E コマンド
この章では、E で始まる Cisco Nexus 1010 コマンドについて説明します。
echo
引数を端末画面にエコー バックするには、 echo コマンドを使用します。
echo [ backslash-interpret ] [ text ]
シンタックスの説明
backslash-interpret |
(任意)バックスラッシュ文字(\)に続く任意の文字がフォーマット オプションとして解釈されます。 |
text |
(任意)表示するテキスト文字列を指定します。このテキスト文字列は 200 文字以下の英数字で、大文字と小文字が区別され、スペースを使用できます。ここには、CLI 変数への参照も組み込めます。 |
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
echo コマンドをコマンド スクリプトで使用すると、スクリプトの実行中に情報を表示できます。
表 1 に、 -e または backslash-interpret キーワードを指定したときにテキストに挿入できるフォーマット キーワードの一覧を示します。
表 1 echo コマンドのフォーマット オプション
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\b |
バック スペース。 |
\c |
テキスト文字列の最後にある改行文字を削除します。 |
\f |
改ページ文字を挿入します。 |
\n |
改行文字を挿入します。 |
\r |
テキスト行の先頭に戻ります。 |
\t |
水平タブ文字を挿入します。 |
\v |
垂直タブ文字を挿入します。 |
\\ |
バックスラッシュ文字を表示します。 |
\ nnn |
対応する ASCII 8 進文字を表示します。 |
例
次に、コマンド プロンプトで空白行を表示する例を示します。
次に、コマンド プロンプトで 1 行のテキストを表示する例を示します。
switch# echo Script run at $(TIMESTAMP).
Script run at 2008-08-12-23.29.24.
次に、テキスト文字列でフォーマット オプションを使用する例を示します。
switch# echo backslash-interpret This is line #1. \nThis is line #2.
関連コマンド
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run-script |
コマンド スクリプトを実行します。 |
enable
仮想サービスのコンフィギュレーションを開始してイネーブルにするには、 enable コマンドを使用します。コンフィギュレーションを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
enable [ primary | secondary ] [ properties value ]
no enable [ primary | secondary ] [ properties value | force]
シンタックスの説明
primary |
(任意)仮想サービスをプライマリ ロールに指定します。 |
secondary |
(任意)仮想サービスをセカンダリ ロールに指定します。 |
properties |
(任意)この仮想サービスでイネーブルにできるプロパティを指定します。 |
value |
イネーブルにする仮想サービスのプロパティを指定します。Cisco Nexus 1010 では次の情報が求められます。 • ドメイン ID この ID は、Cisco Nexus 1010 で使用したものと異なるドメイン ID にする必要があります。 • 管理 IP アドレス • 管理サブネット マスクの長さ • デフォルト ゲートウェイの IPv4 アドレス • スイッチ名 • 管理者パスワード |
force |
(任意)仮想サービスの削除を強制します。 |
コマンド モード
仮想サービス ブレード コンフィギュレーション(config-vsb-config)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、セカンダリ仮想サービスを開始する例を示します。
n1010(config)# virtual-service-blade VSM-1
n1010(config-vsb-config)# enable secondary properties
Enter domain id[1-4095]: 1054
Enter Management IP address: 10.78.108.40
Enter Management subnet mask length 28
IPv4 address of the default gateway: 10.78.108.117
Enter the password for 'admin': XyXy123
n1010(config-vsb-config)#
関連コマンド
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virtual-service-blade |
指定した仮想サービスを作成して、そのサービスのコンフィギュレーション モードに切り替えます。 |
show virtual-service-blade-type summary |
すべての仮想サービスの設定の要約をタイプ名ごとに表示します。 |
virtual-service-blade-type |
この仮想サービスに追加するソフトウェア イメージ ファイルのタイプと名前を指定します。 |
description |
仮想サービスに説明を追加します。 |
show virtual-service-blade name |
仮想サービスに関する情報を表示します。 |
interface vlan |
インターフェイスと VLAN ID をこの仮想サービスに割り当てます。 |
show virtual-service-blade |
仮想サービス ブレードに関する情報を表示します。 |
end
コンフィギュレーション モードを終了して特権 EXEC モードに戻るには、 end コマンドを使用します。
end
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
network-operator
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
end コマンドと exit コマンドは、exit コマンドでは前のコンフィギュレーション モードに戻る点で異なります。 end コマンドでは常に、コンフィギュレーション モードを完全に終了して、特権 EXEC モードに戻ります。
例
次に、グローバル コンフィギュレーション モードのセッションを終了して、特権 EXEC モードに戻る例を示します。
次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードのセッションを終了して、特権 EXEC モードに戻る例を示します。
関連コマンド
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exit |
現在のコマンド モードを終了し、前のコマンド モードに戻ります。 |
exec-timeout
アクティブでない状態のままの Telnet または SSH セッションを自動的にシャットダウンするまでの時間を分単位で設定するには、 exec-timeout コマンドを使用します。exec timeout の設定を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
exec-timeout time
no exec-timeout [ time ]
シンタックスの説明
time |
タイムアウト時間を分単位で指定します。指定できる範囲は 0 ~ 525600 です。 この指定時間より長い間アクティブでなかったセッションは、自動的に終了されます。 |
コマンド モード
コンソール コンフィギュレーション(config-console)
サポートされるユーザの役割
network-admin
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
使用上のガイドライン
time を 0 に設定すると、exec timeout はディセーブルになります。
例
次に、コンソール ポートの非アクティブ セッションのタイムアウトを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config)# line console
switch(config-com1)# exec-timeout 20
次に、仮想端末の非アクティブ セッションのタイムアウトを設定する例を示します。
switch# configure terminal
switch(config-line)# exec-timeout 20
次に、コンソール ポートの exec timeout を削除する例を示します。
switch(
config)#
configure terminal
DocTeamVSM(config)#
line console
switch(
config-console)#
no exec-timeout
関連コマンド
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show terminal |
タイムアウト値などの端末の設定を表示します。 |
show users |
現在アクティブなユーザ セッションを表示します。 |
exit
コンフィギュレーション モードまたは CLI を終了するには、 exit コマンドを使用します。
exit
シンタックスの説明
このコマンドには、引数またはキーワードはありません。
コマンド モード
任意のコマンド モード
サポートされるユーザの役割
network-admin
network-operator
コマンドの履歴
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4.0(4)SP1(1) |
このコマンドが追加されました。 |
例
次に、グローバル コンフィギュレーション モードを終了する例を示します。CLI は EXEC モードに戻ります。
次に、インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了する例を示します。CLI はグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。
次に、CLI を終了する例を示します。