Auto-Detect のイネーブル化
メディア タイプが設定されていない場合、デフォルトで Auto-Detect 機能がイネーブルになります。Auto-Detect 機能は、接続されているメディアを自動的に検出してリンクアップします。両方のメディアが接続されている場合、最初に起動したメディアがリンクされます。デフォルトでは、FPGE ポートのメディア タイプは auto-select に設定されます。ユーザーは FPGE インターフェイスで media-type rj45/sfp コマンドを使用して、メディアタイプ設定を RJ-45 または SFP に上書きできます。また、no media-type コマンドが設定されると、メディアタイプ設定が「Auto-select」モードに戻ります。Auto-Detect 機能をイネーブルにするには、インターフェイス コンフィギュレーション モードで no media-type コマンドを使用できます。
Auto-Detect の設定
Auto-Detect 機能は、前面パネルの Gige ポートでデフォルトでイネーブルに設定されています。「media-type auto-select」または「no media-type」を設定することで、これがイネーブルになります。Auto-Detect を設定するには、次の手順を実行します。
手順の概要
- configure terminal
- interface gigabitethernet {slot | bay| port}
- media-type auto-select
- End
手順の詳細
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
interface gigabitethernet {slot | bay| port} 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
media-type auto-select 例:
|
auto-select モードでは、接続されている任意のコネクタが使用されます。次のオプションがあります。
|
ステップ 4 |
End 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
例
次に、デフォルトの設定の例を示します。「no media-type」が選択されている場合は show running configuration によりメディア タイプが表示されません。
Router(config)# show running interface gigabitethernet 0/0/0
Building configuration...
Current configuration : 71 bytes
!
interface GigabitEthernet0/0/0
no ip address
negotiation auto
end
プライマリおよびセカンダリ メディアの設定
プライマリ メディアがダウンしていることを示す通知をルータが受け取ると、セカンダリ フェールオーバー メディアがイネーブルになります。スイッチオーバー後にプライマリ メディアが復旧しても、それはプライマリ メディアに切り替わりません。shut コマンドまたは no shut コマンドを使用するか、またはモジュールをリロードして、メディアタイプをプライマリ(優先)メディアに戻す必要があります。
GE-SFP ポートでプライマリまたはセカンダリ フェールオーバー メディアを割り当てるには、次の手順を実行します。
手順の概要
- configure terminal
- interface gigabitethernet {slot | port}
- media-type rj45 autofailover
- End
手順の詳細
コマンドまたはアクション | 目的 | |
---|---|---|
ステップ 1 |
configure terminal 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 2 |
interface gigabitethernet {slot | port} 例:
|
インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 |
ステップ 3 |
media-type rj45 autofailover 例:
|
自動フェールオーバーのプライマリ メディアとして rj45 を指定してポートを設定します。 |
ステップ 4 |
End 例:
|
グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。 |
例
次に、プライマリ設定の例を示します。
Router(config)# show running interface gigabitethernet 0/0/0
Building configuration...
Current configuration : 102 bytes
!
interface GigabitEthernet0/0/0
no ip address
media-type rj45 auto-failover
negotiation auto
end