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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章は次のトピックで構成されています。
ご使用のソフトウェア リリースでは、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の機能情報と注意事項については、ご使用のプラットフォームとソフトウェア リリースに対応したリリース ノートを参照してください。
プラットフォームのサポートおよびシスコ ソフトウェア イメージのサポートに関する情報を検索するには、Cisco Feature Navigator を使用します。 Cisco Feature Navigator には、http://www.cisco.com/go/cfn からアクセスします。 Cisco.com のアカウントは必要ありません。
ここでは、スイッチでサポートされているインターフェイスの異なるタイプについて説明します。 また、インターフェイスの物理特性に応じた設定手順についても説明します。
![]() (注) |
このスタック対応スイッチの背面にあるスタック ポートはイーサネット ポートではないため、設定できません。 |
VLAN は、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションなどで論理的に分割された、スイッチによるネットワークです。 ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じ VLAN に属するポートに限られます。 異なる VLAN 上のネットワーク デバイスは、VLAN 間でトラフィックをルーティングするレイヤ 3 デバイスがなければ、互いに通信できません。
VLAN に分割することにより、VLAN 内でトラフィック用の堅固なファイアウォールを実現します。また、各 VLAN には固有の MAC アドレス テーブルがあります。 VLAN が認識されるのは、ローカル ポートが VLAN に対応するように設定されたとき、VLAN トランキング プロトコル(VTP)トランク上のネイバーからその存在を学習したとき、またはユーザが VLAN を作成したときです。 スタック全体のポートを使用して VLAN を形成できます。
VLAN を設定するには、vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、VLAN コンフィギュレーション モードを開始します。 標準範囲 VLAN(VLAN ID 1 ~ 1005)の VLAN 設定は、VLAN データベースに保存されます。 VTP がバージョン 1 または 2 の場合に、拡張範囲 VLAN(VLAN ID が 1006 ~ 4094)を設定するには、最初に VTP モードをトランスペアレントに設定する必要があります。 トランスペアレント モードで作成された拡張範囲 VLAN は、VLAN データベースには追加されませんが、スイッチの実行コンフィギュレーションに保存されます。 VTP バージョン 3 では、クライアントまたはサーバ モードで拡張範囲 VLAN を作成できます。 これらの VLAN は VLAN データベースに格納されます。
スイッチ スタックでは、VLAN データベースはスタック内のすべてのスイッチにダウンロードされ、スタック内のすべてのスイッチによって同じ VLAN データベースが構築されます。 スタックのすべてのスイッチで実行コンフィギュレーションおよび保存済みコンフィギュレーションが同一です。
switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLAN にポートが追加されます。
スイッチ ポートは、物理ポートに対応付けられたレイヤ 2 専用インターフェイスです。 スイッチ ポートは 1 つまたは複数の VLAN に所属します。 スイッチ ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートにも使用できます。 ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートに設定できます。また、ポート単位で Dynamic Trunking Protocol(DTP)を稼働させ、リンクのもう一端のポートとネゴシエートすることで、スイッチ ポート モードも設定できます。 スイッチ ポートは物理インターフェイスおよび対応レイヤ 2 プロトコルの管理に使用します。ルーティングやブリッジングは処理しません。
スイッチ ポートの設定には、switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。
アクセス ポートは(音声 VLAN ポートとして設定されている場合を除き)1 つの VLAN だけに所属し、その VLAN のトラフィックだけを伝送します。 トラフィックは、VLAN タグが付いていないネイティブ形式で送受信されます。 アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられている VLAN に所属すると見なされます。 アクセス ポートがタグ付きパケット(スイッチ間リンク(ISL)またはタグ付き IEEE 802.1Q)を受信した場合、そのパケットはドロップされ、送信元アドレスは学習されません。
2 種類のアクセス ポートがサポートされています。
スタティック アクセス ポート。このポートは、手動で VLAN に割り当てます(IEEE 802.1x で使用する場合は RADIUS サーバを使用します。
ダイナミック アクセス ポートの VLAN メンバーシップは、着信パケットを通じて学習されます。 デフォルトでは、ダイナミック アクセス ポートはどの VLAN のメンバーでもなく、ポートとの伝送はポートの VLAN メンバーシップが検出されたときにだけイネーブルになります。 スイッチ上のダイナミック アクセス ポートは、VLAN メンバーシップ ポリシー サーバ(VMPS)によって VLAN に割り当てられます。 Catalyst 6500 シリーズ スイッチを VMPS にできます。このスイッチを VMPS サーバにすることはできません。
また、Cisco IP Phone と接続するアクセス ポートを、1 つの VLAN は音声トラフィック用に、もう 1 つの VLAN は Cisco IP Phone に接続しているデバイスからのデータ トラフィック用に使用するように設定できます。
トランク ポートは複数の VLAN のトラフィックを伝送し、デフォルトで VLAN データベース内のすべての VLAN のメンバとなります。
スイッチは IEEE 802.1Q トランク ポートだけをサポートします。 IEEE 802.1Q トランク ポートは、タグ付きとタグなしの両方のトラフィックを同時にサポートします。 IEEE 802.1Q トランク ポートは、デフォルトのポート VLAN ID(PVID)に割り当てられ、すべてのタグなしトラフィックはポートのデフォルト PVID 上を流れます。 NULL VLAN ID を備えたすべてのタグなしおよびタグ付きトラフィックは、ポートのデフォルト PVID に所属するものと見なされます。 発信ポートのデフォルト PVID と等しい VLAN ID を持つパケットは、タグなしで送信されます。 残りのトラフィックはすべて、VLAN タグ付きで送信されます。
デフォルトでは、トランク ポートは、VTP に認識されているすべての VLAN のメンバですが、トランク ポートごとに VLAN の許可リストを設定して、VLAN メンバーシップを制限できます。 許可 VLAN のリストは、その他のポートには影響を与えませんが、対応トランク ポートには影響を与えます。 デフォルトでは、使用可能なすべての VLAN(VLAN ID 1 ~ 4094)が許可リストに含まれます。 トランク ポートは、VTP が VLAN を認識し、VLAN がイネーブル状態にある場合に限り、VLAN のメンバーになることができます。 VTP が新しいイネーブル VLAN を認識し、その VLAN がトランク ポートの許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にその VLAN のメンバになり、トラフィックはその VLAN のトランク ポート間で転送されます。 VTP が、VLAN のトランク ポートの許可リストに登録されていない、新しいイネーブル VLAN を認識した場合、ポートはその VLAN のメンバーにはならず、その VLAN のトラフィックはそのポート間で転送されません。
スイッチ仮想インターフェイス(SVI)は、スイッチ ポートの VLAN を、システムのルーティング機能またはブリッジング機能に対する 1 つのインターフェイスとして表します。 1 つの VLAN に関連付けることができる SVI は 1 つだけです。 VLAN に対して SVI を設定するのは、VLAN 間でルーティングするため、またはスイッチに IP ホスト接続を提供するためだけです。 デフォルトでは、SVI はデフォルト VLAN(VLAN 1)用に作成され、リモート スイッチの管理を可能にします。 追加の SVI は明示的に設定する必要があります。
![]() (注) |
インターフェイス VLAN 1 は削除できません。 |
SVI はシステムにしか IP ホスト接続を行いません。
スイッチ スタックまたはスイッチは合計 1005 個の VLAN および SVI をサポートしますが、ハードウェアの制限のため、SVI およびルーテッド ポートの数と設定されている他の機能の数との相互関係によって、CPU のパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。
SVI は、VLAN インターフェイスに対して vlan インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを実行したときに初めて作成されます。 VLAN は、ISL または IEEE802.1Q カプセル化トランク上のデータ フレームに関連付けられた VLAN タグ、あるいはアクセス ポート用に設定された VLAN ID に対応します。 トラフィックをルーティングするそれぞれの VLAN に対して VLAN インターフェイスを設定し、IP アドレスを割り当ててください。
![]() (注) |
物理ポートと関連付けられていない場合、SVI を作成してもアクティブにはなりません。 |
VLAN 上の複数のポートを装備した SVI のライン ステートは、次の条件を満たしたときにはアップ状態になります。
VLAN が存在し、スイッチの VLAN データベースでアクティブです。
VLAN インターフェイスが存在し、管理上のダウン状態ではありません。
少なくとも 1 つのレイヤ 2(アクセスまたはトランク)ポートが存在し、この VLAN のリンクがアップ状態であり、ポートが VLAN でスパニングツリー フォワーディング ステートです。
![]() (注) |
対応する VLAN リンクに属する最初のスイッチポートが起動し、STP フォワーディング ステートになると、VLAN インターフェイスのプロトコル リンク ステートがアップ状態になります。 |
VLAN に複数のポートがある場合のデフォルトのアクションでは、VLAN 内のすべてのポートがダウンすると SVI もダウン状態になります。 SVI 自動ステート除外機能を使用して、SVI ラインステート アップオアダウン計算に含まれないようにポートを設定できます。 たとえば、VLAN 上で 1 つのアクティブ ポートだけがモニタリング ポートである場合、他のすべてのポートがダウンすると VLAN もダウンするよう自動ステート除外機能をポートに設定できます。 ポートがイネーブルである場合、自動ステート除外は、ポート上でイネーブルであるすべての VLAN に適用されます。
VLAN 内の 1 つのレイヤ 2 ポートに収束時間がある場合(STP リスニング/ラーニング ステートからフォワーディング ステートへの移行)、VLAN インターフェイスが起動します。 これにより、ルーティング プロトコルなどの機能は、完全に動作した場合と同様に VLAN インターフェイスを使用せず、ルーティング ブラック ホールなどの他の問題を最小限にします。
EtherChannel ポート グループは、複数のスイッチ ポートを 1 つのスイッチ ポートとして扱います。 このようなポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で高帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。 EtherChannel は、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷を分散させます。 EtherChannel 内のリンクで障害が発生すると、それまでその障害リンクで伝送されていたトラフィックが残りのリンクに切り替えられます。 複数のトランク ポートを 1 つの論理トランク ポートに、または複数のアクセス ポートを 1 つの論理アクセス ポートにまとめることができます。 ほとんどのプロトコルは単一のまたは集約スイッチ ポートで動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。 例外は、DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP)、およびポート集約プロトコル(PAgP)で、物理ポート上でしか動作しません。
EtherChannel を設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannel にインターフェイスを割り当てます。 レイヤ 2 インターフェイスの場合は、channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートチャネル論理インターフェイスをダイナミックに作成します。 このコマンドは物理および論理ポートをバインドします。
Power over Ethernet(PoE)対応スイッチ ポートでは、回路に電力が供給されていないことをスイッチが検出した場合、接続している次のデバイスに電力が自動的に供給されます。
シスコ先行標準受電デバイス(Cisco IP Phone および Cisco Aironet アクセス ポイントなど)
IEEE 802.3af 準拠の受電装置
IEEE 802.3at 準拠の受電装置
受電デバイスが PoE スイッチ ポートおよび AC 電源に接続されている場合、冗長電力として利用できます。 受電装置が PoE ポートにだけ接続されている場合、受電装置には冗長電力は供給されません。
受電デバイスを検出すると、スイッチは受電デバイスの電力要件を判断し、受電デバイスへの電力供給を許可または拒否します。 また、スイッチは消費電力をモニタリングおよびポリシングすることで、装置の電力の消費をリアルタイムに検知できます。
スイッチには、USB ミニ タイプ B コンソール ポートと 2 つの USB タイプ A ポートの 3 つの USB ポートが前面パネルにあります。
スイッチには、前面パネルに次のコンソール ポートがあります。
コンソール出力は両方のポートに接続されたデバイスに表示されますが、コンソール入力は一度に 1 つのポートしかアクティブになりません。 デフォルトでは、USB コネクタは RJ-45 コネクタよりも優先されます。
![]() (注) |
Windows PC には、USB ポートのドライバが必要です。 ドライバ インストレーションの手順については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。 |
付属の USB タイプ A ツー USB ミニタイプ B ケーブルを使用して、PC またはその他のデバイスをスイッチに接続します。 接続されたデバイスには、ターミナル エミュレーション アプリケーションが必要です。 スイッチが、ホスト機能をサポートする電源投入デバイス(PC など)への有効な USB 接続を検出すると、RJ-45 コンソールからの入力はただちにディセーブルになり、USB コンソールからの入力がイネーブルになります。 USB 接続が削除されると、RJ-45 コンソールからの入力はただちに再度イネーブルになります。 スイッチの LED は、どのコンソール接続が使用中であるかを示します。
ソフトウェア起動時に、ログに USB または RJ-45 コンソールのいずれがアクティブであるかが示されます。 スタックの各スイッチがこのログを生成します。 すべてのスイッチは常にまず RJ-45 メディア タイプを表示します。
サンプル出力では、スイッチ 1 には接続された USB コンソール ケーブルがあります。 ブートローダが USB コンソールに変わらなかったため、スイッチ 1 からの最初のログは、RJ-45 コンソールを示しています。 少したってから、コンソールが変更され、USB コンソール ログが表示されます。 スイッチ 2 およびスイッチ 3 には接続された RJ-45 コンソール ケーブルがあります。
switch-stack-1 *Mar 1 00:01:00.171: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_RJ45: Console media-type is RJ45. *Mar 1 00:01:00.431: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_USB: Console media-type is USB.
switch-stack-2 *Mar 1 00:01:09.835: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_RJ45: Console media-type is RJ45. switch-stack-3 *Mar 1 00:01:10.523: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_RJ45: Console media-type is RJ45.
USB ケーブルが取り外されるか、PC が USB 接続を非アクティブ化すると、ハードウェアは自動的に RJ-45 コンソール インターフェイスに変わります。
switch-stack-1 Mar 1 00:20:48.635: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_RJ45: Console media-type is RJ45.
コンソール タイプが常に RJ-45 であるように設定でき、さらに USB コネクタの無活動タイムアウトを設定できます。
USB タイプ A ポートは、外部 USB フラッシュ デバイス(サム ドライブまたは USB キーとも呼ばれる)へのアクセスを提供します。 スイッチは、Cisco 64 MB、256 MB、512 MB および 1 GB フラッシュ ドライブをサポートします。 標準 Cisco IOS コマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドを使用して、フラッシュ デバイスの読み取り、書き込み、および、コピー元やコピー先として使用できます。 スイッチを USB フラッシュ ドライブから起動するようにも設定できます。
スイッチを USB フラッシュ ドライブから起動するように設定する方法については、Catalyst 2960-X Switch System Management Configuration Guideを参照してください。
フラッシュ デバイスとのファイルの読み取り、書き込み、消去、および、コピーについては、Catalyst 2960-X Switch Managing Cisco IOS Image Files Configuration Guideを参照してください。
単一 VLAN 内のデバイスは、スイッチを通じて直接通信できます。 異なる VLAN に属すポート間では、ルーティングデバイスを介さなければデータを交換できません。
次の設定例では、VLAN 20 のホスト A が VLAN 30 のホスト B にデータを送信する場合、データはホスト A からスイッチを経由してルータへ送られた後、再びスイッチに戻ってからホスト B へ送られる必要があります。
標準のレイヤ 2 スイッチを使用すると、異なる VLAN のポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。
スイッチは、次のインターフェイス タイプをサポートします。
インターフェイス範囲も設定できます。
物理インターフェイス(ポート)を設定するには、インターフェイス タイプ、スタック メンバー番号、モジュール番号、およびスイッチ ポート番号を指定して、インターフェイスコンフィギュレーション モードを開始します。
タイプ:10/100/1000 Mbps イーサネット ポートの場合はギガビット イーサネット(gigabitethernet または gi)、または Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール ギガビット イーサネット インターフェイス(gigabitethernet または gi)。
スタック メンバ番号:スタック内のスイッチを特定する番号。 範囲は、Catalyst 2960-X スイッチのスタックで 1 ~ 8 で、Catalyst 2960-X および Catalyst 2960-S スイッチの混合スタックで 1 ~ 4 です。 スイッチ番号は、スイッチの初回初期化時に割り当てられます。 スイッチ スタックに組み込まれる前のデフォルトのスイッチ番号は 1 です。 スイッチにスタック メンバ番号が割り当てられている場合、別の番号が割り当てられるまでその番号が維持されます。
スタック モードでのスイッチ ポート LED を使用して、スイッチ内のスタック メンバー番号を識別できます。
モジュール番号:スイッチのモジュールまたはスロット番号(常に 0)。
ポート番号:スイッチ上のインターフェイス番号。 10/100/1000 ポート番号は常に 1 から始まり、スイッチに向かって左のポートから順番に付けられています。たとえば、gigabitethernet1/0/1 または gigabitethernet1/0/8 のようになります。 10/100/1000 ポートと SFP モジュール ポートのあるスイッチの場合、SFP モジュール ポートの番号は 10/100/1000 ポートの後に連続して付けられます。
スイッチ上のインターフェイスの位置を物理的に確認することで、物理インターフェイスを識別できます。 show 特権 EXEC コマンドを使用して、スイッチ上の特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報を表示することもできます。 以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。
次に、スタッキング対応スイッチでインターフェイスを識別する例を示します。
機能 |
デフォルト設定 |
||
---|---|---|---|
動作モード |
レイヤ 2 またはスイッチング モード(switchport コマンド) |
||
VLAN 許容範囲 |
VLAN 1 ~ 4094 |
||
デフォルト VLAN(アクセス ポート用) |
VLAN 1 |
||
ネイティブ VLAN(IEEE 802.1Q トランク用) |
VLAN 1 |
||
802.1p プライオリティ タグ付きトラフィック |
VLAN 0 のタグが付いたパケットをすべてドロップします。 |
||
VLAN トランキング |
Switchport mode dynamic auto(DTP をサポート) |
||
ポート イネーブル ステート |
すべてのポートがイネーブル |
||
ポート記述 |
未定義 |
||
SPEED |
自動ネゴシエーション (10 ギガビット インターフェイス上では未サポート) |
||
デュプレックス モード |
自動ネゴシエーション (10 ギガビット インターフェイス上では未サポート) |
||
フロー制御 |
フロー制御は receive: off に設定されます。 送信パケットでは常にオフです。 |
||
EtherChannel(PAgP) |
すべてのイーサネット ポートでディセーブル。を参照してください。 |
||
ポート ブロッキング(不明マルチキャストおよび不明ユニキャスト トラフィック) |
ディセーブル(ブロッキングされない)。 |
||
ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御 |
ディセーブル |
||
保護ポート |
ディセーブル |
||
ポート セキュリティ |
ディセーブル |
||
PortFast |
ディセーブル |
||
Auto-MDIX |
イネーブル
|
||
Power over Ethernet(PoE) |
イネーブル(auto) |
||
キープアライブ メッセージ |
SFP モジュールでディセーブル。他のすべてのポートでイネーブル。 |
スイッチのイーサネット インターフェイスは、全二重または半二重モードのいずれかで、10、100、または 1000 Mb/s で動作します。 全二重モードの場合、2 つのステーションが同時にトラフィックを送受信できます。 通常、10 Mbps ポートは半二重モードで動作します。これは、各ステーションがトラフィックを受信するか、送信するかのどちらか一方しかできないことを意味します。
スイッチ モデルには、ギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)ポートとSFP モジュール対応の Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール スロットがあります。
インターフェイス速度およびデュプレックス モードを設定するときには、次の注意事項に留意してください。
ギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)ポートは、すべての速度オプションとデュプレックス オプション(自動、半二重、全二重)をサポートします。 ただし、1000 Mbps で稼働させているギガビット イーサネット ポートは、半二重モードをサポートしません。
1000 BASE-x(x には、BX、CWDM、LX、SX、ZX が適宜入ります)SFP モジュール ポートは、speed インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで nonegotiate キーワードをサポートします。 デュプレックス オプションはサポートされません。
1000BASE-T SFP モジュール ポートは、10/100/1000 Mbps ポートと同一の速度とデュプレックス オプションをサポートします。
ご使用のスイッチでサポートされている SFP モジュールについては、製品のリリース ノートを参照してください。
回線の両側で自動ネゴシエーションがサポートされる場合は、デフォルトの auto ネゴシエーションを使用することを強くお勧めします。
一方のインターフェイスが自動ネゴシエーションをサポートし、もう一方がサポートしない場合は、両方のインターフェイス上でデュプレックスと速度を設定します。サポートする側で auto 設定を使用しないでください。
STP がイネーブルの場合にポートを再設定すると、スイッチがループの有無を調べるために最大で 30 秒かかる可能性があります。 STP の再設定が行われている間、ポート LED はオレンジに点灯します。
![]() 注意 |
インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、再設定中にインターフェイスがシャットダウンし、再びイネーブルになる場合があります。 |
フロー制御により、接続しているイーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。 あるポートで輻輳が生じ、それ以上はトラフィックを受信できなくなった場合、ポーズ フレームを送信することによって、その状態が解消されるまで送信を中止するように、そのポートから相手ポートに通知します。 ポーズ フレームを受信すると、送信側デバイスはデータ パケットの送信を中止するので、輻輳時のデータ パケット損失が防止されます。
![]() (注) |
スイッチ ポートは、ポーズ フレームを受信できますが、送信はできません。 |
flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスのポーズ フレームを受信(receive)する能力をon、off、またはdesired に設定します。 デフォルトの状態は off です。
desired に設定した場合、インターフェイスはフロー制御パケットの送信を必要とする接続デバイス、または必要ではないがフロー制御パケットを送信できる接続デバイスに対して動作できます。
デバイスのフロー制御設定には、次のルールが適用されます。
receive on(または desired):ポートはポーズ フレームを送信できませんが、ポーズ フレームを送信する必要のある、または送信できる接続デバイスと組み合わせて使用できます。ポーズ フレームの受信は可能です。
receive off:フロー制御はどちらの方向にも動作しません。 輻輳が生じても、リンクの相手側に通知はなく、どちら側の装置も休止フレームの送受信を行いません。
![]() (注) |
コマンドの設定と、その結果生じるローカルおよびリモート ポートでのフロー制御解決の詳細については、このリリースのコマンド リファレンスに記載されたflowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを参照してください。 |
次の一般的な手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。
1. configure terminal
2. interface interface-id
3. description string
4. end
5. show interfaces interface-id description
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface interface-id 例:
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2
|
記述を追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | description string 例:
Switch(config-if)# description Connects to Marketing
|
インターフェイスに関する説明を追加します(最大 240 文字)。 |
ステップ 4 | end 例:
Switch(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show interfaces interface-id description |
入力を確認します。 |
同じ設定パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定するには、interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 インターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその範囲内のすべてのインターフェイスに対するものと見なされます。
1. configure terminal
2. interface range {port-range | macro macro_name}
3. end
4. show interfaces [interface-id]
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | interface range {port-range | macro macro_name} 例:
Switch(config)# interface range macro
|
設定するインターフェイス範囲(VLAN または物理ポート)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。
|
||
ステップ 3 | end 例:
Switch(config)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 4 | show interfaces [interface-id] 例:
Switch# show interfaces
|
指定した範囲内のインターフェイスの設定を確認します。 |
インターフェイス レンジ マクロを作成すると、設定するインターフェイスの範囲を自動的に選択できます。 interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドで macro キーワードを使用するには、まず define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。
1. configure terminal
2. define interface-range macro_name interface-range
3. interface range macro macro_name
4. end
5. show running-config | include define
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | define interface-range macro_name interface-range 例:
Switch(config)# define interface-range enet_list gigabitethernet1/0/1 - 2
|
インターフェイス範囲マクロを定義して、NVRAM に保存します。
|
||
ステップ 3 | interface range macro macro_name 例:
Switch(config)# interface range macro enet_list
|
macro_name の名前でインターフェイス範囲マクロに保存された値を使用することによって、設定するインターフェイスの範囲を選択します。 ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、定義したマクロ内のすべてのインターフェイスに設定を適用できます。 |
||
ステップ 4 | end 例:
Switch(config)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
||
ステップ 5 | show running-config | include define 例:
Switch# show running-config | include define
|
定義済みのインターフェイス範囲マクロの設定を表示します。 |
1. configure terminal
2. interface interface-id
3. speed {10 | 100 | 1000 | auto [10 | 100 | 1000] | nonegotiate}
4. duplex {auto | full | half}
5. end
6. show interfaces interface-id
7. copy running-config startup-config
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface interface-id 例:
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/3
|
設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | speed {10 | 100 | 1000 | auto [10 | 100 | 1000] | nonegotiate} 例:
Switch(config-if)# speed 10
|
このコマンドは、10 ギガビット イーサネット インターフェイスでは使用できません。 インターフェイスに対する適切な速度パラメータを入力します。
|
ステップ 4 | duplex {auto | full | half} 例:
Switch(config-if)# duplex half
|
このコマンドは、10 ギガビット イーサネット インターフェイスでは使用できません。 インターフェイスのデュプレックス パラメータを入力します。 半二重モードをイネーブルにします(10 または 100Mbps のみで動作するインターフェイスの場合)。 1000 Mbps で動作するインターフェイスには半二重モードを設定できません。 デュプレックス設定を行うことができるのは、速度が auto に設定されている場合です。 |
ステップ 5 | end 例:
Switch(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 6 | show interfaces interface-id 例:
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/3
|
インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定を表示します。 |
ステップ 7 | copy running-config startup-config 例:
Switch# copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。 |
1. configure terminal
2. interface interface-id
3. flowcontrol {receive} {on | off | desired}
4. end
5. show interfaces interface-id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface interface-id 例:
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/1
|
設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | flowcontrol {receive} {on | off | desired} 例:
Switch(config-if)# flowcontrol receive on
|
ポートのフロー制御モードを設定します。 |
ステップ 4 | end 例:
Switch(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show interfaces interface-id 例:
Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/1
|
インターフェイス フロー制御の設定を確認します。 |
1. configure terminal
2. interface interface-id
3. switchport autostate exclude
4. end
5. show running config interface interface-id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface interface-id 例:
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2
|
レイヤ 2 インターフェイス(物理ポートまたはポート チャネル)を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | switchport autostate exclude 例:
Switch(config-if)# switchport autostate exclude
|
SVI ライン ステート(アップまたはダウン)のステータスを定義する際、アクセスまたはトランク ポートを除外します。 |
ステップ 4 | end 例:
Switch(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
ステップ 5 | show running config interface interface-id |
(任意)実行コンフィギュレーションを表示します。 設定を確認します。 |
インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。 この情報は、すべてのダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。 ルーティング アップデートには、インターフェイス情報は含まれません。
1. configure terminal
2. interface {vlan vlan-id} | {gigabitethernet interface-id} | {port-channel port-channel-number}
3. shutdown
4. no shutdown
5. end
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure terminal 例:
Switch# configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface {vlan vlan-id} | {gigabitethernet interface-id} | {port-channel port-channel-number} 例:
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2
|
設定するインターフェイスを選択します。 |
ステップ 3 | shutdown 例:
Switch(config-if)# shutdown
|
インターフェイスをシャットダウンします。 |
ステップ 4 | no shutdown 例:
Switch(config-if)# no shutdown
|
インターフェイスを再起動します。 |
ステップ 5 | end 例:
Switch(config-if)# end
|
特権 EXEC モードに戻ります。 |
特権 EXEC モードから、次の手順に従って RJ-45 にコンソール メディア タイプを設定します。 RJ-45 としてコンソールを設定すると、USB コンソール オペレーションはディセーブルになり、入力は RJ-45 コネクタからのみ供給されます。
この設定はスタックのすべてのスイッチに適用されます。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | line console 0 例:
Switch(config)# line console 0
|
コンソールを設定し、ライン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | media-type rj45 例:
Switch(config-line)# media-type rj45
|
コンソール メディア タイプが RJ-45 ポート以外に設定されないようにします。 このコマンドを入力せず、両方のタイプが接続された場合は、デフォルトで USB ポートが使用されます。 |
ステップ 4 |
end 例: Switch(config)# end |
無活動タイムアウトを設定している場合、USB コンソール ポートがアクティブ化されているものの、指定された時間内にポートで入力アクティビティがないときに、RJ-45 コンソール ポートが再度アクティブになります。 タイムアウトのために USB コンソール ポートは非アクティブ化された場合、USB ポートを切断し、再接続すると、動作を回復できます。
![]() (注) |
設定された無活動タイムアウトはスタックのすべてのスイッチに適用されます。 しかし、あるスイッチのタイムアウトはスタック内の別のスイッチにタイムアウトを発生させません。 |
無活動タイムアウトを設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例: Switch# configure terminal |
|
ステップ 2 | line console 0 例:
Switch(config)# line console 0
|
コンソールを設定し、ライン コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | usb-inactivity-timeout timeout-minutes 例:
Switch(config-line)# usb-inactivity-timeout 30
|
コンソール ポートの無活動タイムアウトを指定します。 指定できる範囲は 1 ~ 240 分です。 デフォルトでは、タイムアウトが設定されていません。 |
特権 EXEC プロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、コンフィギュレーション、インターフェイスに関する統計情報などのインターフェイス情報を表示できます。
コマンド |
目的 |
---|---|
show interfaces [interface-id] |
すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスのステータスおよび設定を表示します。 |
show interfaces interface-id status [err-disabled] |
インターフェイスのステータスまたは errdisable ステートにあるインターフェイスのリストを表示します。 |
show interfaces [interface-id] switchport |
スイッチング(非ルーティング)ポートの管理上および動作上のステータスを表示します。 このコマンドを使用すると、ポートがルーティングまたはスイッチングのどちらのモードにあるかが判別できます。 |
show interfaces [interface-id] description |
1 つのインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する記述とインターフェイスのステータスを表示します。 |
show ip interface [interface-id] |
IP ルーティング用に設定されたすべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスについて、使用できるかどうかを表示します。 |
show interface [interface-id] stats |
インターフェイスのパスごとに入出力パケットを表示します。 |
show interfaces interface-id |
(任意)インターフェイスの速度およびデュプレックスを表示します。 |
show interfaces transceiver dom-supported-list |
(任意)接続 SFP モジュールの Digital Optical Monitoring(DOM)ステータスを表示します。 |
show interfaces transceiver properties |
(任意)インターフェイスの温度、電圧、電流量を表示します。 |
show interfaces [interface-id] [{transceiver properties | detail}] module number] |
SFP モジュールに関する物理および動作ステータスを表示します。 |
show running-config interface [interface-id] |
インターフェイスに対応する RAM 上の実行コンフィギュレーションを表示します。 |
show version |
ハードウェア設定、ソフトウェア バージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前と送信元、およびブート イメージを表示します。 |
show controllers ethernet-controller interface-id phy |
インターフェイスの Auto-MDIX 動作ステートを表示します。 |
コマンド |
目的 |
---|---|
clear counters [interface-id] |
インターフェイス カウンタをクリアします。 |
clear interface interface-id |
インターフェイスのハードウェア ロジックをリセットします。 |
clear line [number | console 0 | vty number] |
非同期シリアル回線に関するハードウェア ロジックをリセットします。 |
![]() (注) |
clear counters 特権 EXEC コマンドは、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)を使用して取得されたカウンタをクリアしません。show interface 特権 EXEC コマンドで表示されるカウンタのみをクリアします。 |
Switch# configure terminal Enter configuration commands, one per line. End with CNTRL/Z. Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# description Connects to Marketing Switch(config-if)# end Switch# show interfaces gigabitethernet1/0/2 description Interface Status Protocol Description Gi1/0/2 admin down down Connects to Marketing
スタンドアロン スイッチの 10/100/1000 ポート 4 を設定するには、次のコマンドを入力します。
Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/4
次に、interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、スイッチ 1 上のポート 1 ~ 4 で速度を 100 Mb/s に設定する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface range gigabitethernet1/0/1 - 4 Switch(config-if-range)# speed 100
この例では、カンマを使用して範囲に異なるインターフェイス タイプ ストリングを追加して、ギガビット イーサネット ポート 1 ~ 3 と、10 ギガビット イーサネット ポート 1 および 2 の両方をイネーブルにし、フロー制御ポーズ フレームを受信できるようにします。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface range gigabitethernet1/0/1 - 3 , tengigabitethernet1/0/1 - 2 Switch(config-if-range)# flowcontrol receive on
インターフェイス レンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力した場合、各コマンドは入力した時点で実行されます。 インターフェイス レンジ モードを終了した後で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。 コマンドの実行中にインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。 コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイス範囲コンフィギュレーション モードを終了してください。
次に、enet_list という名前のインターフェイス範囲マクロを定義してスイッチ 1上のポート 1 および 2 を含め、マクロ設定を確認する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# define interface-range enet_list gigabitethernet1/0/1 - 2 Switch(config)# end Switch# show running-config | include define define interface-range enet_list GigabitEthernet1/0/1 - 2
次に、複数のタイプのインターフェイスを含むマクロ macro1 を作成する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# define interface-range macro1 gigabitethernet1/0/1 - 2, gigabitethernet1/0/5 - 7, tengigabitethernet1/0/1 -2 Switch(config)# end
次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list に対するインターフェイス レンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface range macro enet_list Switch(config-if-range)#
次に、インターフェイス レンジ マクロ enet_list を削除し、処理を確認する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# no define interface-range enet_list Switch(config)# end Switch# show run | include define Switch#
次に、インターフェイス速度を 100 Mb/s に、10/100/1000 Mbps ポートのデュプレックス モードを半二重に設定する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/3 Switch(config-if)# speed 10 Switch(config-if)# duplex half
次に、10/100/1000 Mbps ポートで、インターフェイスの速度を 100 Mbps に設定する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# interface gigabitethernet1/0/2 Switch(config-if)# speed 100
次に、USB コンソール メディア タイプをディセーブルにし、RJ-45 コンソール メディア タイプをイネーブルにする例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# line console 0 Switch(config-line)# media-type rj45
この設定は、スタック内のすべてのアクティブな USB コンソール メディア タイプを終了します。 ログにはこの終了の発生が示されます。 次に、スイッチ 1 のコンソールが RJ-45 に戻る例を示します。
*Mar 1 00:25:36.860: %USB_CONSOLE-6-CONFIG_DISABLE: Console media-type USB disabled by system configuration, media-type reverted to RJ45.
この時点では、スタックの USB コンソールは入力を持てません。 ログのエントリは、コンソールケーブルが接続されたときを示します。 USB コンソールケーブルが switch 2 に接続されると、入力は提供されません。
*Mar 1 00:34:27.498: %USB_CONSOLE-6-CONFIG_DISALLOW: Console media-type USB is disallowed by system configuration, media-type remains RJ45. (switch-stk-2)
次に、前の設定を逆にして、ただちにすべての接続された USB コンソールをアクティブにする例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# line console 0 Switch(config-line)# no media-type rj45
次に、無活動タイムアウトを 30 分に設定する例を示します。
Switch# configure terminal Switch(config)# line console 0 Switch(config-line)# usb-inactivity-timeout 30
設定をディセーブルにするには、次のコマンドを使用します。
Switch# configure terminal Switch(config)# line console 0 Switch(config-line)# no usb-inactivity-timeout
設定された分数の間に USB コンソール ポートで(入力)アクティビティがなかった場合、無活動タイムアウト設定が RJ-45 ポートに適用され、ログにこの発生が示されます。
*Mar 1 00:47:25.625: %USB_CONSOLE-6-INACTIVITY_DISABLE: Console media-type USB disabled due to inactivity, media-type reverted to RJ45.
この時点で、USB コンソール ポートを再度アクティブ化する唯一の方法は、ケーブルを取り外し、再接続することです。
スイッチの USB ケーブルが取り外され再接続された場合、ログは次のような表示になります。
*Mar 1 00:48:28.640: %USB_CONSOLE-6-MEDIA_USB: Console media-type is USB.
標準/RFC | タイトル |
---|---|
なし | -- |
MIB | MIB のリンク |
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リリース | 変更内容 |
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