例
次に、all キーワードを指定した show controllers wanphy コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers wanphy 0/3/4/0 all
Interface: wanphy0_3_4_0
Configuration Mode: WAN Mode
SECTION
LOF = 1, LOS = 1, BIP(B1) = 2912
LINE
AIS = 1, RDI = 0, FEBE = 949, BIP(B2) = 48562
PATH
AIS = 1, RDI = 0, FEBE = 0, BIP(B2) = 0
LOP = 0, NEWPTR = 0, PSE = 0, NSE = 0
WIS ALARMS
SER = 9, FELCDP = 0, FEAISP = 0
WLOS = 1, PLCD = 0
LFEBIP = 47260, PBEC = 949
Active Alarms[All defects]: lof,
Active Alarms[Highest Alarms]: lof
Rx(K1/K2): N/A, Tx(K1/K2): N/A
S1S0 = N/A, C2 = N/A
PATH TRACE BUFFER
Remote IP addr: 000.000.000.000
BER thresholds: N/A
TCA thresholds: N/A
REGISTERS
P_FEBE : 949
L_FE_BIP: 47260
L_BIP : 48562
P_BEC : 949
S_BIP : 2912
J1-Rx0 : 0x3136
J1-Rx1 : 0x352e
J1-Rx2 : 0x3234
J1-Rx3 : 0x332e
J1-Rx4 : 0x3132
J1-Rx5 : 0x3900
J1-Rx6 : 0x3138
J1-Rx7 : 0x372e
Internal Information
Operational Mode : WAN Mode
Curent Alarms: 0x8
表 1 show controllers wanphy コマンドの出力フィールド
フィールド |
説明 |
Interface |
rack/slot/module/port の形式で WAN 物理インターフェイスを識別します。
-
rack:ラックのシャーシ番号。
-
slot:ラインカードの物理スロット番号。
-
module:モジュール番号。 物理層インターフェイス モジュール(PLIM)は、常に 0 です。 共有ポート アダプタ(SPA)は、そのサブスロット番号から参照されます。
-
port:インターフェイスの物理ポート番号。
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Configuration Mode |
このコントローラで実行されている現在のコンフィギュレーション モード。 WAN モードまたは LAN モードとなります。 |
SECTION |
次のセクション アラームを表示します。
-
LOF:この接続のセクションのフレーミング損失(LOF)エラーの数。 LOF アラームは、このセクションに関連付けられたリンクがダウンしていることを示しているため、重要です。
-
LOS:この接続のセクションの信号消失(LOS)エラーの数。 LOS アラームは、このセクションに関連付けられたリンクがダウンしていることを示しているため、重要です。
-
BIP(B1):このセクションの、指定したしきい値を超過したビット インターリーブ パリティ(BIP)B1 エラーの数。
|
LINE |
次の回線アラームが表示されます。
-
AIS:この回線の AIS エラーの数。 AIS アラームは、回線がダウンしていることを示しているため、重要です。
-
RDI:リモート故障表示。
-
回線リモート障害表示が、ダウンストリーム LTE で LOF4、LOS5、または AIS6 が検出されると報告されます。
-
パス リモート故障表示は、ダウンストリーム PTE で着信信号の障害が検出されると報告されます。
-
FEBE:この回線の遠端ブロック エラー(FEBE)の数。 M0 または M1 バイトから収集された回線 FEBE は、ダウンストリーム LTE が BIP7(B2)エラーを検出した場合に報告されます。
-
BIP(B2):この回線の、指定したしきい値を超過したビット インターリーブ パリティ(BIP)B2 エラーの数。
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PATH |
次のパス アラームが表示されます。
-
AIS:このパスの AIS エラーの数。 AIS アラームは、このパスに関連付けられた回線がダウンしていることを示しているため、重要です。
-
RDI:このパスの RDI エラーの数。
-
FEBE:このパスの FEBE エラーの数。 G1 バイトから収集されたパス FEBE は、ダウンストリーム PTE が BIP(B3)エラーを検出した場合に報告されます。
-
BIP(B2):このパスの、指定したしきい値を超過したビット インターリーブ パリティ(BIP)エラーの数。
-
LOP:このパスのポインタ損失(LOP)エラーの数。 パス LOP は、無効なポインタ(H1、H2)または新しいデータ フラグ対応表示の過剰な数の結果として報告されます。
-
NEWPTR:SONET フレーマが新しい SONET ポインタ値(H1、H2)を検証した回数の不正確なカウント。
-
PSE:SONET フレーマが受信したポインタ(H1、H2)でポジティブなスタッフ イベント(PSE)を検出した回数の不正確なカウント。
-
NSE:SONET フレーマが受信したポインタ(H1、H2)でネガティブなスタッフ イベントを検出した回数の不正確なカウント。
(注) |
Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.5.0 では、フィールド RDIFEBEBIP(B2)NEWPTRPSENSE にエラーが表示されません。 |
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WIS ALARMS |
次の WAN 相互接続サブレイヤ(WIS)レイヤ アラームが表示されます。
-
SER:重大エラー秒数(SER)エラーの数
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FELCDP:遠端 - コードグループ識別の損失 - パス(FELCDP)エラーの数
-
FEAISP:遠端 - AIS - パス(FEAISP)エラーの数
-
WLOS:WIS LOS(WLOS)エラーの数
-
PLCD:パスのコードグループ識別の損失(PLCD)エラーの数
-
LFEBIP:回線 - 遠端 - BIP(LFEBI)エラーの数
-
PBEC:パス - ブロック エラー カウンタ(PBEC)エラーの数
(注) |
アラームは、コントローラが WAN-PHY モードで設定されている場合にのみ適用されます。 |
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Active Alarms[All defects] |
このインターフェイスの現在のアクティブ アラームの合計数。
(注) |
アラームは、コントローラが WAN-PHY モードで設定されている場合にのみ適用されます。 |
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Active Alarms[Highest Alarms] |
このインターフェイスの最も重要なアクティブ アラームの合計数。 これらのアラームによって、インターフェイスの他のアラームが発生する可能性があります。
(注) |
アラームは、コントローラが WAN-PHY モードで設定されている場合にのみ適用されます。 |
|
Rx(K1/K2) |
このインターフェイスによって受信された SONET フレームの回線オーバーヘッド(LOH)からのエラー K1/K2 バイトの合計数。 |
Tx(K1/K2) |
このインターフェイスによって送信された SONET フレームの回線オーバーヘッド(LOH)からのエラー K1/K2 バイトの合計数。 |
S1S0 |
このインターフェイスのエラー ペイロード ポインタ バイトの数。 |
C2 |
このインターフェイスのエラー STS ID(C1)の数。 |
PATH TRACE BUFFER |
遠端から受信した Rx J1 トレース バッファ。 受信データは、有効である場合、PATH TRACE BUFFER フィールドの下に表示されます。 |
Remote IP addr |
この接続のリモート エンドの IP アドレスを含むバイト文字列。 受信データが無効な場合、このフィールドには IP アドレスが表示されません。 |
BER thresholds |
10 ギガビット イーサネット コントローラの指定アラームの BER しきい値。 |
TCA thresholds |
10 ギガビット イーサネット コントローラの指定アラームの TCA しきい値。 |
REGISTERS |
次のレジスタからの 16 進数表記の出力が表示されます。
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P_FEBE:このインターフェイスに関連付けられているパスで発生した遠端ブロック エラー(FEBE)の合計数。
-
L_FE_BIP:このインターフェイスで発生した遠端 BIP エラーの合計数。
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L_BIP:このインターフェイスで発生したローカル BIP エラーの合計数。
-
P_BEC:このインターフェイスに関連付けられているパスで発生した合計 BIP エラー カウント(BEC)。
-
S_BIP:現在のセクションで発生した遠端 BIP エラーの合計数。
-
J1-Rx0:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx1:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx2:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx3:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx4:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx5:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx6:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
-
J1-Rx7:遠端 IPv4 アドレス ストリングの文字。
(注) |
Serdes-WIS HW レジスタ P_FEBEL_FE_BIPL_BIPP_BECS_BIP は、カウンタのデバッグに使用し、電源再投入によってのみクリアされます。J1-Rx レジスタ(J1-Rx0 ~ J1-Rx7)は、Rx J1 パス トレース バッファから受信した未加工の 16 バイトのデータで構成され、遠端から送信される IPv4 アドレスをデバッグする場合に使用します。 |
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Internal Information |
インターフェイスの次の内部情報が表示されます。
-
Operational Mode:このコントローラの現在の動作モード。 WAN モードまたは LAN モードとなります。 モード設定の変更後にハードウェアの電源が再投入されたかどうかを確認するために Operational Mode フィールドを使用します。 Operational Mode フィールドに、Configuration Mode フィールドとは異なる出力が表示された場合は、モード設定の変更後にハードウェアの電源が適切に再投入されていません。
-
Current Alarms:このコントローラの現在のすべてのアクティブ アラームのビット マップ。 この情報はデバッグ目的に使用します。
(注) |
アラームは、コントローラが WAN-PHY モードで設定されている場合にのみ適用されます。 |
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次に、alarms キーワードを指定した show controllers wanphy コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers wanphy 0/3/4/0 alarms
Interface: wanphy0_3_4_0
Configuration Mode: WAN Mode
SECTION
LOF = 1, LOS = 1, BIP(B1) = 2912
LINE
AIS = 1, RDI = 0, FEBE = 949, BIP(B2) = 48562
PATH
AIS = 1, RDI = 0, FEBE = 0, BIP(B2) = 0
LOP = 0, NEWPTR = 0, PSE = 0, NSE = 0
WIS ALARMS
SER = 9, FELCDP = 0, FEAISP = 0
WLOS = 1, PLCD = 0
LFEBIP = 47260, PBEC = 949
Active Alarms[All defects]:
Active Alarms[Highest Alarms]:
Rx(K1/K2): N/A, Tx(K1/K2): N/A
S1S0 = N/A, C2 = N/A
PATH TRACE BUFFER
Remote IP addr: 981.761.542.321
BER thresholds: N/A
TCA thresholds: N/A
show controllers wanphy interface-id alarms コマンドの出力に表示されるアラーム情報については、表 1で説明します。
次に、registers キーワードを指定した show controllers wanphy コマンドの出力例を示します。
RP/0/RSP0/CPU0:router# show controllers wanphy 0/3/4/0 registers
Interface: wanphy0_3_4_0
Configuration Mode: WAN Mode
REGISTERS
P_FEBE : 949
L_FE_BIP: 47260
L_BIP : 48562
P_BEC : 949
S_BIP : 2912
J1-Rx0 : 0x3136
J1-Rx1 : 0x352e
J1-Rx2 : 0x3234
J1-Rx3 : 0x332e
J1-Rx4 : 0x3132
J1-Rx5 : 0x3900
J1-Rx6 : 0x3138
J1-Rx7 : 0x372e
Internal Information
Operational Mode : WAN Mode
Curent Alarms: 0x0
show controllers wanphy interface-id registers コマンドの出力に表示されるレジスタについては、表 1で説明します。