概要

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、中規模~大規模のエンタープライズ ブランチ オフィスで統合 SD-WAN サービスを利用し、高い WAN IPSec パフォーマンスを実現するのに適しています。

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、次のような使用例を対象としています。

  • エンタープライズ ブランチ オフィス、マネージド サービス プロバイダー CPE、DIA 用インターネットゲートウェイ、SD-WAN を搭載した SASE クラウドプラットフォーム

  • 次世代のソフトウェアデファインド(SD)ブランチ ルーティング プラットフォーム

Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームは、サービスパフォーマンス、ルータスループット、ルータスケールを低コストで大幅に向上させます。

このドキュメントでは、次のモデルのハードウェア設置固有の詳細についてのみ説明します。

  • C8500-12X4QC

  • C8500-12X

  • C8500-20X6C

Cisco 8500 シリーズ Catalyst エッジプラットフォームの機能と仕様の詳細については、『Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォーム データシート』を参照してください。

ハードウェアの機能

表 1. Cisco 8500 シリーズ Catalyst エッジ プラットフォームのハードウェア機能

機能

C8500-12X4QC

C8500-12X

C8500-20X6C

Rack Units

1

1

3

SSD

480 GB SSD ハードドライブ

480 GB SSD ハードドライブ

480 GB SSD ハードドライブ

管理インターフェイス(RJ-45)

RJ-45 コンソール ポート

RJ-45 コンソール ポート

RJ-45 コンソール ポート

Micro-USB コンソールポート

サポート対象

サポート対象

サポート対象

ブートフラッシュストレージ

32 GB の内蔵ブートフラッシュストレージ

32 GB の内蔵ブートフラッシュストレージ

32 GB の内蔵ブートフラッシュストレージ

USB ポート

USB フラッシュスティック対応の 2 つの USB 3.0 ポート

USB フラッシュスティック対応の 2 つの USB 3.0 ポート

USB フラッシュスティック対応の 2 つの USB 3.0 ポート

サポート対象のトランシーバ

12x SFP+、4x QSFP

1G SFP または 10G SFP+ は、次のようにデュアルレート 10GE ポートで設定できます。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 10G SFP+:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされていないため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定することはできません。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 1G SFP:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされているため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定できます。自動ネゴシエーションをディセーブルにするには、no negotiation auto コマンドを使用します。

12x SFP+

1G SFP または 10G SFP+ は、次のようにデュアルレート 10GE ポートで設定できます。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 10G SFP+:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされていないため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定することはできません。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 1G SFP:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされているため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定できます。自動ネゴシエーションをディセーブルにするには、no negotiation auto コマンドを使用します。

20xSFP+、6xQSFP+

1G SFP または 10G SFP+ は、次のようにデュアルレート 10GE ポートで設定できます。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 10G SFP+:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされていないため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定することはできません。

デュアルレート 10GE インターフェイス上の 1G SFP:自動ネゴシエーションプロトコルがサポートされているため、negotiation auto コマンドを使用して自動ネゴシエーションを設定できます。自動ネゴシエーションをディセーブルにするには、no negotiation auto コマンドを使用します。

TCAM

80 MB の Ternary Content Addressable Memory(TCAM)

10 MB の Ternary Content Addressable Memory(TCAM)

320 MB の Ternary Content Addressable Memory(TCAM)

電源モジュール

AC(PWR-CH1-750WACR)

DC(PWR-CH1-950WDCR)

AC(PWR-CH1-750WACR)

DC(PWR-CH1-950WDCR)

AC(PWR-CH1-1100WAC)

DC(PWR-CH1-950WDC)

システムメモリ(RAM)

デフォルトの 16 GB(DIMM X 2)は合計 64 GB にアップグレード可能

デフォルトの 16 GB(DIMM X 2)は合計 64 GB にアップグレード可能

64 GB(16 GB DIMM X 4)。アップグレード不可。

ラックの取り付け

2 支柱および 4 支柱

2 支柱および 4 支柱

4 支柱のみ

シャーシの外観

Cisco C8500-12X4QC シャーシのビュー

図 1. Cisco C8500-12X4QC の正面図

1

電源 LED

11

ベイ 1:設定可能な 100G または 40G

2

ステータス LED

12

ベイ 2:設定可能な 100G X 1 または 40G X 3

3、4、5

アラーム LED

13

USB 1

6 および 7

管理インターフェイス LED

14

USB 0

8

リンクステータス LED

15

管理インターフェイス

9

ベイ 0:1/10 GE X 8

16

Micro-USB コンソール

10

ベイ 1:1/10 GE X 4

17

コンソール RJ-45

図 2. Cisco C8500-12X4QC の背面図

1

ファン

5

電源スイッチ

2

電源装置 AC 入力 LED

6

電源の障害 LED

3 および 4

PEM 0、PEM 1

図 3. Cisco C8500-12X4QC ルータの LED

1

電源 LED

消灯:シャーシに電力が供給されていない。

黄:電源オン、1 つの電源に障害が発生しているか、または接続されていない。

緑:すべての電源が仕様範囲内

6

速度 LED

2

ステータス LED

消灯:システムが起動していない

赤:システム障害

黄:システムが Rommon に起動済み

緑:システムが IOS に起動済み

7

リンク LED

3

アラーム LED:マイナー

8 および 9

管理インターフェイス LED

リンク LED:オフでリンクなし、オンでリンクがアップ状態。

速度 LED:1 回点滅で 10 Mbps、2 回点滅で 100Mbps、3 回点滅で 1000Mbps

4

アラーム LED:メジャー

10

USB コンソールのアクティブ LED

左側の LED が点灯している場合は、USB コンソールがアクティブであることを示す

5

アラーム LED:クリティカル

11

コンソール RJ-45 アクティブ LED

右側の LED が点灯している場合は、RJ-45 コンソールがアクティブであることを示す

Cisco C8500-12X シャーシのビュー

図 4. Cisco C8500-12X の正面図

1

電源 LED

9

USB 1

2

ステータス LED

10

USB 0

3、4、5

アラーム LED

11

管理インターフェイス

6 および 7

管理インターフェイス LED

12

マイクロ USB コンソール

8

ベイ 0:1/10GE SFP+ ポート X 12

13

コンソール RJ-45

次の図に、Cisco C8500-12X の背面図を示します。

図 5. Cisco C8500-12X の背面図

1

ファン

5

電源スイッチ

2

電源装置 AC 入力 LED

6

電源の障害 LED

3 および 4

PEM 0、PEM 1

Cisco C8500-20X6C シャーシのビュー

図 6. Cisco C8500-20X6C シャーシ:正面図
図 7. Cisco C8500-20X6C の正面図:ベイ、ポート

1

管理インターフェイス(RJ-45)

5

マイクロ USB コンソール

2

ベイ 0

6

コンソール RJ-45

3

ベイ 1

7

USB 0

4

電源スイッチ

8

USB 1

図 8. Cisco C8500-20X6C の正面図:電源
図 9. Cisco C8500-20X6C LED

1

管理インターフェイス LED

緑(点滅):リンクのアクティビティインジケータ

消灯:リンクなし

緑(点灯):アクティビティのないリンク

5

電源 LED

消灯:シャーシに電力が供給されていない。

黄:電源オン、1 つの電源に障害が発生しているか、または接続されていない。

緑:すべての電源が仕様範囲内

2

管理インターフェイス LED:リンクあり

リンク LED:消灯:リンクなし、

リンク LED:点灯:リンクがアップ

6

ステータス LED

消灯:システムが起動していない

赤:システム障害

黄:システムが ROMmon に起動済み

緑:システムが IOS に起動済み

3

Micro-USB LED

左側の LED が点灯している場合は、USB コンソールがアクティブであることを示す

7、8、9

アラーム LED:マイナー、メジャー、クリティカル

4

コンソール RJ-45 LED

右側の LED が点灯している場合は、RJ-45 コンソールがアクティブであることを示す

ベイ構成

ベイ構成:C8500-12X4QC

C8500-12X4QC には設定可能な 3 つのベイがあり、最大 120G の帯域幅をサポートします。
図 10. ベイ構成:C8500-12X4QC

1

ベイ 2:QSFP X 3:

100G X 1 または 40G X 3 として個別に設定可能

3

ベイ 1:SFP+ X 4/QSFP X 1:

100G X 1、40G X 1、またはブレークアウト 10/1G X 4 として個別に設定可能

2

ベイ 0:SFP+ X 8:

10/1G X 8 として個別に設定可能

ベイ構成:C8500-12X4

C8500-12X4 には、設定可能なポート 12 個を備えた 1 つのベイがあります。

図 11. ベイ構成:C8500-12X4
C8500-12X4 ベイビュー

1

ベイ 0:SFP+ X 12:

10/1G X 12 として個別に設定可能

ベイ構成:C8500-20X6C

C8500-20X6C には設定可能な 2 つのベイがあり、最大 400G の帯域幅をサポートします。

図 12. ベイ構成 - C8500-20X6C

1

ベイ 0:SFP+ X 20

次のように設定可能な 20 個のポート:

  • 1G

  • 10G

  • 1G と 10G の混在

2

ベイ 1:QSFP+ X 6

次のように設定可能な 6 個のポート:

  • 40G

  • 100 G

  • 40G と 100G の混在

AC 電源

図 13. Cisco C8500-12X4QC ルータで使用される AC 電源

1

FAIL LED および OK LED

3

AC 電源コネクタ

2

ハンドル

4

固定ラッチ

図 14. Cisco C8500-20X6C ルータで使用される AC 電源

1

FAIL LED および OK LED

3

ハンドル

2

AC 電源コネクタ

4

固定ラッチ

DC 電源

DC(PWR-CH1-950WDCR)の入力コネクタは、接続の極性が(装置に向かって)左から右に正(+)および負(-)の 2 線式コネクタです。

電源には、挿抜に使用するハンドルがあります。モジュールは、その長さからいって片手で支える必要があります。


(注)  


エアーフローの方向は前方から後方であり、シャーシ前方側面の取り入れ口から周囲の空気が取り込まれます。


次の図に、DC 電源を示します。

図 15. DC 電源

1

障害 LED

2

OK LED

3

ハンドル

4

固定ラッチ

図 16. C8500-20X6C 用 DC 電源

1 および 2

FAIL LED および OK LED

3

ハンドル

4

固定ラッチ

電源 LED

以下の表で、電源モジュールの LED について説明します。

表 2. AC および DC 電源 LED

電源モジュールの状態

緑(正常)LED ステータス

オレンジ(障害)LED ステータス

どの電源モジュールにも AC 電力が供給されていません

消灯

消灯

電源モジュールの障害(過電圧、過電流、過熱、ファン障害など)。

消灯

点灯

電源モジュールの動作が続行される電源モジュール警告イベント(高温、高電力、ファン速度低下)。

消灯

1Hz(1 秒に 1 回点滅)

AC 電源はあり、3.3 VSB は点灯(PSU は消灯)

1Hz(1 秒に 1 回点滅)

消灯

電源はオンで OK

点灯

消灯

電源モジュールのファン

電源モジュールのファンは、電源モジュール自体を冷却するために使用されます。システム全体は、シャーシ内部のファンにより冷却されます。電源モジュールの冷却は、システム全体用のファンには依存しません。ファンの障害はファン回転センサーが判断します。


注意    


シャーシには前面から背面へのエアーフローがあります。同じシャーシ内にある電源モジュールとファン モジュールのすべてが、同じ方向のエアーフローを使用する必要があります。そうでないと、加熱によるエラーが発生して、ルータがシャットダウンする可能性があります。電源を投入するルータでエアーフローの方向が複数存在する場合は、ルータの電源をオフにして、誤ったエラーフロー方向のモジュールを交換してから、ルータの電源を投入する必要があります。



(注)  


電源スイッチがスタンバイの位置にあっても、電源モジュールが接続されると直ちに電源モジュール内のファンが動作します。


シリアル番号および PID/VID ラベルの位置

次の図に、Cisco Catalyst 8500 シリーズ エッジ プラットフォームのシリアル番号および PID ラベルや VID ラベルの位置を示します。

図 17. Cisco C8500-12X4QC および C8500-12X のシリアル番号と PID/VID ラベルの位置

1

シャーシから延長されたラベルキャリア

2

PID/VID ラベル

C8500-20X6C では、PID/VID ラベルがシャーシの上部にあります。