この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Firepower 2100 セキュリティ アプライアンスのメンテナンスとアップグレードの手順について説明します。ここで説明する内容は次のとおりです。
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
Firepower 2130 と 2140 のネットワーク モジュールを取り外し、交換することができます。ハードウェア レベルでは、システムの稼働中にネットワーク モジュールを取り外して交換できますが、現時点では、ソフトウェアはホット スワップに対応していません。ネットワーク モジュールの取り外しおよび交換を行うにはシャーシの電源を切る必要があります。Firepower ネットワーク モジュールの詳細については、ネットワーク モジュールを参照してください。
ステップ 1 | 設定を保存します。 |
ステップ 2 | 電源スイッチをオフの位置に動かしてセキュリティ アプライアンスの電源を切ります。電源スイッチの詳細については、背面パネルを参照してください。 |
ステップ 3 | ネットワーク モジュールを取り外すには、ネットワーク モジュールの左下の非脱落型ネジをゆるめ、ネジに接続されているハンドルを引き出します。これによりネットワーク モジュールがスロットから機械的に排出されます。
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ステップ 4 | ネットワーク モジュールを交換するには、シャーシの右側のネットワーク モジュール スロットの前でネットワーク モジュールを保持し、ネットワーク モジュールのハンドルを引き出します。 |
ステップ 5 | スロット内にネットワーク モジュールをスライドさせて、ハンドルがネットワーク モジュールの前面と同一平面になる位置までしっかり押し込みます。 |
ステップ 6 | ネットワーク モジュールの左下にある非脱落型ネジを締めます。 |
ステップ 7 | 新しいネットワーク モジュールが認識されるように、シャーシの電源をオンにします。 |
『FXOS Configuration Guide』の手順に従って、ネットワーク モジュールに接続し、モジュールがセキュリティ アプライアンスによって正しく検出されたことを確認します。
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
ハードウェア レベルでは、システムの稼働中に SSD を取り外して交換できますが、現時点では、ソフトウェアはホット スワップに対応していません。SSD の取り外しおよび交換を行うにはシャーシの電源を切る必要があります。
(注) | 100 GB SSD は、2110 および 2120 モデルに制限されます。200 GB SSD は、2130 および 2140 モデルに制限されます。混在させないでください。 |
スロット 2 にマルウェア ストレージ パック(MSP)を取り付けることができます。MSP は、今後の分析に使用するために脅威の検出データを保存します。MSP は、Advanced Malware Protection(AMP)ソフトウェア機能をサポートします。MSP は、ストレージとして、またマルウェア アプリケーション リポジトリとしても使用されます。RAID はサポートされていません。
注意 | 2 つの SSD を切替えないでください。スロット 2 に MSP を取り付ける必要があります。これを取り外してスロット 1 に取り付けると、保存されているすべてのキャプチャ データは失われます。 |
ステップ 1 | 設定を保存します。 | ||
ステップ 2 | 電源スイッチをオフの位置に動かしてシャーシの電源を切ります。電源スイッチの詳細については、背面パネルを参照してください。 | ||
ステップ 3 | スロット 1 の SSD を取り外すには、シャーシの前面に向かって、SSD の 2 つの非脱落型ネジをゆるめ、シャーシから無理な力を加えずに引き出します。
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ステップ 4 | スロット 1 の SSD を交換するには、電源スイッチがオフの位置になっていることを確認してから、スロット 1 の前で SSD を保持し、無理な力を加えずに固定されるまで押し込みます。 | ||
ステップ 5 | MSP SSD を取り付けるには、電源スイッチがオフの位置になっていることを確認してから、前面プレートの両側の非脱落型ネジをゆるめて、スロット 2 のブランクの前面プレートを取り外します。 | ||
ステップ 6 | スロット 2 の前に MSP SSD を保持し、無理な力を加えずに固定されるまで押し込みます。
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ステップ 7 | SSD の両側にある非脱落型ネジを締めます。 | ||
ステップ 8 | SSD が動作していることを SSD LED で確認します。SSD LED については、前面パネル LED を参照してください。 |
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1002:DC 電源 より線が必要な場合は、認定された導線端子(閉回路、くわ型など)および上向きのラグを使用してください。これらの端子は導線に適したサイズのものを使用し、絶縁体と導体の両方に圧着する必要があります。 |
警告 | ステートメント 1003:DC 電源の切断 次の手順を実行する前に、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。 |
警告 | ステートメント 1015:バッテリの取り扱い バッテリが適正に交換されなかった場合、爆発の危険があります。交換用バッテリは元のバッテリと同じものか、製造元が推奨する同等のタイプのものを使用してください。使用済みのバッテリは、製造元の指示に従って廃棄してください。 |
警告 | ステートメント 1022:デバイスの切断 容易にアクセス可能な二極切断装置を固定配線に組み込む必要があります。 |
警告 | ステートメント 1025:銅の導体のみを使用 必ず銅の導体を使用してください。 |
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1046:装置の設置または交換 装置を設置または交換する際は、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
電源モジュールは、ホットスワップ可能です。システムの稼働中に、電源モジュールを取り外して交換することができます。
ステップ 1 | 電源モジュールを取り外す前に電源ケーブルを抜きます。先にケーブルを外さないと、電源モジュールのラッチは外れません。 |
ステップ 2 | 電源モジュールを取り外すには、シャーシの背面に向かってハンドルを握ります。 |
ステップ 3 | 電源の中央にあるラッチを押して、電源を外します。 |
ステップ 4 | シャーシから引き出すときは、もう一方の手を電源モジュールの底面に添えて支えてください。
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ステップ 5 | 電源モジュールを交換するには、電源モジュールを両手で持ち、電源モジュール ベイに差し込みます。 |
ステップ 6 | ラッチがかみ合う音がして固定されるまで、電源モジュールをゆっくりと押します。 |
ステップ 7 | 電源ケーブルを接続します。 |
ステップ 8 | 電源の LED をチェックして電源が動作中であることを確認します。参照先 電源モジュール |
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
Cisco 2130 および 2140 では、入力コネクタとプラグは、フィールド配線対応 UL 486 で認識された UL である必要があります。接続の極性は左から右に負(-)、正(+)、アースです。
電源装置の取り付けおよび取り外し時にはハンドルを使用します。モジュールの長さのため、モジュールは片手で支える必要があります。
1 |
ハンドル |
2 |
FAIL LED および OK LED |
3 |
DC 電源コネクタ |
4 |
イジェクタ ラッチ |
DC 入力電源モジュールの導線のカラー コーディングは、設置場所の DC 電源のカラー コーディングによって異なります。DC 入力電源モジュール用に選択した導線のカラー コーディングが、DC 電源で使用される導線のカラー コーディングに一致していること、および電源が電源モジュールのマイナス(-)端子とプラス(+)端子に接続されていることを確認してください。
DC 電源装置の取り付けを開始する前に、シャーシ アースがシャーシに接続されていることを確認します。手順については、シャーシの接地を参照してください。
ステップ 1 | 取り付ける電源モジュールの DC 回路への電源がオフになっていることを確認します。 | ||||||
ステップ 2 | 電源モジュールを片手で支えながら、電源モジュールを電源装置ベイに挿入し、静かに押し込みます。ハンドルの位置については、上の図を参照してください。 | ||||||
ステップ 3 | DC 入力電源に接続されている 2 本の各導線の被覆を剥すために、ワイヤストリッパを使用します。約 0.39 インチ(10 mm)+ 0.02 インチ(0.5 mm)に導線の被覆を剥がします。14 AWG 絶縁線を使用することを推奨します。
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ステップ 4 | 露出した導線を端子ブロックに挿入します。プラスティック カバーの外側に導線が伸びていないことを確認します。端子ブロックから伸びる導線部分は、絶縁体で覆われている必要があります。 | ||||||
ステップ 5 | ドライバを使用して、端子ブロックの非脱落型ネジを締めます。
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ステップ 6 | 必要に応じて、残りの DC 入力電源の導線についてこの手順を繰り返します。 | ||||||
ステップ 7 | タイ ラップを使用してラックに導線を固定し、導線が端子ブロックから引っ張られないようにします。 | ||||||
ステップ 8 | 回線の DC 切断スイッチを ON に設定します。複数の電源装置が搭載されているシステムでは、各電源装置をそれぞれ別の DC 電源に接続してください。電源障害が発生した場合に、2 番目の電源がまだ使用可能な場合は、システム動作を維持できます。 | ||||||
ステップ 9 | シャーシの前面の電源 LED で、電源の動作状況を確認します。LED の値については、前面パネル LEDを参照してください。 |
電源モジュールを誤って取り外すことから保護し、システム パフォーマンスが中断することを防止するには、Firepower 2100 セキュリティ アプライアンスの出荷時に添付されているアクセサリ キットのラップとクランプを使用します。
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
2130 および 2140 の稼働中にファン トレイを取り外して交換することができます。エアーフローは前面から背面に流れます。すべてのファン モジュールは単一のファン トレイに統合されます。
注意 | ファン トレイを取り外すと、アプライアンスに空気が送られません。取り外した後 30 秒以内にファン トレイを交換して、アプライアンスの過熱を防止します。30 秒以上待つと、コンポーネントの損傷を防ぐために、アプライアンスの電源が自動的に切れることがあります。ファン トレイがないと、アプライアンスの電源が入らず、適切に起動しません。 |
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
ステップ 1 | 30 秒以内にファン トレイを再取り付けできるように、ファン トレイをすぐに挿入可能な状態でアプライアンスの近くに準備しておきます。 |
ステップ 2 | ファン トレイを取り外すには、シャーシの背面に向き、ファン トレイの 2 本の非脱落型ネジを緩めます。 |
ステップ 3 | ファン トレイをシャーシから引き抜きます。
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ステップ 4 | ファン トレイを交換するには、ファン スロットの前にファン トレイを保持します。 |
ステップ 5 | 完全に装着されるまでシャーシにファン トレイを押し込みます。 システムの電源がオンになったら、ファンの動作音を確認します。ただちに、ファンの動作音が聞こえます。動作音が聞こえない場合には、ファン トレイがシャーシ内に完全に装着され、前面プレートがシャーシの外面と揃っていることを確認してください。 |
ステップ 6 | ファン トレイの LED をチェックして、ファンが動作していることを確認します。ファンの LED については、前面パネル LED を参照してください。 |
2100 シリーズのすべてのモデルにオプションのケーブル管理ブラケットを取り付けることができます。オプションのケーブル管理ブラケット キットには、ケーブル管理ブラケット 2 個と 8-32 x 0.375 インチ ネジ 4 本が付属しています。2100 シリーズに関連付けられるオプション PID の一覧については、製品 ID 番号 を参照してください。
次の警告を記録しておいてください。
警告 | ステートメント 1030:機器の設置 この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。 |
警告 | ステートメント 1073:ユーザが保守可能な部品なし スイッチ内部にはユーザが保守できる部品はありません。筐体を開けないでください。 |
続けてラックへのシャーシの取り付けを行います。シャーシのラックマウントを参照してください。