はじめに

はじめに

改訂日: 2021 年 10 月 22 日

Cisco Validated Design(CVD)は、一般的な使用事例や現在のシステム リリースに基づき、設計と導入に関する重要な決定事項について説明しています。CVD には、お客様のニーズに応じるための幅広いテクノロジー、機能、アプリケーションが組み込まれています。より迅速で信頼性が高く、完全に予測可能な導入を実現するために、シスコのエンジニアは CVD に含まれるガイドラインを包括的にテストした後、文書化しています。シスコパートナーやお客様は CVD のテスト済みの成果を活用して、独自の設定と構成でシステムの設計/導入を開始できます。

コラボレーション ソリューションのマニュアル

Cisco Preferred Architecture(PA)Design Overview 』を活用すると、お客様およびセールス チームは組織のビジネス要件に基づいて適切なアーキテクチャを選択し、アーキテクチャ内で使用される製品を理解し、設計上の一般的なベストプラクティスを習得することができます。これらの資料はセールス プロセスを支援します。

Cisco Validated Design(CVD) 』資料は、シスコ推奨アーキテクチャを導入する手順について詳しく説明しています。これらの資料はプリファード アーキテクチャの計画、設計、および実行を支援します。

『シスコ コラボレーション システム ソリューション リファレンス ネットワーク デザイン(SRND) 』ガイドは、シスコ コラボレーション ソリューションの設計オプションについて詳しく説明しています。設計上の要件がシスコ推奨アーキテクチャの適用範囲を超える場合では、SRND を参考にしてください。

このマニュアルについて

この『Webex ハイブリッドサービス推奨アーキテクチャ向けシスコ検証済みデザイン(CVD)ガイド』は、以下を対象としています。

  • コラボレーション ソリューションの販売、設計、導入に携わるセールス チーム
  • Webex ハイブリッド サービスを導入するための設計上のベストプラクティスと適切な手順について詳しい情報を必要としている顧客とセールス チーム

このガイドは、読者の皆様がシスコの音声、ビデオ、コラボレーション製品に関する一般的な知識があり、それらの製品の導入方法の基本を理解していることを前提としています。この CVD 文書を読む前に、 『Webex ハイブリッドサービス推奨アーキテクチャ:設計の概要』 を確認することを推奨します。

この CVD に掲載されている設計上の決定事項は、 『シスコ コラボレーション SRND』 の最新版に記載されたフレームワークに沿ったものです。SRND には設計上および導入上のさまざまなオプションが提示されていますが、本資料では、推奨アーキテクチャ設計の基本想定に基づいて 1 つの推奨導入が選択されています。想定が異なると、設計上の決定も異なる可能性があり、その場合は SRND に照らして確認する必要があります。独自のニーズと高度なカスタマイズ機能を備えた大規模な導入環境では、シスコ アカウントマネージャと連絡を取り、この CVD および SRND の適用範囲を超えるガイドラインを得ることをお勧めします。

このガイドでは、設計と販売のプロセスをシンプルにするために次の内容について取り上げます。

この CVD ガイドは次に示す個別のモジュールで編成され、これらが総合的にハイブリッド サービス ソリューションを構成します。

  • Webex Hybrid Directory サービス:オンプレミスの LDAP ディレクトリと顧客の Webex 組織内の共通 ID サービスとの間のディレクトリ サービスを統合することで、ユーザのオンボーディングを簡素化します。この章では、Webex ハイブリッド サービス ソリューション内に Webex ハイブリッド ディレクトリ サービスを導入する方法の概要を説明します。
  • Webex Hybrid Calendar サービス :エンタープライズ カレンダー サービスを Webex Hybrid Calendar サービスと同期させることで、エンド ユーザが会議への招待、コンテンツ、参加者とのコミュニケーションを管理するためのエクスペリエンスが向上します。この章では、Webex ハイブリッド サービス ソリューション内に Webex Hybrid Calendar サービスを導入する方法の概要を説明します。
  • Webex ハイブリッドコールサービス:Cisco Unified Communications Manager コール サービスを Webex と統合します。この章では、Webex ハイブリッド サービス ソリューション内に Webex ハイブリッドコールサービスを導入する方法の概要を説明します。
  • Cisco Webex Hybrid サービスのサイジング — この章では、Webex ハイブリッドサービス推奨アーキテクチャのコンポーネントを、導入環境の要件に合わせてサイジングするための簡単な例を示します。

マニュアルの変更履歴

この CVD ガイドは、予告なしに更新されることがあります。このマニュアルの最新バージョンは、次の URL から入手できます。

https://www.cisco.com/go/pa

この Web サイトを定期的に参照し、お手元のマニュアルの改訂日を Web サイトにあるマニュアルの改訂日と比較して、内容が更新されていないかどうかを確認してください。

C:表 1 は、このマニュアルの改訂履歴を示しています。

 

C:表 1 この CVD ガイドの改訂履歴

改訂日
説明

2021 年 10 月 22 日

アーキテクチャが更新され、Webex Device Connector 付きの Webex Edge for Devices に対応しました。Webex Teams は、新しい図像を備えた Webex アプリケーションになりました。最後に、「ビデオメッシュ」および「帯域幅管理」の章が削除され、『推奨アーキテクチャ設計ガイド』のランディングページからリンクされた『スタンドアロンの代替設計ガイド』に置き換えられました。の『代替設計ガイド』を参照してください。

https://www.cisco.com/go/pa.

2019 年 11 月 21 日

アーキテクチャが更新され、コール サービス コネクタが削除されて Webex Device Connector に置き換えられ、オンプレミスのコール処理サービスと Webex Devices として登録されたルーム システムとの統合が可能になりました。

2019 年 5 月 31 日

アーキテクチャが更新され、コールサービス認識が削除されました。その他、各章で変更や修正を行いました。

2019 年 2 月 11 日

複数のセクションで軽微なエラーを修正しました。

2018 年 6 月 1 日

このマニュアルは、Cisco Webex Hybrid サービスの新しいリリースの情報で更新されました。

2017 年 12 月 21 日

このマニュアルの初版

マニュアルの入手方法およびサービスリクエストの送信

マニュアルの入手方法、シスコバグ検索ツール(BST)の使用、サービスリクエストの提出、追加情報の収集に関しては、 https://www.cisco.com/c/en/us/td/docs/general/whatsnew/whatsnew.html で記載されている 「シスコ製品書類の最新情報」 を参照してください。

「シスコ製品書類の最新情報」 には、シスコの新規および改訂版の技術マニュアルがすべて表示されます。この RSS フィードを登録するか、リーダーアプリケーションを使用してコンテンツを直接デスクトップに配信することもできます。RSS フィードは無料のサービスです。

表記法

このマニュアルでは、次の表記法を使用しています。

表記法
説明

太字

コマンド、キーワード、およびユーザが入力するテキストは 太字 で記載されます。

イタリック体

文書のタイトル、新規用語、強調する用語、およびユーザーが値を指定する関数は、 イタリック体 で示しています。

[ ]

角カッコの中の要素は、省略可能です。

{x | y | z }

必ずいずれか 1 つを選択しなければならない必須キーワードは、波カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

[ x | y | z ]

いずれか 1 つを選択できる省略可能なキーワードは、角カッコで囲み、縦棒で区切って示しています。

string

引用符を付けない一組の文字。string の前後には引用符を使用しません。引用符を使用すると、その引用符も含めて string とみなされます。

courier フォント

システムが表示する端末セッションおよび情報は、 courier フォントで示しています。

< >

パスワードのように出力されない文字は、山カッコで囲んで示しています。

[ ]

システム プロンプトに対するデフォルトの応答は、角カッコで囲んで示しています。

!、#

コードの先頭に感嘆符(!)またはポンド記号(#)がある場合には、コメント行であることを示します。

note.gif

blank.gif) 「注釈」です。役立つ情報や、このマニュアル以外の参考資料を紹介しています。


tip.gif

ヒントblank.gif問題解決に役立つ情報」です。ヒントには、トラブルシューティングや操作方法ではなく、ワンポイント アドバイスと同様に知っておくと役立つ情報が記述される場合もあります。


caut.gif

注意 blank.gif要注意」の意味です。機器の損傷またはデータ損失を予防するための注意事項が記述されています。

timesave.gif

ワンポイント アドバイス時間の節約に役立つ操作」です。記述されている操作を実行すると時間を節約できます。


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警告blank.gif 安全上の重要事項

「危険」の意味です。人身事故を予防するための注意事項が記述されています。装置の取り扱い作業を行うときは、電気回路の危険性に注意し、一般的な事故防止策に留意してください。各警告の最後に記載されているステートメント番号を基に、このデバイスに付属する翻訳版安全警告を参照してください。

これらの注意事項を保存しておいてください


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警告blank.gif このシンボルを使ったステートメントは、追加情報および規制要件または顧客要件に準拠するためのものです。