GBIC モジュール /SFP GBIC モジュールのインストレーションおよび仕様
GBICモジュールとSFPモジュールのケーブル接続およびコネクタ
GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付けおよび取り外し
GBIC モジュールまたは SFP モジュールへのインターフェイス ケーブルの接続
マルチモードおよびシングルモードの光ファイバ ケーブルの接続
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびシスコのセキュリティ ガイドライン
GBICの製品番号:WS-G5484、WS-G5486、WS-G5487、CWDM-GBIC-1470=、CWDM-GBIC-1490=、CWDM-GBIC-1510=、CWDM-GBIC-1530=、CWDM-GBIC-1550=、CWDM-GBIC-1570=、
CWDM-GBIC-1590=、CWDM-GBIC-1610=
SFPの製品番号:SFP-GE-S=、SFP-GE-L=、SFP-GE-Z=、GLC-SX-MM=、GLC-LH-SM=、GLC-ZX-SM=、GLC-T=、CWDM-SFP-1470=、CWDM-SFP-1490=、CWDM-SFP-1510=、CWDM-SFP-1530=、CWDM-SFP-1550=、CWDM-SFP-1570=、CWDM-SFP-1590=、CWDM-SFP-1610=
このマニュアルでは、Cisco 7200VXR ルータ、Cisco 7201 ルータ、Cisco 7301 ルータ、Cisco 7304 ルータ、Cisco 7401ASR ルータ、Cisco 7500 シリーズ ルータ、Cisco 7600 シリーズ ルータ、Cisco 10008 ESR ルータ、Cisco 12000 シリーズ ルータ、Cisco uBR7246VXR ケーブル ルータ、および Cisco uBR10012 ケーブル ルータに搭載された GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)モジュールおよび Small Form-Factor Pluggable(SFP) GBIC モジュールについて説明します。GBIC モジュールおよび SFP モジュールは、ギガビット イーサネット(GE)ポートに差し込み、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークを接続する Input/Output(I/O; 入出力)デバイスです。これらのデバイスは、ギガビット イーサネットインターフェイスを装備したシスコ プラットフォームで使用できます。
GBIC モジュールまたは SFP モジュールに付属のマニュアル、およびご使用のルータ、I/O コントローラ、プロセッサ エンジン、またはポート アダプタのインストレーション ガイドも参照してください。
• 「関連資料」
• 「GBIC モジュールおよび SFP モジュールの概要」
• 「Cisco 1000BASE-T SFP モジュール」
• 「CWDM GBIC モジュールおよび SFP モジュール」
• 「GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付けおよび取り外し」
ご使用のルータで稼働する Cisco IOS ソフトウェアには、さまざまな機能が統合されています。これらについての情報は、オンライン マニュアルまたは以下の資料に記載されています。
• Cisco IOSソフトウェア コンフィギュレーション マニュアルには、Cisco IOSソフトウェア コンフィギュレーションに関する情報とサポートについて記載されています。ご使用のシスコ ハードウェア製品にインストールされているCisco IOSソフトウェア リリースに対応したマニュアル セットのうち、該当するコンフィギュレーション ガイドおよびコマンド リファレンスを参照してください。これらの資料は以下の URL から入手できます。
http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/tsd_products_support_category_home.html
ハードウェアのインストレーションとメンテナンスについては、以下の資料を参照してください。
『 Cisco 7200 Series Routers Documentation Roadmap 』
『 Cisco 7201 Router Documentation Roadmap 』
『 Cisco 7301 Internet Router Documentation Roadmap 』
『 Cisco 7304 Internet Router Documentation Roadmap 』
『 Cisco 7401ASR Router Documentation Roadmap 』
『 Cisco 7500 Series Routers Documentation Roadmap 』
–『 Cisco 7600 Series Internet Router Installation Guide 』
–『 Cisco 7609 Internet Router Installation Guide 』
『 Cisco 10000 Series Routers Line Card Hardware Installation Guide 』
『 Cisco 12000 Series Internet Router Line Card Documentation Roadmap 』
• Cisco uBR7246VXR ケーブル ルータおよび Cisco uBR10012 ケーブル ルータ
–『 Cisco uBR10012 Universal Broadband Router Hardware Installation Guide 』
–『 Cisco uBR7246VXR Universal Broadband Router Hardware Installation 』
• WANインターフェイスに関する準拠規格、安全性、および規制情報
–『 Site Preparation and Safety Guide 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7200 Series Routers 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7301 Internet Router 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 7304 Internet Router 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7401 ASR Internet Router 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 7500 Series Routers 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for the Cisco 7600 Series Routers 』
–『 Regulatory Compliance and Safety Information for Cisco 12000 Series Internet Routers 』
• シスコ マニュアルの表示方法、またはマニュアルについての全般的な情報は、「マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびシスコのセキュリティ ガイドライン」を参照してください。
• 「GBICモジュールとSFPモジュールのケーブル接続およびコネクタ」
GBIC モジュールおよび SFP モジュールは、ギガビット イーサネット ポートに差し込み、1000BASE-X 光ファイバ ネットワークを接続する I/O デバイスです。図1に GBIC モジュールを、図2に SFP モジュールを示します。
(注) GBIC モジュールおよび SFP モジュールには、ギガビット イーサネット以外のテクノロジー向けのものもありますが、このマニュアルでは、ギガビット イーサネット ポートに差し込むタイプの GBIC モジュールおよび SFP モジュールついてのみ説明します。
GBICモジュールとSFPモジュールには、レシーバー ポート(RX)とトランスミッタ ポート(TX)が1つずつあり、これらによって1つの光インターフェイスが構成されています。
• 表1 、 「GBICモジュールとSFPモジュールのオプション」
• 表2 、 「GBIC モジュールと SFP モジュールの送信パワー、受信パワー、パワー バジェット」
• 表3 、 「SFP-GE-S、SFP-GE-L、および SFP-GE-Z モジュールの送信パワー、受信パワー、パワー バジェット」
• 表4 、 「GBICモジュールの仕様」
• 表5 、 「SFPモジュールの仕様」
表3 に、SFP-GE-S、SFP-GE-L、および SFP-GE-Z モジュールのパワー バジェットを示します。
-9.5 dBm 8 |
7.5 dBm 9 |
||||
-9.5 dBm 10 -11.5 dBm 11 |
-3 dBm 12 |
||||
表4 に GBIC モジュールの物理仕様を、 表5 に SFP モジュールの物理仕様を示します。
1000BASE-SX(短波) GBIC モジュールは、1804 フィート(550 m)までの標準マルチモード光ファイバ リンク スパンで動作します( 表6 を参照)。
1000BASE-LX/LH(長波/長距離) GBICモジュールのインターフェイスは、IEEE 802.3z 1000BASE-LX規格に完全に準拠しています。ただし、SMF の場合は光の品質が優れているので、標準規格で定められている最大距離 3.1 マイル(5 km)を超えて 6.2 マイル(10 km)まで対応できます。
1000BASE-ZX スパン(超長距離) GBIC モジュールは、43.5 マイル(70 km)までの標準的なシングルモード光ファイバ リンク スパンで動作します。プレミアム シングルモード ファイバまたは分散シフト型シングルモード ファイバを使用すると、最大 62.1 マイル(100 km)のリンク距離が可能です(プレミアム シングルモード ファイバは、通常のシングルモード ファイバに比べて単位長あたりの減衰が少なく、分散シフト型シングルモード ファイバは、減衰と分散の両方が少なくなります)。
1000BASE-ZX GBICモジュールは、一般に長距離の電気通信に使用されるケーブル タイプであるシングルモード光ファイバ ケーブルと組み合わせる必要があります。1000BASE-ZX GBIC モジュールは、マルチモード ファイバでは正常に動作しないので、マルチモード ファイバが多用される環境(建物の中枢、水平配線など)には適していません。
1000BASE-ZX GBIC モジュールは、各種スイッチおよびルータ製品に搭載されているギガビット イーサネット インターフェイスの Physical Medium Dependent(PMD)コンポーネントとして使用するように設計されています。1250 メガボーのシグナリング レートで動作し、8B および 10B 符号化データを送受信します。
短距離のシングルモード ファイバを使用する場合は、レシーバーの負荷を軽減するために、リンクにインライン光減衰器を追加しなければならないことがあります。
• 光ファイバ ケーブル長が15.5マイル(25 km)に満たない場合は、リンクの両側で、1000BASE-ZX GBICモジュールの受信ポートと光ファイバ ケーブル プラントの間に、10 dBのインライン光減衰器を追加してください。
• 光ファイバ ケーブル長が15.5~31マイル(25~50 km)の場合は、リンクの両側で、1000BASE-ZX GBICモジュールの受信ポートと光ファイバ ケーブル プラントの間に、5 dBのインライン光減衰器を追加してください。
GBIC モジュール ポートは、SC タイプ デュプレックス ポートの形状の 1000 Mbps の光インターフェイスであり(図1を参照)、1000BASE-X 規格に準拠した IEEE 802.3z インターフェイスをサポートします。
GBIC モジュールおよび SFP モジュールをギガビット イーサネット デバイスと接続する際に使用するケーブルの仕様を 表6 に示します。GBIC モジュールのポートはすべて SC タイプのコネクタであり、SFP のポートはすべて LC タイプのコネクタです。
WS-G5484またはGLC-SX-MM、およびWS-G5486またはGLC-LH-SM(MMF[マルチモード光ファイバ]および SMF[シングルモード光ファイバ])の最小ケーブル長は 6.5 フィート(2 m)です。WS-G5487またはGLC-ZX-SMの最小リンク長は、リンクの両側に 8 dB の減衰器を装備した場合は 6.2 マイル(10 km)、減衰器を使用しない場合は 24.9 マイル(40 km)です。
(注) 1000BASE-ZX GBICモジュールおよびSFPモジュールの光パワー バジェットは、21.5 dBに相当します。光損失テスト セットを使用してケーブル プラントを測定し、ケーブル プラント(コネクタおよびスプライスを含む)の光損失が 21.5 dB 以下であることを確認してください。光損失の測定は、1550 nm の光源を使用して行う必要があります。
1000BASE-T(GLC-T) SFPモジュールは、IEEE 802.3:2000に準拠しており、標準のギガビット イーサネットSFPモジュール ポートに取り付けることができます。RJ-45 コネクタを装備し、標準のカテゴリ 5 ケーブル接続で機能します。
ご使用のルータがGLC-T SFPモジュールをサポートしているかどうかは、ご使用のルータのインストレーション ガイドおよびコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
Coarse Wavelength-Division Multiplexing(CWDM)GBICモジュールおよびCWDM SFPモジュールはさまざまなシスコ製品でサポートされています。詳細については、『 Cisco CWDM GBIC Compatibility Matrix 』および『 Cisco Coarse Wavelength-Division Multiplexing SFP Compatibility Matrix 』を参照してください。
Cisco CWDM GBICモジュールおよびCisco CWDM SFPモジュールは、シングルモード光ファイバを通じた最大8チャネルのギガビット イーサネット伝送を可能にします(このマニュアルでは、Fiber Channel については説明しませんが、これらのモジュールは、シングルモード ファイバを通じた最大 8 チャネルの「Fible Channel」伝送もサポートしています)。Cisco CWDM GBICモジュールにはSCタイプのコネクタが付いています。Cisco CWDM SFPモジュールにはLCタイプのコネクタが付いています。これらのモジュールは、IEEE 802.3z に定められた 1000BASE-X 規格に準拠しています。Cisco CWDM GBICモジュールとCisco CWDM SFPモジュールは受動機器であり、電力および設定は必要ありません。Cisco CWDM モジュールは活性挿抜(Online Insertion and Removal; OIR)をサポートしています。
ご使用のルータがサポートしているCisco CWDM GBICモジュールおよびCisco CWDM SFPモジュールについては、そのルータのインストレーション ガイドおよびコンフィギュレーション ガイドを参照してください。
• 表9 、 「CWDM GBICモジュールの電力インターフェイス」
• 表10 、 「CWDM GBICモジュールの光パラメータ」
• 表12 、 「CWDM SFP モジュールの電力インターフェイス」
• 表13 、 「CWDM SFPモジュールの光パラメータ」
パラメータは特に明記されない限り、温度と経年変化に依存します。
短距離のシングルモード ファイバを使用する場合は、レシーバーの負荷を軽減するために、リンクにインライン光減衰器を追加しなければならないことがあります。
パラメータは特に明記されない限り、温度と経年変化に依存します。
短距離のシングルモード ファイバを使用する場合は、レシーバーの負荷を軽減するために、リンクにインライン光減衰器を追加しなければならないことがあります。
WS-G5486にモードコンディショニング パッチ コードを使用すると、GBICモジュールのシングルモード レーザー光源とマルチモード光ファイバ ケーブルの間のレーザー伝送の信頼性を高めることができます。
シングルモード光ファイバ上で動作するように設計されている未調整レーザー光源をマルチモード光ファイバ ケーブルに直接接続すると、Differential Mode Delay(DMD; ディファレンシャル モード遅延)の影響により、光ファイバ ケーブルのモード帯域幅が劣化します。
この劣化により、信頼性のある伝送を保証できるリンク距離(トランスミッタとレシーバー間の距離)が短くなります。DMD の影響は、レーザー光源のラウンチ特性を調整することによって避けられます。この調整を行うには、モードコンディショニング パッチコードの使用が有効です。
モードコンディショニング パッチコードは、コネクタ ハードウェアで終端する一対の光ファイバで構成された光ファイバケーブル アセンブリです。具体的には、モードコンディショニング パッチ コードは、中心から外れてグレーデッド インデックス型マルチモード光ファイバに固定結合されたシングルモード光ファイバ(図5および図6のオフセットを参照)で構成されています。図5および図6に、モードコンディショニング パッチ コード アセンブリを示します。
図5 GBIC モジュール タイプのコネクタを装備したモードコンディショニング パッチ コード アセンブリ
図6 SFP モジュール タイプのコネクタを装備したモードコンディショニング パッチ コード アセンブリ
モードコンディショニング パッチコード アセンブリは、トランスミッタに接続されるシングルモードおよびマルチモード間のオフセット ラウンチ光ファイバ、およびレシーバーに接続される従来型のグレーデッド インデックス型マルチモード光ファイバという、2 本の光ファイバからなります。プラグ間にパッチ コードを使用することにより、マルチモードの 1000BASE-LX および 1000BASE-LH リンクのパワー バジェットが最大になります。
(注) モードコンディショニング パッチ コードはIEEE規格に準拠している必要があります。IEEE では、特定タイプの光ファイバケーブルのコアがリンク距離に対して適正ではないことを確認しています。この問題を解決するには、モードコンディショニング パッチコードを使用して、中心から正確なオフセットをとった位置からレーザー光を送出する必要があります。パッチ コードの出力では、GBIC-LX/LH は、IEEE 802.3z の 1000BASE-LX 規格に準拠します。
ここでは、ギガビット イーサネット デバイスに GBIC モジュールまたは SFP モジュールを取り付ける前に、理解しておく必要のある安全および適合性に関する注意事項を示します。
GBICモジュールまたはSFPモジュールを扱う前に、次の注意事項に従ってください。
• GBIC モジュールと SFP モジュールは静電気による損傷を受けやすい機器です。ESD による損傷を防ぐために、基板およびコンポーネントの取り扱い手順に従ってください。
• GBIC モジュールと SFP モジュールは埃による影響を受けやすい機器です。GBIC モジュールまたは SFP モジュールを保管する場合、またはこれらの機器に光ファイバ ケーブルを接続しない場合は、必ず GBIC モジュールまたは SFP モジュールの光ファイバ用の穴にプラグを取り付けてください(図7のプラグを参照)。
• 光コネクタのフェルールにたまった埃が原因で、光ファイバの穴が汚れることがあります。アルコールを含ませた綿棒または吸水性の柔らかいクロスなどで、光コネクタの埃をふきとってください。
警告 光ファイバケーブルが接続されていない場合、ポートの開口部から目に見えないレーザー光が放射されている可能性があります。レーザー光にあたらないように、開口部をのぞきこまないでください。
この装置はテスト済みであり、FCC ルール Part 15 に規定された仕様のクラス A デジタル装置の制限に準拠していることが確認済みです。これらの制限は、商業環境で装置を使用したときに、干渉を防止する適切な保護を規定しています。この装置は、無線周波エネルギーを生成、使用、または放射する可能性があり、この装置のマニュアルに記載された指示に従って設置および使用しなかった場合、ラジオおよびテレビの受信障害が起こることがあります。住宅地でこの装置を使用すると、干渉を引き起こす可能性があります。その場合には、ユーザ側の負担で干渉防止措置を講じる必要があります。
装置の電源を切ることによって、この装置が干渉の原因であるかどうかを判断できます。干渉がなくなれば、シスコシステムズの装置またはその周辺機器が干渉の原因になっていると考えられます。装置がラジオまたはテレビ受信に干渉する場合には、次の方法で干渉が起きないようにしてください。
• 干渉がなくなるまで、テレビまたはラジオのアンテナの向きを変えます。
• テレビまたはラジオの左右どちらかの側に装置を移動させます。
• テレビまたはラジオから離れたところに装置を移動させます。
• テレビまたはラジオとは別の回路にあるコンセントに装置を接続します(装置とテレビまたはラジオがそれぞれ別個のブレーカーまたはヒューズで制御されるようにします)。
(注) この製品は、これらの要件を満たすように設計されています。この製品に対してシスコシステムズが認めていない改造を行った場合には、各種認定が無効になり、さらに製品を操作する権限を失うことになります。
GBICモジュールまたはSFPモジュールは装置に取り付けた状態、または別梱包で出荷されます。ここでは、ギガビット イーサネット インターフェイスに対する GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付け/取り外し手順について説明します。
(注) GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付け/取り外しは、システムの稼働中に実行できますが、光ファイバ ケーブルが接続された状態ではこれらのモジュールの取り付け/取り外しを行わないでください。GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付け/取り外しを行うときには、事前にすべてのケーブルを外してください。
警告 この製品を廃棄処分する際には、各国の法律または規制に従って取り扱ってください。
(注) GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付け/取り外しは、システムの稼働中に実行できますが、光ファイバ ケーブルが接続された状態ではこれらのモジュールの取り付け/取り外しを行わないでください。GBIC モジュールまたは SFP モジュールの取り付け/取り外しを行うときには、事前にすべてのケーブルを外してください。
ステップ 1 GBICモジュールのSCタイプ コネクタまたはSFPモジュールのLCタイプ コネクタからネットワークへの光ファイバ ケーブルを外します。
ステップ 2 GBICモジュールまたはSFPモジュールを外します。
a. GBICモジュールの両側に1つずつあるプラスチックのタブを同時に押さえ、スロットからGBICを外します。
b. SFPモジュールを外します。ご使用の SFP モジュールのラッチ タイプについては、図11を参照してください。
ステップ 3 GBICモジュールまたはSFPモジュールをスロットから引き出します。
これで、GBICモジュールまたはSFPモジュールをギガビット イーサネット インターフェイスから取り外す手順は完了です。
(注) ここでは、横向きのスロットへの取り付け手順を示しますが、一部のシャーシは、スロットが縦向きに付いています。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを着用し、シャーシの塗装されていない面に接続します。
ステップ 2 GBIC モジュールにあるガイドの溝の位置を確認します(図7および図8の拡大図を参照)。
ステップ 3 GBIC モジュールにあるガイドの溝をインターフェイスの開口部に合わせます(図7および図8を参照)。
(注) GBICモジュールには、間違って差し込むことがないようにキーが刻まれています。
図7 ガイドの溝を上にして GBIC を挿入する場合-- Cisco 7301 ギガビット イーサネット インターフェイスの図
(注) スロットが横向きに付いているデバイスには、溝を上にしてGBICモジュールを取り付けるものと、溝を下にしてGBICモジュールを取り付けるものがあります(図8 を参照)。GBIC モジュールをインターフェイス スロットに挿入できない場合は、ガイドの溝とインターフェイスの開口部が正しい位置関係になっているかどうかを確認し、必要に応じて GBIC の上下を逆に(180 度回転)してから、再度挿入してください。
図8 ガイドの溝を下にして GBIC モジュールを挿入する場合
ステップ 4 GBICモジュールをGBICスロットに慎重に差し込み、装着します。しっかり装着されると、GBIC モジュールの入出力パネルがインターフェイス パネルと平らに揃います。
ステップ 5 「GBIC モジュールまたは SFP モジュールへのインターフェイス ケーブルの接続」 の手順に従って、ネットワーク インターフェイス光ファイバ ケーブルを取り付けます。GBIC モジュールの光ファイバ ケーブル用の穴からプラグを外し、再利用できるように保管しておきます。
システムと一緒に発注した SFP モジュールはシステムに搭載されて届きます。別途、市販の光ファイバケーブルが必要です。
図9 光ファイバ SFP モジュールおよび銅線 SFP モジュール
ステップ 1 ラッチが下になるようにSFPモジュールの向きを変えます。SFP モジュールは、間違って差し込むことができないようにキーが刻まれています。
ステップ 2 SFPモジュールをSFPポートに差し込みます。2 つめまたは 3 つめの SFP モジュールを取り付ける場合は、ステップ 2 を繰り返します。
ステップ 3 ケーブルの接続準備ができるまで、SFPモジュールのプラグは外さないでください。
(注) ギガビット イーサネットSFPモジュールのラッチのタイプはメーカーによってさまざまです。ラッチのタイプは、SFP モジュールのモデル(SX または LH など)やテクノロジーのタイプ(ギガビット イーサネットなど)とは関係ありません。SFP のテクノロジー タイプやモデルについては、ラベルを確認してください。SFP モジュールには、LC タイプのコネクタが使用されています。
ここでは、GBICモジュールまたはSFPモジュールにインターフェイス ケーブルを接続する手順を説明します。
GBICモジュールのSCタイプ レセプタクルまたはSFPモジュールのLCタイプ コネクタに適切な光ファイバ ケーブルを直接接続します。通常は、シンプレックス コネクタまたはデュプレックス コネクタのどちらかを使用できます(図12 を参照)。
• シンプレックス コネクタの場合は、TX 用および RX 用に 1 本ずつ、合計 2 本のケーブルが必要です。
• デュプレックス コネクタの場合は、TXコネクタとRXコネクタを両方備えたケーブルを1本だけ使用します。
図14 RJ-45 ポートおよび銅線 SFP RJ-45 ギガビット イーサネット ポートのケーブル接続
モードコンディショニング パッチ コードは、次の手順で接続します。
ステップ 1 GBIC モジュールの SC タイプ レセプタクル(図5)または SFP モジュールの LC タイプ コネクタ(図6)にパッチ コードを接続します。
ステップ 2 パッチ コードのネットワーク側を建物のケーブル プラントの適切な1000BASE-X機器に接続します。
(注) パッチ コードの一端のTXポートおよびRXポートを、接続先のRXポートおよびTXポートにそれぞれ接続してください。TX ポートを RX ポートに、RX ポートを TX ポートに接続します。
CWDM GBICモジュールまたはSFPモジュールとCisco Optical Add-Drop(OADM)モジュールを接続する場合は、Cisco OADMモジュールのマニュアルを参照してください。
光ファイバ ケーブル コネクタとレセプタクルの清掃については、『 Inspection and Cleaning Procedures for Fiber-Optic Connections 』を参照してください。このマニュアルでは、光ファイバ コネクタの清掃に必要な手順と機器について、イラストと写真を使って詳しく説明しています。また、『 Compressed Air Cleaning Issues for Fiber-Optic Connections 』も参照してください。
マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、マニュアルに関するフィードバックの提供、セキュリティ ガイドライン、および推奨するエイリアスと一般的なシスコ マニュアルに関する情報については、次の URL で、毎月更新される『What's New in Cisco Product Documentation』を参照してください。この資料には、新規および改定された技術マニュアルがすべてリストされています。
http://www.cisco.com/en/US/docs/general/whatsnew/whatsnew.html
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