この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、IDS-4210 について説明し、さらに IDS-4210 の設置方法とアクセサリの取り付け方法について説明します。
(注) IDS-4215 は IDS-4210 に置き換えられ、現在では販売されていません。
(注) IDS-4210 を 2003 年 7 月より前に購入している場合は、メモリを 512 MB にアップグレードし、Cisco IPS 5.x をインストールする必要があります。詳細については、「メモリのアップグレード」を参照してください。
(注) IDS-4210 は、インライン(IPS)モードをサポートしていません。
図2-1 に、IDS-4210 の前面パネルにあるインジケータを示します。
表2-1 では、前面パネル インジケータの表示と機能について説明します。
|
|
|
---|---|---|
LAN1 コネクタがイーサネット ポートにリンクされているときに点灯しています。このチャネルがアクティブに動作しているときに点滅します。 |
||
LAN2 コネクタがイーサネット ポートにリンクされているときに点灯しています。このチャネルがアクティブに動作しているときに点滅します。 |
図2-2 に、IDS-4210 の背面パネルにある機能を示します。
IDS-4210、IDS-4210-K9、および IDS-4210-NFR には、Cisco IPS 5.1 をサポートするために 512 MB の RAM が必要です。IDS-4210、IDS-4210-K9、または IDS-4210-NFR を 5.1 にアップグレードする場合は、256 MB の DIMM (部品番号 IDS-4210-MEM-U)を 1 枚追加して、最小限必要な 512 MB にアップグレードする必要があります。
(注) サポートしていない DIMM を取り付けないでください。サポートしていない DIMM を取り付けた場合は、保証の対象外となります。
電源停止メッセージが表示されたら、ステップ 3 に進みます。
(注) IDM または ASDM からセンサーの電源を切ることもできます。
ステップ 4 電源コードと他のケーブルをアプライアンスから取り外します。
ステップ 5 ESD 対策が施された環境にアプライアンスを置きます。
詳細については、「ESD 環境での作業」を参照してください。
ステップ 6 シャーシ カバーの前面のネジを外して、カバーを後ろに滑らせながら、カバーを取り外します。
ステップ 7 DIMM ソケットの場所を確認して、既存の DIMM の隣の空いているソケットを選択します。
(注) 既存の DIMM はソケット 0 に挿入されています。DIMM ソケットの位置が斜めになっているため、ソケット 0 に DIMM が挿入されていると、ソケット 1 への挿入が困難になります。したがって、既存の DIMM をソケット 0 から取り外して、新しい DIMM をソケット 1 に挿入し、次に、既存の DIMM をソケット 0 に戻します。
ステップ 8 DIMM ソケットの両側のイジェクタ タブを確認します。タブを押し外側に倒し、ソケット内のスロットを開きます。
ステップ 9 DIMM をソケットの所定の位置に差し込んで、新しい DIMM を挿入します。
(注) DIMM を無理にソケットに押し込まないでください。正しい方向だけに挿入できるよう、DIMM には位置合せキーがあります。力を加える必要がある場合は、イジェクタ タブを引き上げながら、両手の親指で DIMM をゆっくりと押し込みます。
ステップ 10 シャーシ カバーを元に戻し、電源を接続します。
ステップ 11 センサーの電源を入れて、メモリの合計が正しく表示されるかどうかを確認します。
(注) メモリの合計が追加した DIMM を反映していない場合は、ステップ 1 ~ 4 を繰り返して、DIMM がソケットに正しく挿入されているかどうかを確認します。
警告 この装置の設置、交換、保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。ステートメント 1030
(注) IDS-4210 を 2003 年 7 月より前に購入している場合は、メモリを 512 MB にアップグレードし、Cisco IPS 5.x をインストールする必要があります。詳細については、「メモリのアップグレード」を参照してください。
IDS-4210 をネットワークに設置するには、次の手順を実行します。
ステップ 1 IDS-4210 をネットワーク上に配置します。
ステップ 2 IDS-4210 に電源コードを接続し、入力電源(UPS を推奨)にプラグイン接続します。
(注) IDS-4210 を初めて電源に接続すると、一瞬電源が入り、NIC リンク ランプが点灯したまま電源が切れます。これは、正常な動作です。電源スイッチを押してシステムをブートします。
ステップ 3 デュアル シリアル通信ケーブル(PN 72-1847-01、アクセサリ キットに同梱)を使用して、ラップトップを IDS-4210 の COM1 ポートに接続する(端末設定のリストについては、 表2-2 を参照)か、IDS-4210 にキーボードとモニタを接続します。
|
|
---|---|
(注) 180/ロールオーバー ケーブルまたはストレート パッチ ケーブルを使用して、IDS-4210 を RJ-45 またはヒドラ ケーブル アセンブリが付属するターミナル サーバ上のポートに接続できます。M.A.S.H. アダプタ(部品番号 29-4077-02)を使用して、適切なケーブルをターミナル サーバのポートに接続します。ターミナル サーバのセットアップ方法については、「ターミナル サーバのセットアップ」を参照してください。
• FastEthernet0/0 は、センシング ポートです。
• FastEthernet0/1 は、コマンド/コントロール ポートです。
ステップ 5 IDS-4210 のメモリをアップグレードします。
手順については、「メモリのアップグレード」を参照してください。
手順については、「センサーの初期化」を参照してください。
ステップ 8 IDS-4210 を最新の Cisco IPS ソフトウェアにアップグレードします。
手順については、「Cisco IPS ソフトウェアの入手方法」を参照してください。
これで、アプライアンスにおける侵入検知を設定できるようになりました。
IDS-4210 には、ベゼル、およびセンターマウント ブラケットまたはフロントマウント ブラケットを取り付けることができます。
IDS-4210 のアクセサリ パッケージには、次の品目が含まれています。
– 『 Documentation Roadmap for Cisco Intrusion Prevention System 5.1 』
– 『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco Intrusion Detection and Prevention System 4200 Series Appliance Sensor 』
IDS-4210 に Cisco ベゼルを取り付けることができます。
IDS-4210 においてベゼルの取り付けおよび取り外しを行うには、次の手順を実行します。
ステップ 1 IDS-4210 にベゼルを挿入するには、次の手順を実行します。
a. ベゼルの下部のタブを IDS-4210 のスロットの位置に合せます。
b. ベゼルの両側のタブを IDS-4210 のスロットの位置に合せます。
ステップ 2 ベゼルを IDS-4210 から取り外すには、両側にあるタブを押してベゼルを引き抜きます。
ブラケットを 2 本支柱オープンフレーム リレー ラックに取り付けるには、次の工具と部品が必要です。
• マスキング テープまたはフェルト ペン。取り付け穴のマーキング用
センターマウント ブラケットを 2 本支柱オープンフレーム リレー ラックに取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 IDS-4210 を取り付ける位置を決定します。
ステップ 2 2 本の支柱上で上部の搭載位置と下部の搭載位置にマークを付けます。
ステップ 3 2 つのブラケットのうちの 1 つを取り出し、IDS-4210 の側面にあるネジ穴 2 つの上に合せます(図2-3 を参照)。
ステップ 4 ネジを 2 本使用して、IDS-4210 のシャーシにブラケットを固定します(図2-3 を参照)。
ステップ 5 ステップ 4 を繰り返して、IDS-4210 の反対側に残りのブラケットを取り付けます。
ステップ 6 IDS-4210 を持ち上げて、2 本の支柱の間に入れ、ブラケットの穴を、2 本の支柱に付けたマークより 1 つ上の穴に合せます(図2-3 を参照)。
ステップ 7 ブラケットを通して左右の支柱の前面の穴にネジを入れ、IDS-4210 をラックに固定します(図2-3 を参照)。
2 本支柱オープンフレーム リレー ラックにフロントマウント ブラケットを取り付けるには、次の部品(フロントマウント ブラケット アセンブリ キットにあります)と工具があることを確認してください。
(注) フロントマウント ブラケット アセンブリは、スライド レール システムとしては使用できません。サーバは 図2-4 に示すように、ラックにしっかりと固定する必要があります。
フロントマウント ブラケットを取り付けるには、次の手順を実行します。
ステップ 1 IDS-4210 の電源がオフになっており、コンセントに接続されていないことを確認します。
ステップ 2 付属しているネジを使用してシャーシ補助ブラケットを IDS-4210 の両側面に 1 個ずつ取り付けます。それぞれの側面に 3 本のネジを使用します。
ステップ 3 ラックに付属しているネジを使用して、ラックマウント ブラケットをラックに取り付けます。
ステップ 4 IDS-4210 のシャーシ補助ブラケットを滑らせながら、ラックに取り付けたラックマウント ブラケットに挿し込みます。
ステップ 5 ラックに付属しているボルトを使用して、IDS-4210 の前面フランジをラックに固定します。
(注) 正しく固定されると、IDS-4210 がチャネル バー上で前後に動かなくなります。