この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、CSM 上にVLAN を設定する方法について説明します。この章の構成は次のとおりです。
Catalyst 6500シリーズ スイッチに CSM を取り付ける場合、クライアント側およびサーバ側 VLAN を設定する必要があります(図 4-1を参照)。
クライアント側またはサーバ側VLANという専門用語は、クライアント側に接続している VLAN とサーバまたは宛先装置に接続しているVLANを論理的に区別しています。ただし、CSMのクライアントおよびサーバVLANの機能はよく似ています。たとえば、新しい接続はサーバ VLAN で受信され、次にクライアント VLAN に向けてロードバランスされます。
クライアント側VLANとサーバ側VLANの違いは、次のとおりです。
• ブリッジ モードを設定する場合、2つのサーバVLANまたは2つのクライアントVLANをブリッジすることはできません。クライアント VLAN とサーバ VLAN はそれぞれ 1 つしかブリッジできません。
• DoS の保護機能は、特にレート制限制御トラフィックが CPU から送信される場合などは、クライアント側 VLAN の方が積極的です。
(注) CSMに対してVLANを設定するときは、事前に Catalyst 6500シリーズ スイッチ上でVLANを設定しておく必要があります。スイッチとモジュールのVLAN IDは同一にしておきます。
1:CSMはトラフィックを転送するためのレイヤ3ルックアップを実行しません。したがって、CSMはICMPリダイレクトに応答することができません。
2:VLANごとに最大7つのゲートウェイを設定できます。システム全体でのクライアントおよびサーバVLANの最大数は511、ゲートウェイの最大数は224です。HSRP ゲートウェイを設定した場合、CSMは224 個のゲートウェイ エントリのうちの3つを使用します。これはトラフィックがHSRPグループの仮想および物理MACアドレスから届く可能性があるからです(「HSRPの設定」を参照)。フォールト トレラント VLAN は IP インターフェイスを使用しないので、512 のVLAN制限は適用されません。
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クライアント側VLANを設定し、クライアントVLANモードを開始します1。 |
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このVLAN上のプローブおよびARP要求で使用されるIPアドレスをCSMに設定します2。 |
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1.モードまたはサブモードを終了するには、exitコマンドを入力します。メニューのトップ レベルに戻るには、end コマンドを入力します。 |
次に、CSMをクライアント側VLAN用に設定する例を示します。
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サーバ側VLANを設定し、サーバVLANモードを開始します3。 |
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ip
ip-address netmask
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サーバVLAN の IPアドレスを設定します4。 |
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(オプション)実サーバの代替ゲートウェイとして、複数のIPアドレスをCSMに設定します5。 |
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3.モードまたはサブモードを終了するには、exitコマンドを入力します。メニューのトップ レベルに戻るには、end コマンドを入力します。 4.デフォルトの設定に戻すには、このコマンドのno形式を使用します。 5.冗長構成ではエイリアスが必要です。 第 7 章「冗長接続の設定」 を参照してください。 |