システムのトラブルシューティング

以下のトピックは、Firepower システムで発生する可能性のある問題を診断する方法について説明します。

トラブルシューティングの最初の手順

  • 問題の修正を試みるために変更を加える前に、トラブルシューティング ファイルを生成して元の問題をキャプチャします。トラブルシューティング用のヘルス モニタ レポートおよびサブセクションを参照してください。

    サポートのために Cisco TAC に連絡する必要が生じた場合に、このトラブルシューティング ファイルが必要になることがあります。

  • メッセージ センターのエラー メッセージと警告メッセージを調べて、調査を開始します。システム メッセージを参照してください

  • お使いの製品の製品ドキュメント ページの「Troubleshoot and Alerts」という見出しの下にある、該当するテクニカル ノートとその他のトラブルシューティング リソースを探します。FMC 展開に関するトップレベルのドキュメントのリスト ページを参照してください。

システム メッセージ

Firepower システムで発生した問題を突き止める必要がある場合、調査の出発点となるのはメッセージ センターです。メッセージ センターでは、Firepower システムがシステムのアクティビティとステータスに関して継続的に生成するメッセージを表示できます。

メッセージ センターを開くには、メイン メニューの [展開(Deploy)] ボタンの右隣にある [システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックします。このアイコンは、システムのステータスによって以下のように表示されます。

  • :1 つ以上のエラーと任意の数の警告がシステム上に存在することを示します。

  • :1 つ以上の警告がシステム上に存在することを示します。エラーは発生していません。

  • :警告とエラーはいずれもシステム上に存在していないことを示します。

アイコンに数字が表示されている場合、その数字は現在のエラー メッセージまたは警告メッセージの数を示します。

メッセージ センターを閉じるには、Firepower システム Web インターフェイス内でメッセージ センターの外側をクリックします。

メッセージ センターに加え、Web インターフェイスには、ユーザのアクティビティおよび進行中のシステム アクティビティに応じて即時にポップアップ通知が表示されます。ポップアップ通知のなかには 5 秒経過すると自動的に非表示になるものや、非表示アイコン()をクリックして明示的に表示を消さなければならない「スティッキー」通知もあります。通知リストの最上部にある [表示を消す(Dismiss)] リンクをクリックすると、すべての通知をまとめて非表示にすることができます。


ヒント

スティッキー以外のポップアップ通知の上にマウスのカーソルを合わせると、その通知はスティッキーになります。


システムはユーザのライセンス、ドメイン、アクセス ロールに基づいて、どのメッセージをポップアップ通知やメッセージ センターに表示するか決定しまます。

メッセージ タイプ

Message Center では、システムのアクティビティとステータスをレポートするメッセージが 3 つのタブに編成されて表示されます。

展開(Deployments)

このタブには、システムの各アプライアンスの設定展開に関連する現在のステータスがドメイン別にグループ化されて表示されます。Firepower システムでは、次の展開ステータス値がこのタブでレポートされます。[履歴の表示(Show History)] をクリックして、展開ジョブに関する追加情報を取得できます。

  • [実行中(Running)]( の表示が回転中):設定は展開の処理中です。

  • [成功(Success)]():設定は正常に展開されました。

  • [警告(Warning)]():警告展開ステータスは、警告システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

  • [失敗(Failure)]():設定は展開に失敗しました。失効ポリシーを参照してください。失敗した展開は、エラー システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

ヘルス(Health)

このタブには、システムの各アプライアンスの現在のヘルス ステータス情報がドメイン別にグループ化されて表示されます。ヘルス ステータスは、ヘルス モニタリングについてに記載されているように、ヘルス モジュールによって生成されます。Firepower システムでは、次のヘルス ステータス値がこのタブでレポートされます。

  • [警告(Warning)]():アプライアンス上のヘルス モジュールが警告制限を超え、問題が解決されていないことを示します。[ヘルス モニタリング(Health Monitoring)] ページには、これらの状態が黄色い三角形のアイコン()で示されます。警告ステータスは、警告システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

  • [重大(Critical)]():アプライアンス上のヘルス モジュールが重大制限を超え、問題が解決されていないことを示します。[ヘルス モニタリング(Health Monitoring)] ページには、これらの状態が アイコンで示されます。重大ステータスは、エラー システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

  • [エラー(Error)]():アプライアンス上のヘルス モニタリング モジュールに障害が発生し、それ以降、正常に再実行されていないことを示します。[ヘルス モニタリング(Health Monitoring)] ページには、これらの状態が アイコンで示されます。エラー ステータスは、エラー システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

[ヘルス(Health)] タブのリンクをクリックして、[ヘルス モニタリング(Health Monitoring)] ページで関連の詳細情報を表示できます。現在のヘルス ステータス状態がない場合、[ヘルス(Health)] タブにメッセージは表示されません。

タスク

Firepower システムでは、完了するまで時間がかかる可能性がある特定のタスク(構成のバックアップやインストールの更新など)を実行できます。このタブには、これらの長時間実行タスクのステータスが表示され、自分が開始したタスクや、適切なアクセス権がある場合は、システムの他のユーザが開始したタスクが含まれることがあります。このタブには、各メッセージの最新の更新時間に基づいて時系列の逆順にメッセージが表示されます。一部のタスク ステータス メッセージには、問題となっているタスクについての詳細情報へのリンクが含まれています。Firepower システムでは、次のタスク ステータス値がこのタブでレポートされます。

  • [待機中(Waiting)]():別の進行中のタスクが完了するまで実行を待機しているタスクを示します。このメッセージ タイプでは、更新の経過表示バーが表示されます。

  • [実行中(Running)]( の表示が回転中):進行中のタスクを示します。このメッセージ タイプでは、更新の経過表示バーが表示されます。

  • [再試行中(Retrying)]():自動的に再試行しているタスクを示します。なお、すべてのタスクの再試行が許可されるわけではありません。このメッセージ タイプでは、更新の経過表示バーが表示されます。

  • [成功(Success)]():正常に完了したタスクを示します。

  • [失敗(Failure)]():正常に完了しなかったタスクを示します。失敗したタスクは、エラー システム ステータス アイコン()とともに表示されるメッセージ数に含まれます。

  • [停止(Stopped)] または [中断(Suspended)]():システム アップデートのために中断されたタスクを示します。停止したタスクを再開することはできません。通常の動作が復元されたら、もう一度タスクを開始してください。

  • [スキップ(Skipped)]:進行中のプロセスによって、タスクの開始が妨げられました。タスクの開始をもう一度試行してください。

新しいタスクが開始されると、新しいメッセージがこのタブに表示されます。タスクが完了すると(成功、失敗、または停止のステータス)、タスクを削除するまで、このタブには最終ステータスを示すメッセージが引き続き表示されます。[タスク(Tasks)] タブおよびメッセージ データベースがいっぱいにならないように、メッセージを削除することをお勧めします。

メッセージ管理

メッセージ センターから、以下を実行できます。

  • ポップアップ通知の動作を設定します(これらを表示するかどうかを選択します)。

  • システム データベースの追加のタスクのステータス メッセージを表示します(削除されていないもので利用可能なものがある場合)。

  • 個々のタスクのステータス メッセージを削除します。(これは、削除されたメッセージを確認できるすべてのユーザに影響します)。

  • タスクのステータス メッセージを一括で削除します。(これは、削除されたメッセージを確認できるすべてのユーザに影響します)。


ヒント

シスコは、表示に加えてデータベースの不要なデータを削除するために、累積されたタスクのステータス メッセージを [タスク(Task)] タブから定期的に削除することを推奨します。データベースのメッセージ数が 100,000 に到達すると、削除したタスクのステータス メッセージが自動的に削除されます。


基本的なシステム情報の表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

該当なし

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

[バージョン情報(About)] ページには、Firepower システムのさまざまなコンポーネントのモデル、シリアル番号、バージョン情報など、アプライアンスに関する情報が示されます。また、シスコの著作権情報も示されます。

手順


ステップ 1

ページ上部のツールバーから [ヘルプ(Help)] をクリックします。

ステップ 2

[バージョン情報(About)] を選択します。


アプライアンス情報の表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

FMC

7000 & 8000 シリーズ

グローバルだけ

Admin

手順


[System] > [Configuration]を選択します。


システム メッセージの管理

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

[展開(Deployment)]:管理者/[設定をデバイスに展開する(Deploy Configuration to Devices)] 権限を持つカスタム ユーザ ロール

[ヘルス(Health)]:管理者/[ヘルス(Health)] 権限を持つカスタム ユーザ ロール

他人によって開始されたタスク:管理者/[他のユーザのタスクを確認する(View Other Users' Tasks)] 権限があるカスタム ユーザ ロール

自分が開始したタスク:任意

手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

次の選択肢があります。

  • [展開(Deployments)] タブをクリックして、設定の展開に関連するメッセージを表示します。展開メッセージの表示を参照してください。
  • [ヘルス(Health)] タブをクリックして、Firepower Management Center とそれに登録したデバイスの状況に関連するメッセージを表示します。ヘルス メッセージの表示を参照してください。
  • [タスク(Tasks)] タブをクリックして、長時間実行タスクに関連するメッセージを表示または管理します。タスク メッセージの表示またはタスク メッセージの管理を参照してください。
  • Message Center の右上隅にある歯車アイコン()をクリックして、ポップアップ通知の動作を設定します。通知動作の設定を参照してください。

展開メッセージの表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

[設定をデバイスに展開する(Deploy Configuration to Devices)] 権限を持つ管理者/ユーザ ロール

手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

[展開(Deployments)] タブをクリックします。

ステップ 3

次の選択肢があります。

  • 現在のすべての展開ステータスを表示するには、[合計(total)] をクリックします。
  • 任意の展開ステータスに関するメッセージのみを表示するには、そのステータスの値をクリックします。
  • 展開の経過時間、開始時刻および停止時刻を表示するには、メッセージの時間経過インジケータ(たとえば、[1分5秒(1m 5s)])の上にカーソルを置きます。
ステップ 4

展開ジョブの詳細情報を表示するには、[履歴を表示(Show History)] をクリックします。

[展開の履歴(Deployment History)] テーブルには、左側の列に展開ジョブが新しい順にリストされています。

  1. 展開ジョブを選択します。

    右側の列のテーブルには、ジョブに含まれていた各デバイスと、デバイスごとの展開ステータスが表示されます。

  2. デバイスからの応答、および展開中にデバイスに送信されたコマンドを表示するには、デバイスの [トランスクリプト(Transcript)] カラムにあるダウンロード アイコンをクリックします。

    トランスクリプトには、次のセクションが含まれています。

    • [Snort を適用(Snort Apply)]:Snort 関連ポリシーから障害または応答が発生すると、メッセージがこのセクションに表示されます。通常、このセクションは空です。

    • [CLI を適用(CLI Apply)]:このセクションは、Lina プロセスに送信されたコマンドを使用して設定される機能を対象にしています。

    • [インフラストラクチャ メッセージ(Infrastructure Messages)]:このセクションには、さまざまな導入モジュールのステータスが表示されます。

    [CLI を適用(CLI Apply)] セクションでは、展開トランスクリプトには、デバイスに送信されたコマンド、およびデバイスから返された応答が含まれます。これらの応答は、通知メッセージやエラー メッセージの場合があります。失敗した展開では、コマンドを含むエラーを示すメッセージを探します。これらのエラーを調べることは、FlexConfig ポリシーを使用してカスタマイズされた機能を設定している場合に特に有用になる場合があります。これらのエラーは、コマンドを設定しようとしている FlexConfig オブジェクトのスクリプトを修正するのに役立つ場合があります。

    (注)   

    管理対象機能に送信されるコマンドと、FlexConfig ポリシーから生成されるコマンドとの間のトランスクリプトには違いはありません。

    たとえば、次のシーケンスは、論理名が outside の GigabitEthernet0/0 を設定するコマンドを Firepower Management Center(FMC)が送信したことを示しています。デバイスは、自動的にセキュリティ レベルを 0 に設定したことを応答しました。FTD がセキュリティ レベルを使用することはありません。

    
    ========= CLI APPLY =========
    
    FMC >> interface GigabitEthernet0/0
    FMC >>  nameif outside
    FTDv 192.168.0.152 >> [info] : INFO: Security level for "outside" set to 0 by default.
    
    

ヘルス メッセージの表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

[ヘルス(Health)] の権限を持つ管理者/ユーザ ロール

手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

[ヘルス(Health)] タブをクリックします。

ステップ 3

次の選択肢があります。

  • 現在のすべてのヘルス ステータスを表示するには、[合計(total)] をクリックします。
  • 任意のステータスに関するメッセージのみを表示するには、そのステータスの値をクリックします。
  • メッセージが最も最近更新された時刻を表示するには、そのメッセージの相対時間インジケータ(たとえば [3 日前(3 day(s) ago)])の上にカーソルを置きます。
  • 特定のメッセージの詳細なヘルス ステータス情報を表示するには、メッセージをクリックします。
  • [ヘルス モニタリング(Health Monitoring)] ページの完全なヘルス ステータスを表示するには、タブの下部にある [ヘルス モニタ(Health Monitor)] をクリックします。

タスク メッセージの表示

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

他人によって開始されたタスク:管理者/[他のユーザのタスクを確認する(View Other Users' Tasks)] 権限があるカスタム ユーザ ロール

自分が開始したタスク:任意

手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

[タスク(Tasks)] タブをクリックします。

ステップ 3

次の選択肢があります。

  • 現在のすべてのタスクのステータスを表示するには、[合計(total)] をクリックします。
  • 任意のステータスのタスクに関するメッセージのみを表示するには、そのステータスの値をクリックします。
    (注)   

    停止したタスクのメッセージは、タスクのステータス メッセージの合計リストにのみ表示されます。停止したタスクではフィルタリングできません。

  • メッセージが最も最近更新された時刻を表示するには、そのメッセージの相対時間インジケータ(たとえば [3 日前(3 day(s) ago)])の上にカーソルを置きます。
  • タスクに関する詳細を表示するには、メッセージ内のリンクをクリックします。
  • さらにタスクのステータス メッセージが表示可能な場合は、メッセージ リストの下部にある [さらにメッセージを取得する(Fetch more messages)] をクリックして取得します。

タスク メッセージの管理

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

他人によって開始されたタスク:管理者/[他のユーザのタスクを確認する(View Other Users' Tasks)] 権限があるカスタム ユーザ ロール

自分が開始したタスク:任意

手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

[タスク(Tasks)] タブをクリックします。

ステップ 3

次の選択肢があります。

  • さらにタスクのステータス メッセージが表示可能な場合は、メッセージ リストの下部にある [さらにメッセージを取得する(Fetch more messages)] をクリックして取得します。
  • 完了したタスク(ステータスが停止、成功、または失敗のタスク)に関する 1 つのメッセージを削除するには、メッセージの横にある削除アイコン()をクリックします。
  • すべての完了しているタスク(ステータスが停止、成功、または失敗のタスク)に関するメッセージをすべて削除するには、[総数(total)] でメッセージをフィルタリングして、[すべての完了タスクの削除(Remove all completed tasks)] をクリックします。
  • すべての正常に完了したタスクに関するメッセージをすべて削除するには、[成功(success)] でメッセージをフィルタリングして、[すべての成功タスクの削除(Remove all successful tasks)] をクリックします。
  • すべての失敗したタスクに関するメッセージをすべて削除するには、[失敗(failure)] でメッセージをフィルタリングして、[すべての失敗タスクの削除(Remove all failed tasks)] をクリックします。

通知動作の設定

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)


(注)  

この設定は、すべてのポップアップ通知に影響を及ぼし、ログイン セッション間で保持されます。


手順


ステップ 1

[システム ステータス(System Status)] アイコンをクリックして、メッセージ センターを表示します。

ステップ 2

メッセージ センターの右上にある歯車アイコン()をクリックします。

ステップ 3

ポップアップ通知の表示を有効または無効にするには、[通知を表示(Show notifications)] スライダをクリックします。

ステップ 4

スライダを非表示にするには、歯車アイコン()を再度クリックします。

ステップ 5

[システム ステータス(System Status)] アイコンを再度クリックして、メッセージ センターを閉じます。


トラブルシューティング用のヘルス モニタ レポート

アプライアンスで問題が発生したときに、問題の診断に役立つように、サポートからトラブルシューティング ファイルを提供するように依頼されることがあります。システムは、特定の機能分野を対象とした情報を含むトラブルシューティング ファイルと、高度なトラブルシューティング ファイル(このファイルはサポートと連携して取得します)を生成することができます。次の表に示すオプションのいずれかを選択して、特定の機能のトラブルシューティング ファイルの内容をカスタマイズできます。

一部のオプションは報告対象のデータの点で重複していますが、トラブルシューティング ファイルには、オプションの選択に関係なく冗長コピーは含まれません。

表 1. 選択可能なトラブルシュート オプション

オプション

報告内容

Snort のパフォーマンスと設定(Snort Performance and Configuration)

アプライアンス上の Snort に関連するデータと構成設定

ハードウェア パフォーマンスとログ(Hardware Performance and Logs)

アプライアンス ハードウェアのパフォーマンスに関連するデータとログ

システムの設定、ポリシー、ログ(System Configuration, Policy, and Logs)

アプライアンスの現在のシステム設定に関連する構成設定、データ、およびログ

検知機能の構成、ポリシー、ログ(Detection Configuration, Policy, and Logs)

アプライアンス上の検知機能に関連する構成設定、データ、およびログ

インターフェイスとネットワーク関連データ(Interface and Network Related Data)

アプライアンスのインライン セットとネットワーク設定に関連する構成設定、データ、およびログ

検知、認識、VDB データ、およびログ(Discovery, Awareness, VDB Data, and Logs)

アプライアンス上の現在の検出設定と認識設定に関連する構成設定、データ、およびログ

データおよびログのアップグレード(Upgrade Data and Logs)

アプライアンスの以前のアップグレードに関連するデータおよびログ

All Database Data

トラブルシュート レポートに含まれるすべてのデータベース関連データ

All Log Data

アプライアンス データベースによって収集されたすべてのログ

ネットワーク マップ情報

現在のネットワーク トポロジ データ

特定のシステム機能のトラブルシューティング ファイルの作成

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

Admin/Maint/Any Security Analyst

カスタマイズしたトラブルシューティング ファイルを生成およびダウンロードして、そのファイルをサポートに送信できます。

マルチドメイン展開では、子孫ドメイン内のデバイスに対するトラブルシューティング ファイルの生成およびダウンロードが可能です。


注意    

低メモリ デバイス用のトラブルシューティング ファイルを生成すると、自動アプリケーション バイパス(AAB)が有効になっている場合は AAB をトリガーすることができます。少なくとも、AAB をトリガーするとSnort プロセスを再開すると、一時的にトラフィック検査が中断されます。この中断中にトラフィックがドロップされるか、それ以上インスペクションが行われずに受け渡されるかは、ターゲット デバイスがトラフィックを処理する方法に応じて異なります。詳細はSnort® の再起動によるトラフィックの動作を参照してください。。そのような場合、AAB のトリガーによって、デバイスが一時的に動作不能な状態になることがあります。動作不能な状態が続く場合は Cisco Technical Assistance Center(TAC) に連絡してください。展開に適したソリューションをご提案します。影響を受けやすいデバイスは、Firepower 7010、7020、および 7030、ASA5508-X、5516-X、5515-X、および 5525-X、NGIPSv などです。


手順


ステップ 1

アプライアンス ヘルス モニタの表示の手順を実行します。

ステップ 2

[トラブルシューティング ファイルの生成(Generate Troubleshooting Files)] をクリックします。

ステップ 3

[全データ(All Data)] を選択して生成可能なすべてのトラブルシューティング データを生成することも、個別のボックスをオンにすることもできます。詳細については、タスク メッセージの表示を参照してください。

ステップ 4

[OK] をクリックします。

ステップ 5

Message Center でタスクのメッセージを表示します。タスク メッセージの表示を参照してください。

ステップ 6

生成されたトラブルシューティング ファイルに対応するタスクを探します。

ステップ 7

アプライアンスがトラブルシューティング ファイルを生成して、タスク ステータスが [完了(Completed)] に変わったら、[クリックして生成されたファイルを取得(Click to retrieve generated files)] をクリックします。

ステップ 8

ブラウザのプロンプトに従ってファイルをダウンロードします。(トラブルシューティング ファイルは、1 つの .tar.gz ファイルでダウンロードされます)。

ステップ 9

サポートの指示に従って、トラブルシューティング ファイルを Cisco に送信してください。


高度なトラブルシューティング ファイルのダウンロード

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

任意(Any)

Admin/Maint/Any Security Analyst

マルチドメイン展開では、子孫ドメイン内のデバイスに対するトラブルシューティング ファイルの生成およびダウンロードが可能です。グローバル ドメインの場合のみ、Firepower Management Center からファイルをダウンロードできます。

手順


ステップ 1

アプライアンスのヘルス モニタを表示します(アプライアンス ヘルス モニタの表示を参照)。

ステップ 2

[高度なトラブルシューティング(Advanced Troubleshooting)] をクリックします。

ステップ 3

[ファイルのダウンロード(File Download)] タブで、サポートから提供されたファイル名を入力します。

ステップ 4

[ダウンロード(Download)] をクリックします。

ステップ 5

ブラウザのプロンプトに従ってファイルをダウンロードします。

(注)   

管理対象デバイスでは、システムはファイル名の前にデバイス名を付加してファイル名を変更します。

ステップ 6

サポートの指示に従って、トラブルシューティング ファイルを Cisco に送信してください。


一般的なトラブルシューティング

システムでのディスグレイフル以外のシャットダウンまたは再起動は、内部電源障害(ハードウェア障害、電源サージなど)や外部電源の障害(コードが外れている)によって発生します。これらによって最終的にデータが破損することがあります。

Firepower Threat Defense デバイスの高度なトラブルシューティング

Firepower Threat Defense デバイスでは、パケット トレーサ機能とパケット キャプチャ機能を使って詳細なトラブルシューティング分析が可能です。パケット トレーサを使うと、ファイアウォール管理者はセキュリティ アプライアンスに仮想パケットを注入し、入力から出力までのフローを追跡できます。このとき、パケットはフローおよびルーティング ルックアップ、ACL、プロトコル インスペクション、NAT、侵入検知に照らして評価されます。このユーティリティの有用性は、プロトコルおよびポート情報を含め、送信元と宛先アドレスを指定することで、実際のトラフィックをシミュレートできるところにあります。パケット キャプチャにはトレース オプションがあり、このオプションを使用すれば、パケットがドロップされたか成功したかの判断を知ることができます。

トラブルシューティング ファイルの詳細については、次を参照してください。 高度なトラブルシューティング ファイルのダウンロード

Web インターフェイスからの FTD CLI の使用

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

任意(Any)

FTD

任意(Any)

Admin/Maint/Any Security Analyst

Firepower Management Center Web インターフェイスから、選択した FTD コマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドを実行できます。これらのコマンドは、pingtracerouteshowshow サブコマンドの historybanner を除く)です。

マルチドメイン環境では、子孫ドメインの管理対象デバイスの Firepower Management Center Web インターフェイスを使用して、FTD CLI コマンドを入力できます。


(注)  

Firepower Management Center ハイ アベイラビリティを使用した展開では、この機能はアクティブ Firepower Management Center でのみ使用できます。


FTD CLI の詳細については、Firepower Threat Defense のコマンド リファレンス [英語] を参照してください。

手順


ステップ 1

アプライアンスのヘルス モニタを表示します(アプライアンス ヘルス モニタの表示を参照)。

ステップ 2

[高度なトラブルシューティング(Advanced Troubleshooting)] をクリックします。

ステップ 3

[脅威防御 CLI(Threat Defense CLI)] タブをクリックします。

ステップ 4

[コマンド(Command)] ドロップダウン リストで、コマンドを選択します。

ステップ 5

オプションで、[パラメータ(Parameters)] テキスト ボックスにコマンド パラメータを入力します。

ステップ 6

[実行(Execute)] をクリックして、コマンド出力を表示します。


パケット トレーサの概要

パケット トレーサを使用して、送信元と宛先のアドレスおよびプロトコルの特性に基づいてパケットをモデル化することによってポリシー設定をテストできます。トレースでは、ポリシー ルックアップを実行してアクセス ルール、NAT、ルーティング、アクセス ポリシー、レート制限ポリシーをテストし、パケットを許可するか拒否するかを確認します。パケット フローは、インターフェイス、送信元アドレス、宛先アドレス、ポート、プロトコルに基づいてシミュレートされます。このようにパケットをテストすることによって、ポリシーの結果を確認し、必要に応じて、許可または拒否するトラフィックのタイプが処理されるかどうかをテストできます。設定の確認に加えて、トレーサを使用して許可すべきパケットが拒否されるなどの予期せぬ動作をデバッグできます。パケットを完全にシミュレートするために、パケット トレーサはデータ パス(低速パス モジュールと高速パス モジュール)をトレースします。処理は、セッション単位またはパケット単位に基づいてトランザクションとして行われます。次世代ファイアウォール(NGFW)がセッション単位またはパケット単位でパケットを処理する際は、パケットのトレースとトレースによるキャプチャにより、パケット単位でトレース データがログに記録されます。

パケット トレーサの使用

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

適用対象外

Firepower Threat Defense

任意(Any)

Admin/Maint

手順

ステップ 1

Firepower Management Center で、[Devices] > [Device Management] を選択します。

ステップ 2

デバイスを選択します。

ステップ 3

トラブルシューティング アイコンをクリックします。

[ヘルス モニタ(Health Monitor)] ページが表示されます。
ステップ 4

[高度なトラブルシューティング(Advanced Troubleshooting)] をクリックします。

ステップ 5

[パケット トレーサ(Packet Tracer)] タブをクリックします。

ステップ 6

トレースの [パケット タイプ(Packet type)] を選択し、以下のプロトコル特性を指定します。

  • [ICMP]:ICMP タイプ、ICMP コード(0 ~ 255)、およびオプションで ICMP 識別子を入力します。

  • [TCP/UDP/SCTP]:送信元および宛先のポート番号を入力します。

  • [IP]:プロトコル番号(0 ~ 255)を入力します。

ステップ 7

パケット トレースの入力 [インターフェイス(Interface)] を選択します。

ステップ 8

パケット トレースの [送信元(Source)] タイプを選択し、送信元 IP アドレスを入力します。

送信元と宛先のタイプとして、IPv4、IPv6、完全修飾ドメイン名(FQDN)を選択できます。Cisco TrustSec を使用する場合、IPv4 または IPv6 アドレスと FQDN を指定できます。

ステップ 9

パケット トレースの [送信元ポート(Source Port)] を選択します。

ステップ 10

パケット トレースの [宛先(Destination)] タイプを選択し、宛先 IP アドレスを入力します。

ステップ 11

パケット トレースの [宛先ポート(Destination Port)] を選択します。

ステップ 12

オプションで、セキュリティ グループ タグ(SGT)値がレイヤ 2 CMD ヘッダー(TrustSec)に組み込まれているパケットをトレースする場合、有効な [SGT 番号(SGT number)] を入力します。

ステップ 13

パケット トレーサで親インターフェイスに入力する(後でサブインターフェイスにリダイレクトされる)場合は、[VLAN ID] を入力します。

インターフェイス タイプはすべてサブインターフェイスで設定するため、これはサブインターフェイスを使用しない場合だけのオプションです。

ステップ 14

パケット トレースの [宛先 MAC アドレス(Destination MAC Address)] を指定します。

Firepower Threat Defense デバイスをトランスペアレント ファイアウォール モードで実行していて、入力インターフェイスが VTEP であるとき、[VLAN ID] に値を入力する場合は、[宛先 MAC アドレス(Destination MAC Address)] は必須になります。一方、インターフェイスがブリッジ グループのメンバーであるとき、[VLAN ID] に値を入力する場合は [宛先 MAC アドレス(Destination MAC Address)] はオプションですが、[VLAN ID] に値を入力しない場合は必須になります。

Firepower Threat Defense をルーテッド ファイアウォール モードで実行しているときに、入力インターフェイスがブリッジ グループのメンバーである場合、[VLAN ID] と [宛先 MAC アドレス(Destination MAC Address)] はオプションになります。

ステップ 15

パケット ログの [出力形式(Output Format)] を選択します。

ステップ 16

[開始(Start)] をクリックします。


パケット キャプチャの概要

トレース オプションを有効にしたパケット キャプチャ機能では、入力インターフェイスでキャプチャされた実際のパケットをシステム内でトレースできます。トレース情報は後で表示されます。キャプチャしたパケットは、実際のデータ パス トラフィックであるため、出力インターフェイスでドロップされません。Firepower Threat Defense デバイスのパケット キャプチャは、データ パケットのトラブルシューティングおよび分析をサポートします。

パケットをキャプチャすると、Snort がパケットで有効になっているトレース フラグを検出します。Snort は、パケットが通過するトレーサ エレメントを書き込みます。パケット キャプチャの結果、Snort は [ドロップ(DROP)]/[許可(ALLOW)]/[条件付きドロップ(Would DROP)] のいずれかの判定結果を出します。

パケット キャプチャ機能を使用すると、システム メモリに保存されているパケットをキャプチャしてダウンロードできます。ただし、メモリの制約により、バッファ サイズは 32 MB に制限されます。大量のパケット キャプチャを処理できるシステムはすぐに最大バッファ サイズを超過するため、パケット キャプチャの制限を増やす必要があります。これを行うには、セカンダリ メモリを使用します(ファイルを作成してキャプチャ データを書き込む)。サポートされている最大ファイル サイズは 10 GB です。

ファイル サイズを設定すると、キャプチャされたデータがファイルに保存され、キャプチャ名 capture_name.pcap に基づいてファイル名が割り当てられます。

ファイル サイズ オプションは、32 MB 以上のサイズ制限のパケットをキャプチャする必要がある場合に使用されます。

詳細については、Firepower Threat Defense のコマンド リファレンス [英語] を参照してください。

キャプチャ トレースの使用

スマート ライセンス

従来のライセンス

サポートされるデバイス

サポートされるドメイン

アクセス(Access)

任意(Any)

適用対象外

Firepower Threat Defense

任意(Any)

Admin/Maint

パケット キャプチャ データには、パケットの処理中にシステムが行う決定とアクションに関する Snort とプリプロセッサからの情報が含まれています。一度に複数のパケット キャプチャを実行できます。キャプチャの変更、削除、クリア、保存を実行するようにシステムを設定できます。


(注)  

パケット データのキャプチャには、パケットのコピーが必要です。この操作によって、パケットの処理中に遅延が生じる可能性があります。また、パケットのスループットが低下する可能性もあります。シスコでは、特定のデータ トラフィックをキャプチャするためにパケット フィルタを使用することをお勧めします。

pcap または ASCII ファイル形式で保存されたトラフィック データをダウンロードできます。

手順

ステップ 1

Firepower Management Center で、[Devices] > [Device Management] を選択します。

ステップ 2

デバイスを選択します。

ステップ 3

トラブルシューティング アイコンをクリックします。

[ヘルス モニタ(Health Monitor)] ページが表示されます。
ステップ 4

[高度なトラブルシューティング(Advanced Troubleshooting)] をクリックします。

ステップ 5

[w/トレースのキャプチャ(Capture w/Trace)] タブを選択します。

ステップ 6

[キャプチャの追加(Add Capture)] をクリックします。

ステップ 7

トレースのキャプチャの [名前(Name)] を入力します。

ステップ 8

トレースのキャプチャの [インターフェイス(Interface)] を選択します。

ステップ 9

以下の [一致基準(Match Criteria)] の詳細を指定します。

  1. [プロトコル(Protocol)] を選択します。

  2. [送信元ホスト(Source Host)] の IP アドレスを入力します。

  3. [宛先ホスト(Destination Host)] の IP アドレスを入力します。

  4. (オプション)[SGT 番号(SGT number)] チェックボックスをオンにし、セキュリティ グループ タグ(SGT)を入力します。

ステップ 10

以下の [バッファ(Buffer)] の詳細を指定します。

  1. (オプション)最大 [パケット サイズ(Packet Size)] を入力します。

  2. (オプション)最小 [バッファ サイズ(Buffer Size)] を入力します。

  3. 中断せずにトラフィックをキャプチャしたい場合は、[連続キャプチャ(Continuous Capture)] を選択し、最大バッファ サイズに到達したらキャプチャを停止したい場合は、[いっぱいになったら停止(Stop when full)] を選択します。

  4. 各パケットの詳細をキャプチャする場合は、[トレース(Trace)] を選択します。

  5. (オプション)[トレース カウント(Trace Count)] チェックボックスをオンにします。デフォルト値は 50 です。1 ~ 1000 の範囲で値を入力できます。

ステップ 11

[保存(Save)] をクリックします。


機能固有のトラブルシューティング

機能固有のトラブルシューティングのヒントやテクニックについては、次の表を参照してください。

表 2. 機能固有のトラブルシューティング トピック

機能

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レルムとユーザのダウンロードのトラブルシュート

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