暗号モジュールの取り外しおよび交換
次のセクションでは、Cisco ASR1001-HX ルータおよび CiscoASR1002-HX ルータのクリプトモジュールを取り外して交換する手順について説明します。
(注) |
Cisco ASR 1001-HX ルータおよび Cisco ASR 1002-HX ルータの暗号モジュールはオプションであり、現場でアップグレード可能なコンポーネントです。 |
Cisco ASR 1001-HX ルータの暗号モジュールの取り外しおよび交換
始める前に
Cisco ASR 1001-HX ルータで暗号モジュールの取り付けプロセスを開始する前に、次のステップを実行します。
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ルータをシャットダウンします。copy running-config startup-config コマンドを入力し、NVRAM に設定を保存します。
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静電気防止用リスト ストラップを着用します。
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シャーシの上部カバーを取り外す前に電源モジュールを取り外します。
注意
電源モジュールをシャーシから取り外すまで、上部カバーは取り外せません。電源モジュールを取り外すまで上部カバーの取り外しが行えないように、シャーシには安全装置が組み込まれています。
手順
ステップ 1 |
ESD リスト ストラップを装着して、電源モジュールをシャーシから取り外します。
AC および DC 電源モジュールを取り外す手順については、次の項を参照してください。 |
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ステップ 2 |
ラックからルータを取り外します。 |
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ステップ 3 |
次の手順に従って、シャーシの上部カバーを外します。 |
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ステップ 4 |
暗号化モジュールを ESD バッグから取り出します。 |
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ステップ 5 |
暗号化モジュールを慎重にマザー ボードのコネクタに合わせ、位置を固定します。 |
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ステップ 6 |
プラスドライブを使用して 4 つの M3 x 8 mm 長さのなべ頭を取り付け、下に示す位置にネジで固定し、5 インチポンドのトルクで締めます。
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ステップ 7 |
カバーを取り付けます。 |
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ステップ 8 |
シャーシをラックに取り付けます。 |
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ステップ 9 |
電源モジュールのプラグを差し込んでルータの電源をオンにし、シャーシの電源スイッチをオンの位置にします。 |
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ステップ 10 |
show platform hardware crypto-device 0 status コマンドを入力し、正常なインストレーションを確認します。
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Cisco ASR 1002-HX ルータの暗号モジュールの取り外しおよび交換
始める前に
暗号化モジュールを取り付けるには、ルータをシャット ダウンし、ラックから取り外す必要があります。copy running-config startup-config コマンドを入力し、NVRAM に設定を保存します。
手順
ステップ 1 |
シャーシの電源スイッチをスタンバイ位置にしてルータの電源をオフにし、電源モジュールのプラグを抜きます。 |
ステップ 2 |
ラックからルータを取り外します。 |
ステップ 3 |
次の図に示すように、5 本のネジを取り外してシャーシ右側のアクセス パネルを開きます。 |
ステップ 4 |
暗号化モジュールをガイド レールに合わせ、スロットに完全に装着されるまで慎重にスライドさせます。 |
ステップ 5 |
暗号化モジュールの非脱落型ネジを締めます。 |
ステップ 6 |
アクセス パネルとネジを再度取り付けます。ネジのタイプは、M3 X 8 mm のなべ頭とプラスドライブで、ボードごとに 4 本のネジが必要です。 |
ステップ 7 |
シャーシをラックに取り付けます。 |
ステップ 8 |
電源モジュールのプラグを差し込んでルータの電源をオンにし、シャーシの電源スイッチをオンの位置にします。 |
ステップ 9 |
show platform hardware crypto-device 0 status コマンドを入力し、正常なインストレーションを確認します。
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