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目次
ビデオ モニタリングの設定は、関連するクラスマップとポリシーマップの設定、インターフェイスへのビデオ モニタリング ポリシーのバインドなどを含む 4 ステップの手順です。
ビデオ環境の低下は、サービス プロバイダーにとってサービス コストや収益の損失の面で大きな懸念要因となります。 ヘルプ デスク時間、NOC(ネットワーク オペレーション センター)トラブルシューティング リソース、およびトラック ロールのサービス コストを回避するには、ビデオ トラフィックをモニタする機能が不可欠です。 Cisco IOS XR ソフトウェアでは、ビデオ モニタリングによってビデオ フローの問題を簡単に診断できます。
パケット損失は、ビデオ品質低下の一般的な原因の 1 つです。 その影響は、圧縮されたビデオ フローでさらに大きくなります。 サービス プロバイダーの IP ネットワークで送信されるビデオ トラフィックは、ほとんどが圧縮されたビデオ(MPEG または同様の符号化)です。 圧縮の方法により、トラフィックは非常に損失の影響を受けやすくなります。 ビデオは数秒ごとに独立したフレーム(I-frame)で符号化され、後続のフレームは I-frame からのデルタになります。 I-frame で損失が発生すると、3 ミリ秒のトラフィック(約 1 個の IP パケット)損失により、最大 1.2 秒間表示が低下する可能性があります。
ジッターは重要なフロー特性で、エンド デバイスでバッファ プロビジョニングを慎重に行う必要があります。 画面にメディアを表示するセット トップ ボックス(STB)でビデオをリアルタイムにデコードする必要があります。 着信ビデオ ストリームをバッファに格納して、イメージをスムーズにデコードおよび表示できるようにします。 ネットワーク ジッターが大きい場合は、STB でバッファ アンダーランやバッファ オーバーランが発生する可能性があります。 ジッターの大きさに応じて、ディスプレイで視覚的なアーティファクトやブラック スクリーンが発生します。
ブロードキャスト専用のアプリケーションでは、転送におけるエンドツーエンドの遅延は重要ではありません。 ただし、ビデオ アプリケーションはよりインタラクティブになっているため、エンドツーエンドの遅延が重要な Quality of Experience(QoE)コンポーネントになります。 データ損失は QoE 低下の主な原因です。
QoE 低下の主な原因は次の 3 つにまとめられます。
ビデオ モニタリングは、ビデオ品質の向上および QoE の拡張において大きな役割を果たします。 ビデオ モニタリングはルータに実装され、ネットワーク オペレータはフローごとにビデオ転送パフォーマンスを測定および追跡できます。 ビデオ パケットはルータを通過します。 パケット ヘッダーを使用して、ビデオ品質に影響を及ぼすネットワークのパフォーマンスの尺度を示すメトリックを計算できます。 同じフローについて複数のルータから取得したこの情報を比較して、ネットワークにおけるビデオ問題および影響を受けるフローをエンドツーエンドで明確に把握できます。
ビデオ モニタリングによってビデオ フロー(一般的にはストリーミング フロー)の問題を診断できます。 ビデオ モニタリングの目的は、QoE 低下の原因となるネットワークによる混乱や異常を検出することです。つまり、ストリーミング(ビデオ)トラフィックの転送パフォーマンスを測定します。 符号化エラー、オーディオとビデオ間のラグ、およびその他のエラーも QoE 低下の原因となります。 ただし、これらはネットワークではなく符号化デバイスで発生します。 これらの後者のエラーはモニタされません。
ビデオ モニタリングは、ビデオ品質の向上および QoE の拡張において大きな役割を果たします。 Cisco ASR 9000 シリーズ ルータに実装されたビデオ モニタリングを使用することで、ネットワーク オペレータはリアルタイムにフローごとのビデオ転送パフォーマンスを測定および追跡できます。 従来のトラフィック モニタリング ソリューション(サンプリング対象のフローをコントロール プレーン、またはルータ上の専用ブレードなどの他のハードウェアに送信する必要があります)とは対照的に、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのビデオ モニタリングでは、データ プレーン自体でモニタリング操作を実行します。 これにより、転送されたパケットをリアルタイムに分析し、ビデオ品質に影響を及ぼすネットワークのパフォーマンスの尺度を示すメトリックを計算できます。
ビデオ モニタリングでは、有線と同じ速度でパケット損失およびジッターを測定し、収集した情報をルータに保存して、ネットワーク オペレータがユーザ インターフェイスを介してその情報にアクセスできるようにします。 さらに、測定されて複数のルータに保存されたパフォーマンス メトリックにリモート オペレーション センターから標準の SNMP を介してアクセスできます。 これらのメトリックにより、構成および分析できるビデオ フローをエンドツーエンドで明確に把握できます。
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのビデオ モニタリングには、サービス プロバイダーのためのリアクティブな用途とプロアクティブな用途があります。 ビデオ モニタリングは、サービス カバレッジを新しいカスタマーに拡大する前に、ビデオ サービスの品質を確認する目的で使用できます。 また、強力な分析ツールであり、カスタマー コールのトラブルシューティングに使用できます。 ネットワーク オペレータは、パケット損失、ジッター、フロー レート、フロー数などの変動など、各種イベントに対してアラームを発生させるようにビデオ モニタリングを設定できます。 このようなアラームは、有効な値または範囲でトリガーされるように設定できます。
ビデオ モニタリングでは、4 つのパケット ヘッダー フィールドを使用して一意のフローを識別します。それらのフィールドは、送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、送信元 UDP ポート、および宛先 UDP ポート(これはプロトコル ID が常に UDP であることを示します)です。
ビデオ モニタリングでは、IP ヘッダーに IPv4 マルチキャスト宛先アドレスを含むフローのモニタリングだけでなく、ユニキャスト宛先アドレスを含むフローのモニタリングもサポートされます。 ユニキャスト フローのビデオ モニタリング機能のサポートは、ASR 9000 Ethernet ラインカードとの下位互換性を提供し、ASR 9000 Enhanced Ethernet ラインカードでも使用できます。
ビデオ モニタリングでは、IP レイヤで CBR(固定ビット レート)フローをモニタします。 つまり、IPv4 パケット内の UDP データグラムにカプセル化され CBR で符号化されたメディア ストリーム(たとえば MPEG-2)をモニタできます。 ビデオ モニタリングを使用すると、(メディア パケットの数およびサイズとともに)IP レイヤのパケット レートまたはメディア レイヤのビット レートを設定できます。
ビデオ モニタリングでは、IP-UDP レベルの MDI(Media Delivery Index、RFC 4445)定義に従ったパケット損失とジッターの両方のメトリックがサポートされます。 MDI メトリックは、MLR(メディア損失レート)と DF(遅延係数)です。 ビデオ モニタリングでは、MDI MLR の拡張である MRV(メディア レート変動)を使用します。つまり、MLR は損失のみをキャプチャし、MRV は損失と超過の両方をキャプチャします。 ビデオ モニタリングの DF は MDI 定義と同じです。DF はモニタ対象の MDI ジッターに加えて 1 つの公称パケット到着間隔時間を表します。 ビデオ モニタリングでは、2 つの主要メトリックとともに、パケット数、バイト数、パケット レート、ビット レート、パケット サイズ、IP ヘッダー内の TTL(存続可能時間)フィールド、フロー数、発生したアラーム、および各種イベントのタイム スタンプがサポートされます。
(注) |
MDI ジッターという用語は、ビデオ モニタリングで測定された DF メトリックの正当性を示すために使用されます。 MDI ジッターは、実際のパケット到着時間を公称到着参照と比較することによって測定され、簡単なパケット間ジッターは、2 つの連続するパケット到着時間の差で測定されます。 前者は後者よりも正確に CBR フローのパフォーマンスをキャプチャします。 |
現在のリリースでは、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのビデオ モニタリングは、ユニキャスト トラフィックとマルチキャスト トラフィックの組み合わせについて、ASR 9000 Ethernet ラインカードでは NP(ネットワーク プロセッサ)あたり 1024 フローをサポートし、ASR 9000 Enhanced Ethernet ラインカードでは NP あたり最大 4096 フローをサポートします。 各ライン カードまたは各システムの最大フローの数は、ラインカード上の NP の数およびシステム上のラインカードの数によって異なります。 シャーシごとのフロー スケールは、シャーシ上の NP の数によって異なります。
たとえば、4 個の ASR 9000 Ethernet ラインカードを搭載した Cisco ASR 9000 シリーズ ルータボックスがあり、各 LC に 8 個の NP が搭載されている場合、シャーシごとのフロー スケールは最大 1K*8 = 8K フローになります。
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのビデオ モニタリングでは、各レベルでハイ アベイラビリティがサポートされます。 ビデオ モニタリングは、プロセスの OIR(活性挿抜)、ラインカードの OIR、RSP(ルート スイッチ プロセッサ)のフェールオーバーと、ルータのリロードをサポートします。 設定はすべてのハイ アベイラビリティ シナリオで永続的です。 モニタされた統計データは、プロセスの OIR および RSP FO 時に保持されます。
ビデオ モニタリングをアクティブ化するには、インターフェイスに対してビデオ モニタリング サービス ポリシーを設定する必要があります。 ビデオ モニタリング ポリシーを関連付けることができるインターフェイスには 4 つのタイプがあります。これらは、メイン インターフェイス、サブインターフェイス、イーサネット バンドル インターフェイス、およびイーサネット バンドル サブインターフェイスです。 ビデオ モニタリングでは、レイヤ 3 インターフェイスのみサポートされ、レイヤ 2 インターフェイスはサポートされません。 ビデオ モニタリングは、インターフェイスの入力方向にのみ設定できます。
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータのビデオ モニタリングでは、1 ミリ秒の精度の DF メトリック パフォーマンスが提供されます。
ビデオ モニタリングは、最大 100 Mbps のフロー レートの標準画質(SD)ビデオ トラフィック(圧縮率の高いビデオ トラフィック)をサポートします。 圧縮されていないビデオ ストリームの場合、最大 3 Gbps のフロー レートがサポートされます。
ビデオ モニタリングでは、設定について MQC(モジュラ QoS 設定)構文に従った従来の CLI(コマンドライン インターフェイス)入力がサポートされます。 アクセス コントロール リスト(ACL)、クラスマップ、およびポリシーマップを設定してビデオ モニタリングを設定できます。ビデオ モニタリングは、サービス ポリシーをインターフェイスに関連付けることによってアクティブ化できます。 その場でのポリシーの変更はサポート対象外です。 設定済みのサービス ポリシーをインターフェイスに関連付けた後で変更するには、インターフェイスとの関連付けを解除する必要があります。
ビデオ モニタリングでは、モニタされた統計を取得するための各種 show コマンドと clear コマンドが提供されます。 ビデオ モニタリング コマンドの詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Multicast Command Reference』の「Video Monitoring Commands on Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ」のモジュールを参照してください。
TCA(しきい値超過アラート)をポリシーマップの一部として設定して、ビデオ モニタリングによるさまざまな状況に関する syslog メッセージの生成を可能にすることができます。 show コマンドまたは SNMP pull を使用してスタンディング アラームを取得することもできます。 XML はビデオ モニタリングではサポートされません。
ビデオ モニタリングを使用するには、データ プレーンでモニタするフローを決定するフィルタとして機能するクラスマップとポリシーマップを設定する必要があります。 ビデオ モニタリングでは、ポリシーマップあたり最大 1024 のクラスマップとシステムあたり最大 1024 のクラスマップがサポートされます。 システム全体で最大 256 のポリシーマップがサポートされます。
ビデオ モニタリングを使用するには、ビデオ PIE をインストールする必要があります。 RSP タイプに応じて、ビデオ PIE の名前に 2 つのバージョンがあります。
トラップおよびクローンは、基本的なパフォーマンス モニタリング サービス機能の拡張です。選択した数のフローからのパケットをフィルタ(トラップ)、複製(クローン)、およびネットワーク上のリモート デバイスに送信して、ビデオ品質をより詳細に分析できます。 クローンされたパケットは、マルチキャスト転送プロセスによって、パフォーマンス トラフィック クローン プロファイルで指定されたインターフェイスにレプリケートされます。 リモート デバイスは、MPEG レイヤ レベルでデータを詳細に分析できます。 このデバイスは、デバッグ ツールとしてもモニタリング ツールとしても使用できます。 同じルータ上のサービス エンジン ブレードとしても使用できます。 マルチキャスト フローの場合、トラップおよびクローン機能は完全に下位互換性があります。ただし、ユニキャスト フローの場合、この機能は Typhoon LC 上のレイヤ 3 スイッチド ポート アナライザ(SPAN)でのみサポートされます。
(注) |
L3 SPAN では SNMP はサポートされません。 L3 SPAN の詳細については、「Configuring SPAN」を参照してください。 |
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータにビデオ モニタリング サービスを実装して設定するには、まずビデオ モニタリングの用語と概念を理解する必要があります。
ビデオ モニタリングでは、ユーザによって設定されたインターバル期間と呼ばれる時間、データ プレーン上のすべてのパケットを継続的に分析します。 統計情報は、各インターバル期間の最後に定期的にエクスポートされます。 これらのエクスポートされた統計情報はインターバル アップデートと呼ばれます。 ビデオ モニタリングのフローおよびその遷移のステータスは、これらのインターバル アップデートに関してのみ説明されます。 また、これらのインターバル アップデートに関して、エクスポートされたすべてのビデオ モニタリング フロー統計情報が格納されます。
インターバル期間は、重要なビデオ モニタリング パラメータです。 ビデオ モニタリング設定では、エクスポート頻度、保存するエクスポート数、非アクティブなフローを削除する時間などの機能についてインターバル期間を決定します。 (フローの停止およびパフォーマンスの低下を伴うフローに対する)アラームの発生などのすべてのビデオ モニタリング機能は、インターバル アップデートの内容に基づきます。
ビデオ モニタリング フローは、ヘッダー フィールドが設定済みのクラスマップ(およびそれに関連付けられたアクセス コントロール リスト)に一致するパケット ストリームのインスタンスです。 一意のフローは、ビデオ モニタリング サービス ポリシーが関連付けられているインターフェイスに対してローカルです。 ビデオ モニタリング フローは一連の保存済みインターバル アップデートで構成されます。 モニタリング インターバル後にビデオ モニタリングで作成された一意のフローは新規フローと呼ばれます。 そのため、存続期間が 1 回のモニタリング インターバルよりも短いパケット ストリームは、ビデオ モニタリング フローとしてエクスポートされず、保存されません。
ルータが 1 回のインターバル アップデート以上の期間、モニタ対象フローでのパケットの受信を停止した場合、そのモニタ対象フローは停止していると見なされます。
停止されたビデオ モニタリング フローでパケットの受信が再開されると、通常のインターバル アップデートが次のモニタリング インターバルでエクスポートされます。 再開されたフローには、1 回以上のゼロ インターバルがあり、その後に通常のインターバル アップデートが続きます。
イーサネット バンドル インターフェイスまたはイーサネット バンドル サブインターフェイス上のビデオ モニタリング フローは、ある物理メンバ インターフェイスから別のインターフェイスに移動する場合があります。つまり、パケット ストリームがあるインターフェイスでフローを停止し、別のインターフェイスでフローを再開します。 これはフローのスイッチオーバーと定義されています。 この場合、両方のインターフェイスが同じラインカード上にあれば、ビデオ モニタリングはスイッチオーバー前のフローとスイッチオーバー後のフローを同じフローとして処理します。 それ以外の場合、2 つの異なるフローとして処理します。
停止されたビデオ モニタリング フローが(モニタリング インターバルの数に関して)設定されたタイムアウトの間ゼロ インターバルをエクスポートし続ける場合、フローはデッドと見なされ、削除対象としてマークされます。 ユーザが非アクティブ フローを制御できる期間は、タイムアウト パラメータを使用して指定されます。 マークされたすべてのフローの実際の削除は、定期的なスイープ機能により少し遅れて実行されます。スイープ機能は、Trident LC では 150 秒ごと、Typhoon LC では 60 秒ごとに実行されます。 フローが削除されると、すべてのエクスポート済み統計情報(ゼロ インターバルを含む一連のインターバル アップデート)は完全にストレージから削除されます。
ビデオ モニタリングの設定は、関連するクラスマップとポリシーマップの設定、インターフェイスへのビデオ モニタリング ポリシーのバインドなどを含む 4 ステップの手順です。
この手順は、一般的な IPv4 アクセス リストの作成および設定の手順に似ています。 ここでは、クイック リファレンスとしてビデオ モニタリングの ACL の設定例を示します。 詳細については、 『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router IP Addresses and Services Configuration Guide』の「Implementing Access lists and Prefix lists」の章を参照してください。
このタスクでは、標準 IPv4 アクセス リストを設定します。
標準アクセス リストでは、照合操作に送信元アドレスを使用します。
(注) |
ビデオ モニタリング ポリシーでは、ACL 設定で deny ステートメントを使用できますが、deny ステートメントは、permit として扱われます。 また、log または log-input は ACL 設定ではサポートされません。 |
1. configure
2. ipv4 access-list name
3. [sequence-number] remark remark
4. [sequence-number] permit udp source [source-port] destination [destination-port]
5. 必要に応じてステップ 4 を繰り返し、シーケンス番号でステートメントを追加します。 エントリを削除するには、no sequence-number コマンドを使用します。
ここでは、フロー分類子を設定します。 これは個々のフローに一致するか、いくつかのフローに一致する集約フィルタである場合があります。
1. configure
2. class-map type traffic class-map-name
3. match access-group ipv4 acl-name
4. end-class-map
ビデオ モニタリングのポリシーマップは、performance-traffic タイプです。 ビデオ モニタリングのポリシーマップでは、階層の 1 レベルのみがサポートされます。 つまり、階層型ポリシーマップ設定はビデオ モニタリングではサポートされません。
ビデオ モニタリングのポリシーマップ設定は次の 3 つで構成されます。
設定階層は、policy、class、flow の順です。 つまり、上で指定されたすべてのパラメータは、ポリシーマップ内の特定のクラスに一致するすべてのフローに適用されます。 特定のクラスに一致するフローに対するフロー パラメータと反応パラメータの指定はオプションですが、メトリック パラメータは必須です。
ポリシーマップのメトリック パラメータは次のとおりです。
(注) |
レイヤ 3 パケット レートおよびメディア レートには、相互に排他的なコンフィギュレーション コマンドがあります。 |
ここでは、各メトリック パラメータの設定について説明します。
レイヤ 3 パケット レート1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor metric ip-cbr
5. rate layer3 packet packet-rate pps
メディア ビット レートのメトリック パラメータは、メディア ビット レート、メディア パケット カウント、およびパケット サイズで構成されます。 レート メディア オプションを使用すると、1 つの UDP パケットに存在するメディア ペイロード パケット(つまり MPEG-2 データグラム)の数および各メディア ペイロードのサイズを指定できます。 メディア ビット レートの指定は必須です。Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.9.1 では、パケット カウントおよびパケット サイズのデフォルトはありません。 これらの値は設定する必要があります。
(注) |
メディア ビット レートを 1052800 bps、メディア パケット カウントを 7、メディア パケット サイズを 188 バイトに設定すると、メディア パケット レートはレイヤ 3 で 100 pps になります。 計算は、1052800 / (7 *188*x 8) = 100 pps です。 |
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor metric ip-cbr
5. rate media bit -rate {bps|kbps|mbps|gbps}
6. media packet count in-layer3 packet-count
7. media packet size packet-size
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1 |
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
||
ステップ 3 | class type traffic class-name 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name |
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
||
ステップ 4 | monitor metric ip-cbr 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# monitor metric ip-cbr |
IP-CBR メトリック モニタ サブモードを開始します。
|
||
ステップ 5 | rate media bit -rate {bps|kbps|mbps|gbps} 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-ipcbr)# rate media 100 mbps |
フローのメディア ビット レートを bps、kbps、mbps、または gbps で指定します。 ここで設定をコミットできます。 オプション パラメータを指定することもできます。
|
||
ステップ 6 | media packet count in-layer3 packet-count 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-ipbr)# media packet count in-layer3 10 |
各 IP ペイロードのメディア パケット数を指定します。 |
||
ステップ 7 | media packet size packet-size 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-ipcbr)# media packet size 188 |
IP ペイロード内の各メディア パケットのサイズをバイト単位で指定します。 |
||
ステップ 8 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ポリシーマップのフロー パラメータは次のとおりです。
ビデオ モニタリングでは、データ プレーンによってフローおよび各インターバルの最後にエクスポートされるメトリックが継続的にモニタされます。 このインターバルの期間およびフロー(履歴)ごとに保存する必要があるインターバルの数をオプションで指定することもできます。 これらのフロー パラメータはフローごとに指定できます。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor parameters
5. {interval duration duration | flows number of flows | history intervals | timeout duration}
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
ステップ 3 | class type traffic class-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
ステップ 4 | monitor parameters 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# monitor parameters
|
フロー モニタ サブモードを開始します。 |
ステップ 5 | {interval duration duration | flows number of flows | history intervals | timeout duration} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-fparm)# interval duration 10
|
|
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ポリシーマップの反応パラメータはオプションです。
反応パラメータは、ユーザがフロー品質を指定するための直接参照です。 フローは継続的にモニタされ、インターバル期間の最後に、ユーザによって特定のパラメータに指定されたしきい値を超えたかどうかを確認するために統計情報が調べられます。 しきい値を超えた場合は、コンソールに syslog アラームが生成されます。 アラームが設定されると、その条件に対してこれ以上 syslog 通知は発行されなくなります。
ポリシーマップを設定するには次の反応パラメータが使用されます。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. react react-id {mrv | delay-factor | packet-rate | flow-count | media-stop}
5. threshold type immediate
6. threshold value {ge | gt | le | lt | range} limit
7. action syslog
8. alarm severity {error | critical | alert | emergency}
9. alarm type {discrete | grouped}
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
||
ステップ 3 | class type traffic class-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
||
ステップ 4 | react react-id {mrv | delay-factor | packet-rate | flow-count | media-stop} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# react 1 mrv
|
反応パラメータ コンフィギュレーション サブモードを開始します。 ここで指定する反応 ID は、クラスごとに一意である必要があります。
|
||
ステップ 5 | threshold type immediate 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# threshold type immediate
|
しきい値のトリガー タイプを指定します。 現在使用可能なしきい値タイプは immediate です。 |
||
ステップ 6 | threshold value {ge | gt | le | lt | range} limit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# threshold value ge 50
|
しきい値のトリガー値範囲を指定します。 |
||
ステップ 7 | action syslog 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# action syslog
|
action キーワードでは、しきい値制限を超えたときに実行するアクションを指定します。 現在、syslog アクションが唯一使用可能なオプションです。 |
||
ステップ 8 | alarm severity {error | critical | alert | emergency} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm severity critical
|
syslog のアラーム重大度を指定します。 |
||
ステップ 9 | alarm type {discrete | grouped} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm type discrete
|
アラーム タイプを指定します。 しきい値を超えたすべてのフローに対して個別アラームが発生します。 特定の数または割合のフローがしきい値を超えた場合は、グループ化されたアラームが発生します。 |
||
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ビデオ モニタリングは、このリリースの RTP、MDI、および MPLS メトリックをサポートします。
ここでは、各 rtp メトリック パラメータの設定について説明します。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor parameters
5. timeout duration
6. exit
7. monitor metric[ rtp | rtp-j2k | rtp-mmr | rtp-voice]
8. clock-rate value
9. max-dropout value
10. max-misorder value
11. min-sequential value
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
||
ステップ 3 | class type traffic class-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
||
ステップ 4 | monitor parameters 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# monitor parameters
|
フロー モニタ サブモードを開始します。 |
||
ステップ 5 | timeout duration 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# timeout 2
|
インターバル期間の倍数で指定し、この時間が経過すると、非アクティブなフローが削除対象としてマークされます。 2 ~ 60 の任意の値を指定できます。 |
||
ステップ 6 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# exit
|
フロー モニタ サブモードを終了します。 |
||
ステップ 7 | monitor metric[ rtp | rtp-j2k | rtp-mmr | rtp-voice] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# monitor metric rtp
|
|
||
ステップ 8 | clock-rate value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-rtp)# clock-rate 97
|
このオプションは、rtp モニタ メトリックのみで使用できます。 ダイナミック ペイロード タイプ値を入力します。 指定できる値の範囲は 96 ~ 27 です。 |
||
ステップ 9 | max-dropout value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-rtp)# max-dropout 20
|
このオプションは、rtp モニタ メトリックのみで使用できます。 RTP フローの最大ドロップアウト値を入力します。 指定できる値の範囲は 1 ~ 65536 です。 順序外パケットを識別するために、スライディング ウィンドウが維持され、このウィンドウ内にある限り、順序無関係のパケットが受信されます。 最大ドロップアウトはスライディング ウィンドウの look-ahead 設定を提供します。 x が現在のシーケンス番号の前の最大ドロップアウト以下である場合、シーケンス番号 x のパケットが有効と見なされます。 |
||
ステップ 10 | max-misorder value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-rtp)# max-misorder 20
|
このオプションは、rtp モニタ メトリックのみで使用できます。 最大ミスオーダー値を入力します。 指定できる値の範囲は 1 ~ 65536 です。 x が現在のシーケンス番号の後の最大ミスオーダー以下である場合、シーケンス番号 x のパケットが有効と見なされます。 シーケンス番号は、最大シーケンス(現在表示されている最大シーケンス番号)の前の最大ドロップアウト以下、または最大シーケンスの後の最大ミスオーダー以下である場合にのみ、有効と見なされます。 |
||
ステップ 11 | min-sequential value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-rtp)# min-sequential 20
|
このオプションは、rtp モニタ メトリックのみで使用できます。 最小の連続した値を入力します。 指定できる値の範囲は 1 ~ 65536 です。 UDP ヘッダーにプロトコル固有の情報がないため、RTP パケットを一意に識別する方法はありません。 代わりにフローを識別するために、PD で N パケット内の RTP ヘッダーを検査するヒューリスティックな方法が使用されます。 パケット数は min-sequential のメトリック パラメータで定義されます。 |
||
ステップ 12 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ここでは、反応パラメータを使用した各 rtp メトリックの設定について説明します。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor parameters
5. timeout duration
6. exit
7. monitor metric[ rtp | rtp-j2k | rtp-mmr | rtp-voice]
8. react react-id {rtp-loss-fraction | rtp-jitter | rtp-out-of-order | rtp-loss-pkts | rtp-transport-availability | rtp-error-seconds | flow-count | packet-rate}
9. action [ snmp | syslog | clone]
10. alarm type [discrete | grouped { count number | percent percentage} ]
11. alarm severity [ alert | critical | emergency | error]
12. threshold {ge | gt | le | lt | range} limit
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
||
ステップ 3 | class type traffic class-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
||
ステップ 4 | monitor parameters 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# monitor parameters
|
フロー モニタ サブモードを開始します。 |
||
ステップ 5 | timeout duration 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# timeout 2
|
インターバル期間の倍数で指定し、この時間が経過すると、非アクティブなフローが削除対象としてマークされます。 2 ~ 60 の任意の値を指定できます。 |
||
ステップ 6 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# exit
|
フロー モニタ サブモードを終了します。 |
||
ステップ 7 | monitor metric[ rtp | rtp-j2k | rtp-mmr | rtp-voice] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# monitor metric rtp
|
|
||
ステップ 8 | react react-id {rtp-loss-fraction | rtp-jitter | rtp-out-of-order | rtp-loss-pkts | rtp-transport-availability | rtp-error-seconds | flow-count | packet-rate} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# react 1 rtp-loss-fraction
|
|
||
ステップ 9 | action [ snmp | syslog | clone] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# action snmp
|
action キーワードでは、しきい値制限を超えたときに実行するアクションを指定します。 |
||
ステップ 10 | alarm type [discrete | grouped { count number | percent percentage} ] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm type discrete
|
アラーム タイプを指定します。 しきい値を超えたすべてのフローに対して個別アラームが発生します。 カウントのアラームはフローの数に基づいてグループ化されます。 割合のアラームはフローの割合に基づいてグループ化されます。 |
||
ステップ 11 | alarm severity [ alert | critical | emergency | error] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm severity critical
|
syslog のアラーム重大度を指定します。 |
||
ステップ 12 | threshold {ge | gt | le | lt | range} limit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# threshold value ge 50
|
しきい値のトリガー値範囲を指定します。 |
||
ステップ 13 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ここでは、各 mdi メトリック パラメータの設定について説明します。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type class-map-name
4. monitor parameters
5. timeout duration
6. exit
7. monitor metric[ mdi mpeg | mdi mpeg rtp ]
8. max-dropout value
9. monitor pids id
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
ステップ 3 | class type class-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
ステップ 4 | monitor parameters 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# monitor parameters
|
フロー モニタ サブモードを開始します。 |
ステップ 5 | timeout duration 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# timeout 2
|
インターバル期間の倍数で指定し、この時間が経過すると、非アクティブなフローが削除対象としてマークされます。 2 ~ 60 の任意の値を指定できます。 |
ステップ 6 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# exit
|
フロー モニタ サブモードを終了します。 |
ステップ 7 | monitor metric[ mdi mpeg | mdi mpeg rtp ] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# monitor metric mdi mpeg
|
対応する mdi メトリック モニタ サブモードを開始します。 mdi mpeg rtp オプションは、mpeg ヘッダーの前に rtp ヘッダーがあることを示します。 IP パケットごとに最大 7 個の mpeg パケットが許可されます。 パケットに 7 つを超える mpeg パケットが含まれている場合、その ip パケットは無視されます。 カプセル化が一致しない場合、フローは学習されません。 |
ステップ 8 | max-dropout value 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mdi)# max-dropout 20
|
ストリーム レートの下限に基づくパケット フィルタリングをイネーブルにします。 範囲は 1 ~ 4294967294 です。 |
ステップ 9 | monitor pids id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mdi)# monitor pids 200
|
スタティック PID モニタリングをイネーブルにします。 範囲は 1 ~ 65536 です。 |
ステップ 10 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ここでは、反応パラメータを使用した各 mdi メトリックの設定について説明します。
1. configure
2. policy-map type performance-traffic policy-map-name
3. class type traffic class-name
4. monitor parameters
5. timeout duration
6. exit
7. react react-id {mdi-mlr | mdi-mdc | mdi-transport-availability | mpeg-loss-pkts | mdi-error-seconds | rtp-error-seconds | flow-count | mdi-jitter | packet-rate | media-stop}
8. action [ snmp | syslog | clone ]
9. alarm type [discrete | grouped { count number | percent percentage} ]
10. alarm severity [ alert | critical | emergency | error]
11. threshold {ge | gt | le | lt | range} limit
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | policy-map type performance-traffic policy-map-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# policy-map type performance-traffic policy1
|
ポリシーマップ モードを開始します。 ポリシーマップ タイプは常に performance traffic として入力する必要があります。 |
ステップ 3 | class type traffic class-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap)# class type traffic class-name
|
このポリシーに一致させるクラスマップを入力します。 1 つのポリシーに対して複数のクラスを指定できます。 |
ステップ 4 | monitor parameters 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c)# monitor parameters
|
フロー モニタ サブモードを開始します。 |
ステップ 5 | timeout duration 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# timeout 2
|
インターバル期間の倍数で指定し、この時間が経過すると、非アクティブなフローが削除対象としてマークされます。 2 ~ 60 の任意の値を指定できます。 |
ステップ 6 | exit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-pmap-c-mparm)# exit
|
フロー モニタ サブモードを終了します。 |
ステップ 7 | react react-id {mdi-mlr | mdi-mdc | mdi-transport-availability | mpeg-loss-pkts | mdi-error-seconds | rtp-error-seconds | flow-count | mdi-jitter | packet-rate | media-stop} 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c)# react 1 rtp-loss-fraction
|
|
ステップ 8 | action [ snmp | syslog | clone ] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# action snmp
|
action キーワードでは、しきい値制限を超えたときに実行するアクションを指定します。 |
ステップ 9 | alarm type [discrete | grouped { count number | percent percentage} ] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm type discrete
|
アラーム タイプを指定します。 しきい値を超えたすべてのフローに対して個別アラームが発生します。 カウントのアラームはフローの数に基づいてグループ化され、割合のアラームはフローの割合に基づいてグループ化されます。 |
ステップ 10 | alarm severity [ alert | critical | emergency | error] 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# alarm severity critical
|
syslog のアラーム重大度を指定します。 |
ステップ 11 | threshold {ge | gt | le | lt | range} limit 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config- pmap-c-react)# threshold value ge 50
|
しきい値のトリガー値範囲を指定します。 |
ステップ 12 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
ビデオ モニタリング サービスをイネーブルにするには、設定したポリシーマップを入力方向のインターフェイスに関連付ける必要があります。
イーサネット バンドル インターフェイスの場合、サービス ポリシーは、物理メンバ インターフェイスではなくバンドル親インターフェイスにのみ関連付けることができます。 イーサネット バンドル サブインターフェイスの場合は、サブインターフェイスにのみ関連付けることができます。 VLAN サブインターフェイスの場合は、サービス ポリシーをメイン インターフェイスに関連付けることはできません。
1. configure
2. interface type interface-path-id
3. service-policy type performance-traffic input policy-name
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 | interface type interface-path-id 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# interface type interface-path-id
|
インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 | service-policy type performance-traffic input policy-name 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-if)# service-policy type performance-traffic input policy1
|
ポリシーを入力方向のインターフェイスに関連付けます。 |
ステップ 4 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
トラップおよびクローンは既存のビデオ モニタリング サービスの拡張であり、現在のコントロール プレーン インフラストラクチャをトラップおよびクローンの設定に対応できるように拡張できます。
フローのタプル情報(送信元および宛先 IP アドレス)を使用してトラップをインストールできます。これにより、最終的にリモート デバイスまたはローカル プローブによって一致するパケットがさらに分析されます。
ここでは、一般的なビデオ モニタリング シナリオにおけるトラップおよびクローン プロセスの動作方法を示します。
(注) |
show performance traffic clone profile コマンドを使用すると、インストールされているトラップを確認できます。 ビデオ モニタリングのトラップおよびクローン機能は、マルチキャスト トラフィックに対してのみサポートされ、ユニキャスト フローについては、ユーザが SPAN を設定する必要があります。 マルチキャストでは、ビデオ モニタリングのトラップおよびクローン機能は、クローン インターフェイスのスタティック IGMP グループを使用して実装されます。 クローン インターフェイスは、ローカル プローブに接続された専用ポートに設定できます。 |
1. configure
2. performance traffic clone profile
3. performance traffic clone profile profile_name description
4. interface type interface-path-id
5. clone flow ipv4 source <source-ip> destination <destination-ip>
コマンドまたはアクション | 目的 | |||
---|---|---|---|---|
ステップ 1 | configure 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router# configure |
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
||
ステップ 2 | performance traffic clone profile 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# performance traffic clone profile
|
パフォーマンス トラフィック クローン プロファイル モードを開始します。 |
||
ステップ 3 | performance traffic clone profile profile_name description 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-perf-traf-clone-profile)# performance traffic clone profile profile1 description
|
クローン プロファイルに対して説明を設定します。 |
||
ステップ 4 | interface type interface-path-id 例: RP/0/RSP0/CPU0:router(config-perf-traf-clone-profile)# interface GigabitEthernet 0/0/0/1 |
クローン プロファイルに対して出力インターフェイスを設定します。 |
||
ステップ 5 | clone flow ipv4 source <source-ip> destination <destination-ip> 例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config-perf-traf-clone-profile)# clone flow ipv4 23.1.1.1 224.2.2.2
|
クローン プロファイルに対してクローンが必要なトラフィック フローを設定します。
|
||
ステップ 6 | 次のいずれかのコマンドを使用します。
例:
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# end または
RP/0/RSP0/CPU0:router(config)# commit |
設定変更を保存します。 |
イーサネット バンドル インターフェイスに 3 つの物理メンバがあり、マルチキャスト ビデオ トラフィックはそのメンバ上をフローあたり 300 pps で移動しています。
ビデオ モニタリングを使用して、このイーサネット バンドル上のすべてのフローをモニタします。フロー単位のトラフィック負荷が予想レートの 10 % を超えた場合に、クリティカル レベルのアラームを発生させます。 遅延係数が 4 ミリ秒を超えた場合はエラー レベルのアラームを発生させます。 収集した統計情報を 10 秒ごとに報告します。 フローがアクティブであるかぎり、報告した統計情報を 10 分間保管します。 パケットを 30 秒間受信しなかった場合はフロー統計情報を削除します。
ipv4 access-list sample-acl 10 permit udp any any ! class-map type traffic match-any sample-class match access-group ipv4 sample-acl end-class-map ! policy-map type performance-traffic sample-policy class type traffic sample-class monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 3 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 300 pps ! react 100 mrv threshold type immediate threshold value gt 10.00 action syslog alarm severity error alarm type discrete ! react 101 delay-factor threshold type immediate threshold value gt 4.00 action syslog alarm severity error alarm type discrete ! ! end-policy-map ! interface Bundle-Ether10 ipv4 address 172.192.1.1 255.255.255.0 service-policy type performance-traffic input sample-policy ! interface TenGigE0/6/0/0 bundle id 10 mode on ! interface TenGigE0/6/0/1 bundle id 10 mode on ! interface TenGigE0/6/0/2 bundle id 10 mode on !
VLAN サブインターフェイスは、共通のマルチキャスト グループ アドレス 225.0.0.1 とさまざまな UDP ポート番号を持つ 100 個のビデオ ストリームを伝送しています。 IP レイヤの予想パケット レートは不明ですが、メディア ビット レートは 1052800 bps であることがわかっています。 メディア ペイロードには MPEG-2 で符号化された CBR フローが含まれ、デフォルトのパケット化が使用されます(つまり、1 つの UDP ペイロードに 7 つの MPEG パケットがあり、各パケットの長さは 188 バイトです)。
100 を超えるフローはモニタしません。 フローが停止してもフローのタイムアウトと削除を実行しませんが、停止したフローの割合が 90 % を超えた場合はエラー レベルのアラームを発生させます。
ipv4 access-list sample-acl 10 permit udp any host 225.0.0.1 ! class-map type traffic match-any sample-class match access-group ipv4 sample-acl end-class-map ! policy-map type performance-traffic sample-policy class type traffic sample-class monitor parameters flows 100 ! monitor metric ip-cbr rate media 1052800 bps ! react 100 media-stop action syslog alarm severity error alarm type grouped percent 90 ! end-policy-map ! interface GigabitEthernet0/0/0/0 no shutdown ! interface GigabitEthernet0/0/0/0.1 encapsulation dot1q 500 ipv4 address 172.192.1.1 255.255.255.0 service-policy type performance-traffic input sample-policy !
monitor metric ip-cbr で、次の 2 行はデフォルトであるため設定する必要はありません。
ただし、これらのパラメータがデフォルト値と異なる場合は設定する必要があります。
メイン インターフェイスに、マルチキャスト ストリームのグループが 3 つあり、最初のグループでは UDP 宛先ポートが 1000、2 番めのグループでは 2000、3 番めのグループでは 3000 と 4000 です。 これらの 3 つのストリーム グループは、それぞれ 100 pps、200 pps、300 pps で移動します。
各グループのフローの最大数を 300 フローに制限し、フローがプロビジョニングされたフロー容量の 90 % に達した場合にエラー レベルのアラームを発生させます。
ipv4 access-list sample-acl-1 10 permit udp any any eq 1000 ! ipv4 access-list sample-acl-2 10 permit udp any any eq 2000 ! ipv4 access-list sample-acl-3 10 permit udp any any eq 3000 20 permit udp any any eq 4000 ! class-map type traffic match-any sample-class-1 match access-group ipv4 sample-acl-1 end-class-map ! class-map type traffic match-any sample-class-2 match access-group ipv4 sample-acl-2 end-class-map ! class-map type traffic match-any sample-class-3 match access-group ipv4 sample-acl-3 end-class-map ! policy-map type performance-traffic sample-policy class type traffic sample-class-1 monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 3 flows 300 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 100 pps ! react 100 flow-count threshold type immediate threshold value gt 270 action syslog alarm severity error ! class type traffic sample-class-2 monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 3 flows 300 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 200 pps ! react 100 flow-count threshold type immediate threshold value gt 270 action syslog alarm severity error ! class type traffic sample-class-1 monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 3 flows 300 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 300 pps ! react 100 flow-count threshold type immediate threshold value gt 270 action syslog alarm severity error ! ! end-policy-map ! interface GigabitEthernet0/0/0/0 ipv4 address 172.192.1.1 255.255.255.0 service-policy type performance-traffic input sample-policy !
10GE メイン インターフェイスは、スポーツ スタジアムの 6 台の高精度(HD)カメラに直接接続されたデジタル コンテンツ マネージャ(DCM)から 6 つの HD ビデオ ストリームを受信します。 各 HD ビデオ ストリームは圧縮されず、帯域幅はレイヤ 2 で 1.611 Gbps であり、これは 140625 pps に相当します。 これらの 6 つの受信ストリームはマルチキャスト グループが 225.0.0.1 ~ 225.0.0.6、UDP ポート番号は 5000 です。
フローの遅延係数が 2 ミリ秒を超えた場合、またはメディア損失率が 5 % を超えた場合にクリティカル レベルのアラームを発生させます。 10 秒のインターバルを使用し、最大の履歴を保管します。 このインターフェイスでは 6 つを超えるフローはモニタしません。 非アクティブなフローをタイムアウトにしません。
ipv4 access-list sample-acl 10 permit udp any eq 5000 225.0.0.0/24 eq 5000 ! class-map type traffic match-any sample-class match access-group ipv4 sample-acl end-class-map ! policy-map type performance-traffic sample-policy class type traffic sample-class monitor parameters interval duration 10 history 60 flows 6 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 140625 pps ! react 100 mrv threshold type immediate threshold value gt 5.00 action syslog alarm severity critical alarm type discrete ! react 200 delay-factor threshold type immediate threshold value gt 2.00 action syslog alarm severity critical alarm type discrete ! end-policy-map ! interface TenGigE0/2/0/0 ipv4 address 172.192.1.1 255.255.255.0 service-policy type performance-traffic input sample-policy !
イーサネット インターフェイスが Cisco ASR 9000 シリーズ ルータに設定され、そこをマルチキャスト ビデオ トラフィックが移動しています。 ビデオ モニタリングを使用して、このイーサネット インターフェイス上のすべてのビデオ フローのパフォーマンスをモニタします。 ビデオ モニタリングのトラップおよびクローン機能を使用して、これらのフロー パケットをトラップし、指定された出力インターフェイスにクローン(または複製)します。
指定された出力インターフェイスにクローンするフローを含むトラップおよびクローン プロファイルを設定します。 プロファイルに説明を追加します。
Performance traffic clone profile profile1 Description video flows monitored by vidmon Interface GigE 0/1/1/1 flow ipv4 source 23.1.1.1 destination 231.2.2.2
100GE メイン インターフェイスは、ユニキャスト トラフィックの 5 つの高精度(HD)ビデオ ストリームを受信しています。 各 HD ビデオ ストリームは圧縮されず、そのビット レートは 3 Gbps です。 各ストリームは CBR フローで、パケット レートが 284954 pps であることがわかっています。 これらのストリームの送信元は 192.1.1.2 で、宛先は 10.1.1.1 ~ 10.1.1.5 です。 送信元と宛先の両方に UDP ポート 7700 が使用されています。
フローの遅延係数が 5 ミリ秒を超えた場合、または CBR フロー レートが予想公称レートの 10 % 以上低下した場合、クリティカル レベルのアラームを発生させます。 30 秒のインターバルを使用し、10 インターバルを履歴として保管します。 このポートはまもなく低レートの VoD フローを受信することがわかっているため、最大フロー カウントとして 4000 を許可します。 10.1.1.0/24 サブネット宛てのストリームのみをモニタします。 品質低下が検出された場合は、アラームを syslog 出力以外に NMS システムに報告します。
ipv4 access-list sample-acl 10 permit udp 192.1.1.2/32 eq 7700 10.1.1.0/24 eq 7700 ! class-map type traffic match-any sample-class match access-group ipv4 sample-acl end-class-map ! policy-map type performance-traffic sample-policy class type traffic sample-class monitor parameters interval duration 30 history 10 flows 4000 ! monitor metric ip-cbr rate layer3 packet 284954 pps ! react 100 mrv threshold type immediate threshold value lt 10.00 action syslog action snmp alarm severity critical alarm type discrete ! react 200 delay-factor threshold type immediate threshold value gt 5.00 action syslog action snmp alarm severity critical alarm type discrete ! end-policy-map ! interface HundredGigE0/1/0/1 ipv4 address 172.192.1.1 255.255.255.0 service-policy type performance-traffic input sample-policy !
ビデオ モニタリングを使用して、すべての vidmon-rtp トラフィックをモニタします。
ipv4 access-list uc 10 permit udp any 20.0.0.0/24 ! class-map type traffic match-any ucast match access-group ipv4 uc end-class-map ! interface TenGigE0/2/0/10 ipv4 address 10.0.0.1 255.255.255.0 service-policy type performance input vidmon-rtp load-interval 30 ! policy-map type performance-traffic vidmon-rtp class type traffic ucast monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 2 ! monitor metric rtp clock-rate 96 48kHz clock-rate 97 27000kHz clock-rate 99 148500kHz clock-rate 100 148351.648kHz ! ! react 101 flow-count threshold type immediate threshold value gt 0 action syslog alarm severity alert ! react 102 media-stop action syslog alarm severity critical alarm type discrete ! ! end-policy-map !
ビデオ モニタリングを使用して、すべての vidmon-rtp-j2k トラフィックをモニタします。
policy-map type performance-traffic vidmon-rtp-j2k class type traffic ucast monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 2 ! monitor metric rtp-j2k ! end-policy-map !
ビデオ モニタリングを使用して、すべての mdi mpeg トラフィックをモニタします。
policy-map type performance-traffic ipcbr-mdi class type traffic ucast monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 2 ! monitor metric mdi mpeg filter packet-rate 22 pps ! ! end-policy-map !
ビデオ モニタリングを使用して、すべての mdi mpeg rtp トラフィックをモニタします。
policy-map type performance-traffic rtp-mdi class type traffic ucast monitor parameters interval duration 10 history 60 timeout 2 ! monitor metric mdi mpeg rtp ! ! end-policy-map !
関連項目 |
マニュアル タイトル |
---|---|
マルチキャスト コマンド リファレンス |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Multicast Command Reference』 |
スタートアップ資料 |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Getting Started Guide』 |
モジュラ Quality of Service コマンド リファレンス |
『Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Router Modular Quality of Service Command Reference』 |
MIB |
MIB のリンク |
---|---|
— | Cisco IOS XR ソフトウェアを使用して MIB を特定およびダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用し、[Cisco Access Products] メニューからプラットフォームを選択します。http://cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml |
RFC |
タイトル |
---|---|
RFC4445 |
『Proposed Media Delivery Index (MDI)』 |
説明 |
リンク |
---|---|
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