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ポート間のトラフィック分析のために、イーサネット スイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート スイッチド ポート アナライザ(RSPAN)セッションのコンフィギュレーションを新規作成するか、既存のセッションのコンフィギュレーションに追加するには、monitor session グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPAN セッションまたは RSPAN セッションをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number { destination | filter | source}
no monitor session { session-number [ destination | filter | source] | all | local | range session-range | remote}
SPAN または RSPAN セッションで識別されるセッション番号。指定できる範囲は 1 ~ 68 です。ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S とスタックされる場合、範囲は 1 ~ 66 になります。 |
|
すべてのローカル モニタ セッションをクリアします。 |
|
range session-range |
指定された範囲のモニタ セッションをクリアします。 |
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
4 つのローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値を設定することができます。スイッチまたはスイッチ スタック上で、合計 68 の SPAN および RSPAN セッションを保有できます。ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S スイッチとスタックされる場合、2 個のローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値に限定され、範囲は 1 ~ 66 になります。
プライベート VLAN ポートは、SPAN 宛先ポートには設定できません。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次に、ローカル SPAN セッション 1 を作成して Po13(EtherChannel ポート)のトラフィックをモニタし、セッションの SPAN トラフィックを VLAN 1281 のみに限定する例を示します。出力トラフィックは送信元を複製します。入力転送はイネーブルになりません。
スイッチ(config)# monitor session 1 source interface Po13 スイッチ(config)# monitor session 1 filter vlan 1281 スイッチ(config)# monitor session 1 destination interface GigabitEthernet2/0/36 encapsulation replicate スイッチ(config)# monitor session 1 destination interface GigabitEthernet3/0/36 encapsulation replicate
次に、これらのセットアップ手順を完了した後の show monitor session all コマンドの出力を示します。
スイッチ# show monitor session all
Session 1
---------
Type : Local Session
Source Ports :
Both : Po13
Destination Ports : Gi2/0/36,Gi3/0/36
Encapsulation : Replicate
Ingress : Disabled
Filter VLANs : 1281
...
新規にスイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート SPAN(RSPAN)宛先セッションを開始し、ネットワーク セキュリティ デバイス(Cisco IDS Sensor アプライアンスなど)の宛先ポート上の入力トラフィックをイネーブルにし、既存の SPAN または RSPAN セッションでインターフェイスを追加または削除するには、monitor session destination グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPAN または RSPAN セッションを削除したり、SPAN または RSPAN セッションから宛先インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number destination { interface interface-id [ , | -] [ encapsulation { replicate | dot1q} ] { ingress [ dot1q | untagged] } | { remote} vlan vlan-id
no monitor session session-number destination { interface interface-id [ , | -] [ encapsulation { replicate | dot1q} ] { ingress [ dot1q | untagged] } | { remote} vlan vlan-id
ローカル SPAN の宛先ポートで encapsulation replicate が指定されなかった場合、パケットはカプセル化のタグなしのネイティブ形式で送信されます。
all、local、rangesession-range、または remote を no monitor session コマンドとともに指定して、それぞれ SPAN と RSPAN セッションすべて、ローカル SPAN セッションすべて、一定範囲のセッション、RSPAN セッションすべてをクリアできます。
リリース |
変更内容 |
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Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
4 つのローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値を設定することができます。スイッチまたはスイッチ スタック上で、合計 68 の SPAN および RSPAN セッションを保有できます。ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S スイッチとスタックされる場合、2 個のローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値に限定され、範囲は 1 ~ 66 になります。
SPAN または RSPAN の宛先は物理ポートである必要があります。
スイッチ上またはスイッチ スタック上で、最大 64 の宛先ポートを保有できます。
各セッションには複数の入力または出力の送信元ポートまたは VLAN を含めることができますが、1 つのセッション内で送信元ポートと送信元 VLAN を組み合わせることはできません。各セッションは複数の宛先ポートを保有できます。
VLAN-based SPAN(VSPAN)を使用して、VLAN または一連の VLAN 内のネットワーク トラフィックを解析する場合、送信元 VLAN のすべてのアクティブ ポートが SPAN または RSPAN セッションの送信元ポートになります。トランク ポートは VSPAN の送信元ポートとして含まれ、モニタリングされた VLAN ID のパケットだけが宛先ポートに送信されます。
1 つのポート、1 つの VLAN、一連のポート、一連の VLAN、ポート範囲、VLAN 範囲でトラフィックをモニタできます。[ , | -] オプションを使用して、複数または一定範囲のインターフェイスまたは VLAN を指定します。
一連の VLAN またはインターフェイスを指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。VLAN またはインターフェイスの範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
EtherChannel ポートは、SPAN または RSPAN 宛先ポートとして設定することはできません。EtherChannel グループのメンバである物理ポートは、宛先ポートとして使用できます。ただし、SPAN の宛先として機能する間は、EtherChannel グループに参加できません。
プライベート VLAN ポートは、SPAN 宛先ポートには設定できません。
宛先ポートとして使用しているポートは、SPAN または RSPAN 送信元ポートにすることはできません。また、同時に複数のセッションの宛先ポートにすることはできません。
SPAN または RSPAN 宛先ポートであるポート上で IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることはできますが、ポートが SPAN 宛先として削除されるまで IEEE 802.1x 認証はディセーブルです。IEEE 802.1x 認証がポート上で使用できない場合、スイッチはエラー メッセージを返します。SPAN または RSPAN 送信元ポートでは IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることができます。
入力トラフィック転送がネットワーク セキュリティ デバイスでイネーブルの場合、宛先ポートはレイヤ 2 でトラフィックを転送します。
他のキーワードなしで、 monitor session session_number destination interface interface-id を入力した場合、出力のカプセル化はタグなしとなり、入力転送はイネーブルになりません。
monitor session session_number destination interface interface-id ingress を入力した場合は、出力カプセル化はタグなしで、入力カプセル化はそのあとに続くキーワードが dot1q と untagged のいずれであるかによって決まります。
その他のキーワードを指定せずに、 monitor session session_number destination interface interface-id encapsulation replicate を入力した場合は、出力カプセル化は送信元インターフェイス カプセル化を複製し、入力トラフィック転送はイネーブルにはなりません。(これはローカル SPAN だけに適用します。RSPAN はカプセル化の複製をサポートしていません)。
monitor session session_number destination interface interface-id encapsulation replicate ingress を入力した場合は、出力カプセル化は送信元インターフェイス カプセル化を複製し、入力カプセル化はそのあとに続くキーワードが dot1q と untagged のいずれであるかによって決まります。(これはローカル SPAN だけに適用します。RSPAN はカプセル化の複製をサポートしていません)。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、ローカル SPAN セッション 1 を作成し、スタック メンバ 1 の送信元ポート 1 からスタック メンバ 2 の宛先ポート 2 に送受信するトラフィックをモニタする方法を示します。
スイッチ(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both スイッチ(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、宛先ポートを既存のローカル SPAN セッションから削除する方法を示します。
スイッチ(config)# no monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、ある送信元インターフェイスをモニタリングする RSPAN 送信元セッション 1 を設定し、さらに宛先 RSPAN VLAN 900 を設定する方法を示します。
スイッチ(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 スイッチ(config)# monitor session 1 destination remote vlan 900 スイッチ(config)# end
次の例では、モニタリングされたトラフィックを受信するスイッチに、RSPAN 宛先セッション 10 を設定する方法を示します。
スイッチ(config)# monitor session 10 source remote vlan 900 スイッチ(config)# monitor session 10 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、IEEE 802.1Q カプセル化をサポートするセキュリティ装置を使用して、VLAN 5 の入力トラフィックに対応する宛先ポートを設定する方法を示します。出力トラフィックは送信元のカプセル化を複製します。入力トラフィックは IEEE 802.1Q カプセル化を使用します。
スイッチ(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 encapsulation dot1q ingress dot1q vlan 5
次の例では、カプセル化をサポートしないセキュリティ デバイスを使用して、VLAN 5 上の入力トラフィックの宛先ポートを設定する方法を示します。出力トラフィックおよび入力トラフィックはタグなしです。
スイッチ(config)# monitor session 2 destination interface gigabitethernet1/0/2 ingress untagged vlan 5
フローベース SPAN(FSPAN)セッションやフローベース RSPAN(FRSPAN)送信元または宛先セッションを新しく開始する、または特定の VLAN に対して SPAN 送信元トラフィックを制限(フィルタ処理)するには、monitor session filter グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPAN または RSPAN セッションからフィルタを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session-number filter { vlan vlan-id [ , | -] }
no monitor session session-number filter { vlan vlan-id [ , | -] }
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
4 つのローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値を設定することができます。スイッチまたはスイッチ スタック上で、合計 68 の SPAN および RSPAN セッションを保有できます。ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S スイッチとスタックされる場合、2 個のローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値に限定され、範囲は 1 ~ 66 になります。
1 つの VLAN、または複数のポートや VLAN、特定範囲のポートや VLAN でトラフィックをモニタできます。複数または一定範囲の VLAN を指定するには、[ , | -] オプションを使用します。
複数の VLAN を指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。VLAN の範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
VLAN のフィルタリングは、トランクの送信元ポート上で選択された一連の VLAN のネットワーク トラフィック解析を参照します。デフォルトでは、すべての VLAN がトランクの送信元ポートでモニタリングされます。 monitor session session_number filter vlan vlan-id コマンドを使用すると、トランク送信元ポートの SPAN トラフィックを指定された VLAN だけに限定できます。
VLAN のモニタリングおよび VLAN のフィルタリングは相互に排他的な関係です。VLAN が送信元の場合、VLAN のフィルタリングはイネーブルにできません。VLAN のフィルタリングが設定されている場合、VLAN は送信元になることができません。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、既存のセッションの SPAN トラフィックを指定の VLAN だけに制限する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 filter vlan 100 - 110
次に、ローカル SPAN セッション 1 を作成してスタック メンバ 1 の送信元ポート 1 とスタック メンバ 2 の宛先ポートの送受信両方のトラフィックをモニタし、FSPAN セッションでアクセス リスト番号 122 を使用して IPv4 トラフィックをフィルタする例を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config)# monitor session 1 filter ip access-group 122
スイッチド ポート アナライザ(SPAN)セッションまたはリモート SPAN(RSPAN)送信元セッションを開始する、または既存の SPAN または RSPAN セッションでインターフェイスを追加または削除するには、monitor session source グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。SPAN または RSPAN セッションを削除したり、SPAN または RSPAN セッションから送信元インターフェイスを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
monitor session session_number source { interface interface-id [ , | -] [ both | rx | tx] | [ remote] vlan vlan-id [ , | -] [ both | rx | tx]}
no monitor session session_number source { interface interface-id [ , | -] [ both | rx | tx] | [ remote] vlan vlan-id [ , | -] [ both | rx | tx]}
モニタ セッションは設定されていません。
送信元インターフェイスのデフォルトでは、受信トラフィックと送信トラフィックの両方をモニタリングします。
送信元ポートとして使用されるトランク インターフェイス上では、すべての VLAN がモニタリングされます。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
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Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
送信元ポートまたは送信元 VLAN を出入りするトラフィックは、SPAN または RSPAN を使用してモニタできます。送信元ポートまたは送信元 VLAN にルーティングされるトラフィックはモニタできません。
4 つのローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値を設定することができます。スイッチまたはスイッチ スタック上で、合計 68 の SPAN および RSPAN セッションを保有できます。ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S スイッチとスタックされる場合、2 個のローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値に限定され、範囲は 1 ~ 66 になります。
物理ポート、ポート チャネル、VLAN が送信元になることができます。
各セッションには複数の入力または出力の送信元ポートまたは VLAN を含めることができますが、1 つのセッション内で送信元ポートと送信元 VLAN を組み合わせることはできません。各セッションは複数の宛先ポートを保有できます。
VLAN-based SPAN(VSPAN)を使用して、VLAN または一連の VLAN 内のネットワーク トラフィックを解析する場合、送信元 VLAN のすべてのアクティブ ポートが SPAN または RSPAN セッションの送信元ポートになります。トランク ポートは VSPAN の送信元ポートとして含まれ、モニタリングされた VLAN ID のパケットだけが宛先ポートに送信されます。
1 つのポート、1 つの VLAN、一連のポート、一連の VLAN、ポート範囲、VLAN 範囲でトラフィックをモニタできます。[ , | -] オプションを使用して、複数または一定範囲のインターフェイスまたは VLAN を指定します。
一連の VLAN またはインターフェイスを指定するときは、カンマ(,)の前後にスペースが必要です。VLAN またはインターフェイスの範囲を指定するときは、ハイフン( -)の前後にスペースが必要です。
個々のポートはそれらが EtherChannel に参加している間もモニタリングすることができます。また、RSPAN 送信元インターフェイスとして port-channel 番号を指定することで EtherChannel バンドル全体をモニタリングすることができます。
宛先ポートとして使用しているポートは、SPAN または RSPAN 送信元ポートにすることはできません。また、同時に複数のセッションの宛先ポートにすることはできません。
SPAN または RSPAN 送信元ポートでは IEEE 802.1x 認証をイネーブルにすることができます。
設定を確認するには、 show monitor 特権 EXEC コマンドを入力します。 show running-config 特権 EXEC コマンドを入力すると、スイッチの SPAN、RSPAN、FSPAN、および FRSPAN の設定を表示することができます。SPAN 情報は出力の最後付近に表示されます。
次の例では、ローカル SPAN セッション 1 を作成し、スタック メンバ 1 の送信元ポート 1 からスタック メンバ 2 の宛先ポート 2 に送受信するトラフィックをモニタする方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 both Switch(config)# monitor session 1 destination interface gigabitethernet1/0/2
次の例では、複数の送信元インターフェイスをモニタリングする RSPAN 送信元セッション 1 を設定し、さらに宛先 RSPAN VLAN 900 を設定する方法を示します。
Switch(config)# monitor session 1 source interface gigabitethernet1/0/1 Switch(config)# monitor session 1 source interface port-channel 2 tx Switch(config)# monitor session 1 destination remote vlan 900 Switch(config)# end
すべての Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)およびリモート SPAN(RSPAN)セッションに関する情報を表示するには、EXEC モードで show monitor コマンドを使用します。
show monitor [ session { session_number | all | local | range list | remote} [ detail]]
リリース |
変更内容 |
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Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
show monitor コマンドとshow monitor session all コマンドの出力は同じです。
SPAN 送信元セッションの最大数:4(送信元およびローカル セッションに適用)ただし、このスイッチが Catalyst 2960-S スイッチとスタックされる場合、2 個のローカル SPAN セッションおよび RSPAN 送信元セッションを組み合わせた最大値に限定されます。
次に、 show monitor ユーザ EXEC コマンドの出力例を示します。
スイッチ# show monitor Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : RX Only : Gi4/0/1 Both : Gi4/0/2-3,Gi4/0/5-6 Destination Ports : Gi4/0/20 Encapsulation : Replicate Ingress : Disabled Session 2 --------- Type : Remote Source Session Source VLANs : TX Only : 10 Both : 1-9 Dest RSPAN VLAN : 105
次の例では、ローカル SPAN 送信元セッション 1 に対する show monitor ユーザ EXEC コマンドの出力を示します。
スイッチ# show monitor session 1 Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : RX Only : Gi4/0/1 Both : Gi4/0/2-3,Gi4/0/5-6 Destination Ports : Gi4/0/20 Encapsulation : Replicate Ingress : Disabled
次の例では、入力トラフィック転送をイネーブルにした場合の show monitor session all ユーザ EXEC コマンドの出力を示します。
スイッチ# show monitor session all Session 1 --------- Type : Local Session Source Ports : Both : Gi4/0/2 Destination Ports : Gi4/0/3 Encapsulation : Native Ingress : Enabled, default VLAN = 5 Ingress encap : DOT1Q Session 2 --------- Type : Local Session Source Ports : Both : Gi4/0/8 Destination Ports : Gi4/012 Encapsulation : Replicate Ingress : Enabled, default VLAN = 4 Ingress encap : Untagged
スイッチ でネットワーク管理システム(NMS)にインフォーム要求やさまざまなトラップの Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)通知を送信可能にするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps [ auth-framework [ sec-violation] | bridge | call-home | cluster | config | config-copy | config-ctid | copy-config | cpu | dot1x | energywise | entity | envmon | errdisable | event-manager | flash | fru-ctrl | license | mac-notification | port-security | power-ethernet | rep | snmp | stackwise | storm-control | stpx | syslog | transceiver | tty | vlan-membership | vlancreate | vlandelete | vstack | vtp ]
no snmp-server enable traps [ auth-framework [ sec-violation] | bridge | call-home | cluster | config | config-copy | config-ctid | copy-config | cpu | dot1x | energywise | entity | envmon | errdisable | event-manager | flash | fru-ctrl | license | mac-notification | port-security | power-ethernet | rep | snmp | stackwise | storm-control | stpx | syslog | transceiver | tty | vlan-membership | vlancreate | vlandelete | vstack | vtp ]
auth-framework |
(任意)SNMP CISCO-AUTH-FRAMEWORK-MIB トラップをイネーブルにします。 |
sec-violation |
(任意)SNMP camSecurityViolationNotif 通知をイネーブルにします。 |
bridge |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB トラップをイネーブルにします。* |
call-home |
(任意)SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップをイネーブルにします。* |
クラスタ |
(任意)SNMP クラスタ トラップをイネーブルにします。 |
config |
(任意)SNMP 設定トラップをイネーブルにします。 |
config-copy |
(任意)SNMP 設定コピー トラップをイネーブルにします。 |
config-ctid |
(任意)SNMP 設定 CTID トラップをイネーブルにします。 |
copy-config |
(任意)SNMP コピー設定トラップをイネーブルにします。 |
cpu |
(任意)CPU 通知トラップをイネーブルにします。* |
dot1x |
(任意)SNMP dot1x トラップをイネーブルにします。* |
energywise |
(任意)SNMP energywise トラップをイネーブルにします。* |
entity |
(任意)SNMP エンティティ トラップをイネーブルにします。 |
envmon |
(任意)SNMP 環境モニタ トラップをイネーブルにします。* |
errdisable |
(任意)SNMP エラー ディセーブル トラップをイネーブルにします。* |
event-manager |
(任意)SNMP 組み込みイベント マネージャ トラップをイネーブルにします。 |
flash |
(任意)SNMP フラッシュ通知トラップをイネーブルにします。* |
fru-ctrl |
(任意)エンティティ現場交換可能ユニット(FRU)制御トラップを生成します。スイッチスタックでは、このトラップはスタックにおけるスイッチの挿入/取り外しを意味します。 |
license |
(任意)ライセンス トラップをイネーブルにします。* |
mac-notification |
(任意)SNMP MAC 通知トラップをイネーブルにします。* |
port-security |
(任意)SNMP ポート セキュリティ トラップをイネーブルにします。* |
power-ethernet |
(任意)SNMP パワー イーサネット トラップをイネーブルにします。* |
rep |
(任意)SNMP レジリエント イーサネット プロトコル トラップをイネーブルにします。 |
snmp |
(任意)SNMP トラップをイネーブルにします。* |
stackwise |
(任意)SNMP StackWise トラップをイネーブルにします。* |
storm-control |
(任意)SNMP ストーム制御トラップ パラメータをイネーブルにします。 |
stpx |
(任意)SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにします。* |
syslog |
(任意)SNMP syslog トラップをイネーブルにします。 |
transceiver |
(任意)SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにします。* |
tty |
(任意)TCP 接続トラップを送信します。この設定はデフォルトでイネーブルになっています。 |
vlan-membership |
(任意)SNMP VLAN メンバーシップ トラップをイネーブルにします。 |
vlancreate |
(任意)SNMP VLAN 作成トラップをイネーブルにします。 |
vlandelete |
(任意)SNMP VLAN 削除トラップをイネーブルにします。 |
vstack |
(任意)SNMP スマート インストール トラップをイネーブルにします。* |
vtp |
(任意)VLAN トランキング プロトコル(VTP)トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トラップの送信をディセーブルにします。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
上記の表のアスタリスクが付いているコマンド オプションにはサブ コマンドがあります。これらのサブ コマンドの詳細については、関連コマンドの項を参照してください。
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
トラップまたは情報がサポートされている場合に、これらの送信をイネーブルにするには、snmp-server enable traps コマンドを使用します。
(注) |
コマンドラインのヘルプ ストリングに表示される場合でも、fru-ctrl、insertion および removal キーワードはスイッチでサポートされません。snmp-server enable informs グローバル コンフィギュレーション コマンドは、サポートされていません。SNMP 情報通知の送信をイネーブルにするには、snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドと snmp-server hosthost-addrinforms グローバル コンフィギュレーション コマンドを組み合わせて使用します。 |
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、複数の SNMP トラップ タイプをイネーブルにする例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps cluster スイッチ(config)# snmp-server enable traps config スイッチ(config)# snmp-server enable traps vtp
STP ブリッジ MIB トラップを生成するには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps bridge コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps bridge [ newroot] [ topologychange]
no snmp-server enable traps bridge [ newroot] [ topologychange]
newroot |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB 新規ルート トラップをイネーブルにします。 |
topologychange |
(任意)SNMP STP ブリッジ MIB トポロジ変更トラップをイネーブルにします。 |
ブリッジ SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次の例では、NMS にブリッジ新規ルート トラップを送信する方法を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps bridge newroot
SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps call-home コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps call-home [ message-send-fail | server-fail]
no snmp-server enable traps call-home [ message-send-fail | server-fail]
message-send-fail |
(任意)SNMP メッセージ送信失敗トラップをイネーブルにします。 |
server-fail |
(任意)SNMP サーバ障害トラップをイネーブルにします。 |
SNMP CISCO-CALLHOME-MIB トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP メッセージ送信失敗トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps call-home message-send-fail
CPU 通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps cpu コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps cpu [ threshold]
no snmp-server enable traps cpu [ threshold]
threshold |
(任意)CPU しきい値通知をイネーブルにします。 |
CPU 通知の送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、CPU しきい値通知を生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps cpu threshold
IEEE 802.1x トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps dot1x コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps dot1x [ auth-fail-vlan] [ guest-vlan] [ no-auth-fail-vlan] [ no-guest-vlan]
no snmp-server enable traps dot1x [ auth-fail-vlan] [ guest-vlan] [ no-auth-fail-vlan] [ no-guest-vlan]
auth-fail-vlan |
(任意)ポートが設定された制限 VLAN に移行する場合にトラップを生成します。 |
guest-vlan |
(任意)ポートが設定されたゲスト VLAN に移行する場合にトラップを生成します。 |
no-auth-fail-vlan |
(任意)制限 VLAN が設定されていないために、ポートが制限 VLAN に移行しようとしてもできなかった場合にトラップを生成します。 |
no-guest-vlan |
(任意)ゲスト VLAN が設定されていないために、ポートがゲスト VLAN に移行しようとしてもできなかった場合にトラップを生成します。 |
IEEE 802.1x SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース | 変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードを何も指定せずに snmp-server enable traps dot1x コマンドを入力すると、すべての IEEE 802.1x トラップがイネーブルになります。
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ポートが設定済み制限 VLAN に移行する場合にトラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps dot1x auth-fail-vlan
SNMP EnergyWise トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps energywise コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps energywise [ event-occured] [ level-change] [ neighbor-added] [ neighbor-deleted]
no snmp-server enable traps energywise [ event-occured] [ level-change] [ neighbor-added] [ neighbor-deleted]
event-occured |
(任意)EnergyWise のイベント発生トラップをイネーブルにします。 |
level-change |
(任意)EnergyWise のエンティティ レベル変化トラップをイネーブルにします。 |
neighbor-added |
(任意)EnergyWise のネイバー追加トラップをイネーブルにします。 |
neighbor-deleted |
(任意)EnergyWise のネイバー削除トラップをイネーブルにします。 |
SNMP EnergyWise トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
キーワードを何も指定せずに snmp-server enable traps energywise コマンドを入力すると、すべての SNMP EnergyWise トラップがイネーブルになります。
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、EnergyWise イベントが発生したときにトラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps energywise event-occured
SNMP 環境トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps envmon コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps envmon [ fan] [ shutdown] [ status] [ supply] [ temperature]
no snmp-server enable traps envmon [ fan] [ shutdown] [ status] [ supply] [ temperature]
fan |
(任意)ファン トラップをイネーブルにします。 |
shutdown |
(任意)環境シャットダウン モニタ トラップをイネーブルにします。 |
status |
(任意)SNMP 環境ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
supply |
(任意)環境電源モニタ トラップをイネーブルにします。 |
temperature |
(任意)環境温度モニタ トラップをイネーブルにします。 |
環境 SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ファン トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps envmon fan
エラー ディセーブルの SNMP 通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps errdisable コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps errdisable [ notification-rate number-of-notifications]
no snmp-server enable traps errdisable [ notification-rate number-of-notifications]
notification-rate number-of-notifications |
(任意)通知レートとして 1 分当たりの通知の数を指定します。受け入れられる値の範囲は 0 ~ 10000 です。 |
エラー ディセーブルの SNMP 通知送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、エラー ディセーブルの SNMP 通知数を 2 に設定する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps errdisable notification-rate 2
SNMP フラッシュ通知をイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードでsnmp-server enable traps flash コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps flash [ insertion] [ removal]
no snmp-server enable traps flash [ insertion] [ removal]
insertion |
(任意)SNMP フラッシュ挿入通知をイネーブルにします。 |
取り外し |
(任意)SNMP フラッシュ取り出し通知をイネーブルにします。 |
SNMP フラッシュ通知の送信はディセーブルです。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP フラッシュ挿入通知を生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps flash insertion
ライセンス トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps license コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps license [ deploy] [ error] [ usage]
no snmp-server enable traps license [ deploy] [ error] [ usage]
deploy |
(任意)ライセンス導入トラップをイネーブルにします。 |
error |
(任意)ライセンス エラー トラップをイネーブルにします。 |
usage |
(任意)ライセンス使用トラップをイネーブルにします。 |
ライセンス トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ライセンス導入トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps license deploy
SNMP MAC 通知トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps mac-notification コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps mac-notification [ change] [ move] [ threshold]
no snmp-server enable traps mac-notification [ change] [ move] [ threshold]
change |
(任意)SNMP MAC 変更トラップをイネーブルにします。 |
move |
(任意)SNMP MAC 移動トラップをイネーブルにします。 |
threshold |
(任意)SNMP MAC しきい値トラップをイネーブルにします。 |
SNMP MAC 通知トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP MAC 通知変更トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps mac-notification change
SNMP ポート セキュリティ トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps port-security コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps port-security [ trap-rate value]
no snmp-server enable traps port-security [ trap-rate value]
trap-ratevalue |
(任意)1 秒間に送信するポート セキュリティ トラップの最大数を設定します。指定できる範囲は 0 ~ 1000 です。デフォルトは 0 です(制限はなく、トラップは発生するたびに送信されます)。 |
ポート セキュリティ SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、1 秒当たり 200 の速度でポート セキュリティ トラップをイネーブルにする例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps port-security trap-rate 200
SNMP の Power over Ethernet(PoE)トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps power-ethernet コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps power-ethernet { group number | police }
no snmp-server enable traps power-ethernet { group number | police }
groupnumber |
指定したグループ番号に対するインライン パワー グループベース トラップをイネーブルにします。受け入れられる値の範囲は 1 ~ 9 です。 |
police |
インライン パワー ポリシング トラップをイネーブルにします。 |
Power over Ethernet の SNMP トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、グループ 1 の Power over Ethernet(PoE)トラップをイネーブルにする例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps poower-over-ethernet group 1
SNMP トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps snmp コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps snmp [ authentication ] [ coldstart ] [ linkdown ] [ linkup ] [ warmstart]
no snmp-server enable traps snmp [ authentication ] [ coldstart ] [ linkdown ] [ linkup ] [ warmstart]
authentication |
(任意)認証トラップをイネーブルにします。 |
coldstart |
(任意)コールド スタート トラップをイネーブルにします。 |
linkdown |
(任意)リンクダウン トラップをイネーブルにします。 |
linkup |
(任意)リンクアップ トラップをイネーブルにします。 |
warmstart |
(任意)ウォーム スタート トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トラップの送信をディセーブルにします。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、ウォーム スタートの SNMP トラップをイネーブルにする例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps snmp warmstart
SNMP StackWise トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps stackwise コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps stackwise [ GLS] [ ILS] [ SRLS] [ insufficient-power] [ invalid-input-current] [ invalid-output-current] [ member-removed] [ member-upgrade-notification] [ new-master] [ new-member] [ port-change] [ power-budget-warning] [ power-invalid-topology] [ power-link-status-changed] [ power-oper-status-changed] [ power-priority-conflict] [ power-version-mismatch] [ ring-redundant] [ stack-mismatch] [ unbalanced-power-supplies] [ under-budget] [ under-voltage]
no snmp-server enable traps stackwise [ GLS] [ ILS] [ SRLS] [ insufficient-power] [ invalid-input-current] [ invalid-output-current] [ member-removed] [ member-upgrade-notification] [ new-master] [ new-member] [ port-change] [ power-budget-warning] [ power-invalid-topology] [ power-link-status-changed] [ power-oper-status-changed] [ power-priority-conflict] [ power-version-mismatch] [ ring-redundant] [ stack-mismatch] [ unbalanced-power-supplies] [ under-budget] [ under-voltage]
GLS |
(任意)StackWise スタック電源 GLS トラップをイネーブルにします。 |
ILS |
(任意)StackWise スタック電源 ILS トラップをイネーブルにします。 |
SRLS |
(任意)StackWise スタック電源 SRLS トラップをイネーブルにします。 |
insufficient-power |
(任意)Stackwise スタック電源の不平衡電源トラップをイネーブルにします。 |
invalid-input-current |
(任意)Stackwise スタック電源の無効入力電流トラップをイネーブルにします。 |
invalid-output-current |
(任意)Stackwise スタック電源の無効出力電流トラップをイネーブルにします。 |
member-removed |
(任意)StackWise スタック メンバ削除トラップをイネーブルにします。 |
member-upgrade-notification |
(任意)StackWise メンバのアップグレード用リロード トラップをイネーブルにします。 |
new-master |
(任意)StackWise の新規マスター トラップをイネーブルにします。 |
new-member |
(任意)StackWise の新規メンバ トラップをイネーブルにします。 |
port-change |
(任意)StackWise のスタック ポート変更トラップをイネーブルにします。 |
power-budget-warning |
(任意)StackWise スタック電源バジェット警告トラップをイネーブルにします。 |
power-invalid-topology |
(任意)Stackwise スタック電源の無効トポロジ トラップをイネーブルにします。 |
power-link-status-changed |
(任意)StackWise スタック電源リンク ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
power-oper-status-changed |
(任意)StackWise スタック電源ポート動作ステータス変更トラップをイネーブルにします。 |
power-priority-conflict |
(任意)StackWise スタック電源のプライオリティ競合トラップをイネーブルにします。 |
power-version-mismatch |
(任意)StackWise スタック電源のバージョン不一致トラップをイネーブルにします。 |
ring-redundant |
(任意)StackWise のリング冗長トラップをイネーブルにします。 |
stack-mismatch |
(任意)StackWise スタック不一致トラップをイネーブルにします。 |
unbalanced-power-supplies |
(任意)Stackwise スタック電源の不平衡電源トラップをイネーブルにします。 |
under-budget |
(任意)StackWise スタック電源の不足バジェット トラップをイネーブルにします。 |
under-voltage |
(任意)Stackwise スタック電源の不足電圧トラップをイネーブルにします。 |
SNMP StackWise トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、StackWise スタック電源の GLS トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps stackwise GLS
SNMP ストーム制御トラップ パラメータをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps storm-control コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps storm-control { trap-rate number-of-minutes}
no snmp-server enable traps storm-control { trap-rate}
trap-rate number-of-minutes |
(任意)SNMP ストーム制御トラップ レートを分単位で指定します。受け入れられる値の範囲は 0 ~ 1000 です。 |
SNMP ストーム制御トラップ パラメータの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP ストーム制御トラップレートを 1 分あたり 10 トラップに設定する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps storm-control trap-rate 10
SNMP STPX MIB トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps stpx コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps stpx [ inconsistency][ loop-inconsistency][ root-inconsistency]
no snmp-server enable traps stpx [ inconsistency][ loop-inconsistency][ root-inconsistency]
inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB 矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
loop-inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB ループ矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
root-inconsistency |
(任意)SNMP STPX MIB ルート矛盾更新トラップをイネーブルにします。 |
SNMP STPX MIB トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP STPX MIB 矛盾更新トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps stpx inconsistency
SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps transceiver コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps transceiver { all}
no snmp-server enable traps transceiver { all}
all |
(任意)すべての SNMP トランシーバ トラップをイネーブルにします。 |
SNMP トランシーバ トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、すべての SNMP トランシーバ トラップを設定する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps transceiver all
SNMP スマート インストール トラップをイネーブルにするには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-server enable traps vstack コマンドを使用します。デフォルト設定に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server enable traps vstack [ addition][ failure][ lost][ operation]
no snmp-server enable traps vstack [ addition][ failure][ lost][ operation]
addition |
(任意)クライアントによって追加されたトラップをイネーブルにします。 |
failure |
(任意)ファイルのアップロードとダウンロード障害トラップをイネーブルにします。 |
lost |
(任意)クライアントの損失トラップをイネーブルにします。 |
operation |
(任意)動作モード変更トラップをイネーブルにします。 |
SNMP スマート インストール トラップの送信はディセーブルになります。
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、トラップを受信するホスト(NMS)を指定します。トラップ タイプを指定しない場合は、すべてのトラップ タイプが送信されます。
(注) |
SNMPv1 では、情報はサポートされていません。 |
複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。
次に、SNMP スマート インストール クライアント追加トラップを生成する例を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps vstack addition
SNMP のローカル コピーまたはリモート コピーに名前を設定するには、グローバル コンフィギュレーション モードで snmp-serverengineID コマンドを使用します。
snmp-server engineID { local engineid-string | remote ip-address [ udp-port port-number] engineid-string}
localengineid-string | SNMP コピーの名前に 24 文字の ID 文字列を指定します。後続ゼロが含まれる場合は、24 文字のエンジン ID すべてを指定する必要はありません。指定するのは、エンジン ID のうちゼロのみが続く箇所を除いた部分だけです。 |
remoteip-address | リモート SNMP コピーを指定します。SNMP のリモート コピーを含むデバイスの ip-address を指定します。 |
udp-portport-number | (任意)リモート デバイスのユーザ データグラム プロトコル(UDP)ポートを指定します。デフォルトは 162 です。 |
なし
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
なし
次の例では、ローカル エンジン ID 123400000000000000000000 を設定します。
スイッチ(config)# snmp-server engineID local 1234
Simple Network Management Protocol(SNMP)通知操作の受信者(ホスト)を指定するには、スイッチで snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。指定されたホストを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。
snmp-server host { host-addr } [ vrf vrf-instance ] [ informs | traps] [ version { 1 | 2c | 3 { auth | noauth | priv} } ] { community-string [ notification-type] }
no snmp-server host { host-addr } [ vrf vrf-instance ] [ informs | traps] [ version { 1 | 2c | 3 { auth | noauth | priv} } ] { community-string [ notification-type] }
host-addr |
ホスト(ターゲットとなる受信側)の名前またはインターネット アドレスです。 |
||
vrfvrf-instance |
(任意)仮想プライベート ネットワーク(VPN)ルーティング インスタンスとこのホストの名前を指定します。 |
||
informs | traps |
(任意)このホストに SNMP トラップまたは情報を送信します。 |
||
version 1 | 2c | 3 |
(任意)トラップの送信に使用する SNMP のバージョンを指定します。 1:SNMPv1。情報の場合は、このオプションを使用できません。 2c:SNMPv2C。 3:SNMPv3。認証キーワードの 1 つ(次の表の行を参照)が、バージョン 3 キーワードに従っている必要があります。 |
||
auth | noauth | priv |
auth(任意):Message Digest 5(MD5)および Secure Hash Algorithm(SHA)によるパケット認証をイネーブルにします。 noauth(デフォルト):noAuthNoPriv セキュリティ レベル。auth | noauth | priv キーワードの選択が指定されていない場合、これがデフォルトとなります。 priv(任意):データ暗号規格(DES)によるパケット暗号化をイネーブルにします(privacy とも呼ばれます)。 |
||
community-string |
通知処理にともなって送信される、パスワードと類似したコミュニティ ストリングです。snmp-server host コマンドを使用してこのストリングを設定できますが、このストリングを定義するには、snmp-server community グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してから、snmp-server host コマンドを使用することを推奨します。
|
||
notification-type |
(任意)ホストに送信される通知のタイプです。タイプが指定されていない場合、すべての通知が送信されます。通知タイプには、次のキーワードの 1 つまたは複数を指定できます。
|
||
|
このコマンドは、デフォルトでディセーブルになっています。通知は送信されません。
キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合は、デフォルトで、すべてのトラップ タイプがホストに送信されます。情報はこのホストに送信されません。
version キーワードがない場合、デフォルトはバージョン 1 になります。
バージョン 3 を選択し、認証キーワードを入力しなかった場合は、デフォルトで、noauth(noAuthNoPriv)セキュリティ レベルになります。
(注) |
fru-ctrl キーワードは、コマンドラインのヘルプ ストリングには表示されていますが、サポートされていません。 |
グローバル コンフィギュレーション
リリース |
変更内容 |
---|---|
Cisco IOS 15.0(2)EX |
このコマンドが導入されました。 |
SNMP 通知は、トラップまたは情報要求として送信できます。トラップを受信しても受信側は確認応答を送信しないため、トラップは信頼できません。送信側では、トラップが受信されたかどうかを判別できません。ただし、情報要求を受信した SNMP エンティティは、SNMP 応答 PDU を使用してメッセージに確認応答します。送信側が応答を受信しない場合、インフォーム要求を再送信して、インフォームが目的の宛先に到達する可能性を向上できます。
ただし、情報はエージェントおよびネットワークのリソースをより多く消費します。送信と同時に廃棄されるトラップと異なり、インフォーム要求は応答を受信するまで、または要求がタイムアウトになるまで、メモリ内に保持する必要があります。また、トラップの送信は 1 回限りですが、情報は数回にわたって再試行が可能です。再送信の回数が増えるとトラフィックが増加し、ネットワークのオーバーヘッドが高くなる原因にもなります。
snmp-server host コマンドを入力しなかった場合は、通知が送信されません。SNMP 通知を送信するようにスイッチを設定するには、snmp-server host コマンドを少なくとも 1 つ入力する必要があります。キーワードを指定しないでこのコマンドを入力した場合、そのホストではすべてのトラップ タイプがイネーブルになります。複数のホストをイネーブルにするには、ホストごとに snmp-server host コマンドを個別に入力する必要があります。コマンドには複数の通知タイプをホストごとに指定できます。
ローカル ユーザがリモート ホストと対応させられていない場合、スイッチは auth(authNoPriv)および priv(authPriv)の認証レベルの情報を送信しません。
同じホストおよび同じ種類の通知(トラップまたは情報)に対して複数の snmp-server host コマンドを指定した場合は、後に入力されたコマンドによって前のコマンドが上書きされます。最後の snmp-server host コマンドだけが有効です。たとえば、ホストに snmp-server host inform コマンドを入力してから、同じホストに別の snmp-server host inform コマンドを入力した場合は、2 番目のコマンドによって最初のコマンドが置き換えられます。
snmp-server host コマンドは、snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドと組み合わせて使用します。グローバルに送信される SNMP 通知を指定するには、snmp-server enable traps コマンドを使用します。1 つのホストでほとんどの通知を受信する場合は、このホストに対して、少なくとも 1 つの snmp-server enable traps コマンドと snmp-server host コマンドをイネーブルにする必要があります。一部の通知タイプは、snmp-server enable traps コマンドで制御できません。たとえば、ある通知タイプは常にイネーブルですが、別の通知タイプはそれぞれ異なるコマンドによってイネーブルになります。
キーワードを指定しないで no snmp-server host コマンドを使用すると、ホストへのトラップはディセーブルになりますが、情報はディセーブルになりません。情報をディセーブルにするには、no snmp-server host informs コマンドを使用してください。
次の例では、トラップに対して一意の SNMP コミュニティ ストリング comaccess を設定し、このストリングによる、アクセス リスト 10 を介した SNMP ポーリング アクセスを禁止します。
スイッチ(config)# snmp-server community comaccess ro 10 スイッチ(config)# snmp-server host 172.20.2.160 comaccess スイッチ(config)# access-list 10 deny any
次の例では、名前 myhost.cisco.com で指定されたホストに SNMP トラップを送信する方法を示します。コミュニティ ストリングは、comaccess として定義されています。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps スイッチ(config)# snmp-server host myhost.cisco.com comaccess snmp
次の例では、コミュニティ ストリング public を使用して、すべてのトラップをホスト myhost.cisco.com に送信するようにスイッチをイネーブルにする方法を示します。
スイッチ(config)# snmp-server enable traps スイッチ(config)# snmp-server host myhost.cisco.com public
設定を確認するには、show running-config 特権 EXEC コマンドを入力します。