Cisco Nexus Cloud Services Platform ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド リリース 5.2(1)SP1(7.1)
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翻訳について
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
- Updated:
- 2017年5月23日
章のタイトル： 概要
概要
この章の内容は、次のとおりです。
- Cisco Nexus Cloud Services Platform に関する情報
- Cisco Nexus Cloud Services Platform のハイ アベイラビリティ
- 仮想マシンとの比較
- Cisco Integrated Management Controller
- 仮想サービス ブレード
- Uplinks
- ネットワーク アップリンク設定
Cisco Nexus Cloud Services Platform に関する情報
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム 製品ファミリには Cisco Nexus 1010、Cisco Nexus 1010-X、Cisco Nexus 1110-S、Cisco Nexus 1110-X があります。Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は Cisco Nexus 1000V 仮想スーパバイザ モジュール（VSM）専用のハードウェアを提供し、仮想マシン上にホストされた VSM をホストできるようになりました。それによって、標準的なシスコ スイッチと同様に Cisco Nexus 1000V VSM をインストールし、管理することができます。
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム で管理されるサービスは、仮想サービス ブレード（VSB）と呼ばれます。Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム では、次の VSB がサポートされています。
-
VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、および KVM 用の Cisco Nexus 1000V VSM
-
『Cisco Network Analysis Module (NAM)』
-
Cisco Nexus 1000V VXLAN ゲートウェイ
-
Citrix NetScaler 1000V
VSB の詳細については、仮想サービス ブレードを参照してください。
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム でサポートされホストされている VSB の数の詳細については、『『Cisco Nexus Cloud Services Platform Compatibility Information』』を参照してください。
次の図は、ネットワーク内で Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム が Cisco Nexus 1000V VSM および仮想イーサネット モジュール（VEM）をどのようにホストするかを示します。
Cisco Nexus Cloud Services Platform のハイ アベイラビリティ
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム はハイ アベイラビリティをサポートしています。2 つの Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は、ハイ アベイラビリティを提供する HA ペアを形成できます。Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム の制御接続が失われても管理接続が維持されている場合、アクティブな Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム が、スタンバイを一度リロードします。スタンバイは、制御接続が復元されるまで待ち状態になります。HA ペアでは、アクティブおよびスタンバイの Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は、データを同期するため、制御接続を使用します。
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は、ハイ アベイラビリティの以下の形式をサポートします。
-
管理配置のアクティブ スタンバイ：アクティブな Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム がネットワーク経由でアクセス可能であり、コマンドの大半はアクティブな Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム でのみサポートされます。スタンバイの Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は IP ネットワーク経由でアクセス不能ですが、アクティブな Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム または直接シリアル接続を介してアクセスできます。
-
VSB 配置のアクティブ-アクティブ：VSB を Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム で配置すると、VSB をアクティブまたはスタンバイの Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム で配置できます。VSB はアクティブとスタンバイ Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム の両方でアクティブにできます。この設定により、トラフィックの分散が調整され、潜在的な障害ドメインが削減されます。
次の図は、HA コンポーネントと、HA コンポーネント間の通信リンクを示しています。
仮想マシンとの比較
次の表に、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム での VSM の実行と仮想マシンでの VSM の実行の比較を示します。
| 機能 | 仮想マシン | Cisco Nexus 1010 | Cisco Nexus 1010-X | Cisco Nexus 1110-S | Cisco Nexus 1110-X |
|---|---|---|---|---|---|
|
ホスト管理機能 |
64 |
384 64 個のホスト（1 つの VSM あたり）X 4 VSM |
640 64 個のホスト（1 つの VSM あたり）X 4 VSM |
384 64 個のホスト（1 つの VSM あたり）X 4 VSM |
640 64 個のホスト（1 つの VSM あたり）X 4 VSM |
|
Cisco NX-OS ハイ アベイラビリティを備えた VSM |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
|
ハイパーバイザ ホスト マシンで実行されている VEM |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
|
ハイパーバイザ ホスト マシンで実行されている Cisco Nexus 1000V、機能拡張性 |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
|
ソフトウェア専用スイッチ |
Yes |
No |
No |
No |
いいえ |
|
Cisco NAM などの専用サービス アプライアンス |
いいえ |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
|
標準的なシスコ スイッチと同様のインストール |
いいえ |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
|
ネットワーク チームによるスイッチ ハードウェアの管理 |
いいえ |
Yes |
Yes |
Yes |
Yes |
 （注） | Cisco Nexus 1000V は、VMware vSphere または Microsoft Hyper-V ハイパーバイザで実行されているハイパーバイザ ホスト マシンをサポートしています。 |
次の図に、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム での VSM の実行と仮想マシンでの VSM の実行の比較を示します。
Cisco Integrated Management Controller
Cisco Integrated Management Controller（CIMC）は、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム に付属するソフトウェア インターフェイスです。CIMC は Serial over LAN（SoL）アクセスを設定し、デバイスが到達不能となった場合にはリモート管理を設定します。リモート管理の詳細については、『Cisco Nexus Cloud Services Platform Software Installation and Upgrade Guide』を参照してください。
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム のインストール時に、CIMC インターフェイスを設定するオプションがあります。詳細については、『Cisco Nexus Cloud Services Platform Hardware Installation Guide』を参照してください。
仮想サービス ブレード
Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム ファミリでホスト、作成、管理されるサービスは、仮想サービス ブレード（VSB）と呼ばれます。
（注） | このドキュメントで、Cisco Nexus 1000V 仮想スーパバイザ モジュール（VSM）は、VMware vSphere、KVM、または Microsoft Hyper-V でホストされるサービスを示します。 |
Cisco Nexus 1010 は最大 6 つの仮想サービス ブレード（VSB）をホストでき、Cisco Nexus 1010-X は最大 10 個の VSB をホストできます。Cisco Nexus 1110-S は最大 10 個の VSB をホストでき、Cisco Nexus 1110-X は最大 14 個の VSB をホストできます。
VSB は、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォームbootflash:repository にある ISO または OVA イメージ ファイルを使用して作成されます。ISO は、VSB に対して次のことを定義します。
VSB の詳細については、仮想サービス ブレードに関する情報を参照してください。
サポートされる VSB、ソフトウェアの互換性、および Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム での最大容量を決定する重み付けマトリックスについては、『Cisco Nexus Cloud Services Platform Compatibility Information』を参照してください。
Uplinks
ここでは、ハードウェアのインストール中に接続しているアップリンクについて説明します。お使いの Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム からアップストリームしているスイッチの、これらの接続および前提条件の詳細については、『『Cisco Nexus Cloud Services Platform Hardware Installation Guide』』を参照してください。
Traffic Classification
次の表に、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム アップリンクで伝送されるネットワーク トラフィックのクラスを説明します。
ネットワーク アップリンク設定
リリース 5.2(1)SP1(7.1) 以降、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォーム は柔軟なネットワーク トポロジをデフォルトでサポートしています。フレキシブル ネットワーク アップリンクは、Cisco Nexus 1110-S または Cisco Nexus 1110-X をネットワークに接続するための完全な柔軟性を提供し、Cisco Nexus クラウド サービス プラットフォームで仮想サービス ブレード（VSB）の柔軟な展開を実現します。柔軟な設定は、VSB のトラフィック分離などの適切なトラフィック分離ポリシーを有効にします。デフォルトのフレキシブル ネットワーク アップリンク設定では、各物理ポートが個々のアップリンクとして機能します。ポート チャネルにポートを追加するか、VSB インターフェイスにアップリンクを割り当てることによって、デフォルト設定を変更することができます。
フレキシブル ネットワーク アップリンク設定の詳細については、デフォルトのネットワーク アップリンク設定を参照してください。
次の図は、vPC および仮想スイッチング システム（VSS）がある（またはない）、デフォルトで設定されているフレキシブルなネットワーク アップリンクを示しています。
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