GUI での他のタスク

この章は、次の項で構成されています。

グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)

グラフィカル ユーザ インターフェイス(GUI)は、システムのモニタリングおよび設定用の一部のコマンドライン インターフェイス(CLI)コマンドに代わる Web ベースのインターフェイスです。GUI を使用することにより、AsyncOS コマンド構文を知らなくても、単純な Web ベース インターフェイスを使用してシステムをモニタできます。インターフェイスに対して HTTP、HTTPS、またはその両方のサービスをイネーブルにすると、GUI にアクセスし、ログインできるようになります。詳細については、「電子メールゲートウェイへのアクセス」の章を参照してください。

インターフェイスでの GUI のイネーブル化

システムはデフォルトで、管理インターフェイスの HTTP がイネーブルになった状態で出荷されます。

GUI をイネーブルにするには、コマンドライン インターフェイスで interfaceconfig コマンドを実行し、接続先のインターフェイスを編集して、HTTP サービスとセキュア HTTP サービスのいずれか、または両方をイネーブルにします。


(注)  


また、いずれかのインターフェイスで GUI をイネーブルにした後は、[ネットワーク(Network)] > [IPインターフェイス(IP Interfaces)] ページを使用して、別のインターフェイスに対して GUI をイネーブルまたはディセーブルにすることもできます。詳細については、IP インターフェイスを参照してください。

(注)  


インターフェイスでセキュア HTTP をイネーブルにするには、証明書をインストールする必要があります。詳細については、「HTTPS の証明書のイネーブル化」を参照してください。

いずれかのサービスについても、サービスをイネーブルにするポートを指定します。デフォルトでは、HTTP はポート 80、HTTPS はポート 443 でイネーブルになります。1 つのインターフェイスで両方のサービスをイネーブルにすると、HTTP 要求をセキュア サービスに自動的にリダイレクトできます。

さらに、このインターフェイス(HTTP または HTTPS 経由)で GUI にアクセスしようとするすべてのユーザは(ユーザ アカウントを使用する作業を参照)、標準のユーザ名とパスフレーズのログイン ページで自分自身を認証する必要があります。


(注)  


GUI にアクセスできるようにするには、commit コマンドを使用して変更内容を保存する必要があります。

次の例では、GUI は Data 1 インターフェイスでイネーブルになります。interfaceconfig コマンドは HTTP はポート 80、HTTPS はポート 443 でイネーブルにするために使用されます(デモ証明書は certconfig コマンドが実行できるようになるまで HTTP 用に一時的に使用されます。詳細については、「電子メールゲートウェイへの証明書のインストール」を参照してください)。ポート 80 への HTTP 要求は、Data 1 インターフェイスではポート 443 に自動的にリダイレクトされるように設定されます。

GUI のシステム情報

  • [システム概要(System Overview)] ページでは、次のことができます。
    • 主要システムのステータスとパフォーマンスの一部の情報を示す履歴グラフおよびテーブルを表示する。
    • 電子メールゲートウェイにインストールされている AsyncOS オペレーティングシステムのバージョンを表示する。
    • 主要統計情報のサブセットを表示する。
  • [システムステータス(System Status)] ページには、システムのすべてのリアルタイム メールおよび DNS アクティビティの詳細が表示されます。また、システム統計情報のカウンタをリセットしたり、カウンタが最後にリセットされた時刻を表示したりすることもできます。

GUI からの XML ステータスの収集

XML ページを通じてステータスを表示するか、XML ステータス情報にプログラムでアクセスします。

XML ステータス機能は、電子メールのモニタリング統計情報にプログラムでアクセスする方法を提供します。最新のブラウザには、XML データを直接表示できるものもあります。

GUI のページにあるこの表の情報は、対応する URL にアクセスすることで動的な XML 出力としても使用できます。

GUI のページ名

対応する XML ステータス URL

メール ステータス(Mail Status)

http://hostname/xml/status

特定のホストのホスト メール ステータス(Host Mail Status for a Specified Host)

http://hostname/xml/hoststatus?hostname=host

DNS ステータス(DNS Status)

http://hostname/xml/dnsstatus

上位着信ドメイン(Top Incoming Domains)

http://hostname/xml/topin

上位送信ドメイン(Top Outgoing Domains)1

http://hostname/xml/tophosts

1 このページはデフォルトで、アクティブな受信者数の順にソートされます。この順番を変更するには、URL に「?sort=order」を付加します。ここで、order は conn_out、deliv_recip、soft_bounced、または hard_bounced です。