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目次
この章の内容は、次のとおりです。
この章では、レイヤ 2 スイッチング ポートをアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定する手順について説明します。
(注) |
スイッチド ポート アナライザ(SPAN)宛先インターフェイスを設定する方法については、『Cisco Nexus 1000V InterCloud System Management Configuration Guide』 を参照してください。 |
(注) |
VLAN アドレス テーブル、MAC アドレス テーブルについての詳細は、『Cisco Nexus 1000V InterCloud Layer 2 Configuration Guide』を参照してください。 |
ソフトウェアは、レイヤ 2 ポートのハイ アベイラビリティをサポートします。
VLAN トランキングには次の前提条件があります。
CLI にログインしていること。
VLAN トランキングには次の注意事項と制限があります。
パラメータ | デフォルト |
---|---|
スイッチポート モード |
アクセス |
許可される VLAN |
1 ~ 3967、4048 ~ 4094 |
アクセス VLAN ID |
VLAN1 |
ネイティブ VLAN ID |
VLAN1 |
ネイティブ VLAN ID タギング |
無効 |
管理状態 |
閉じる |
アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type vethernet mgmt-access switch(config-port-prof)# switchport mode access switch(config-port-prof)# switchport access vlan 72 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile mgmt-access switch(config-port-prof)#
この手順を使用すると、レイヤ 2 ポートをトランク ポート ポートとして設定できます。
ステップ 1 |
switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 2 |
switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。 |
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ステップ 3 |
switch(config)# port-profile [type vethernet] name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。 |
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ステップ 4 |
switch(config-port-prof)# switchport mode trunk インターフェイスがトランキング ポートとして使用されるものであることを指定します。 トランク ポートは、ネイティブ VLAN に対しては非タグ付きパケットを伝送し、他のすべての VLAN に対してはカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します。 |
||
ステップ 5 |
switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan {allowed-vlans | add add-vlans | except except-vlans | remove remove-vlans | all | none} ポート プロファイルをトランキングとして指定し、そのポート プロファイルへの VLAN アクセスを次のように定義します。
|
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ステップ 6 |
switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。 |
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ステップ 7 |
switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。 |
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ステップ 8 |
switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。 |
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ステップ 9 |
switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。 |
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ステップ 10 |
(任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。 |
次の例に、トランク ポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile port-profile type vethernet Trunk_To_Cloud switch(config-port-prof)# switchport mode trunk switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan 72,2315-2350 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# max ports 64 switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile switch(config-port-prof)#
アクセスおよびトランク インターフェイス コンフィギュレーション情報を確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
コマンド | 目的 |
---|---|
show interface vethernet [ brief | capabilities | counters | mac-address | status | switchport | trunk] |
インターフェイスの設定を表示します。 |
show interface brief |
インターフェイス設定情報を、モードも含めて表示します。 |
show interface switchport |
アクセスおよびトランク インターフェイスも含めて、すべてのレイヤ 2 インターフェイスの情報を表示します。 |
show interface trunk [module module-number | vlan vlan-id] |
トランク設定情報を表示します。 |
show interface capabilities |
インターフェイスの性能に関する情報を表示します。 |
show running-config interface vethernet |
指定されたインターフェイスに関する設定情報を表示します。 |
アクセスおよびトランク インターフェイス コンフィギュレーション情報を表示するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
コマンド | 目的 |
---|---|
clear counters [interface] |
カウンタをクリアします。 |
show interface counters [module module] |
入力および出力オクテット ユニキャスト パケット、マルチキャスト パケット、ブロードキャスト パケットを表示します。 |
show interface counters detailed [all] |
入力パケット、バイト、マルチキャストを、出力パケットおよびバイトとともに表示します。 |
show interface counters errors [module module] |
エラー パケットの数を表示します。 |
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
レイヤ 2 インターフェイス パラメータ |
Release 5.2(1)IC1(1.1) |
この機能が導入されました |
目次
この章の内容は、次のとおりです。
- アクセス インターフェイスとトランク インターフェイスについて
- VLAN トランキングの前提条件
- 注意事項と制約事項
- デフォルト設定
- レイヤ 2 アクセス ポートとしての LAN インターフェイスの設定
- トランク ポートの設定
- インターフェイス コンフィギュレーションの確認
- インターフェイス設定のモニタリング
- レイヤ 2 インターフェイス パラメータの機能履歴
アクセス インターフェイスとトランク インターフェイスについて
この章では、レイヤ 2 スイッチング ポートをアクセス ポートまたはトランク ポートとして設定する手順について説明します。
(注)
スイッチド ポート アナライザ(SPAN)宛先インターフェイスを設定する方法については、『Cisco Nexus 1000V InterCloud System Management Configuration Guide』 を参照してください。
(注)
VLAN アドレス テーブル、MAC アドレス テーブルについての詳細は、『Cisco Nexus 1000V InterCloud Layer 2 Configuration Guide』を参照してください。
注意事項と制約事項
VLAN トランキングには次の注意事項と制限があります。
- アクセス リンクを持つデバイスには接続しないでください。アクセス リンクにより VLAN が区分されることがあります。
- 802.1Q トランクを介して Cisco スイッチを接続するときは、802.1Q トランクのネイティブ VLAN がトランク リンクの両端で同じであることを確認してください。 トランクの一端のネイティブ VLAN と反対側の端のネイティブ VLAN が異なると、スパニングツリー ループの原因になります。
- トランク ポートで 802.1X をイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、802.1X はイネーブルになりません。
- 802.1x 対応ポートのモードをトランクに変更しようとしても、ポート モードは変更されません。
レイヤ 2 アクセス ポートとしての LAN インターフェイスの設定
手順アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。
ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。
ステップ 3 switch(config)# port-profile type vethernet name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# switchport mode access ポート モード アクセスを設定します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# switchport access vlan [vlan-id-access] このポート プロファイルにアクセス VLAN ID を割り当てます。
(注) アクセス ポートは、パケットを、1 つのタグなし VLAN 上だけで送信します。 VLAN を指定すると、その VLAN がアクセス VLAN になります。 アクセス ポートの VLAN を指定しない場合、そのインターフェイスはデフォルト VLAN 1 のトラフィックだけを伝送します。 VLAN ID を指定しない場合、VLAN 1 が自動的に使用されます。
ステップ 6 switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。
ステップ 7 switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。
ステップ 8 switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。 ステップ 5 で設定した VLAN を指定します。
ステップ 9 switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。
ステップ 10 (任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を永続的に保存します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile type vethernet mgmt-access switch(config-port-prof)# switchport mode access switch(config-port-prof)# switchport access vlan 72 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile mgmt-access switch(config-port-prof)#トランク ポートの設定
手順
ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# [no] vlan vlan-id VLAN または VLAN の範囲を作成、または削除し、実行コンフィギュレーションに保存します。
ステップ 3 switch(config)# port-profile [type vethernet] name 名前付きポート プロファイルのポート プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。 ポート プロファイルがない場合は、次の特性を使用して作成されます。
ステップ 4 switch(config-port-prof)# switchport mode trunk インターフェイスがトランキング ポートとして使用されるものであることを指定します。
トランク ポートは、ネイティブ VLAN に対しては非タグ付きパケットを伝送し、他のすべての VLAN に対してはカプセル化されたタグ付きパケットを伝送します。
ステップ 5 switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan {allowed-vlans | add add-vlans | except except-vlans | remove remove-vlans | all | none} ポート プロファイルをトランキングとして指定し、そのポート プロファイルへの VLAN アクセスを次のように定義します。
- allowed-vlans:ポート上で許可される VLAN ID を定義します。
- add:ポート上で許可される VLAN ID のリストに追加する VLAN ID を一覧表示します。
- except:ポート上で許可されない VLAN ID を一覧表示します。
- remove:ポートからアクセスを削除する VLAN ID を一覧表示します。
- all:同時に例外も指定されない限り、すべての VLAN ID がポート上で許可されることを示します。
- none:どの VLAN ID もポート上で許可されないことを示します。
(注) 許可される VLAN を設定しない場合は、デフォルトの VLAN 1 が許可される VLAN として使用されます。
ステップ 6 switch(config-port-prof)# no shutdown 管理上の目的でプロファイル内のすべてのポートをイネーブルにします。
ステップ 7 switch(config-port-prof)# state enabled ポート プロファイルをイネーブルにし、割り当てられたポートに設定を適用します。
ステップ 8 switch(config-port-prof)# system vlan vlan-id システム VLAN を、このポート プロファイルに追加します。
ステップ 9 switch(config-port-prof)# publish port-profile <name> Cisco Prime Network Services Controllerにポート プロファイルをパブリッシュします。
ステップ 10 (任意)switch(config-port-prof)# copy running-config startup-config リブート後に永続的な実行コンフィギュレーションを保存し、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして再起動します。
次の例に、トランク ポート プロファイルを設定する方法を示します。
switch# configure terminal switch(config)# port-profile port-profile type vethernet Trunk_To_Cloud switch(config-port-prof)# switchport mode trunk switch(config-port-prof)# switchport trunk allowed vlan 72,2315-2350 switch(config-port-prof)# no shutdown switch(config-port-prof)# state enabled switch(config-port-prof)# max ports 64 switch(config-port-prof)# system vlan 72 switch(config-port-prof)# publish port-profile switch(config-port-prof)#インターフェイス コンフィギュレーションの確認
アクセスおよびトランク インターフェイス コンフィギュレーション情報を確認するには、次のいずれかのコマンドを使用します。
コマンド 目的 show interface vethernet [ brief | capabilities | counters | mac-address | status | switchport | trunk]
インターフェイスの設定を表示します。
show interface brief
インターフェイス設定情報を、モードも含めて表示します。
show interface switchport
アクセスおよびトランク インターフェイスも含めて、すべてのレイヤ 2 インターフェイスの情報を表示します。
show interface trunk [module module-number | vlan vlan-id]
トランク設定情報を表示します。
show interface capabilities
インターフェイスの性能に関する情報を表示します。
show running-config interface vethernet
指定されたインターフェイスに関する設定情報を表示します。