この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章の内容は、次のとおりです。
仮想イーサネット(vEthernet)インターフェイス、イーサネット インターフェイス、および管理インターフェイスに説明パラメータを設定して、インターフェイスに名前を付けることができます。それぞれのインターフェイスに独自の名前を使用すれば、複数のインターフェイスから探す場合でも必要なインターフェイスをすぐに見つけることができます。
デフォルトでは、vEthernet インターフェイスの説明は、接続されているデバイスに関する情報を含めるために自動フォーマットされます。たとえば、仮想ネットワーク インターフェイス カード(vNIC)の説明には、VM 名とネットワーク アダプタ番号が含まれます。このデフォルトの説明を保持することも、選択した説明で上書きすることもどちらも可能です。
速度モードとデュプレックス モードは、それぞれのイーサネット インターフェイスおよび管理インターフェイスと相関関係にあります。デフォルトでは、各インターフェイスの速度およびデュプレックス モードは他のインターフェイスとそれぞれ自動ネゴシエートされますが、設定を変更することもできます。設定を変更する場合は、両方のインターフェイスで同じ速度とデュプレックス モード設定を使用するか、または少なくとも 1 つのインターフェイスに自動ネゴシエーションを使用します。
最大伝送単位(MTU)サイズは、イーサネット ポートで処理できる最大フレーム サイズを指定します。2 つのポート間で転送するには、どちらのポートにも同じ MTU サイズを設定する必要があります。ポートの MTU サイズを超えたフレームはドロップされます。
デフォルトでは、各ポートの MTU サイズは 1500 バイトであり、イーサネット フレームの IEEE 802.3 標準です。これよりも大きい MTU サイズでは、より少ないオーバーヘッドでデータをより効率的に処理できます。このようなフレームはジャンボ フレームと呼ばれ、最大 9000 バイトまでのサイズを指定できます。これも、Cisco Nexus 1000V での固定されたシステム ジャンボ MTU サイズです。
管理ステータス パラメータはインターフェイスのアップまたはダウンを指定します。管理的にダウンしたインターフェイスはディセーブルであり、データを転送できません。管理的にアップしたインターフェイスはイネーブルであり、データを転送できます。
Cisco Discovery Protocol(CDP)は、2 台のデバイスで CDP を実行して相互に学習しあうことができるレイヤ 2 プロトコルです。CDP を使用すれば、お互いのインターフェイスを通じてリンクされているネイバー デバイスの情報を表示してネットワークをトラブルシューティングできます。デフォルトでは、CDP がイネーブルに設定されています。
ポート チャネルは、論理インターフェイスを構成する複数の物理インターフェイスの集合体です。1 つのポート チャネルに最大 8 つの個別インターフェイスをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのインターフェイス メンバにもそれぞれ変更が適用されます。
インターフェイス パラメータの設定には次の注意事項と制約事項があります。
通常、イーサネット ポートの速度およびデュプレックス モード パラメータを自動に設定し、ポート間で速度およびデュプレックス モードをネゴシエートできるようにします。これらのポートのポート速度およびデュプレックス モードを手動で設定する場合は、次の点について考慮してください。
イーサネット ポート速度を自動に設定すると、デバイスは自動的にデュプレックス モードを自動に設定します。
no speed コマンドを入力すると、デバイスは速度およびデュプレックス パラメータの両方を自動的に自動に設定します(no speed コマンドと speed auto コマンドは同じ結果になります)。
イーサネット ポート速度を自動以外の値(10 Mbps、100 Mbps、1000 Mbps など)に設定する場合は、それに合わせて接続先ポートを設定してください。接続先ポートが速度をネゴシエーションするように設定しないでください。
(注) |
接続先ポートが自動以外の値に設定されている場合、デバイスはイーサネット ポート速度およびデュプレックス モードを自動的にネゴシエートできません。 |
(注) |
イーサネット ポート速度およびデュプレックス モードの設定を変更すると、インターフェイスがシャットダウンされてから再びイネーブルになる場合があります。 |
インターフェイスを CLI で指定するには、次の注意事項に従ってください。
この手順を使用すると、設定するインターフェイスを指定できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/1 switch(config-if)# show interface ethernet 2/1 switch(config-if)#
この手順を使用すると、イーサネット インターフェイス、vEthernet インターフェイス、または管理インターフェイスに説明を追加できます。
次に、モジュール 3 のイーサネット ポート 24 にインターフェイスの説明を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/24 switch(config-if)# description Ethernet port 24 on module 3 switch(config-if)#
この手順を使用すると、インターフェイス速度およびデュプレックス モードを設定できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
(注) |
速度およびデュプレックス モードを設定する前に、基礎となる NIC ハードウェア機能を確認してください。 |
リモート ポートの速度設定はローカル ポートへの変更をサポートします。ローカル ポートを固有の速度で使用するには、リモート ポートにも同じ速度を設定するか、ローカル ポートがその速度を自動ネゴシエートするように設定する必要があります。
次に、モジュール 3 のイーサネット ポート 24 にインターフェイスの説明を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 2/1 switch(config-if)# speed 1000 switch(config-if)# duplex full switch(config-if)# show interface mgmt0 switch(config-if)#
この手順を使用すると、レイヤ 2 イーサネット インターフェイスの最大伝送単位(MTU)のサイズを設定できます。
次に、イーサネット インターフェイス 3/1 にデフォルト MTU サイズ(1500 バイト)を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# mtu 1500 switch(config-if)#
この手順を使用すると、イーサネット インターフェイスまたは管理インターフェイスをシャットダウンして再起動できます。
次に、イーサネット インターフェイス 3/1 にデフォルト MTU サイズ(1500 バイト)を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# shutdown switch(config-if)# no shutdown switch(config-if)#
この手順を使用すると、イーサネットおよび管理インターフェイスの Cisco Discovery Protocol(CDP)をイネーブルまたはディセーブルにできます。
次に、イーサネット ポート 3/1 の CDP をイネーブルにする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# cdp enable switch(config-if)#
次に、イーサネット ポート 3/1 の CDP をディセーブルにする例を示します。
n1000v# configure terminal switch(config)# interface ethernet 3/1 switch(config-if)# no cdp enable switch(config-if)#
この手順を使用すると、イーサネット、vEthernet、および管理インターフェイスのカウンタをクリアできます。
EXEC モード、コンフィギュレーション モード、またはインターフェイス コンフィギュレーション モードで CLI にログインしていること。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# clear counters interface | 指定したインターフェイスのカウンタをクリアします。 |
ステップ 2 | switch# show interface interface | (任意) インターフェイス ステータスを表示します。指定したインターフェイスのカウンタもあわせて表示します。 |
次に、イーサネット ポート 5/5 のカウンタをクリアしてリセットする例を示します。
switch# clear counters ethernet 5/5 switch#
次のいずれかのコマンドを使用して、設定を確認します。
コマンド | 目的 |
---|---|
show cdp |
CDP ステータスを表示します。 |
show interface interface |
1 つまたはすべてのインターフェイスに設定されている状態を表示します。 |
show interface brief |
インターフェイスの状態表を表示します。 |
show interface switchport |
レイヤ 2 ポートのステータスを表示します。 |
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
基本インターフェイス パラメータ |
5.2(1)SM1(5.1) |
この機能が導入されました。 |