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目次
この章では、Cisco NX-OS デバイスの M シリーズ I/O モジュールの QoS キューイングおよびスケジューリング機能を設定する方法について説明します。
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新規および変更された情報(New and Changed Information)」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
トラフィックのキューイングとは、パケットの順序を設定して、データの入力と出力の両方に適用することです。 デバイス モジュールでは複数のキューをサポートできます。これらのキューを使用することで、さまざまなトラフィック クラスでのパケットのシーケンスを制御できます。 また、重み付けランダム早期検出(WRED)およびテール ドロップしきい値を設定することもできます。 デバイスでは、設定したしきい値を超えた場合にだけパケットがドロップされます。
トラフィックのスケジューリングとは、トラフィックの一貫したフローを実現するために、パケットを望ましい周期で出力することです。 トラフィックのスケジューリングをさまざまなトラフィック クラスに適用することで、プライオリティによってトラフィックに重み付けを行うことができます。
キューイングおよびスケジューリングのプロセスによって、トラフィック クラスに割り当てられる帯域幅を制御することができるので、ネットワークにおけるスループットと遅延の望ましいトレードオフを実現できます。
キュー タイプ |
方向 |
説明 |
---|---|---|
2q4t |
入力 |
2 つのキュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
1p3q4t |
出力 |
1 つの完全優先キューと 3 つの標準キュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
8q2t |
入力 |
8 つのキュー、キューあたり 2 つのテール ドロップしきい値 |
1p7q4t |
出力 |
1 つの完全優先キューと 7 つの標準キュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
1p7qlt |
出力 |
1 つの完全優先キューと 7 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
1p3q1t |
出力 |
1 つの完全優先キューと 3 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
2p2q1t |
出力 |
2 つの完全優先キューと 2 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
2p6q1t |
出力 |
2 つの完全優先キューと 6 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
3p1q1t |
出力 |
3 つの完全優先キューと 1 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
3p5qlt |
出力 |
3 つの完全優先キューと 5 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値 |
キューでは、サービス クラス(CoS)フィールドについて照合が行われます。 デバイスでは、0 ~ 7 のすべての CoS 値がキュー タイプごとにキューにマッピングされることが保証されます。 キュー タイプのキューに対して、特定の CoS 値を 1 つだけ割り当てることができます。 システム定義のキューの詳細については、表 3 を参照してください。
DSCP-to-queue マッピングはデフォルトでディセーブルです。 モジュールで DSCP マッピングをイネーブルにするには、hardware qos dscp-to-queue ingress コマンドを使用します。 以下の表に、デフォルトの DSCP 値を含むシステム定義された DSCP キューイング クラス マップを示します。
クラス マップ キュー名 |
説明 |
デフォルト DSCP 値 |
---|---|---|
8q2t-in-q1 |
タイプ 8q2t の入力キュー 1 |
40 ~ 63 |
8q2t-in-q2 |
タイプ 8q2t の入力キュー 2 |
— |
8q2t-in-q3 |
タイプ 8q2t の入力キュー 3 |
— |
8q2t-in-q4 |
タイプ 8q2t の入力キュー 4 |
— |
8q2t-in-q5 |
タイプ 8q2t の入力キュー 5 |
— |
8q2t-in-q6 |
タイプ 8q2t の入力キュー 6 |
— |
8q2t-in-q7 |
タイプ 8q2t の入力キュー 7 |
— |
8q2t-in-q-default |
タイプ 8q2t の入力デフォルト キュー |
0 ~ 39 |
信頼できないポートに対するすべての入力パケット内の CoS フィールドを設定できます。 デフォルトでは、ポートは信頼されており、CoS フィールドは変更されません この方式は、ポートの状態を信頼または非信頼に設定するのに使用します。
入力ポート CoS の設定については、「入力ポート CoS の設定」の項を参照してください。
システム定義のキューイング クラス マップによって照合される CoS 値を変更できます。これにより、CoS からキューへのマッピングが変更されます。デフォルトのシステム定義の CoS 値については、 表 3を参照してください。 CoS 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
システムのデフォルトのキューイング クラス マップを変更するには、キューイング クラス マップでのいずれの変更もトラフィックの中断やパケットの廃棄を招く可能性があるため、インターフェイスに適用されるキューイング ポリシーも変更する必要があります。
![]() 注意 |
システム定義のキューイング クラス マップを変更すると、その変更がただちに行われます。そのため、すべての仮想デバイス コンテキスト(VDC)でトラフィックが中断されることがあります。 |
![]() (注) |
レイヤ 3 を通過するトラフィックの場合、CoS からキューへのキュー マッピングが自動的に実行されます。 |
クラス マップの設定については、「COS のキューイング クラス マップの変更」の項を参照してください。
![]() (注) |
Cisco NX-OS リリース 6.2(2) 以降では、入力クラス マップでの DSCP-to-queue マッピングは、M シリーズ 10G モジュールでサポートされます。 ただし、すべての出力クラス マップの DSCP-to-queue マッピングがサポートされるわけではありません。 |
次の方式を使用して、デバイス上のトラフィックの輻輳を予防的に回避できます。
WRED をトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで CoS フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。 WRED は TCP トラフィックで機能するように設計されています。
テール ドロップをトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで CoS フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。
WRED をトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで DSCP フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。 WRED は TCP トラフィックで機能するように設計されています。
テール ドロップをトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで DSCP フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。
輻輳回避の設定については、「DSCP のキューイング クラス マップの変更」の項を参照してください。
入力パケットについては、最小データ レートをキューに割り当てる帯域幅を指定することによって、輻輳管理を設定できます。
出力パケットについては、次のいずれかの輻輳管理方式を選択できます。
最小データ レートをキューに割り当てる帯域幅を指定する方式。
トラフィックのクラスに対して最大データ レートを強制する方式。これにより、余分なパケットがキューに保持され、出力レートがシェーピングされます。
トラフィックのクラスに対するすべてのデータをプライオリティ キューに割り当てる方式。 残りの帯域幅は、デバイスによって他のキュー間で分配されます。
輻輳管理の設定については、「DSCP 値による WRED の設定」の項を参照してください。
VDC は、一連のシステム リソースを論理的に表現する用語です。 クラス マップの設定以外に、キューイングおよびスケジューリングが、コマンドが入力される VDC にだけ適用されます。 クラス マップの設定については、「COS のキューイング クラス マップの変更」の項を参照してください。
VDC の設定方法については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。
QoS 機能にライセンスは必要ありません。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。
仮想デバイス コンテキスト(VDC)の使用には Advanced Services ライセンスが必要です。
NX-OS ライセンス方式の詳細については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
キューイングおよびスケジューリングの前提条件は、次のとおりです。
キューイングおよびスケジューリングの設定に関する注意事項および制約事項は、次のとおりです。
システム定義のクラス マップを設定する際は注意が必要です。ただちに変更が行われるため、すべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。
match cos コマンドによる CoS の定義は、カスタム設定済みのクラス マップではサポートされません。
match dscp コマンドによるクラス マップへの DSCP 値の指定は、カスタム設定済みのクラス マップではサポートされません。
10 ギガビット イーサネット ポートを共有モードで使用している場合、出力キューイング ポリシーはポート グループのすべてのポートに適用されます。 共有モードの 10 ギガビット イーサネット ポートでは、ポート グループのすべてのポートが同じ VDC 内に存在する必要があります。 共有モードと専用モードについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。 ポート グループについては、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートではキュー制限または WRED を設定することはできません。
M1 モジュールでは、トラフィック シェーピングに実際の値を設定できない場合があります。 たとえば、65% の平均シェーピングの 1 つのギガビット インターフェイスでは、インターフェイスでの出力レートは 450Mbps までが限度であり、70% の場合は 850Mbps までになります。
キューイングおよびスケジューリングを設定するには、インターフェイスの一方のトラフィック方向に適用する、タイプ キューイングのポリシー マップを作成します。 システム定義のクラス マップを変更することができ、それらをポリシー マップ内で使用して、ポリシーの適用先となるトラフィックのクラスを定義します。
その他の考慮事項は次のとおりです。
システム クラス マップへの変更は、すべての VDC 間ですぐに反映されます。
指定した CoS 値は、新しいキューにすぐにマッピングされます。
変更には中断が伴います。
指定したポート タイプのポートを通過するトラフィックでは、短期間のトラフィック損失が発生する可能性があります。 指定したタイプのポートがすべて影響を受けます。 たとえば、M1 10G の出力インターフェイス タイプに対する COS-to-queue マッピングを変更すると、すべての VDC 内のすべての M1 10G ポートに短い中断が発生します。
パフォーマンスに影響が出ることがあります。
1 つまたは複数の指定されたタイプのポートに、新規キューの動作を定義するために適用されたキューイング ポリシーが存在しない場合、そのキューに対するトラフィック マッピングはパフォーマンスの低下が発生する可能性があります。
キューイング クラス マップを変更することで CoS-to-queue マッピングを変更する場合は、新しいキューイング ポリシーが新しいキューを使用するそのタイプのすべてのポートに適用されたことを確認する必要があります。
キューイング クラス マップを変更することで DSCP-to-ingress-queue マッピングを変更する場合は、新しいキューイング ポリシーが新しいキューを使用するそのタイプのすべてのポートに適用されることを確認する必要があります。
デフォルトでは、未使用のキューにはバッファが割り当てられていません。 これらのキューにバッファを割り当てることで、テール ドロップを防止します。
システム クラスマップへの変更は、デフォルトの VDC でのみ行われます。
ポリシー マップおよびクラス マップについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。
任意のキューで、輻輳回避機能(テール ドロップおよび WRED が含まれる)を設定できます。 出力キューではいずれかの出力輻輳管理機能(プライオリティ、シェーピング、帯域幅など)を設定でき、入力キューでは帯域幅を設定できます。
ポリシー マップを作成する前に CoS 値を変更することを推奨します。 デバイス定義のクラス マップ キューによって照合される CoS 値を変更できます。 0 ~ 7 の各 CoS 値を、各キュー タイプのキューの 1 つまたは複数に割り当てる必要があります。 各 CoS 値はキュー タイプごとに 1 回だけ使用されます。
ポリシー マップを作成する前に DSCP 値を変更することを推奨します。 デバイス定義のクラス マップ キューによって照合される DSCP 値を変更できます。 0 ~ 63 の各 DSCP 値を、各キュー タイプのキューの 1 つまたは複数に割り当てる必要があります。 各 DSCP 値はキュー タイプごとに 1 回だけ使用されます。
システム定義のポリシー マップである default-in-policy および default-out-policy は、キューイング ポリシー マップを適用しないすべてのポートに付加されます。 デフォルト ポリシー マップは設定できません。 デフォルト ポリシー マップについては、表 5 を参照してください。
次の例に示すように、リリース 4.0(3)からリリース 4.0(2) にダウングレードした場合、show running-configuration コマンドを入力すると、入力のデフォルトのキューイング ポリシーで unknown enum と表示されます。
switch# show running-config version 4.0(2) … … policy-map type queuing default-in-policy class type queuing unknown enum 0 queue-limit percent 50 bandwidth percent 80 class type queuing unknown enum 0 queue-limit percent 50 bandwidth percent 20
この設定をコピーして任意の Cisco NX-OS ソフトウェア リリースにペーストした場合、policy-map type queuing default-in-policy コマンドから始まるすべてのコマンドの実行中にデバイスからエラーが送られます。 これらのエラーは、デバイスの性能に影響を与えないため、無視できます。
ポートを非信頼にするには、CoS 値に静的な値を設定します。
入力のデフォルトのキューには、ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応したシステム定義のキュー クラスからのものを使用します。 各モジュール タイプに対応したシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
ここでの手順を使用して設定した CoS 値は、class-default のパケットにだけでなく、指定したインターフェイスに入力されるすべてのパケットに適用されます。 CoS 値を設定した場合、入力のキューイングおよびスケジューリングが行われる前に、デバイスによって値が変更されます。したがって、CoS が変更されたパケットは分類のされ方が異なります。
![]() (注) |
システム定義のキューイング クラス マップを変更する必要がある場合は、設定済みのキューイング ポリシーを変更するか、キューイング ポリシーを新規に作成して、影響を受けるインターフェイスにこれらのポリシーを付加する必要があります。 システム定義のキューイング クラス マップを変更しない場合は、デフォルトのキューイング ポリシーまたは設定済みのキューイング ポリシーを無効にすることができます。この場合、複数の VDC のインターフェイスが影響を受ける可能性があります。 |
![]() (注) |
DSCP がキューでイネーブルで設定されている場合、ポートが信頼できず、入力ポート cos が設定されている場合は、DSCP にはキューイングが考慮されます。 |
システム定義のクラス マップによって照合される CoS 値を変更できます。 デフォルトのシステム定義の CoS 値の一覧については、表 3 を参照してください。
システム定義のクラス マップは、デフォルトの VDC からのみ変更できます。 変更はただちに実行され、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC 上のすべてのポートに適用されます。
![]() (注) |
システム定義のクラス マップを変更すると、ただちに変更が行われます。そのため、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。 |
![]() (注) |
match cos コマンドによる CoS の定義は、カスタム設定済みのクラスマップではサポートされません。 |
デバイスでは、ユーザが他のキュー内で設定した CoS 値が自動的に変更されます。そのため、CoS 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
デバイスのデフォルトの VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# class-map type queuing match-any {class-queuing-name | WORD} | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、クラス マップ キューイング モードを開始します。 WORD の一致は、キューイング ポリシーの階層型クラスマップを定義するために使用されます。 引数 WORD は、F シリーズ モジュールでのみサポートされます。 |
||
ステップ 3 | switch(config-cmap-que)# match cos value-range | このキューによって照合される CoS 値の範囲を設定します。 値の範囲を指定するには、開始値と終了値をハイフンでつなぎ、値どうしをカンマで区切ります。 範囲は 0 ~ 7 です。
|
||
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 5 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
||
ステップ 6 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
システム定義のクラス マップによって照合される DSCP 値を変更できます。 システム定義のクラス マップは、デフォルトの VDC からのみ変更できます。 変更はただちに実行され、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC 上のすべてのポートに適用されます。
実行される変更を許可するには、DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにする必要があります。 先に DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにしていない場合は、hardware qos dscp-to-queue ingress module type コマンドを使用して DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにすることができます。
DSCP マッピングをディセーブルにするには、no hardware qos dscp-to-queue ingress コマンドを使用します。
![]() (注) |
システム定義のクラス マップを変更すると、ただちに変更が行われます。そのため、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。 |
デバイスでは、ユーザが他のキュー内で設定した DSCP 値が自動的に変更されます。そのため、DSCP 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
デバイスのデフォルトの VDC にいることを確認します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# hardware qos dscp-to-queue ingress module type {all | f-series | m-series} | (任意) 指定したモジュールで dscp-to-queue マッピングをイネーブルにします。 dscp-to-queue マッピングをイネーブルにしていない場合は、hardware qos dscp-to-queue ingress module type コマンドを使用します。 |
||
ステップ 3 | switch(config)# class-map type queuing match-any class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、クラス マップ キューイング モードを開始します。 |
||
ステップ 4 | switch(config-cmap-que)# match dscp value-range | このキューによって照合される DSCP 値の範囲を設定します。 値の範囲を指定するには、開始値と終了値をハイフンでつなぎ、値どうしをカンマ/スペースで区切ります。 指定できる範囲は 0 ~ 63 です。
|
||
ステップ 5 | switch(config-cmap-que)# exit | クラスマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
テール ドロップまたは WRED の機能を使用して輻輳回避を設定できます。 どちらの機能も、入力および出力のポリシー マップで使用できます。
![]() (注) |
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。 |
CoS 値によるしきい値を設定することにより、入力キューおよび出力キューの両方でテール ドロップを設定できます。 しきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリに基づいて指定できます。
![]() (注) |
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートではキュー サイズを設定することはできません。 |
ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。 表 3を参照してください。
![]() (注) |
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
||
ステップ 3 | switch(config)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 |
||
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# queue-limit cos value {threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent percent_of_queuelimit} | キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、テール ドロップしきい値を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定できます。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 サイズは 1 ~ 83886080 です。 時間間隔は 1 ~ 83886080 です。 割合は 1 ~ 100 です。
|
||
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 6 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
DSCP 値によるしきい値を設定することにより、入力キューのテール ドロップを設定できます。 しきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリに基づいて指定できます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing {queuing-policy-map-name} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 |
ステップ 3 | switch(config)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 |
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# queue-limit dscp value {queue-size | percent percent_of_queuelimit} | キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、テール ドロップしきい値を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 他の DSCP 値に対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 4 を繰り返します。 他の DSCP キュー クラスに対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 3 ~ 5 を繰り返します。 |
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
WRED を設定する前に、CoS 値が存在することを確認します(「COS のキューイング クラス マップの変更」の項を参照)。
入力キューおよび出力キューの両方で WRED を設定し、最小および最大のパケット ドロップしきい値を設定できます。 キュー サイズが最小しきい値を超えるにつれて、ドロップされるパケットの頻度が高くなります。 最大しきい値を超えると、CoS 値に対するすべてのパケットがドロップされます。
![]() (注) |
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートでは WRED を設定することはできません。 |
WRED のしきい値は CoS 値別に設定でき、特に設定しなかったすべての CoS 値で単一の WRED しきい値を使用するように設定できます。
![]() (注) |
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。 |
ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||||
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
||||
ステップ 3 | switch(config)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 |
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ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# random-detect cos-based [aggregate [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}] | CoS 固有の random-detect コマンドによって設定されないすべての CoS 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 集約引数を指定しない場合は、集約 WRED は設定されません。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
|
||||
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# random-detect {cos cos-list [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}} | (任意) 特定の CoS 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。 任意:他の CoS 値に対する WRED を設定するには、ステップ 5 を繰り返します。 任意:他のキューイング クラスに対する WRED を設定するには、ステップ 3 ~ 6 を繰り返します。 |
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ステップ 6 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 7 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
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ステップ 8 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
WRED を設定する前に、DSCP 値が存在することを確認します(「DSCP のキューイング クラス マップの変更」の項を参照)。
入力キューで WRED を設定し、最小および最大のパケット ドロップしきい値を設定できます。 キュー サイズが最小しきい値を超えるにつれて、ドロップされるパケットの頻度が高くなります。 最大しきい値を超えると、DSCP 値に対するすべてのパケットがドロップされます。
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートでは WRED を設定することはできません。
WRED のしきい値は DSCP 値別に設定でき、特に設定しなかったすべての DSCP 値で単一の WRED しきい値を使用するように設定できます。
![]() (注) |
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
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ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
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ステップ 3 | switch(config)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 |
||||
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# random-detect dscp-based [aggregate [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}] | DSCP 固有の random-detect コマンドによって設定されないすべての DSCP 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 集約引数を指定しない場合は、集約 WRED は設定されません。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 52428800 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
|
||||
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# random-detect {dscp dscp-value [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}} | (任意) 特定の DSCP 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 52428800 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。 任意:他の DSCP 値に対する WRED を設定するには、ステップ 5 を繰り返します。 任意:他の DSCP キューイング クラスに対する WRED を設定するには、ステップ 3 ~ 6 を繰り返します。 |
||||
ステップ 6 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
次の輻輳管理方式のうちいずれか 1 つだけをポリシー マップで設定できます。
bandwidth および bandwidth remaining コマンドを使用して、最小のデータ レートをキューに割り当てる方式。
priority コマンドを使用して、トラフィックのクラスに対するすべてのデータをプライオリティ キューに割り当てる方式。 bandwidth remaining コマンドを使用して、残りのトラフィックを非プライオリティ キュー間で分配できます。 デフォルトでは、残りの帯域幅はシステムによって非プライオリティ キュー間で均等に分配されます。
shape コマンドを使用して、最大のデータ レートをキューに割り当てる方式。
選択する輻輳管理機能に加えて、次のいずれかのキュー機能をポリシー マップの各クラスで設定できます。
入力キューおよび出力キューの両方で帯域幅および帯域幅の残量を設定して、インターフェイス帯域幅の最小の割合をキューに割り当てることができます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義の入力または出力キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対応したシステム定義の入力または出力キュー クラスの一覧については、表 3 を参照してください。
![]() (注) |
保証帯域幅が設定されている場合、プライオリティ キューは同じポリシー マップでディセーブルにする必要があります。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 | switch(config)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 |
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# bandwidth {rate [bps | kbps | mbps | gbps] | percent} | インターフェイス帯域幅の最小レートを出力キューに割り当てます。 データ レートをビット レートで、または基になるインターフェイスのリンク レートの割合として設定できます。 デフォルトの単位は kbps です。 データ レートは 1 ~ 10,000,000,000 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。 自動ネゴシエーションに設定されたインターフェイスに対しては、percent キーワードだけが使用できます。 他のキューイング クラスに対する帯域幅および帯域幅の残量を割り当てるには、ステップ 3 ~ 4 を繰り返します。 |
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 6 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
プライオリティを指定しない場合、システム定義の出力 pq キューは標準キューと同様に動作します。 システム定義のタイプ キューイング クラス マップについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。
出力プライオリティ キューで設定できるプライオリティのレベルは 1 レベルだけです。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のプライオリティ キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対して使用可能なシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
非プライオリティ キューについては、各キューに割り当てる残りの帯域幅の量を設定できます。 デフォルトでは、デバイスは残りの帯域幅を非プライオリティ キューに均等に配分します。
![]() (注) |
プライオリティ キューが設定されている場合、もう一方のキューは、同じポリシー マップで残りの帯域幅しか使用できません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 | switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。 |
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# priority [level value] | このキューをプライオリティ キューとして選択します。 サポートされているプライオリティ レベルは 1 レベルだけです。 |
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 残りの帯域幅を設定する非プライオリティ キューを選択します。 デフォルトでは、残りの帯域幅はシステムによって非プライオリティ キュー間で均等に分配されます。 |
ステップ 6 | switch(config-pmap-c-que)# bandwidth remaining percent percent | 残りの帯域幅の割合をこのキューに割り当てます。 範囲は 0 ~ 100 です。 他の非プライオリティ キューに対する帯域幅の残量を割り当てるには、ステップ 5 ~ 6 を繰り返します。 |
ステップ 7 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 8 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
ステップ 9 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
![]() (注) |
デバイスでは、シェイプ レートが、100、50、33、25、12.5、6.25、3.13、または 1.07 の割合間隔のうち最も近い値に強制されます。 |
出力キューでシェーピングを設定し、出力キューで最大レートを強制することができます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義の出力キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対して使用可能なシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
![]() (注) |
キューのシェーピング設定は、同じポリシー マップ内でプライオリティや帯域幅に依存しません。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
||
ステップ 3 | switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。 |
||
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# shape [average] {rate [bps | kbps | mbps | gbps] | percent percent} | 出力キューでの最大レートを割り当てます。 データ レートをビット レートで、または基になるインターフェイスのリンク レートの割合として設定できます。 デフォルトのビット レートは bps です。 データ レートは 8000 bps ~ 10 Gbps です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
他のキューイング クラスに対するシェーピングを設定するには、ステップ 3 ~ 4 を繰り返します。 |
||
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# exit | ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 6 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
||
ステップ 7 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
入力キューおよび出力キューの両方でキュー制限を設定できます。 キュー制限を超えるパケットはすべて、デバイスによってドロップされます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。 表 3を参照してください。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} | タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。 |
ステップ 3 | switch(config-pmap-que)# class type queuing class-queuing-name | タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。 |
ステップ 4 | switch(config-pmap-c-que)# queue-limit {threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent percent_of_queuelimit} | キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、キュー制限を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットはデバイスによってドロップされます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定できます。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 サイズは 1 ~ 83886080 です。 時間間隔は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。 |
ステップ 5 | switch(config-pmap-c-que)# exit | クラス マップ キュー モードを終了し、ポリシー マップ キュー モードを開始します。 |
ステップ 6 | switch(config-pmap-que)# exit | ポリシー マップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 7 | switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] | (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
ステップ 8 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | switch# configure terminal | グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | switch(config)# hardware qos dscp-to-queue ingress module type {all | f-series | m-series } | 指定したモジュールで dscp-to-queue マッピングをイネーブルにします。 |
ステップ 3 | switch(config)# show hardware qos dscp-to-queue ingress | (任意) 入力方向の dscp-to-queue マッピングのステータスに関する情報を表示します。 |
ステップ 4 | switch(config)# copy running-config startup-config | (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。 |
キューイングおよびスケジューリングを設定するには、次の作業のいずれかを行います。
コマンド |
目的 |
---|---|
show class-map type queuing[class-queuing-name] |
設定済みのすべてのタイプ キューイングのクラス マップ、または選択したタイプ キューイングのクラス マップについて、情報を表示します。 クラス キューイング名については、表 3 を参照してください。 |
show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] |
設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。 |
show policy-map system |
システムの設定済みのすべてのポリシー マップに関する情報を表示します。 |
show queuing interface ethernet slot/port[.subinterface [module | summary] |
指定されたインターフェイスに関するキューイング情報を表示します。 |
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』を参照してください。
![]() (注) |
入力ポートの CoS 値を設定すると、指定したインターフェイスが非信頼になります。 |
![]() (注) |
設定しようとしているポート タイプのデフォルトのキューを使用していることを確認してください。 ポート タイプのデフォルトのキューについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。 |
次に、1 ギガビット イーサネット ポートで入力ポートの CoS を設定する例を示します。
configure terminal policy-map type queuing untrusted_port_cos class type queuing 2q4t-in-q-default set cos 5 interface ethernet 2/1 service-policy type queuing input untrusted_port_cos
次に、10 ギガビット イーサネット ポートで入力ポートの CoS を設定する例を示します。
configure terminal policy-map type queuing untrusted_port_cos class type queuing 8q2t-in-q-default set cos 5 interface ethernet 2/1 service-policy type queuing input untrusted_port_cos
次に、プライオリティおよびキュー制限の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q3 match cos 0-2 policy-map type queuing priority_queue1 class type queue 1p3q4t-out-pq1 priority class type queue 1p3q4t-out-q2 bandwidth remaining percent 60 queue-limit 1 mbytes class type queue 1p3q4t-out-q3 bandwidth remaining percent 40 queue-limit 2 mbytes
次に、シェーピングおよびテール ドロップの機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 policy-map type queuing shape_dt class type queue 1p3q4t-out-pq1 shape percent 50 queue-limit cos 5 percent 10 queue-limit cos 6 percent 10 class type queue 1p3q4t-out-q2 shape percent 25 queue-limit cos 4 percent 15
![]() (注) |
pq1 キューに対して priority キーワードを指定しない場合、そのキューはプライオリティ キューではなく標準キューと見なされます。 |
次に、COS キューに対する帯域幅および WRED の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 policy-map type queuing bandwidth_wred class type queuing 1p3q4t-out-pq1 bandwidth percent 50 random-detect cos-based random-detect cos 5 minimum-threshold percent 10 maximum-threshold percent 30 random-detect cos 6 minimum-threshold percent 40 maximum-threshold percent 60 class type queuing 1p3q4t-out-q2 bandwidth percent 25 random-detect cos-based random-detect cos 4 minimum-threshold percent 20 maximum-threshold percent 40
次に、DSCP キューに対する帯域幅および WRED の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 8q2t-in-q1 match dscp 5-6 class-map type queuing match-any 8q2t-in-q2 match dscp 0-4 policy-map type queuing dscp_wred class type queuing 8q2t-in-q1 bandwidth percent 50 random-detect dscp-based random-detect dscp 5 minimum-threshold percent 10 maximum-threshold percent 30 random-detect dscp 6 minimum-threshold percent 40 maximum-threshold percent 60 class type queuing 8q2t-in-q2 bandwidth percent 25 random-detect dscp-based random-detect dscp 4 minimum-threshold percent 20 maximum-threshold percent 40
以下の show hardware qos dscp-to-queue ingress コマンドからの出力サンプルでは、M シリーズ モジュールの入力方向でイネーブルな DSCP-to-queue マッピングのステータスを表示しています。
Switch# show hardware qos dscp-to-queue ingress status: Enabled module_type : m-series
以下の表に、このマニュアルで取り上げる新機能および変更された機能を要約し、各機能がサポートされているリリースを示します。 ご使用のソフトウェア リリースで、本書で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。
機能名 |
リリース |
機能情報 |
---|---|---|
DSCP to Queue マッピング |
6.2(2) |
この機能が導入されました。 |
システム定義のキュー タイプ |
6.2(2) |
システム定義のキュー タイプの表が更新され、Cisco Nexus 7710 スイッチおよび Cisco Nexus 7718 スイッチで 4q8q ポリシー テンプレートの新しいシステム定義のキュー タイプが追加されました。 |
リリース 4.1(2) からの変更はなし |
5.1(1) |
— |
目次
- M シリーズ I/O モジュールのキューイングおよびスケジューリングの設定
- 機能情報の確認
- キューイングおよびスケジューリングについて
- 入力ポートの CoS の設定
- クラス マップの変更
- 輻輳回避
- 輻輳管理
- 仮想化のサポート
- ライセンスの要件
- キューイングおよびスケジューリングの前提条件
- 注意事項と制約事項
- キューイングおよびスケジューリングの設定
- 入力ポートの CoS の設定
- COS のキューイング クラス マップの変更
- DSCP のキューイング クラス マップの変更
- 輻輳回避の設定
- CoS 値によるテール ドロップの設定
- DSCP 値によるテール ドロップの設定
- COS 値による WRED の設定
- DSCP 値による WRED の設定
- 輻輳管理の設定
- 帯域幅および帯域幅の残量の設定
- プライオリティの設定
- シェーピングの設定
- キュー制限の設定
- DSCP to Queue マッピングのイネーブル化
- キューイングおよびスケジューリングの設定の確認
- キューイングおよびスケジューリングの設定例
- 例:入力ポートの CoS 設定
- 例:プライオリティおよびキュー制限の設定
- 例:シェーピングおよびテール ドロップの設定
- 例:帯域幅および WRED の設定
- 例:DSCP-to-queue マッピングのステータスの確認
- キューイングおよびスケジューリングの機能履歴
この章では、Cisco NX-OS デバイスの M シリーズ I/O モジュールの QoS キューイングおよびスケジューリング機能を設定する方法について説明します。
- 機能情報の確認
- キューイングおよびスケジューリングについて
- ライセンスの要件
- キューイングおよびスケジューリングの前提条件
- 注意事項と制約事項
- キューイングおよびスケジューリングの設定
- キューイングおよびスケジューリングの設定の確認
- キューイングおよびスケジューリングの設定例
- キューイングおよびスケジューリングの機能履歴
機能情報の確認
ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新規および変更された情報(New and Changed Information)」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。
キューイングおよびスケジューリングについて
トラフィックのキューイングとは、パケットの順序を設定して、データの入力と出力の両方に適用することです。 デバイス モジュールでは複数のキューをサポートできます。これらのキューを使用することで、さまざまなトラフィック クラスでのパケットのシーケンスを制御できます。 また、重み付けランダム早期検出(WRED)およびテール ドロップしきい値を設定することもできます。 デバイスでは、設定したしきい値を超えた場合にだけパケットがドロップされます。
トラフィックのスケジューリングとは、トラフィックの一貫したフローを実現するために、パケットを望ましい周期で出力することです。 トラフィックのスケジューリングをさまざまなトラフィック クラスに適用することで、プライオリティによってトラフィックに重み付けを行うことができます。
キューイングおよびスケジューリングのプロセスによって、トラフィック クラスに割り当てられる帯域幅を制御することができるので、ネットワークにおけるスループットと遅延の望ましいトレードオフを実現できます。
表 1 システム定義のキューのタイプ キュー タイプ
方向
説明
2q4t
入力
2 つのキュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値
1p3q4t
出力
1 つの完全優先キューと 3 つの標準キュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値
8q2t
入力
8 つのキュー、キューあたり 2 つのテール ドロップしきい値
1p7q4t
出力
1 つの完全優先キューと 7 つの標準キュー、キューあたり 4 つの WRED またはテール ドロップしきい値
1p7qlt
出力
1 つの完全優先キューと 7 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
1p3q1t
出力
1 つの完全優先キューと 3 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
2p2q1t
出力
2 つの完全優先キューと 2 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
2p6q1t
出力
2 つの完全優先キューと 6 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
3p1q1t
出力
3 つの完全優先キューと 1 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
3p5qlt
出力
3 つの完全優先キューと 5 つの標準キュー、キューあたり 1 つの WRED またはテール ドロップしきい値
キューでは、サービス クラス(CoS)フィールドについて照合が行われます。 デバイスでは、0 ~ 7 のすべての CoS 値がキュー タイプごとにキューにマッピングされることが保証されます。 キュー タイプのキューに対して、特定の CoS 値を 1 つだけ割り当てることができます。 システム定義のキューの詳細については、表 3 を参照してください。
DSCP-to-queue マッピングはデフォルトでディセーブルです。 モジュールで DSCP マッピングをイネーブルにするには、hardware qos dscp-to-queue ingress コマンドを使用します。 以下の表に、デフォルトの DSCP 値を含むシステム定義された DSCP キューイング クラス マップを示します。
表 2 デフォルトの DSCP 値を含むシステム定義されたキューイング クラス マップ クラス マップ キュー名
説明
デフォルト DSCP 値
8q2t-in-q1
タイプ 8q2t の入力キュー 1
40 ~ 63
8q2t-in-q2
タイプ 8q2t の入力キュー 2
—
8q2t-in-q3
タイプ 8q2t の入力キュー 3
—
8q2t-in-q4
タイプ 8q2t の入力キュー 4
—
8q2t-in-q5
タイプ 8q2t の入力キュー 5
—
8q2t-in-q6
タイプ 8q2t の入力キュー 6
—
8q2t-in-q7
タイプ 8q2t の入力キュー 7
—
8q2t-in-q-default
タイプ 8q2t の入力デフォルト キュー
0 ~ 39
入力ポートの CoS の設定
信頼できないポートに対するすべての入力パケット内の CoS フィールドを設定できます。 デフォルトでは、ポートは信頼されており、CoS フィールドは変更されません この方式は、ポートの状態を信頼または非信頼に設定するのに使用します。
入力ポート CoS の設定については、「入力ポート CoS の設定」の項を参照してください。
クラス マップの変更
システム定義のキューイング クラス マップによって照合される CoS 値を変更できます。これにより、CoS からキューへのマッピングが変更されます。デフォルトのシステム定義の CoS 値については、 表 3を参照してください。 CoS 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
システムのデフォルトのキューイング クラス マップを変更するには、キューイング クラス マップでのいずれの変更もトラフィックの中断やパケットの廃棄を招く可能性があるため、インターフェイスに適用されるキューイング ポリシーも変更する必要があります。
注意
システム定義のキューイング クラス マップを変更すると、その変更がただちに行われます。そのため、すべての仮想デバイス コンテキスト(VDC)でトラフィックが中断されることがあります。
(注)
レイヤ 3 を通過するトラフィックの場合、CoS からキューへのキュー マッピングが自動的に実行されます。
クラス マップの設定については、「COS のキューイング クラス マップの変更」の項を参照してください。
(注)
Cisco NX-OS リリース 6.2(2) 以降では、入力クラス マップでの DSCP-to-queue マッピングは、M シリーズ 10G モジュールでサポートされます。 ただし、すべての出力クラス マップの DSCP-to-queue マッピングがサポートされるわけではありません。
輻輳回避
次の方式を使用して、デバイス上のトラフィックの輻輳を予防的に回避できます。
WRED をトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで CoS フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。 WRED は TCP トラフィックで機能するように設計されています。
テール ドロップをトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで CoS フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。
WRED をトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで DSCP フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。 WRED は TCP トラフィックで機能するように設計されています。
テール ドロップをトラフィックのクラスに適用する方式。これにより、デバイスで DSCP フィールドに基づいてパケットをドロップできるようになります。
輻輳回避の設定については、「DSCP のキューイング クラス マップの変更」の項を参照してください。
輻輳管理
入力パケットについては、最小データ レートをキューに割り当てる帯域幅を指定することによって、輻輳管理を設定できます。
出力パケットについては、次のいずれかの輻輳管理方式を選択できます。
最小データ レートをキューに割り当てる帯域幅を指定する方式。
トラフィックのクラスに対して最大データ レートを強制する方式。これにより、余分なパケットがキューに保持され、出力レートがシェーピングされます。
トラフィックのクラスに対するすべてのデータをプライオリティ キューに割り当てる方式。 残りの帯域幅は、デバイスによって他のキュー間で分配されます。
輻輳管理の設定については、「DSCP 値による WRED の設定」の項を参照してください。
注意事項と制約事項
キューイングおよびスケジューリングの設定に関する注意事項および制約事項は、次のとおりです。
システム定義のクラス マップを設定する際は注意が必要です。ただちに変更が行われるため、すべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。
match cos コマンドによる CoS の定義は、カスタム設定済みのクラス マップではサポートされません。
match dscp コマンドによるクラス マップへの DSCP 値の指定は、カスタム設定済みのクラス マップではサポートされません。
10 ギガビット イーサネット ポートを共有モードで使用している場合、出力キューイング ポリシーはポート グループのすべてのポートに適用されます。 共有モードの 10 ギガビット イーサネット ポートでは、ポート グループのすべてのポートが同じ VDC 内に存在する必要があります。 共有モードと専用モードについては、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide』を参照してください。 ポート グループについては、『Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide』を参照してください。
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートではキュー制限または WRED を設定することはできません。
M1 モジュールでは、トラフィック シェーピングに実際の値を設定できない場合があります。 たとえば、65% の平均シェーピングの 1 つのギガビット インターフェイスでは、インターフェイスでの出力レートは 450Mbps までが限度であり、70% の場合は 850Mbps までになります。
キューイングおよびスケジューリングの設定
キューイングおよびスケジューリングを設定するには、インターフェイスの一方のトラフィック方向に適用する、タイプ キューイングのポリシー マップを作成します。 システム定義のクラス マップを変更することができ、それらをポリシー マップ内で使用して、ポリシーの適用先となるトラフィックのクラスを定義します。
その他の考慮事項は次のとおりです。
システム クラス マップへの変更は、すべての VDC 間ですぐに反映されます。
指定した CoS 値は、新しいキューにすぐにマッピングされます。
変更には中断が伴います。
指定したポート タイプのポートを通過するトラフィックでは、短期間のトラフィック損失が発生する可能性があります。 指定したタイプのポートがすべて影響を受けます。 たとえば、M1 10G の出力インターフェイス タイプに対する COS-to-queue マッピングを変更すると、すべての VDC 内のすべての M1 10G ポートに短い中断が発生します。
パフォーマンスに影響が出ることがあります。
1 つまたは複数の指定されたタイプのポートに、新規キューの動作を定義するために適用されたキューイング ポリシーが存在しない場合、そのキューに対するトラフィック マッピングはパフォーマンスの低下が発生する可能性があります。
キューイング クラス マップを変更することで CoS-to-queue マッピングを変更する場合は、新しいキューイング ポリシーが新しいキューを使用するそのタイプのすべてのポートに適用されたことを確認する必要があります。
キューイング クラス マップを変更することで DSCP-to-ingress-queue マッピングを変更する場合は、新しいキューイング ポリシーが新しいキューを使用するそのタイプのすべてのポートに適用されることを確認する必要があります。
デフォルトでは、未使用のキューにはバッファが割り当てられていません。 これらのキューにバッファを割り当てることで、テール ドロップを防止します。
システム クラスマップへの変更は、デフォルトの VDC でのみ行われます。
ポリシー マップおよびクラス マップについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。
任意のキューで、輻輳回避機能(テール ドロップおよび WRED が含まれる)を設定できます。 出力キューではいずれかの出力輻輳管理機能(プライオリティ、シェーピング、帯域幅など)を設定でき、入力キューでは帯域幅を設定できます。
ポリシー マップを作成する前に CoS 値を変更することを推奨します。 デバイス定義のクラス マップ キューによって照合される CoS 値を変更できます。 0 ~ 7 の各 CoS 値を、各キュー タイプのキューの 1 つまたは複数に割り当てる必要があります。 各 CoS 値はキュー タイプごとに 1 回だけ使用されます。
ポリシー マップを作成する前に DSCP 値を変更することを推奨します。 デバイス定義のクラス マップ キューによって照合される DSCP 値を変更できます。 0 ~ 63 の各 DSCP 値を、各キュー タイプのキューの 1 つまたは複数に割り当てる必要があります。 各 DSCP 値はキュー タイプごとに 1 回だけ使用されます。
システム定義のポリシー マップである default-in-policy および default-out-policy は、キューイング ポリシー マップを適用しないすべてのポートに付加されます。 デフォルト ポリシー マップは設定できません。 デフォルト ポリシー マップについては、表 5 を参照してください。
次の例に示すように、リリース 4.0(3)からリリース 4.0(2) にダウングレードした場合、show running-configuration コマンドを入力すると、入力のデフォルトのキューイング ポリシーで unknown enum と表示されます。
switch# show running-config version 4.0(2) … … policy-map type queuing default-in-policy class type queuing unknown enum 0 queue-limit percent 50 bandwidth percent 80 class type queuing unknown enum 0 queue-limit percent 50 bandwidth percent 20この設定をコピーして任意の Cisco NX-OS ソフトウェア リリースにペーストした場合、policy-map type queuing default-in-policy コマンドから始まるすべてのコマンドの実行中にデバイスからエラーが送られます。 これらのエラーは、デバイスの性能に影響を与えないため、無視できます。
- 入力ポートの CoS の設定
- COS のキューイング クラス マップの変更
- DSCP のキューイング クラス マップの変更
- 輻輳回避の設定
- 輻輳管理の設定
- キュー制限の設定
- DSCP to Queue マッピングのイネーブル化
入力ポートの CoS の設定
手順ポートを非信頼にするには、CoS 値に静的な値を設定します。
(注)
デフォルトでは、ポートは信頼されており(信頼 CoS)、CoS フィールドは変更されません。 入力ポートの CoS 値を設定すると、ポートは非信頼になります。
タグなしブリッジド トラフィックでは、CoS 値が 0 の場合、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスは、入力方向と出力方向で DiffServ コード ポイント(DSCP)およびキューを無視します。
デフォルトでは、レイヤ 3 ポートは DSCP を信頼しているだけでなく、DSCP 値を CoS にコピーします。
入力のデフォルトのキューには、ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応したシステム定義のキュー クラスからのものを使用します。 各モジュール タイプに対応したシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
ここでの手順を使用して設定した CoS 値は、class-default のパケットにだけでなく、指定したインターフェイスに入力されるすべてのパケットに適用されます。 CoS 値を設定した場合、入力のキューイングおよびスケジューリングが行われる前に、デバイスによって値が変更されます。したがって、CoS が変更されたパケットは分類のされ方が異なります。
(注)
システム定義のキューイング クラス マップを変更する必要がある場合は、設定済みのキューイング ポリシーを変更するか、キューイング ポリシーを新規に作成して、影響を受けるインターフェイスにこれらのポリシーを付加する必要があります。 システム定義のキューイング クラス マップを変更しない場合は、デフォルトのキューイング ポリシーまたは設定済みのキューイング ポリシーを無効にすることができます。この場合、複数の VDC のインターフェイスが影響を受ける可能性があります。
(注)
DSCP がキューでイネーブルで設定されている場合、ポートが信頼できず、入力ポート cos が設定されている場合は、DSCP にはキューイングが考慮されます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
(注) ポートの CoS を設定する場合、使用できるのは入力のデフォルトのシステム定義のキュー タイプだけです。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# set cos value すべての入力パケット内の CoS フィールドを、指定した値に設定します。 範囲は 0 ~ 7 です。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 7 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
COS のキューイング クラス マップの変更
手順システム定義のクラス マップによって照合される CoS 値を変更できます。 デフォルトのシステム定義の CoS 値の一覧については、表 3 を参照してください。
システム定義のクラス マップは、デフォルトの VDC からのみ変更できます。 変更はただちに実行され、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC 上のすべてのポートに適用されます。
(注)
システム定義のクラス マップを変更すると、ただちに変更が行われます。そのため、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。
(注)
match cos コマンドによる CoS の定義は、カスタム設定済みのクラスマップではサポートされません。
デバイスでは、ユーザが他のキュー内で設定した CoS 値が自動的に変更されます。そのため、CoS 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# class-map type queuing match-any {class-queuing-name | WORD} タイプ キューイングのクラス マップを設定し、クラス マップ キューイング モードを開始します。
WORD の一致は、キューイング ポリシーの階層型クラスマップを定義するために使用されます。 引数 WORD は、F シリーズ モジュールでのみサポートされます。
ステップ 3 switch(config-cmap-que)# match cos value-range このキューによって照合される CoS 値の範囲を設定します。 値の範囲を指定するには、開始値と終了値をハイフンでつなぎ、値どうしをカンマで区切ります。 範囲は 0 ~ 7 です。
(注) 他のキューの CoS 値を変更するには、ステップ 2 および 3 を繰り返します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 5 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 6 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
DSCP のキューイング クラス マップの変更
手順システム定義のクラス マップによって照合される DSCP 値を変更できます。 システム定義のクラス マップは、デフォルトの VDC からのみ変更できます。 変更はただちに実行され、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC 上のすべてのポートに適用されます。
実行される変更を許可するには、DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにする必要があります。 先に DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにしていない場合は、hardware qos dscp-to-queue ingress module type コマンドを使用して DSCP-to-queue マッピングをイネーブルにすることができます。
DSCP マッピングをディセーブルにするには、no hardware qos dscp-to-queue ingress コマンドを使用します。
(注)
システム定義のクラス マップを変更すると、ただちに変更が行われます。そのため、変更されたクラス マップを使用しているすべての VDC でトラフィックが中断される可能性があります。
デバイスでは、ユーザが他のキュー内で設定した DSCP 値が自動的に変更されます。そのため、DSCP 値はそれぞれ、同じタイプのキュー内に 1 回だけ出現します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# hardware qos dscp-to-queue ingress module type {all | f-series | m-series} (任意) 指定したモジュールで dscp-to-queue マッピングをイネーブルにします。
dscp-to-queue マッピングをイネーブルにしていない場合は、hardware qos dscp-to-queue ingress module type コマンドを使用します。
ステップ 3 switch(config)# class-map type queuing match-any class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、クラス マップ キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-cmap-que)# match dscp value-range このキューによって照合される DSCP 値の範囲を設定します。 値の範囲を指定するには、開始値と終了値をハイフンでつなぎ、値どうしをカンマ/スペースで区切ります。 指定できる範囲は 0 ~ 63 です。
(注) 他のキューの DSCP 値を変更するには、ステップ 5 および 6 を繰り返します。
ステップ 5 switch(config-cmap-que)# exit クラスマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
輻輳回避の設定
テール ドロップまたは WRED の機能を使用して輻輳回避を設定できます。 どちらの機能も、入力および出力のポリシー マップで使用できます。
(注)
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。
CoS 値によるテール ドロップの設定
手順CoS 値によるしきい値を設定することにより、入力キューおよび出力キューの両方でテール ドロップを設定できます。 しきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリに基づいて指定できます。
(注)
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートではキュー サイズを設定することはできません。
ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。 表 3を参照してください。
(注)
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# queue-limit cos value {threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent percent_of_queuelimit} キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、テール ドロップしきい値を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定できます。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 サイズは 1 ~ 83886080 です。 時間間隔は 1 ~ 83886080 です。 割合は 1 ~ 100 です。
(注) 他の CoS 値に対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 4 を繰り返します。
他のキュー クラスに対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 3 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 7 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
DSCP 値によるテール ドロップの設定
手順DSCP 値によるしきい値を設定することにより、入力キューのテール ドロップを設定できます。 しきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。 しきい値は、キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリに基づいて指定できます。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing {queuing-policy-map-name} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# queue-limit dscp value {queue-size | percent percent_of_queuelimit} キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、テール ドロップしきい値を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットは、デバイスによってドロップされます。
他の DSCP 値に対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 4 を繰り返します。
他の DSCP キュー クラスに対するテール ドロップしきい値を割り当てるには、ステップ 3 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 7 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
COS 値による WRED の設定
手順WRED を設定する前に、CoS 値が存在することを確認します(「COS のキューイング クラス マップの変更」の項を参照)。
入力キューおよび出力キューの両方で WRED を設定し、最小および最大のパケット ドロップしきい値を設定できます。 キュー サイズが最小しきい値を超えるにつれて、ドロップされるパケットの頻度が高くなります。 最大しきい値を超えると、CoS 値に対するすべてのパケットがドロップされます。
(注)
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートでは WRED を設定することはできません。
WRED のしきい値は CoS 値別に設定でき、特に設定しなかったすべての CoS 値で単一の WRED しきい値を使用するように設定できます。
(注)
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。
ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# random-detect cos-based [aggregate [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}] CoS 固有の random-detect コマンドによって設定されないすべての CoS 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 集約引数を指定しない場合は、集約 WRED は設定されません。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
(注) 値をまったく指定せずにコマンドを入力する場合でも、このコマンドは必ず入力する必要があります。
(注) クラス内では random-detect cos-based コマンドを 1 つだけ指定できます。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# random-detect {cos cos-list [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}} (任意) 特定の CoS 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
任意:他の CoS 値に対する WRED を設定するには、ステップ 5 を繰り返します。
任意:他のキューイング クラスに対する WRED を設定するには、ステップ 3 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 6 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 7 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 8 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
DSCP 値による WRED の設定
手順WRED を設定する前に、DSCP 値が存在することを確認します(「DSCP のキューイング クラス マップの変更」の項を参照)。
入力キューで WRED を設定し、最小および最大のパケット ドロップしきい値を設定できます。 キュー サイズが最小しきい値を超えるにつれて、ドロップされるパケットの頻度が高くなります。 最大しきい値を超えると、DSCP 値に対するすべてのパケットがドロップされます。
8 ポート、10 ギガビット イーサネット I/O モジュールを除き、入力 10 ギガビット イーサネット ポートでは WRED を設定することはできません。
WRED のしきい値は DSCP 値別に設定でき、特に設定しなかったすべての DSCP 値で単一の WRED しきい値を使用するように設定できます。
(注)
WRED およびテール ドロップを同じクラス内で設定することはできません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# random-detect dscp-based [aggregate [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}] DSCP 固有の random-detect コマンドによって設定されないすべての DSCP 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 集約引数を指定しない場合は、集約 WRED は設定されません。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 52428800 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
(注) 値をまったく指定せずにコマンドを入力する場合でも、このコマンドは必ず入力する必要があります。
(注) クラス内では random-detect cos-based コマンドを 1 つだけ指定できます。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# random-detect {dscp dscp-value [minimum-threshold] {min-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize} [maximum-threshold] {max-threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent min-percent-of-qsize}} (任意) 特定の DSCP 値に対する WRED を設定します。 パケットをキューからドロップするのに使用する最小および最大のしきい値を指定できます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定するか、あるいはキュー サイズの割合として設定できます。 最小および最大のしきい値は同じタイプにする必要があります。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 しきい値は 1 ~ 52428800 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
任意:他の DSCP 値に対する WRED を設定するには、ステップ 5 を繰り返します。
任意:他の DSCP キューイング クラスに対する WRED を設定するには、ステップ 3 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 6 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
輻輳管理の設定
次の輻輳管理方式のうちいずれか 1 つだけをポリシー マップで設定できます。
bandwidth および bandwidth remaining コマンドを使用して、最小のデータ レートをキューに割り当てる方式。
priority コマンドを使用して、トラフィックのクラスに対するすべてのデータをプライオリティ キューに割り当てる方式。 bandwidth remaining コマンドを使用して、残りのトラフィックを非プライオリティ キュー間で分配できます。 デフォルトでは、残りの帯域幅はシステムによって非プライオリティ キュー間で均等に分配されます。
shape コマンドを使用して、最大のデータ レートをキューに割り当てる方式。
選択する輻輳管理機能に加えて、次のいずれかのキュー機能をポリシー マップの各クラスで設定できます。
帯域幅および帯域幅の残量の設定
手順入力キューおよび出力キューの両方で帯域幅および帯域幅の残量を設定して、インターフェイス帯域幅の最小の割合をキューに割り当てることができます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義の入力または出力キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対応したシステム定義の入力または出力キュー クラスの一覧については、表 3 を参照してください。
(注)
保証帯域幅が設定されている場合、プライオリティ キューは同じポリシー マップでディセーブルにする必要があります。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# bandwidth {rate [bps | kbps | mbps | gbps] | percent} インターフェイス帯域幅の最小レートを出力キューに割り当てます。 データ レートをビット レートで、または基になるインターフェイスのリンク レートの割合として設定できます。 デフォルトの単位は kbps です。 データ レートは 1 ~ 10,000,000,000 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
自動ネゴシエーションに設定されたインターフェイスに対しては、percent キーワードだけが使用できます。
他のキューイング クラスに対する帯域幅および帯域幅の残量を割り当てるには、ステップ 3 ~ 4 を繰り返します。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 7 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
プライオリティの設定
手順プライオリティを指定しない場合、システム定義の出力 pq キューは標準キューと同様に動作します。 システム定義のタイプ キューイング クラス マップについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。
出力プライオリティ キューで設定できるプライオリティのレベルは 1 レベルだけです。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のプライオリティ キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対して使用可能なシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
非プライオリティ キューについては、各キューに割り当てる残りの帯域幅の量を設定できます。 デフォルトでは、デバイスは残りの帯域幅を非プライオリティ キューに均等に配分します。
(注)
プライオリティ キューが設定されている場合、もう一方のキューは、同じポリシー マップで残りの帯域幅しか使用できません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# priority [level value] このキューをプライオリティ キューとして選択します。 サポートされているプライオリティ レベルは 1 レベルだけです。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 残りの帯域幅を設定する非プライオリティ キューを選択します。 デフォルトでは、残りの帯域幅はシステムによって非プライオリティ キュー間で均等に分配されます。
ステップ 6 switch(config-pmap-c-que)# bandwidth remaining percent percent 残りの帯域幅の割合をこのキューに割り当てます。 範囲は 0 ~ 100 です。
他の非プライオリティ キューに対する帯域幅の残量を割り当てるには、ステップ 5 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 7 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 8 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 9 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
シェーピングの設定
手順
(注)
デバイスでは、シェイプ レートが、100、50、33、25、12.5、6.25、3.13、または 1.07 の割合間隔のうち最も近い値に強制されます。
出力キューでシェーピングを設定し、出力キューで最大レートを強制することができます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義の出力キュー クラスを使用します。 各モジュール タイプに対して使用可能なシステム定義のクラス マップの一覧については、表 3 を参照してください。
(注)
キューのシェーピング設定は、同じポリシー マップ内でプライオリティや帯域幅に依存しません。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config-pmap-c-que)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# shape [average] {rate [bps | kbps | mbps | gbps] | percent percent} 出力キューでの最大レートを割り当てます。 データ レートをビット レートで、または基になるインターフェイスのリンク レートの割合として設定できます。 デフォルトのビット レートは bps です。 データ レートは 8000 bps ~ 10 Gbps です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
(注) 自動ネゴシエーションに設定されたインターフェイスに対しては、percent キーワードだけが使用できます。
他のキューイング クラスに対するシェーピングを設定するには、ステップ 3 ~ 4 を繰り返します。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit ポリシーマップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 6 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 7 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
キュー制限の設定
手順入力キューおよび出力キューの両方でキュー制限を設定できます。 キュー制限を超えるパケットはすべて、デバイスによってドロップされます。 ポリシー マップの適用先となるモジュールのタイプに対応した、システム定義のキュー クラスを使用します。 表 3を参照してください。
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# policy-map type queuing [match-first] {policy-map-name | que-dynamic} タイプ キューイングのポリシー マップを設定し、指定したポリシー マップ名のポリシー マップ モードを開始します。 ポリシー マップ名は、最大 40 文字の英字、ハイフン、または下線文字を使用でき、大文字と小文字が区別されます。
ステップ 3 switch(config-pmap-que)# class type queuing class-queuing-name タイプ キューイングのクラス マップを設定し、ポリシー マップ クラス キューイング モードを開始します。 システム定義のプライオリティ キューのいずれかを選択する必要があります。
ステップ 4 switch(config-pmap-c-que)# queue-limit {threshold [packets | bytes | kbytes | mbytes | ms | us] | percent percent_of_queuelimit} キューで使用されるキュー サイズまたはバッファ メモリの割合に基づいて、キュー制限を割り当てます。 指定したしきい値を超えるパケットはデバイスによってドロップされます。 しきい値は、パケット数、バイト数、または基になるインターフェイスで最低限保証されたリンク レートでの時間間隔で設定できます。 デフォルトのしきい値はパケット数です。 サイズは 1 ~ 83886080 です。 時間間隔は 1 ~ 83886080 です。 割合の範囲は 1 ~ 100 です。
ステップ 5 switch(config-pmap-c-que)# exit クラス マップ キュー モードを終了し、ポリシー マップ キュー モードを開始します。
ステップ 6 switch(config-pmap-que)# exit ポリシー マップ キュー モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 7 switch(config)# show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic] (任意) 設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
ステップ 8 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
DSCP to Queue マッピングのイネーブル化
手順
コマンドまたはアクション 目的 ステップ 1 switch# configure terminal グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
ステップ 2 switch(config)# hardware qos dscp-to-queue ingress module type {all | f-series | m-series } 指定したモジュールで dscp-to-queue マッピングをイネーブルにします。
ステップ 3 switch(config)# show hardware qos dscp-to-queue ingress (任意) 入力方向の dscp-to-queue マッピングのステータスに関する情報を表示します。
ステップ 4 switch(config)# copy running-config startup-config (任意) 実行中の設定をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。
キューイングおよびスケジューリングの設定の確認
キューイングおよびスケジューリングを設定するには、次の作業のいずれかを行います。
コマンド
目的
show class-map type queuing[class-queuing-name]
設定済みのすべてのタイプ キューイングのクラス マップ、または選択したタイプ キューイングのクラス マップについて、情報を表示します。 クラス キューイング名については、表 3 を参照してください。
show policy-map type queuing [policy-map-name | que-dynamic]
設定済みのすべてのタイプ キューイングのポリシー マップ、または選択したタイプ キューイングのポリシー マップについて、情報を表示します。
show policy-map system
システムの設定済みのすべてのポリシー マップに関する情報を表示します。
show queuing interface ethernet slot/port[.subinterface [module | summary]
指定されたインターフェイスに関するキューイング情報を表示します。
これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Command Reference』を参照してください。
例:入力ポートの CoS 設定
(注)
入力ポートの CoS 値を設定すると、指定したインターフェイスが非信頼になります。
(注)
設定しようとしているポート タイプのデフォルトのキューを使用していることを確認してください。 ポート タイプのデフォルトのキューについては、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイスの使用」を参照してください。
次に、1 ギガビット イーサネット ポートで入力ポートの CoS を設定する例を示します。
configure terminal policy-map type queuing untrusted_port_cos class type queuing 2q4t-in-q-default set cos 5 interface ethernet 2/1 service-policy type queuing input untrusted_port_cos次に、10 ギガビット イーサネット ポートで入力ポートの CoS を設定する例を示します。
configure terminal policy-map type queuing untrusted_port_cos class type queuing 8q2t-in-q-default set cos 5 interface ethernet 2/1 service-policy type queuing input untrusted_port_cos例:プライオリティおよびキュー制限の設定
次に、プライオリティおよびキュー制限の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q3 match cos 0-2 policy-map type queuing priority_queue1 class type queue 1p3q4t-out-pq1 priority class type queue 1p3q4t-out-q2 bandwidth remaining percent 60 queue-limit 1 mbytes class type queue 1p3q4t-out-q3 bandwidth remaining percent 40 queue-limit 2 mbytes例:シェーピングおよびテール ドロップの設定
次に、シェーピングおよびテール ドロップの機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 policy-map type queuing shape_dt class type queue 1p3q4t-out-pq1 shape percent 50 queue-limit cos 5 percent 10 queue-limit cos 6 percent 10 class type queue 1p3q4t-out-q2 shape percent 25 queue-limit cos 4 percent 15
(注)
pq1 キューに対して priority キーワードを指定しない場合、そのキューはプライオリティ キューではなく標準キューと見なされます。
例:帯域幅および WRED の設定
次に、COS キューに対する帯域幅および WRED の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-pq1 match cos 5-7 class-map type queuing match-any 1p3q4t-out-q2 match cos 3-4 policy-map type queuing bandwidth_wred class type queuing 1p3q4t-out-pq1 bandwidth percent 50 random-detect cos-based random-detect cos 5 minimum-threshold percent 10 maximum-threshold percent 30 random-detect cos 6 minimum-threshold percent 40 maximum-threshold percent 60 class type queuing 1p3q4t-out-q2 bandwidth percent 25 random-detect cos-based random-detect cos 4 minimum-threshold percent 20 maximum-threshold percent 40次に、DSCP キューに対する帯域幅および WRED の機能の設定例を示します。
configure terminal class-map type queuing match-any 8q2t-in-q1 match dscp 5-6 class-map type queuing match-any 8q2t-in-q2 match dscp 0-4 policy-map type queuing dscp_wred class type queuing 8q2t-in-q1 bandwidth percent 50 random-detect dscp-based random-detect dscp 5 minimum-threshold percent 10 maximum-threshold percent 30 random-detect dscp 6 minimum-threshold percent 40 maximum-threshold percent 60 class type queuing 8q2t-in-q2 bandwidth percent 25 random-detect dscp-based random-detect dscp 4 minimum-threshold percent 20 maximum-threshold percent 40キューイングおよびスケジューリングの機能履歴
以下の表に、このマニュアルで取り上げる新機能および変更された機能を要約し、各機能がサポートされているリリースを示します。 ご使用のソフトウェア リリースで、本書で説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https://tools.cisco.com/bugsearch/ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。