この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Small Form-Factor Pluggable(SFP; 着脱可能小型フォーム ファクタ)レーザー光トランシーバ モジュールを取り付ける手順について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。
これらのモジュールのギガビット イーサネット ポートは、主として、他の高性能スイッチおよびルータのバックボーン相互接続用として使用されます。
SFP は、SFP ポートに接続し、スイッチを光ファイバ ネットワークにリンクするホットスワップ対応の入出力デバイスです(図 4-1 を参照)。次の SFP メディア タイプがサポートされます。
• Cisco 1000BASE-T SFP(GLC-T=)
ここでは、SFP の取り付け、取り外し、およびメンテナンスの手順について説明します。
Catalyst 4948 スイッチには、LC コネクタ付きの SFP モジュールを任意の組合せで設定できる 4 つのポートがあります(図 4-1 を参照)。スイッチのソフトウェアでこれらのポートのメディア タイプを設定し、SFP コネクタまたは RJ-45 コネクタのどちらを使用するかを決定するには、インターフェイス コンフィギュレーション モード コマンドの media-type sfp | rj45 を使用します。デフォルトは、SFP です。
(注) SFP ポート 46 およびポート 48 に SFP を差し込む場合には、ラッチ メカニズムを逆向きにする必要があります。
SFP モジュールには、スイッチング モジュール ポートに SFP モジュールを固定および解除する 3 タイプのラッチ メカニズムがあります。以降では、これらの 3 タイプの SFP モジュールについて説明します。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
マイラー タブ SFP モジュール(図 4-2 を参照)では、スイッチング モジュール ポートからモジュールを取り外すときに、タブを引っ張る必要があります。
マイラー タブ SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートに挿入するには、SFP モジュールをポートの位置に合わせて差し込みます(図 4-3 を参照)。
スイッチング モジュール ポートから SFP モジュールを取り外すには、タブをわずかに下に向けて静かに引っ張ってモジュールをポートから切り離してから、SFP モジュールを引き抜きます(図 4-4 を参照)。
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
アクチュエータ/ボタン SFP モジュール(図 4-5 を参照)では、スイッチング モジュール ポートから SFP モジュールを取り外すときに、ボタンを押す必要があります。
アクチュエータ/ボタン SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートに挿入するには、SFP モジュールをポートの位置に合わせて差し込み、アクチュエータ/ボタンを固定させます(図 4-6 を参照)。SFP モジュールを取り付けるときに、アクチュエータ/ボタンを押さないように注意してください。SFP モジュールが意図せずポートから外れることがあります。
図 4-6 アクチュエータ/ボタン SFP モジュールの取り付け
アクチュエータ/ボタン SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートから取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 SFP モジュールの前面にあるアクチュエータ/ボタンをカチッと音がするまで静かに押し、ラッチ メカニズムを作動させ、SFP モジュールをポートから接続解除します(図 4-7 を参照)。
ステップ 2 親指と人差し指でアクチュエータ/ボタンをつかみ、SFP モジュールをポートからゆっくり引き抜きます。
図 4-7 ポートからのアクチュエータ/ボタン SFP モジュールの取り外し
警告 接続されていない光ファイバ ケーブルやコネクタからは目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光を直視したり、光学機器を使用して直接見たりしないでください。
ベールクラスプ SFP モジュール(図 4-8 を参照)には、SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートに固定するベールクラスプが付いています。
ベールクラスプ SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートに取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 SFP モジュールを取り付ける前に、ベールクラスプを閉じます。
ステップ 2 SFP モジュールをポートの位置にあわせて差し込みます(図 4-9 を参照)。
図 4-9 スイッチング ポートへのベールクラスプ SFP モジュールの取り付け
ベールクラスプ SFP モジュールをスイッチング モジュール ポートから取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 SFP モジュールのベールクラスプを人差し指で下側に押して、開きます(図 4-10 を参照)。人差し指でベールクラスプを開けられない場合には、小型のマイナス ドライバまたは細長い器具を使用して、ベールクラスプを開きます(図 4-11 を参照)。
ステップ 2 親指と人差し指で SFP モジュールをつかみ、スイッチング モジュール ポートからゆっくり引き抜きます(図 4-10 を参照)。
図 4-10 人差し指でのベールクラスプ SFP モジュールの取り外し
図 4-11 マイナス ドライバを使用したベールクラスプ SFP モジュールの取り外し