Inbound  access list is not set
  Proxy ARP is enabled
  Local Proxy ARP is disabled
  Security level is default
  Split horizon is enabled
  ICMP redirects are always sent
  ICMP unreachables are always sent
  ICMP mask replies are never sent
  IP fast switching is enabled
  IP fast switching on the same interface is disabled
  IP Flow switching is disabled
  IP CEF switching is enabled
  IP Fast switching turbo vector
  IP Normal CEF switching turbo vector
  IP multicast fast switching is enabled
  IP multicast distributed fast switching is disabled
  IP route-cache flags are Fast, CEF
  Router Discovery is disabled
  IP output packet accounting is disabled
  IP access violation accounting is disabled
  TCP/IP header compression is disabled
  RTP/IP header compression is disabled
  Probe proxy name replies are disabled
  Policy routing is disabled
  Network address translation is disabled
  WCCP Redirect outbound is disabled
  WCCP Redirect inbound is disabled
  WCCP Redirect exclude is disabled
  BGP Policy Mapping is disabled
  Sampled Netflow is disabled
  IP multicast multilayer switching is disabled
  Netflow Data Export (hardware) is enabled

次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。

Table 4. show ip interface のフィールドの説明

フィールド

説明

Broadcast address is

ブロードキャスト アドレス。

Peer address is

ピアアドレス。

MTU is

インターフェイスに設定されている MTU 値(バイト)。

Helper address

ヘルパーアドレス(設定されている場合)。

Directed broadcast forwarding

ダイレクトブロードキャスト転送がイネーブルであるかどうかを示します。

Outgoing access list

インターフェイスに発信アクセスリストが設定されているかどうかを示します。

Inbound access list

インターフェイスに着信アクセスリストが設定されているかどうかを示します。

Proxy ARP

インターフェイスに対してプロキシ Address Resolution Protocol(ARP)がイネーブルであるかどうかを示します。

Security level

このインターフェイスに対して設定されている IP Security Option(IPSO)セキュリティ レベル。

Split horizon

スプリットホライズンがイネーブルであるかどうかを示します。

ICMP redirects

このインターフェイスでリダイレクトメッセージが送信されるかどうかを示します。

ICMP unreachables

このインターフェイスで到達不能メッセージが送信されるかどうかを示します。

ICMP mask replies

このインターフェイスでマスク応答が送信されるかどうかを示します。

IP fast switching

このインターフェイスに対してファストスイッチングがイネーブルであるかどうかを示します。通常、このようなシリアルインターフェイスではイネーブルになります。

IP Flow switching

このインターフェイスに対してフロースイッチングがイネーブルであるかどうかを示します。

IP CEF switching

インターフェイスに対して Cisco Express Forwarding スイッチングがイネーブルであるかどうかを示します。

IP multicast fast switching

インターフェイスに対してマルチキャスト ファスト スイッチングがイネーブルであるかどうかを示します。

IP route-cache flags are Fast

インターフェイスで NetFlow がイネーブルであるかどうかを示します。インターフェイスで NetFlow がイネーブルになっている場合は、「Flow init」と表示されます。ip flow ingress コマンドを使用してサブインターフェイスで NetFlow がイネーブルになっている場合は、「Ingress Flow」と表示されます。ip route-cache flow コマンドを使用してメインインターフェイスで NetFlow がイネーブルになっている場合は、「Flow」と表示されます。

Router Discovery

このインターフェイスに対して探索プロセスがイネーブルであるかどうかを示します。通常、シリアルインターフェイスではディセーブルになります。

IP output packet accounting

このインターフェイスに対して IP アカウンティングがイネーブルであるかどうかとしきい値(エントリの最大数)を示します。

TCP/IP header compression

圧縮がイネーブルであるかどうかを示します。

WCCP Redirect outbound is disabled

インターフェイスで受信されたパケットがキャッシュエンジンにリダイレクトされるかどうかのステータスを示します。「enabled」または「disabled」のいずれかが表示されます。

WCCP Redirect exclude is disabled

インターフェイスへ向かうパケットがキャッシュエンジンへのリダイレクトから除外されるかどうかのステータスを示します。「enabled」または「disabled」のいずれかが表示されます。

Netflow Data Export (hardware) is enabled

インターフェイスの NetFlow データエクスポート(NDE)ハードウェア フロー ステータス。

次に、各インターフェイスのユーザビリティステータス情報のサマリーを表示する例を示します。


Device# show ip interface brief

Interface              IP-Address      OK? Method Status                Protocol
Vlan1                  unassigned      YES NVRAM  administratively down down
GigabitEthernet0/0     unassigned      YES NVRAM  down                  down
GigabitEthernet1/0/1   unassigned      YES NVRAM  down                  down
GigabitEthernet1/0/2   unassigned      YES unset  down                  down
GigabitEthernet1/0/3   unassigned      YES unset  down                  down
GigabitEthernet1/0/4   unassigned      YES unset  down                  down
GigabitEthernet1/0/5   unassigned      YES unset  down                  down
GigabitEthernet1/0/6   unassigned      YES unset  down                  down
GigabitEthernet1/0/7   unassigned      YES unset  down                  down

<output truncated>
Table 5. show ip interface brief のフィールドの説明

フィールド

説明

Interface

インターフェイスのタイプ。

IP-Address

インターフェイスに割り当てられている IP アドレス。

OK?

「Yes」は、その IP アドレスが有効であることを意味します。「No」は、その IP アドレスが有効でないことを意味します。

Method

Method フィールドの値は次のとおりです。

  • RARP または SLARP:Reverse Address Resolution Protocol(RARP)または Serial Line Address Resolution Protocol(SLARP)要求。

  • BOOTP:ブートストラッププロトコル。

  • TFTP:TFTP サーバから取得したコンフィギュレーション ファイル。

  • manual:コマンドライン インターフェイスでの手動変更。

  • NVRAM:NVRAM のコンフィギュレーション ファイル。

  • IPCP:ip address negotiated コマンド。

  • DHCP:ip address dhcp コマンド。

  • unset:未設定。

  • other:不明。

Status

インターフェイスのステータスを示します。有効な値とその意味は次のとおりです。

  • up:インターフェイスはアップ状態です。

  • down: インターフェイスはダウン状態です。

  • administratively down:インターフェイスは管理上の目的でダウンしています。

Protocol

このインターフェイス上のルーティングプロトコルの稼働ステータスを示します。

show interfaces

すべてのインターフェイスまたは指定したインターフェイスの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、EXEC モードで show interfaces コマンドを使用します。

show interfaces [ interface-id | vlan vlan-id ] [ accounting | capabilities [ module number ] | description | etherchannel | flowcontrol | link [ module number ] | private-vlan mapping | pruning | stats | status [ err-disabled | inactive ] | trunk | ]

構文の説明

interface-id

(任意)インターフェイスの ID です。有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。

指定できるポートチャネルは 1 ~ 48 です。

vlan vlan-id

(任意)VLAN ID です。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

accounting

(任意)インターフェイスのアカウント情報(アクティブ プロトコル、入出力のパケット、オクテットを含む)を表示します。

(注)  

 

ソフトウェアで処理されたパケットだけが表示されます。ハードウェアでスイッチングされるパケットは表示されません。

capabilities

(任意)すべてのインターフェイスまたは指定されたインターフェイスの性能(機能、インターフェイス上で設定可能なオプションを含む)を表示します。このオプションはコマンドラインのヘルプに表示されますが、VLAN ID に使用できません。

module number

(任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバのすべてのインターフェイスの機能を表示します。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

description

(任意)インターフェイスに設定された管理ステータスおよび説明を表示します。

(注)  

 

show interfaces description コマンドの出力には、対応するネットワークモジュールが接続されているかどうかに関係なく、使用可能なすべてのインターフェイスの情報が表示されます。それらのインターフェイスのうち、ネットワークモジュールが接続されているインターフェイスは設定が可能です。接続されているネットワークモジュールを確認するには、show interface status コマンドを実行します。

etherchannel

(任意)インターフェイス EtherChannel 情報を表示します。

flowcontrol

(任意)インターフェイスのフロー制御情報を表示します。

link [modulenumber]

(任意)インターフェイスのアップタイムとダウンタイムを表示します。

private-vlan mapping

(任意)VLAN スイッチ仮想インターフェイス(SVI)のプライベート VLAN のマッピング情報を表示します。スイッチが LAN Base フィーチャ セットを実行している場合、このキーワードは使用できません。

pruning

(任意)インターフェイスのトランク VTP プルーニング情報を表示します。

stats

(任意)インターフェイスのパスを切り替えることによる入出力パケットを表示します。

status

(任意)インターフェイスのステータスを表示します。Type フィールドの unsupported のステータスは、他社製の Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールがモジュール スロットに装着されていることを示しています。

err-disabled

(任意)errdisable ステートのインターフェイスを表示します。

inactive

(任意)非アクティブ ステートのインターフェイスを表示します。

trunk

(任意)インターフェイス トランク情報を表示します。インターフェイスを指定しない場合は、アクティブなトランキング ポートの情報だけが表示されます。


(注)  


crb fair-queue irb mac-accounting precedence random-detect rate-limit 、および shape キーワードはコマンドラインのヘルプ ストリングに表示されますが、サポートされていません。


コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.12.1

link キーワードが導入されました。

使用上のガイドライン

show interfaces capabilities コマンドに異なるキーワードを指定することで、次のような結果になります。
  • show interface capabilities module number コマンドを使用して、スタックのスイッチ上のすべてのインターフェイスの機能を表示します。スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。

  • 指定されたインターフェイスの機能を表示するには、show interfaces interface-id capabilities を使用します。

  • スタック内のすべてのインターフェイスの機能を表示するには、show interfaces capabilities を使用します(モジュール番号またはインターフェイス ID の指定なし)。


(注)  


コマンド出力に表示される Last Input フィールドは、最後のパケットがインターフェイスによって正常に受信され、デバイスの CPU によって処理されてから経過した時間、分、および秒数を示します。この情報は、デッド インターフェイスに障害が発生した時間を知るために使用できます。

Last Input は、ファースト スイッチングされたトラフィックでは更新されません。

コマンド出力に表示される output フィールドは、最後のパケットがインターフェイスによって正常に送信されてから経過した時間、分、および秒数を示します。このフィールドによって示される情報は、デッド インターフェイスに障害が発生した時間を知るために役立ちます。


show interfaces link コマンドに異なるキーワードを指定することで、次のような結果が得られます。

  • show interface link module number コマンドを使用して、スタック内のスイッチ上のすべてのインターフェイスのアップタイムとダウンタイムを表示します。スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。


    (注)  


    スタンドアロンスイッチでは、module number はスロット番号を表します。


  • 指定したインターフェイスのアップタイムとダウンタイムを表示するには、show interfaces interface-id link を使用します。

  • スタック内のすべてのインターフェイスのアップタイムとダウンタイムを表示するには、show interfaces link を使用します(モジュール番号またはインターフェイス ID の指定なし)。

  • インターフェイスがアップ状態の場合、アップタイムには時間(時、分、秒)が表示され、ダウンタイムには 00:00:00 が表示されます。

  • インターフェイスがダウン状態の場合、ダウンタイムには時間(時、分、秒)が表示されます。

次の例では、スタック メンバ 3 のインターフェイスに対する show interfaces コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet3/0/2

GigabitEthernet3/0/2 is down, line protocol is down (notconnect)
  Hardware is Gigabit Ethernet, address is 2037.064d.4381 (bia 2037.064d.4381)
  MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit/sec, DLY 10 usec,
     reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
  Encapsulation ARPA, loopback not set
  Keepalive set (10 sec)
  Auto-duplex, Auto-speed, media type is 10/100/1000BaseTX
  input flow-control is off, output flow-control is unsupported
  ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
  Last input never, output never, output hang never
  Last clearing of "show interface" counters never
  Input queue: 0/2000/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
  Queueing strategy: fifo
  Output queue: 0/40 (size/max)
  5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
  5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
     0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
     Received 0 broadcasts (0 multicasts)
     0 runts, 0 giants, 0 throttles
     0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
     0 watchdog, 0 multicast, 0 pause input
     0 input packets with dribble condition detected
     0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
     0 output errors, 0 collisions, 1 interface resets
     0 unknown protocol drops
     0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
     0 lost carrier, 0 no carrier, 0 pause output
     0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out

Device# show interfaces accounting

Vlan1
                Protocol    Pkts In   Chars In   Pkts Out  Chars Out
                      IP          0          0          6        378
Vlan200
                Protocol    Pkts In   Chars In   Pkts Out  Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet0/0
                Protocol    Pkts In   Chars In   Pkts Out  Chars Out
                   Other     165476   11417844          0          0
           Spanning Tree    1240284   64494768          0          0
                     ARP       7096     425760          0          0
                     CDP      41368   18781072      82908   35318808
GigabitEthernet1/0/1
                Protocol    Pkts In   Chars In   Pkts Out  Chars Out
No traffic sent or received on this interface.
GigabitEthernet1/0/2
                Protocol    Pkts In   Chars In   Pkts Out  Chars Out
No traffic sent or received on this interface.

<output truncated>

次の例では、description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスを Connects to Marketing として指定した場合の show interfaces interface description コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 description

Interface                      Status         Protocol Description
Gi1/0/2                        up             down     Connects to Marketing

Device# show interfaces etherchannel
----
Port-channel34:
Age of the Port-channel   = 28d:18h:51m:46s
Logical slot/port   = 12/34          Number of ports = 0
GC                  = 0x00000000      HotStandBy port = null
Passive port list   =
Port state          = Port-channel L3-Ag Ag-Not-Inuse
Protocol            =    -
Port security       = Disabled

次の例では、VTP ドメイン内でプルーニングがイネーブルの場合の show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning

Port 				 Vlans pruned for lack of request by neighbor
Gi1/0/2   3,4

Port 			  Vlans traffic requested of neighbor
Gi1/0/2   1-3

次の例では、指定した VLAN インターフェイスの show interfaces stats コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces vlan 1 stats

Switching path    Pkts In    Chars In    Pkts Out    Chars Out
     Processor    1165354   136205310      570800     91731594
   Route cache          0           0           0            0
         Total    1165354   136205310      570800     91731594

次に、show interfaces status err-disabled コマンドの出力例を示します。errdisable ステートのインターフェイスのステータスを表示します。

Device# show interfaces status err-disabled

Port 		   Name       Status         Reason
Gi1/0/2              err-disabled   gbic-invalid
Gi2/0/3              err-disabled   dtp-flap

次の例では、show interfaces interface-id pruning コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/2 pruning

Port Vlans pruned for lack of request by neighbor

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/1 trunk

Port        Mode             Encapsulation  Status        Native vlan
Gi1/0/1     on               802.1q         other         10

Port        Vlans allowed on trunk
Gi1/0/1     none

Port        Vlans allowed and active in management domain
Gi1/0/1     none

Port        Vlans in spanning tree forwarding state and not pruned
Gi1/0/1     none

次に、show interfaces description コマンドの出力例を示します。

Device# show interfaces description

Interface                      Status         Protocol Description
Vl1                            admin down     down
Gi0/0                          down           down 
Gi1/0/1                        down           down
Gi1/0/2                        down           down
Gi1/0/3                        down           down
Gi1/0/4                        down           down
Gi1/0/5                        down           down
Gi1/0/6                        down           down
Gi1/0/7                        down           down

<output truncated>

次に、show interfaces link コマンドの出力例を示します。

Device> enable 
Device# show interfaces link 
Port           Name               Down Time      Up Time
Gi1/0/1                           6w0d
Gi1/0/2                           6w0d
Gi1/0/3                           00:00:00       5w3d
Gi1/0/4                           6w0d
Gi1/0/5                           6w0d
Gi1/0/6                           6w0d
Gi1/0/7                           6w0d
Gi1/0/8                           6w0d
Gi1/0/9                           6w0d
Gi1/0/10                          6w0d
Gi1/0/11                          2d17h
Gi1/0/12                          6w0d
Gi1/0/13                          6w0d
Gi1/0/14                          6w0d
Gi1/0/15                          6w0d
Gi1/0/16                          6w0d
Gi1/0/17                          6w0d
Gi1/0/18                          6w0d
Gi1/0/19                          6w0d
Gi1/0/20                          6w0d
Gi1/0/21                          6w0d

show interfaces counters

スイッチまたは特定のインターフェイスのさまざまなカウンタを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces counters コマンドを使用します。

show interfaces [interface-id] counters [errors | etherchannel | module member-number | protocol status | trunk]

構文の説明

interface-id

(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。

errors

(任意)エラー カウンタを表示します。

etherchannel

(任意)送受信されたオクテット、ブロードキャスト パケット、マルチキャスト パケット、およびユニキャスト パケットなど、EtherChannel カウンタを表示します。

module member-number

(任意)指定されたメンバのカウンタを表示します。

指定できる範囲は 1 ~ 9 です。

(注)  

 

このコマンドでは、module キーワードはスタックメンバ番号を参照しています。インターフェイス ID に含まれるモジュール番号は、常に 0 です。

protocol status

(任意)インターフェイスでイネーブルになっているプロトコルのステータスを表示します。

trunk

(任意)トランク カウンタを表示します。


(注)  


vlan vlan-id キーワードは、コマンドラインのヘルプ文字列には表示されますが、サポートされていません。


コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

キーワードを入力しない場合は、すべてのインターフェイスのすべてのカウンタが表示されます。

次の例では、show interfaces counters コマンドの出力の一部を示します。スイッチのすべてのカウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters
Port            InOctets    InUcastPkts    InMcastPkts    InBcastPkts
Gi1/0/1                0              0              0              0
Gi1/0/2                0              0              0              0
Gi1/0/3         95285341          43115        1178430           1950
Gi1/0/4                0              0              0              0

<output truncated>

次の例では、モジュール 2 に対する show interfaces counters module コマンドの出力の一部を示します。モジュール内の指定したスイッチのすべてのカウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters module 2
Port            InOctets    InUcastPkts    InMcastPkts    InBcastPkts
Gi1/0/1              520              2              0              0
Gi1/0/2              520              2              0              0
Gi1/0/3              520              2              0              0
Gi1/0/4              520              2              0              0

<output truncated>

次の例では、すべてのインターフェイスに対する show interfaces counters protocol status コマンドの出力の一部を示します。

Device# show interfaces counters protocol status
Protocols allocated:
Vlan1: Other, IP
Vlan20: Other, IP, ARP
Vlan30: Other, IP, ARP
Vlan40: Other, IP, ARP
Vlan50: Other, IP, ARP
Vlan60: Other, IP, ARP
Vlan70: Other, IP, ARP
Vlan80: Other, IP, ARP
Vlan90: Other, IP, ARP
Vlan900: Other, IP, ARP
Vlan3000: Other, IP
Vlan3500: Other, IP
GigabitEthernet1/0/1: Other, IP, ARP, CDP
GigabitEthernet1/0/2: Other, IP
GigabitEthernet1/0/3: Other, IP
GigabitEthernet1/0/4: Other, IP
GigabitEthernet1/0/5: Other, IP
GigabitEthernet1/0/6: Other, IP
GigabitEthernet1/0/7: Other, IP
GigabitEthernet1/0/8: Other, IP
GigabitEthernet1/0/9: Other, IP
GigabitEthernet1/0/10: Other, IP, CDP

<output truncated>

次に、show interfaces counters trunk コマンドの出力例を示します。すべてのインターフェイスのトランク カウンタが表示されます。

Device# show interfaces counters trunk
Port        TrunkFramesTx   TrunkFramesRx   WrongEncap
Gi1/0/1                 0               0            0
Gi1/0/2                 0               0            0
Gi1/0/3             80678               0            0
Gi1/0/4             82320               0            0
Gi1/0/5                 0               0            0

<output truncated>

show interfaces switchport

ポートブロッキング、ポート保護設定など、スイッチング(非ルーティング)ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show interfaces switchport コマンドを使用します。

show interfaces [interface-id] switchport [module number]

構文の説明

interface-id

(任意)インターフェイスの ID です。有効なインターフェイスには、物理ポート(タイプ、スタック構成可能なスイッチのスタック メンバ、モジュール、およびポート番号を含む)やポート チャネルが含まれます。指定できるポートチャネルは 1 ~ 48 です。

module number

(任意)スイッチまたは指定されたスタック メンバのすべてのインターフェイスのスイッチポート設定を表示します。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スタックのスイッチ上のすべてのインターフェイスのスイッチポート特性を表示するには、show interface switchport module number コマンドを使用します。スタック内に該当するモジュール番号を持つスイッチがない場合、出力はありません。

次の例では、ポートの show interfaces switchport コマンドの出力を示します。次の表に、この出力で表示されるフィールドについて説明します。

Device# show interfaces gigabitethernet1/0/1 switchport
Name: Gi1/0/1
Switchport: Enabled
Administrative Mode: trunk
Operational Mode: down
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Negotiation of Trunking: On
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 10 (VLAN0010)
Administrative Native VLAN tagging: enabled
Voice VLAN: none
Administrative private-vlan host-association: none
Administrative private-vlan mapping: none
Administrative private-vlan trunk native VLAN: none
Administrative private-vlan trunk Native VLAN tagging: enabled
Administrative private-vlan trunk encapsulation: dot1q
Administrative private-vlan trunk normal VLANs: none
Administrative private-vlan trunk associations: none
Administrative private-vlan trunk mappings: none
Operational private-vlan: none
Trunking VLANs Enabled: 11-20
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
Capture Mode Disabled
Capture VLANs Allowed: ALL

Protected: false
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
Appliance trust: none

フィールド

説明

Name

ポート名を表示します。

Switchport

ポートの管理ステータスおよび動作ステータスを表示します。この出力の場合、ポートはスイッチポート モードです。

Administrative Mode

Operational Mode

管理モードおよび動作モードを表示します。

Administrative Trunking Encapsulation

Operational Trunking Encapsulation

Negotiation of Trunking

管理上および運用上のカプセル化方式、およびトランキング ネゴシエーションがイネーブルかどうかを表示します。

Access Mode VLAN

ポートを設定する VLAN ID を表示します。

Trunking Native Mode VLAN

Trunking VLANs Enabled

Trunking VLANs Active

ネイティブ モードのトランクの VLAN ID を一覧表示します。トランク上の許可 VLAN を一覧表示します。トランク上のアクティブ VLAN を一覧表示します。

Pruning VLANs Enabled

プルーニングに適格な VLAN を一覧表示します。

Protected

インターフェイス上で保護ポートがイネーブル(True)であるかまたはディセーブル(False)であるかを表示します。

Unknown unicast blocked

Unknown multicast blocked

不明なマルチキャストおよび不明なユニキャスト トラフィックがインターフェイス上でブロックされているかどうかを表示します。

Voice VLAN

音声 VLAN がイネーブルである VLAN ID を表示します。

Appliance trust

IP Phone のデータ パケットのサービス クラス(CoS)設定を表示します。

show interfaces transceiver

Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールインターフェイスの物理インターフェイスを表示するには、EXEC モードで show interfaces transceiver コマンドを使用します。

show interfaces [interface-id] transceiver [detail | module number | properties | supported-list | threshold-table]

Syntax Description

interface-id

(任意)物理インターフェイスの ID(タイプ、スタック メンバ(スタック構成可能なスイッチのみ)、モジュール、ポート番号を含む)。

detail

(任意)(スイッチにインストールされている場合)Digital Optical Monitoring(DoM)対応トランシーバの高低値やアラーム情報などの、調整プロパティを表示します。

module number

(任意)スイッチのモジュールのインターフェイスへの表示を制限します。

このオプションは、特定のインターフェイス ID を入力したときは利用できません。

properties

(任意)インターフェイスの速度、デュプレックス、およびインライン パワー設定を表示します。

supported-list

(任意)サポートされるトランシーバをすべて表示します。

threshold-table

(任意)アラームおよび警告しきい値テーブルを表示します。

Command Modes

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Examples

次の例では、show interfaces interface-id transceiver properties コマンドの出力を示します。

Device# show interfaces transceiver                                       

If device is externally calibrated, only calibrated values are printed.      
++ : high alarm, +  : high warning, -  : low warning, -- : low alarm.        
NA or N/A: not applicable, Tx: transmit, Rx: receive.                        
mA: milliamperes, dBm: decibels (milliwatts).                                

                                           Optical   Optical
           Temperature  Voltage  Current   Tx Power  Rx Power
Port       (Celsius)    (Volts)  (mA)      (dBm)     (dBm)   
---------  -----------  -------  --------  --------  --------
Gi5/1/2      42.9       3.28      22.1      -5.4      -8.1   
Te5/1/3      32.0       3.28      19.8       2.4      -4.2   


Device# show interfaces gigabitethernet1/1/1 transceiver properties
		Name : Gi1/1/1
		Administrative Speed: auto 
		Operational Speed: auto 
		Administrative Duplex: auto
		Administrative Power Inline: enable
		Operational Duplex: auto
		Administrative Auto-MDIX: off
		Operational Auto-MDIX: off

次の例では、show interfaces interface-id transceiver detail コマンドの出力を示します。


Device# show interfaces gigabitethernet1/1/1 transceiver detail
		ITU Channel not available (Wavelength not available),
		Transceiver is internally calibrated.
		mA:milliamperes, dBm:decibels (milliwatts), N/A:not applicable.
		++:high alarm, +:high warning, -:low warning, -- :low alarm.
		A2D readouts (if they differ), are reported in parentheses.
		The threshold values are uncalibrated.
		
		                            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Temperature        Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (Celsius)         (Celsius)   (Celsius)  (Celsius)  (Celsius)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  29.9               74.0        70.0       0.0        -4.0
		                            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Voltage            Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (Volts)            (Volts)     (Volts)    (Volts)    (Volts)
		-------  ---------------    ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  3.28               3.60        3.50       3.10       3.00

		         Optical            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Transmit Power     Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (dBm)              (dBm)       (dBm)      (dBm)      (dBm)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  1.8                7.9         3.9        0.0        -4.0
		
		         Optical            High Alarm  High Warn  Low Warn   Low Alarm
		         Receive Power      Threshold   Threshold  Threshold  Threshold
		Port     (dBm)              (dBm)       (dBm)      (dBm)      (dBm)
		-------  -----------------  ----------  ---------  ---------  ---------
		Gi1/1/1  -23.5              -5.0        -9.0       -28.2      -32.2

Device# show interfaces transceiver supported-list
Transceiver Type           Cisco p/n min version     
                               supporting DOM        
------------------       -------------------------   

   DWDM GBIC                ALL                      
   DWDM SFP                 ALL                      
   RX only WDM GBIC         ALL                      
   DWDM XENPAK              ALL                      
   DWDM X2                  ALL                      
   DWDM XFP                 ALL                      
   CWDM GBIC                NONE                     
   CWDM X2                  ALL                      
   CWDM XFP                 ALL                      
   XENPAK ZR                ALL                      
   X2 ZR                    ALL                      
   XFP ZR                   ALL                      
   Rx_only_WDM_XENPAK       ALL                      
   XENPAK_ER                10-1888-04               
   X2_ER                    ALL                      
   XFP_ER                   ALL                      
   XENPAK_LR                10-1838-04               
   X2_LR                    ALL                      
   XFP_LR                   ALL                      
   XENPAK_LW                ALL                      
   X2_LW                    ALL                      
   XFP_LW                   NONE                     
   XENPAK SR                NONE                     
   X2 SR                    ALL                      
   XFP SR                   ALL                      
   XENPAK LX4               NONE                     
   X2 LX4                   NONE                     
   XFP LX4                  NONE                     
   XENPAK CX4               NONE                     
   X2 CX4                   NONE
   XFP CX4                  NONE
   SX GBIC                  NONE
   LX GBIC                  NONE
   ZX GBIC                  NONE
   CWDM_SFP                 ALL
   Rx_only_WDM_SFP          NONE
   SX_SFP                   ALL
   LX_SFP                   ALL
   ZX_SFP                   ALL
   EX_SFP                   ALL
   SX SFP                   NONE
   LX SFP                   NONE
   ZX SFP                   NONE
   GIgE BX U SFP            NONE
   GigE BX D SFP            ALL
   X2 LRM                   ALL
   SR_SFPP                  ALL
   LR_SFPP                  ALL
   LRM_SFPP                 ALL
   ER_SFPP                  ALL
   ZR_SFPP                  ALL
   DWDM_SFPP                ALL
   GIgE BX 40U SFP          ALL
   GigE BX 40D SFP          ALL
   GigE BX 40DA SFP         ALL
   GIgE BX 80U SFP          ALL
   GigE BX 80D SFP          ALL
   GIG BXU_SFPP             ALL
   GIG BXD_SFPP             ALL
   GIG BX40U_SFPP           ALL
   GIG BX40D_SFPP           ALL
   GigE Dual Rate LX SFP    ALL
   CWDM_SFPP                ALL
   CPAK_SR10                ALL
   CPAK_LR4                 ALL
   QSFP_LR                  ALL
   QSFP_SR                  ALL

次に、show interfaces transceiver threshold-table コマンドの出力例を示します。


Device# show interfaces transceiver threshold-table
              Optical Tx     Optical Rx    Temp     Laser Bias    Voltage
                                                    current
             -------------  -------------  ------   ------------  ---------

 DWDM GBIC
Min1             -4.00        -32.00        -4            N/A          4.65
Min2              0.00        -28.00        0             N/A          4.75
Max2              4.00         -9.00        70            N/A          5.25
Max1              7.00         -5.00        74            N/A          5.40
 DWDM SFP
Min1             -4.00        -32.00        -4            N/A          3.00
Min2              0.00        -28.00        0             N/A          3.10
Max2              4.00         -9.00        70            N/A          3.50
Max1              8.00         -5.00        74            N/A          3.60
 RX only WDM GBIC
Min1              N/A         -32.00        -4            N/A          4.65
Min2              N/A         -28.30        0             N/A          4.75
Max2              N/A          -9.00        70            N/A          5.25
Max1              N/A          -5.00        74            N/A          5.40
 DWDM XENPAK
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 DWDM X2
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 DWDM XFP
Min1             -5.00        -28.00        -4            N/A          N/A
Min2             -1.00        -24.00        0             N/A          N/A
Max2              3.00         -7.00        70            N/A          N/A
Max1              7.00         -3.00        74            N/A          N/A
 CWDM X2
Min1              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Min2              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Max2              N/A           N/A         0             N/A          N/A
Max1              N/A           N/A         0             N/A          N/A

<output truncated>

show macro auto

Auto SmartPort マクロの情報を表示するには、ユーザ EXEC モードで show macro auto コマンドを使用します。

show macro auto {address-group address-group-name | | device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch] | global [event_trigger] | | interface [interface_id] }

構文の説明

address-group [address-group-name]

アドレスグループ情報を表示します。

(任意)address-group-name :指定したアドレスグループの情報を表示します。

device [access-point] [ip-camera] [lightweight-ap] [media-player] [phone] [router] [switch]

1 つ以上のデバイスの情報を表示します。

  • (任意)access-point :Autonomous アクセスポイント

  • (任意)ip-camera :Cisco IP ビデオ監視カメラ

  • (任意)lightweight-ap :中央管理型アクセスポイント

  • (任意)media-player :デジタルメディアプレーヤー

  • (任意) phone:Cisco IP 電話

  • (任意)router :Cisco ルータ

  • (任意)switch :Cisco スイッチ

global [event_trigger]

スイッチの Auto Smartport 情報を表示します。

(任意)event_trigger :指定したイベントトリガーの情報を表示します。

interface [interface_id]

インターフェイスのステータスを表示します。

(任意)interface_id :指定したインターフェイスの情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

スイッチの Auto SmartPort 情報を表示するには、このコマンドを使用します。デバイスの設定可能なパラメータを表示するには、show macro auto device コマンドを使用します。

次に、show macro auto device を使用してスイッチの設定を表示する例を示します。


Device# show macro auto device
Device:lightweight-ap
Default Macro:CISCO_LWAP_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_LWAP_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:ACCESS_VLAN
Defaults Parameters:ACCESS_VLAN=1
Current Parameters:ACCESS_VLAN=1

Device:access-point
Default Macro:CISCO_AP_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_AP_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:NATIVE_VLAN
Defaults Parameters:NATIVE_VLAN=1
Current Parameters:NATIVE_VLAN=1

Device:phone
Default Macro:CISCO_PHONE_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_PHONE_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:ACCESS_VLAN VOICE_VLAN
Defaults Parameters:ACCESS_VLAN=1 VOICE_VLAN=2
Current Parameters:ACCESS_VLAN=1 VOICE_VLAN=2

Device:router
Default Macro:CISCO_ROUTER_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_ROUTER_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:NATIVE_VLAN
Defaults Parameters:NATIVE_VLAN=1
Current Parameters:NATIVE_VLAN=1

Device:switch
Default Macro:CISCO_SWITCH_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_SWITCH_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:NATIVE_VLAN
Defaults Parameters:NATIVE_VLAN=1
Current Parameters:NATIVE_VLAN=1

Device:ip-camera
Default Macro:CISCO_IP_CAMERA_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_IP_CAMERA_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:ACCESS_VLAN
Defaults Parameters:ACCESS_VLAN=1
Current Parameters:ACCESS_VLAN=1

Device:media-player
Default Macro:CISCO_DMP_AUTO_SMARTPORT
Current Macro:CISCO_DMP_AUTO_SMARTPORT
Configurable Parameters:ACCESS_VLAN
Defaults Parameters:ACCESS_VLAN=1
Current Parameters:ACCESS_VLAN=1

次に、show macro auto address-group name コマンドを使用してスイッチの TEST3 アドレスグループ設定を表示する例を示します。


Device# show macro auto address-group TEST3MAC Address Group Configuration:

Group Name OUI  MAC ADDRESS               
--------------------------------------------------------------
TEST3 2233.33     0022.0022.0022            
2233.34                               
                              

show memory platform

プラットフォームのメモリ統計情報を表示するには、特権 EXEC モードで show memory platform コマンドを使用します。

show memory platform [compressed-swap | information | page-merging]

構文の説明

compressed-swap

(任意)プラットフォーム メモリの圧縮スワップ情報を表示します。

information

(任意)プラットフォームに関する一般的な情報を表示します。

page-merging

(任意)プラットフォーム メモリのページマージング情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

空きメモリは正確に計算されて、コマンド出力の Free Memory フィールドに表示されます。

次に、show memory platform コマンドの出力例を示します。

Switch# show memory platform
 
 Virtual memory   : 12874653696
  Pages resident   : 627041
  Major page faults: 2220
  Minor page faults: 2348631

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2761276
    Free           : 1215576
    Active         : 2128196
    Inactive       : 1581856
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 0
    AnonPages      : 1294984
    Bounce         : 0
    Cached         : 1978168
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3343324
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1215576
    Mapped         : 516316
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17124
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 437136

  Load Average
    1-Min          : 1.04
    5-Min          : 1.16
    15-Min         : 0.94
   
 

次に、show memory platform information コマンドの出力例を示します。

Device# show memory platform information

 Virtual memory   : 12870438912
  Pages resident   : 626833
  Major page faults: 2222
  Minor page faults: 2362455

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2761224
    Free           : 1215628
    Active         : 2128060
    Inactive       : 1584444
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 284
    AnonPages      : 1294656
    Bounce         : 0
    Cached         : 1979644
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3342184
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1215628
    Mapped         : 516212
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17096
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 438228

  Load Average
    1-Min          : 1.54
    5-Min          : 1.27
    15-Min         : 0.99

show module

スイッチ番号、モデル番号、シリアル番号、ハードウェア リビジョン番号、ソフトウェア バージョン、MAC アドレスなどのモジュール情報を表示するには、ユーザ EXEC モードまたは特権 EXEC モードで、このコマンドを使用します。

show module [switch-num ]

Syntax Description

switch-num

(任意)スイッチの番号。

Command Default

なし

Command Modes

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

switch-num 引数を指定せずに show module コマンドを入力した場合、show module all コマンドを入力した場合と同じ結果になります。

show network-policy profile

ネットワークポリシー プロファイルを表示するには、特権 EXEC モードで show network policy profile コマンドを使用します。

show network-policy profile [profile-number] [detail]

構文の説明

profile-number

(任意)ネットワークポリシー プロファイル番号を表示します。プロファイルが入力されていない場合、すべてのネットワーク ポリシー プロファイルが表示されます。

detail

(任意)詳細なステータスと統計情報を表示します。

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次に、show network-policy profile コマンドの出力例を示します。

Device# show network-policy profile
Network Policy Profile 10
   voice vlan 17 cos 4
  Interface:
   none
Network Policy Profile 30
   voice vlan 30 cos 5
  Interface:
   none
Network Policy Profile 36
   voice vlan 4 cos 3
  Interface:
   Interface_id

show parser macro

スイッチ上で設定されているすべてのマクロ、または 1 つのマクロのパラメータを表示するには、ユーザ EXEC モードで show parser macro コマンドを使用します。

show parser macro {brief | description [interface interface-id] | name macro-name}

構文の説明

brief

(任意)各マクロの名前を表示します。

description [interface interface-id]

(任意)すべてのマクロの説明または特定のインターフェイスの説明を表示します。

name macro-name

(任意)マクロ名で特定された 1 つのマクロに関する情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次の例では、show parser macro コマンドの出力の一部を示します。シスコ デフォルト マクロの出力は、スイッチのプラットフォームとスイッチ上で実行しているソフトウェア イメージによって異なります。


Device# show parser macro
Total number of macros = 6
--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-global
Macro type : default global
# Enable dynamic port error recovery for link state
# failures
errdisable recovery cause link-flap
errdisable recovery interval 60

<output truncated>

--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-desktop
Macro type : default interface
# macro keywords $AVID
# Basic interface - Enable data VLAN only
# Recommended value for access vlan (AVID) should not be 1
switchport access vlan $AVID
switchport mode access

<output truncated>

--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-phone
Macro type : default interface
# Cisco IP phone + desktop template
# macro keywords $AVID $VVID
# VoIP enabled interface - Enable data VLAN
# and voice VLAN (VVID)
# Recommended value for access vlan (AVID) should not be 1
switchport access vlan $AVID
switchport mode access

<output truncated>

--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-switch
Macro type : default interface
# macro keywords $NVID
# Access Uplink to Distribution
# Do not apply to EtherChannel/Port Group
# Define unique Native VLAN on trunk ports
# Recommended value for native vlan (NVID) should not be 1
switchport trunk native vlan $NVID

<output truncated>

--------------------------------------------------------------
Macro name : cisco-router
Macro type : default interface
# macro keywords $NVID
# Access Uplink to Distribution
# Define unique Native VLAN on trunk ports
# Recommended value for native vlan (NVID) should not be 1
switchport trunk native vlan $NVID

<output truncated>

--------------------------------------------------------------
Macro name : snmp
Macro type : customizable

#enable port security, linkup, and linkdown traps
snmp-server enable traps port-security
snmp-server enable traps linkup
snmp-server enable traps linkdown
#set snmp-server host
snmp-server host ADDRESS
#set SNMP trap notifications precedence
snmp-server ip precedence VALUE

--------------------------------------------------------------

次に、show parser macro name コマンドの出力例を示します。


Device# show parser macro name standard-switch10
Macro name : standard-switch10
Macro type : customizable
macro description standard-switch10
# Trust QoS settings on VOIP packets
auto qos voip trust
# Allow port channels to be automatically formed
channel-protocol pagp

次に、show parser macro brief コマンドの出力例を示します。


Device# show parser macro brief    
    default global   : cisco-global
    default interface: cisco-desktop
    default interface: cisco-phone
    default interface: cisco-switch
    default interface: cisco-router
    customizable     : snmp

次に、show parser macro description コマンドの出力例を示します。


Device# show parser macro description     
Global Macro(s): cisco-global
Interface    Macro Description(s)
--------------------------------------------------------------
Gi1/0/1        standard-switch10
Gi1/0/2       this is test macro
--------------------------------------------------------------

次に、show parser macro description interface コマンドの出力例を示します。


Device# show parser macro description interface gigabitethernet1/0/2     
Interface    Macro Description
--------------------------------------------------------------
Gi1/0/2      this is test macro
--------------------------------------------------------------

show platform hardware bluetooth

Bluetooth インターフェイスに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform hardware bluetooth コマンドを使用します。

show platform hardware bluetooth

コマンド デフォルト

なし

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Gibraltar 16.12.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show platform hardware bluetooth コマンドは、外部 USB Bluetooth ドングルがデバイスに接続されている場合に使用します。

次に、show platform hardware bluetooth コマンドを使用して Bluetooth インターフェイスの情報を表示する例を示します。

Device> enable
Device# show platform hardware bluetooth
Controller: 0:1a:7d:da:71:13
Type: Primary
Bus: USB
State: DOWN
Name:
HCI Version:

show platform hardware fed switch forward interface

転送情報をデバッグし、ハードウェアのフォワーディングプレーンのパケットパスをトレースするには、show platform hardware fed switch switch_number forward interface コマンドを使用します。このコマンドは、ユーザ定義のパケットをシミュレートし、ハードウェアのフォワーディングプレーンから転送情報を取得します。このコマンドで指定したパケットパラメータに基づいて、入力ポートでパケットが生成されます。PCAP ファイルに格納されているキャプチャされたパケットから完全なパケットを提供することもできます。

このトピックでは、インターフェイス転送特有のオプション、つまり show platform hardware fed switch { switch_num | active | standby } forward interface コマンドで使用可能なオプションのみについて詳しく説明します。

show platform hardware fed switch {switch_num | active | standby} forward interface interface-type interface-number source-mac-address destination-mac-address {protocol-number | arp | cos | ipv4 | ipv6 | mpls}

show platform hardware fed switch {switch_num | active | standby} forward interface interface-type interface-number pcap pcap-file-name number packet-number data

show platform hardware fed switch {switch_num | active | standby} forward interface interface-type interface-number vlan vlan-id source-mac-address destination-mac-address {protocol-number | arp | cos | ipv4 | ipv6 | mpls}

構文の説明

switch { switch_num | active | standby }

パケットのトレースをスケジュールするスイッチ。このスイッチで入力ポートが使用可能である必要があります。次のオプションがあります。

  • switch_num :入力ポートが存在するスイッチの ID。

  • active :入力ポートが存在するアクティブスイッチを示します。

  • standby :入力ポートが存在するスタンバイスイッチを示します。

    (注)  

     

    このキーワードはサポートされていません。

interface interface-type interface-number

パケットのトレースをシミュレートする入力インターフェイス。

source-mac-address

シミュレートするパケットの送信元 MAC アドレス。

destination-mac-address

宛先インターフェイスの 16 進形式の MAC アドレス。

protocol-number

いずれかの L3 プロトコルに割り当てられた番号。

arp

Address Resolution Protocol(ARP)のパラメータ。

ipv4

IPv4 パケットのパラメータ。

ipv6

IPv6 パケットのパラメータ。

mpls

マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)ラベルのパラメータ。

cos

プライオリティを設定する 0 ~ 7 のサービスクラス(CoS)値。

pcap pcap-file-name

内部フラッシュ(flash:)にある PCAP ファイルの名前。

ファイルが flash: にすでに存在していることを確認してください。

number packet-number

PCAP ファイル内のパケット番号を指定します。

vlan vlan-id

シミュレートされるパケットの dot1q ヘッダーの VLAN ID。指定できる範囲は 1 ~ 4096 です。

コマンド モード

特権 EXEC

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Fuji 16.9.1

このコマンドが拡張され、MPLS/ARP/VxLAN パケットのパラメータと PCAP ファイルでキャプチャされたパケットのトレースがサポートされるようになりました。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが拡張され、スタック全体のデータのキャプチャがサポートされるようになりました。

使用上のガイドライン

テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。

このコマンドでサポートされるパケットタイプは次のとおりです。

  • いずれかの L3 プロトコルを使用する非 IP パケット

  • ARP パケット

  • いずれかの L4 プロトコルを使用する IPv4 パケット

  • TCP/UDP/IGMP/ICMP/SCTP ペイロードで構成される IPv4 パケット

  • VxLAN パケット

  • 最大 3 つのラベルとメタデータで構成される MPLS パケット

  • IPv4/IPv6 ペイロードで構成される MPLS パケット

  • TCP/UDP/IGMP/ICMP/SCTP ペイロードで構成される IPv6 パケット

スタック環境では、スタックメンバの数やトポロジに関係なく、スタック全体のパケットをトレースできます。show platform hardware fed switch switch-number forward interface interface-type interface-number コマンドは、入力スイッチのすべてのスタックメンバのパケット転送情報を統合します。これを実現するために、 switch_num 引数と interface-number 引数で指定されたスイッチ番号が入力スイッチの番号と一致していることを確認してください。

PCAP ファイルに格納されているキャプチャされたパケットから特定のパケットをトレースするには、show platform hardware fed switch forward interface interface-type interface-number pcap pcap-file-name number packet-number data コマンドを使用します。

次に、show platform hardware fed switch { switch_num | active | standby } forward interface コマンドの出力例を示します。

Device#show platform hardware fed switch active forward interface gigabitEthernet 1/0/35 0000.0022.0055 0000.0055.0066 ipv4 44.44.0.2 55.55.0.2 udp 1222 3333

Show forward is running in the background. After completion, syslog will be generated.

*Sep 24 05:57:36.614: %SHFWD-6-PACKET_TRACE_DONE: Switch 1 R0/0: fed: Packet Trace Complete:  Execute (show platform hardware fed switch <> forward last summary|detail)
*Sep 24 05:57:36.614: %SHFWD-6-PACKET_TRACE_FLOW_ID: Switch 1 R0/0: fed: Packet Trace Flow id is 150323855361

show platform hardware fed switch fwd-asic counters tla

転送 ASIC からのカウンタのレジスタ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform hardware fed switch fwd-asic counters tla コマンドを使用します。

show platform hardware fed switch {switch_num | active | standby} fwd-asic counters tla tla_counter {detail | drop | statistics}[ asic asic_num] output location:filename

構文の説明

switch { switch_num | active | standby }

情報を表示するスイッチ。次のオプションがあります。

  • switch_num :スイッチの ID。

  • active :アクティブスイッチに関する情報を表示します。

  • standby :存在する場合、スタンバイスイッチに関する情報を表示します。

tlatla_counter

tla_counter は、次の 3 文字の頭字語(TLA)カウンタのいずれかです。

  • AQM:Active Queue Management(アクティブキュー管理)

  • ASE: ACL Search Engine(ACL 検索エンジン)

  • DPP:DopplerE Point to Point(DopplerE ポイントツーポイント)

  • EGR:Egress Global Resolution(出力グローバル解決)

  • EPF:Egress Port FIFO(出力ポート FIFO)

  • ESM:Egress Scheduler Module(出力スケジューラモジュール)

  • EQC:Egress Queue Controller(出力キューコントローラ)

  • FPE:Flexible Parser(フレキシブルパーサー)

  • FPS:Flexible Pipe Stage(フレキシブルパイプステージ)

  • FSE Fib Search Engine(Fib 検索エンジン)

  • IGR: Ingress Global Resolution(出力グローバル解決)

  • IPF: Ingress Port FIFO(入力ポートFIFO)

  • IQS:Ingress Queues and Scheduler(入力キューとスケジューラ)

  • MSC:Macsec Engine(Macsec エンジン)

  • NFL:Netflow

  • NIF:Network Interface(ネットワーク インターフェイス)

  • PBC:Packet Buffer Complex(パケットバッファ複合)

  • PIM:Protocol Independent Multicast(プロトコル独立マルチキャスト)

  • PLC:Policer(ポリサー)

  • RMU:Recirculation Multiplexer Unit(再循環マルチプレクサユニット)

  • RRE:Reassembly Engine(再構成エンジン)

  • RWE:Rewrite Engine(書き換えエンジン)

  • SEC:Security Engine(セキュリティエンジン)

  • SIF:Stack Interface(スタックインターフェイス)

  • SPQ:Supervisor Packet Queuing Engine(スーパーバイザ パケット キューイング エンジン)

  • SQS:Stack Queues And Scheduler(スタック キューとスケジューラ)

  • SUP:Supervisor Interface(スーパーバイザ インターフェイス)

detail

ゼロ以外のカウンタのレジスタの内容をすべて表示します。

drop

ゼロ以外のドロップカウンタのレジスタの内容をすべての表示します。

statistics

ゼロ以外の統計カウンタのレジスタの内容をすべて表示します。

asci asic_num

(任意)ASIC を指定します。

output location:filename

カウンタレジスタの内容をダンプする出力ファイルを指定します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Amsterdam 17.3.1

コマンド出力が、読み取り可能な表形式に変更されました。出力ファイルのサイズも、値がゼロのフィールドを出力しないことで削減されました。

change キーワードは推奨しません。

使用上のガイドライン

テクニカル サポート担当者がこのコマンドの使用を推奨した場合以外には使用しないでください。このコマンドは、テクニカル サポート担当者とともに問題解決を行う場合にだけ使用してください。


(注)  


TLA によっては、これらのドロップまたは統計レジスタがないため、ドロップまたは統計オプションの一部として表示するレジスタがない場合があります。このような場合は、[No <detail|drop|statistics> counters to display for tla <TLA_NAME>] というメッセージが表示され、出力ファイルは生成されません。


次に、show platform hardware fed active fwd-asic counters tla aqm コマンドの出力例を示します。

Device#show platform hardware fed active fwd-asic counters tla aqm detail output flash:aqm
command to get counters for tla AQM succeeded
Device#
Device# more flash:aqm
=============================================================================================
 asic | core | Register Name             | Fields                              | value
=============================================================================================
  0     0      AqmRepTransitUsageCnt[0][0]
                                           totalCntHighMark                    : 0x4
                                           transitWait4DoneHighMark            : 0x2
  0     1      AqmRepTransitUsageCnt[0][0]
                                           totalCntHighMark                    : 0x2
                                           transitWait4DoneHighMark            : 0x2
=============================================================================================
 asic | core | Register Name             | Fields                              | value
============================================================================================
  0     0      AqmGlobalHardBufCnt[0][0]
                                           highWaterMark                       : 0x3
=============================================================================================
 asic | core | Register Name             | Fields                              | value
=============================================================================================
  0     0      AqmRedQueueStats[0][673]
                                           acceptByteCnt2                      : 0x4e44e
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x5e1
  0     0      AqmRedQueueStats[0][674]
                                           acceptByteCnt1                      : 0x88
                                           acceptByteCnt2                      : 0xa7c
                                           acceptFrameCnt1                     : 0x2
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x16
  0     0      AqmRedQueueStats[0][676]
                                           acceptByteCnt2                      : 0xfbf06
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x2440
  0     0      AqmRedQueueStats[0][677]
                                           acceptByteCnt2                      : 0xcc
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x3
  0     0      AqmRedQueueStats[0][687]
                                           acceptByteCnt2                      : 0x2caea0
                                           acceptFrameCnt2                     : 0xa836
  0     0      AqmRedQueueStats[0][691]
                                           acceptByteCnt2                      : 0x2dc
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x6
  0     0      AqmRedQueueStats[0][692]
                                           acceptByteCnt2                      : 0xc518
                                           acceptFrameCnt2                     : 0x2e6

show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization

TCAM(Ternary Content Addressable Memory)の使用状況に関するハードウェア情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization コマンドを使用します。

show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization [asic-number ]

構文の説明

asic-number

ASIC 番号。有効な値の範囲は 0 ~ 7 です。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Amsterdam 17.2.1

このコマンドは Cisco IOS XE Amsterdam 17.2.1 よりも前のリリースで導入されました。

使用上のガイドライン

スタッカブルスイッチでは、このコマンドに switch キーワード、show platform hardware fed switch active fwd-asic resource tcam utilization があります。非スタッカブルスイッチでは、switch キーワードは使用できません。

次に、show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization コマンドの出力例を示します。

Device# show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization

Codes: EM - Exact_Match, I - Input, O - Output, IO - Input & Output, NA - Not Applicable

CAM Utilization for ASIC  [0]
 Table                  Subtype      Dir      Max     Used    %Used       V4       V6     MPLS    Other
 ------------------------------------------------------------------------------------------------------
 OPENFLOW Table0        TCAM         I        5000        5       0%        3        0        0        2
 OPENFLOW Table0 Ext.   EM           I        8192        3       0%        0        0        0        3
 OPENFLOW Table1        TCAM         I        3600        1       0%        1        0        0        0
 OPENFLOW Table1 Ext.   EM           I        8192        1       0%        0        0        0        1
 OPENFLOW Table2        TCAM         I        3500        1       0%        1        0        0        0
 OPENFLOW Table2 Ext.   EM           I        8192        1       0%        0        0        0        1
 OPENFLOW Table3 Ext.   EM           I        8192        0       0%        0        0        0        0
 OPENFLOW Table4 Ext.   EM           I        8192        0       0%        0        0        0        0
 OPENFLOW Table5 Ext.   EM           I        8192        0       0%        0        0        0        0
 OPENFLOW Table6 Ext.   EM           I        8192        0       0%        0        0        0        0
 OPENFLOW Table7 Ext.   EM           I        8192        0       0%        0        0        0        0

下の表に、ディスプレイ内に表示される重要なフィールドのリストを示します。

表 6. show platform hardware fed active fwd-asic resource tcam utilization フィールドの説明

フィールド

説明

Table

OpenFlow テーブル番号。

Subtype

使用可能なサブタイプにはどのようなものがありますか?

Dir

Max

Used

%Used

V4

V6

MPLS

Other

show platform resources

プラットフォームのリソース情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform reources コマンドを使用します。

show platform resources

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの出力には、総メモリから正確な空きメモリを引いた値である使用メモリが表示されます。

次に、show platform resources コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform resources 

**State Acronym: H - Healthy, W - Warning, C - Critical                                             
Resource                 Usage                 Max             Warning         Critical        State
----------------------------------------------------------------------------------------------------
 Control Processor       7.20%                 100%            90%             95%             H    
  DRAM                   2701MB(69%)           3883MB          90%             95%             H  

show platform software audit

SE Linux 監査ログを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software audit コマンドを使用します。

show platform software audit { all | summary | [ switch { switch-number | active | standby}] { 0 | F0 | R0 | { FP | RP} { active}}}

構文の説明

all

すべてのスロットからの監査ログを表示します。

summary

すべてのスロットからの監査ログの要約カウントを表示します。

switch

特定のスイッチのスロットについての監査ログを表示します。

switch-number

指定したスイッチ番号のスイッチを選択します。

switch active

スイッチのアクティブインスタンスを選択します。

standby

スイッチのスタンバイインスタンスを選択します。

0

SPA インターフェイス プロセッサ スロット 0 の監査ログを表示します。

F0

Embedded-Service-Processor スロット 0 の監査ログを表示します。

R0

Route-Processor スロット 0 の監査ログを表示します。

FP active

アクティブな Embedded-Service-Processor スロットの監査ログを表示します。

RP active

アクティブな Route-Processor スロットの監査ログを表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

使用上のガイドライン

このコマンドは、Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1 で SELinux 許可モード機能の一部として導入されました。show platform software audit コマンドは、アクセス違反イベントを含むシステム ログを表示します。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1 では、許可モードでの操作は、IOS XE プラットフォームの特定のコンポーネント(プロセスまたはアプリケーション)を制限する目的で利用できます。許可モードでは、アクセス違反イベントが検出され、システム ログが生成されますが、イベントまたは操作自体はブロックされません。このソリューションは、主にアクセス違反検出モードで動作します。

次に、show software platform software audit summary コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software audit summary

===================================
AUDIT LOG ON switch 1
-----------------------------------
AVC Denial count: 58
===================================

次に、show software platform software audit all コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software audit all

===================================
AUDIT LOG ON switch 1
-----------------------------------
========== START ============
type=AVC msg=audit(1539222292.584:100): avc:  denied  { read } for  pid=14017 comm="mcp_trace_filte" name="crashinfo" dev="rootfs" ino=13667 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_disk_crashinfo_t:s0 tclass=lnk_file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.584:100): avc:  denied  { getattr } for  pid=14017 comm="mcp_trace_filte" path="/mnt/sd1" dev="sda1" ino=2 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_disk_crashinfo_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.586:101): avc:  denied  { getattr } for  pid=14028 comm="ls" path="/tmp/ufs/crashinfo" dev="tmpfs" ino=58407 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_ncd_tmp_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.586:102): avc:  denied  { read } for  pid=14028 comm="ls" name="crashinfo" dev="tmpfs" ino=58407 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_ncd_tmp_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438600.896:119): avc:  denied  { execute } for  pid=8300 comm="sh" name="id" dev="loop0" ino=6982 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:bin_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438600.897:120): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=8300 comm="sh" path="/tmp/sw/mount/cat9k-rpbase.2018-10-02_00.13_mhungund.SSA.pkg/nyquist/usr/bin/id" dev="loop0" ino=6982 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:bin_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438615.535:121): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438624.916:122): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=8600 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438648.936:123): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=9307 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438678.649:124): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438696.969:125): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=10057 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438732.973:126): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=10858 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438778.008:127): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=11579 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438800.156:128): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438834.099:129): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=12451 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539440246.697:149): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539440299.119:150): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
========== END ============
===================================

次に、show software platform software audit switch コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software audit switch active R0

========== START ============
type=AVC msg=audit(1539222292.584:100): avc:  denied  { read } for  pid=14017 comm="mcp_trace_filte" name="crashinfo" dev="rootfs" ino=13667 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_disk_crashinfo_t:s0 tclass=lnk_file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.584:100): avc:  denied  { getattr } for  pid=14017 comm="mcp_trace_filte" path="/mnt/sd1" dev="sda1" ino=2 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_disk_crashinfo_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.586:101): avc:  denied  { getattr } for  pid=14028 comm="ls" path="/tmp/ufs/crashinfo" dev="tmpfs" ino=58407 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_ncd_tmp_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539222292.586:102): avc:  denied  { read } for  pid=14028 comm="ls" name="crashinfo" dev="tmpfs" ino=58407 scontext=system_u:system_r:polaris_trace_filter_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_ncd_tmp_t:s0 tclass=dir permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438624.916:122): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=8600 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438648.936:123): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=9307 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438678.649:124): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438696.969:125): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=10057 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438732.973:126): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=10858 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438778.008:127): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=11579 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438800.156:128): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438834.099:129): avc:  denied  { execute_no_trans } for  pid=12451 comm="auto_upgrade_se" path="/bin/bash" dev="rootfs" ino=7276 scontext=system_u:system_r:polaris_auto_upgrade_server_rp_t:s0 tcontext=system_u:object_r:shell_exec_t:s0 tclass=file permissive=1
type=AVC msg=audit(1539438860.907:130): avc:  denied  { name_connect } for  pid=26421 comm="nginx" dest=8098 scontext=system_u:system_r:polaris_nginx_t:s0 tcontext=system_u:object_r:polaris_caf_api_port_t:s0 tclass=tcp_socket permissive=1
========== END ============
===================================

show platform software fed switch punt cpuq rates

パントされたパスにおけるドロップを含むパケットのパントレートを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software fed switch punt cpuq rates コマンドを使用します。

show platform software fed switch {switch-number | active | standby} punt cpuq rates

構文の説明

switch{switch-number | active | standby}

スイッチに関する情報を表示します。次の選択肢があります。

  • switch-number。

  • active :アクティブなスイッチに関する情報を表示します。

  • standby :存在する場合、スタンバイスイッチに関する情報を表示します。

    (注)  

     

    このキーワードはサポートされていません。

punt

パント情報を指定します。

cpuq

CPU 受信キューに関する情報を指定します。

rates

パケットのパントレートを指定します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE ジブラルタル 16.10.1

このコマンドが導入されました。

次に、show platform software fed switch active punt cpuq rates コマンドの出力例を示します。

このコマンドの出力には、10 秒、1 分、5 分の各間隔のレートが 1 秒あたりのパケット数で表示されます。

Device#show platform software fed switch active punt cpuq rates 

Punt Rate CPU Q Statistics


Packets per second averaged over 10 seconds, 1 min and 5 mins
======================================================================================
 Q  |         Queue            |  Rx    |  Rx   |  Rx   |  Drop  |  Drop   |  Drop  
 no |         Name             |  10s   |  1min |  5min |  10s   |  1min   |  5min  
======================================================================================
 0  CPU_Q_DOT1X_AUTH                0        0        0        0        0        0       
 1  CPU_Q_L2_CONTROL                0        0        0        0        0        0       
 2  CPU_Q_FORUS_TRAFFIC             336      266      320      0        0        0       
 3  CPU_Q_ICMP_GEN                  0        0        0        0        0        0       
 4  CPU_Q_ROUTING_CONTROL           0        0        0        0        0        0       
 5  CPU_Q_FORUS_ADDR_RESOLUTION     0        0        0        0        0        0       
 6  CPU_Q_ICMP_REDIRECT             0        0        0        0        0        0       
 7  CPU_Q_INTER_FED_TRAFFIC         0        0        0        0        0        0       
 8  CPU_Q_L2LVX_CONTROL_PKT         0        0        0        0        0        0       
 9  CPU_Q_EWLC_CONTROL              0        0        0        0        0        0       
 10 CPU_Q_EWLC_DATA                 0        0        0        0        0        0       
 11 CPU_Q_L2LVX_DATA_PKT            0        0        0        0        0        0       
 12 CPU_Q_BROADCAST                 0        0        0        0        0        0       
 13 CPU_Q_LEARNING_CACHE_OVFL       0        0        0        0        0        0       
 14 CPU_Q_SW_FORWARDING             0        0        0        0        0        0       
 15 CPU_Q_TOPOLOGY_CONTROL          0        0        0        0        0        0       
 16 CPU_Q_PROTO_SNOOPING            0        0        0        0        0        0       
 17 CPU_Q_DHCP_SNOOPING             0        0        0        0        0        0       
 18 CPU_Q_TRANSIT_TRAFFIC           0        0        0        0        0        0       
 19 CPU_Q_RPF_FAILED                0        0        0        0        0        0       
 20 CPU_Q_MCAST_END_STATION_SERVICE 0        0        0        0        0        0       
 21 CPU_Q_LOGGING                   0        0        0        0        0        0       
 22 CPU_Q_PUNT_WEBAUTH              0        0        0        0        0        0       
 23 CPU_Q_HIGH_RATE_APP             0        0        0        0        0        0       
 24 CPU_Q_EXCEPTION                 0        0        0        0        0        0       
 25 CPU_Q_SYSTEM_CRITICAL           0        0        0        0        0        0       
 26 CPU_Q_NFL_SAMPLED_DATA          0        0        0        0        0        0       
 27 CPU_Q_LOW_LATENCY               0        0        0        0        0        0       
 28 CPU_Q_EGR_EXCEPTION             0        0        0        0        0        0       
 29 CPU_Q_FSS                       0        0        0        0        0        0       
 30 CPU_Q_MCAST_DATA                0        0        0        0        0        0       
 31 CPU_Q_GOLD_PKT                  0        0        0        0        0        0       

-------------------------------------------------------------------------------------

次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。

表 7. show platform software fed switch active punt cpuq rates フィールドの説明

フィールド

説明

Queue Name

キューの名前。

Rx

1 秒あたりのパケットの受信レート(10 秒、1 分、5 分)。

Drop

1 秒あたりのパケットのドロップレート(10 秒、1 分、5 分)。

show platform software fed switch punt packet-capture display

CPU 使用率が高いときのパケットキャプチャ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software fed switch active punt packet-capture display コマンドを使用します。

show platform software fed switch active punt packet-capture display { detailed | hexdump}

構文の説明

switch{switch-number| active| standby}

スイッチに関する情報を表示します。次の選択肢があります。

  • active :アクティブなスイッチに関する情報を表示します。

  • standby :存在する場合、スタンバイスイッチに関する情報を表示します。

    (注)  

     

    standby キーワードはサポートされていません。

punt

パント情報を指定します。

packet-capture display

キャプチャされたパケットに関する情報を指定します。

detailed

キャプチャされたパケットに関する詳細な情報を指定します。

hex-dump

キャプチャされたパケットに関する 16 進数形式の情報を指定します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE ジブラルタル 16.10.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの出力には、CPU 使用率が上限しきい値を超えているときの CPU バウンドパケット、インバンド CPU トラフィックレート、および実行中の CPU プロセスに関する定期的なログと永続的なログが表示されます。

次に、show platform software fed switch active punt packet-capture display detailed コマンドの出力例を示します。


Device# show platform software fed switch active punt packet-capture display detailed 
Punt packet capturing: disabled. Buffer wrapping: disabled
Total captured so far: 101 packets. Capture capacity : 4096 packets

------ Packet Number: 1, Timestamp: 2018/09/04 23:22:10.179 ------
 interface : GigabitEthernet2/0/2 [if-id: 0x00000032] (physical)
 ether hdr : dest mac: 0100.0ccc.cccd, src mac: 2c36.f8fc.4884
 ether hdr : ethertype: 0x0032

 Doppler Frame Descriptor :
   0000000044004E04  C00F402D94510000  0000000000000100  0000400401000000
   0000000001000050  000000006D000100  0000000025836200  0000000000000000

 Packet Data Dump (length: 68 bytes) :
   01000CCCCCCD2C36  F8FC48840032AAAA  0300000C010B0000  00000080012C36F8
   FC48800000000080  012C36F8FC488080  040000140002000F  0071000000020001
   244E733E

------ Packet Number: 2, Timestamp: 2018/09/04 23:22:10.179 ------
 interface : GigabitEthernet2/0/2 [if-id: 0x00000032] (physical)
 ether hdr : dest mac: 0180.c200.0000, src mac: 2c36.f8fc.4884
 ether hdr : ethertype: 0x0026
!
!
! 

show platform software fed switch punt rates interfaces

すべてのインターフェイスのパントレートの全体的な統計を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software fed switch punt rates interfaces コマンドを使用します。

show platform software fed switch {switch-number | active | standby} punt rates interfaces [interface-id]

構文の説明

switch{switch-number| active| standby}

スイッチに関する情報を表示します。次の選択肢があります。

  • switch-number。

  • active :アクティブなスイッチに関する情報を表示します。

  • standby :存在する場合、スタンバイスイッチに関する情報を表示します。

    (注)  

     

    このキーワードはサポートされていません。

punt

パント情報を指定します。

rates

パケットのパントレートを指定します。

interfaces [interface-id]

(任意)インターフェイスの全体的な統計に加え、インターフェイスの 10 秒間隔でのキュー単位の設定を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE ジブラルタル 16.10.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

この出力には、10 秒、1 分、5 分の各間隔のパントレートが 1 秒あたりのパケット数で表示されます。

次に、すべてのインターフェイスについての show platform software fed switch active punt rates interfaces コマンドの出力例を示します。

Device#show plataform software fed switch active punt rates interfaces

Punt Rate on Interfaces Statistics

Packets per second averaged over 10 seconds, 1 min and 5 mins

===========================================================================================
                             |           |  Rx   |  Rx   |  Rx   |  Drop |  Drop  |  Drop
 Interface Name              |  IF_ID    |  10s  |  1min |  5min |  10s  |  1min  |  5min
===========================================================================================
 Vlan3                         0x00000034    1000    1000     520       0       0       0
-------------------------------------------------------------------------------------------

次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。

表 8. show platform software fed switch active punt rates interfaces のフィールドの説明

フィールド

説明

Interface Name

物理インターフェイスの名前。

IF_ID

物理インターフェイスの ID。

Rx

1 秒あたりのパケットの受信レート(10 秒、1 分、5 分)。

Drop

1 秒あたりのパケットのドロップレート(10 秒、1 分、5 分)。

次に、特定のインターフェイスについての show platform software fed switch active punt rates interfaces interface-id コマンドの出力例を示します。

Device#show platform software fed switch active punt rates interfaces 0x31
Punt Rate on Single Interfaces Statistics

Interface : Port-channel1 [if_id: 0x31]

  Received                         Dropped
  --------                         -------
   Total          : 29617            Total           : 0       
   10 sec average : 0                10 sec average  : 0       
    1 min average : 0                 1 min average  : 0       
    5 min average : 0                 5 min average  : 0       

Per CPUQ punt stats on the interface (rate averaged over 10s interval)
==========================================================================
 Q  |         Queue                 |  Recv   |  Recv  |  Drop  |  Drop  |
 no |         Name                  |  Total  |  Rate  |  Total |  Rate  |
==========================================================================
 0   CPU_Q_DOT1X_AUTH                       0        0        0        0
 1   CPU_Q_L2_CONTROL                   29519        0        0        0
 2   CPU_Q_FORUS_TRAFFIC                    0        0        0        0
 3   CPU_Q_ICMP_GEN                         0        0        0        0
 4   CPU_Q_ROUTING_CONTROL                  0        0        0        0
 5   CPU_Q_FORUS_ADDR_RESOLUTION            0        0        0        0
 6   CPU_Q_ICMP_REDIRECT                    0        0        0        0
 7   CPU_Q_INTER_FED_TRAFFIC                0        0        0        0
 8   CPU_Q_L2LVX_CONTROL_PKT                0        0        0        0
 9   CPU_Q_EWLC_CONTROL                     0        0        0        0
 10  CPU_Q_EWLC_DATA                        0        0        0        0
 11  CPU_Q_L2LVX_DATA_PKT                   0        0        0        0
 12  CPU_Q_BROADCAST                        0        0        0        0
 13  CPU_Q_LEARNING_CACHE_OVFL              0        0        0        0
 14  CPU_Q_SW_FORWARDING                    0        0        0        0
 15  CPU_Q_TOPOLOGY_CONTROL                98        0        0        0
 16  CPU_Q_PROTO_SNOOPING                   0        0        0        0
 17  CPU_Q_DHCP_SNOOPING                    0        0        0        0
 18  CPU_Q_TRANSIT_TRAFFIC                  0        0        0        0
 19  CPU_Q_RPF_FAILED                       0        0        0        0
 20  CPU_Q_MCAST_END_STATION_SERVICE        0        0        0        0
 21  CPU_Q_LOGGING                          0        0        0        0
 22  CPU_Q_PUNT_WEBAUTH                     0        0        0        0
 23  CPU_Q_HIGH_RATE_APP                    0        0        0        0
 24  CPU_Q_EXCEPTION                        0        0        0        0
 25  CPU_Q_SYSTEM_CRITICAL                  0        0        0        0
 26  CPU_Q_NFL_SAMPLED_DATA                 0        0        0        0
 27  CPU_Q_LOW_LATENCY                      0        0        0        0
 28  CPU_Q_EGR_EXCEPTION                    0        0        0        0
 29  CPU_Q_FSS                              0        0        0        0
 30  CPU_Q_MCAST_DATA                       0        0        0        0
 31  CPU_Q_GOLD_PKT                         0        0        0        0

--------------------------------------------------------------------------

次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。

表 9. show platform software fed switch punt rates interfaces interface-id のフィールドの説明

フィールド

説明

Queue Name

キューの名前。

Recv Total

受信されたパケットの合計数。

Recv Rate

1 秒あたりのパケットの受信レート。

Drop Total

破棄されたパケットの総数。

Drop Rate

1 秒あたりのパケットのドロップレート。

show platform software ilpower

デバイス上のすべての PoE ポートのインラインパワーの詳細を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software ilpower コマンドを使用します。

show platform software ilpower { details | port { GigabitEthernet interface-number } | system slot-number }

構文の説明

details

すべてのインターフェイスのインライン パワーの詳細を表示します。

port

インライン パワー ポートの設定を表示します。

GigabitEthernet interface-number

GigabitEthernet インターフェイス番号。値の範囲は 0 ~ 9 です。

system slot-number

インライン パワー システムの設定を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが追加されました。

次に、show platform software ilpower details コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software ilpower details
ILP Port Configuration for interface Gi1/0/1
    Initialization Done:   Yes
    ILP Supported:         Yes
    ILP Enabled:           Yes
    POST:                  Yes
    Detect On:             No
    Powered Device Detected            No
    Powered Device Class Done          No
    Cisco Powered Device:              No
    Power is On:           No
    Power Denied:          No
    Powered Device Type:               Null
    Powerd Device Class:              Null
    Power State:           NULL
    Current State:         NGWC_ILP_DETECTING_S
    Previous State:        NGWC_ILP_SHUT_OFF_S
    Requested Power in milli watts:       0
    Short Circuit Detected:                 0
    Short Circuit Count:             0
    Cisco Powerd Device Detect Count: 0
    Spare Pair mode:       0
        IEEE Detect:       Stopped
        IEEE Short:        Stopped
        Link Down:         Stopped
        Voltage sense:            Stopped
    Spare Pair Architecture:       1
    Signal Pair Power allocation in milli watts: 0
    Spare Pair Power On:   0
    Powered Device power state:        0
    Timer:
        Power Good:        Stopped
        Power Denied:      Stopped
        Cisco Powered Device Detect:   Stopped


show platform software memory

指定したスイッチのメモリ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software memory コマンドを使用します。

show platform software memory [chunk | database | messaging] process slot

Syntax Description

Syntax Description

chunk

(任意)指定したプロセスのチャンクメモリ情報を表示します。

database

(任意)指定したプロセスのデータベースメモリ情報を表示します。

messaging

(任意)指定したプロセスのメッセージングメモリ情報を表示します。

表示される情報は、内部デバッグのみを目的としています。

process

設定されているレベル。次のオプションがあります。

  • bt-logger :Binary-Tracing Logger プロセス。

  • btrace-manager :Btrace Manager プロセス。

  • chassis-manager :Chassis Manager プロセス。

  • cli-agent :CLI Agent プロセス。

  • cmm :CMM プロセス。

  • dbm :Database Manager プロセス。

  • dmiauthd :DMI Authentication Daemon プロセス。

  • emd :Environmental Monitoring プロセス。

  • fed :Forwarding Engine Driver プロセス。

  • forwarding-manager :Forwarding Manager プロセス。

  • geo :Geo Manager プロセス。

  • gnmi :GNMI プロセス。

  • host-manager :Host Manager プロセス。

  • interface-manager :Interface Manager プロセス。

  • iomd :Input/Output Module daemon(IOMd)プロセス。

  • ios :IOS プロセス。

  • iox-manager :IOx Manager プロセス。

  • license-manager :License Manager プロセス。

  • logger :Logging Manager プロセス。

  • mdt-pubd :Model Defined Telemetry Publisher プロセス。

  • ndbman :Netconf DataBase Manager プロセス。

  • nesd :Network Element Synchronizer Daemon プロセス。

  • nginx :Nginx Webserver プロセス。

  • nif_mgr :NIF Manager プロセス。

  • platform-mgr :Platform Manager プロセス。

  • pluggable-services :Pluggable Services プロセス。

  • replication-mgr :Replication Manager プロセス。

  • shell-manager :Shell Manager プロセス。

  • sif :Stack Interface(SIF)Manager プロセス。

  • smd :Session Manager プロセス。

  • stack-mgr :Stack Manager プロセス。

  • syncfd :SyncmDaemon プロセス。

  • table-manager :Table Manager サーバ。

  • thread-test :Multithread Manager プロセス。

  • virt-manager :Virtualization Manager プロセス。

slot

レベルが設定されているプロセスを実行中のハードウェアスロット。次のオプションがあります。

  • number :レベルが設定されているハードウェアモジュールの SIP スロット番号。たとえば、スイッチの SIP スロット 2 の SIP を指定する場合は、「2」と入力します。

  • SIP-slot / SPA-bay:SIP スイッチ スロットの数とその SIP の共有ポート アダプタ(SPA)ベイの数。たとえば、スイッチ スロット 3 の SIP のベイ 2 の SPA を指定する場合は、「3/2」と入力します。

  • F0 :Embedded Service Processor スロット 0。

  • FP active :アクティブな Embedded Service Processor。

  • R0 :スロット 0 のルート プロセッサ。

  • RP active :アクティブなルート プロセッサ。

  • RP standby :スタンバイのルートプロセッサ。

  • switch <number> :指定された番号を持つスイッチ。

  • switch active :アクティブなスイッチ。

  • switch standby :スタンバイスイッチ。

    • number :レベルが設定されているハードウェアモジュールの SIP スロット番号。たとえば、スイッチの SIP スロット 2 の SIP を指定する場合は、「2」と入力します。

    • SIP-slot / SPA-bay:SIP スイッチ スロットの数とその SIP の共有ポート アダプタ(SPA)ベイの数。たとえば、スイッチ スロット 3 の SIP のベイ 2 の SPA を指定する場合は、「3/2」と入力します。

    • F0 :スロット 0 の Embedded Service Processor。

    • FP active :アクティブな Embedded Service Processor。

    • R0 :スロット 0 のルート プロセッサ。

    • RP active :アクティブなルート プロセッサ。

Command Default

デフォルトの動作や値はありません。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Examples

次に、Cisco Catalyst 9000 シリーズ ESP スロット 0 の Forwarding Manager プロセスについての簡略化した形式(brief キーワード)のメモリ情報を表示する出力例を示します。


Device# show platform software memory forwarding-manager switch 1 fp active brief
 
  module                  allocated     requested     allocs        frees
  ------------------------------------------------------------------------------
  Summary                 5702540       5619788       121888        116716
  AOM object              1920374       1920310       4             0
  AOM links array         880379        880315        4             0
  smc_message             819575        819511        4             0
  AOM update state        640380        640316        4             0
  dpidb-config            208776        203544        351           24
  fman-infra-avl          178016        153680        1521          0
  AOM batch               152373        152309        4             0
  AOM asynchronous conte  128388        128324        4             0
  AOM basic data          124824        124760        5             1
  eventutil               118939        118299        50            10
  AOM tree node           96465         96385         5             0
  AOM tree root           72377         72313         4             0
  acl                     36090         31914         504           243
  fman-infra-ipc          35326         24366         115097        114412
  AOM uplink update node  32386         32322         4             0
  unknown                 30528         23808         424           4
  uipeer                  27232         27152         5             0
  fman-infra-qos          26872         24712         164           29
  cce-class               19427         15411         251           0
  l2 control protocol     15472         12896         325           164
  fman-infra-cce          15272         13576         106           0
  smc_channel             15223         15159         4             0
  unknown                 14208         8736          447           105
  chunk                   12513         12033         33            3
  cce-bind                8496          7552          82            23
  MATM mac entry          8040          5928          544           412
  adj                     7064          6312          157           110
  route-pfx               6116          5412          157           113
  Filter_rules            4912          4896          1             0
  fman-infra-dpidb        4130          2338          112           0
  SMC Buffer              3794          3202          43            6
  urpf-list               3028          2100          85            27
  lookup                  2480          2160          30            10
  MATM mac table          2432          1600          148           96
  cdllib                  1688          1672          1             0
  route-tbl               1600          1264          21            0
  FNF Flowdef             1492          1460          3             1
  acl-ref                 1120          1024          8             2
  cgm-lib                 1120          880           410           395
  pbr_if_cfg              1088          976           205           198
  FNF Monitor             1048          1032          1             0
  pbr_routemap            960           864           18            12
!  
!
!

次の表に、この出力で表示される重要なフィールドの説明を示します。

Table 10. show platform software memory brief のフィールドの説明

フィールド

説明

module

サブモジュールの名前。

allocated

割り当て済みのメモリ(バイト数)。

requested

アプリケーションによって要求されたバイト数。

allocs

個別の割り当てイベントの試行回数。

frees

解放イベントの数。

show platform software process list

プラットフォームで実行中のプロセスのリストを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software process list コマンドを使用します。

show platform software process list switch {switch-number | active | standby} {0 | F0 | R0} [name process-name | process-id process-ID | sort memory | summary]

構文の説明

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。 switch-number 引数の有効な値は 0 ~ 9 です。

active

スイッチのアクティブ インスタンスに関する情報を表示します。

standby

スイッチのスタンバイ インスタンスに関する情報を表示します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 に関する情報を表示します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 に関する情報を表示します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 に関する情報を表示します。

name process-name

(任意)指定されたプロセスに関する情報を表示します。プロセス名を入力します。

process-id process-ID

(任意)指定されたプロセス ID に関する情報を表示します。プロセス ID を入力します。

sort

(任意)プロセスに従いソートされた情報を表示します。

memory

(任意)メモリに従いソートされた情報を表示します。

summary

(任意)ホスト デバイスのプロセス メモリのサマリーを表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが追加されました。

次に、show platform software process list switch active R0 コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software process list switch active R0 summary
      
Total number of processes: 278
  Running          : 2
  Sleeping         : 276
  Disk sleeping    : 0
  Zombies          : 0
  Stopped          : 0
  Paging           : 0

  Up time          : 8318
  Idle time        : 0
  User time        : 216809
  Kernel time      : 78931

  Virtual memory   : 12933324800
  Pages resident   : 634061
  Major page faults: 2228
  Minor page faults: 3491744

  Architecture     : mips64
  Memory (kB)
    Physical       : 3976852
    Total          : 3976852
    Used           : 2766952
    Free           : 1209900
    Active         : 2141344
    Inactive       : 1589672
    Inact-dirty    : 0
    Inact-clean    : 0
    Dirty          : 4
    AnonPages      : 1306800
    Bounce         : 0
    Cached         : 1984688
    Commit Limit   : 1988424
    Committed As   : 3358528
    High Total     : 0
    High Free      : 0
    Low Total      : 3976852
    Low Free       : 1209900
    Mapped         : 520528
    NFS Unstable   : 0
    Page Tables    : 17328
    Slab           : 0
    VMmalloc Chunk : 1069542588
    VMmalloc Total : 1069547512
    VMmalloc Used  : 2588
    Writeback      : 0
    HugePages Total: 0
    HugePages Free : 0
    HugePages Rsvd : 0
    HugePage Size  : 2048

  Swap (kB)
    Total          : 0
    Used           : 0
    Free           : 0
    Cached         : 0

  Buffers (kB)     : 439528

  Load Average
    1-Min          : 1.13
    5-Min          : 1.18
    15-Min         : 0.92


次に、show platform software process list switch active R0 コマンドの出力例を示します。

# show platform software process list switch active R0 
Name                     Pid    PPid  Group Id  Status    Priority  Size        
------------------------------------------------------------------------------
systemd                    1       0         1  S               20  4876        
kthreadd                   2       0         0  S               20  0           
ksoftirqd/0                3       2         0  S               20  0           
kworker/0:0H               5       2         0  S                0  0           
rcu_sched                  7       2         0  S               20  0           
rcu_bh                     8       2         0  S               20  0           
migration/0                9       2         0  S       4294967196  0           
watchdog/0                10       2         0  S       4294967196  0           
watchdog/1                11       2         0  S       4294967196  0           
migration/1               12       2         0  S       4294967196  0           
ksoftirqd/1               13       2         0  S               20  0           
kworker/1:0H              15       2         0  S                0  0           
watchdog/2                16       2         0  S       4294967196  0           
migration/2               17       2         0  S       4294967196  0           
ksoftirqd/2               18       2         0  S               20  0           
kworker/2:0H              20       2         0  S                0  0           
watchdog/3                21       2         0  S       4294967196  0           
migration/3               22       2         0  S       4294967196  0           
ksoftirqd/3               23       2         0  S               20  0           
kworker/3:0               24       2         0  S               20  0           
kworker/3:0H              25       2         0  S                0  0           
kdevtmpfs                 26       2         0  S               20  0           
netns                     27       2         0  S                0  0           
perf                      28       2         0  S                0  0           
khungtaskd                29       2         0  S               20  0           
writeback                 30       2         0  S                0  0           
ksmd                      31       2         0  S               25  0           
khugepaged                32       2         0  S               39  0           
crypto                    33       2         0  S                0  0           
bioset                    34       2         0  S                0  0           
kblockd                   35       2         0  S                0  0           
ata_sff                   36       2         0  S                0  0           
rpciod                    37       2         0  S                0  0           
kswapd0                   63       2         0  S               20  0           
vmstat                    64       2         0  S                0  0           
fsnotify_mark             65       2         0  S               20  0           
nfsiod                    66       2         0  S                0  0           
.
.
.

次の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 11. show platform software process list のフィールドの説明

フィールド

説明

Name

プロセスに関連付けられているコマンド名が表示されます。同じプロセスのスレッドでも、スレッドごとにコマンドの値が異なる場合があります。

Pid

プロセスを識別して追跡するためにオペレーティングシステムで使用されるプロセス ID が表示されます。

PPID

親プロセスのプロセス ID が表示されます。

Group Id

グループ ID が表示されます。

Status

人間が判読可能な形式でプロセスのステータスが表示されます。

Priority

無効にされたスケジューリングの優先順位が表示されます。

Size

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1 よりも前:

仮想メモリのサイズが表示されます。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1 以降:

RAM でそのプロセスに割り当てられているメモリ量を示す常駐セットサイズ(RSS)が表示されます。

show platform software process memory

各システムプロセスで使用されているメモリの量を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software process memory コマンドを使用します。

show platform process memory switch{ switch-number| active| standby} { 0| F0| FP| R0} { all[ sorted| virtual[ sorted] ] | name process-name{ maps| smaps[ summary] } | process-id process-id{ maps| smaps[ summary] } }

構文の説明

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。スイッチ番号を入力します。

active

デバイスのアクティブインスタンスを指定します。

standby

デバイスのスタンバイインスタンスを指定します。

0

共有ポートアダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

FP

Embedded Service Processor(ESP)を指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

all

すべてのプロセスを一覧表示します。

sorted

(任意)常駐セットサイズ(RSS)に基づいて出力をソートします。

virtual

(任意)仮想メモリを指定します。

nameprocess-name

プロセス名を指定します。

maps

プロセスのメモリマップを指定します。

smaps summary

プロセスの smaps の要約を指定します。

process-idprocess-id

プロセス ID を指定します。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

次に例を示します。

次に、show platform software process memory active R0 all コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software process memory switch active R0 all

   Pid       RSS       PSS      Heap    Shared   Private              Name  
--------------------------------------------------------------------------
     1      4876      3229      1064      1808      3068           systemd  
   118      3184      1327       132      2352       832   systemd-journal  
   159      3008      1191       396      1996      1012     systemd-udevd  
   407      3192      1262       132      2196       996       dbus-daemon  
  3406      4772      3064       264      1940      2832          virtlogd  
  3411      5712      3474      2964      2344      3368       droputil.sh  
  3416      2588       358       132      2336       252       libvirtd.sh  
  3420      5708      3484      2976      2308      3400      reflector.sh  
  3424      1804       263       132      1632       172            xinetd  
  3425       964       118       132       872        92             sleep  
  3434      3060       844       528      2304       756            oom.sh  
  3442      2068       606       132      1604       464           rpcbind  
  3485      2380       845       132      1636       744         rpc.statd  
  3486      1632       338       132      1348       284   boothelper_evt.  
  3493      1136       156       132      1004       132       inotifywait  
  3504      2048       753       132      1372       676        rpc.mountd  
  3584      2868       620        36      2384       484             rotee  
  3649      1032       116       132       944        88             sleep  
  3705      2784       613        36      2296       488             rotee  
  3718      2856       610        36      2376       480             rotee  
  3759      1292       184       132      1136       156       inotifywait  
  3787      4256      2040      1640      2300      1956          iptbl.sh  
  3894      2948       637        36      2460       488             rotee  
  4017      1380       175       132      1236       144       inotifywait  
  4866      1820       287       132      1624       196            xinetd  
  5887      1692       257       132      1508       184            xinetd  
  5891      7248      4984      4584      2348      4900   rollback_timer.  
  5893      1764       257       132      1588       176            xinetd  
  6031      2804       601        36      2332       472             rotee  
  6037      1228       163       132      1092       136       inotifywait  
  6077      4736      3389      2992      1368      3368           psvp.sh  
  6115      1620       476        36      1152       468             rotee  
  6122       624       149       132       480       144       inotifywait  
  6127      5440      4077      3680      1384      4056            pvp.sh  
  6165      1736       592        36      1152       584             rotee  
  6245       624       149       132       480       144       inotifywait  
  6353      2592      1260       924      1352      1240           pman.sh  
  6470      1632       488        36      1152       480             rotee  
  6499      2588      1262       924      1348      1240           pman.sh  
  6666      1640       496        36      1152       488             rotee  
  6718      2584      1258       800      1348      1236           pman.sh  
  6736      8360      7020      6640      1360      7000   auto_upgrade_cl  
  6909      1636       492        36      1152       484             rotee  
  6955      2588      1262       928      1348      1240           pman.sh  
  7029      2196       679        40      1552       644   auto_upgrade_se  
  7149      1636       492        36      1152       484             rotee  
  7224     13200      4595        48      9368      3832         bt_logger  
  7295      2588      1262       800      1348      1240           pman.sh  
.
.
.

次の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 12. show platform software process memory のフィールドの説明

フィールド

説明

PID

プロセスを識別して追跡するためにオペレーティングシステムで使用されるプロセス ID が表示されます。

RSS

RAM でそのプロセスに割り当てられているメモリ量を示す常駐セットサイズ(キロバイト(KB))が表示されます。

PSS

プロセスの比例セットサイズが表示されます。これは、メモリ内のページの数であり、各ページはそれを共有するプロセスの数で除算されます。

Heap

ユーザが割り当てたすべてのメモリの場所が表示されます。

Shared

共有クリーン + 共有ダーティ

Private

プライベートクリーン + プライベートダーティ

Name

プロセスに関連付けられているコマンド名が表示されます。同じプロセスのスレッドでも、スレッドごとにコマンドの値が異なる場合があります。

show platform software process slot switch

プラットフォーム ソフトウェア プロセスのスイッチ情報を表示するには、特権 EXEC モードで show platform software process slot switch コマンドを使用します。

show platform software process slot switch {switch-number | active | standby} {0 | F0 | R0} monitor [cycles no-of-times [interval delay [lines number]]]

構文の説明

switch-number

スイッチ番号。

active

アクティブ インスタンスを指定します。

standby

スタンバイ インスタンスを指定します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

monitor

実行中のプロセスをモニタします。

cycles no-of-tmes

(任意)monitor コマンドを実行する回数を設定します。有効な値は、1 ~ 4294967295 です。デフォルトは 5 です。

interval delay

(任意)それぞれの遅延を設定します。有効値は 0 ~ 300 です。デフォルトは 3 です。

lines number

(任意)表示される出力の行数を設定します。有効値は 0 ~ 512 です。デフォルトは 0 です。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show platform software process slot switch コマンドと show processes cpu platform monitor location コマンドの出力に、Linux top コマンドの出力が表示されます。これらのコマンドの出力には、top コマンドで表示される「空きメモリ」と「使用メモリ」が表示されます。これらのコマンドによって「空きメモリ」と「使用メモリ」に表示される値は、その他のプラットフォーム メモリ関連 CLI の出力で表示される値とは一致しません。

次に、show platform software process slot monitor コマンドの出力例を示します。


Switch# show platform software process slot switch active R0 monitor

top - 00:01:52 up 1 day, 11:20,  0 users,  load average: 0.50, 0.68, 0.83
Tasks: 311 total,   2 running, 309 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  7.4%us,  3.3%sy,  0.0%ni, 89.2%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.1%si,  0.0%st
Mem:   3976844k total,  3955036k used,    21808k free,   419312k buffers
Swap:        0k total,        0k used,        0k free,  1946764k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND            
 5693 root      20   0  3448 1368  912 R    7  0.0   0:00.07 top                
17546 root      20   0 2044m 244m  79m S    7  6.3 186:49.08 fed main event     
18662 root      20   0 1806m 678m 263m S    5 17.5 215:32.38 linux_iosd-imag    
30276 root      20   0  171m  42m  33m S    5  1.1 125:06.77 repm               
17835 root      20   0  935m  74m  63m S    4  1.9  82:28.31 sif_mgr            
18534 root      20   0  182m 150m  10m S    2  3.9   8:12.08 smand              
    1 root      20   0  8440 4740 2184 S    0  0.1   0:09.52 systemd            
    2 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:02.86 ksoftirqd/0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    7 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.44 migration/0        
    8 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 rcu_bh             
    9 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:23.08 rcu_sched          
   10 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:58.04 rcuc/0             
   11 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0  21:35.60 rcuc/1             
   12 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.33 migration/1  


show platform software status control-processor

プラットフォーム ソフトウェアの制御プロセッサのステータスを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software status control-processor コマンドを使用します。

show platform software status control-processor [brief]

構文の説明

brief

(任意)プラットフォームの制御プロセッサのステータスのサマリーを表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

次に、show platform memory software status control-processor コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software status control-processor
        
2-RP0: online, statistics updated 7 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 1.00, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 1.21, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.90, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 2766284 (70%), status: healthy
  Free: 1210568 (30%)
  Committed: 3358008 (84%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.40, System:  1.70, Nice:  0.00, Idle: 93.80
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.80, System:  1.20, Nice:  0.00, Idle: 94.90
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  7.00, System:  1.10, Nice:  0.00, Idle: 91.89
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.49, System:  0.69, Nice:  0.00, Idle: 94.80
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
          
3-RP0: unknown, statistics updated 2 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.27, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.32, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 2706768 (68%), status: healthy
  Free: 1270084 (32%)
  Committed: 3299332 (83%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.50, System:  1.20, Nice:  0.00, Idle: 94.20
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  5.20, System:  0.50, Nice:  0.00, Idle: 94.29
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.60, System:  0.70, Nice:  0.00, Idle: 95.69
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  3.00, System:  0.60, Nice:  0.00, Idle: 96.39
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00

4-RP0: unknown, statistics updated 2 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.21, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.24, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 1452404 (37%), status: healthy
  Free: 2524448 (63%)
  Committed: 1675120 (42%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  2.30, System:  0.40, Nice:  0.00, Idle: 97.30
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.19, System:  0.69, Nice:  0.00, Idle: 95.10
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.79, System:  0.79, Nice:  0.00, Idle: 94.40
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  2.10, System:  0.40, Nice:  0.00, Idle: 97.50
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00

9-RP0: unknown, statistics updated 4 seconds ago
Load Average: healthy
  1-Min: 0.20, status: healthy, under 5.00
  5-Min: 0.35, status: healthy, under 5.00
  15-Min: 0.35, status: healthy, under 5.00
Memory (kb): healthy
  Total: 3976852
  Used: 1451328 (36%), status: healthy
  Free: 2525524 (64%)
  Committed: 1675932 (42%), under 95%
Per-core Statistics
CPU0: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  1.90, System:  0.50, Nice:  0.00, Idle: 97.60
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU1: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  4.39, System:  0.19, Nice:  0.00, Idle: 95.40
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU2: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  5.70, System:  1.00, Nice:  0.00, Idle: 93.30
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.00, IOwait:  0.00
CPU3: CPU Utilization (percentage of time spent)
  User:  1.30, System:  0.60, Nice:  0.00, Idle: 98.00
  IRQ:  0.00, SIRQ:  0.10, IOwait:  0.00


次に、show platform memory software status control-processor brief コマンドの出力例を示します。

Switch# show platform software status control-processor brief

Load Average
 Slot  Status  1-Min  5-Min 15-Min
2-RP0 Healthy   1.10   1.21   0.91
3-RP0 Healthy   0.23   0.27   0.31
4-RP0 Healthy   0.11   0.21   0.22
9-RP0 Healthy   0.10   0.30   0.34

Memory (kB)
 Slot  Status    Total     Used (Pct)     Free (Pct) Committed (Pct)
2-RP0 Healthy  3976852  2766956 (70%)  1209896 (30%)   3358352 (84%)
3-RP0 Healthy  3976852  2706824 (68%)  1270028 (32%)   3299276 (83%)
4-RP0 Healthy  3976852  1451888 (37%)  2524964 (63%)   1675076 (42%)
9-RP0 Healthy  3976852  1451580 (37%)  2525272 (63%)   1675952 (42%)

CPU Utilization
 Slot  CPU   User System   Nice   Idle    IRQ   SIRQ IOwait
2-RP0    0   4.10   2.00   0.00  93.80   0.00   0.10   0.00
         1   4.60   1.00   0.00  94.30   0.00   0.10   0.00
         2   6.50   1.10   0.00  92.40   0.00   0.00   0.00
         3   5.59   1.19   0.00  93.20   0.00   0.00   0.00
3-RP0    0   2.80   1.20   0.00  95.90   0.00   0.10   0.00
         1   4.49   1.29   0.00  94.20   0.00   0.00   0.00
         2   5.30   1.60   0.00  93.10   0.00   0.00   0.00
         3   5.80   1.20   0.00  93.00   0.00   0.00   0.00
4-RP0    0   1.30   0.80   0.00  97.89   0.00   0.00   0.00
         1   1.30   0.20   0.00  98.50   0.00   0.00   0.00
         2   5.60   0.80   0.00  93.59   0.00   0.00   0.00
         3   5.09   0.19   0.00  94.70   0.00   0.00   0.00
9-RP0    0   3.99   0.69   0.00  95.30   0.00   0.00   0.00
         1   2.60   0.70   0.00  96.70   0.00   0.00   0.00
         2   4.49   0.89   0.00  94.60   0.00   0.00   0.00
         3   2.60   0.20   0.00  97.20   0.00   0.00   0.00


show platform software thread list

プラットフォームのスレッドのリストを表示するには、特権 EXEC モードで show platform software thread list コマンドを使用します。

show platform software thread list switch{ switch-number| active| standby} { 0| F0| FP active| R0} pname{ cdman| vidman| all} tname{ main| pktio| rt| all}

構文の説明

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。スイッチ番号を入力します。

active

デバイスのアクティブインスタンスを指定します。

standby

デバイスのスタンバイインスタンスを指定します。

0

共有ポートアダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

FP active

Embedded Service Processor(ESP)のアクティブインスタンスを指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

pname

プロセス名を指定します。指定できる値は cdman vidman 、および all です。

tname

スレッド名を指定します。指定できる値は main pktio rt 、および all です。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

次に例を示します。

次に、show platform software thread list switch active R0 pname cdman tname all コマンドの出力例を示します。

Device# show platform software thread list switch active R0 pname cdman tname all  

Name           Tid    PPid  Group Id  Core    Vcswch   Nvcswch  Status    Priority       TIME+  Size        
----------------------------------------------------------------------------------------------------------
cdman         8407    7295      8407     1         0         0  S               20       12309  36976       

次の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 13. show platform software thread list のフィールドの説明

フィールド

説明

Name

プロセスに関連付けられているコマンド名が表示されます。同じプロセスのスレッドでも、スレッドごとにコマンドの値が異なる場合があります。

Tid

プロセス ID が表示されます。

PPid

親プロセスのプロセス ID が表示されます。

Group Id

グループ ID が表示されます。

Core

プロセッサ情報が表示されます。

Vcswch

自発的なコンテキストスイッチの回数が表示されます。

Nvcswch

非自発的なコンテキストスイッチの回数が表示されます。

Status

人間が判読可能な形式でプロセスのステータスが表示されます。

Priority

無効にされたスケジューリングの優先順位が表示されます。

TIME+

プロセスが開始されてからの経過時間が表示されます。

Size

RAM でそのプロセスに割り当てられているメモリ量を示す常駐セットサイズ(キロバイト(KB))が表示されます。

show platform usb status

デバイス上 USB ポートの状態を表示するには、特権 EXEC モードで show platform usb status コマンドを使用します。

show platform usb status

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Bengaluru 17.5.1

このコマンドが導入されました。

次に、show platform usb status コマンドの出力例を示します。

Device> enable
Device# show platform usb status
USB Disabled

show processes cpu platform

IOS XE プロセスの CPU 使用率に関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show processes cpu platform コマンドを使用します。

show processes cpu platform [ [ sorted[ 1min| 5min| 5sec] ] location switch{ switch-number| active| standby} { F0| FP active| R0| RP active} ]

構文の説明

sorted

(任意)プラットフォームの CPU 使用率に基づいてソートした出力を表示します。

1min

(任意)1 分間隔でソートします。

5min

(任意)5 分間隔でソートします。

5sec

(任意)5 秒間隔でソートします。

location

Field Replaceable Unit(FRU)の場所を指定します。

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。スイッチ番号を入力します。

active

デバイスのアクティブインスタンスを指定します。

standby

デバイスのスタンバイインスタンスを指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

FP active

Embedded Service Processor(ESP)のアクティブインスタンスを指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

RP active

ルートプロセッサ(RP)のアクティブインスタンスを指定します。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

次に例を示します。

次に、show processes cpu platform コマンドの出力例を示します。

Device# show processes cpu platform 

CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  3%, five minutes:  2%
Core 0: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  2%, five minutes:  2%
Core 1: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 2: CPU utilization for five seconds:  3%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 3: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  5%, five minutes:  2%
   Pid    PPid    5Sec    1Min    5Min  Status        Size  Name                  
--------------------------------------------------------------------------------
     1       0      0%      0%      0%  S             4876  systemd               
     2       0      0%      0%      0%  S                0  kthreadd              
     3       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/0           
     5       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/0:0H          
     7       2      0%      0%      0%  S                0  rcu_sched             
     8       2      0%      0%      0%  S                0  rcu_bh                
     9       2      0%      0%      0%  S                0  migration/0           
    10       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/0            
    11       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/1            
    12       2      0%      0%      0%  S                0  migration/1           
    13       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/1           
    15       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/1:0H          
    16       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/2            
    17       2      0%      0%      0%  S                0  migration/2           
    18       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/2           
    20       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/2:0H          
    21       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/3            
    22       2      0%      0%      0%  S                0  migration/3           
    23       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/3           
    24       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/3:0           
    25       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/3:0H          
    26       2      0%      0%      0%  S                0  kdevtmpfs             
    27       2      0%      0%      0%  S                0  netns                 
    28       2      0%      0%      0%  S                0  perf                  
    29       2      0%      0%      0%  S                0  khungtaskd            
    30       2      0%      0%      0%  S                0  writeback             
    31       2      7%      8%      8%  S                0  ksmd                  
    32       2      0%      0%      0%  S                0  khugepaged            
    33       2      0%      0%      0%  S                0  crypto                
    34       2      0%      0%      0%  S                0  bioset                
    35       2      0%      0%      0%  S                0  kblockd               
    36       2      0%      0%      0%  S                0  ata_sff               
    37       2      0%      0%      0%  S                0  rpciod                
    63       2      0%      0%      0%  S                0  kswapd0               
    64       2      0%      0%      0%  S                0  vmstat                
    65       2      0%      0%      0%  S                0  fsnotify_mark         
.
.
.

次に、 show processes cpu platform sorted 5min location switch 5 R0

Device# show processes cpu platform sorted 5min location switch 5 R0

CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 0: CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 1: CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 2: CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 3: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  2%, five minutes:  1%
Core 4: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 5: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 6: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 7: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
   Pid    PPid    5Sec    1Min    5Min  Status        Size  Name                
--------------------------------------------------------------------------------
 16358   15516      4%      4%      4%  S           221376  fed main event      
 14062   12756      1%      1%      1%  S            52140  sif_mgr             
 32105    8618      0%      0%      0%  S              260  inotifywait         
 31396   31393      0%      0%      0%  S            36516  python2.7           
 31393   31271      0%      0%      0%  S             2744  rdope.sh            
 31319       1      0%      0%      0%  S             2648  rotee               
 31271       1      0%      0%      0%  S             3852  pman.sh             
 29671       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/u16:0       
 29341   29329      0%      0%      0%  S             1780  sntp                
 29329       1      0%      0%      0%  S             2788  stack_sntp.sh  
.
.
.

次に、show processes cpu platform location switch 7 R0 コマンドの出力例を示します。

Device# show processes cpu platform location switch 7 R0

CPU utilization for five seconds:  3%, one minute:  3%, five minutes:  3%
Core 0: CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  5%, five minutes:  5%
Core 1: CPU utilization for five seconds:  1%, one minute: 11%, five minutes:  5%
Core 2: CPU utilization for five seconds: 22%, one minute:  7%, five minutes:  6%
Core 3: CPU utilization for five seconds:  5%, one minute:  6%, five minutes:  6%
Core 4: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 5: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 6: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  0%
Core 7: CPU utilization for five seconds:  0%, one minute:  0%, five minutes:  6%
   Pid    PPid    5Sec    1Min    5Min  Status        Size  Name                
--------------------------------------------------------------------------------
     1       0      0%      0%      0%  S             8044  systemd             
     2       0      0%      0%      0%  S                0  kthreadd            
.
.
.

show processes cpu platform history

システムの CPU 使用率の履歴に関する情報を表示するには、show processes cpu platform history コマンドを使用します。

show processes cpu platform history[ 1min| 5min| 5sec| 60min] location switch{ switch-number| active| standby} { 0| F0| FP active| R0}

1min

(任意)1 分間隔の CPU 使用率の履歴を表示します。

5min

(任意)5 分間隔の CPU 使用率の履歴を表示します。

5sec

(任意)5 秒間隔の CPU 使用率の履歴を表示します。

60min

(任意)60 分間隔の CPU 使用率の履歴を表示します。

location

Field Replaceable Unit(FRU)の場所を指定します。

switch switch-number

スイッチに関する情報を表示します。スイッチ番号を入力します。

active

デバイスのアクティブインスタンスを指定します。

standby

デバイスのスタンバイインスタンスを指定します。

0

共有ポートアダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

FP active

Embedded Service Processor(ESP)のアクティブインスタンスを指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

次に例を示します。

次に、show processes cpu platform コマンドの出力例を示します。

Device# show processes cpu platform 

CPU utilization for five seconds:  1%, one minute:  3%, five minutes:  2%
Core 0: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  2%, five minutes:  2%
Core 1: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 2: CPU utilization for five seconds:  3%, one minute:  1%, five minutes:  1%
Core 3: CPU utilization for five seconds:  2%, one minute:  5%, five minutes:  2%
   Pid    PPid    5Sec    1Min    5Min  Status        Size  Name                  
--------------------------------------------------------------------------------
     1       0      0%      0%      0%  S             4876  systemd               
     2       0      0%      0%      0%  S                0  kthreadd              
     3       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/0           
     5       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/0:0H          
     7       2      0%      0%      0%  S                0  rcu_sched             
     8       2      0%      0%      0%  S                0  rcu_bh                
     9       2      0%      0%      0%  S                0  migration/0           
    10       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/0            
    11       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/1            
    12       2      0%      0%      0%  S                0  migration/1           
    13       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/1           
    15       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/1:0H          
    16       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/2            
    17       2      0%      0%      0%  S                0  migration/2           
    18       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/2           
    20       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/2:0H          
    21       2      0%      0%      0%  S                0  watchdog/3            
    22       2      0%      0%      0%  S                0  migration/3           
    23       2      0%      0%      0%  S                0  ksoftirqd/3           
    24       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/3:0           
    25       2      0%      0%      0%  S                0  kworker/3:0H          
    26       2      0%      0%      0%  S                0  kdevtmpfs             
    27       2      0%      0%      0%  S                0  netns                 
    28       2      0%      0%      0%  S                0  perf                  
    29       2      0%      0%      0%  S                0  khungtaskd            
    30       2      0%      0%      0%  S                0  writeback             
    31       2      7%      8%      8%  S                0  ksmd                  
    32       2      0%      0%      0%  S                0  khugepaged            
    33       2      0%      0%      0%  S                0  crypto                
    34       2      0%      0%      0%  S                0  bioset                
    35       2      0%      0%      0%  S                0  kblockd               
    36       2      0%      0%      0%  S                0  ata_sff               
    37       2      0%      0%      0%  S                0  rpciod                
    63       2      0%      0%      0%  S                0  kswapd0               
    64       2      0%      0%      0%  S                0  vmstat                
    65       2      0%      0%      0%  S                0  fsnotify_mark         
.
.
.

次に、show processes cpu platform history 5sec コマンドの出力例を示します。

Device# show processes cpu platform history 5sec

5 seconds ago, CPU utilization: 0%
10 seconds ago, CPU utilization: 0%
15 seconds ago, CPU utilization: 0%
20 seconds ago, CPU utilization: 0%
25 seconds ago, CPU utilization: 0%
30 seconds ago, CPU utilization: 0%
35 seconds ago, CPU utilization: 0%
40 seconds ago, CPU utilization: 0%
45 seconds ago, CPU utilization: 0%
50 seconds ago, CPU utilization: 0%
55 seconds ago, CPU utilization: 0%
60 seconds ago, CPU utilization: 0%
65 seconds ago, CPU utilization: 0%
70 seconds ago, CPU utilization: 0%
75 seconds ago, CPU utilization: 0%
80 seconds ago, CPU utilization: 0%
85 seconds ago, CPU utilization: 0%
90 seconds ago, CPU utilization: 0%
95 seconds ago, CPU utilization: 0%
100 seconds ago, CPU utilization: 0%
105 seconds ago, CPU utilization: 0%
110 seconds ago, CPU utilization: 0%
115 seconds ago, CPU utilization: 0%
120 seconds ago, CPU utilization: 0%
125 seconds ago, CPU utilization: 0%
130 seconds ago, CPU utilization: 0%
135 seconds ago, CPU utilization: 0%
140 seconds ago, CPU utilization: 0%
145 seconds ago, CPU utilization: 1%
150 seconds ago, CPU utilization: 0%
155 seconds ago, CPU utilization: 0%
160 seconds ago, CPU utilization: 0%
165 seconds ago, CPU utilization: 0%
170 seconds ago, CPU utilization: 0%
175 seconds ago, CPU utilization: 0%
180 seconds ago, CPU utilization: 0%
185 seconds ago, CPU utilization: 0%
190 seconds ago, CPU utilization: 0%
195 seconds ago, CPU utilization: 0%
200 seconds ago, CPU utilization: 0%
205 seconds ago, CPU utilization: 0%
210 seconds ago, CPU utilization: 0%
215 seconds ago, CPU utilization: 0%
220 seconds ago, CPU utilization: 0%
225 seconds ago, CPU utilization: 0%
230 seconds ago, CPU utilization: 0%
235 seconds ago, CPU utilization: 0%
240 seconds ago, CPU utilization: 0%
245 seconds ago, CPU utilization: 0%
250 seconds ago, CPU utilization: 0%
.
.
.

show processes cpu platform monitor

IOS XE プロセスの CPU 使用率に関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show processes cpu platform monitor コマンドを使用します。

show processes cpu platform monitor location switch {switch-number | active | standby} {0 | F0 | R0}

構文の説明

location

Field Replaceable Unit(FRU)の場所に関する情報を表示します。

switch

スイッチを指定します。

switch-number

スイッチ番号。

active

アクティブ インスタンスを指定します。

standby

スタンバイ インスタンスを指定します。

0

共有ポート アダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show platform software process slot switch コマンドと show processes cpu platform monitor location コマンドの出力に、Linux top コマンドの出力が表示されます。これらのコマンドの出力には、top コマンドで表示される「空きメモリ」と「使用メモリ」が表示されます。これらのコマンドによって「空きメモリ」と「使用メモリ」に表示される値は、その他のプラットフォーム メモリ関連 CLI の出力で表示される値とは一致しません。

次に、show processes cpu monitor location switch active R0 コマンドの出力例を示します。

Switch# show processes cpu platform monitor location switch active R0 

top - 00:04:21 up 1 day, 11:22,  0 users,  load average: 0.42, 0.60, 0.78
Tasks: 312 total,   4 running, 308 sleeping,   0 stopped,   0 zombie
Cpu(s):  7.4%us,  3.3%sy,  0.0%ni, 89.2%id,  0.0%wa,  0.0%hi,  0.1%si,  0.0%st
Mem:   3976844k total,  3956928k used,    19916k free,   419312k buffers
Swap:        0k total,        0k used,        0k free,  1947036k cached

  PID USER      PR  NI  VIRT  RES  SHR S %CPU %MEM    TIME+  COMMAND            
 6294 root      20   0  3448 1368  912 R    9  0.0   0:00.07 top                
17546 root      20   0 2044m 244m  79m S    7  6.3 187:02.07 fed main event     
30276 root      20   0  171m  42m  33m S    7  1.1 125:15.54 repm               
   16 root      20   0     0    0    0 S    5  0.0  22:07.92 rcuc/2             
   21 root      20   0     0    0    0 R    5  0.0  22:13.24 rcuc/3             
18662 root      20   0 1806m 678m 263m R    5 17.5 215:47.59 linux_iosd-imag    
   11 root      20   0     0    0    0 S    4  0.0  21:37.41 rcuc/1             
10333 root      20   0  6420 3916 1492 S    4  0.1   4:47.03 btrace_rotate.s    
   10 root      20   0     0    0    0 S    2  0.0   0:58.13 rcuc/0             
 6304 root      20   0   776   12    0 R    2  0.0   0:00.01 ls                 
17835 root      20   0  935m  74m  63m S    2  1.9  82:34.07 sif_mgr            
    1 root      20   0  8440 4740 2184 S    0  0.1   0:09.52 systemd            
    2 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kthreadd           
    3 root      20   0     0    0    0 S    0  0.0   0:02.86 ksoftirqd/0        
    5 root       0 -20     0    0    0 S    0  0.0   0:00.00 kworker/0:0H       
    7 root      RT   0     0    0    0 S    0  0.0   0:01.44 migration/0 


show processes memory

各システムプロセスで使用されているメモリの量を表示するには、show processes memory コマンドを特権 EXEC モードで使用します。

show processes memory [ process-id | sorted [ allocated | getbufs | holding ] ]

Syntax Description

process-id

(任意)特定のプロセスのプロセス ID(PID)。プロセス ID を指定すると、指定したプロセスの詳細のみが表示されます。

sorted

(任意)[Allocated]、[Get Buffers]、または [Holding] の列でソートされたメモリデータを表示します。sorted キーワードを単独で使用した場合、データはデフォルトで [Holding] 列でソートされます。

allocated

(任意)[Allocated] 列でソートされたメモリデータを表示します。

getbufs

(任意)[Getbufs](Get Buffers)列でソートされたメモリデータを表示します。

holding

(任意)[Holding] 列でソートされたメモリデータを表示します。このキーワードがデフォルトです。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

show processes memory コマンドと show processes memory sorted コマンドは、合計メモリ、使用済みメモリ、空きメモリの概要を表示し、その後にプロセスとそれらがメモリに与える影響のリストを表示します。

標準の show processes memory process-id コマンドを使用すると、プロセスは PID でソートされます。show processes memory sorted コマンドを使用すると、デフォルトのソートは [Holding] によって行われます。


Note


特定のプロセスの保持メモリは、他のプロセスによっても割り当てられるため、割り当てられたメモリよりも大きくなる可能性があります。


Examples

次に、show processes memory コマンドの出力例を示します。

Device# show processes memory

Processor Pool Total:   25954228 Used:    8368640 Free:   17585588
 PID TTY  Allocated      Freed    Holding    Getbufs    Retbufs Process
   0   0    8629528     689900    6751716          0          0 *Init*          
   0   0      24048      12928      24048          0          0 *Sched*         
   0   0        260        328         68     350080          0 *Dead*          
   1   0          0          0      12928          0          0 Chunk Manager   
   2   0        192        192       6928          0          0 Load Meter      
   3   0     214664        304     227288          0          0 Exec            
   4   0          0          0      12928          0          0 Check heaps     
   5   0          0          0      12928          0          0 Pool Manager    
   6   0        192        192      12928          0          0 Timers          
   7   0        192        192      12928          0          0 Serial Backgroun
   8   0        192        192      12928          0          0 AAA high-capacit
   9   0          0          0      24928          0          0 Policy Manager  
  10   0          0          0      12928          0          0 ARP Input       
  11   0        192        192      12928          0          0 DDR Timers      
  12   0          0          0      12928          0          0 Entity MIB API  
  13   0          0          0      12928          0          0 MPLS HC Counter 
  14   0          0          0      12928          0          0 SERIAL A'detect
.
.
.
  78   0          0          0      12992          0          0 DHCPD Timer     
  79   0        160          0      13088          0          0 DHCPD Database  
                                  8329440 Total

次の表で、この出力に表示される重要なフィールドを説明します。

Table 14. show processes memory のフィールドの説明

フィールド

説明

Processor Pool Total

プロセッサメモリプール用に保持されているメモリの合計量(キロバイト(KB)単位)。

Used

プロセッサメモリプール内の使用済みメモリの合計量(KB 単位)。

Free

プロセッサメモリプール内の空きメモリの合計量(KB 単位)。

PID

プロセス ID。

TTY

プロセスを制御する端末。

Allocated

プロセスによって割り当てられたメモリのバイト数。

Freed

最初に誰が割り当てたのかに関係なく、プロセスによって開放されたメモリのバイト数。

Holding

プロセスに現在割り当てられているメモリの量(KB 単位)。これには、プロセスによって割り当てられたメモリと、プロセスに割り当てられたメモリが含まれます。

Getbufs

プロセスがパケットバッファを要求した回数。

Retbufs

プロセスがパケットバッファを放棄した回数。

Process

プロセス名。

*Init*

システム初期化プロセス。

*Sched*

スケジューラプロセス。

*Dead*

現在は dead 状態にあるグループとしてのプロセス。

<value> Total

すべてのプロセスによって保持されているメモリの合計量(KB 単位)([Holding] 列の合計)。

次に、sorted キーワードを使用した場合の show processes memory コマンドの出力例を示します。この場合、出力は [Holding] 列で最大から最小へとソートされます。

Device# show processes memory sorted
 
Processor Pool Total:   25954228 Used:    8371280 Free:   17582948
 PID TTY  Allocated      Freed    Holding    Getbufs    Retbufs Process
   0   0    8629528     689900    6751716          0          0 *Init*          
   3   0     217304        304     229928          0          0 Exec            
  53   0     109248        192      96064          0          0 DHCPD Receive   
  56   0          0          0      32928          0          0 COPS            
  19   0      39048          0      25192          0          0 Net Background  
  42   0          0          0      24960          0          0 L2X Data Daemon 
  58   0        192        192      24928          0          0 X.25 Background 
  43   0        192        192      24928          0          0 PPP IP Route    
  49   0          0          0      24928          0          0 TCP Protocols   
  48   0          0          0      24928          0          0 TCP Timer       
  17   0        192        192      24928          0          0 XML Proxy Client
   9   0          0          0      24928          0          0 Policy Manager  
  40   0          0          0      24928          0          0 L2X SSS manager 
  29   0          0          0      24928          0          0 IP Input        
  44   0        192        192      24928          0          0 PPP IPCP        
  32   0        192        192      24928          0          0 PPP Hooks       
  34   0          0          0      24928          0          0 SSS Manager     
  41   0        192        192      24928          0          0 L2TP mgmt daemon
  16   0        192        192      24928          0          0 Dialer event    
  35   0          0          0      24928          0          0 SSS Test Client 
 --More-- 

次に、プロセス ID(process-id )を指定したときの show processes memory コマンドの出力例を示します。

Device# show processes memory 1
 
Process ID: 1
Process Name: Chunk Manager
Total Memory Held: 8428 bytes
Processor memory holding = 8428 bytes
pc = 0x60790654, size =      6044, count =    1
pc = 0x607A5084, size =      1544, count =    1
pc = 0x6076DBC4, size =       652, count =    1
pc = 0x6076FF18, size =       188, count =    1
I/O memory holding = 0 bytes

Device# show processes memory 2
 
Process ID: 2
Process Name: Load Meter
Total Memory Held: 3884 bytes
Processor memory holding = 3884 bytes
pc = 0x60790654, size =      3044, count =    1
pc = 0x6076DBC4, size =       652, count =    1
pc = 0x6076FF18, size =       188, count =    1
I/O memory holding = 0 bytes

show processes memory platform

各 Cisco IOS XE プロセスのメモリ使用率を表示するには、特権 EXEC モードで show processes memory platform コマンドを使用します。

show processes memory platform [ [ detailed { name process-name | process-id process-ID } [ location | maps [ location ] | smaps [ location ] ] | location | sorted [ location ] ] switch { switch-number | active | standby } { 0 | F0 | R0 } | accounting ]

構文の説明

accounting

(任意)各 Cisco IOS XE プロセスの上位のメモリアロケータを表示します。

detailed

(任意)指定された Cisco IOS XE プロセスの詳細なメモリ情報を表示します。

name process-name

(任意)Cisco IOS XE プロセス名を表示します。プロセス名を入力します。

process-id process-ID

(任意)Cisco IOS XE プロセス ID を表示します。プロセス ID を入力します。

location

(任意)Field Replaceable Unit(FRU)の場所に関する情報を表示します。

maps

(任意)プロセスのメモリ マップを表示します。

smaps

(任意)プロセスの静的メモリマップを表示します。

sorted

(任意)Cisco IOS XE プロセスによって使用されている常駐セットサイズ(RSS)メモリに基づいてソートされた出力を表示します。

switch switch-number

デバイスに関する情報を表示します。

active

デバイスのアクティブインスタンスに関する情報を表示します。

standby

デバイスのスタンバイインスタンスに関する情報を表示します。

0

共有ポートアダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 に関する情報を表示します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 に関する情報を表示します。

R0

ルートプロセッサ(RP)スロット 0 に関する情報を表示します。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが変更されました。キーワード accounting が追加されました。

出力から Total 列が削除されました。

次に、show processes memory platform コマンドの出力例を示します。


device# show processes memory platform
  
System memory: 3976852K total, 2761580K used, 1215272K free,
Lowest: 1215272K
   Pid    Text      Data   Stack   Dynamic       RSS                  Name  
----------------------------------------------------------------------------
     1    1246      4400     132      1308      4400               systemd  
    96     233      2796     132       132      2796       systemd-journal  
   105     284      1796     132       176      1796         systemd-udevd  
   707      52      2660     132       172      2660            in.telnetd  
   744     968      3264     132      1700      3264             brelay.sh  
   835      52      2660     132       172      2660            in.telnetd  
   863     968      3264     132      1700      3264             brelay.sh  
   928     968      3996     132      2312      3996          reflector.sh  
   933     968      3976     132      2312      3976           droputil.sh  
   934     968      2140     132       528      2140                oom.sh  
   936     173       936     132       132       936                xinetd  
   945     968      1472     132       132      1472           libvirtd.sh  
   947     592     43164     132      3096     43164                  repm  
   954      45       932     132       132       932               rpcbind  
   986     482      3476     132       132      3476              libvirtd  
   988      66       940     132       132       940             rpc.statd  
   993     968       928     132       132       928       boothelper_evt.  
  1017      21       640     132       132       640           inotifywait  
  1089     102      1200     132       132      1200            rpc.mountd  
  1328       9      2940     132       148      2940                 rotee  
  1353      39       532     132       132       532                 sleep  
!
!
!

次に、show processes memory platform accounting コマンドの出力例を示します。


device# show processes memory platform accounting
Hourly Stats

  process                 callsite_ID(bytes)  max_diff_bytes   callsite_ID(calls)  max_diff_calls   tracekey                                  timestamp(UTC)
  ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
  smand_rp_0              3624155137          172389           3624155138          50               1#a3e0e4361082c702e5bf1afbd90e6313        2018-09-04 14:23
  linux_iosd-imag_rp_0    3626295305          49188            3624155138          12               1#545420bd869d25eb5ab826182ee5d9ce        2018-09-04 12:03
  btman_rp_0              3624737792          17080            2953915394          64               1#d6888bd9564a3c4fcf049c31ba07a036        2018-09-04 22:29
  fman_fp_image_fp_0      3624059905          16960            4027402242          298              1#921ba4d9df5b0a6e946a3b270bd6592d        2018-09-04 22:55
  fed_main_event_fp_0     3626295305          16396            4027402242          32               1#27083f7bf3985d892505806cae2bfb0d        2018-09-04 12:03
  dbm_rp_0                3626295305          16396            4027402242          3                1#2b878f802bd7703c5298d37e7a4e8ac3        2018-09-04 12:02
  tamd_proc_rp_0          3895208962          12632            3624667171          7                1#5b0ed8f88ef5f873abcaf8a744037a44        2018-09-04 18:47
  btman_fp_0              3624233985          12288            3624737792          9                1#d6888bd9564a3c4fcf049c31ba07a036        2018-09-04 15:23
  sif_mgr_rp_0            3624059907          8216             4027402242          4                1#de2a951a8a7bae83ca2c04c56810eb72        2018-09-04 14:21
  python2.7_fp_0          2954560513          8000             2954560513          1                                                          2018-09-04 12:16
  nginx_rp_0              3357041665          4608             4027402242          4                1#32e56bb09e0509c5fa5ac32093631206        2018-09-04 16:18
  rotee_FRU_SLOT_NUM      3624667169          4097             3624667169          1                1#ff68e5150a698cd59fa259828614995b        2018-09-04 10:43
  hman_rp_0               3893617664          1488             3893617664          1                1#1c4aadada30083c5d6f66dc8ca8cd4cb        2018-09-04 10:42
  tams_proc_rp_0          3895096320          1024             3895096320          1                1#a36a3afa9884c8dc4d40af1e80cacd26        2018-09-04 10:42
  stack_mgr_rp_0          4027402242          904              4027402242          4                1#ca902eab11a18ab056b16554f49871e8        2018-09-04 14:21
  sessmgrd_rp_0           3491618816          848              3624155138          8                1#720239fc8bddcabc059768c55a1640ed        2018-09-04 14:32
  psd_rp_0                4027402242          696              4027402242          4                1#98cf04e0ddd78c2400b3ca3b5f298594        2018-09-04 14:21
  lman_rp_0               4027402242          592              4027402242          4                1#dc8ed9e428d36477a617d56c51d5caf2        2018-09-04 14:21
  bt_logger_rp_0          4027402242          592              4027402242          4                1#ba882be1ed783e72575e97cc0908e0e8        2018-09-04 14:21
  repm_rp_0               4027402242          592              4027402242          4                1#ae461a05430efa767427f2ab40aba372        2018-09-04 14:21
  fman_rp_rp_0            4027402242          592              4027402242          3                1#09def9cc1390911be9e3a7a9c89f4cf7        2018-09-04 12:16
  epc_ws_liaison_fp_0     4027402242          592              4027402242          4                1#41451626dcce9d1478b22e2ebbbdcf54        2018-09-04 14:21
  cli_agent_rp_0          4027402242          592              4027402242          4                1#92d3882919daf3a9e210807c61de0552        2018-09-04 14:21
  cmm_rp_0                4027402242          592              4027402242          4                1#15ed1d79e96874b1e0621c42c3de6166        2018-09-04 14:21
  tms_rp_0                4027402242          352              4027402242          4                1#5c6efe2e21f15aa16318576d3ec9153c        2018-09-04 12:03
  plogd_rp_0              4027402242          48               4027402242          1                1#2d7f2ef57206f4fa763d7f2f5400bf1b        2018-09-04 10:43
  cmand_rp_0              3624155137          17               3624155137          1                1#f1f41f61c44d73014023db5d8a46ecf5        2018-09-04 10:42
!
!
! 


次に、show processes memory platform sorted コマンドの出力例を示します。


device# show processes memory platform sorted
System memory: 3976852K total, 2762884K used, 1213968K free,
Lowest: 1213968K

   Pid      Text      Data   Stack   Dynamic       RSS                Name  
--------------------------------------------------------------------------
  7885    149848     684864    136        80    684864     linux_iosd-imag
  9655      3787     264964    136     18004    264964                 wcm
  17261     324      248588    132    103908    248588      fed main event 
  4268      391      102084    136      5596    102084           cli_agent 
  4856      357       93388    132      3680     93388                 dbm
17067     1087       77912    136      1796     77912        platform_mgr
!
!
! 


次に、 show processes memory platform sorted location switch active R0 コマンドの出力例を示します。


device# show processes memory platform sorted location switch active R0 
System memory: 3976852K total, 2762884K used, 1213968K free,
Lowest: 1213968K

   Pid      Text      Data   Stack   Dynamic       RSS                Name  
--------------------------------------------------------------------------
  7885    149848     684864    136        80    684864     linux_iosd-imag
  9655      3787     264964    136     18004    264964                 wcm
  17261     324      248588    132    103908    248588      fed main event 
  4268      391      102084    136      5596    102084           cli_agent 
  4856      357       93388    132      3680     93388                 dbm
17067     1087       77912    136      1796     77912        platform_mgr
!
!
!

show processes platform

プラットフォームで実行中の IOS-XE プロセスに関する情報を表示するには、特権 EXEC モードで show processes platform コマンドを使用します。

show processes platform[ detailed name process-name] [ location switch{ switch-number| active| standby} { 0| F0| FP active| R0} ]

detailed

(任意)指定した IOS-XE プロセスの詳細な情報を表示します。

nameprocess-name

(任意)プロセス名を指定します。

location

(任意)Field Replaceable Unit(FRU)の場所を指定します。

switch switch-number

(任意)スイッチに関する情報を表示します。

active

(任意)デバイスのアクティブインスタンスを指定します。

standby

(任意)デバイスのスタンバイインスタンスを指定します。

0

共有ポートアダプタ(SPA)インターフェイス プロセッサ スロット 0 を指定します。

F0

Embedded Service Processor(ESP)スロット 0 を指定します。

FP active

Embedded Service Processor(ESP)のアクティブインスタンスを指定します。

R0

ルート プロセッサ(RP)スロット 0 を指定します。

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

次に例を示します。

次に、show processes platform コマンドの出力例を示します。
Device# show processes platform 

CPU utilization for five seconds: 1%, one minute: 2%, five minutes: 1%
   Pid    PPid  Status        Size  Name                  
--------------------------------------------------------
     1       0  S             4876  systemd               
     2       0  S                0  kthreadd              
     3       2  S                0  ksoftirqd/0           
     5       2  S                0  kworker/0:0H          
     7       2  S                0  rcu_sched             
     8       2  S                0  rcu_bh                
     9       2  S                0  migration/0           
    10       2  S                0  watchdog/0            
    11       2  S                0  watchdog/1            
    12       2  S                0  migration/1           
    13       2  S                0  ksoftirqd/1           
    15       2  S                0  kworker/1:0H          
    16       2  S                0  watchdog/2            
    17       2  S                0  migration/2           
    18       2  S                0  ksoftirqd/2           
    20       2  S                0  kworker/2:0H          
    21       2  S                0  watchdog/3            
    22       2  S                0  migration/3           
    23       2  S                0  ksoftirqd/3           
    24       2  S                0  kworker/3:0           
    25       2  S                0  kworker/3:0H          
    26       2  S                0  kdevtmpfs             
    27       2  S                0  netns                 
    28       2  S                0  perf                  
    29       2  S                0  khungtaskd            
    30       2  S                0  writeback             
    31       2  S                0  ksmd                  
    32       2  S                0  khugepaged            
    33       2  S                0  crypto                
    34       2  S                0  bioset                
    35       2  S                0  kblockd               
    36       2  S                0  ata_sff               
    37       2  S                0  rpciod                
    63       2  S                0  kswapd0               
    64       2  S                0  vmstat                
    65       2  S                0  fsnotify_mark         
    66       2  S                0  nfsiod                
    74       2  S                0  bioset                
    75       2  S                0  bioset                
    76       2  S                0  bioset                
    77       2  S                0  bioset                
    78       2  S                0  bioset                
    79       2  S                0  bioset                
    80       2  S                0  bioset                
    81       2  S                0  bioset                
    82       2  S                0  bioset                
    83       2  S                0  bioset                
    84       2  S                0  bioset                
    85       2  S                0  bioset                
    86       2  S                0  bioset                
    87       2  S                0  bioset                
    88       2  S                0  bioset                
    89       2  S                0  bioset                
    90       2  S                0  bioset                
    91       2  S                0  bioset                
    92       2  S                0  bioset                
    93       2  S                0  bioset                
    94       2  S                0  bioset                
    95       2  S                0  bioset                
    96       2  S                0  bioset                
    97       2  S                0  bioset                
   100       2  S                0  ipv6_addrconf         
   102       2  S                0  deferwq          

次の表で、この出力で表示される重要なフィールドについて説明します。

表 15. show processes platform のフィールドの説明

フィールド

説明

Pid

プロセス ID が表示されます。

PPid

親プロセスのプロセス ID が表示されます。

Status

人間が判読可能な形式でプロセスのステータスが表示されます。

Size

RAM でそのプロセスに割り当てられているメモリ量を示す常駐セットサイズ(キロバイト(KB))が表示されます。

Name

プロセスに関連付けられているコマンド名が表示されます。同じプロセスのスレッドでも、スレッドごとにコマンドの値が異なる場合があります。

show shell

シェルの情報を表示するには、ユーザ EXEC モードで show shell コマンドを使用します。

show shell [enviornment | functions [brief | shell_function] | triggers]

構文の説明

environment

(任意)シェル環境情報を表示します。

functions [brief |shell_function ]

(任意)マクロ情報を表示します。

  • brief :シェル関数の名前。

  • shell_function :1 つのシェル関数の名前。

triggers

(任意)イベント トリガー情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドを使用して、スイッチのシェル情報を表示します。

次の例では、show shell triggers コマンドを使用して、スイッチソフトウェアに含まれているイベントトリガーを表示する方法を示します。


Device# term shell
Device# show shell triggers
User defined triggers
---------------------
Built-in triggers
-----------------
Trigger Id: CISCO_CUSTOM_EVENT
Trigger description: Custom macroevent to apply user defined configuration
Trigger environment: User can define the macro
Trigger mapping function: CISCO_CUSTOM_AUTOSMARTPORT

Trigger Id: CISCO_DMP_EVENT
Trigger description: Digital media-player device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $ACCESS_VLAN=(1)
 The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_DMP_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_IPVSC_EVENT
Trigger description: IP-camera device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $ACCESS_VLAN=(1)
 The value in parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_IP_CAMERA_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_LAST_RESORT_EVENT
Trigger description: Last resortevent to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $ACCESS_VLAN=(1)
 The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_LAST_RESORT_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_PHONE_EVENT
Trigger description: IP-phone device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $ACCESS_VLAN=(1)
and $VOICE_VLAN=(2), The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_PHONE_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_ROUTER_EVENT
Trigger description: Router device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $NATIVE_VLAN=(1)
 The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_ROUTER_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_SWITCH_ETHERCHANNEL_CONFIG
Trigger description: etherchannel parameter
Trigger environment: $INTERFACE_LIST=(),$PORT-CHANNEL_ID=(),
                               $EC_MODE=(),$EC_PROTOCOLTYPE=(),
                               PORT-CHANNEL_TYPE=()
Trigger mapping function: CISCO_ETHERCHANNEL_AUTOSMARTPORT

Trigger Id: CISCO_SWITCH_EVENT
Trigger description: Switch device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $NATIVE_VLAN=(1)
 The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_SWITCH_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_WIRELESS_AP_EVENT
Trigger description: Autonomous ap device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $NATIVE_VLAN=(1)
 The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_AP_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: CISCO_WIRELESS_LIGHTWEIGHT_AP_EVENT
Trigger description: Lightweight-ap device event to apply port configuration
Trigger environment: Parameters that can be set in the shell - $ACCESS_VLAN=(1)
  The value in the parenthesis is a default value
Trigger mapping function: CISCO_LWAP_AUTO_SMARTPORT

Trigger Id: word
Trigger description: word
Trigger environment:
Trigger mapping function:

次の例では、show shell functions コマンドを使用して、スイッチソフトウェアに含まれている組み込みマクロを表示する方法を示します。


Device# show shell functions
#User defined functions:

#Built-in functions:
function CISCO_AP_AUTO_SMARTPORT () {
    if [[ $LINKUP == YES ]]; then
        conf t
            interface  $INTERFACE
                macro description $TRIGGER
                switchport trunk encapsulation dot1q
                switchport trunk native vlan $NATIVE_VLAN
                switchport trunk allowed vlan ALL
                switchport mode trunk
                switchport nonegotiate
                auto qos voip trust
                mls qos trust cos
                if [[ $LIMIT == 0 ]]; then
                  default srr-queue bandwidth limit
                else
                  srr-queue bandwidth limit $LIMIT
                fi
                if [[ $SW_POE == YES ]]; then
                   if [[ $AP125X == AP125X ]]; then
                      macro description AP125X
                      macro auto port sticky
                      power inline port maximum 20000
                   fi
                fi
             exit
        end
    fi
    if [[ $LINKUP == NO ]]; then
        conf t
            interface  $INTERFACE
                no macro description
                no switchport nonegotiate
                no switchport trunk native vlan $NATIVE_VLAN
                no switchport trunk allowed vlan ALL
                no auto qos voip trust
                no mls qos trust cos
                default srr-queue bandwidth limit
                if [[ $AUTH_ENABLED == NO ]]; then
                  no switchport mode
                  no switchport trunk encapsulation
                fi
                if [[ $STICKY == YES ]]; then
                   if [[ $SW_POE == YES ]]; then
                      if [[ $AP125X == AP125X ]]; then
                         no macro auto port sticky
                         no power inline port maximum
                      fi
                   fi
                fi
            exit
        end
    fi
}
<output truncated>

show system mtu

グローバル最大伝送ユニット(MTU)、またはスイッチに設定されている最大パケットサイズを表示するには、特権 EXEC モードで show system mtu コマンドを使用します。

show system mtu

Syntax Description

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

Command Default

なし

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

MTU 値および MTU 値に影響を与えるスタック設定の詳細については、system mtu コマンドを参照してください。

Examples

次に、show system mtu コマンドの出力例を示します。

Device# show system mtu
Global Ethernet MTU is 1500 bytes.

show tech-support

システム情報を表示する show コマンドを自動的に実行するには、特権 EXEC モードで show tech-support コマンドを使用します。

show tech-support [ cef| cft| eigrp| evc| fnf| | ipc| ipmulticast| ipsec| mfib| nat| nbar| onep| ospf| page| password| rsvp| subscriber| vrrp| wccp

Syntax Description

cef

(任意)CEF 関連情報を表示します。

cft

(任意)CFT 関連情報を表示します。

eigrp

(任意)EIGRP 関連情報を表示します。

evc

(任意)EVC 関連情報を表示します。

fnf

(任意)Flexible NetFlow 関連情報を表示します。

ipc

(任意)IPC 関連情報を表示します。

ipmulticast

(任意)IP 関連情報を表示します。

ipsec

(任意)IPSEC 関連情報を表示します。

isis

(任意)CLNS および ISIS 関連情報を表示します。

license

(任意)ライセンス関連情報を表示します。

lisp

(任意)Locator/ID Separation Protocol 関連情報を表示します。

メモリ

(任意)メモリ関連情報を表示します。

mfib

(任意)MFIB 関連情報を表示します。

msrp

(任意)MSRP 関連情報を表示します。

mvrp

(任意)MVRP 関連情報を表示します。

nat

(任意)NAT 関連情報を表示します。

onep

(任意)ONEP 関連情報を表示します。

ospf

(任意)OSPF 関連情報を表示します。

page

(任意)コマンド出力を 1 ページずつ表示します。Return キーを押して、出力の次の行を表示するか、スペースバーを使用して、次の情報ページを表示します。使用しない場合、出力がスクロールします(つまり、改ページで停止しません)。

コマンド出力を停止するには、Ctrl+C キーを押します。

password

(任意)パスワードおよびその他のセキュリティ情報を出力に残します。使用しない場合、出力中のパスワードおよびそのほかのセキュリティ関連情報は、ラベル「<removed>」と置き換えられます。

performance-monitor

(任意)パフォーマンスモニタ関連情報を表示します。

pki

(任意)PKI 関連情報を表示します。

platform

(任意)プラットフォーム関連情報を表示します。

qos

(任意)QoS 関連情報を表示します。

subscriber

(任意)サブスクライバ関連情報を表示します。

switch-report

(任意)スイッチレポートをアーカイブします。

vrrp

(任意)VRRP 関連情報を表示します。

wccp

(任意)WCCP 関連情報を表示します。

Command Modes

特権 EXEC(#)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが実装されました。

Usage Guidelines

show tech-support コマンドの出力は非常に長くなります。この出力を効率よく処理するには、ローカルの書き込み可能なストレージ、またはリモートファイルシステムで、この出力をファイルにリダイレクトします(たとえば、show tech-support > filename)。ファイルに出力をリダイレクトすると、出力を Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に送信することも容易になります。

リダイレクトには、次のいずれかの方法を使用できます。

  • > filename:出力をファイルにリダイレクトします。

  • >> filename:出力をファイルにアペンドモードでリダイレクトします。

show tech-support bgp

BGP 関連のシステム情報を表示する show コマンドを自動的に実行するには、特権 EXEC モードで show tech-support bgp コマンドを使用します。

show tech-support bgp [ address-family { all | ipv4 [ flowspec | multicast | unicast | [ mdt | mvpn] { all | vrf vrf-instance-name} ] | ipv6 [ flowspec | multicast | mvpn { all | vrf vrf-instance-name} | unicast] | l2vpn [ evpn | vpls] | link-state [ link-state] | [ nsap | rtfilter] [ unicast] | [ vpnv4 | vpnv6] [ flowspec | multicast | unicast] { all | vrf vrf-instance-name}}] [ detail]

構文の説明

address-family

(任意)指定したアドレスファミリの出力を表示します。

address-family all

(任意)すべてのアドレスファミリの出力を表示します。

ipv4

(任意)IPv4 アドレスファミリの出力を表示します。

ipv6

(任意)IPv6 アドレスファミリの出力を表示します。

l2vpn

(任意)L2VPN アドレスファミリの出力を表示します。

link-state

(任意)リンク ステート アドレス ファミリの出力を表示します。

nsap

(任意)NSAP アドレスファミリの出力を表示します。

rtfilter

(任意)RT フィルタアドレスファミリの出力を表示します。

vpnv4

(任意)VPNv4 アドレスファミリの出力を表示します。

vpnv6

(任意)VPNv6 アドレスファミリの出力を表示します。

flowspec

(任意)アドレスファミリのフロースペック関連情報を表示します。

multicast

(任意)アドレスファミリのマルチキャスト関連情報を表示します。

unicast

(任意)アドレスファミリのユニキャスト関連情報を表示します。

mdt

(任意)アドレスファミリのマルチキャスト配信ツリー(MDT)関連情報を表示します。

mvpn

(任意)アドレスファミリのマルチキャスト VPN(MVPN)関連情報を表示します。

vrf

VPN ルーティング/転送インスタンスの情報を表示します。

evpn

(任意)アドレスファミリのイーサネット VPN(EVPN)関連情報を表示します。

vpls

(任意)アドレスファミリの仮想プライベート LAN サービス(VPLS)関連情報を表示します。

vrf-instance-name

VPN ルーティング/転送インスタンスの名前を指定します。

all

すべての VPN NLRI に関する情報を表示します。

detail

(任意)詳細なルート情報を表示します。

コマンド モード

ユーザ EXEC (>)

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース

変更内容

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

show tech-support bgp コマンドは、さまざまな BGP show コマンドの出力を表示し、それらを show-tech ファイルに記録するために使用します。show tech-support bgp コマンドの出力は非常に長くなります。この出力を効率よく処理するには、ローカルの書き込み可能なストレージ、またはリモートファイルシステムで、この出力をファイルにリダイレクトします(たとえば、show tech-support > filename )。ファイルに出力をリダイレクトすると、出力を Cisco Technical Assistance Center(TAC)の担当者に送信することも容易になります。

リダイレクトには、次のいずれかの方法を使用できます。

  • > filename:出力をファイルにリダイレクトします。

  • >> filename:出力をファイルにアペンドモードでリダイレクトします。

show tech-support bgp コマンドを使用すると、次の show コマンドが自動的に実行されます。

  • show clock

  • show version

  • show running-config

  • show process cpu sorted

  • show process cpu history

  • show process memory sorted

show tech-support bgp address-familyaddress-family-name address-family-modifier コマンドを使用すると、特定のアドレスファミリに対する次の show コマンドが自動的に実行されます。

  • show bgp address-family-name address-family-modifier summary

  • show bgp address-family-name address-family-modifier detail

  • show bgp address-family-name address-family-modifier internal

  • show bgp address-family-name address-family-modifier neighbors

  • show bgp address-family-name address-family-modifier update-group

  • show bgp address-family-name address-family-modifier replication

  • show bgp address-family-name address-family-modifier community

  • show bgp address-family-name address-family-modifier dampening dampened-paths

  • show bgp address-family-name address-family-modifier dampening flap-statistics

  • show bgp address-family-name address-family-modifier dampening parameters

  • show bgp address-family-name address-family-modifier injected-paths

  • show bgp address-family-name address-family-modifier cluster-ids

  • show bgp address-family-name address-family-modifier cluster-ids internal

  • show bgp address-family-name address-family-modifier peer-group

  • show bgp address-family-name address-family-modifier pending-prefixes

  • show bgp address-family-name address-family-modifier rib-failure

show tech-support bgp コマンドを使用した場合は、上記のコマンドに加えて、セグメントルーティング固有の次の show コマンドも実行されます。

  • show bgp all binding-sid

  • show segment-routing client

  • show segment-routing mpls state

  • show segment-routing mpls gb

  • show segment-routing mpls connected-prefix-sid-map protocol ipv4

  • show segment-routing mpls connected-prefix-sid-map protocol backup ipv4

  • show mpls traffic-eng tunnel auto-tunnel client bgp

show tech-support diagnostic

テクニカルサポートに使用する診断情報を表示するには、特権 EXEC モードで show tech-support diagnostic コマンドを使用します。

show tech-support diagnostic

構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

コマンド モード

特権 EXEC(#)

コマンド履歴

リリース 変更内容

Cisco IOS XE Gibraltar 16.10.1

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

このコマンドの出力は非常に長くなります。この出力を効率よく処理するには、ローカルの書き込み可能なストレージ、またはリモートファイルシステムで、この出力をファイルにリダイレクトします(たとえば、show tech-support diagnostic > flash:filename )。


(注)  


スタック構成をサポートしているデバイスの場合、このコマンドはアップしているすべてのスイッチで実行されます。スタック構成をサポートしていないデバイスの場合、このコマンドはアクティブスイッチでのみ実行されます。


このコマンドの出力には次のコマンドの出力が表示されます。

  • show clock

  • show version

  • show running-config

  • show inventory

  • show diagnostic bootup level

  • show diagnostic status

  • show diagnostic content switch all

  • show diagnostic result switch all detail

  • show diagnostic schedule switch all

  • show diagnostic post

  • show diagnostic description switch [switch number] test all

  • show logging onboard switch [switch number] clilog detail

  • show logging onboard switch [switch number] counter detail

  • show logging onboard switch [switch number] environment detail

  • show logging onboard switch [switch number] message detail

  • show logging onboard switch [switch number] poe detail

  • show logging onboard switch [switch number] status

  • show logging onboard switch [switch number] temperature detail

  • show logging onboard switch [switch number] uptime detail

  • show logging onboard switch [switch number] voltage detail

speed

ポートの速度を指定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで speed コマンドを使用します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。


Note


使用可能な設定オプションは、スイッチモデルおよび取り付けられているトランシーバモジュールによって異なります。オプションには、10、100、1000、2500、5000、10000、25000、40000、100000 があります。


speed {10 | 100 | 1000 | 2500 | 5000 | auto [10 | 100 | 1000 | 2500 | 5000] | nonegotiate}

no speed

Syntax Description

10

ポートが 10 Mbps で稼働することを指定します。

100

ポートが 100 Mbps で稼働することを指定します。

1000

ポートが 1000 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、10/100/1000 Mb/s ポートでだけ有効になって表示されます。

2500

ポートが 2500 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、マルチギガビット対応のイーサネット ポートでのみ有効であり、表示されます。

5000

ポートが 5000 Mbps で稼働することを指定します。このオプションは、マルチギガビット対応のイーサネット ポートでのみ有効であり、表示されます。

auto

稼働時のポートの速度を、リンクのもう一方の終端のポートを基準にして自動的に検出します。auto キーワードと一緒に 1010010002500、または 5000 キーワードを使用した場合、ポートは指定の速度でのみ自動ネゴシエートします。

nonegotiate

自動ネゴシエーションをディセーブルにし、ポートは 1000 Mbps で稼働します。

Command Default

デフォルトは auto です。

Command Modes

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

10 ギガビット イーサネット ポートでは速度を設定できません。

1000BASE-T Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールを除き、SFP モジュールポートが自動ネゴシエーションをサポートしていないデバイスに接続されている場合は、ネゴシエートしないように(nonegotiate )速度を設定できます。

キーワード 2500および 5000 は、マルチギガビット(m-Gig)イーサネット対応デバイスでのみ表示されます。

速度が auto に設定されている場合、スイッチはもう一方のリンクの終端にあるデバイスと速度設定についてネゴシエートし、速度をネゴシエートされた値に強制的に設定します。デュプレックス設定はリンクの両端での設定が引き継がれますが、これにより、デュプレックス設定に矛盾が生じることがあります。

ラインの両端が自動ネゴシエーションをサポートしている場合、デフォルトの自動ネゴシエーション設定を使用することを強く推奨します。一方のインターフェイスでは自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方の終端ではサポートしていない場合、サポートしている側には auto 設定を使用し、サポートしていない終端にはデュプレックスおよび速度を設定します。


Caution


インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。


スイッチの速度およびデュプレックスのパラメータの設定に関する注意事項は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Configuring Interface Characteristics」の章を参照してください。

設定を確認するには、show interfaces 特権 EXEC コマンドを使用します。

Examples

次に、ポートの速度を 100 Mbps に設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed 100
		

次に、10 Mbps でだけポートが自動ネゴシエートするように設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto 10
		

次に、10 Mbps または 100 Mbps でだけポートが自動ネゴシエートするように設定する例を示します。

Device(config)# interface gigabitethernet1/0/1
Device(config-if)# speed auto 10 100

start(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

スイッチで CoAP を開始するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで start コマンドを使用します。

start

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、スイッチで CoAP を開始する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# start

stop(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

スイッチで CoAP を停止するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで stop コマンドを使用します。

stop

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、スイッチで CoAP を停止する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# stop

switchport block

不明なマルチキャストまたはユニキャストパケットが転送されないようにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで switchport block コマンドを使用します。不明なマルチキャストまたはユニキャストパケットの転送を許可するには、このコマンドの no 形式を使用します。

switchport block {multicast | unicast}

no switchport block {multicast | unicast}

構文の説明

multicast

不明のマルチキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。

(注)  

 

純粋なレイヤ 2 マルチキャスト トラフィックだけがブロックされます。ヘッダーに IPv4 または IPv6 の情報を含むマルチキャスト パケットはブロックされません。

unicast

不明のユニキャスト トラフィックがブロックされるように指定します。

コマンド デフォルト

不明なマルチキャストおよびユニキャスト トラフィックはブロックされていません。

コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション(config-if)

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

デフォルトでは、不明な MAC アドレスを持つすべてのトラフィックがすべてのポートに送信されます。保護ポートまたは非保護ポート上の不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックをブロックすることができます。不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックが保護ポートでブロックされない場合、セキュリティに問題のある場合があります。

マルチキャスト トラフィックでは、ポート ブロッキング機能は純粋なレイヤ 2 パケットだけをブロックします。ヘッダーに IPv4 または IPv6 の情報を含むマルチキャスト パケットはブロックされません。

不明なマルチキャストまたはユニキャスト トラフィックのブロックは、保護ポート上で自動的にイネーブルにはなりません。明示的に設定する必要があります。

パケットのブロックに関する情報は、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

次の例では、インターフェイス上で不明なユニキャスト トラフィックをブロックする方法を示します。

Device(config-if)# switchport block unicast

設定を確認するには、 show interfaces interface-id switchport 特権 EXEC コマンドを入力します。

system mtu

ギガビットイーサネットおよび 10 ギガビット イーサネット ポートのスイッチドパケットのグローバル最大パケットサイズまたは MTU サイズを設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで system mtu コマンドを使用します。グローバル MTU 値をデフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

system mtu bytes

no system mtu

Syntax Description

bytes

グローバル MTU のサイズ(バイト単位)。指定できる範囲は、1500 ~ 9198 バイトです。デフォルトは 1500 バイトです。

Command Default

すべてのポートのデフォルトの MTU サイズは 1500 バイトです。

Command Modes

グローバル コンフィギュレーション(config)

Command History

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

Usage Guidelines

設定を確認するには、show system mtu 特権 EXEC コマンドを入力します。

スイッチはインターフェイス単位では MTU をサポートしていません。

特定のインターフェイス タイプで許容範囲外の値を入力した場合、その値は受け入れられません。

Examples

次に、グローバル システム MTU サイズを 6000 バイトに設定する例を示します。

Device(config)# system mtu 6000
Global Ethernet MTU is set to 6000 bytes.
Note: this is the Ethernet payload size, not the total 
Ethernet frame size, which includes the Ethernet
header/trailer and possibly other tags, such as ISL or 
802.1q tags.

transport(COAP プロキシ コンフィギュレーション)

トランスポートプロトコルを設定するには、COAP プロキシ コンフィギュレーション モードで transport コマンドを使用します。

transport {tcp | udp}

構文の説明

tcp

TCP プロトコルを指定します。

udp

UDP プロトコルを指定します。

コマンド モード

COAP プロキシ コンフィギュレーション(config-coap-proxy)

コマンド履歴

リリース 変更内容
Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

COAP プロキシ コンフィギュレーション モードにアクセスするには、グローバル コンフィギュレーション モードで coap proxy コマンドを入力します。

次に、TCP をトランスポートプロトコルとして設定する例を示します。


Device(config)# coap proxy
Device(config-coap-proxy)# transport tcp

voice-signaling vlan(ネットワークポリシー コンフィギュレーション)

音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice-signaling vlan コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

voice-signaling vlan {vlan-id [cos cos-value | dscp dscp-value] | dot1p [cos l2-priority | dscp dscp] | none | untagged}

構文の説明

vlan-id

(任意)音声トラフィック用の VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

cos cos-value

(任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

dscp dscp-value

(任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

dot1p

(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。

none

(任意)音声 VLAN に関して Cisco IP Phone に指示しません。電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged

(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。これが電話のデフォルトになります。

コマンド デフォルト

音声シグナリング アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

デフォルトの CoS 値は、5 です。

デフォルトの DSCP 値は、46 です。

デフォルトのタギング モードは、untagged です。

コマンド モード

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

voice-signaling アプリケーション タイプは、音声メディアと異なる音声シグナリング用のポリシーを必要とするネットワーク トポロジ用です。すべての同じネットワーク ポリシーが voice policy TLV にアドバタイズされたポリシーとして適用される場合、このアプリケーション タイプはアドバタイズしないでください。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声シグナリング用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

次の例では、プライオリティ 2 の CoS を持つ VLAN 200 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

(config)# network-policy profile 1
(config-network-policy)# voice-signaling vlan 200 cos 2

次の例では、DSCP 値 45 を持つ VLAN 400 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

(config)# network-policy profile 1
(config-network-policy)# voice-signaling vlan 400 dscp 45

次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声シグナリングを設定する方法を示します。

(config-network-policy)# voice-signaling vlan dot1p cos 4

voice vlan(ネットワークポリシー コンフィギュレーション)

音声アプリケーションタイプのネットワークポリシー プロファイルを作成するには、ネットワークポリシー コンフィギュレーション モードで voice vlan コマンドを使用します。ポリシーを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

voice vlan {vlan-id [cos cos-value | dscp dscp-value] | dot1p [cos l2-priority | dscp dscp] | none | untagged}

構文の説明

vlan-id

(任意)音声トラフィック用の VLAN。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

cos cos-value

(任意)設定された VLAN に対するレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS)を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

dscp dscp-value

(任意)設定された VLAN に対する Diffserv コード ポイント(DSCP)値を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

dot1p

(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように電話を設定します。

none

(任意)音声 VLAN に関して Cisco IP Phone に指示しません。電話は電話のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged

(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように電話を設定します。これが電話のデフォルトになります。

コマンド デフォルト

音声アプリケーション タイプのネットワークポリシー プロファイルは定義されていません。

デフォルトの CoS 値は、5 です。

デフォルトの DSCP 値は、46 です。

デフォルトのタギング モードは、untagged です。

コマンド モード

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション

コマンド履歴

リリース

変更内容

Cisco IOS XE Fuji 16.9.2

このコマンドが導入されました。

使用上のガイドライン

プロファイルを作成し、ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードを開始するには、network-policy profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

voice アプリケーション タイプは IP Phone 専用であり、対話形式の音声サービスをサポートするデバイスに似ています。通常、これらのデバイスは、展開を容易に行えるようにし、データ アプリケーションから隔離してセキュリティを強化するために、別個の VLAN に配置されます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードの場合、VLAN、Class of Service(CoS)、Diffserv コード ポイント(DSCP)の値、およびタギング モードを指定することで、音声用のプロファイルを作成することができます。

これらのプロファイルの属性は、Link Layer Discovery Protocol for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)の network-policy Time Length Value(TLV)に含まれます。

ネットワークポリシー プロファイル コンフィギュレーション モードから特権 EXEC モードに戻る場合は、exit コマンドを入力します。

次の例では、プライオリティ 4 の CoS を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

(config)# network-policy profile 1
(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4

次の例では、DSCP 値 34 を持つ VLAN 100 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

(config)# network-policy profile 1
(config-network-policy)# voice vlan 100 dscp 34

次の例では、プライオリティ タギングを持つネイティブ VLAN 用の音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

(config-network-policy)# voice vlan dot1p cos 4