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このドキュメントは、米国シスコ発行ドキュメントの参考和訳です。リンク情報につきましては、日本語版掲載時点で、英語版にアップデートがあり、リンク先のページが移動/変更されている場合がありますことをご了承ください。あくまでも参考和訳となりますので、正式な内容については米国サイトのドキュメントを参照ください。
この章では、Network Processing Engine(NPE; ネットワーク処理エンジン)または Network Services Engine(NSE; ネットワーク サービス エンジン)上のメイン メモリ モジュールの取り外しおよび交換方法について説明します。交換するメモリ モジュールの位置を調べるには、「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」の「NPE または NSE のメモリ情報」で、該当する NPE または NSE の図を参照してください。
メイン メモリ モジュールを交換する前に、次の作業を完了してください。
• 電源モジュールを取り外す(必要な場合 ― Cisco 7200 シリーズ ルータ)。
DRAM または SDRAM の取り外しおよび交換を行ったあと、次の作業を行って手順を完了してください。
(注) NPE または NSE の取り外しおよび交換手順は、Cisco 7200 シリーズ ルータでも、Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの Router Shelf(RS; ルータ シェルフ)でも同じです。以下に示す手順は、特に明記しないかぎり、Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco AS5800 ユニバーサル アクセス サーバの RS に適用されます。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE の取り外しおよび交換手順は、上記のプラットフォームと多少異なります。異なる部分については、以下の手順で説明します。
警告 この装置には複数の電源コードが付いている場合があります。装置のメンテナンスを行うときは、感電事故を防ぐため、事前に電源モジュールのコードを 2 本とも切り離してください。ステートメント 14
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオフにする手順は、次のとおりです。
(注) ルータの電源をオフにする前に、copy running-config startup-config コマンドを使用して、ルータの実行コンフィギュレーションを不揮発性メモリに保管してください。
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチをオフ(O)の位置にします。ルータに 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、再度この手順を行います。
(注) ルータの電源をオフにしたあとで電源を投入する場合は、30 秒後に投入してください。
• 電源モジュールのグリーンの OK LED が消灯している。
• I/O コントローラ、NPE-G1、または NPE-G2 の LED が消灯している。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、ケーブル モデム カードの LED が消灯している。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオフにする手順は以上です。
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを入力電源から切断する手順について説明します。
(注) ルータの電源をオフにしたあとで電源を投入する場合は、30 秒後に投入してください。
ルータに DC 入力電源が搭載されている場合は、次の「DC 入力電源との切断」に進んでください。DC 入力電源モジュールでない場合は、「AC 入力電源との切断」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源から切断する手順は、次のとおりです。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、入力電源コードをルータの電源モジュールに固定しているケーブル固定クリップを押し上げます。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、ケーブル固定クリップを左に押します。
ステップ 3 入力電源コードのもう一方の端を、電源モジュールから外します(Cisco 7200 シリーズ ルータについては図4-1、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては図4-2を参照)。
図4-1 Cisco 7200 シリーズの AC 入力電源モジュールの電源切断
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図4-2 Cisco uBR7200 シリーズの AC 入力電源モジュールの電源切断-- Cisco uBR7246 の場合
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ステップ 4 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 3 を繰り返します。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源から切断する手順は以上です。
Cisco7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源から切断する手順は、次のとおりです。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合は、「Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源の切断」に進みます。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合は、「Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源の切断」に進みます。
警告 以下の手順を行う前に、ショートや感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 202
図4-3 Cisco uBR7200 シリーズの DC 入力電源モジュールからのストレイン レリーフ カバーの取り外し
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ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します(図4-3を参照)。
ステップ 2 -V と +V 導線内に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します
ステップ 3 Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源モジュールからストレイン レリーフ カバーを取り外します(図4-3を参照)。
図4-4 Cisco uBR 7200 シリーズの DC 入力電源モジュールの電源切断
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ステップ 4 電源から -V および +V 導線を取り外します。アース線は接続したままでも問題ありません。
-V 導線、+V 導線、アース線を固定している固定具を Cisco uBR7200 シリーズ電源モジュールから取り外します。7 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用し、-V 導線および +V 導線を電源モジュールの前面プレートに固定しているストレイン レリーフ カバーから、2 つの M4 ナットを緩めて取り外します。ストレイン レリーフ カバーも取り外します(図4-3 を参照)。
ステップ 5 電源モジュールから導線を取り外します。-V 導線のみに同様の手順を行います。8 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用して、2 穴アース ラグをアース レセプタクルに固定している 2 つの M5 ナットを緩めて外し、レセプタクルからアース ラグおよび導線を取り外します(図4-4 を参照)。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラーは、設置場所の DC 電源モジュールのカラーコードによって異なります。通常の場合、グリーンまたはグリーン/イエローはアース用です。DC 入力電源モジュールで使用するカラーコードは、必ず DC 電源で使用されているカラーコードと一致させてください。
ステップ 6 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 4 ~ 6 を繰り返します。
図4-5 Cisco 7200 シリーズの DC 入力電源モジュールの電源切断
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ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します
ステップ 2 -V と +V 導線内に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します
ステップ 3 -V 導線、+V 導線、アース線を電源モジュールの前面プレートに固定しているケーブル タイを取り外して保管します。
(注) Cisco 7200 シリーズ DC 入力電源モジュールに付属のケーブル タイは、工具を使わずに電源モジュールから取り外したり、電源モジュールに取り付けたりすることができます。別のタイプのケーブル タイを使用して DC 入力電源コードを電源モジュールの前面プレートに固定している場合は、ワイヤ ストリッパを使用して電源モジュールからケーブル タイを切り離してください。
ステップ 4 3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、-V 導線およびアース線のレセプタクルの下にあるネジを緩め、コネクタから導線を取り出します(図4-5 を参照)。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラーは、設置場所の DC 電源モジュールのカラーコードによって異なります。通常の場合、グリーンまたはグリーン/イエローはアース用です。DC 入力電源モジュールで使用するカラーコードは、必ず DC 電源で使用されているカラーコードと一致させてください。
ステップ 5 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 4 ~ 5 を繰り返します。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータから NPE または NSE を取り外す手順は、次のとおりです。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータに搭載されている電源モジュールの重量によって、NPE または NSE を取り出しにくい場合があります。作業が困難な場合は、先に電源モジュールをシャーシから取り外し、そのあとで NPE または NSE を取り外します。搭載されている電源モジュールの取り外しおよび交換については、「AC または DC 入力電源モジュールの取り外しおよび交換」を参照してください。
この注意事項は、Cisco uBR7200 シリーズ ルータには適用されません。Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、電源モジュールの上に NPE が取り付けられています。
ステップ 1 ルータの電源をオフにし、入力電源コードを外します。「ルータの電源オフ」を参照してください。
ステップ 2 NPE-G1 を取り外す場合は、インターフェイス ポートから GBIC ケーブルまたは RJ-45 ケーブルを取り外し、コンソール ポートまたは AUX ポートのケーブルも取り外します。NPE-G2 を取り外す場合は、インターフェイス ポートから SFP ケーブルまたは RJ-45 ケーブルを取り外し、コンソール ポートまたは AUX ポートのケーブルも取り外します。
ステップ 3 オプションの NPE-G1 または NPE-G2 のケーブル マネジメント ブラケットが取り付けられている場合は、これを取り外します。非脱落型ネジを緩めたあと、ブラケットの右側を持ち上げて非脱落型ネジから離し、左側をスライドさせて別の非脱落型ネジから離します。
ステップ 4 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 5 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、NPE または NSE の前面プレートにある 2 つの非脱落型ネジを緩めます(Cisco 7200 シリーズ ルータについては図4-7、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては図4-8を参照)。
標準の 19 インチ ラック(4 支柱)または 2 支柱ラックにルータを設置していない場合は、手順 9 に進んでください。ラックにルータを設置している場合は、電源ストリップなどの付属品が障害になって電源モジュールに手が届かないかどうかを判断してください。ラックの付属品のために電源モジュールが扱いにくい場合は、手順 6 に進んでください。
ステップ 6 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、ラックの前面マウンティング ストリップにルータを固定している 4 つのネジを緩めます。
ステップ 7 ラックの前面で少なくとも 1 人の補助者が、ルータの前面底部を支えます。
ステップ 8 ラックの後ろ側からルータ前面をラックの外に慎重に押し出し、NPE または NSE を取り外すために必要なスペースを確保します。
ステップ 9 NPE または NSE のハンドルをつかみ、シャーシ スロットから慎重に引き出します。
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図4-7 Cisco 7200 シリーズの NPE の非脱落型ネジおよびハンドル
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図4-8 Cisco uBR7200 シリーズの NPE の非脱落型ネジおよびハンドル-- Cisco uBR7246 の図
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ステップ 10 静電気の生じない平らな場所に、NPE または NSE を置きます。その際、プリント基板側を上にします。
この章では、NPE または NSE に搭載された DRAM または SDRAM の取り外しおよび交換方法について説明します。
• NPE-G2 の SDRAM DIMM の交換手順については、「NPE-G2 または UBR7200-NPE-G2 SDRAM DIMM の取り外しおよび交換」を参照してください。
• NPE-G1 の SDRAM SODIMM の交換手順については、「NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 の SDRAM SODIMM の取り外しおよび交換」を参照してください。
• NPE-400 の SDRAM SODIMM の交換手順については、「NPE-400 SDRAM SODIMM の取り外しおよび交換」を参照してください。
• NSE-1、NPE-300、NPE-225、または NPE-175 の SDRAM DIMM の交換手順については、「SDRAM DIMM の取り外しおよび交換」を参照してください。
• NPE-100、NPE-150、NPE-200 の DRAM SIMM の交換手順については、「DRAM SIMM の取り外しおよび交換」を参照してください。
ここでは、NPE-G2 上の DIMM の取り外しおよび交換手順について説明します。
NPE-G2 上のSDRAM は、DIMM 内に搭載されます(図4-10を参照)。
(注) シスコが提供する SDRAM を使用してください。シスコ部品番号は、DIMM 上に記されています。
ESD による損傷を防ぐため、DIMM を取り扱う場合は、必ずカードの端を持ってください(図4-17を参照)。また、取り外した DIMM は静電気防止用マットに置き、静電気防止用コンテナに収めてください。
図4-9 NPE-G2 の DIMM の取り外しまたは取り付け
ステップ 1 DIMM が外れるまでリリース ラッチを押して DIMM を取り外します。
ステップ 2 DIMM ソケットから DIMM を慎重に取り外します。
ステップ 3 DIMM ソケットに DIMM を慎重に挿入します。
ステップ 4 DIMM の端にあるノッチにリリース ラッチがはまるまでリリース ラッチを押して固定します。
SDRAM DIMM を交換する手順は以上です。シャーシに NPE-G2 を取り付ける場合は、「NPE または NSE の交換」に進んでください。
ここでは、NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 上の SODIMM の取り外しおよび交換手順について説明します。
NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 上の SDRAM は、2 つの SODIMM 内に搭載されます(図4-10を参照)。システム コンフィギュレーションによっては、SDRAM のアップグレードが必要になることもあります。SODIMM が原因でシステムに問題が生じていると判断される場合にも、SODIMM を交換する必要があります。
(注) シスコが提供する SDRAM を使用してください。シスコ部品番号は、SODIMM 上に記されています。
ESD による損傷を防ぐため、SODIMM を取り扱う場合は、必ずカードのエッジを持ってください(図4-14を参照)。また、取り外した SODIMM は静電気防止用マットに置き、静電気防止用コンテナに収めてください。
図4-10 NPE-G1 および UBR7200-NPE-G1 の SODIMM の位置
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ステップ 1 ルータの電源がまだ切断されていない場合は、切断します。
ステップ 3 NPE を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止器具を必ず身に付けてください。
ステップ 4 NPE-G1 または UBR7200-NPE-G1 の SODIMM の位置を確認します。
(注) 両方の SODIMM は、サイズおよびタイプが同じでなければなりません。また、両方の SODIMM ソケットに搭載する必要があります。
図4-11 SDRAM SODIMM の取り外しまたは取り付け
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ステップ 5 SODIMM スプリング ラッチを親指で外に倒し、交換する SODIMM を取り外します。
SODIMM が持ち上げられて、ソケットから簡単に取り外せるようになります。
ステップ 1 新しい SODIMM のノッチの位置をコネクタに合わせ、ソケットに SODIMM を差し込みます。
ステップ 2 SODIMM を静かに押し下げ、SODIMM スプリング ラッチを所定の位置にはめます。
ステップ 3 両方の SODIMM を交換する場合は、ステップ 1 およびステップ 2 を繰り返します。
SDRAM SODIMM を交換する手順は以上です。シャーシに NPE-G1 または UBR7200-NPE-G1 を取り付ける場合は、「NPE または NSE の交換」に進んでください。
ここでは、NPE-400 上の SODIMM の取り外しおよび交換手順について説明します。
NPE-400 上の SDRAM は、1 個の SODIMM 内に搭載されます(図4-12を参照)。システム コンフィギュレーションによっては、SDRAM のアップグレードが必要になることもあります。SODIMM が原因でシステムに問題が生じていると判断される場合にも、SODIMM を交換する必要があります。
(注) シスコが提供する SDRAM を使用してください。シスコ部品番号は、SODIMM 上に記されています。
ESD による損傷を防ぐため、SODIMM を取り扱う場合は、必ずカードのエッジを持ってください(図4-14を参照)。また、取り外した SODIMM は静電気防止用マットに置き、静電気防止用コンテナに収めてください。
図4-12 NPE-400 の SDRAM SODIMM の位置
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ステップ 1 ルータの電源がまだ切断されていない場合は、切断します。
ステップ 2 システムから NPE-400 を取り外します。
ステップ 3 NPE-400 を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止器具を必ず身に付けてください。
ステップ 5 SODIMM の絶縁ポストとネジの位置を確認します。
ステップ 6 プラス ドライバを使用し、SODIMM からネジを外します。新しい SODIMM を取り付けるときに使用できるように、ネジを保管してください。
ステップ 7 SODIMM のスプリング ラッチを解除し、ソケットから SODIMM を外します。
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ステップ 8 SODIMM の両側がソケットから外れたら、親指と人差し指で SODIMM のエッジをつまみ、ソケットから完全に引き出します。SODIMM を扱う際には、必ずエッジだけを持ってください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(SODIMM のコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないようにしてください。
ステップ 9 ESD によって損傷しないように、SODIMM を静電気防止用コンテナに収めます。
ここでは、NPE-400 上の SODIMM の取り付け手順について説明します。
NPE-400 上の SDRAM は、1 個の SODIMM 内に搭載されます(図4-14を参照)。
(注) シスコが提供する SDRAM を使用してください。シスコ部品番号は、SODIMM 上に記されています。
ステップ 1 静電気防止用コンテナから新しい SODIMM を取り出します。
ステップ 2 SODIMM のコンポーネント側が上、コネクタ エッジ(金属フィンガ)が向こう側になるように SODIMM を持ちます。
ステップ 3 SODIMM の両側を親指と人差し指で持ちます(図4-14を参照)。
ステップ 4 SODIMM をソケットとほぼ同じ角度に傾け、コネクタ エッジ全体をソケットに差し込みます。
ステップ 5 スプリング ラッチが固定されるまで、SODIMM を下に倒します。
ステップ 6 SODIMM を取り付けたら、SODIMM の両方のガイド穴を調べ、スプリング ラッチが見えることを確認してください。見えない場合、SODIMM は正しく装着されていません。SODIMM の位置がずれている場合は、慎重に SODIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。スプリング ラッチがしっかりかかるまで、SODIMM をソケットの奥に押し込みます。
ステップ 7 プラス ドライバを使用し、前述の手順で取り外したネジを元どおり差し込んで締めます。ネジを締めすぎないように注意してください。
SDRAM SODIMM の交換手順は以上です。シャーシに NPE-400 を再度取り付ける場合は、「NPE または NSE の交換」を参照してください。
ここで説明する手順が適用されるのは、NPE-175、NPE-225、NPE-300、または NSE-1 の SDRAM DIMM をアップグレードまたは交換する場合だけです。NPE-175、NPE-225、および NSE-1 の SDRAM DIMM は、ソケット U15 に取り付けられています。NPE-300 のユーザ設定可能な 2 つの SDRAM DIMM は、ソケット U45 および U44 に取り付けられています。
(注) NPE-300 には、SDRAM のバンクが 2 つあります。パケット メモリ要件をすべて満たすためには、両方の SDRAM バンクを使用します。ただし、バンク 0 はパケット メモリ専用で、出荷時に固定で設定されています。
バンク 1 には、2 つのユーザ設定可能な SDRAM スロット(DIMM スロット 2 および DIMM スロット 3)があります(「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」 図2-5 を参照)。バンク 1 の両スロットには、異なるサイズの DIMM を搭載することができます。ただし、スロット 2 の DIMM のサイズは、スロット 3 の DIMM と同じかそれより大きくなければなりません。スロット 3 の DIMM のサイズは 0 でも問題ありません。
(注) 必ずシスコ提供の SDRAM DIMM を使用してください。
ステップ 1 システムの電源をオフにし、システムから NPE または NSE を取り外します(NPE または NSE の取り外しのステップに従ってください)。
ステップ 2 NPE または NSE を静電気防止用マットまたはパッドの上に置きます。リスト ストラップなどの静電気防止器具を必ず身に付けてください。
ステップ 3 DIMM の位置を確認し、取り外す DIMM モジュールが手前にくるように、NPE または NSE の向きを変えます。
ステップ 4 DIMM に付いている DIMM ラッチを開き、ソケットから DIMM を外します(図4-15 を参照)。DIMM はソケットにしっかり装着されているため、ソケットからの取り外しに多少の力が必要になる場合もあります。
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ステップ 5 DIMM ラッチが開いたら、親指と人差し指で DIMM の端を持ち、ソケットから完全に引き出します(図4-16 を参照)。
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DIMM を扱う際には、必ず端だけを持ってください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(DIMM のコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないようにしてください(図4-17 を参照)。
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ステップ 6 ESD によって損傷しないように、DIMM を静電気防止用コンテナに収めます。
(注) NPE-300 には、SDRAM のバンクが 2 つあります。パケット メモリ要件をすべて満たすためには、両方の SDRAM バンクを使用します。ただし、バンク 0 はパケット メモリ専用で、出荷時に固定で設定されています。
バンク 1 には、2 つのユーザ設定可能な SDRAM スロット(DIMM スロット 2 および DIMM スロット 3)があります( 「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」 図2-5 を参照)。バンク 1 の両スロットには、異なるサイズの DIMM を搭載することができます。ただし、スロット 2 の DIMM のサイズは、スロット 3 の DIMM と同じかそれより大きくなければなりません。スロット 3 の DIMM のサイズは 0 でも問題ありません。
NPE または NSE を前述の手順と同じ向きにしてから、次の手順で DIMM ソケットに DIMM を取り付けます。
ステップ 1 静電気防止用コンテナから新しい DIMM を取り出します。
ステップ 2 親指と人差し指で DIMM を持ちます(図4-17 を参照)。
(注) 64 MB DIMM は、コンポーネント側を下に向けてください。
ステップ 3 DIMM のコネクタ エッジをソケットに差し込みます。
ステップ 4 DIMM の端にあるソケット ラッチが閉じるまで、慎重に DIMM をソケットに押し込みます(図4-18 を参照)。必要に応じて、DIMM を静かに前後に揺らしながら、正しく装着します。
ステップ 5 DIMM を取り付けたら、正しく装着されているかどうかを確認してください。DIMM の位置がずれている場合は、慎重に DIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。ソケットの最初のラッチともう一方のラッチが正しい位置にはまるまで、ソケットの奥にしっかり DIMM を押し込みます。
ステップ 6 NPE に DIMM ソケットが 2 つ以上あり、2 つめの DIMM も交換する場合は、ステップ 1 ~ステップ 5 を繰り返します。
ここで説明する手順が適用されるのは、NPE-100、NPE-150、または NPE-200 の DRAM SIMM をアップグレードまたは交換する場合だけです。
ステップ 1 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびルータの塗装されていない面に装着します。
ステップ 2 I/O コントローラまたは NPE を静電気防止用マットまたは静電気のない面に置きます(リスト ストラップなどの静電気防止器具を必ず身に付けてください)。
ステップ 3 ハンドルが向こう側、エッジ コネクタが手前にくるように、I/O コントローラまたは NPE の向きを変えます。
交換するメモリ モジュールの位置を調べるには、「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」の「NPE または NSE のメモリ情報」で該当する NPE の図を参照してください。
(注) ご使用のシステムに搭載されている SIMM の形状は、以降の図に示されている SIMM と異なる場合もあります。
ステップ 5 取り外す SIMM のスプリング ラッチを解除し、ソケットから SIMM を外します(図4-19 を参照)。
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ステップ 6 SIMM の両側がソケットから外れたら、親指と人差し指で SIMM の端部分を持ち、ソケットから完全に引き出します。SIMM を扱う際には、必ず端だけを持ってください。メモリ モジュール、ピン、またはトレース(SIMM のコネクタ エッジの金属フィンガ)には触れないようにしてください。
ステップ 7 ESD による損傷を防ぐため、SIMM を静電気防止用バッグに収めます。取り外した SIMM は、適合する装置で再利用できます。
ステップ 8 残りの SIMM に対しても、ステップ 4 ~ 7 を繰り返します。
NPE の DRAM SIMM は、次のソケットに取り付けます。
• NPE-100 および NPE-150 では、U18、U25、U4、および U12(「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」 図2-9および図2-10を参照)。
• NPE-200 では、U11、U25、U42、および U52(「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」の図2-8を参照)。
NPE にメモリ SIMM を取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 NPE を前述の手順と同じ向きにします(ハンドルが向こう側、エッジ コネクタが手前)。最初の SIMM は一番奥のソケット(手前側から最も離れているソケット)に取り付けます。一番手前のソケットには、最後の SIMM を取り付けます。
ステップ 2 静電気防止用袋から新しい SIMM を取り出します。
(注) NPE-200、NPE-150、または NPE-100 の DRAM エラーを防ぎ、スタートアップ時にシステムが正しく初期化されるようにするには、DRAM バンク 0(ソケット U18 および U25、または U11 および U25)に、同タイプの SIMM を最低 2 つ搭載する必要があります。バンク 1(ソケット U4 および U12、または U42 および U52)に同タイプの SIMM を 2 つ搭載することもできますが、バンク 0 には常に最大サイズの SIMM が 2 つ搭載されている必要があります。
ステップ 3 SIMM のコネクタ エッジ(金属フィンガ)が下、コンポーネント側が手前になるように SIMM を持ちます(図4-21 を参照)。
図4-21 Cisco 7200 シリーズのメイン メモリ SIMM
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ステップ 4 SIMM の両側を親指と人差し指で持ちます(図4-20 を参照)。
ステップ 5 SIMM をソケットとほぼ同じ角度に傾け、コネクタ エッジ全体をソケットに差し込みます。
ステップ 6 SIMM の端にスプリング ラッチがかかるまで、慎重に SIMM をソケットに押し込みます。必要に応じて、SIMM を静かに前後に揺らしながら、正しく装着します。
ステップ 7 残りの SIMM に対しても、ステップ 2 ~ 6 を繰り返します。
ステップ 8 すべての SIMM を取り付けたら、ガイド穴を全部調べ(各 SIMM に 2 つある)、スプリング ラッチが見えることを確認してください。見えない場合、SIMM は正しく装着されていません。SIMM の位置がずれている場合は慎重に SIMM を取り外し、再度ソケットに装着してください。スプリング ラッチがしっかりかかるまで、SIMM をソケットの奥に押し込みます。
SIMM の交換手順は以上です。「NPE または NSE の交換」に進んでください。
SDRAM のアップグレードまたは交換後に、システムが正常に起動しない場合、あるいはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ エラーが表示される場合は、SIMM、DIMM、または SODIMM が正しく取り付けられているかどうかを確認してください。必要な場合は、システムをシャットダウンし、NPE または NSE を取り外します。SIMM、DIMM、または SODIMM を真上から見て、さらに水平方向から見て確認します。正しく取り付けられていれば、SIMM または DIMM は他の SIMM または DIMM と同じ角度および同じ高さになっているはずです。高すぎたり低すぎたり、角度が異なっている SIMM、DIMM、または SODIMM がある場合はそれを取り外し、装着し直します。NPE または NSE を交換したあとでシステムを再起動し、別のインストレーション チェックを行います。
何回試してもシステムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。その際、あらかじめエラー メッセージや LED の状態など、問題の解決に役立ちそうな事項を書き留めておいてください。
シャーシに NPE または NSE を取り付ける前に、次に示す互換性に関する要件をチェックしてください。
• NPE-300、NPE-400、NSE-1、NPE-G1、および NPE-G2 は、Cisco 7200 VXR ルータとの互換性があります。NPE-300、NPE-400、UBR7200-NPE-G1 および UBR7200-NPE-G2 は、Cisco 7246VXR ルータと互換性があります。これらは、Cisco 7200 シリーズ ルータ(Cisco 7202、Cisco 7204、Cisco 7206)および Cisco uBR7246 で使用することはできません。
NPE または NSE をルータに取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源がオフになり、ルータおよび電源から入力電源コードが外されていることを確認します。「ルータの電源オフ」を参照してください。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 NPE または NSE の金属フレームの端部分を両手で持ち、プリント基板のコンポーネント面を上向きにします(コンポーネントが見えるようにします)。
ステップ 4 NPE または NSE の金属フレームの両端の位置を、シャーシのスロット ガイドに合わせます(Cisco 7200 シリーズ ルータについては図4-22、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては図4-23を参照)。
(注) NPE-G2、NPE-G1、NSE-1、NPE-400、および NPE-300 のフレームには、Cisco 7200 VXR や Cisco uBR7246VXR の NPE または NSE スロットの溝にはまる金属製のポスト(キー式ポスト)が付いています。この機能がある場合でも、 NPE-G1、NPE-G2、NSE-1、NPE-400、または NPE-300 の インストレーション手順に変更はありません(「SDRAM および DRAM のメモリ システムの概要」 図2-2、図2-3、図2-4、または図2-5 を参照)。
NPE または NSE の金属フレーム部分を、スロット ガイドに合わせないでください。金属フレームをスロット ガイドに合わせると、NPE または NSE をシャーシ スロットに差し込むとき、NPE または NSE のプリント基板のコンポーネントが破損します。
図4-22 Cisco 7200 VXR シリーズ ルータのスロット ガイドへの NPE の位置合わせ
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図4-23 Cisco uBR7200 シリーズ ルータのスロット ガイドへの NPE の位置合わせ-- Cisco uBR7246 の場合
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ステップ 5 シャーシ スロットに NPE または NSE 全体をゆっくりと差し込み、ルータのミッドプレーンにコネクタが装着された手応えを感じるまで押します。
ステップ 6 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、NPE または NSE 上の非脱落型ネジを締め、ルータのミッドプレーンに固定します。
図4-24 NPE-G1 ケーブル マネジメント ブラケットの取り付け
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ステップ 7 NPE-G1 または NPE-G2 のケーブル マネジメント ブラケットを交換する場合は、ブラケットの左側を、緩めた非脱落型ネジにはめ込みます。次にブラケットを下に回転させて、右側の非脱落型ネジにはめ込みます。両方の取り付けネジを締めます。
(注) 非脱落型ネジを締めるまで、NPE または NSE はルータのミッドプレーンに完全に装着されていません。
ステップ 8 ルータから電源モジュールを取り外した場合は、電源モジュールを取り付けます(Cisco 7200 シリーズ ルータに AC または DC 入力電源モジュールを取り付ける場合は、AC または DC 入力電源モジュールの取り外しおよび交換を参照してください)。
ステップ 9 ルータ前面をラックから押し出した場合は、ルータをゆっくりとラックに戻します。
ステップ 10 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、ラックの前面マウンティング ストリップにルータを固定する 4 つのネジを締めます。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの NPE または NSE を交換する手順は以上です。
NPE または NSE をルータに取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの電源がオフになり、ルータおよび電源から入力電源コードが外されていることを確認します。「ルータの電源オフ」を参照してください。
ステップ 2 静電気防止用リスト ストラップを、手首およびシャーシの塗装されていない面に装着します。
ステップ 3 NPE または NSE の金属フレーム エッジを両手で持ち、プリント基板のコンポーネント面を上向きにします(図4-25 を参照)。
図4-25 Cisco 7200 VXR シリーズ ルータのスロット ガイドへの NPE-G1 の位置合わせ
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ステップ 4 NPE-G1、NPE-G2、UBR7200-NPE-G1、UBR7200-NPE-G2 のいずれかを使用する場合は、手順 5 に進みます。これらを使用しない場合は、「入力電源の再接続およびルータの電源オン」に進んでください。
ステップ 5 NPE-G1、UBR7200-NPE-G1、NPE-G2、または UBR7200-NPE-G2 にインターフェイス ケーブル、コンソール ケーブル、または AUX ケーブルを再び取り付け、ケーブル マネジメント ブラケット(取り付けられている場合)を通してケーブルを配線します。
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを入力電源に再接続し、ルータの電源をオンにして、正常なシステム ブートを確認する手順について説明します。
警告 インストレーション手順を読んでから、システムを電源に接続してください。ステートメント 10
ルータに DC 入力電源が搭載されている場合は、次の「DC 入力電源の再接続」に進んでください。DC 入力電源モジュールでない場合は、「AC 入力電源の再接続」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
ステップ 1 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します
ステップ 2 ケーブル固定クリップを、AC レセプタクルから上(Cisco 7200 シリーズ)または左(Cisco uBR7200 シリーズ)に押し、電源コードを接続します。
ステップ 3 ケーブル固定クリップを、下(Cisco 7200 シリーズ)または右(Cisco uBR7200 シリーズ)に押し、コネクタ上でカチッという音がするのを確認します。これで電源モジュールの AC レセプタクルに電源コードが固定されます。
ケーブル固定クリップは、AC 電源コードが引っ張られるのを防ぎます(Cisco 7200 シリーズ ルータについては図4-26、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては図4-27を参照)。
図4-26 Cisco 7200 シリーズ ルータと AC 入力電源の接続
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図4-27 Cisco uBR7200 シリーズ ルータと AC 入力電源の接続
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ステップ 4 AC 電源コードを AC 電源に差し込みます。
(注) Cisco7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で動作する AC 入力電源モジュールごとに、最低 5 A が必要です。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、120 VAC で動作する AC 入力電源モジュールごとに最低 7 A が必要です。
Cisco 7200 シリーズ ルータおよび Cisco uBR7200 シリーズ ルータには、米国の場合は 120 VAC、15 A(それ以外の各国の場合は 240 VAC、10 A)の電源レセプタクから給電することを推奨します。
ステップ 5 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 4 を繰り返します。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを AC 入力電源に再接続する手順は以上です。「ルータへの電源オン」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源に再接続する手順は、次のとおりです。
(注) DC 入力電源モジュールの導線のカラーは、設置場所の DC 電源モジュールのカラーコードによって異なります。通常の場合、グリーンまたはグリーン/イエローはアース用です。DC 入力電源モジュールで使用するカラーコードは、必ず DC 電源で使用されているカラーコードと一致させてください。
警告 以下の手順を行う前に、ショートや感電事故を防ぐため、DC 回路に電気が流れていないことを確認してください。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します。ステートメント 322
警告 装置を設置するときには、必ずアースを最初に接続し、最後に取り外します。ステートメント 202
ステップ 1 -V と +V 導線に電流が流れていないことを確認します。
ステップ 2 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になっていることを確認します(Cisco 7200 シリーズ ルータについては図4-28、Cisco uBR7200 シリーズ ルータについては図4-29を参照)。
図4-28 Cisco7200 シリーズ ルータと DC 入力電源の接続
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図4-29 Cisco uBR7200 シリーズ ルータと DC 入力電源の接続
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ステップ 3 必要な場合はワイヤ ストリッパを使用し、-V、+V、およびアース線の被覆を約 0.55 インチ(14 mm)取り除きます(図4-30 を参照)。
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(注) Cisco uBR7200 シリーズの場合、DC 入力電源モジュールのアース線は、M5 アース レセプタクルに接続される 2 穴のアース ラグになっています。このアース線をむき出しにする必要はありません。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、アース線のむき出し部分を DC 入力電源モジュールのアース線レセプタクルに完全に差し込み、3/16 インチ マイナス ドライバを使用してレセプタクルのネジを締めます(図4-28 を参照)。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、アース線の 2 穴のアース ラグを M5 アース レセプタクルに M5 ナットで接続します。8 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)を使用し、ナットを締めてください(図4-29 を参照)。
ステップ 5 +V 導線の被覆のない部分すべてを +V 導線レセプタクルに差し込み、3/16 インチのマイナス ドライバを使用して、レセプタクルのネジを締めます。-V 導線にも同様の手順を行います。
(注) 導線の端のむき出し部分がレセプタクルに完全に挿入されていることを確認してください。導線の挿入後にむき出し部分がはみ出す場合は、レセプタクルから導線を外し、ワイヤ ストリッパでむき出し部分の端をカットして、3 ~ 5 の手順を再度行います。
ステップ 6 アース、+V、および -V DC 入力導線のそれぞれについて、レセプタクルのネジまたはナットを締め、導線を電源モジュールの前面プレートに固定します。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、DC 入力導線を取り外すときに保管しておいたケーブル タイを使用し、3 本の導線を固定します。
(注) Cisco7200 シリーズ ルータの場合、アース、+V、および -V DC 入力導線を電源モジュールの前面プレートに固定するとき、アース線に多少の緩みを残してください。3 本の導線全部が強く引っ張られたとき、電源モジュールから最後に切断される導線がアース線になるようにするためです(図4-28 を参照)。
• Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、電源モジュールの前面プレート上にある 2 つのストレイン レリーフ スタッドの間に、+V および -V 導線を通します(図4-29 を参照)。
(注) Cisco uBR7200 シリーズ ルータのアース ラグに接続する導線には、ゆとりのためのループを作る必要はありません。この導線は +V および -V 導線から離れており、かつ 2 つの M5 ナットによって M5 レセプタクルに固定されているからです。
ステップ 7 Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、+V および -V 導線を覆うストレイン レリーフ カバーを取り付け、7 mm レンチまたはナット ドライバ(または調整レンチ)で 2 つの M4 ナットを締めて、カバーをストレイン レリーフ スタッドに固定します( 図4-31 を参照)。
図4-31 Cisco uBR7200 シリーズ DC 入力電源モジュールでのストレイン レリーフ カバーの交換
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ステップ 8 +V および -V 導線に再度電流を流します。
(注) Cisco 7200 シリーズ ルータの場合:
― 24 VDC で動作する各 DC 入力電源モジュールには最低 19 A が必要です。
― 48 VDC で動作する各 DC 入力電源モジュールには最低 13 A が必要です。
― 60 VDC で動作する各 DC 入力電源モジュールには最低 8 A が必要です。
Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 入力電源モジュールの定格は 14 A、700 ボルト アンペア(VA)です。
この製品は設置する建物にショート(過電流)保護機構が備わっていることを前提に設計されています。必ず指定されたヒューズまたは回路ブレーカー(最低 35 A、60 VDC)を使用してください。設置場所の配線および回路ブレーカーは、安全性を考慮して最大値に対応するサイズのものを使用する必要があります。
ステップ 9 2 台めの電源モジュールを搭載している場合は、ステップ 1 ~ 8 を繰り返します。
Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータを DC 入力電源に再接続する手順は以上です。
AC または DC 入力電源モジュールを搭載している Cisco 7200 シリーズ ルータまたは Cisco uBR7200 シリーズ ルータの電源をオンにする手順は、次のとおりです。
• 各ポート アダプタがスロットに挿入され、ポート アダプタ レバーまたは固定クリップがロックの位置になっている。
• NPE または NSE、および I/O コントローラがそれぞれ対応するスロットに搭載され、非脱落型ネジが締められている。
• すべてのネットワーク インターフェイス ケーブルがポート アダプタに接続されている。
• 各ケーブル モデム カードがスロットに挿入され、非脱落型ネジが締められている(Cisco uBR7200 シリーズ ルータのみ)。
• CompactFlash ディスク、フラッシュ ディスク、または PC カードを搭載している場合、カードが PC カード スロットに正しく取り付けられている。
• 各 AC 入力電源コードが接続され、ケーブル固定クリップで固定されている(AC 入力電源モジュールのみ)。
• Cisco 7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が接続され、電源モジュールの前面プレートにケーブル タイで固定されている。Cisco uBR7200 シリーズ ルータの場合、各 DC 導線が、アース レセプタクルおよび +V/-V 導線のストレイン レリーフ カバーに M4 ナットで接続されている(DC 入力電源モジュールのみ)。
• 各 DC 導線が接続され、電源モジュールに固定されている(DC 入力電源モジュールのみ)。
• DC 入力電源モジュールの場合、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを固定していたテープをはがし、回路ブレーカーのハンドルをオンの位置に戻した結果、電力が復旧されている(DC 入力電源モジュールのみ)。
ステップ 2 ルータの背面で、電源モジュールの電源スイッチをオン(|)の位置にします。ルータに 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、再度この手順を行います。
(注) ルータの電源をオンにしたあとで電源を切断する場合は、30 秒後に切断してください。
電源スイッチをオンにすると、ルータが起動します。正常に起動されているかどうかを次の手順で確認してください。
(注) ルータの電源をオフにしたあとで電源を投入する場合は、30 秒後に投入してください。
ステップ 1 電源モジュールのグリーンの OK LED が点灯していることを確認します。
ステップ 2 ファンの音を確認します。作動音がすぐに聞こえるはずです。
ステップ 3 起動プロセス中は、SYSTEM LED を確認します。大部分のポート アダプタおよび Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カードの LED は、不規則に点灯と消灯を繰り返します。点灯し、いったん消灯してから、短い間点灯する LED もあります。I/O コントローラの IO POWER OK LEDはすぐに点灯します。NPE-G1 の POWER OK LED はすぐに点灯し、その後も点灯し続けます。NPE-G2 の PWR OK LED はすぐに点灯し、その後も点灯し続けます。
ステップ 4 初期化プロセスを確認します。システム ブート(数秒)が完了すると、NPE および NSE は、ポート アダプタ、Cisco uBR7200 シリーズ ケーブル モデム カード、I/O コントローラの初期化を開始します。この初期化中、各ポート アダプタの LED 表示はさまざまです(ほとんどの LED は点滅します)。初期化が完了すると、各ポート アダプタの ENABLED LED が点灯します。また、コンソール画面に次のようなスクリプトおよびシステム バナーが表示されます。
システムが正常に起動しない場合、あるいはコンソール端末にチェックサムまたはメモリ エラーが表示される場合は、次の事項を確認してください。
• すべての SIMM、DIMM、または SODIMM が正しく取り付けられていることを確認します。必要な場合は、システムをシャットダウンし、I/O コントローラ、NPE、または NSE を取り外します。SIMM、DIMM、または SODIMM を真上から見て、さらに水平方向から見て確認します。正しく取り付けられていれば、すべての SIMM または DIMM が同じ角度および同じ高さになっているはずです。高すぎたり低すぎたり、角度が異なっている SIMM、DIMM、または SODIMM がある場合はそれを取り外し、装着し直します。I/O コントローラ、NPE、または NSE を交換したあとでシステムを再起動し、別のインストレーション チェックを行います。
• 各 DRAM SIMM バンクには、サイズと速度が同じ SIMM を搭載する必要があります。サイズと速度が異なる場合、システムは動作しません。SIMM の速度は 60 ナノ秒以上です。速度は SIMM の片側にシルクスクリーンで記されます。
• 各 SDRAM SODIMM バンクには、サイズとタイプが同じ SODIMM を装着する必要があります。また、両方の SODIMM ソケットに搭載する必要があります。そうしないと、システムは動作しません。
何回試してもシステムが正常に再起動しない場合は、製品を購入された代理店に連絡してください。その際、あらかじめエラー メッセージや LED の状態など、問題の解決に役立ちそうな事項を書き留めておいてください。
Cisco 7200 シリーズ ルータに搭載されている電源モジュールの重量によって、NPE または NSE をシャーシ スロットから取り出しにくい場合があります。作業が困難な場合は、先に電源モジュールをシャーシから取り外し、そのあとで NPE または NSE を取り外します。
ここでは、Cisco 7200 シリーズ ルータでの AC または DC 入力電源モジュールの取り外しおよび交換手順について説明します。
(注) Cisco uBR7200 シリーズ ルータでは、電源モジュールの上に NPE を搭載します。したがって、電源モジュールを取り外さなくても、NPE をシャーシ スロットから取り出せます。
Cisco 7200 シリーズ ルータからの取り外し手順は、AC 入力電源モジュールも DC 入力電源モジュールも同じです。これら 2 種類の電源モジュールは、AC 入力電源モジュールには AC 入力レセプタクル、DC 入力電源モジュールには DC 入力導線レセプタクルが付いている点を除き、寸法および前面プレートは共通の仕様です。
Cisco 7200 シリーズ ルータから AC または DC 入力電源モジュールを取り外す手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置になり、電源モジュールが入力電源から切断されていることを確認します。
ステップ 2 DC -V および +V 導線内に電流が流れていないことを確認します。すべての電源を確実に切断するには、配電盤上で DC 回路に対応している回路ブレーカーを OFF の位置に切り替え、回路ブレーカーのスイッチ ハンドルを OFF の位置のままテープで固定します(ルータの電源オフを参照)。
ステップ 3 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、電源モジュールの前面プレートにある 2 つの非脱落型ネジを緩めます(図4-32 を参照)。
標準的な 19 インチの 4 支柱ラックまたは 2 支柱ラックにルータを設置していない場合は、手順 7 に進んでください。ラックにルータを設置している場合は、電源ストリップなどのラックの付属品が障害になって電源モジュールに手が届かないかどうかを判断してください。ラックの付属品のために電源モジュールが扱いにくい場合は、手順 4 に進んでください。
図4-32 電源モジュールの非脱落型ネジおよびハンドル-- Cisco 7200 シリーズの AC 入力電源モジュールの場合
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ステップ 4 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、ラックの前面マウンティング ストリップにルータを固定しているネジを緩めます。
ステップ 5 ラックの前面で少なくとも 1 人の補助者が、ルータの前面底部を支えます。
ステップ 6 ラックの後ろ側からルータ前面をラックの外に慎重に押し出し、電源モジュールを取り外すために必要なスペースを確保します。
ステップ 7 電源モジュールのハンドルをつかみ、電源モジュールをルータから引き出します。
ステップ 8 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、手順 1 ~ 7 を繰り返します。
Cisco 7200 シリーズ ルータから AC または DC 入力電源モジュールを取り外す手順は以上です。次の「電源モジュールの交換」に進んでください。
Cisco 7200 シリーズ ルータに AC 入力電源モジュールまたは DC 入力電源モジュールを取り付ける手順は、次のとおりです。
ステップ 1 電源モジュールの電源スイッチがオフ(O)の位置にあることを確認します(AC 入力電源モジュールについては図4-1、DC 入力電源モジュールについては図4-5を参照)。
(注) ルータの電源をオフにしたあとで電源を投入する場合は、30 秒後に投入してください。
ステップ 2 一方の手で電源モジュールのハンドルをつかみ、もう一方の手で電源モジュールを下から支えます(図4-33 を参照)。
図4-33 電源モジュールの持ち方-- Cisco 7200 シリーズ AC 入力電源モジュールの場合
ステップ 3 電源モジュール ベイに電源モジュールを合わせます。
ステップ 4 電源モジュールを電源モジュール ベイに挿入し、電源モジュールの前面プレートがルータの背面パネルと平らになるようにします。
ステップ 5 No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用して、電源モジュールの非脱落型ネジを締め、電源モジュールをルータに固定します。
(注) 非脱落型ネジを締めるまで、電源モジュールはルータのミッドプレーンに完全に装着されません。
ステップ 6 2 台めの電源モジュールが搭載されている場合は、手順 1 ~ 5 を繰り返します。
ステップ 7 2 台めの電源モジュールがない場合は、空いている電源モジュール ベイにフィラー プレートを取り付けます。No.2 プラス ドライバまたは 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、フィラー プレートの非脱落型ネジを締めます。
ステップ 8 ルータをラックから押し出した場合は、ルータをゆっくりとラックに戻します。
ステップ 9 3/16 インチ マイナス ドライバを使用し、ラックの前面マウンティング ストリップにルータを固定するネジを締めます。