この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この付録では、スイッチの迅速な初期設定手順について、順番に説明します。
1. 「スイッチとの接続」
3. 「電源との接続」
4. 「初期設定情報の入力」
(注) DC 電源モジュールを使用している場合は、DC 電源モジュールを搭載したスイッチの設定方法について、「スイッチへの DC 電源の接続」を参照してください。
(注) スイッチ ポートとその他のイーサネット デバイスを接続するには、カテゴリ 5 ストレート ケーブルを用意する必要があります。
初期設定を実行するには、コンソール ポートを使用する必要があります。スイッチ コンソール ポートと PC を接続するには、付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用します。
スイッチに PC または端末を接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、スイッチ前面にあるコンソール ポートに RJ-45 コネクタを装着します(図B-1 を参照)。
ステップ 2 PC シリアル ポートにアダプタ ケーブルの DB-9 メス DTE を接続するか、端末に該当するアダプタを接続します。
|
|
|
|
|
スイッチに電力を投入する前に、ターミナル エミュレーション セッションを起動して、Power-On Self-Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)の出力を表示することができます。
ターミナル エミュレーション ソフトウェア(通常は Hyperterminal や ProcommPlus などの PC アプリケーション)を使用すると、スイッチと PC または端末間で通信することができます。
ステップ 1 PC または端末を使用している場合は、ターミナル エミュレーション ソフトウェアを起動します。
ステップ 2 ターミナル エミュレーション セッションを起動します。
ステップ 3 PC または端末のボー レートおよび文字フォーマットがコンソール ポートのデフォルト特性と一致するように設定します。
ステップ 1 AC 電源モジュールを使用している場合は、スイッチ背面パネルの電源コネクタに付属の AC 電源コードの一端を接続してから、アースされた AC コンセントに他端を接続します(図B-1 を参照)。
ステップ 2 DC 電源モジュールを使用している場合は、DC 電源モジュールの取り付け方法について、「スイッチへの DC 電源の接続」を参照してください。
スイッチに電力が投入されると、POST が開始され、スイッチが適切に機能しているか確認するための一連のテストが自動実行されます。
POST は約 1 分間継続します。POST が完了すると、システムおよびステータス LED はグリーンに点灯したままになります(詳細については、 前面パネルの LEDを参照)。
POST に失敗すると、システム LED はオレンジに変わります。
(注) POST の失敗は、通常は致命的です。スイッチが POST に合格しなかった場合は、シスコシステムズに問い合わせてください。
ターミナル エミュレーション プログラムを起動してから、スイッチに電力を投入した場合は、PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。Enter キーを押して、セットアップ プログラム プロンプトを表示します。
スイッチを設定するには、スイッチがローカル ルータおよびインターネットと通信するために必要な IP アドレスおよびその他の設定情報を割り当てる必要があります。ここに記載された最低限の設定を行っても、ほとんどの機能は使用できません。Telnet 接続を使用して、管理ネットワークからその他の設定作業を実行できるようになるだけです。その他の機能およびインターフェイスを設定する場合は、『 Catalyst 4500 Series Switch Software Configuration Guide 』を参照してください。
ステップ 1 端末のプロンプトで enable コマンドを入力し、特権 EXEC モードを開始します。
ステップ 2 特権 EXEC モードで clock set コマンドを使用して、システム時刻を設定します。
ステップ 3 show clock コマンドを入力して、変更を確認します。
ステップ 4 configure terminal コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 5 スイッチのホスト名を設定して、Return キーを押します。
ステップ 6 スイッチのシステム プロンプトを設定して、Return キーを押します。新しいプロンプトを削除して、デフォルトに戻す場合は、 no prompt コマンドを使用します。
ステップ 7 banner motd グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ログイン バナーに位置情報を設定します。このコマンドを使用して、システムの連絡先を設定することもできます。
ステップ 8 イネーブル シークレット パスワードを設定して、Return キーを押します。
パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字です。数字から開始でき、大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化されますが、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。
ステップ 9 イネーブル パスワードを設定して、Return キーを押します。
ステップ 10 仮想端末(Telnet)のパスワードを設定して、Return キーを押します。
パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字です。大文字と小文字は区別されます。スペースも使用できますが、先頭のスペースは無視されます。
ステップ 11 管理ネットワークに接続するインターフェイスを設定します(ここに示された IP アドレスおよびサブネット マスクは、単なる例です。ご使用のネットワークに適したアドレスを使用してください)。
ステップ 12 グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。
ステップ 13 作成した設定を確認し、設定が正しいことを確認します。
ステップ 14 show ip interface brief および show ip route コマンドを使用して、IP 情報を確認します。
CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用して追加設定または管理タスクを実行するには、Switch> プロンプトにコマンドを入力します。端末プログラムを使用する場合はコンソール ポートを介して、Telnet を使用する場合はネットワークを介して入力します。設定情報については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。