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この章の内容は、次のとおりです。
ポート チャネルは複数の物理インターフェイスの集合体で、論理インターフェイスを作成します。1 つのポート チャネルに最大 8 つの個別アクティブ リンクをバンドルして、帯域幅と冗長性を向上させることができます。これらの集約された各物理インターフェイス間でトラフィックのロード バランシングも行います。ポート チャネルの物理インターフェイスが少なくとも 1 つ動作していれば、そのポート チャネルは動作しています。
集約プロトコルが関連付けられていない場合でもスタティック ポート チャネルを使用して設定を簡略化できます。
ポート チャネルは、物理リンクをまとめて 1 つのチャネル グループに入れ、最大 8 つの物理リンクの帯域幅を集約した単一の論理リンクを作ります。ポート チャネル内のメンバー ポートに障害が発生すると、障害が発生したリンクで伝送されていたトラフィックはポート チャネル内のその他のメンバー ポートに切り替わります。
最大 8 つのポートをスタティック ポート チャネルにバンドルできます。集約プロトコルは使用しません。
(注) |
デバイスはポート チャネルに対するポート集約プロトコル(PAgP)をサポートしません。 |
各ポートにはポート チャネルが 1 つだけあります。ポート チャネルのすべてのポートに互換性があり、同じ速度とデュプレックス モードを使用する必要があります。集約プロトコルを使わずにスタティック ポート チャネルを実行する場合、物理リンクはすべて on チャネル モードです。
ポートチャネル インターフェイスを作成すると、ポート チャネルを直接作成できます。またはチャネル グループを作成して個別ポートをバンドルに集約させることができます。インターフェイスをチャネル グループに関連付けると、ポート チャネルがない場合は対応するポート チャネルが自動的に作成されます。この場合、ポート チャネルは最初のインターフェイスのレイヤ 2 設定を行います。最初にポート チャネルを作成することもできます。この場合は、Cisco Nexus 1000V がポート チャネルと同じチャネル番号の空のチャネル グループを作成してデフォルト レイヤ 2 設定を行い、互換性も設定します。
(注) |
少なくともメンバ ポートの 1 つがアップしており、そのポートのチャネルが有効であれば、ポート チャネルはアップしています。メンバ ポートがすべてダウンしていれば、ポート チャネルはダウンしています。 |
ポート チャネル グループにインターフェイスを追加すると、そのインターフェイスのポート チャネルへの参加が許可される前に、次の互換性チェックが行われます。
ネットワーク層
(リンク)速度性能
速度設定
デュプレックス性能
デュプレックス設定
ポート モード
アクセス VLAN
トランク ネイティブ VLAN
タグ付きまたは非タグ付き
許可 VLAN リスト
MTU サイズ
SPAN:SPAN の始点または宛先ポートは不可
Cisco Nexus 1000V で実行される互換性チェックの全リストを表示するには、show port-channel compatibility-parameters を使用します。
チャネル モード セットを on に設定したインターフェイスだけをスタティック ポート チャネルに追加できます。これらのアトリビュートは個別のメンバ ポートに設定できます。互換性のない属性でメンバ ポートを設定すると、Cisco Nexus 1000V はこのポートをポート チャネルで一時停止します。
インターフェイスがポート チャネルに参加すると、一部のパラメータが削除され、ポート チャネルの値が次のように置き換わります。
帯域幅
遅延
UDP の拡張認証プロトコル
VRF
IP アドレス(v4 および v6)
MAC address
スパニングツリー プロトコル
ネットワーク アクセス コントロール
サービス ポリシー
Quality of Service(QoS)
アクセス コントロール リスト(ACL)
インターフェイスがポート チャネルに参加または脱退しても、次に示すインターフェイス パラメータは影響を受けません。
(注) |
ポート チャネルを削除すると、すべてのメンバ インターフェイスはポート チャネルから削除されたかのように設定されます。 |
Cisco Nexus 1000Vは、フレームのアドレスを数値にハッシュしてチャネルのリンクを 1 つ選択することで、ポート チャネルのすべての動作インターフェイス間のトラフィックを負荷分散します。ポート チャネルはデフォルトでロード バランシングを備えています。ポート チャネル ロード バランシングでは、MAC アドレス、IP アドレス、またはレイヤ 4 ポート番号を使用してリンクを選択します。ポート チャネル ロードバランシングは、送信元または宛先アドレス、およびポートの両方またはいずれか一方を使用します。
ロード バランシング モードを設定して、デバイス全体または指定したモジュールに設定したすべてのポート チャネルに適用することができます。モジュールごとの設定は、デバイス全体のロード バランシング設定よりも優先されます。デバイス全体に 1 つのロード バランシング モードを、指定したモジュールに別のモードを、さらに別の指定したモジュールに別のモードを設定できます。ポート チャネルごとにロード バランシング方式を設定できません。
使用するロード バランシング アルゴリズムのタイプを設定できます。ロード バランシング アルゴリズムを指定し、フレームのフィールドを見て出力トラフィックに選択するメンバ ポートを決定します。
(注) |
デフォルトのロード バランシング方式では、送信元 MAC アドレスを使用します。 |
次のいずれかの方式を設定して、ポート チャネル全体を負荷分散できます。
宛先 MAC アドレス
送信元 MAC アドレス
送信元および宛先 MAC アドレス
宛先 IP アドレスおよび VLAN
送信元 IP アドレスおよび VLAN
送信元および宛先 IP アドレスおよび VLAN
宛先 TCP/UDP ポート番号
送信元 TCP/UDP ポート番号
送信元および宛先 TCP/UDP ポート番号
宛先 IP アドレスおよび TCP/UDP ポート番号
送信元 IP アドレスおよび TCP/UDP ポート番号
送信元および宛先 IP アドレスおよび TCP/UDP ポート番号
宛先 IP アドレス、TCP/UDP ポート番号、および VLAN
送信元 IP アドレス、TCP/UDP ポート番号、および VLAN
送信元および宛先 IP アドレス、TCP/UDP ポート番号、および VLAN
宛先 IP アドレス
送信元 IP アドレス
送信元 IP アドレスおよび宛先 IP アドレス
VLAN のみ
送信元仮想ポート ID
送信元 MAC アドレス ロード バランシングを設定する場合は、送信元 MAC アドレスを使用してトラフィック負荷を分散します。宛先 MAC アドレス ロード バランシング方式を設定する場合は、宛先 MAC アドレスを使用してトラフィック負荷を分散します。
送信元 IP アドレス ロード バランシングを設定する場合は、送信元 IP アドレスを使用してトラフィック負荷を分散します。宛先 IP アドレス ロード バランシング方式を設定する場合は、宛先 IP アドレスを使用してトラフィック負荷を分散します。
ポート チャネルを使用するロード バランシング方式は、マルチキャスト トラフィックには適用されません。設定方式にかかわらず、マルチキャスト トラフィックは、次の方式を使用してポート チャネルをロード バランシングします。
Link Aggregation Control Protocol(LACP)では、最大 16 のインターフェイスを 1 つのポート チャネルに設定できます。 最大 8 つのインターフェイスをアクティブにすることができ、最大 8 つのインターフェイスをスタンバイ状態に入れることができます。次の図は、個々のリンクを個別リンクとして機能させるだけでなく LACP ポート チャネルおよびチャネル グループに組み込む方法を示したものです。
(注) |
|
LACP 処理を仮想スーパーバイザ モジュール(VSM)から仮想イーサネット ポート(VEM)にオフロードして、VEM と VSM の接続が解除されたときに(ヘッドレス モードと呼ばれます)、VSM が LACP をアップストリーム スイッチとネゴシエートできなくなる事態を回避できます。LACP の VEM 管理によって、ヘッドレス VEM のリブート後に、ポート チャネルを再確立できるようになります。
ポート チャネルの個別インターフェイスは、チャネル モードで設定します。スタティック ポート チャネルを集約プロトコルを使用せずに実行すると、チャネル モードは常に on に設定されます。
各チャネルの LACP をイネーブルにするには、各インターフェイスのチャネル モードを active または passive に設定します。チャネル グループにリンクを追加すると、LACP チャネル グループの個別リンクにいずれかのチャネル モードを設定できます。
次の図は、チャネル モードをまとめたものです。
チャネル モード | 説明 |
---|---|
passive |
LACP モード。ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは受信した LACP パケットには応答しますが、LACP ネゴシエーションは開始しません。 |
active |
LACP モード。ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。ポートは LACP パケットを送信して、他のポートとのネゴシエーションを開始します。 |
on |
すべてのスタティック ポート チャネル(LACP を実行していない)がこのモードです。LACP をイネーブルにする前にチャネル モードをアクティブまたはパッシブにしようとすると、デバイス表示はエラー メッセージを表示します。 チャネルで LACP をイネーブルにするには、そのチャネルのインターフェイスでチャネル モードを active または passive に設定します。LACP は、on 状態のインターフェイスとネゴシエートする場合、LACP パケットを受信しないため、そのインターフェイスと個別のリンクを形成します。つまり、LACP チャネル グループには参加しません。 デフォルト ポート チャネル モードは on です。 |
passive と active のどちらのモードでも、ポート速度やトランキング ステートなどの基準に基づいてポート チャネルを構成できるかどうかを判定するため、LACP によるポート間のネゴシエーションが行われます。passive モードは、リモート システム、つまり、パートナーが、LACP をサポートしているかどうかが不明な場合に便利です。
次の例のようにモードに互換性がある場合、LACP モードが異なるポート同士で LACP ポート チャネルを形成できます。
ここでは、LACP パラメータについて説明します。
LACP を実行するどのシステムにも LACP システム プライオリティ値があります。デフォルト値は 32768 で、変更できません。LACP は、このシステム プライオリティと MAC アドレスを組み合わせてシステム ID を生成します。また、システム プライオリティを他のデバイスとのネゴシエーションにも使用します。システム プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。
(注) |
LACP システム ID は、LACP システム プライオリティ値と MAC アドレスを組み合わせたものです。 |
LACP を使用するように設定されたポートにはそれぞれ LACP ポート プライオリティがあります。デフォルト値は 32768 で、変更できません。LACP では、ポート プライオリティおよびポート番号によりポート ID が構成されます。
また、互換性のあるポートのうち一部を束ねることができない場合に、どのポートをスタンバイ モードにし、どのポートをアクティブ モードにするかを決定するのに、ポート プライオリティを使用します。LACP では、ポート プライオリティ値が大きいほど、プライオリティは低くなります。指定ポートが、より低い LACP プライオリティを持ち、ホット スタンバイ リンクではなくアクティブ リンクとして選択される可能性が最も高くなるように、ポート プライオリティを設定できます。
LACP は、LACP を使用するように設定された VEM の各ポートに、チャネル エントリ インデックス(1 ~ 8)と同じ管理キー値を自動的に設定します。管理キーにより、他のポートとともに集約されるポートの機能が定義されます。他のポートとともに集約されるポートの機能は、次の要因によって決まります。
ポート チャネルを使用すればデータ トラフィックを動的に再配布できます。この再配布により、リンクが削除または追加されたり、ロード バランシング スキームが変更されることもあります。トラフィック フローの途中でトラフィックが再配布されると、フレームの秩序が乱れる可能性があります。
LACP は Marker Protocol を使って、再配布によってフレームが重複したり順番が入れ替わらないようにします。Marker Protocol は、所定のトラフィック フローのすべてのフレームがリモート エンドで正しく受信すると検出します。LACP は ポート チャネル リンクごとに Marker PDUS を送信します。リモート システムは、Marker PDU よりも先にこのリンクで受信されたすべてのフレームを受信すると、Marker PDU に応答します。リモート システムは次に Marker Responder を送信します。ポート チャネルのすべてのメンバ リンクの Marker Responder を受信したローカル システムは、トラフィック フローのフレームを正しい順序で再配分します。ソフトウェアは Marker Responder だけをサポートします。
次の表に、LACP がイネーブルのポート チャネルとスタティック ポート チャネルの主な相違点を示します。
構成 | LACP がイネーブルのポート チャネル | スタティック ポート チャネル |
---|---|---|
適用されるプロトコル |
グローバルにイネーブル |
N/A |
リンクのチャネル モード |
次のいずれか。 |
On だけ |
チャネルを構成する最大リンク数 |
16 |
8 |
スイッチをクラスタ化されていない複数のアップストリーム スイッチに接続するときにポート チャネルを作成するには、vPC-HM モードを使用します。Cisco Nexus 1000V では、ポート チャネルは、それぞれが 1 つのアップストリーム物理スイッチへの 1 つ以上のアップリンクを表すサブグループまたは論理的な小さなポート チャネルに分けられます。
同じ物理スイッチに接続するリンクは、アップストリーム スイッチからの Cisco Discovery Protocol(CDP)パケットから収集された情報を使用して、自動的に同じサブグループにバンドルされます。また、インターフェイスに特定のサブグループを手動で割り当てることもできます。
vPC-HM を使用した場合、VEM 上の各 vEthernet インターフェイスは、ラウンドロビン方式で 2 つのサブグループのうちの 1 つにマッピングされます。vEthernet インターフェイスからのすべてのトラフィックは、割り当てられたサブグループが使用不可でない限り、そのサブグループを使用します。使用不可の場合、vEthernet インターフェイスは残りのサブグループにフェールオーバーします。元のサブグループが再び使用可能になると、トラフィックはそのサブグループに戻されます。その後、各 vEthernet インターフェイスからのトラフィックが、設定されたハッシュ アルゴリズムに基づいて分散されます。
同じサブグループに複数のアップリンクが接続されている場合は、リンクがまとめてバンドルされたポート チャネル内にアップストリーム スイッチを設定する必要があります。また、そのポート チャネルも channel-group auto mode on で設定する必要があります(active および passive モードは LACP を使用します)。
アップストリーム スイッチがポート チャネルをサポートしていない場合は、MAC ピン接続を使用して、各イーサネット ポート メンバを特定のポート チャネル サブグループに割り当てることができます。
(注) |
VEM に接続するアップストリーム スイッチ ポートで vPC が設定されている場合は、Cisco Nexus 1000V で vPC-HM を設定しないでください。vPC を設定すると、接続が中断したりディセーブルになる可能性があります。 |
次の図に、vPC-HM を使用してメンバ ポート 1 と 2 をサブグループ ID 0 に、メンバ ポート 3 と 4 をサブグループ ID 1 に割り当てる方法を示します。
アップストリーム スイッチ上で Cisco Discovery Protocol(CDP)がイネーブルになっている場合、サブグループは、CDP パケットから収集された情報を使用して自動的に作成されます。イネーブルになっていない場合は、手動でサブグループを作成する必要があります。
静的ピン接続を使用すると、VEM の背後にある仮想ポートをチャネル内の特定のサブグループにピン接続できます。サブグループ間でのラウンド ロビン方式のダイナミック割り当てを許可する代わりに、スタティック vEthernet インターフェイス、コントロール VLAN、またはパケット VLAN を特定のポート チャネル サブグループに割り当てる(またはピン接続する)ことができます。静的ピン接続では、トラフィックは、指定したサブグループ内のメンバ ポートを通してのみ転送されます。
また、インターフェイス コンフィギュレーション モードで vEthernet インターフェイスをサブグループにピン接続することもできます。
ポート チャネルをサポートしていない複数のアップストリーム スイッチに接続する場合は、MAC ピン接続が推奨設定です。MAC ピン接続では、サーバからのアップリンクがスタンドアロン リンクに分割され、MAC アドレスがこれらのリンクにラウンドロビン方式でピン接続されます。これにより、仮想マシンの MAC アドレスが複数のアップストリーム スイッチ インターフェイスで認識されることはありません。そのため、VEM をアップストリーム スイッチに接続するためのアップストリーム設定は必要ありません。
MAC ピン接続では、どのプロトコルにも依存せずにアップストリーム スイッチを区別できるため、その設定はアップストリームのハードウェアや設計には関係しません。
障害が発生した場合、Cisco Nexus 1000V はまず、VEM の MAC アドレスが別のリンク上で学習されるようになることを示す Gratuitous ARP パケットをアップストリーム スイッチに送信します。また、1 秒未満のフェールオーバー時間も可能になります。
次の図は、それぞれ MAC ピン接続を使用して特定のポート チャネル サブグループに割り当てられたメンバ ポートを示します。
この機能では、ポート チャネルがイーサネット メンバ ポートのサブグループ ID としてポート番号(vmnic 番号)を使用している、MAC ピン接続の既存のアルゴリズムが変更されます。
新しいアルゴリズムでは、ゼロベースの論理的なサブグループ ID がイーサネット メンバ ポートに割り当てられます。ポート番号(vmnic 番号)が最も小さいメンバ ポートにサブグループ ID 0 が割り当てられます。
次の図は、それぞれ相対的な MAC ピン接続を使用して特定のポート チャネル サブグループに割り当てられたメンバ ポートを示します。
vPC-HM に対するネットワーク ステート トラッキングは、他の検出方法では失敗したリンク障害を識別し、vPC-HM チャネル サブグループ間のレイヤ 2 接続を確認します。ネットワーク設定に関する問題の検出を目的にしているわけではありません。
ネットワーク ステート トラッキングでは、パケットをトラッキング VLAN にブロードキャストするために、各サブグループ内の 1 つのアップリンク インターフェイスを選択します。トラッキング VLAN は通常、トランク ポートのための最も小さい転送 VLAN であり、混合アクセス ポートのためのプライマリ VLAN です。各サブグループ上のネットワークから戻されたパケットは、連続して欠落したブロードキャストの数としてトラッキングされます。サブグループの欠落ブロードキャストがしきい値を超えると、そのポート チャネルはスプリット モードにあると見なされます。スプリット モードにあるインターフェイスは非アクティブとしてマークされ、トラフィックはアクティブ インターフェイスにピン接続されます。
ポート チャネルがスプリット モードになった時期や回復した時期はシステム メッセージによって示され、インターフェイスがアクティブまたは非アクティブとしてマークされます。
ポート チャネルは、複数のポートのトラフィックをロード バランシングすることでハイ アベイラビリティを実現します。物理ポートが故障した場合、ポート チャネルのメンバがアクティブであればポート チャネルは引き続き動作します。
ポート チャネルは、ステートフル再起動とステートレス再起動をサポートします。ステートフル再起動はスーパーバイザ切り替え時に発生します。切り替え後、Cisco Nexus 1000Vは実行時の設定を適用します。
ポート チャネリングには次の前提条件があります。
EXEC モードで Cisco Nexus 1000V にログインします。
シングル ポート チャネルのすべてのポートが、互換性の要件を満たしていること。互換性の要件の詳細については、互換性チェックを参照してください。
物理ポートが 2 つの異なるスイッチに接続されている場合でも、仮想の vPC-HM を使用してポート チャネルを設定できます。
ポート チャネリングには次の注意事項と制約事項があります。
ポート チャネル内のすべてのポートが同一の Cisco Nexus 1000V モジュール上にある必要があります。Cisco Nexus 1000V モジュールをまたがるポート チャネルは設定できません。
ポート チャネルが互換性の要件を満たして、かつ次の条件のときだけ、複数のアップストリームでポート チャネルを形成することができます。
デバイスに複数のポート チャネルを設定できます。
ポート チャネルを設定した場合、ポート チャネル インターフェイスに適用した設定はポートチャネル メンバ ポートに影響を与えます。メンバ ポートに適用した設定は、設定を適用したメンバ ポートにだけ影響します。
ポート チャネルにポートを追加する前に、ポート セキュリティ情報をそのポートから削除しておく必要があります。チャネル グループのメンバであるポートにはポート セキュリティ設定を適用できません。
ポート チャネル グループに属するポートを PVLAN ポートとして設定できます。
変更した設定をポート チャネルに適用すると、そのポート チャネルのメンバ インターフェイスにもそれぞれ変更が適用されます。
チャネル メンバ ポートは送信元または宛先 SPAN ポートにできません。
リンクを介して inband/AIPC も伝送される場合に LACP をサポートするには、ESX ホストに接続されるポートで次のコマンドを設定する必要があります。
(注) |
制御トラフィック用に独立した専用の NIC がある場合、これらの設定は不要です。 |
LACP チャネルを介して inband/AIPC も伝送される場合、2 つのスイッチを接続するリンクが 2 つ以上必要です。
LACP を設定し、アップストリーム スイッチが LACP の一時停止機能を使用している場合は、この機能がディセーブルになっていることを確認してください。詳細については、お使いのアップストリーム スイッチのマニュアルを参照してください。
ポート チャネルをサポートしていない 1 つ以上のアップストリーム スイッチに接続する場合は、MAC ピン接続が推奨されます。MAC ピン接続では、アップリンクがサーバからスタンドアロン リンクに分割され、MAC アドレスがこれらのリンクにラウンドロビン方式でピン接続されます。欠点は、LACP によって提供されるロード シェアリング パフォーマンスを利用できない点です。
ポート プロファイルを作成したあとで、そのプロファイルのタイプ(イーサネットまたは vEthernet)を変更できません。
サーバ管理者は、ポート チャネルを使用せずに、1 つの VLAN に複数のアップリンクを割り当てることはできません。サーバ管理者は、1 つ以上の VLAN を共有するポート チャネルまたはポート プロファイルを使用せずに、同じホスト上の複数のアップリンクをプロファイルに割り当てることはできません。
注意 |
Cisco Nexus 1000V 上で vPC-HM を設定したときに、その VEM に接続されているアップストリーム スイッチのポート上で vPC も設定されていると、接続の中断が発生する場合があります。 |
セットアップ ルーチンを使用して、Cisco Nexus 1000V ソフトウェアがすでに設定されている必要があります。詳細については、『Cisco Nexus 1000V Installation and Upgrade Guide』を参照してください。
Cisco Nexus 1000V は SCVMM に接続する必要があります。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
ポート チャネルを作成すると、関連するチャネル グループが自動的に作成されます。
ポート チャネルに Link Aggregation Control Protocol(LACP)のサポートが必要な場合は、設定前に LACP 機能をイネーブルにしておく必要があります。
ネットワーク ステート トラッキングは、Flex-10 ファブリックからの 1 つの物理リンクが VMkernel には 4 つの Flex-10 NIC(物理 NIC)として認識される HP Virtual Connect でのみサポートされます。
パラメータ | デフォルト |
---|---|
ポート プロファイル タイプ |
vEthernet |
ポート プロファイルの管理ステート |
すべてのポートがディセーブル |
ポート チャネル |
管理アップ |
LACP |
ディセーブル |
レイヤ 2 インターフェイスのロード バランシング方式 |
送信元および宛先 MAC アドレス |
モジュールごとのロード バランシング |
ディセーブル |
チャネル モード |
on |
LACP オフロード (LACP 管理から VEM へのオフロード) |
イネーブル |
ネットワーク ステート トラッキング:ブロードキャスト インターバル |
5 秒 |
ネットワーク ステート トラッキング:スプリット ネットワーク モードの動作 |
repin |
ネットワーク ステート トラッキング:ミス数の最大しきい値 |
5 秒 |
ネットワーク ステート トラッキング:状態 |
ディセーブル |
ポート プロファイルでのポート チャネルの定義、アップストリーム ネットワークへの接続、vEthernet インターフェイスとサブグループのピン接続については、『Cisco Nexus 1000V for Microsoft Hyper-V Network Segmentation Manager Configuration Guide』を参照してください。
チャネル グループをポート プロファイルに移行できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
ステップ 1 | ホストをメンテナンス モードにします。 | ||
ステップ 2 | 次のいずれかを実行します。 | ||
ステップ 3 |
すべての仮想マシンが正常に移行されたら、Cisco Nexus 1000V の CLI から、次に示す必要なパラメータを使用して、このホスト上のアップリンク ポートのためのイーサネット タイプの新しいポート プロファイルを作成します。
|
||
ステップ 4 |
アップリンク スイッチからポート チャネルの設定を削除します。
|
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ステップ 5 | すべてのポートが古いポート プロファイルから移動されたら、Cisco Nexus 1000V CLI から次のコマンドを使用して、メンバが含まれていないポート チャネルを削除します。no interface port-channel id | ||
ステップ 6 | ホストのメンテナンス モードを終了します。 | ||
ステップ 7 |
Cisco Nexus 1000V から次のコマンドを使用して、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーすることで、リブートや再起動を行っても維持されるように永続的に保存します。 copy running-config startup-config |
||
ステップ 8 | アップストリーム スイッチ内にポート チャネル タイプを作成します。ポート チャネルのポート プロファイルの作成を参照してください。 |
ポート プロファイル内のポート プロファイル タイプを移行するには、既存のポート チャネルを削除した後、ポート チャネルを再作成します。これらのステップでは、この章の他の項に記載されている手順を使用します。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
ステップ 1 | ホストをメンテナンス モードにします。 | ||
ステップ 2 | 次のいずれかを実行します。 | ||
ステップ 3 |
すべての仮想マシンが正常に移行されたら、Cisco Nexus 1000V の CLI から、次に示す必要なパラメータを使用して、このホスト上のアップリンク ポートのためのイーサネット タイプの新しいポート プロファイルを作成します。
|
||
ステップ 4 | アップストリーム スイッチ内の移行するポート チャネルを削除します。ポート プロファイルからのポート チャネル グループの削除を参照してください。 | ||
ステップ 5 | アップストリーム スイッチ内のポート チャネルを削除します。 | ||
ステップ 6 |
Cisco Nexus 1000V イーサネット インターフェイスでサブグループ ID を手動で設定します。参照先 インターフェイス サブグループの手動設定
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ステップ 7 | Cisco Nexus 1000V ポート プロファイル内のポート チャネル タイプを変更します。参照先 チャネル グループのポート プロファイルへの移行 | ||
ステップ 8 | Cisco Nexus 1000V ポート プロファイル内のポート チャネル タイプを変更します。参照先 1 つのアップストリーム スイッチへの接続 | ||
ステップ 9 | ホストのメンテナンス モードを終了します。 | ||
ステップ 10 | 仮想マシンを移行してこのホストに戻します。 | ||
ステップ 11 |
Cisco Nexus 1000V から次のコマンドを使用して、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーすることで、リブートや再起動を行っても維持されるように永続的に保存します。 copy running-config startup-config |
||
ステップ 12 | アップストリーム スイッチ内に、必要なポート チャネル タイプを作成します。ポート チャネルのポート プロファイルの作成を参照してください。 |
ネットワーク ステート トラッキングを設定して、vPC-HM 用に設定されたポート チャネル上のリンク障害を正確に特定することができます。
次に、各ブロードキャストの送信間隔が 8 秒、スプリット ネットワークが検出された場合はトラフィックを別のアップリンクに再ピン接続、およびスプリット ネットワークが宣言されるまでの欠落ブロードキャストの最大数が 7 という条件でネットワーク ステート トラッキングを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# track network-state enable switch(config)# track network-state interval 8 switch(config)# track network-state split action repin switch(config)# track network-state threshold miss-count 7 switch(config)# show network-state tracking config Tracking mode : enabled Tracking Interval : 8 sec Miss count threshold : 7 pkts Split-network action : repin switch(config)#
vEthernet インターフェイスに静的ピン接続を設定できます。
(注) |
また、ポート プロファイル コンフィギュレーションでサブグループを vEthernet インターフェイスにピン接続することもできます。vEthernet インターフェイスのサブグループへのピン接続を参照してください。 |
EXEC モードで CLI にログインしていること。
次に、サブグループ ID 0 を vEthernet インターフェイス 1 にピン接続する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface vethernet 1 switch(config-if)# pinning id 0 switch(config-if)# show running-config interface vethernet 1 version 4.0(4)SV1(2) interface Vethernet3 service-policy type qos input policy1 pinning id 0 switch(config-if)# exit switch(config)# exit switch# module vem 3 execute vemcmd show pinning LTL IfIndex PC_LTL VSM_SGID VEM_SGID Eff_SGID 48 1b040000 304 0 0 0 switch#
次に、ピン接続のためのバックアップ サブグループを設定した後の出力の例を示します。
switch(config-if)# module vem 4 execute vemcmd show static pinning config LTL IfIndex VSM_SGID Backup_SGID 48 1c0000a0 0, 1,2 50 1c000100 0, 1 switch(config-if)# copy running-config startup-config
ポート プロファイルからポート チャネル グループを削除できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
次に、ポート プロファイルからポート チャネル グループを削除する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# uplink-network up-pc switch(config-uplink-net)# no import port-profile pc switch(config-uplink-net)# show uplink-network name up-pcuplink-network: up-pc Publish-name: up-pc import port-profile: uplink_network_default_policy <<<<<<<<<<<<<<<<<<<< network-definition: ndef1 ndef2 port-profile config: switchport mode trunk switchport trunk allowed vlan 400,500 switch(config-uplink-net)#
ポート チャネル インターフェイスをシャットダウンして再起動できます。
次に、ポート チャネル 2 のインターフェイスをアップする例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# no shutdown
ポート チャネル インターフェイスに説明を追加できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
次に、ポート チャネル 2 に説明を追加する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 2 switch(config-if)# description engineering
ポート チャネル ロード バランシングを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# port-channel load-balance ethernet {dest-ip-port | dest-ip-port-vlan | destination-ip-vlan | destination-mac | destination-port | source-dest-ip-port | source-dest-ip-port-vlan | source-dest-ip-vlan | source-dest-mac | source-dest-port | source-ip-port | source-ip-port-vlan | source-ip-vlan | source-mac | source-port | source-virtual-port-id | vlan-only} | デバイスまたはモジュールのロード バランス方式を設定します。指定可能なアルゴリズムはデバイスによって異なります。 デフォルトのロード バランシング方式では、送信元 MAC アドレスを使用します。 |
ステップ 3 | switch(config)# show interface port-channel load balance | (任意) ポート チャネル ロードバランシング方式を表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、モジュール 5 のポート チャネルに対して、送信元 IP ロード バランシング方式を設定する例を示します。
switch# configure terminal switch# interface port channel 2 switch# port-channel load-balance ethernet source-ip module 5
ポート チャネル インターフェイスに速度とデュプレックスを設定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# interface port-channel channel-number | 設定するポート チャネル インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 指定できるチャネル番号は 1 ~ 4096 です。 |
ステップ 3 | switch(config-if)# speed {10 | 100 | 1000 | auto} | ポート チャネル インターフェイスの速度を設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 4 | switch(config-if)# duplex {auto | full | half} | ポート チャネル インターフェイスのデュプレックス モードを設定します。デフォルトの自動ネゴシエーションは自動です。 |
ステップ 5 | switch(config-if)# show interface port-channel channel-number | (任意) 指定したポート チャネルのインターフェイス情報を表示します。 |
ステップ 6 | switch(config-if)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、ポート チャネル 2 を 100 Mbps に設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port channel 2 switch(config-if)# speed 100
デフォルトのロード バランシング方式を復元できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# no port-channel load-balance ethernet | デフォルトのロード バランシング方式(送信元 MAC アドレス)に戻します。 |
ステップ 3 | switch(config)# show interface port-channel load balance | (任意) ポート チャネル ロードバランシング方式を表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、デフォルトのロード バランシング方式に復元する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# no port-channel load-balance ethernet switch(config)# show port-channel load-balance
LACP に対する次の要件を設定できます。
EXEC モードで CLI にログインしていること。
デフォルト ポート チャネル モードは on です。
LACP を設定する前に、LACP 機能のサポートがイネーブルになっている必要があります。この手順には、LACP 機能をイネーブルにするためのステップが含まれています。
関連する集約プロトコルを使用せずにポート チャネルを設定すると、リンク両端のすべてのインターフェイスは on チャネル モードを維持します。
LACP ポート チャネル内の個々のリンクの LACP モードは、そのリンクが LACP での動作を許可されていることを示します。
トランク ポートのネイティブ VLAN が定義されています。データには使用されない可能性がありますが、ネイティブ VLAN は LACP ネゴシエーションに使用されます。トラフィックがトランク ポートのネイティブ VLAN に転送されるようにしたい場合は、そのネイティブ VLAN が許可 VLAN リストおよびシステム VLAN リストに含まれている必要があります。
この手順には、VLAN をポート チャネルの許可 VLAN リストとシステム VLAN リストに追加するためのステップが含まれています。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
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ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 2 | switch(config)# feature lacp | ポート チャネルの LACP のサポートをイネーブルにします。 |
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ステップ 3 | switch(config-if)# port-profile [type {ethernet | vethernet}] name | 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。
ポート チャネルを設定するには、ポート プロファイルをイーサネット タイプとして指定します。 ポート プロファイルをイーサネット タイプとして定義すると、ポート プロファイルを物理(イーサネット)ポートに使用できるようになります。SCVMM では、対応するポート グループを選択し、物理ポート(PNIC)に割り当てることができます。
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ステップ 4 | switch(config-port-prof)# switchport mode { access | private-vlan { host | promiscuous } | trunk } | インターフェイスの使用方法を指定します。指定できるポート モードは次のとおりです。 トランク ポートは、ネイティブ VLAN に対しては非タグ付きパケットを伝送し、他のすべての VLAN に対してはカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します。 |
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ステップ 5 | switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan vlan-id-list | ポート プロファイルをトランキングとして指定し、そのポート プロファイルへの VLAN アクセスを次のように定義します。
許可される VLAN を設定しない場合は、デフォルトの VLAN 1 が許可される VLAN として使用されます。 トラフィックがトランク ポートのネイティブ VLAN に転送されるようにしたい場合は、そのネイティブ VLAN が許可 VLAN リストに含まれている必要があります。 |
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ステップ 6 | switch(config-port-prof)# show port-profile name | (任意) 確認のためにコンフィギュレーションを表示します。 |
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ステップ 7 | switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config | (任意) リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。 |
次に、ポート プロファイルからポート チャネル グループを削除する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile testProf switch(config-port-prof)# no channel-group auto switch(config-port-prof)# show port-profile testProf switch(config-port-prof)#
次のコマンドを使用すると、ポート チャネルの設定を確認できます。
コマンド | 目的 |
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show feature |
LACP などの使用可能な機能と、それらがイネーブルかどうかを表示します。 |
show interface port-channel channel-number |
ポート チャネル インターフェイスのステータスを表示します。 |
show lacp port-channel [interface port-channel channel-number] |
LACP ポート チャネルに関する情報を表示します。 |
show lacp interface ethernet slot/port |
特定の LACP インターフェイスに関する情報を表示します。 |
show lacp offload status |
LACP 管理が VEM にオフロードされているかどうかを表示します。 |
show network-state tracking config |
確認のためにネットワーク ステート トラッキング設定を表示します。 |
show network-state tracking {module modID | interface channelID} |
モジュールまたはインターフェイスのネットワーク ステート トラッキングのステータスを表示します。 |
show port-channel compatibility-parameters |
ポート チャネルに追加するためにメンバ ポート間で同じにするパラメータを表示します。 |
show port-channel database [interface port-channel channel-number] |
1 つ以上のポート チャネル インターフェイスの集約状態を表示します。 |
show port-channel load-balance |
ポート チャネルで使用するロード バランシングのタイプを表示します。 |
show port-channel summary |
ポート チャネル インターフェイスの概要を表示します。 |
show port-channel traffic |
ポート チャネルのトラフィック統計情報を表示します。 |
show port-channel usage |
使用済みおよび未使用のチャネル番号の範囲を表示します。 |
show running-config interface ethernet port/slot |
指定したイーサネット インターフェイスの実行コンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
show running-config interface port-channel channel-number |
ポート チャネルの実行コンフィギュレーション情報を表示します。 |
show running-config interface vethernet interface-number |
指定した vEthernet インターフェイスの実行コンフィギュレーションに関する情報を表示します。 |
次のコマンドを使用すると、ポート チャネル インターフェイスの設定をモニタできます。
コマンド | 目的 |
---|---|
clear counters interface port-channel channel-number |
カウンタをクリアします。 |
show interface counters [module module] |
入力および出力オクテット ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、ブロードキャスト パケットを表示します。 |
show interface counters detailed [all] |
入力パケット、バイト、マルチキャストおよび出力パケット、バイトを表示します。 |
show interface counters errors [module module] |
エラー パケットの数を表示します。 |
show lacp counters [interface port-channel channel-number] |
LACP の統計情報を表示します。 |
次に、ポート チャネルを作成し、そのポート チャネルに 2 つのレイヤ 2 インターフェイスを追加する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# interface port-channel 5 switch(config-if)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode active switch(config-if)# interface ethernet 1/7 switch(config-if)# switchport switch(config-if)# channel-group 5 mode switch(config-if)#
次に、LACP をイネーブルにしたインターフェイスをチャネル グループ 5 内のイーサネット インターフェイス 1/4 のアクティブ ポート チャネル モードに設定した後、ポート チャネルの LACP ポート プロファイルを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# feature lacp switch(config)# interface ethernet 1/4 switch(config-if)# channel-group 5 mode active switch(config-if)# port-profile type ethernet system-uplink switch(config-port-prof)# switchport mode trunk switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan 1-100 switch(config-port-prof)# channel-group auto mode active switch(config-port-prof)# system vlan 1,10,20 switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# show port-channel summary switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config
次に、ブロードキャストの送信間隔が 8 秒、スプリット ネットワークが宣言されるまでの欠落ブロードキャストの最大数が 7、およびスプリット ネットワークが検出された場合はトラフィックを別のアップリンクに再ピン接続という条件でネットワーク ステート トラッキングを設定する例を示します。
switch# configure terminal switch(config)# track network-state enable switch(config)# track network-state interval 8 switch(config)# track network-state split action repin switch(config)# track network-state threshold miss-count 7 switch(config)# show network-state tracking config Tracking mode : enabled Tracking Interval : 8 sec Miss count threshold : 7 pkts Split-network action : repin switch(config)#
機能名 |
リリース |
機能情報 |
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ポート チャネル |
5.2(1)SM1(5.1) |
この機能が導入されました。 |