この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
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VSAN の主要スイッチ上で機能するドメイン マネージャは、当該ファブリックを連結しているスイッチにドメイン ID を割り当てる働きをします。 スイッチは、新規のファブリックをブートするか連結することにより、特定のドメイン ID の要求も任意のドメイン ID の取得もできるようになります。
ローカル スイッチは、VSAN の主要スイッチからドメイン ID を取得したあと LOGI(Fabric Login)というプロセスを使って、ファブリックにログインする各エンド デバイスにファイバ チャネル ID(FC ID)を割り当てます。
警告 HP-UX と AIX の各オペレーティングシステムでは、ストレージへの経路を示すデバイス パスに FC ID が利用されます。 スイッチから同じデバイスに同じ FC ID が必ず割り当てられるようにするためには、永続 FC ID とスタティック ドメイン ID とを当該 VSAN に設定する必要があります。
特に設定しなければ、同じデバイスには同じ FC ID がスイッチにより割り当てられます。 ただしそのスイッチをリブートすると、pwwn/FC ID マッピングを行っている現在のデータベースは動作を継続できなくなります。 永続 FC ID を有効にすれば、リブートをかけてもこのデータベースは動作が継続します。
以下の手順では、既存の VSAN(3000)のスイッチ アドレスは xx.xx.xx.xx であり、そのドメイン ID は 239 です。 この手順を実行すると、VSAN にスタティック Domain_ID が設定され、それと同じ VSAN で永続 FC_ID が有効化されます。
ステップ 1 show domain-list コマンドを使って、VSAN 3000 の現在の domain_ID を表示します。
ステップ 2 domain static コマンドを使ってスタティック domain_ID を設定します。
ステップ 3 「fcid persistent」と指定して FC_ID を有効にします。
(注) VSAN 200 のドメイン ID と現在実行中のドメイン ID(この例では 22)とが異なる場合は、VSAN を再起動しない限り、Domain_ID と永続 FC_ID に加えた変更内容は反映されません。 新規の FCID を取得するためには、エンド デバイスからファブリックにログインし直す必要があります(つまり FLOGI を実行し直す必要があります)。そのため、デバイスの Domain_ID を変更すると、FC_ID も変更することになり、混乱のもとになります。