工場出荷時の状態へのリセット
工場出荷時設定へのリセットを行うと、デバイスに保存されているお客様特有のデータがすべて消去され、デバイスは出荷時の元の設定に復元されます。このプロセスでは、設定、ログファイル、ブート変数、コアファイル、およびクレデンシャル(連邦情報処理標準(FIPS)関連キーも含む)が消去されます。工場出荷時設定へのリセット時に行われるデータ消去は、NIST Special Publication 800-88 Revision 1で規定されている Clear 方式に適合しています。
工場出荷時の状態へのリセットをいつ行うか
工場出荷時の状態へのリセットは、次のシナリオで行う必要があります。
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デバイスの返品許可(RMA)
RMA でデバイスをシスコに返す際は、RMA 証明書を取得する前に、お客様固有のすべてのデータを消去します。
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侵害されたデバイスの回復
デバイスに格納されているキーマテリアルまたはクレデンシャルが侵害された場合は、デバイスを工場出荷時の状態にリセットしてから、デバイスを再設定します。
工場出荷時の状態へのリセット時の動作
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初期設定へのリセット時、デバイスはリロードされ、ROMMON モードを開始します。
初期設定へのリセット後、デバイスは、ソフトウェアの検索とロードに必要な MAC_ADDRESS 変数と SERIAL_NUMBER 変数を含むすべての環境変数を削除します。
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ROMMON モードでリセットを実行すると、環境変数は自動的に設定されます。
BAUD rate 環境変数は、初期設定へのリセット後にデフォルト値に戻ります。BAUD rate と console speed が常に同じであることを確認してください。同じでない場合、コンソールは応答しなくなります。 -
ROMMON モードでのシステムリセットが完了したら、USB または TFTP を使用して Cisco IOS XE ソフトウェアを追加します。
次の表に、初期設定へのリセットプロセス中に消去および保持されるデータの詳細を示します。
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消去されるデータ |
保持されるデータ |
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すべての Cisco IOS XE ソフトウェアイメージ(現在のブートイメージも含む) |
リモート Field-Replaceable Unit(FRU)からのデータ |
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クラッシュ情報とログ |
コンフィギュレーション レジスタの値 |
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ユーザーデータ、スタートアップおよび実行コンフィギュレーション、および Serial Advanced Technology Attachment(SATA)、SSD、USB などのリムーバブル ストレージ デバイスの内容 |
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FIPS 関連キーなどのクレデンシャル |
セキュアな固有デバイス識別子(SUDI)証明書、公開キーインフラストラクチャ(PKI)キーなどのクレデンシャル |
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オンボード障害ロギング(OBFL)ログ |
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ユーザーが追加した ROMMON 変数 |
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ライセンス |
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