この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、装置ラックに Catalyst 4948E スイッチを設置する方法について説明します。
(注) この章の設置手順を開始する前に、「設置の準備」にあるサイト プランニング チェックリストに記入して、すべての準備作業が完了していることを確認してください。
• 「警告」
• 「必要な工具」
ヒント Cisco Catalyst 4948E および Catalyst 4948E-F スイッチの詳細(設定例およびトラブルシューティング情報を含む)については、次のページに示されるドキュメントを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6021/tsd_products_support_series_home.html
設置に関連する警告を以下に示します。複数の言語に翻訳された警告については「付録 D」を参照してください。訳文を確認するには、ステートメント番号を参照してください。
警告 スイッチの過熱を防止するために、周囲温度が推奨されている最高温度の 104 °F(40 °C)を超える環境では使用しないでください。また、通気を妨げないように、通気口の周囲に 3 インチ(7.6 cm)以上のスペースを確保してください。ステートメント 17
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。立ち入り制限区域とは、特定の責任者によって管理され、鍵などの特殊な保安手段を使用して保守担当者だけが出入りできる場所です。ステートメント 37
警告 この機器は接地されることを前提にしています。通常の使用時にホストが接地されていることを確認してください。ステートメント 39
警告 電力系統に接続された装置で作業する場合は、事前に、指輪、ネックレス、腕時計などの装身具を外してください。金属は電源やアースに接触すると、過熱して重度のやけどを引き起こしたり、金属類が端子に焼き付いたりすることがあります。ステートメント 43
警告 他の装置の上にシャーシを積み重ねないでください。シャーシが落下すると、大けがをしたり、装置が損傷したりすることがあります。ステートメント 48
警告 セントラル オフィス環境で使用するイーサネット ケーブルにはシールドが必要です。ステートメント 171
警告 雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったりしないでください。ステートメント 1001
警告 設置手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 1004
警告 クラス 1 レーザー製品です。ステートメント 1008
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
警告 本製品の最終処分は、各国のすべての法律および規制に従って行ってください。ステートメント 1040
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。ステートメント 1045
警告 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 1046
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。ステートメント 1051
警告 装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074
梱包用の箱からシャーシとアクセサリ キットを慎重に取り出し、損傷しているものがないか確認してください。欠落または破損している製品がある場合には、シスコの担当者か購入された代理店に連絡してください。梱包材はすべて梱包用の箱に戻し、保管しておいてください。
シャーシはアクセサリ キットに次のアイテムを同梱して出荷されています。
• RJ-45 メスと DB-9 メスを接続するアダプタ プラグ x 1
• ラックマウント キットには、次のアイテムが含まれています。
– M4 x 8 mm 皿ネジ x 8(ブラケットをスイッチに取り付けるときに使用)
– 12-24 x 3/4 インチのプラス小ネジ x 4 および 10-32 x 3/4 インチのプラス小ネジ x 4(ラックマウント ブラケットをラックに取り付けるときに使用)
(注) コンソール ケーブルはアクセサリ キットに同梱されていません。オプションとして発注できます。
適切にシャーシを設置するには、次の工具および機器が必要です。
• 手持ちの静電気防止用アース ストラップまたはシステムに付属の使い捨て静電気防止用ストラップ
• 銅線システム アース線(必要なワイヤ ゲージは、地域または国の電気規則により決定)
• DC 電源ケーブル(必要なワイヤ ゲージは、地域または国の電気規則により決定)
• 絶縁クリンプオン スペード ラグまたは絶縁クリンプオン リング コネクタ(必要なサイズと形式は地域または国の電気規則により決定)
• シャーシを持ち運ぶ前に、必ずすべての外部ケーブルを取り外してください。
• 足下を安定させ、両足の間でバランスを取って、シャーシの重量を支えます。
• シャーシはゆっくり持ち上げます。持ち上げるときに、決して突然動いたり、身体をひねったりしないでください。
• 背中をまっすぐに保ち、背中ではなく脚で持ち上げます。シャーシを持ち上げるときにかがむ場合には、腰をかがめるのではなく、ひざを曲げて腰に負担がかからないようにします。
Catalyst Catalyst 4948E および 4948E-F スイッチ シャーシの両方で利用可能な 3 個のラックマウント キットと 1 個のケーブル管理キットがあります。また、Catalyst 4948E-F スイッチだけに使用可能な 1 個の選択オプション吸気ダクト キットがあります。 表 3-1 に、キットをリストし、内容を示します。
19 インチ ラックに Catalyst 4948E スイッチを設置するためのプロセスは、次のとおりです。
ラックマウント ブラケット 2 個は両方のスイッチ シャーシに付属のラックマウント キット(69-2037-xx)の一部として含まれています。ラックマウント ブラケットは、シャーシの前面またはシャーシの背面に取り付けることができます。ラックマウント ブラケットは、標準の 19 インチ(48.3 cm)ラックにシャーシを設置するための使用を目的としています。このラックマウント キットは、スイッチへのアクセスを損なうおそれがある障害物(電源ストリップなど)があるラックには適していません。
(注) ホット アイルとコールド アイルのデータセンター環境に Catalyst 4948E-F スイッチ シャーシを設置して、オプションのモジュラ型 ToR スイッチ インレット ダクト キット(Panduit モデル CDE2)の使用を予定している場合は、シャーシの前面にラックマウント ブラケットを取り付ける必要があります。
シャーシ前面にラックマウント ブラケットを取り付けるには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 アクセサリ キットから 2 個のラックマウント ブラケットと 8 本の M4 x 8 mm 皿ネジを取り外します。
ステップ 2 1 つのラックマウント ブラケットをシャーシのいずれかの側面に当て、皿穴とシャーシの M4 ネジ穴の位置を合わせます。(図 3-1 を参照)。
(注) 図 3-1 の上面図では、ラックマウント ブラケットをシャーシ前面に取り付けています。底面図では、ラックマウント ブラケットをシャーシ背面に取り付けています。
ステップ 3 ラック マウント ブラケットを 4 本の M4 x 8 mm プラスの皿ネジでシャーシに固定します。
ステップ 4 シャーシの反対側の 2 つ目のラックマウント ブラケットについてステップ 2 と 3 を繰り返します。
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ステップ 1 1 人がシャーシを慎重に持ち上げ、ラックの前面に位置付けます。
ステップ 2 ラックマウント ブラケットの取り付け部がラックと触れるまで、シャーシをラックに差し込みます。
ヒント 巻き尺または水準器を使用して、シャーシがラックに水平に取り付けられていることを確認します。
ステップ 3 ラック内でシャーシを上下に動かし、各ラックマウント ブラケットの取り付け部の 2 個のネジ穴と装置ラックの支柱の取り付け穴を揃えます。シャーシの上に水準器を置き、シャーシが装置ラック内で傾いていないことを確認します。
ステップ 4 もう 1 人の人にシャーシを支えてもらいながら、アクセサリ キットに同梱されている 4 本の 10-32 x 3/4 インチまたは 12-24 x 3/4 インチのプラス ネジ(左右 2 本ずつ)でシャーシをラックに固定します。
(注) 図 3-2 (上面図)は、シャーシの前部にセンター ラックマウント ブラケットを取り付けた場合にシャーシをラックに設置する方法を示しています。図 3-2 の下側の図は、シャーシの後部にラックマウント ブラケットを取り付けた場合にシャーシをラックに設置する方法を示しています。
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1 個のケーブル ガイドがアクセサリ キットに同梱されています。ケーブル ガイドは 1 本の M4 ネジを使用してラックマウント ブラケットに取り付けます(ラックマウント ブラケットに M4 ネジ穴が 1 個あります)。ケーブル ガイドは、ラックマウント ブラケットをシャーシの前面に取り付ける場合に使用するように設計されており、シャーシの左側または右側に接続できます。
(注) シャーシを装置ラックの後ろ側の支柱に取り付ける場合は、ケーブル ガイドを取り付けることはできません。
ステップ 1 左右いずれかのラックマウント ブラケットの前にケーブル ガイドを置きます。
ステップ 2 付属の M4 ネジ 1 つを使用して、ラックマウント ブラケットの左右いずれかにケーブル ガイドを取り付けます。(図 3-3 を参照)。
ホット アイルとコールド アイルとして設定されたデータセンターに Catalyst 4948E-F スイッチ シャーシを設置する場合は、Panduit エアー ダクト キット、モデル CDE2 を取り付ける必要がある場合があります。このキットは、シャーシの背面から装置ラックの前面への空気取り入れ口を拡張して、システムがクール アイルから涼気を取り込めるようにします。エアー ダクト アセンブリを取り付けるには、キットに付属しているインストレーション ノートを参照してください。
システム(NEBS)アースは、EMI 防止要件を満たすための追加のアースとなり、補助的なボンディング接続とアース接続に関する Telcordia Technologies NEBS 要件を満たすことを意図しています。
• アース ラグ:2 穴の標準 90 度バレル ラグ。最大 6 AWG ワイヤを取り付けられるもの。
• アース ラグ ネジ:2 本の M4 x 8 mm のなべネジ。
• アース線:システム アース線は、地域および国の設置要件を満たすサイズにする必要があります。米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、 6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。一般に入手可能な 6 AWG 線の使用を推奨します。システム アース線の長さは、スイッチと適切なアース設備の間の距離によって決まります。
(注) アース ラグとアース ラグのネジはアクセサリ キットに同梱されています。アース線およびツールは、アクセサリ キットの一部として提供されていません。
システム アース線をアース ラグに接続し、ラグをアース パッドに接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 絶縁した線を使用する場合は、ワイヤストリッパを使用して、アース線の端の被覆を約 0.75 インチ(19 mm)取り除きます。裸線を使用する場合は、ステップ 2 に進みます。
ステップ 2 アース線の被覆を取り除いた方の端をアース ラグの開放端に挿入します。
ステップ 3 アース線をアース ラグのバレルに圧着します。アース線がアース ラグに確実に接続されていることを確認します。
ステップ 4 シャーシの背面にあるシャーシ システムのアース パッドを覆っている黄色のラベルを剥がします。(図 3-4 を参照)。
ステップ 5 システム アース パッドの位置にアース線ラグを合わせて、金属同士がしっかり接触するようにします。
ステップ 6 アクセサリ キットに同梱されている 2 本の M4 ネジでシャーシにアース ラグを固定します。(図 3-4 を参照)。他のスイッチ ハードウェアまたはラック内の機器の妨げにならないようにシステム アース線を配線します。
ステップ 7 アース線のもう一方の端を加工し、設置場所の適切なアース点に接続して、スイッチが適切にアースされるようにします。
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ここでは、シャーシに電源を接続する手順について説明します。2 種類の手順を示します。
(注) Catalyst 4948E スイッチでは、同じシャーシ内で AC 入力および DC 入力電源装置の混在をサポートします。
Catalyst 4948E または Catalyst 4948E-F スイッチに、AC 電源を接続するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 Chapter 2「 Site Planning 」に記載されている、設置場所の電力要件およびアース要件がすべて満たされ、に記載されているようにシャーシが適切にアースされていることを確認します。
ステップ 2 電源装置がシャーシの電源装置ベイにしっかり取り付けられていること、および電源装置の非脱落型ネジが締まっていることを確認します。電源装置の AC 電源スイッチがオフになっていることを確認します。
警告 いつでも装置の電源を切断できるように、プラグおよびソケットにすぐ手が届く状態にしておいてください。ステートメント 1019
ステップ 3 AC 電源コードをアクセサリ キットから外し、地域に合った適切な電源コードがあることを確認します。お客様の地域で必要な AC 電源コードのタイプに関して不確実な場合は、「300 W AC 入力電源装置の電源コード」を参照して、AC 入力電源装置でサポートされている AC 電源コードのリストを確認し、地域の電気技師にご相談ください。
ステップ 4 電源装置の AC 入力レセプタクルに AC 電源コードのアプライアンス コネクタ(IEC60320/C15)を差し込みます。図 3-5 に、PWR-C49E-300AC-R 電源装置および PWR-C49E-300AC-F 電源装置の両方についてプラグの位置を示します。
(注) Catalyst 4948E-F スイッチ シャーシにオプションのモジュラ型 Panduit ToR スイッチ インレット ダクト キット(モデル CDE2)を使用する場合は、エアー ダクトを通して AC 電源コードを接続する必要があります。この方法の手順については、ダクト キットに付属のインストレーション ノートを参照してください。
ステップ 5 電源コードのもう一方の端を、AC 入力電源コンセントに接続します。2 つの電源装置を使用してシャーシに電源を供給する場合は、各 AC 入力電源装置がそれぞれの専用回路に接続されていることを確認します。
(注) シャーシに電源装置を 1 つだけ取り付けってある場合、ブランク電源装置カバー(シスコ部品番号 800-25264-01)で空の電源装置ベイを覆う必要があります。ブランク電源装置カバーがシャーシ内の EMI の保護と適切なエアー フローを維持します。
ステップ 6 この時点では、AC 入力電源装置の電源オン/オフ スイッチをオンにしないでください。シャーシのポートにインターフェイス ケーブルを接続して設置プロセスを続行します。
警告 次の作業を行う前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認します。ステートメント 1003
警告 この装置は、立ち入りが制限された場所への設置が想定されています。立ち入りが制限された場所とは、特殊な工具、錠と鍵、またはその他のセキュリティ手段を使用しないと入れない場所を意味します。ステートメント 1017
警告 この製品は、設置する建物に回路短絡(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。一般および地域の電気規格に準拠するように設置する必要があります。ステートメント 1045
警告 DC 電源端子には、危険な電圧またはエネルギーが存在している可能性があります。端子が使用されていない場合は必ずカバーを取り付けてください。カバーを取り付けるときに絶縁されていない伝導体に触れないことを確認してください。ステートメント 1075
Catalyst 4948E スイッチに取り付けた DC 入力電源装置に DC 電源を接続するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 「電源要件」に記載されている、設置場所の電力要件およびアース要件がすべて満たされ、シャーシが適切にアースされていることを確認します。
ステップ 2 DC 入力電源装置に接続する DC 回路に電気が流れていないことを確認します。さらに予防策として、回路の作業をしている場合に誤って電源が再投入されないように、電源回路ブレーカーに適切な安全フラグおよびロックアウト装置を設置するか、または回路ブレーカーのハンドルに粘着テープを貼り付けます。
ステップ 3 DC 回路ブレーカーに DC 電源コードを接続します。
ステップ 4 DC 入力電源装置がシャーシの電源装置ベイにしっかり取り付けられていること、および電源装置の非脱落型ネジが締まっていることを確認します。
ステップ 5 DC 入力電源装置の端子ブロックからスナップ式プラスチックの保護カバーを取り外します。
ステップ 6 DC 電源ケーブルに適切なサイズとタイプの端子を接続します。
絶縁クリンプオン スペード ラグまたは絶縁クリンプオン リング コネクタを DC 電源ケーブルで使用できます。これらは、使用する地域および国の取り付け要件および電気規定に適したサイズのものを使用する必要があります。
(注) 導線は、使用する地域および国の取り付け要件および電気規定に適したサイズのものを使用します。使用できるのは銅線だけです。
ステップ 7 次の順序で電源装置の端子ブロック ポストに DC 電源ケーブル端子を接続します(図 3-6 を参照)。
• 電源装置のマイナス(-)端子ポストへのマイナス(-)側 DC 電源ケーブル端子。
• 電源装置のプラス(+)端子ポストへのプラス(+)側 DC 電源ケーブル端子。
ステップ 8 ケーブルがすべて完全に接続されていることを確認し、端子ブロック カバーを再度取り付けます。
ステップ 9 この時点では、DC 電源を入れないでください。シャーシのポートにインターフェイス ケーブルを接続して設置プロセスを続行します。
図 3-6 DC 電源への DC 入力電源装置(PWR-C49-300DC)への接続
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ここでは、シャーシの前面パネルのコネクタにインターフェイス ケーブルを接続する方法を説明します。内容は次のとおりです。
「アップリンク ポート トランシーバおよびケーブルの取り付け」
両方のシャーシに 48 個の 10/100/1000 ポートがあります。ポートは接続先装置の速度で動作するように自動設定されます。接続先のデバイスが自動ネゴシエーションをサポートしていない場合は、速度およびデュプレックスのパラメータを明示的に設定できます。
ダウンリンク ポートにネットワーク ケーブルを接続するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 ネットワーク ケーブルの一方の RJ-45 プラグを接続先デバイスのポートに接続します。
ステップ 2 ネットワーク ケーブルのもう一方の端にある RJ-45 プラグを、Catalyst 4948E シャーシのダウンリンク ポートに接続します。
ステップ 3 残りのダウンリンク ポートについて、ステップ 1 および 2 を繰り返します。
Catalyst 4948E のアップリンク ポートは、1000BASE-X SFP または 10GBASE SFP+ トランシーバをサポートします。SFP トランシーバには、ポート ソケットに SFP トランシーバを確実に設置するためのラッチ デバイスが 3 タイプあります。
• 図 3-7 に、マイラー タブ ラッチ付きの SFP トランシーバ示します。
• 図 3-8 に、アクチュエータ ボタン ラッチ付きの SFP トランシーバを示します。
• 図 3-9 に、ベールクラスプ ラッチ付きの SFP トランシーバを示します。
ご使用の SFP トランシーバのラッチ タイプを確認してから、次の取り付けおよび取り外し作業を行ってください。
SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けを行うと、耐用年数が短くなる可能性があります。絶対に必要な場合以外は SFP トランシーバの取り外しおよび取り付けを行わないでください。
図 3-7 マイラー タブ ラッチ付きの SFP トランシーバ
図 3-8 アクチュエータ ボタン ラッチ付きの SFP トランシーバ
図 3-9 ベールクラスプ ラッチ付きの SFP トランシーバ
SFP または SFP+ トランシーバを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを、手首と静電気防止用アース コネクタまたはシャーシのベア メタル表面に取り付けます。
ステップ 2 SFP トランシーバを保護パッケージから取り出します。
(注) この手順内で指示されるまで、光ファイバ ケーブル用の穴からダスト プラグを外さないでください。
ステップ 3 SFP トランシーバ本体に貼付されているラベルを見て、ネットワークに適合するモデルであることを確認します。
ステップ 4 SFP トランシーバは、送信側(TX)および受信側(RX)の印があるほうが上面です。
(注) 一部の SFP トランシーバでは TX と RX の代わりに、SFP トランシーバ コネクタから出る矢印(送信方向すなわち TX)およびコネクタに向かう矢印(受信方向すなわち RX)がマーキングされています。
ステップ 5 SFP トランシーバを空きソケットの前に持っていきます
(注) SFP ソケット構成はシスコのデバイスごとに異なります。ラッチが上向きまたは下向きの場合があります。SFP トランシーバを、シスコ デバイスに合わせて正しい向きに取り付けてください。
ステップ 6 SFP を図 3-10 に示すように持って、コネクタが固定されるまでソケットに差し込みます。
ステップ 7 図 3-11 に示すように、親指で SFP トランシーバをスロットにしっかりと押し込みます。
ステップ 8 次のようにして、SFP トランシーバが正しく装着され、固定されたことを確認します。
a. 図 3-12 に示すように、SFP トランシーバをつまみ、ラッチを解除しないままの状態で引き抜けるかどうか試します。
b. SFP トランシーバが外れなければ、正しく取り付けられ、装着されています。SFP トランシーバが外れた場合は、挿入し直し、前回よりも強く親指で押します。ソケットに正しく固定されるまで、必要に応じてこれを繰り返します。
(注) 光 SFP トランシーバの場合は、ダスト プラグを外して光接続の作業を行う前に、次のガイドラインに従ってください。
• 接続の準備ができるまで、未接続の光ファイバ ケーブル コネクタおよびトランシーバの光ファイバ ケーブル用の穴には常に保護用ダスト プラグを付けておきます。
• 接続の直前に、LC コネクタの終端を必ず点検および清掃してください 光ファイバの検査およびクリーニングに関するホワイト ペーパーの参照先は、このページのヒントを参照してください。
• 光ファイバケーブルを抜き差しするときは、LC コネクタをしっかりつかんでください。
ステップ 9 ネットワーク インターフェイス ケーブルの LC コネクタからダスト プラグを外します。ダスト プラグは将来の使用に備えて保管しておいてください。
ステップ 10 LC コネクタの光ファイバ終端を点検および清掃します。
ヒント 光ファイバ接続を検査およびクリーニングする方法の詳細については、次の URL のホワイト ペーパーを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/tech/tk482/tk876/technologies_white_paper09186a0080254eba.shtml
ステップ 11 SFP トランシーバの光ファイバ ケーブル用の穴からダスト プラグを取り外します。
ステップ 12 ネットワーク インターフェイス ケーブルの LC コネクタを SFP トランシーバにただちに接続します。
ステップ 13 1000BASE-T SFP トランシーバを銅線ネットワークに接続するには、次のサブステップに従います。
a. カテゴリ 5 ネットワーク ケーブルの RJ-45 コネクタを SFP トランシーバの RJ-45 コネクタに差し込みます。
(注) 1000BASE-T 対応のサーバ、ワークステーション、またはルータに接続する場合は、カテゴリ 5 のツイストペア ストレート ケーブルを SFP トランシーバ ポートに対して 4 本使用します。1000BASE-T 対応のスイッチまたはリピータに接続する場合は、カテゴリ 5 のツイストペア クロス ケーブルを 4 本使用します。
b. ネットワーク ケーブルの遠端を、1000BASE-T 対応ターゲット デバイスの RJ-45 コネクタに差し込みます。
両方のシャーシは、イーサネット ネットワークを介してスイッチの管理に使用できるイーサネット管理ポートを装備しています。このポートは、スイッチにソフトウェアをダウンロードしたり、分析やバックアップの保存のためにリモート サーバにファイルを転送したりする目的にも使用できます。
管理イーサネット ポートへの一般的な接続では、両端に RJ-45 コネクタを備えたイーサネット ケーブルを使用します。ケーブルの他方の端は、通常は、システム管理が必要なネットワークとマルチシェルフ システム間を接続するイーサネット スイッチ、ハブ、またはルータに接続します。
イーサネット管理ポートにケーブルを接続するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 ネットワーク ケーブルの一方の RJ-45 プラグを接続先デバイスのポートに接続します。
ステップ 2 ネットワーク ケーブルのもう一方の端にある RJ-45 プラグを、Catalyst 4948E シャーシのイーサネット管理ポートに接続します。
初期設定を実行するには、コンソール ポートを使用する必要があります。PC にスイッチ コンソール ポートを接続するには、RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブル(オプション)を使用します。
Catalyst 4948E スイッチ コンソール ポートに PC または端末を接続するには、次の手順に従ってください。
ステップ 1 RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、スイッチの前面にあるコンソール ポートに RJ-45 コネクタを差し込みます。
ステップ 2 アダプタ ケーブルの DB-9 メス DTE を PC のシリアル ポートに接続するか、該当するアダプタを端末に接続します。
ここでは、スイッチの電源を迅速に入れる手順を示します。内容は次のとおりです。
スイッチの電源を入れる前に、ターミナル エミュレーション セッションを起動して、電源投入時自己診断テスト(POST)からの出力が表示されるようにします。
端末エミュレーション ソフトウェア(通常、HyperTerminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)は、PC または端末とスイッチの間で通信できるようにします。
端末エミュレーション ソフトウェアを起動するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 PC または端末を使用している場合、端末エミュレーション プログラムを起動します。
ステップ 2 ターミナル エミュレーション セッションを開始します。
ステップ 3 PC または端末のボー レートおよびキャラクタ フォーマットを、以下に示すコンソール ポートのデフォルト特性に合わせて設定します。
シャーシに AC 入力電源装置が取り付けられている場合は、次の手順に従ってシャーシの電源を入れます。
ステップ 1 電源装置の電源スイッチを ON の位置に切り替えます。
ステップ 2 電源モジュールの前面プレートにある INPUT OK および OUTPUT OK LED を参照して、電源装置が正常に動作していることを確認します。電源装置と電源装置のファンが正常に動作しているとき、これらの LED は緑になります。
前面パネルの PS1 LED が緑であることも確認します。シャーシが 2 つめの(冗長)電源装置を備えている場合は、前面パネルの PS2 LED も緑であることを確認します。LED が緑でない場合は、LED の追加説明について、「300 W AC 入力電源装置(PWR-C49E-300AC-R)」または「300 W AC 入力電源装置(PWR-C49E-300AC-F)」を参照してください。
シャーシに DC 入力電源装置が取り付けられている場合は、次の手順に従ってシャーシの電源を入れます。
ステップ 1 端子ブロック カバーが電源装置に正しく装着され、むき出しになった線がないことを確認します。
ステップ 2 DC 電源回路ブレーカーのスイッチ ハンドルから安全フラグおよびロックアウト装置、またはテープを取り除き、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルをオン(|)の位置にして DC 電源を再投入します。
(注) DC 入力電源装置にはオン/オフ スイッチがありません。DC 電源を再投入すると、Catalyst 4948E DC 入力電源装置に電力が供給され、シャーシの電源がオンになります。
ステップ 3 電源モジュールの前面プレートにある INPUT OK および OUTPUT OK LED を参照して、電源装置が正常に動作していることを確認します。電源装置と電源装置のファンが正常に動作しているとき、これらの LED は緑になります。
ステップ 4 前面パネルの PS1 LED が緑であることも確認します。シャーシが 2 つめの(冗長)電源装置を備えている場合は、前面パネルの PS2 LED も緑であることを確認します。LED が緑でない場合、LED について、「300 W DC 入力電源装置(PWR-C49-300DC)」を参照してください。
スイッチの電源を入れると、POST が開始されます。これは、スイッチの正常動作を確認するために自動的に実行される一連のテストです。POST は約 1 分で終了します。POST が完了すると、SYSTEM LED が緑になります。スイッチが POST に失敗すると、SYSTEM LED はオレンジに点灯します。
スイッチのポート ステータス LED も、電源投入中は色を切り替えながら点灯します。
• LED がオレンジに点灯している場合は、STP 機能がネットワーク トポロジを検出し、ループを検索しています。このプロセスには約 30 秒を要し、その後 LED は緑に変わります。
• シャーシのポートとターゲット デバイスがリンクを確立した場合は、LED は緑に点灯します。
• LED が点灯しない場合、ターゲット デバイスが起動していない、ケーブルに問題がある、ターゲット デバイスに問題があるなどの原因が考えられます。
(注) POST エラーは通常、回復不可能です。スイッチが POST に成功しない場合、シスコに連絡してください。
Catalyst 4948E または Catalyst 4948E-F スイッチの設定については、次のサイトで該当するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6021/products_installation_and_configuration_guides_list.html