この製品のマニュアルセットは、偏向のない言語を使用するように配慮されています。このマニュアルセットでの偏向のない言語とは、年齢、障害、性別、人種的アイデンティティ、民族的アイデンティティ、性的指向、社会経済的地位、およびインターセクショナリティに基づく差別を意味しない言語として定義されています。製品ソフトウェアのユーザーインターフェイスにハードコードされている言語、RFP のドキュメントに基づいて使用されている言語、または参照されているサードパーティ製品で使用されている言語によりドキュメントに例外が存在する場合があります。シスコのインクルーシブランゲージに対する取り組みの詳細は、こちらをご覧ください。
このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
製品番号: MEM-NPE-32MB=、MEM-NPE-64MB=、MEM-NPE-128MB=、MEM-SD-NPE-32MB=、MEM-SD-NPE-64MB=、MEM-SD-NPE-128MB=、MEM-SD-NSE-256MB=、MEM-NPE-400-128MB=、MEM-NPE-400-256MB=、MEM-NPE-400-512MB=、NPE-100=、NPE-150=、NPE-175=、NPE-200=、NPE-225=、NPE-300=、NPE-400=、NSE-1=、NPE-G1=、UBR7200-NPE-G1=、NPE-G2=、UBR7200-NPE-G2
Cisco 7200 シリーズおよび Cisco uBR7200 シリーズのメモリ システムは、Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)または Network Services Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)に組み込まれています。NPE は、NPE-100、NPE-150、NPE-175、NPE-200、NPE-225、NPE-300、NPE-400、NPE-G1、NPE-G2 の 9 バージョンで使用可能です。使用できる NSE のバージョンは、NSE-1 だけです。
NPE-100、NPE-150、NPE-175、NPE-200、および NPE-300 は現在生産されていません。既存の搭載製品についてはサポートが継続されますが、販売はされていません。各プロセッサの生産期間については、次の URL にある Cisco 7200 Series Routers Bulletins を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/products/hw/routers/ps341/prod_bulletins_list.html
(注) Cisco uBR7246VXR ユニバーサル ブロードバンド ルータでは NPE-G1 または NPE-G2 プロセッサがサポートされず、ルータのブートに必要なブートフラッシュ コードを含む UBR7200-NPE-G1 または UBR7200-NPE-G2 プロセッサを使用する必要があります。特に明記されていない場合、このマニュアルでは、NPE-G1 または NPE-G2 という用語は、UBR7200-NPE-G1 または UBR7200-NPE-G2 プロセッサを意味します。
表2-1 に、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータの現在の NPE または NSE のオプションおよび制限を示します。 表2-2 に、生産が中止されて販売されていないが、既存の搭載製品についてサポートが継続されている、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE オプションを示します。
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○ 1 |
○ 2 |
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1.Cisco uBR7246VXR ルータでは NPE-G2 プロセッサを使用できず、UBR7200-NPE-G2 プロセッサを使用する必要があります。 2.Cisco uBR7246VXR ルータでは NPE-G1 プロセッサを使用できず、UBR7200-NPE-G1 プロセッサを使用する必要があります。 |
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3.以前のマニュアルには、Cisco uBR7200 シリーズ ルータで NPE-175 もサポートされていると記載されていましたが、NPE-175 は生産が中止され、Cisco uBR7200 シリーズ ルータに関して発注できなくなったため、Cisco uBR7200 シリーズ ルータのサポート対象から除外されています。 |
• メイン メモリ(NPE-100、NPE-150、NPE-200 の DRAM、NPE-175、NPE-225、NPE-300、NPE-400、NSE-1、NPE-G1、および NPE-G2 の SDRAM) ― 実行コンフィギュレーションおよびルーティング テーブルの保存に使用されます。Cisco IOS ソフトウェアはメイン メモリから実行されます。
• 共有メモリ ― ルータのネットワーク インターフェイスによるパケット バッファリングに使用されます。
• フラッシュ メモリ ― ブート ヘルパ イメージ ソフトウェアの保存に使用されます。PC カードに有効なシステム イメージがない場合は、ブート ヘルパ イメージを使用してルータを起動できます。また、ブート ヘルパ イメージを使用すると、ネットワーク サーバからルータを起動することもできます。
• CompactFlash ディスク、フラッシュ ディスク、または PC カード ― デフォルトの Cisco IOS ソフトウェア イメージの保存に使用されます。
• ブート Erasable Programmable Read-Only Memory(EPROM; 消去可能プログラム可能 ROM) ― 電源投入時の診断および初期化を実行し、仮想コンフィギュレーション レジスタに基づいて、システムのブートアップを開始します。フラッシュ メモリ内にブート ヘルパ イメージがない場合は、EPROM 内の ROM モニタを使用し、CompactFlash ディスク、フラッシュ ディスク、PC カードから Cisco IOS イメージをブートできます。
• NVRAM(不揮発性 RAM) ― システム コンフィギュレーション、環境モニタ ログ、仮想コンフィギュレーション レジスタの保存に使用されます。
• キャッシュ メモリ ― 小容量の高速アクセス メモリです。現在アクセス中のデータの一時的な保管に使用されます。プロセッサに組み込まれているか、プロセッサの近くに搭載されています。
• DIMM ― Dual In-line Memory Module:デュアル インライン メモリ モジュール
• DRAM ― Dynamic Random-Access Memory:ダイナミック RAM
• 命令およびデータ キャッシュ メモリ ― プロセッサに対する命令、および命令による処理の対象となるデータ
• 組み込みキャッシュ ― プロセッサに組み込まれているキャッシュ。内部キャッシュともいいます。物理的にプロセッサの外部に位置するキャッシュ メモリは、プロセッサに組み込まれていないので、外部キャッシュと呼ばれる場合があります。
• 1 次(Primary)、2 次(Secondary)、3 次(Teriary)キャッシュ メモリ ― プロセッサ コアに対するキャッシュの近さに基づく、階層型のキャッシュ メモリ ストレージ。1 次キャッシュはプロセッサ コアに最も近く、アクセス速度は最速です。2 次キャッシュのアクセスは、1 次キャッシュより遅く、3 次キャッシュより速くなっています。
• OTP ― One Time Programmable:ワンタイム プログラマブル
• RAM ― Random-Access Memory:ランダムアクセス メモリ
• RISC ― Reduced Instruction Set Computing:縮小命令セット コンピューティング
• SIMM ― Single In-line Memory Module:シングル インライン メモリ モジュール
• SODIMM ― Small Outline Dual In-line Memory Module:スモール アウトライン デュアル インライン メモリ モジュール
• SDRAM ― Synchronous Dynamic Random-Access Memory:同期ダイナミック RAM
• 固定 SDRAM ― 固定サイズまたは固定数量の SDRAM。交換はできますが、アップグレードはできません。
• SRAM ― Static Random-Access Memory:スタティック RAM
• 統合キャッシュ ― 命令キャッシュとデータ キャッシュを組み合わせたもの。たとえば、プロセッサの 1 次キャッシュには命令およびデータ用のキャッシュ メモリが個別にあり、2 次キャッシュは統合キャッシュになっている場合があります。
NPE または NSE のメモリの位置、仕様、構成については、該当するページの図および表を参照してください。
• 「NPE-G2 および UBR7200-NPE-G2 のメモリ情報」
• 「NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 のメモリ情報」
• 「NPE-225 および NPE-175 のメモリ情報」
取り外しおよび取り付けについては、「インストレーションの準備」および「SDRAM および DRAM の取り付けおよび取り外し」の手順を参照してください。
NPE-G2 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
図2-1 NPE-G2 および UBR7200-NPE-G2
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コンポーネントの位置 |
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NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
図2-2 NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1
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コンポーネントの位置 |
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128 MB、256 MB、または 512 MB の SODIMM ― 合計メモリ サイズを 256 MB、512 MB、または 1024 MB にするには、同じサイズの 2 つの SODIMM が必要(NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 SDRAM SODIMM --設定可能メモリのみを参照) |
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デフォルトのブート ヘルパ(ブート ローダ)イメージを格納 4 |
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4.NPE-G1 プロセッサおよび UBR7200-NPE-G1 プロセッサには別々のブート ヘルパ イメージが含まれ、それぞれ Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータがサポートされます。 |
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NSE-1 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
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コンポーネントの位置 |
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OTP 6 ROM(ROM モニタ プログラム用) |
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NPE-400 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
(注) NPE-400 には、1 つの SODIMM が使用されています。
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コンポーネントの位置 |
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NPE-300 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
(注) NPE-300 には、SDRAM のバンクが 2 つあります。パケット メモリ要件をすべて満たすためには、両方の SDRAM バンクを使用します。ただし、バンク 0 はパケット メモリ専用で、出荷時に固定で設定されています。
バンク 1 には、2 つのユーザ設定可能な SDRAM スロット、DIMM スロット 2 および DIMM スロット 3 があります(図2-5を参照)。バンク 1 の両スロットには、異なるサイズの DIMM を搭載することができます。ただし、スロット 2 の DIMM のサイズは、スロット 3 の DIMM と同じかそれより大きくなければなりません。スロット 3 の DIMM のサイズは 0 でも問題ありません。
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バンク 0 7 :U16 |
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OTP 8 ROM(ROM モニタ プログラム用) |
ソケット U1 9 |
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32 MB 13 + +32 MB |
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32 MB 4 + +64 MB |
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32 MB 4 + +128 MB |
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32 MB 4 + 256 MB |
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NPE-225 および NPE-175 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
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R5270 200 MHz RISC 14 |
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64、128、または 256 MB 15 |
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OTP 16 ROM(ROM モニタ プログラム用) |
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U5、U6、U7、U8 17 |
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64 MB 18 |
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18.Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE-225 では 64 MB メモリ設定はサポートされません。最低 128 MB のメモリが必要です。Cisco 7200 シリーズ ルータでは 64 MB メモリ設定がサポートされますが、128 MB が最低限必要な推奨メモリ設定です。 |
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(注) NPE-200 の DRAM エラーを防ぎ、スタートアップ時にシステムが正しく初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、同タイプの SIMM を最低 2 つ搭載する必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの 2 つの SIMM を搭載することもできますが、バンク 0 には常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されている必要があります。
NPE-200 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
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コンポーネントの位置 |
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R5000 200 MHz RISC 19 |
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DRAM 20 |
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SRAM 21 |
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ブート ROM 22 |
EPROM 23 (ROMモニタ プログラム用) |
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MEM-NPE-32MB 25 |
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MEM-NPE-64MB 2 |
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MEM-NPE-128MB 2 |
(注) NPE-150 の DRAM エラーを防ぎ、スタートアップ時にシステムが正しく初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、同タイプの SIMM を最低 2 つ搭載する必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの 2 つの SIMM を搭載することもできますが、バンク 0 には常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されている必要があります。
NPE-150 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
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コンポーネントの位置 |
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R4700 150 MHz RISC 26 |
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DRAM 27 (メイン メモリ) |
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SRAM 28 |
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MEM-NPE-64MB 2 |
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(注) NPE-100 の DRAM エラーを防ぎ、スタートアップ時にシステムが正しく初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、同タイプの SIMM を最低 2 つ搭載する必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの 2 つの SIMM を搭載することもできますが、バンク 0 には常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されている必要があります。
NPE-100 のメモリの位置、仕様、および構成については、次の図および表を参照してください。
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コンポーネントの位置 |
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R4700 150 MHz RISC 31 |
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DRAM 32 |
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MEM-NPE-128MB 2 |